JPH10258481A - 紙加工品 - Google Patents

紙加工品

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JPH10258481A
JPH10258481A JP9066549A JP6654997A JPH10258481A JP H10258481 A JPH10258481 A JP H10258481A JP 9066549 A JP9066549 A JP 9066549A JP 6654997 A JP6654997 A JP 6654997A JP H10258481 A JPH10258481 A JP H10258481A
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JP
Japan
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paper
metal foil
adhesive resin
layer
resin
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JP9066549A
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English (en)
Inventor
Yuji Iguchi
裕二 井口
Katsuaki Arai
克明 新井
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属の光沢感に近い独特の風合いを持った、さ
らに各種記録方式のプリンターを用いて印刷が可能な紙
加工品を提供すること。 【解決手段】支持体、接着樹脂層、金属箔、接
着樹脂層、透明紙を順次積層してなる金属光沢紙、あ
るいは該透明紙上に各種記録方式に対応した塗層を設
けた金属光沢紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙加工品に関するも
のであり、その中でも金属の光沢感に近い独特の風合い
を持った、さらに各種記録方式により印刷が可能な紙加
工品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は金属箔を用いた紙加工品に関す
るものである。従来、金属箔、その中でも代表的なアル
ミニウム箔と紙を貼り合わせた紙加工品がガムの包み紙
や清涼飲料水の紙容器の内貼り等に使用されている。こ
れはアルミニウム箔の持つガスバリヤー性や液体バリヤ
ー性のため、内部のガムや清涼飲料水の鮮度が保たれる
からである。
【0003】一方、ファンシー用紙、あるいは包装紙と
して、紙基材に金属箔を貼り合わせられた紙加工品もあ
る。さらに、金属箔貼り合わせ品ではなく、紙自体に金
属蒸着したものや、金属蒸着層を紙に転写した金属光沢
をもった紙加工品もある。これらは、いわゆる金紙、銀
紙といわれるものである。しかし、これら紙加工品は金
属表面、あるいは金色の光沢をだすための着色層が最表
層にあるため、その上に印刷をするには通常の技術では
難しい面があった。また、近年、コンピューター普及の
拡大に伴い周辺機器であるプリンターも大幅に低価格化
し、普及してきつつある。その記録方式もインクジェッ
ト方式を主流に、溶融型熱転写記録方式、昇華型熱転写
記録方式等がある。しかし、前記紙加工品では、金属面
に各種プリンターで画像を印刷し、少し変わったものを
作ろうと思っても、金属表面には溶媒の吸収性が全くな
いため、印刷してもインクが定着せず、全く画像を印刷
することができない。
【0004】また、インクジェット方式、溶融型熱転写
記録方式等で各専用紙に印字を行っても金色、銀色とい
った金属色で画像を印字することはできない。そのた
め、溶融型熱転写記録方式、昇華型熱転写記録方式では
金属色を印字するための専用のインクカートリッジを用
意する必要があった。
【0005】また、紙基材に金属箔を貼り合わせられた
紙加工品を包装紙に使用しても、その金属光沢感が強す
ぎ、余り良い印象を第三者に与えない。その上、すでに
述べたように金属箔上に通常の印刷を行うのも難しい
上、仮に印刷できたとしても下地が金属光沢をもってい
ると印刷されている内容が判読しにくいという問題点が
あった。もちろん、金属光沢は非常に目立ちアイキャッ
チ効果が大きいものの印刷内容が判読できないようでは
問題である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明が解決
しようとする課題は、金属の光沢感に近い独特の風合い
を持った、さらに各種記録方式のプリンターを用いて印
刷が可能な紙加工品を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の紙加工品は金属
箔の上に透明紙が積層されているために、透明紙を通し
て下の金属箔の光沢感が光沢感を押さえたように見え、
独特の風合いをもった表面となる。
【0008】すなわち、支持体、接着樹脂層、金
属箔、接着樹脂層、透明紙を順次積層してなること
を特徴とする金属光沢紙の発明である。
【0009】さらに、支持体、接着樹脂層、金属
箔、接着樹脂層、透明紙、インクジェット記録層
を順次積層してなることを特徴とするインクジェットプ
リンター用金属光沢紙の発明である。
【0010】支持体、接着樹脂層、金属箔、接
着樹脂層、透明紙、溶融型熱転写受像層を順次積層
してなることを特徴とする溶融型熱転写プリンター用金
属光沢紙の発明である。
【0011】支持体、接着樹脂層、金属箔、接
着樹脂層、透明紙、顔料層を順次積層してなること
を特徴とする印刷可能な金属光沢紙の発明である。
【0012】支持体、接着樹脂層、金属箔、接
着樹脂層、透明紙、昇華型熱転写受像層を順次積層
してなることを特徴とする昇華型熱転写プリンター用金
属光沢紙の発明である。
【0013】本発明の紙加工品のうち、透明紙表面にイ
ンクジェット記録層、溶融型熱転写受像層、昇華型熱転
写受像層を設けたものは、それぞれの方式のプリンター
で印刷が可能であり、印刷された画像は透明紙の下に積
層されている金属箔の効果で独特な風合いをもって仕上
がり、見る者に意外な効果を与えることができる。
【0014】さらに、本発明の紙加工品のうち、透明紙
表面に顔料層を設けたものは顔料層に吸油性があるた
め、オフセット印刷、凸版印刷等の一般的な印刷方式で
印刷が可能であり、印刷された画像は透明紙の下に積層
されている金属箔の効果で独特な風合いをもって仕上が
り、見る者に意外な効果を与えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる支持体として
は、上質紙、グラシン紙、キャスト紙、コーテッド紙な
どの通常の天然パルプ紙が使用される。これらは白色で
も、着色されていても良い。当然のことながら、グラシ
ン紙、樹脂含浸紙、タイプライター用紙、コンデンサー
ペーパー、トレーシングペーパー、含浸トレーシングペ
ーパー、和紙、不織布など透明紙も支持体として用いる
ことができる。紙加工品という表現あるいは非不燃物と
いう観点からは外れるが、支持体として合成繊維あるい
は合成樹脂フィルムを擬紙化したいわゆる合成紙、繊維
構造体(織布、編布、不織布)、ガラスファイバーシー
トなど無機質シート、合成樹脂フィルム、ガラス、金属
面、板あるいは合板、積層板などでも使用できるが、当
然ながら印刷のしやすさ、可撓性、折り曲げ適性などの
点が紙加工品とは異なる。これらは着色されていても何
等差し支えない。また、接着樹脂の目止めのためにアン
カー処理などが施されていても差し支えない。支持体の
厚み、透明度、強度、色については特に限定せずに用い
ることができる。
【0016】本発明中、透明度とは、100から不透明
度値を差引いた値として表した。不透明度値とは、JI
S P8138にて測定した不透明度(%)である。厚
みはJIS P8118 紙及び板紙の厚さと密度の試
験方法により測定した値である。
【0017】本発明においては、透明度が70%以上の
紙を透明紙と呼ぶ。本発明に用いられる透明紙は、透明
度が70%以上のものであれば、グラシン紙、樹脂含浸
紙、タイプライター用紙、コンデンサーペーパー、トレ
ーシングペーパー、含浸トレーシングペーパー、不織
布、あるいは和紙など特に制限するものではないが、中
でもトレーシングペーパー、含浸トレーシングペーパ
ー、グラシン紙、あるいは和紙が適している。なお、本
発明で称するトレーシングペーパーとは、ナチュラルト
レペあるいは天然トレペとも称される透明紙のことであ
る。
【0018】透明紙は、透明度が70%以上のものが金
属箔の光沢感を活かす貼合せ材料として適当であり、透
明度が70%より低いと金属箔の光沢、質感を活かせな
いため不適当である。
【0019】ここでいうトレーシングペーパー、あるい
は含浸トレーシングペーパーとは、最新紙加工便覧(テ
ックタイムス編 昭和63年8月20日発行)によると
次のように説明されている。『ナチュラルトレペとは、
製図における原図用紙といえば、トレース作業とジアゾ
コピー作業を考慮したトレーシングペーパーであった。
トレーシングペーパーは透明紙である。なぜ紙は不透明
で白いかというと、一般の上質紙は体積中に50%前後
の空気を含んでいる。微細な空隙の分布とセルロース繊
維と空気の屈折率の違いにより紙は白く見え、不透明に
なる。トレーシングペーパーには、ナチュラルトレペと
含侵トレペの2種類のトレーシングペーパーがある。ナ
チュラルトレペは、パルプ繊維を高度に叩解させて15
〜25%と空隙が少なくなる様に抄造した紙である。そ
れに対して、含浸トレペは一般の上質紙にセルロースと
屈折率の同じ透明化樹脂を含浸させた透明紙であ
る。』、『トレーシングペーパーにおいて事務用には4
0〜60g/m2の薄物品が使用され、設計製図、第二原図
用には55g/m2以上のものが使用されている。
【0020】さらに、新版印刷事典(日本印刷学会編
大蔵省印刷局)の透明紙の項には、『薄くて透明な筆記
用紙の一種。原図を透き写し、バンダイク法・青写真な
どの原稿用に用いる。2種類あって、1)は原料を高度
の粘状に叩解し透明になるようにすいたもの、または薄
紙にカナダバルサム・テレビン油・植物油などの混合物
を塗って透明にした加工紙。2)はコウゾ・ミツマタな
どを用いて流しずき法によって抄造した薄葉和紙。図引
き用紙ともいう。』との記載がある。
【0021】紙パルプ技術便覧(1982年 紙パルプ
技術協会)によれば、『薄葉の総称で、辞典用紙、ライ
スペーパー、タイプ用紙、印刷用紙など用途により種類
多く、坪量は40g/m2以下で、薄葉和紙は20g/m2以下
である。』との記載がある。
【0022】以上の記載を踏まえた上で、便宜上本発明
においては、金属箔の光沢感を活かした貼合せ材料とし
て適当な透明度が70%以上の紙を透明紙と呼ぶ。中で
も、本発明の透明紙は、坪量が10〜45g/m2であるこ
とが好ましい。本発明の透明紙には、木材パルプ、合成
パルプ、填料、サイズ剤、紙力増強剤、染料など、通常
抄紙で用いられる原材料を必要に応じて使用することが
可能である。透明紙自体を着色して用いることは可能で
あるが、着色後の透明度が十分に保たれる着色方法であ
る必要がある。
【0023】透明紙の坪量が10g/m2より小さいと、寸
法安定性が悪くて貼り合わせ時にしわが入りやすく、好
ましくない。また、坪量が45g/m2より大きいと、貼合
わせ後の厚みが厚くなり、最も重要な金属箔の光沢感を
低下させるため好ましくない。
【0024】本発明に用いられる金属箔に用いられる金
属はアルミニウム、金、銀、銅、クロム、インジウム、
錫など特に制限はない。厚みは、特に制限するものでは
ないが、5〜20μm程度が、出来上がった紙加工品の
紙としての風合いを失うことなく好ましい。また、透明
紙側にくる金属箔の面は、光沢面でもマット面でもかま
わない。
【0025】本発明で接着樹脂層を構成する接着樹脂と
しては、一般に紙分野で用いられる接着剤あるいは粘着
剤であれば特に制限はなく、すなわち、用いられる樹脂
としてはゴム系接着樹脂、合成ゴム系接着樹脂、変性ゴ
ム系接着樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂系接着樹脂、ポリウ
レタン樹脂系接着樹脂、ニトロセルロース系接着樹脂、
ポリエステル樹脂系接着樹脂、尿素樹脂系接着樹脂、フ
ェノール樹脂系接着樹脂、メラミン樹脂系接着樹脂、レ
ゾルシノール系接着樹脂、ポリビニルアルコール系接着
樹脂、ケイ酸ソーダ系接着樹脂、エポキシ樹脂系接着樹
脂、シアノアクリル樹脂系接着樹脂、アクリル樹脂系接
着樹脂、シリコーン樹脂系接着樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂系接着樹脂、エチレン・酢酸ビニル系接着樹脂、
ポリアミド樹脂系接着樹脂、脂肪族あるいは芳香族ポリ
ウレタン系接着樹脂、共重合ナイロン系接着樹脂などが
使用されるが、接着強度、耐熱性などからポリウレタン
系接着樹脂が好適に用いられる。接着樹脂の塗布形状も
有機溶剤系、水溶液系、エマルジョン系、無溶剤系、反
応硬化系、あるいはホットメルトタイプであってもさし
つかえない。接着樹脂の硬化方法は自然乾燥、酸化硬
化、加熱硬化、付加重合、縮合重合、加熱乾燥、2液硬
化、あるいは以下に示す放射線硬化であってもさしつか
えない。また、溶融押し出ししたポリエチレンやポリプ
ロピレンなどの熱可塑性樹脂を接着樹脂としても良い。
【0026】本発明において、電子線硬化性樹脂と紫外
線硬化性樹脂をまとめて放射線硬化性樹脂と称する。本
発明で透明接着樹脂層を構成する接着樹脂のひとつとし
て用いられる放射線硬化性樹脂としては、分子末端にま
たは分子側鎖にラジカル重合硬化性の官能基を有する不
飽和ポリエステル、変性不飽和ポリエステル、アクリル
系ポリマーおよびエチレン不飽和結合を有するポリマ
ー、およびモノマーなどが単体でまたは他の溶剤ととも
に使用できる。放射線硬化性の官能基の数によらずに大
きく分類すると以下のように分類できる。
【0027】(1)脂肪族、脂環族、芳香族、芳香脂肪
族の多価アルコール及び(ポリ)アルキレングリコール
の(メタ)アクリレート (2)脂肪族、脂環族、芳香族、芳香脂肪族の多価アル
コールにアルキレンオキサイドを付加させた多価アルコ
ールの(メタ)アクリレート (3)(ポリ)エステル(メタ)アクリレート (4)(ポリ)ウレタン(メタ)アクリレート (5)エポキシ(メタ)アクリレート (6)(ポリ)アミド(メタ)アクリレート (7)(メタ)アクリロイルオキシアルキルリン酸エス
テルおよびその塩 (8)(メタ)アクリロイルオキシ基を側鎖、または末
端に有するビニル系またはジエン系化合物 (9)単官能(メタ)アクリレート、ビニルピロリド
ン、(メタ)アクリロイル化合物 (10)エチレン性不飽和結合を有するシアノ化合物 (11)エチレン性不飽和結合を有するモノあるいはポ
リカルボン酸、およびそれらのアルカリ金属塩、アンモ
ニウム塩、アミン塩など (12)ビニルラクタムおよびポリビニルラクタム化合
物 (13)アクリルアミド化合物 (14)エチレン性不飽和結合を有する(ポリ)エーテ
ルおよびそのエステル (15)エチレン性不飽和結合を有するアルコールのエ
ステル (16)エチレン性不飽和結合を有するポリアルコール
およびそのエステル (17)スチレン、ジビニルベンゼンなど1個以上のエ
チレン性不飽和結合を有する芳香族化合物 (18)(メタ)アクリロイルオキシ基を側鎖、または
末端に有する(ポリ)オルガノシロキサン系化合物 (19)エチレン性不飽和結合を有するシリコーン化合
物 (20)アミノ変性、あるいはカルバメート変性(メ
タ)アクリレート (21)上記(1)〜(20)記載の化合物の多量体あ
るいはオリゴエステル(メタ)アクリレート変性物 これらの樹脂は単独で使用しても良いし、混合して使用
しても良い。
【0028】接着樹脂層を構成する接着樹脂の塗布量は
限定されるものではないが、透明紙と支持体との接着強
度を充分に保ち、かつ金属箔と透明紙との密着性を十分
にする目的から、好ましくは2〜30g/m2の範囲内であ
る。
【0029】接着樹脂の塗布量がこの範囲より小さいと
接着性、密着性が十分でないし、この範囲より多くとも
接着性、密着性の向上に寄与しないばかりか、透明性、
剛性などの点からファンシー性が悪化する場合がある。
金属箔の光沢感を低下させない観点から、接着樹脂層を
構成する接着樹脂は無色あるいは着色されていても良い
ができるだけ透明であることが好ましい。
【0030】本発明において接着樹脂層は金属箔の表裏
に積層されるが、表裏とも同じ接着樹脂、塗布量でも良
いし、接着性に問題がない範囲で表裏の接着樹脂、塗布
量ともに異なっても何ら問題はない。
【0031】本発明で電子線照射性樹脂を硬化する際に
用いる電子線照射は、透過力、硬化力の面から加速電圧
が100〜1000KVであり、より好ましくは、100
〜300KVの電子線加速器を用い、ワンパスの吸収線量
が0.5〜20Mradになるようにすることが好ましい。
加速電圧、あるいは電子線照射量がこの範囲より、低い
と電子線の透過力が低すぎて十分な硬化が行なわれず、
またこの範囲より大きすぎると、エネルギー効率が悪化
するばかりでなく、透明紙、樹脂、添加剤の分解、着
色、紙加工品の強度低下など品質上好ましくない影響が
現われる。
【0032】電子線加速器としては、例えば、エレクト
ロカーテンシステム、スキャンニングタイプ、ダブルス
キャンニングタイプなどの何れでも良い。
【0033】なお、電子線照射に際しては、酸素濃度が
高いと電子線硬化性樹脂の硬化が妨げられるため、窒
素、ヘリウム、二酸化炭素などの不活性ガスによる置換
を行い、酸素濃度を600ppm以下、好ましくは400p
pm以下に抑制した雰囲気中で照射することが好ましい。
【0034】本発明において、必要に応じて放射線硬化
性樹脂を紫外線照射により硬化することができる。用い
る紫外線照射装置としては、例えば、低圧水銀灯、中圧
水銀灯、高圧水銀灯、メタルハライドランプなどがあ
り、オゾン発生の少ないオゾンレスタイプもある。一般
に出力80w/cm以上のランプを複数本並行して使用
する。
【0035】本発明において紫外線照射により硬化を行
う場合に用いられる光開始剤としては、ジおよびトリク
ロロアセトフェノンのようなアセトフェノン類、ベンゾ
フェノン、ミヒラーケトン、ベンジル、ベンゾイン、ベ
ンゾインアルキルエーテル、ベンジルジメチルケター
ル、テトラメチルチウラムモノサルファイド、チオキサ
ントン類、アゾ化合物などがあり、硬化性樹脂の硬化反
応のタイプ、安定性、および紫外線照射装置との適性な
どの観点から選ばれる。光開始剤の使用量は紫外線硬化
性樹脂に対して通常0.1〜5%の範囲である。また、
光開始剤にハイドロキノンのような貯蔵安定剤が併用さ
れる場合もある。
【0036】本発明に用いられる増感剤としては、脂肪
族アミン、芳香族基を含むアミン、窒素複素環化合物、
アリル系尿素、O-トリルチオ尿素、ナトリウムジエチル
ジチオホスフェート、芳香族スルフィン酸の可溶性塩、
N,N-ジ置換ーP-アミノベンゾニトリル系化合物、トリーnー
ブチルホスフィン、ナトリウムジエチルチオホスフェー
ト、ミヒラーケトン、N-ニトロソヒドロキシルアミン誘
導体、オキサゾリン化合物、四塩化炭素、ヘキサクロロ
エタンなどがあり、光開始剤と共用することにより一般
に硬化速度の向上が計れる。
【0037】第二の本発明に係わるインクジェットプリ
ンター用金属光沢紙は、透明紙の表面にインクジェット
記録層が塗設された構成となっており、インクジェット
プリンターを用いて印刷が可能である。インクジェット
記録層を設ける場合、その塗工量は特に限定されるもの
ではないが、あまり少ないと、画像濃度・色彩性・鮮明
性が低く、インクが支持体の面方向に拡散して鳥の羽状
にギザギザしたフェザリングと呼ばれるドット形状の悪
化が発生する。また、あまり塗工量が多いと塗工または
含浸後の乾燥工程における乾燥負荷が高まり、塗工また
は含浸速度の低下に伴う生産性の低下ばかりでなく、高
負荷での乾燥では、インクジェット記録層を構成する塗
被組成物中のバインダーが、蒸発する溶媒と共にインク
ジェット記録層表面に移動して、その表面の空隙量を低
下させるために、記録時に地汚れなどの発生がある。塗
工量の多いインクジェット記録層で生じる問題は、塗被
組成物の濃度や乾燥工程の能力に影響されるが、望まし
くは、1〜10g/m2である。
【0038】本発明に用いられるインクジェット記録層
には、公知の白色顔料を1種以上用いることができる。
例えば、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、カ
オリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸
化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワ
イト、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウ
ム、珪酸マグネシウム、合成非晶質シリカ、コロイダル
シリカ、コロイダルアルミナ、擬ベーマイト、水酸化ア
ルミニウム、アルミナ、リトポン、ゼオライト、加水ハ
ロイサイト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウムな
どの白色無機顔料、スチレン系プラスチックピグメン
ト、アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレ
ン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂などの
有機顔料などが挙げられる。上記の中でも、インクジェ
ット記録層中に主体成分として含有する白色顔料として
は、多孔性無機顔料が好ましく、多孔性合成非晶質シリ
カ、多孔性炭酸マグネシウム、多孔性アルミナなどが挙
げられ、特に細孔容積の大きい多孔性合成非晶質シリカ
が好ましい。
【0039】また、接着剤としては、例えば、ポリビニ
ルアルコール、酢酸ビニル、酸化澱粉、エーテル化澱
粉、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース等のセルロース誘導体、カゼイン、ゼラチン、
大豆蛋白、シリル変性ポリビニルアルコール等;スチレ
ン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタ
ジエン共重合体等の共役ジエン系共重合体ラテックス;
アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルの重合体
又は共重合体、アクリル酸及びメタクリル酸の重合体又
は共重合体等のアクリル系重合体ラテックス;エチレン
酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体ラテックス;或
いはこれらの各種重合体のカルボキシル基等の官能基含
有単量体による官能基変性重合体ラテックス;メラミン
樹脂、尿素樹脂等の熱硬化合成樹脂系等の水性接着剤;
ポリメチルメタクリレート、ポリウレタン樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマ
ー、ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂等の合成樹
脂系接着剤が挙げられ、1種以上で使用される。
【0040】本発明の原紙に、インクジェット記録層を
塗工する方法は、各種ブレードコーター、ロールコータ
ー、エアーナイフコーター、バーコーター、ロッドブレ
ードコーター、ショートドウェルコーター、サイズプレ
スなどの各種装置をオンマシンあるいはオフマシンで用
いることができる。また、塗工後には、マシンカレンダ
ー、TGカレンダー、スーパーカレンダー、ソフトカレ
ンダーなどのカレンダーを用いて仕上げても良い。
【0041】本発明でいうインクとは、下記の着色剤、
液媒体、その他の添加剤からなる記録液体である。
【0042】着色剤としては、直接染料、酸性染料、塩
基性染料、反応性染料あるいは食品用色素などの水溶性
染料が挙げられる。
【0043】インクの溶媒としては、水および水溶性の
各種有機溶剤、例えば、メチルアルコール、エチルアル
コール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコー
ル、tert−ブチルアルコール、イソブチルアルコールな
どの炭素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類;ア
セトン、ジアセトンアルコールなどのケトンまたはケト
ンアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサンなど
のエーテル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコールなどのポリアルキレングリコール類;エチ
レングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリ
コール、トリエチレングリコール、1,2,6−ヘキサント
リオール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、
ジエチレングリコールなどのアルキレン基が2〜6個の
アルキレングリコール類;グリセリン、エチレングリコ
ールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチル(ま
たはエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメ
チルエーテルなどの多価アルコールの低級アルキルエー
テル類などが挙げられる。これらの多くの水溶性有機溶
剤の中でも、ジエチレングリコールなどの多価アルコー
ル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノエチルエーテルなどの多価アル
コールの低級アルキルエーテルが好ましい。その他の添
加剤としては、例えば、pH調節剤、金属封鎖剤、防カ
ビ剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、湿潤剤、界面活性
剤、および防錆剤などが挙げられる。
【0044】第三の本発明に係わる溶融型熱転写プリン
ター用金属光沢紙は、透明紙の表層に溶融型熱転写受像
層を塗設した構成となっており、溶融型熱転写プリンタ
ーを用いて印刷が可能である。溶融型熱転写受像層は、
シリカ、アルミナ、酸化チタン、カオリン、クレー、タ
ルク、酸化亜鉛、硫酸バリウムなどの無機顔料、澱粉
粒、セルロースパウダー、メラミン系樹脂微粒子、グア
ナミン系樹脂微粒子、ウレタン系樹脂微粒子、エポキシ
系樹脂微粒子、シリコーン系樹脂微粒子、ビニル系樹脂
微粒子などの有機顔料、ビニル系樹脂中空微粒子、メラ
ミン系樹脂中空微粒子などの中空顔料、澱粉、カゼイ
ン、ゼラチン、ポリビニルアルコール、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどの水溶
性樹脂、スチレンブタジエン系、アクリル系、酢酸ビニ
ル系などの樹脂エマルション、分散剤、架橋剤、染料、
蛍光剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、界面活性
剤、消泡剤、増粘剤、導電剤などを含む顔料塗工層をグ
ラビアコーター、ロールコーター、ロッドコーター、ダ
イコーター、カーテンコーター、ブレードコーターなど
により塗工し、設けられる。
【0045】また、本発明において、ブロッキング防止
の目的で溶融型熱転写受像層中に離型剤を添加しても良
い。かかる離型剤の具体的な例としては、高級脂肪酸ま
たはそのエステル、アミドまたはその金属塩、セラミッ
クワックス、モンタンワックス、カルナバワックス、ポ
リエチレンワックスなどのワックス類やテフロンパウダ
ー;フッ素系、燐酸エステル系の界面活性剤;シリコー
ンオイルなどが挙げられる。また、シリコーンオイルと
しては、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコー
ン、アルキッド変性シリコーン、ポリエステル変性シリ
コーンなどの変性シリコーンオイルなども使用される。
また、シリコーン化合物として、硬化型のシリコーン化
合物も必要により用いることが出来る。硬化型のシリコ
ーン化合物としては、反応硬化型、電離放射線硬化型、
触媒硬化型などが挙げられる。
【0046】第四の本発明に係わる印刷可能な金属光沢
紙は、透明紙の表面に顔料層が塗設された構成になって
おり、オフセット印刷、グラビア印刷、凸版印刷等の一
般的な印刷方法で印刷することが可能である。該顔料層
は顔料と結着剤から構成される。顔料としては吸油性の
あるものであれば特に制限するものではなく、例えば具
体的にはアルミニウム、亜鉛、マグネシウム、バリウ
ム、チタン等の炭酸塩、酸化物、水酸化物、硫酸塩な
ど、及び天然シリカ、クレー、ゼオライト、カオリン、
焼成カオリン等の粘土類を含む無機系顔料、澱粉、合成
シリカ、スチレン樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、
尿素樹脂等の共重合体を含む有機系顔料から1種又は2
種以上使用される。
【0047】また、結着剤としては、デンプン類、ヒド
ロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロースなどのセルロー
ス誘導体、カゼイン、ゼラチンなどのプロテイン、酸化
デンプン、エステル化合物デンプンなどのサッカロース
の如き水性天然高分子化合物、ポリビニルアルコール、
変性ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リアクリル酸、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸アミ
ド/アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸アミド/
アクリル酸エステル/メタクリル酸3元共重合体、スチ
レン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、ラテック
ス、ポリアクリルアミド、スチレン/無水マレイン酸共
重合体などの如き水溶性合成高分子化合物やラテックス
類、エチレン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩な
どの水溶性接着樹脂、更に、ポリ酢酸ビニル、ポリウレ
タン、ポリアクリル酸エステル、スチレン/ブタジエン
共重合体、アクリロニトリル/ブタジエン共重合体、ア
クリル酸メチル/ブタジエン共重合体、アクリロニトリ
ル/ブタジエン/アクリル酸共重合体、エチレン/酢酸
ビニル共重合体などのラテックスなどが挙げられる。
【0048】その他に、助剤として、ステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸カルシウムなどの高級脂肪酸金属塩、
パラフィン、酸化パラフィン、ポリエチレン、酸化ポリ
エチレン、ステアリン酸アミド、カスターワックスなど
のワックス類、また、ジオクチルスルホコハク酸ナトリ
ウム、スルホン酸変性ポリビニルアルコールなどの分散
剤、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系などの紫
外線吸収剤、更に界面活性剤、蛍光染料、帯電防止材、
増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、消泡剤、離型剤、滑剤、
耐ブロッキング向上剤、粘着付与剤などを必要に応じて
添加することができる。
【0049】該顔料層を透明紙表層に塗設する方法とし
ては、ブレード塗工法、グラビア塗工法、グラビアオフ
セット塗工法、バー塗工法、ロール塗工法、ナイフ塗工
法、エアナイフ塗工法、コンマ塗工法、Uコンマ塗工
法、AKKU塗工法、スムージング塗工法、マイクログ
ラビア塗工法、リバースロール塗工法、4本あるいは5
本ロール塗工法、ディップ塗工法、落下カーテン塗工
法、スライド塗工法、ダイ塗工法、等公知の塗工方法が
利用可能である。
【0050】第五の本発明に係わる昇華型熱転写プリン
ター用金属光沢紙は、透明紙の表面に昇華型熱転写受像
層が塗設された構成となっており、昇華型熱転写プリン
ターを用いて印刷することが可能である。昇華型熱転写
受像層は、支持体上に熱により昇華して移行する染料に
対して染着性を有するものであり、その昇華型熱転写受
像層を構成する染料染着性の結着剤樹脂としては、染料
との相互作用が強く、染料が安定して樹脂中へ拡散し得
るものであればいづれも好適に使用できる。
【0051】例えば、エステル結合を有するものとして
は、ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレン
アクリレート樹脂など;また、ウレタン結合を有するも
のとしては、ポリウレタン樹脂;アミド結合を有するも
のとしては、ポリアミド樹脂(ナイロン);尿素結合を
有するものとしては、尿素樹脂;更に、その他の極性の
高い結合を有するものとしては、ポリカプロラクトン樹
脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロ
ニトリル樹脂などが使用でき、または、上記樹脂の構成
単位の内の1種以上を主成分とする共重合体、例えば、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジエ
ン共重合体などとして使用することもでき、更に、上記
樹脂を単独または2種以上混合して使用することができ
る。
【0052】また、上記の樹脂は、有機溶剤あるいは水
に溶解または乳化分散しエマルションとして、グラビア
コーター、ロールコーター、ロッドコーター、ダイコー
ター、カーテンコーター、ブレードコーター、エアーナ
イフコーター、スライドホッパーなどを使用して中間層
上に塗工することができる。昇華型熱転写受像層の乾燥
塗工量は0.5〜15g/m2の範囲であることが好まし
い。また、必要に応じて中間層上に易接着性処理を施し
て昇華型熱転写受像層との接着性を向上させることもで
きる。
【0053】また、本発明において、ブロッキング防止
の目的で昇華型熱転写受像層中に離型剤を添加しても良
い。かかる離型剤の具体的な例としては、高級脂肪酸ま
たはそのエステル、アミドまたはその金属塩、セラック
ワックス、モンタンワックス、カルナバワックス、ポリ
エチレンワックスなどのワックス類やテフロンパウダ
ー;フッ素系、燐酸エステル系の界面活性剤;シリコー
ンオイルなどが挙げられる。また、シリコーンオイルと
しては、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコー
ン、アルキッド変性シリコーン、ポリエステル変性シリ
コーンなどの変性シリコーンオイルなども使用される。
また、シリコーン化合物として、硬化型のシリコーン化
合物も必要により用いることが出来る。硬化型のシリコ
ーン化合物としては、反応硬化型、電離放射線硬化型、
触媒硬化型などが挙げられる。
【0054】更に、必要に応じて、染料、顔料、湿潤
剤、消泡剤、分散剤、帯電防止剤、蛍光増白剤、紫外線
吸収剤、光安定化剤などの添加剤を昇華型熱転写受像層
中に含有することもできる。特に、顔料に関しては、シ
リカ、アルミナ、酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリ
ン、クレー、酸化亜鉛、硫酸バリウムなどに代表される
無機質粒子を添加することもできる。
【0055】さらに、本発明において透明紙と受像層の
間に、断熱性やクッション性を高めるために必要に応じ
て中間層を設けることができる。断熱性を高めるために
は、例えば、熱膨張性の中空粒子やカプセル状の中空ポ
リマーを含有する中間層を設ける。熱膨張性の中空粒子
には、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体など
の熱可塑性物質を壁材とする中空粒子があり、粒子内部
にプロパン、n−ブタン、イソブタンなどの熱膨張性気
体を含有する中空粒子である。
【0056】中間層を形成するためには、上記の中空粒
子を以下に挙げるバインダー樹脂に混合して用いる。バ
インダー樹脂としては、スチレン・ブタジエン・アクリ
ル共重合体、ポリウレタン、アクリル、塩化ビニル、酢
酸ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルブチラール、アルキド、ポリ
エステル、デンプンなどの樹脂を単独、または2種以上
を混合して用いることができる。
【0057】また、クッション性を高めるためには、例
えば、シリコーンゴム、ブタジエンゴム、スチレン・ブ
タジエンゴム、ハイスチレン・ブタジエンゴム、ブチル
ゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、
アクリルゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム、天然ゴ
ム、クロロスルフォン化ポリエチレン、塩素化ポリエチ
レン、塩素化ブチルゴム、多硫化ゴム、エピクロルヒド
リンゴム、プロピレンオキサイドゴム、エチレン−酢酸
ビニルゴムなどのゴム弾性体を単独、または2種以上を
中間層に添加することができる。
【0058】第2〜5の本発明に係わる金属光沢紙は、
透明紙表面に塗層が塗設されている。そのため、塗層と
透明紙との接着性は強固となる。一般に、透明紙表面で
はなく、金属箔表面に不透明度を上げた塗層を設け、本
発明の金属光沢紙に近いものを作製することも可能であ
るが、金属箔表面では塗層の投錨性が発揮できないた
め、塗層と金属箔との接着強度が弱くなり、ちょっとし
た擦れでも塗層が剥げたりして実用上好ましくない。
【0059】第1の本発明において、支持体、接着
樹脂層、金属箔、接着樹脂層、透明紙が順次積層
されている。そのため、金属箔表面のきらきらした金属
独特の光沢感は透明紙を通すことより弱められ、独特の
風合いとなる。また、透明紙と積層される金属箔の表面
を光沢調とマット調に変えることにより、さらに、透明
紙の坪量を変更することにより、独特の風合いに多くの
バリエーションを持たすことができる。
【0060】第2の本発明において、支持体、接着
樹脂層、金属箔、接着樹脂層、透明紙、インク
ジェット記録層が順次積層されている。そのため、イン
クジェットプリンターで印刷を行ってもインクの定着が
良好で、金属箔に直接印刷することと比べて格段に良好
な画像を得ることができる。
【0061】第3の本発明において、支持体、接着
樹脂層、金属箔、接着樹脂層、透明紙、溶融型
熱転写受像層が順次積層されている。そのため、溶融型
熱転写プリンターでの印刷が可能である。金属箔表面に
直接印刷も可能であるがインクの定着が不良となるた
め、ちょっとした擦れでもインクが脱落してしまう。
【0062】第4の本発明において、支持体、接着
樹脂層、金属箔、接着樹脂層、透明紙、顔料層
が順次積層されている。そのため、金属箔に直接印刷す
るのでは印刷方法、印刷インク等を厳密に選ばなければ
ならないが、透明紙、すなわち紙、それも吸油性の高い
顔料層を設けた上への印刷であるので比較的簡単に通常
印刷を行うことができる。
【0063】第5の本発明において、支持体、接着
樹脂層、金属箔、接着樹脂層、透明紙、昇華型
熱転写受像層が順次積層されている。昇華型熱転写記録
方式では金属箔表面に直接印刷することはできないの
で、本発明は非常に有効である。
【0064】以下に本発明の作用を簡単に述べる。本発
明の金属加工紙においては、金属そのままのきらきらし
た光沢感と異なり、透明紙を透過した和らげられた金属
光沢感を有しており、独特の風合いをもった紙となって
おり、そのまま包装紙、ファンシー用紙等に用いても一
風変わった感じを与える。さらに、各種記録方式で写真
画像を印刷することにより、背景が独特の金属光沢に近
い感じをもった、今までにない風合いを画像にプラスす
ることができ、よりいっそう見る者に感動を与えること
ができ有効である。
【0065】
【実施例】以下に、本発明の実施例をあげて説明する
が、本発明はこれらの例に限定されるものではない。ま
たあ、実施例、及び比較例において「部」及び「%」
は、特に明示しない限り重量部及び重量%を示す。
【0066】実施例1 支持体として坪量30g/m2の上質紙を用意し、接着樹脂
として、エマルジョン型接着剤レジンVP−57(カネ
ボウ・エヌエスシー社製)を用い、ダイレクトグラビア
コーターで乾燥重量が6g/m2となるように塗布、熱風乾
燥し、金属箔として厚さ7μmアルミニウム箔を重ね合
わせ、金属箔貼り合わせ紙を得た。次に、透明紙として
坪量12g/m2、透明度84%のトレーシングペーパーの
片面にエマルジョン型接着剤レジンVP−57(カネボ
ウ・エヌエスシー社製)を用い、ダイレクトグラビアコ
ーターで乾燥重量が10g/m2となるように塗布、熱風乾
燥し、前記金属箔貼り合わせ紙を金属箔が透明紙と重な
るように重ね合わせ、2日間養生して目的とする金属光
沢紙を得た。
【0067】実施例2 支持体として坪量30g/m2の上質紙を用意し、接着樹脂
として、エマルジョン型接着剤レジンVP−57(カネ
ボウ・エヌエスシー社製)を用い、ダイレクトグラビア
コーターで乾燥重量が6g/m2となるように塗布、熱風乾
燥し、金属箔として厚さ7μmアルミニウム箔を重ね合
わせ、金属箔貼り合わせ紙を得た。次に、接着樹脂とし
て、変成アクリル共重合樹脂系のエマルジョン型接着剤
ボンドCE500(コニシ社製)を用い、ロールコータ
ーで乾燥重量が5g/m2となるように塗布、熱風乾燥し、
透明紙として坪量18g/m2、透明度80%のグラシン紙
を重ね合わせ、2日間養生して目的とする金属光沢紙を
得た。
【0068】実施例3 インクジェット記録層組成物として、合成非晶質シリカ
(ファンシールX37B、徳山曹達製)120部、ポリ
ビニルアルコール(PVA117、クラレ製)35部、
カチオン性染料定着剤(スミレーズレジン1001、住
友化学工業製)20部を用い、これを調液し、固形分濃
度15%とした。これをインクジェット記録層組成物と
する。実施例1で作製した金属光沢紙の透明紙面にエア
ーナイフコーターにより乾燥塗工量5.5g/m2となるよ
うにインクジェット記録層組成物を塗工し、乾燥してイ
ンクジェット記録層を形成して本発明のインクジェット
プリンター用金属光沢紙を得た。
【0069】実施例4 実施例2で作製した金属光沢紙の透明紙面にエアーナイ
フコーターにより乾燥塗工量5.5g/m2となるように溶
融型熱転写受像層として濃度10%のポリビニルアルコ
ール水溶液を塗工し、乾燥して溶融型熱転写受像層を形
成して本発明の溶融型熱転写プリンター用金属光沢紙を
得た。
【0070】実施例5 顔料として炭酸カルシウム(奥多摩工業製、タマパール
TP−123)50部、結着剤としてSBRラテックス
(日本合成ゴム製、JSR−0668)75部を混合し
て、固形分35%に調整し、顔料層組成物を作製した。
実施例1で作製した金属光沢紙の透明紙面にエアーナイ
フコーターにより乾燥塗工量15g/m2となるように顔料
層組成物を塗工し、乾燥して顔料層を形成して本発明の
印刷可能な金属光沢紙を得た。
【0071】実施例6 ポリエステルエマルジョン(東洋紡製、バイロナールM
D−1220)60部、ポリエリレンエマルジョン(中
京油脂製、ハイドリンG−314)15部、コロイダル
シリカ(日産化学製、スノーテックスO)25部、界面
活性剤5部からなる昇華型熱転写受像層組成物を固形分
40%で作製した。実施例1で作製した金属光沢紙の透
明紙面にエアーナイフコーターにより乾燥塗工量7g/m2
となるように昇華型熱転写受像層組成物を塗工し、乾燥
して昇華型熱転写受像層を形成して本発明の昇華型熱転
写プリンター用金属光沢紙を得た。
【0072】比較例1 支持体として坪量30g/m2の上質紙(透明度30%)を
用意し、接着樹脂として、エマルジョン型接着剤レジン
VP−57(カネボウ・エヌエスシー社製)を用い、ダ
イレクトグラビアコーターで乾燥重量が6g/m2となるよ
うに塗布、熱風乾燥し、金属箔として厚さ7μmアルミ
ニウム箔を重ね合わせ、金属箔貼り合わせ紙を得、比較
例とした。
【0073】比較例2 実施例1において、透明紙を坪量30g/m2の上質紙に変
更した以外は実施例1と同様にして金属光沢紙を得た。
【0074】比較例3 インクジェット記録層組成物として、合成非晶質シリカ
(ファンシールX37B、徳山曹達製)120部、ポリ
ビニルアルコール(PVA117、クラレ製)35部、
カチオン性染料定着剤(スミレーズレジン1001、住
友化学工業製)20部を用い、これを調液し、固形分濃
度15%とした。これをインクジェット記録層組成物と
する。比較例1で作製した金属箔貼り合わせ紙の金属箔
面にエアーナイフコーターにより乾燥塗工量5.5g/m2
となるようにインクジェット記録層組成物を塗工し、乾
燥してインクジェット記録層を形成して金属光沢紙を得
た。
【0075】比較例4 比較例2で作製した金属箔貼り合わせ紙の金属箔面にエ
アーナイフコーターにより乾燥塗工量5.5g/m2となる
ように溶融型熱転写受像層として濃度10%のポリビニ
ルアルコール水溶液を塗工し、乾燥して溶融型熱転写受
像層を形成して金属光沢紙を得た。
【0076】比較例5 顔料として炭酸カルシウム(奥多摩工業製、タマパール
TP−123)50部、結着剤としてSBRラテックス
(日本合成ゴム製、JSR−0668)75部を混合し
て、固形分35%に調整し、顔料層組成物を作製した。
比較例1で作製した金属箔貼り合わせ紙の金属箔面にエ
アーナイフコーターにより乾燥塗工量15g/m2となるよ
うに顔料層組成物を塗工し、乾燥して顔料層を形成して
金属光沢紙を得た。
【0077】比較例6 ポリエステルエマルジョン(東洋紡製、バイロナールM
D−1220)60部、ポリエリレンエマルジョン(中
京油脂製、ハイドリンG−314)15部、コロイダル
シリカ(日産化学製、スノーテックスO)25部、界面
活性剤5部からなる昇華型熱転写受像層組成物を固形分
40%で作製した。比較例1で作製した金属箔貼り合わ
せ紙の金属箔面にエアーナイフコーターで乾燥塗工量7
g/m2となるように昇華型熱転写受像層組成物を塗工し、
乾燥して昇華型熱転写受像層を形成して金属光沢紙を得
た。
【0078】〈試験方法〉 1)風合い 得られた紙加工品を目視で観察し風合いを判定した。金
属そのままの光沢感がなく、柔らかい金属光沢感が比較
的均一に見られるものを風合いが優、金属光沢感は柔ら
かいものの風合いのムラが大きすぎるものを風合いが
並、金属のきらきらした光沢そのままのもの、あるいは
金属光沢感らしきものが見られないものを風合いが劣と
判定した。
【0079】2)耐擦性 得られた紙加工品の印字面を黒い布でこすり、耐擦性を
判定した。黒い布に全く付着物がないものを耐擦性が
優、わずかに付着物があるものを耐擦性が並、かなりの
付着物があるものを耐擦性が劣と判定した。
【0080】3)表面強度 得られた紙加工品の印字面に長さ5cmのセロテープを
貼り付けた後、ゆっくりと剥がしセロテープへの付着物
の量で判定する。剥がしたセロテープを黒紙に貼り付
け、セロテープの付着物の白さをマクベス濃度計で測定
した。値が大きいほど表面強度は良好であり、具体的に
は値が1.2程度あれば十分な表面強度を有していると
判断できる。
【0081】4)印刷性 各紙加工品にあった印刷方法で印刷を行った。すなわ
ち、インクジェット記録層を塗設した実施例3,比較例
3についてはカラーインクジェットプリンター(MJ−
800C:エプソン製)を用いて印刷し、溶融型熱転写
受像層を塗設した実施例4、比較例4については溶融型
熱転写プリンター(MD−4000J:アルプス電気
製)を用いて印刷した。さらに、顔料層を塗設した実施
例5,比較例5については、オフセット印刷を行った。
また、昇華型熱転写受像層を塗設した実施例6,比較例
6については、昇華型熱転写プリンター(SU3−11
C4H:三菱電気)を用いて印刷を行った。実施例1,
2,及び比較例1,2については、以上4種類の印刷方
法全てを行い、総合的に判定した。印刷後、印刷部をル
ーペで観察し、印刷部に全くニジミがなく、シャープさ
を有するものを印字性が優、非常に少量のニジミがあり
注意してみれば先鋭さを損なっていると見られる場合を
印字性が良、ややシャープさにかけるが十分に画像が鮮
明でいる場合を印字性が並、ニジミが発生し、印刷性に
劣る場合を印字性が劣で判定した。
【0082】5)印刷定着性 印刷性の評価と同様にして実施例、比較例で作製した紙
加工品に印刷を行った後、白いガーゼで印刷部を擦り、
判定した。ガーゼに全くインク等が付着することなく、
印字部に擦れが見られないものを印刷定着性が優、ガー
ゼがわずかに汚れているか、または印字部にわずかなか
すれが見られるものを印刷定着性が並、ガーゼがかなり
汚れたり、または印字部が剥げてしまうほどかすれてい
るものを印刷定着性が劣と判定した。
【0083】
【表1】
【0084】評価:表から明らかなように、実施例1〜
6の本発明の金属光沢紙は金属の光沢感そのままとは異
なり独特の風合いをもったものとなっている。比較例3
〜6のように金属箔表面に塗層を設けても金属箔に吸液
性がないため、はじいたり、塗層厚みが不均一になりか
なりムラのある風合いとなってしまい好ましくない。ま
た、金属箔に吸液性がないことより塗層と金属箔表面と
の接着強度が弱く簡単に塗層剥がれを起こしてしまう。
また、比較例1のように金属箔表面に印刷を行うのでは
インクを全く金属箔が吸収しないため、表面はかなり目
立ったものになるものの簡単に印刷部が剥げてしまう。
金属箔表面に塗層を設けた比較例3〜6でも金属箔への
インク等の吸収性がないためか、透明紙表面に塗層を設
けた実施例3〜6の本発明の金属光沢紙より印刷性、印
刷定着性ともに劣ったものとなってしまった。一方、透
明紙の代わりに上質紙を用いた比較例3では、上質紙の
不透明度が高すぎるためか見た目に金属らしさが全く見
られなくなり、風合いが劣ったものとなった。
【0085】
【発明の効果】本発明の金属光沢紙は、その表面に独特
の風合いを持ち、さらに各種のプリンターに対応できる
ことより、その風合いを生かした各種画像が形成でき、
見る者に意外な効果を与えることができて非常に有効な
ものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体、接着樹脂層、金属箔、
    接着樹脂層、透明紙を順次積層してなることを特徴と
    する金属光沢紙。
  2. 【請求項2】 支持体、接着樹脂層、金属箔、
    接着樹脂層、透明紙、インクジェット記録層を順次
    積層してなることを特徴とするインクジェットプリンタ
    ー用金属光沢紙。
  3. 【請求項3】 支持体、接着樹脂層、金属箔、
    接着樹脂層、透明紙、溶融型熱転写受像層を順次積
    層してなることを特徴とする溶融型熱転写プリンター用
    金属光沢紙。
  4. 【請求項4】 支持体、接着樹脂層、金属箔、
    接着樹脂層、透明紙、顔料層を順次積層してなるこ
    とを特徴とする印刷可能な金属光沢紙。
  5. 【請求項5】 支持体、接着樹脂層、金属箔、
    接着樹脂層、透明紙、昇華型熱転写受像層を順次積
    層してなることを特徴とする昇華型熱転写プリンター用
    金属光沢紙。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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