JPH10258078A - 粘着性冷却組成物及びその製法 - Google Patents
粘着性冷却組成物及びその製法Info
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Abstract
効果に優れるゲル状の粘着性冷却組成物及びその製造方
法の提供。 【解決手段】ポリアクリル酸類、多価金属類及び水を含
有する組成物であって、含水率が該組成物100重量部
あたり75〜95重量部であり、気泡成分を実質的に含
有しないことを特徴とする粘着性冷却組成物、該粘着性
冷却組成物がシート状に成形されてなるシート状粘着性
冷却剤、粘着性冷却組成物の各成分を混合・溶解する工
程と脱気処理工程とを含む方法であって、両工程の操作
が(1)水溶液脱気処理し該溶液に各成分を混合・溶解す
る方法、(2)水溶液を脱気しながら各成分を混合・溶解
する方法、又は(3)水溶液に各成分を混合・溶解した後
に脱気処理をする方法のいずれかの方法で行われること
を特徴とする粘着性冷却組成物の製造方法。
Description
のに直接又は間接的に貼り、水の潜熱を利用して対象物
を冷却する粘着性冷却組成物及びその製造法に関する。
レングリコール(PEG)やポリエチレンオキサイド
(PEO)、ポリビニルアルコール(PVA)、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリル酸及び
その塩、カルボキシビニルポリマー(CVP)を架橋し
たゲル状のものや水溶液などが用いられている。
ンなどのフィルムで上記基剤を密封したもの、又はゲル
状基剤を不織布などの基布に塗布しパップ剤様に仕上げ
たものなどがあるが、近年、接着・固定性、使用簡便
性、吸熱性等の観点から後者のパップ剤タイプのものの
需要が増えつつある。
は、自己保形性、粘着性を保持しながら含水率を高める
ことが困難であり、その結果冷却効果を高められないと
いう問題があった。
その製造に際して各成分組成物が均一に撹拌・混練され
ないとわらびもち状の塊が生じるという問題がある。こ
のため、従来では基剤の分散密度を低くするために、分
散剤として多価アルコールなどの有機溶剤をある一定以
上配合する方法が採用されている。
物が得られるという利点はあるものの、多価アルコール
配合分、含水率が低下してしまい、冷却効果の高い冷却
剤が製造できないという問題があった。
に鑑みて開発されたもので、水分を多量にかつ安定的に
含有し、冷却・保冷効果に優れるゲル状の粘着性冷却組
成物を提供することを目的とする。
しても刺激性がなく安全に適用でき、またそれ自体が粘
着性を有しているため他の粘着テープ等の補助材を使用
することなく簡便に被着体に貼付できる。また、直接皮
膚等の被着体に貼付した場合でも被着体に残渣を残すこ
となく剥離することができる点で有用である。
造方法を提供することを目的とする。
却基剤として含むシート状の粘着性冷却剤を提供するこ
とを目的とする。
リル酸類、多価金属類等と水溶液との混合時に発生する
わらびもち状の塊の発生を防止して、均一なゲル状組成
物を得るべく研究を重ねていたところ、水溶液中に含ま
れる気泡を除去して水溶液の容積を小さくすることによ
って撹拌混練効率が向上し、各成分が水溶液に均一に分
散できることを見出した。
来用いられていた多価アルコール等の溶媒系の水溶液に
対する配合割合がかなり小さくても分散効率がよく、か
かる溶媒系がなくても均一で、かつ実質上気泡成分を含
有しないゲル状組成物が得られることを見出した。
の溶媒系が必須でなく且つ気泡を包含しないということ
は、その分粘着性冷却組成物に多くの水分を含めること
ができるということである。つまり、本発明者は、上記
知見に基づいて、従来製法及び組成の両面から困難であ
った組成物中の含水率の向上を一挙に改善でき、冷却効
果に優れる粘着性冷却組成物の開発に至ったのである。
粘着性冷却組成物である。
水を含有する組成物であって、含水率が該組成物100
重量部あたり75〜95重量部であり、気泡成分を実質
的に含有しないことを特徴とする粘着性冷却組成物。
(1)記載の粘着性冷却組成物。
(1)または(2)記載の粘着性冷却組成物。
エチレンジアミン四酢酸又はそれらの塩の少なくとも1
種を含有する(1)乃至(3)のいずれかに記載の粘着
性冷却組成物。
溶解する工程と脱気処理工程とを含む方法であって、
(i)水若しくは溶液を脱気処理し、該脱気溶液に各成分
を混合・溶解する方法、(ii)水若しくは溶液を脱気しな
がら各成分を混合・溶解する方法、又は(iii)水若しく
は溶液に各成分を混合・溶解した後に脱気処理をする方
法のいずれかの方法で製造される(1)乃至(4)のい
ずれかに記載の粘着性冷却組成物。
すシート状粘着性冷却剤である。
記載の粘着性冷却組成物がシート状に成形されてなるシ
ート状粘着性冷却剤。
記載の粘着性冷却組成物の層が、シート状の透湿性基材
に積層されてなるシート状粘着性冷却剤。
のいずれかに記載の粘着性冷却組成物の製造方法であ
る。
る工程と脱気処理工程とを含む方法であって、両工程の
操作が、(i)水若しくは溶液を脱気処理し、該脱気溶液
に各成分を混合・溶解する方法、(ii)水若しくは溶液を
脱気しながら各成分を混合・溶解する方法、又は(iii)
水若しくは溶液に各成分を混合・溶解した後に脱気処理
をする方法のいずれかの方法で行われることを特徴とす
る粘着性冷却組成物の製造方法。
は、少なくともポリアクリル酸類、多価金属類及び水を
含有する組成物であって、含水率が該組成物100重量
部あたり75〜95重量部であり、気泡成分を実質的に
含有しないことを特徴とするものである。
ル酸のみならずその塩を包含する趣旨で用いられる。
ては、直鎖状又は分枝状の別を問わず、またその分子量
も特に制限されないが、通常分子量1万〜1000万の
ものが用いられる。ゲル強度を高めてより多くの水分を
安定的に保持させるという観点からは、特に100万〜
700万の分子量のものが望ましい。
リル酸を重合して得られる重合体のほか、カルボキシビ
ニルポリマー(カルポポール(登録商標))等のアクリ
ル酸重合体を一部架橋したものも好適に使用し得る。
ないが、好適にはポリアクリル酸ナトリウム、ポリアク
リル酸カリウムなどのポリアクリル酸の一価金属塩、ポ
リアクリル酸モノエタノールアミン、ポリアクリル酸ジ
エタノールアミン、ポリアクリル酸トリエタノールアミ
ン等のポリアクリル酸のアミン類、ポリアクリル酸のア
ンモニウム塩等が例示される。これらは単独で使用して
もよいし、2種以上組み合わせて用いることもできる。
より好ましくは、ナトリウム塩である。
塩は、それぞれ単独で使用しても、またそれらを組み合
わせて用いることもできる。分子量が100万以上のポ
リアクリル酸は一般的に入手が困難であることから、ポ
リアクリル酸とポリアクリル酸の塩(例えば、ナトリウ
ム塩)を併用して用いる方が望ましい。但し、将来分子
量100万以上のポリアクリル酸の入手が容易になれ
ば、この限りではない。
併用する場合のそれらの配合比は、平均分子量が200
万以上、好適には400万以上になるように調整されれ
ば特に制限されないが、具体的には0:10〜9:1
(重量比)好ましくは2:1〜1:2(重量比)の割合
が例示される。
リアクリル酸及び/又はポリアクリル酸の塩の配合量
は、通常1〜20重量部、好ましくは3〜10重量部で
ある。
属、その塩及び多価金属化合物を広く包含する趣旨で用
いられる。
あって上記ポリアクリル酸又はポリアクリル酸の塩を架
橋せしめるものであれば特に制限されず、また一種のみ
ならず二種以上を組み合わせて使用することもできる。
鉛、カドミウム、アルミニウム、チタン、マンガン、コ
バルト、ニッケルなどの多価金属、それらの塩又はそれ
らの化合物が例示されるが、皮膚に対する安全性、生産
性、ゲル特性の観点からより好ましくはアルミニウム、
マグネシウム、カルシウム又はそれらの化合物であり、
とりわけアルミニウム化合物が望ましい。
的には水酸化アルミニウムのような水酸化物、あるいは
塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、酢酸アルミニウ
ム、ステアリン酸アルミニウムのような無機酸又は有機
酸の正塩、もしくはそれらの塩基性塩、アルミニウムみ
ょうばんのような複塩、アルミン酸ナトリウムのような
アルミン酸塩、無機性アルミニウム錯塩及び有機性アル
ミニウムキレート化合物などが例示される。これらのア
ルミニウム化合物は、水溶性、難溶性の別を問わない。
対するこれらの多価金属類の配合量は、通常0.01〜
10重量部、好ましくは0.05〜1重量部、より好ま
しくは0.1〜0.5重量部である。
加えて水成分を含有するものであり、その含水率が標準
状態で、最終組成物100重量部あたり75〜95重量
部、好ましくは80〜90重量部、より好ましくは80
〜85重量部であることを特徴とする。
水分を徐々に蒸発させる放湿性を有している。このた
め、水分蒸発の際の蒸発潜熱が奪われることに基づい
て、該組成物は常に室温より低い温度を保ち、またこれ
を貼付した場合は被着体から気化潜熱の形で熱を奪って
該被着体を冷却することができる。このように、該組成
物中に含まれる水分は冷却作用の本源であることから、
その含有量は多ければ多いほど冷却効果に優れる。後述
の実験例1に示すように、本発明の含水率の高い冷却組
成物は含水率の低い組成物と比較して、冷却効果のうち
特に急冷効果に優れ、急冷を目的とする場合にとりわけ
有効である。
成分を実質的に含有しないことを特徴とする。
性ゲル状を呈するため、気泡成分をかみやすいが、この
ような気泡成分の含有は、一定容積あたりの組成物に含
ませることのできる水分含有量を低下させることにな
る。従って、前述する本発明組成物の高含水率の実現
は、組成物が気泡を実質的に含有しないことを要因の一
つとするものである。
気泡そのものの他、気泡を形成する気体をも広く意味す
る。
は、気泡を含まないか含んでいても微量であることを意
味するが、具体的には目視により気泡の存在が認められ
ず、冷却剤等の加工後のゲル表面に破泡痕が見られず、
更に加工後のゲル裁断面にも気泡痕が見られない状態の
ことを意味する。
含有するものであればよいが、さらに多価アルコールを
含んでいてもよい。かかる多価アルコールは、ポリアク
リル酸又はその塩等の分散媒として有用な他、l−メン
トール等の油性成分を水に分散・乳化させるときのバイ
ンダーにもなり、さらに湿潤性の付与、使用感向上に寄
与する。
等の形状及び分子量等によって特に制限されず、被着体
(冷却対象体)又は被着物(冷却対象物)に対して安全
なものであれば通常使用されるもののいずれをも使用す
ることができる。具体的にはグリセリン、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ブチレングリコール、等が例示され、中でもグリセリ
ン、プロピレングリコール、ブチレングリコールが好適
に挙げられる。
100重量部当たり、0〜30重量部、好ましくは10
〜20重量部の範囲から適宜選択して用いられる。
ロース誘導体を含有していてもよい。
トン流体を示す本発明の組成物の加工性を良好にし、ゲ
ルの安定化を向上させ、また粘度の調整を簡便にする点
で有用である。
制限されないが、具体的には、カルボキシメチルセルロ
ースのアルカリ金属塩、ヒドロキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、メチルセルロース等が挙げられ、これらを1種
又は2種以上組み合わせて用いることもできる。好適に
は、カルボキシメチルセルロース(以下、CMCともい
う。)が挙げられる。
物100重量部当たり、0.01〜10重量部、好まし
くは0.1〜5重量部の範囲から適宜選択して用いられ
る。
酒石酸、クエン酸、リン酸、エチレンジアミン四酢酸又
はそれらの塩の少なくとも1種を含有していてもよい。
記各成分に加えて必要に応じて、更に防腐剤、ハッカ油
やl−メントールなどの香料、保湿剤、刺激剤、除菌
剤、抗菌剤等を配合することができる。
を混合・溶解する工程と脱気処理工程とを含む方法を用
いて製造される。
に制限されることなく、各成分を混合・溶解する前の水
若しくは水溶液に対して脱気処理を行ってもよいし、ま
た水若しくは水溶液を脱気しながら該溶液中に各成分を
添加・混合してもよいし、さらには水若しくは水溶液と
各成分とを混合・溶解した後に得られた溶液を脱気処理
してもよい。揮発蒸発成分配合の観点からは、予め脱気
処理した水若しくは水溶液に各成分を添加・配合する方
法が好ましい。
物、処理段階などに応じて種々選択できるが、処理組成
物の安全性を考慮し、また溶媒系の分散密度を上げない
という点から、好ましくはメッシュ濾過脱気又は真空脱
気等の物理的処理による脱気であり、中でも効率の良さ
から真空脱気が好ましい。
た密閉真空法によって行われる。
に制限はなく、常法に従って行うことができるが、好ま
しくは、二軸の万能混練機、二軸のプラネタリーミキサ
ーまたはそれらと同等機によって行うことが望ましい。
かかる製造機によれば、低粘度域から高粘度域に亘る広
い域での撹拌が可能で、水系に溶媒系を添加した際に生
じる粘度の急上昇にも十分対応できる。また、ゲル形成
時もしくは形成後に撹拌混練によってゲルを破壊するこ
とがない点でも有利である。
0重量部あたり75部重量部以上という高い含水率で水
分を有することができ、吸熱効果に優れるものである。
の水分を安定的に保持することができ、このため圧縮し
ても含有水分を滲出することがないうえ、95重量部と
いう高含水率であっても、稠度の低下により流動状態に
なるということがなく、この点で自己保形性に優れると
いう特性を有している。また、高い含水状態であっても
適度な弾力性を有しかつ強い粘着性を有しており、この
点で適用対象又は貼着場所等を選ばないという特徴を有
する。
でき、しかも被着体に剥がし残りを残さず、また安全性
が高いという点で有用である。
上記粘着性冷却組成物を一定形態に成形してなる粘着性
冷却剤を提供する。
携帯、保管等の面からシート状が好ましい。かかるシー
ト状の冷却剤は、上記ゲル状の組成物をシート状に展延
することによって製造することができる。
記ゲル状の組成物がシート状の透湿性基材に塗布・展延
されてなる形態、言い換えれば、上記粘着性冷却組成物
からなる層がシート状透湿性基材に積層されてなる形態
を有していることが好ましい。
冷却組成物を担持できるものであって、該ゲル状粘着性
冷却組成物の放湿性を妨げないように適度な透湿性を有
するものであれば特に制限はなく、種々の織布、不織布
及びフィルム等を使用することができる。
場合、その素材は特に制限されないが、具体的には綿、
麻、羊毛などの天然繊維、レーヨン、アセテート等のセ
ルロース系繊維、ナイロン、ビニロン、スチロール、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレ
ート、アクリル等の合成繊維、綿、麻、毛等の天然繊維
等が挙げられる。
の素材は特に制限されないが、具体的にはスチロール、
ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレン等が挙げられる。
成物の放湿性を妨げない限りにおいて特に制限はない
が、使用感、貼付部位への馴染み易さ等の観点から、通
常1〜1000μ、好ましくは10〜500μである。
た場合に貼着部位の外形状になじむように、適度な伸縮
性を有することが好ましい。
積層されてなる粘着性冷却組成物の厚みは特に制限され
ないが、使用感、吸熱量等の観点から、通常10〜1
0,000μ、好ましくは500〜5,000μである。
は、粘着性冷却組成物、又は粘着性冷却組成物及び透湿
性基材とからなるが、取り扱い性や衛生上の観点から、
更に必要に応じて、使用時に剥離除去される剥離フィル
ムを粘着性冷却組成物の表面に積層しておくこともでき
る。
ル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、塩化ビ
ニル、ポリエチレンテレフタレートなどを使用すること
ができる。
外形状についても特に制限されず、適用対象、貼着場所
等に応じて適宜選択・調製することができる。
ト状冷却剤は、前述のように調製される粘着性冷却組成
物を用いて、従来公知の方法に従って製造することがで
き、例えば本発明組成物を剥離シートの上に均一に展延
塗布し、その上に支持体を重ねる方法が挙げられる。こ
の場合、より一層強度に定着させるために該積層物をロ
ーラーによって加圧することもできる。
るだけでなく目元、アゴ、脚部、足部等の火照りの冷
却、打撲や捻挫の際の応急的な冷却剤、筋肉痛時の鎮痛
・鎮静補助剤として、またスポーツ後の筋肉のクールダ
ウンのために使用することができ、また手間がかからず
直ちに使用できる点、またディスポーザブル的な使用が
できる点で有用である。
及び実験例を用いて具体的に説明するが、本発明はこれ
らに何ら限定されるものではない。
した。
を混合し、1の中に撹拌混練しながら粉塊(ダマ)を作
らないように添加する。
泡成分が実質上なくなるまで任意の時間、撹拌混練を行
う。
て気泡成分を観察することができず、その裁断面にも気
泡痕は認められなかった。
した。
真空脱泡を行う。
ウムを混合し、1の中に撹拌混練しながら粉塊(ダマ)
を作らないように添加する。
泡成分が実質上なくなるまで任意の時間、撹拌混練を行
う。
て気泡成分を観察することができず、その裁断面にも気
泡痕は認められなかった。
した。
ウム、濃グリセリンを入れ、均一に分散させる。
を、1の中に徐々に撹拌混練しながら加える。
分が実質上なくなるまで任意の時間撹拌混練を行う。
て気泡成分を観察することができず、その裁断面にも気
泡痕は認められなかった。
ネル、不織布又は布の上にそれぞれ展延し、適当な大き
さに裁断してアルミニウム製の袋の中に密封してシート
状の粘着性冷却剤を調製した。
て気泡成分を観察することができず、その裁断面にも気
泡痕は認められなかった。
は、実施例3と各組成及び調製法を同一にして、粘着性
組成物を調製した。
て気泡成分が観察され、かつゲル表面に破泡痕が見ら
れ、裁断面には気泡痕が確認された。
て3cm×3cmに裁断して本発明のシート状粘着性冷
却剤を調製し、さらに比較対照品として比較例1で調製
された比較対照組成物を用いてこれと同様に調製した。
板に貼付し、該温熱板を一定温度(37℃)に保つため
の必要な熱量を経時的に測定した。本発明品の結果を図
1Aに、比較対照品の結果を図1Bに示す。この結果か
ら、含水率の大きい本発明品の方が、急冷効果に優れる
ことが判明した。
に貼付して、該額部分の降下温度を測定してその平均値
を求めた。結果を表1に示す。
効果、冷却持続性に優れていることが認められた。
A)及び比較対照剤(図中、B)の消費熱量を測定した
結果を示す図である。横軸は測定時間(時間)を、縦軸
は温熱板を37℃に一定に保つために必要な熱量(×1
0-4)(cal/cm2・sec・℃)を示す。
Claims (8)
- 【請求項1】ポリアクリル酸類、多価金属類及び水を含
有する組成物であって、含水率が該組成物100重量部
あたり75〜95重量部であり、気泡成分を実質的に含
有しないことを特徴とする粘着性冷却組成物。 - 【請求項2】更に多価アルコールを含有する請求項1記
載の粘着性冷却組成物。 - 【請求項3】更にセルロース誘導体を含有する請求項1
または2記載の粘着性冷却組成物。 - 【請求項4】更に、酒石酸、クエン酸、リン酸、エチレ
ンジアミン四酢酸又はそれらの塩の少なくとも1種を含
有する請求項1乃至3のいずれかに記載の粘着性冷却組
成物。 - 【請求項5】粘着性冷却組成物の各成分を混合・溶解す
る工程と脱気処理工程とを含む方法であって、(1)水
若しくは溶液を脱気処理し、該脱気溶液に各成分を混合
・溶解する方法、(2)水若しくは溶液を脱気しながら
各成分を混合・溶解する方法、又は(3)水若しくは溶
液に各成分を混合・溶解した後に脱気処理をする方法の
いずれかの方法で製造される、請求項1乃至4のいずれ
かに記載の粘着性冷却組成物。 - 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載の粘着性
冷却組成物がシート状に成形されてなるシート状粘着性
冷却剤。 - 【請求項7】請求項1乃至5のいずれかに記載の粘着性
冷却組成物の層が、シート状の透湿性基材に積層されて
なる請求項6記載のシート状粘着性冷却剤。 - 【請求項8】 粘着性冷却組成物の各成分を混合・溶解
する工程と脱気処理工程とを含む方法であって、両工程
の操作が(1)水若しくは溶液を脱気処理し、該脱気溶
液に各成分を混合・溶解する方法、(2)水若しくは溶
液を脱気しながら各成分を混合・溶解する方法、又は
(3)水若しくは溶液に各成分を混合・溶解した後に脱
気処理をする方法のいずれかの方法で行われることを特
徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の粘着性冷却
組成物の製造方法。
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