JPH10258088A - キャタピラ - Google Patents

キャタピラ

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Publication number
JPH10258088A
JPH10258088A JP9084654A JP8465497A JPH10258088A JP H10258088 A JPH10258088 A JP H10258088A JP 9084654 A JP9084654 A JP 9084654A JP 8465497 A JP8465497 A JP 8465497A JP H10258088 A JPH10258088 A JP H10258088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
caterpillar
belt
protrusion
head
projection
Prior art date
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Pending
Application number
JP9084654A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Fujita
孝治 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOKUSAI KOEKI KK
Corona Kogyo Corp
Original Assignee
KOKUSAI KOEKI KK
Corona Kogyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOKUSAI KOEKI KK, Corona Kogyo Corp filed Critical KOKUSAI KOEKI KK
Priority to JP9084654A priority Critical patent/JPH10258088A/ja
Publication of JPH10258088A publication Critical patent/JPH10258088A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に車いすに取り付ける駆動装置のキャタピ
ラにおいて、キャタピラの突起と階段面との接触面積を
大きくして安全性を確保すると共に、キャタピラを曲が
りやすくして駆動歯車の径を小さくし、装置の小型化を
実現する。 【解決手段】 外周面にプラスチック製の滑り止めの突
起を有するキャタピラであって、当該突起の側面形状に
おいて、その基端の左右にベルトに接続されていない離
隔部を設けたことを特徴とするキャタピラである。した
がって、突起の基端の幅に対してベルトに接続されてい
る部分の幅が小さくなり、突起の幅を広く確保できる割
にキャタピラは曲がりやすいものとなり、駆動歯車の径
を大きくする必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラスチック製
のキャタピラに関するが、特に車いすに取り付けてこれ
を電動で走行させることのできるキャタピラとして用い
て好適なものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、米国特許第5335741号に
示されるように、車いすの車輪の外側に取り付けて電動
で走行できるようにする、プラスチック製のキャタピラ
を有する走行装置が提案されている。このような装置
は、特に、階段の登り降りや凹凸の激しい路面など、車
いすを人力で走行させることが困難な場所での走行を可
能とするものである。このような装置に装着されている
キャタピラは、図4に示すように、滑り止めのためにキ
ャタピラ30の外周面に台形状(側面形状)の突起31
が形成されている。この突起31は、キャタピラ30の
ほぼ全幅にわたって形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のキャタピラ外周
面の突起は、単に台形状に形成されていたので、図4に
示されるように、階段の登り降りにおいて、突起と階段
面とが接触する面積がきわめて小さく、滑りやすかっ
た。台形の底辺の幅を広くして側面の角度を緩くすれば
接触面積が増大して安全性が向上するのであるが、キャ
タピラの剛性が増して曲がりにくいものとなるから、キ
ャタピラを巻き付ける駆動歯車の径を大きくしなければ
ならず、装置が大型化して重量や必要な電力が増大する
という問題がある。
【0004】本発明は、このような問題を解決するもの
で、キャタピラの突起と階段面との接触面積を大きくし
て安全性を確保すると共に、キャタピラを曲がりやすく
して駆動歯車の径を小さくし、装置の小型化を実現する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、外周面にプラ
スチック製の滑り止めの突起を有するキャタピラであっ
て、当該突起の側面形状において、その基端の左右にベ
ルトに接続されていない離隔部を設けたことを特徴とす
るキャタピラである。したがって、突起の基端の幅に対
してベルトに接続されている部分の幅が小さくなり、突
起の幅を広く確保できる割にキャタピラは曲がりやすい
ものとなり、駆動歯車の径を大きくする必要がない。
【0006】突起の基端側に幅広の裾部を、先端側に頭
部を形成し、裾部の側面がベルト面となす角度が頭部の
側面がなす角度よりも小さくなるようにすると、頭部及
び裾部の両側がたいへん変形しやすくなるので、突起が
階段面とどのような角度で接しても、頭部と裾部が追従
変形することで接触面積を確保でき、安全性が向上す
る。また、平地走行時に方向転換をするときも、突起の
頭部が変形しやすいので容易に方向転換をすることがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明す
る。図1は実施例のキャタピラ1の部分側面図、図2は
階段の登り降りにおけるキャタピラ1の説明図である。
【0008】キャタピラ1はケブラーで補強されたポリ
ウレタン製で、内周面には駆動歯車と噛み合うための歯
9が、外周面には滑り止めのための突起3がキャタピラ
1のほぼ全幅にわたって形成されている。図1に示すよ
うに、突起3はその側面形状において、裾部4と頭部5
を有する。裾部4の基端の中央部はベルト2と溶接によ
り接続されている接続部7、左右両側はベルト2と接続
されていない離隔部6となっている。接続部の両側には
溝8が形成され、突起3をより変形しやすいものとして
いる。
【0009】裾部4の側面4aは頭部5の側面5aと比
較して、ベルト2面となす角度が小さくなっている。し
たがって、頭部5はたいへん変形しやすい形状となって
いる。また、離隔部6の作用で、裾部4の両側もたいへ
ん変形しやすい形状となっている。
【0010】突起3は、図2に示されるように、1つの
突起だけが階段面10に接触しているときでも最大荷重
を支えることができるように設計されている。突起3が
階段面と接触する場合、裾部4と頭部5が変形し、階段
面10との接触面積を大きく確保できるので、滑りにく
く安全である。これは、階段の角度がどのような角度で
あっても、すなわち、どのような角度で階段面と接触し
ても同じことがいえる。また、突起3の頭部5が変形し
やすいので、平地走行時に方向転換を容易にすることが
できる。
【0011】図3は他の実施例に関する。(A)の突起
11は上記の実施例と同様に裾部12と頭部13を有す
るが、頭部13の先端の両側に突出部14を有する。突
出部14はきわめて変形しやすいから、階段面との接触
において、突出部が追従変形して階段面と接触し、更に
滑りにくくなる。(B)の突起15は、やはり裾部1
6、頭部17、突出部18を有し、これらの各部分は突
起11の場合と同様に作用するが、各部分の側面は曲線
となっている。このように、各部分の境目は必ずしも明
確である必要はない。(C)の突起19も裾部20、頭
部21、突出部22を有し、これらの各部分は突起1
1、15の場合と同様に作用する。(B)と(C)の突
出部18、22の先端は鋭角的に尖っているので、一層
変形しやすくなっている。
【0012】本発明において、キャタピラの材質は実施
例に限るものではなく、他のプラスチック材料としても
よい。突起は溶接によりベルトに接続するものに限ら
ず、ベルトと一体に成形することも可能である。また、
突起は必ずしもキャタピラの全幅にわたって設けられて
いる必要はない。
【0013】
【発明の効果】本発明のキャタピラは、その突起の基端
の左右にベルトに接続されていない離隔部を設けたの
で、突起の基端の幅に対してベルトに接続されている部
分の幅が小さくなり、突起の幅を広く確保できる割にキ
ャタピラは曲がりやすいものとなり、階段の登り降りに
際して滑りにくく安全性を向上しながら、駆動歯車の径
を大きくする必要がないから駆動装置の大型化の必要が
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のキャタピラ1の部分側面図である。
【図2】キャタピラ1の階段の登り降りの際の説明図で
ある。
【図3】実施例のキャタピラの突起11、15、19の
説明図である。
【図4】従来のキャタピラ30の階段の登り降りの際の
説明図である。
【符号の説明】
1 キャタピラ 2 ベルト 3 突起 4 裾部 5 頭部 6 離隔部 7 接続部 8 溝 9 歯 10 階段面 11 突起 12 裾部 13 頭部 14 突出部 15 突起 16 裾部 17 頭部 18 突出部 19 突起 20 裾部 21 頭部 22 突出部 30 キャタピラ 31 突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面にプラスチック製の滑り止めの突
    起を有するキャタピラであって、当該突起の側面形状に
    おいて、当該突起の基端の左右にベルトに接続されてい
    ない離隔部を設けたことを特徴とするキャタピラ
  2. 【請求項2】 請求項1のキャタピラにおいて、突起の
    側面形状において、突起の基端側に幅広の裾部が、先端
    側に頭部があり、裾部の側面がベルト面となす角度が頭
    部の側面がなす角度よりも小さくなっていることを特徴
    とするキャタピラ
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のキャタピラにおいて、
    突起の側面形状において、突起のベルトと接続されてい
    る接続部の両側に溝を設けたことを特徴とするキャタピ
JP9084654A 1997-03-19 1997-03-19 キャタピラ Pending JPH10258088A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9084654A JPH10258088A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 キャタピラ

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JP9084654A JPH10258088A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 キャタピラ

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JPH10258088A true JPH10258088A (ja) 1998-09-29

Family

ID=13836712

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9084654A Pending JPH10258088A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 キャタピラ

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JP (1) JPH10258088A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011207413A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Sumitomo Rubber Ind Ltd 弾性クローラとこれを用いたクローラ式走行装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011207413A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Sumitomo Rubber Ind Ltd 弾性クローラとこれを用いたクローラ式走行装置

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