JPH10257658A - 断路機能付ケーブルヘッド、ガス絶縁スイッチギヤ - Google Patents

断路機能付ケーブルヘッド、ガス絶縁スイッチギヤ

Info

Publication number
JPH10257658A
JPH10257658A JP9056159A JP5615997A JPH10257658A JP H10257658 A JPH10257658 A JP H10257658A JP 9056159 A JP9056159 A JP 9056159A JP 5615997 A JP5615997 A JP 5615997A JP H10257658 A JPH10257658 A JP H10257658A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
conductor
cavity
sealed
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9056159A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Miyagawa
勝 宮川
Tetsuo Yoshida
哲雄 吉田
Osamu Sakaguchi
修 阪口
Akira Sato
章 佐藤
Kazuhito Horikiri
和仁 堀切
Katsuyuki Ueda
勝之 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP9056159A priority Critical patent/JPH10257658A/ja
Publication of JPH10257658A publication Critical patent/JPH10257658A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】密閉形電気機器の現地AC耐電圧試験前にケー
ブルを接続しても、密閉形電気機器側全てに現地AC耐
電圧試験ができるケーブルヘッドを得る。 【解決手段】一方が密閉形電気機器に収納される収納機
器側へ接続され、他方が密閉形電気機器側断路部に接続
される密閉形電気機器側導体と、一方がケーブル挿入部
に接続され、他方がケーブル側断路部に接続されるケー
ブル側導体とを有し、これらが絶縁体内に埋設される断
路機能付ケーブルヘッドにおいて、前記絶縁体に前記ケ
ーブル挿入部とは別にそれぞれ設けられた密閉形電気機
器側課電端子挿入部およびケーブル側課電端子挿入部
と、前記絶縁体内に設けられ、一方が前記密閉形電気機
器側課電端子挿入部に連通する第1の空洞部及び前記ケ
ーブル側課電端子挿入部に連通する第2の空洞部を有す
る課電部導体とを備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉形電気機器と
ケーブルを接続する断路機能付ケーブルヘッド、これを
使用したガス絶縁スイッチギヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の断路機能付ケーブルヘッドの一例
について、図9から図11を引用して説明する。図9
は、変圧器とその高圧側の系統を示し、図10は、図9
の系統の側断面図を示したもので、ガス絶縁スイッチギ
ヤ101と、ガス又は油絶縁変圧器102と、これを接
続する接続管103から構成されている。
【0003】ガス絶縁スイッチギヤ101には、DC断
路ケーブルヘッド106が取付けられケーブル104が
接続され、このケーブル104には運転時や事故時の電
流を検出するための変流器105が取付けられている。
【0004】ガス絶縁スイッチギヤ101の内部には、
図示しないSF6 ガスが充填されると共に、電圧検出器
107、ケーブル接地装置108、断路器109、遮断
器110、母線接地装置111およびスイッチギヤ側ス
ペーサ113aが収納され、導体112により図9に示
すように電気的に接続されている。
【0005】ガス又は油絶縁変圧器102の内部には、
図示しないSF6 ガス又は油が充填されると共に、変圧
器側スペーサ113bと変圧器巻線115が収納されて
いる。ガス絶縁スイッチギヤ101とガス又は油絶縁変
圧器102は接続管103により接続され、この接続管
103の中に母線114が収納され、母線114の端部
はスペーサ113aと113bにより貫通支持され、か
つ該導体112ならびに変圧器巻線115と電気的に接
続されている。
【0006】以上の構成の電源設備においては、主回路
が全て密閉されているため、工場および現地での電気試
験を行うため、ガス絶縁スイッチギヤ101に取付けら
れたDC断路機能付ケーブルヘッド106に課電端子挿
入部106aが設けられている。
【0007】このような構成のものにおいて、AC耐電
圧試験とDC耐電圧試験を行うには、以下のように行
う。すなわち、ガス絶縁スイッチギヤ101、ガス又は
油絶縁変圧器102および接続管103を据付後、ケー
ブル104をケーブル挿入部106eに挿入してケーブ
ル側導体106dに接続する前に、例えば絶縁栓を挿着
する。そして、課電端子挿入部106aに図示しない耐
圧試験用ケーブルを挿入してDC断路部106bに接続
して、ガス絶縁スイッチギヤ101からガス又は油絶縁
変圧器102までのAC耐電圧試験を行う。
【0008】AC耐電圧試験を行った後、ケーブル挿入
部106eに設けられている絶縁栓を取り外し、ケーブ
ル104をケーブル挿入部106eに挿入すると共に、
ケーブル側導体106dに接続し、DC断路部106b
から図示しないスイッチギヤ側導体106cとケーブル
側導体106dを電気的に接続している導体を課電端子
挿入部106aから図示しない工具を使用して取外し、
この代わりに図示しない絶縁栓を挿着し、ガス絶縁スイ
ッチギヤ101とケーブル104を電気的に絶縁し、課
電端子挿入部106aに図示しない耐電圧試験用ケーブ
ルの課電端子106atを挿入し、ケーブル側導体10
6dに接続することでケーブル104のDC耐電圧試験
を行うことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】最近の電源設備工事に
おいては、工期の短縮から、ガス絶縁スイッチギヤ10
1の現地AC耐電圧試験の前にケーブル104の工事を
行ってしまうことがある。この場合、ガス絶縁スイッチ
ギヤ101の現地AC耐電圧試験は、接続管103を取
外し、これに現地AC耐電圧試験用治具を接続し、断路
器109を開放し断路器ブレード109bまで課電する
ことになる。このような試験手順の場合、接続管103
の取付取外しなどのロスが発生するほか、ガス絶縁スイ
ッチギヤ101の断路器固定接触子109aからDC断
路機能付ケーブルヘッド106のDC断路部106bま
での間の主回路および接続管103の中の母線114に
現地AC耐電圧を印加することができないなどの課題が
あった。
【0010】本発明の目的は、密閉形電気機器の現地A
C耐電圧試験前にケーブルを接続しても、密閉形電気機
器側全てに現地AC耐電圧試験ができる断路機能付ケー
ブルヘッド、ガス絶縁スイッチギヤを提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、一方が密閉形電気機器
に収納される収納機器側へ接続され、他方が密閉形電気
機器側断路部に接続される密閉形電気機器側導体と、一
方がケーブル挿入部に接続され、他方がケーブル側断路
部に接続されるケーブル側導体とを有し、これらが絶縁
体内に埋設される断路機能付ケーブルヘッドにおいて、
前記絶縁体に前記ケーブル挿入部とは別にそれぞれ設け
られた密閉形電気機器側課電端子挿入部およびケーブル
側課電端子挿入部と、前記絶縁体内に設けられ、一方が
前記密閉形電気機器側課電端子挿入部に連通する第1の
空洞部及び前記ケーブル側課電端子挿入部に連通する第
2の空洞部を有する課電部導体とを備えたことを特徴と
する断路機能付ケーブルヘッドである。
【0012】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、前記ケーブル側導体は前記密閉形電気機器
側課電端子挿入部並びに前記課電部導体の第1の空洞部
に対して直線上に配置され、前記密閉形電気機器側導体
は前記ケーブル側課電端子挿入部並びに前記課電部導体
の第2の空洞部に対して直線上に配置されたことを特徴
とする請求項1記載の断路機能付ケーブルヘッドであ
る。
【0013】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、前記密閉形電気機器側課電端子挿入部、前
記課電部導体の第1の空洞部の直径は前記密閉形電気機
器側課電端子挿入部から前記ケーブル側導体に向かって
小さくなり、第2の空洞部の直径は前記ケーブル側課電
端子挿入部から前記密閉形電気機器側導体に向かって小
さくなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
の断路機能付ケーブルヘッドである。
【0014】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、前記密閉形電気機器側導体と前記ケーブル
側導体は互いに直交する配置とし、前記課電部導体の有
する空洞部の一つが前記密閉形電気機器側導体およびこ
の密閉形電気機器側導体と前記課電部導体との空洞部と
同軸上にあり、前記課電部導体の有するもう一方の空洞
部が前記ケーブル側導体およびこのケーブル側導体と前
記課電部導体との空洞部と同軸上にあることを特徴とす
る請求項1〜3のいずれかに記載の断路機能付ケーブル
ヘッドである。
【0015】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明は、前記密閉形電気機器側導体と前記ケーブル
側導体は互いに直交する配置とし、前記課電部導体の有
する空洞部の一つが前記密閉形電気機器側導体およびこ
の密閉形電気機器側導体と前記課電部導体との空洞部と
同軸上にあり、前記課電部導体の有するもう一方の空洞
部が、前記空洞部の軸に対しケーブル側導体と反対側に
約45°の角度にあることを特徴とする請求項1〜3の
いずれかに記載の断路機能付ケーブルヘッドである。
【0016】前記目的を達成するため、請求項6に対応
する発明は、前記密閉形電気機器側導体と前記課電部導
体の間に形成する前記密閉形電気機器側断路部の挿入さ
れる挿入空間の形状と、前記ケーブル側導体と前記課電
部導体の間に形成するケーブル側断路部の挿入される挿
入空間の形状を同一とし、かつ前記課電部導体にある第
1および第2の空洞部の形状を同一としたことを特徴と
する請求項1〜5のいずれかに記載の断路機能付ケーブ
ルヘッドである。
【0017】前記目的を達成するため、請求項7に対応
する発明は、前記密閉形電気機器側導体と前記課電部導
体の間に配置される前記密閉形電気機器側断路部を取外
した状態で、該断路部挿入空間に絶縁栓を挿着又はSF
6 ガスを封入し、ケーブルの現地DC耐電圧値に耐えら
れる絶縁構成とし、前記ケーブル側導体と前記課電部導
体の間に配置される前記ケーブル側断路部を取外した状
態で、該断路部挿入空間に絶縁栓を挿着又はSF6 ガス
を封入し、密閉形電気機器の現地AC耐電圧値に耐えら
れる絶縁構成とし、前記課電部導体にある前記第1およ
び第2の空洞部に絶縁栓を挿着又はSF6 ガスを封入
し、ケーブルおよび密閉形電気機器のAC、インパルス
等の耐電圧値に耐えられる構成としたことを特徴とする
請求項1〜5のいずれかに記載の断路機能付ケーブルヘ
ッドである。
【0018】前記目的を達成するため、請求項8に対応
する発明は、前記課電部導体が有する空洞部に絶縁栓を
挿入またはSF6 ガスを封入することで前記密閉形電気
機器の運転電圧と前記ケーブルの現地DC耐電圧の突き
合わせ耐電圧に耐えられる絶縁構成とし、前記課電部導
体が有する空洞部に絶縁栓を挿着又はSF6 ガスを封入
し、前記ケーブルおよび前記密閉形電気機器のAC、イ
ンパルス等の耐電圧に耐えられる絶縁構成としたことを
特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の断路機能付
ケーブルヘッドである。
【0019】前記目的を達成するため、請求項9に対応
する発明は、箱体内に収納された機器に一方が接続さ
れ、他方が密閉形電気機器側断路部に接続される密閉形
電気機器側導体と、一方がケーブル挿入部に接続され、
他方がケーブル側断路部に接続されるケーブル側導体と
を有し、これらが絶縁体内に埋設される絶縁体内に埋設
された断路機能付ケーブルヘッドが背面側、天井側又は
正面側のいずれかに気密に取付けられたガス絶縁スイッ
チギヤにおいて、前記断路機能付ケーブルヘッドの箱体
外側の絶縁体に設けられたケーブル挿入部、密閉形電気
機器側課電端子挿入部及びケーブル側課電端子挿入部
と、前記絶縁体内に設けられ、一方が前記密閉形電気機
器側課電端子挿入部に連通する第1の空洞部及び前記ケ
ーブル側課電端子挿入部に連通する第2の空洞部を有す
る課電部導体とを備えたことを特徴するガス絶縁スイッ
チギヤである。
【0020】請求項1〜9のいずれかに記載の発明によ
れば、密閉形電気機器にケーブルを接続した後でも密閉
形電気機器の現地AC耐電圧試験を密閉形電気機器の全
ての主回路に対して行うことができると共に、ケーブル
の引込方向に左右されることなく前面保守形の電気機器
とすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。 <第1の実施形態>図1は第1の実施形態を説明するた
めの系統図であり、ガス又は油絶縁変圧器2とその高圧
側ガス絶縁スイッチギヤ2の系統を示し、図2は図1の
系統の側断面図を示している。
【0022】全体の構成は、図9および図10に示す従
来技術とほぼ同一であり、異なる点は、ケーブル側課電
端子6atとは別に新たにスイッチギャ側課電端子6b
tとして使用できるように構成した点であり、これ以外
の構成の同一である。すなわち、ガス絶縁スイッチギヤ
1と、ガス又は油絶縁変圧器2と、これを接続する接続
管3から構成されている。
【0023】ガス絶縁スイッチギヤ1には、両端断路機
能付ケーブルヘッド6が取付けられケーブル4が接続さ
れ、このケーブル4には運転時や事故時の電流を検出す
るための変流器5が取付けられている。
【0024】ガス絶縁スイッチギヤ1の内部には、図示
しないSF6 ガスが充填されると共に、検電装置7、ケ
ーブル接地装置8、断路器9、遮断器10、母線接地装
置11およびスイッチギヤ側スペーサ13aが収納さ
れ、これらは導体12により図のように電気的に接続さ
れている。
【0025】ガス又は油絶縁変圧器2の内部には、図示
しないSF6 ガスが充填されると共に、変圧器側スペー
サ13bと変圧器巻線15が収納されれている。そし
て、ガス絶縁スイッチギヤ1とガス又は油絶縁変圧器2
は接続管3により接続され、この接続管3の中に母線1
4が収納され、母線14の端部はスペーサ13aと13
bにより貫通支持され、かつ該導体12ならびに変圧器
巻線15と電気的に接続されている。
【0026】図3は両端断路機能付ケーブルヘッド6の
断面図であり、これはエポキシ樹脂等の固体絶縁材料か
らなる絶縁体6iと、絶縁体6iの内部に埋設されるス
イッチギャ側断路部6cと、課電部導体6fと、スイッ
チギャ側導体6eと、ケーブル側導体6gと、ケーブル
側断路部6dからなっている。
【0027】絶縁体6iは、断面ほぼT字状であって、
この中心部には課電部導体6fが埋設されている。この
課電部導体6は変形した立方体状であって、この中心部
に断面十字状の空洞6fa、すなわち課電部導体6の6
壁面のうちの対向する上下の2壁面を貫通する第1の空
洞6fa1と、また他の対向する左右の2壁面を貫通す
る第2の空洞6fa2が形成され、両空洞6fa1,6
fa2が立体交差した形状の空洞6faが形成されてい
る。
【0028】また、絶縁体6iの垂直方向の下端部に
は、前記第1の空洞6fa1と連通し、かつ断面ほぼ台
円錐形状の穴からなるケーブル挿入部6hが形成され、
また絶縁体6iのケーブル挿入部6hの反対側の上端部
には前記第1の空洞6fa1と連通し、かつ断面ほぼ台
円錐形状の穴からなるスイッチギヤ側課電端子挿入部6
bが形成され、さらに絶縁体6iの右側端部には前記第
2の空洞6fa2と連通し、かつ断面ほぼ台円錐形状の
穴からなるケーブル側課電端子挿入部6aが形成されて
いる。各挿入部6a,6b,6hはいずも外周面側の開
口部の直径が絶縁体6iの中心部に比べて大きくなるよ
うに形成されている。また、絶縁体6iの左側端部に
は、前記第2の空洞6fa2と連通するように、先端部
に断面ほぼ円錐形の接続部を有するスイッチギャ側導体
6eが埋設されている。
【0029】そして、前記第1の空洞6fa1とケーブ
ル挿入部6hの連通部であって、絶縁体6iに断面円錐
形状のケーブル接続導体6gならびに断面円錐形状のケ
ーブル側断路部6dが埋設されている。また、前記第2
の空洞6fa2とスイッチギャ側導体6eの連通部であ
って、絶縁体6iに断面円錐形状のケーブル側断路部6
dが埋設されている。
【0030】なお、前記スイッチギヤ側課電端子挿入部
6bの最小直径は、ケーブル側断路部6dの最大直径よ
り大きく、しかも第1の空洞部6fa1の直径はスイッ
チギヤ側課電端子挿入部6b側からケーブル側断路部6
dに向かうに従って徐々に小さくなるように形成されて
いる。前記ケーブル側課電端子挿入部6aの最小直径
は、スイッチギャ側断路部6cの最大直径より大きく、
しかも第2の空洞部6fa2の直径はケーブル側課電端
子挿入部6a側からスイッチギャ側断路部6cに向かう
に従って徐々に小さくなるように形成されている。
【0031】このような構成の両端断路機能付ケーブル
ヘッド6を、ガス絶縁スイッチギヤ1に取付ける、具体
的には絶縁体6iに形成されている取付部をガス絶縁ス
イッチギヤ1の盤壁に取付けられる。
【0032】以上述べた実施形態によれば、図1に示す
ように単線結線上、ケーブル側課電端子6atとスイッ
チギヤ側課電端子6btの両端に断路部ができ、ケーブ
ル4のDC耐電圧を実施する時はスイッチギヤ側断路部
6cを取外し、図示しない絶縁栓またはSF6 ガスを封
入することでガス絶縁スイッチギヤ1の主回路とケーブ
ル4を両端断路機能付ケーブルヘッド6の中で電気的に
絶縁される。この状態で、ケーブル側課電端子挿入部6
aに図示しない試験用ケーブルを挿入し、課電部導体6
fに電気的に接続することでガス絶縁スイッチギヤ1に
DC電圧を印加せずにケーブル4のDC耐電圧試験を行
うことができる。
【0033】同様にケーブル側断路部6dを断路するこ
とで、ケーブル4とは無関係にガス絶縁スイッチギヤ1
に現地AC耐電圧を印加でき、従来のように断路器10
9を開路する必要もないので、断路器固定接触子9aか
ら両端断路機能付ケーブルヘッド6までの間の主回路お
よび、接続管3の中の母線14についても試験できるよ
うになり、更に現地組立作業のロスもなくすことができ
る。
【0034】<第2の実施形態>図4は第2の実施形態
を説明するための図で、図4(a)はケーブル上引込み
のスイッチギヤの概略側断面図であり、図4(b)はケ
ーブル上部側面引込みのスイッチギヤの概略側断面図で
あり、図4(c)はケーブル上部正面引込みのスイッチ
ギヤの概略側断面図である。
【0035】具体的には、ガス絶縁スイッチギヤ1の背
面側に接続管3を介してガス又は油絶縁変圧器2が接続
された電源設備において、ケーブル4が上部引込みの場
合、ケーブル4が上部側面引込みの場合およびケーブル
4が上部正面引込みの場合を示したものであり、いずれ
の場合においても両端断路機能付ケーブルヘッド6を用
いてケーブルを引き込め、かつ、ケーブルのDC耐圧お
よび電源設備のAC耐電圧試験を行うだけの作業スペー
スを確保しつつ、電源設備の据付スペースを拡大するこ
となく構成することができる。
【0036】<第3の実施形態>図5は、角度付両端断
路機能付ケーブルヘッド17の断面図である。基本的な
構成は図3の両端断路ケーブルヘッド6とほぼ同じであ
るが、次の点が構成で異っている。すなわち、スイッチ
ギヤ側導体17eとケーブル側導体17gは互いに直交
し、スイッチギヤ側導体17eとスイッチギヤ側断路部
17cおよびケーブル側課電端子挿入部17aは同軸上
にある。そして、ケーブル側導体17gとケーブル挿入
部17hおよびケーブル側断路部17dは同軸上にある
が、スイッチギヤ側課電端子挿入部17bがケーブル側
課電端子挿入部17aの軸に対しケーブル挿入部17h
と反対の方向に約45°の角度にある構成となってい
る。
【0037】このような構成とすることで、スイッチギ
ヤ側課電端子挿入部17bからのケーブル側断路部17
dからの図示しない接続導体や図示しない絶縁栓の着脱
および図示しないAC耐電圧試験ケーブルの接続が、ケ
ーブル側課電端子挿入部17aと同じ方向から作業する
ことができる。
【0038】これにより図6に示すように、角度付両端
断路機能付ケーブルヘッド17を前面保守形ガス絶縁ス
イッチギヤ1aの前面側から取付けることができ、背面
の作業スペースが不要となるため、ガス又は油絶縁変圧
器2と前面保守形ガス絶縁スイッチギヤ1aの距離を短
かくでき、この間を接続する管を短尺接続管3aとする
ことができ、この部分を安価にすることができると共に
ガス絶縁スイッチギヤと変圧器を含めた電源設備の据付
面積を小さくすることができる。このことから用地代金
を含めたトータルのコストを安価にすることができる。
【0039】<第4の実施形態>図7は両端断路機能付
ケーブルヘッド6の断面図であり、図3の両端断路機能
付ケーブルヘッド6と構成は全く同じであるが、図3の
ケーブル課電端子挿入部6aに対応する部分にケーブル
側課電端子挿入部6jを設け、また図3のスイッチギャ
側課電端子挿入部6bに対応する部分に断路作業口6k
を設けた点のみが異なる。
【0040】このように構成したものにおいて、スイッ
チギヤ側導体6eとスイッチギヤ側断路部6cと同軸上
にあるケーブル側課電端子挿入部6jをケーブルのDC
耐電圧とスイッチギヤのAC耐電圧の両方の耐電圧試験
時の試験ケーブル接続用として使用し、ケーブル側導体
6gと、ケーブル挿入部6hおよびケーブル側断路部6
dと同軸上にある断路作業口6kを試験用ケーブル接続
としては用いずに、ケーブル側断路部6dの図示しない
接続導体や図示しない絶縁栓の着脱作業のみに用いる。
【0041】これにより断路作業口6k側のケーブルヘ
ッド外部に必要なスペースは接続導体および絶縁栓の着
脱作業スペースのみとなり、耐電圧試験ケーブルの着脱
スペースが不要となる。
【0042】このため、図8に示すように前面保守形ガ
ス絶縁スイッチギヤ1aの前面側から両端断路機能付ケ
ーブルヘッド6を取付けることができ、背面の作業スペ
ースが不要となる。この結果、ガス又は油絶縁変圧器2
と前記保守形ガス絶縁スイッチギヤ1aの距離を短くで
き、この間を接続する管を短尺接続管3aとすることが
でき、この部分を安価にすることができると共にガス絶
縁スイッチギヤ1aと変圧器2を含めた電源設備の据付
面積を小さくすることができる。このことから用地代金
を含めたトータルコストを安価にでき、保守面を前面の
みとすることで保守性を向上することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、密閉形電気機器にケー
ブルを接続した後でも密閉形電気機器の現地AC耐電圧
試験を密閉形電気機器の全ての主回路に対して行うこと
ができると共に、ケーブルの引込方向に左右されること
なく前面保守形の電気機器とすることができ、保守性の
向上と電源設備全体の据付面積の縮小化により経済性を
向上できる断路機能付ケーブルヘッド、ガス絶縁スイッ
チギヤを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断路機能付ケーブルヘッドの第1の実
施形態を使用した電源設備の系統図。
【図2】図1に系統図の電源設備の側断面図。
【図3】図1の両端断路機能付ケーブルヘッドを拡大し
て示す断面図。
【図4】本発明の断路機能付ケーブルヘッドの第2の実
施形態を使用したガス絶縁スイッチギャを説明するため
の側断面図。
【図5】本発明の断路機能付ケーブルヘッドの第3の実
施形態を拡大して示す断面図。
【図6】図5の断路機能付ケーブルヘッドをガス絶縁ス
イッチギャに組み込んだ状態を示す側断面図。
【図7】本発明の断路機能付ケーブルヘッドの第4の実
施形態を拡大して示す断面図。
【図8】図7の断路機能付ケーブルヘッドを取付けた前
面保守形スイッチギヤに組み込んだ状態を示す側断面
図。
【図9】従来の電源設備の一例を示す系統図。
【図10】図9の電源設備の側断面図。
【図11】図9の断路機能付ケーブルヘッドを拡大して
示す断面図。
【符号の説明】
1…ガス絶縁スイッチギヤ 2…ガス又は油絶縁変圧器 6,17…両端断路付ケーブルヘッド 6a,17a…ケーブル側課電端子挿入部 6b,17b,…スイッチギャ側課電端子挿入部 6c,17c…スイッチギヤ側断路部 6d,17d…ケーブル側断路部 6e,17e…スイッチギャ側導体 6f,17f…課電部導体 6g,17g…ケーブル側導体 6h,17h…ケーブル挿入部 6i,17i…絶縁体 6j…ケーブル側課電端子挿入部 6k…断路作業口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 章 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 堀切 和仁 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 上田 勝之 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方が密閉形電気機器に収納される収納
    機器側へ接続され、他方が密閉形電気機器側断路部に接
    続される密閉形電気機器側導体と、一方がケーブル挿入
    部に接続され、他方がケーブル側断路部に接続されるケ
    ーブル側導体とを有し、これらが絶縁体内に埋設される
    断路機能付ケーブルヘッドにおいて、 前記絶縁体に前記ケーブル挿入部とは別にそれぞれ設け
    られた密閉形電気機器側課電端子挿入部およびケーブル
    側課電端子挿入部と、 前記絶縁体内に設けられ、一方が前記密閉形電気機器側
    課電端子挿入部に連通する第1の空洞部及び前記ケーブ
    ル側課電端子挿入部に連通する第2の空洞部を有する課
    電部導体とを備えたことを特徴とする断路機能付ケーブ
    ルヘッド。
  2. 【請求項2】 前記ケーブル側導体は前記密閉形電気機
    器側課電端子挿入部並びに前記課電部導体の第1の空洞
    部に対して直線上に配置され、前記密閉形電気機器側導
    体は前記ケーブル側課電端子挿入部並びに前記課電部導
    体の第2の空洞部に対して直線上に配置されたことを特
    徴とする請求項1記載の断路機能付ケーブルヘッド。
  3. 【請求項3】 前記密閉形電気機器側課電端子挿入部、
    前記課電部導体の第1の空洞部の直径は前記密閉形電気
    機器側課電端子挿入部から前記ケーブル側導体に向かっ
    て小さくなり、第2の空洞部の直径は前記ケーブル側課
    電端子挿入部から前記密閉形電気機器側導体に向かって
    小さくなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の断路機能付ケーブルヘッド。
  4. 【請求項4】 前記密閉形電気機器側導体と前記ケーブ
    ル側導体は互いに直交する配置とし、前記課電部導体の
    有する空洞部の一つが前記密閉形電気機器側導体および
    この密閉形電気機器側導体と前記課電部導体との空洞部
    と同軸上にあり、前記課電部導体の有するもう一方の空
    洞部が前記ケーブル側導体およびこのケーブル側導体と
    前記課電部導体との空洞部と同軸上にあることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の断路機能付ケーブ
    ルヘッド。
  5. 【請求項5】 前記密閉形電気機器側導体と前記ケーブ
    ル側導体は互いに直交する配置とし、前記課電部導体の
    有する空洞部の一つが前記密閉形電気機器側導体および
    この密閉形電気機器側導体と前記課電部導体との空洞部
    と同軸上にあり、前記課電部導体の有するもう一方の空
    洞部が、前記空洞部の軸に対しケーブル側導体と反対側
    に約45°の角度にあることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の断路機能付ケーブルヘッド。
  6. 【請求項6】 前記密閉形電気機器側導体と前記課電部
    導体の間に形成する前記密閉形電気機器側断路部の挿入
    される挿入空間の形状と、前記ケーブル側導体と前記課
    電部導体の間に形成するケーブル側断路部の挿入される
    挿入空間の形状を同一とし、かつ前記課電部導体にある
    第1および第2の空洞部の形状を同一としたことを特徴
    とする請求項1〜5のいずれかに記載の断路機能付ケー
    ブルヘッド。
  7. 【請求項7】 前記密閉形電気機器側導体と前記課電部
    導体の間に配置される前記密閉形電気機器側断路部を取
    外した状態で、該断路部挿入空間に絶縁栓を挿着又はS
    6 ガスを封入し、ケーブルの現地DC耐電圧値に耐え
    られる絶縁構成とし、前記ケーブル側導体と前記課電部
    導体の間に配置される前記ケーブル側断路部を取外した
    状態で、該断路部挿入空間に絶縁栓を挿着又はSF6
    スを封入し、密閉形電気機器の現地AC耐電圧値に耐え
    られる絶縁構成とし、前記課電部導体にある前記第1お
    よび第2の空洞部に絶縁栓を挿着又はSF6 ガスを封入
    し、ケーブルおよび密閉形電気機器のAC、インパルス
    等の耐電圧値に耐えられる構成としたことを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の断路機能付ケーブルヘ
    ッド。
  8. 【請求項8】 前記課電部導体が有する空洞部に絶縁栓
    を挿入またはSF6ガスを封入することで前記密閉形電
    気機器の運転電圧と前記ケーブルの現地DC耐電圧の突
    き合わせ耐電圧に耐えられる絶縁構成とし、前記課電部
    導体が有する空洞部に絶縁栓を挿着又はSF6 ガスを封
    入し、前記ケーブルおよび前記密閉形電気機器のAC、
    インパルス等の耐電圧に耐えられる絶縁構成としたこと
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の断路機能
    付ケーブルヘッド。
  9. 【請求項9】 箱体内に収納された機器に一方が接続さ
    れ、他方が密閉形電気機器側断路部に接続される密閉形
    電気機器側導体と、一方がケーブル挿入部に接続され、
    他方がケーブル側断路部に接続されるケーブル側導体と
    を有し、これらが絶縁体内に埋設される絶縁体内に埋設
    された断路機能付ケーブルヘッドが背面側、天井側又は
    正面側のいずれかに気密に取付けられたガス絶縁スイッ
    チギヤにおいて、 前記断路機能付ケーブルヘッドの箱体外側の絶縁体に設
    けられたケーブル挿入部、密閉形電気機器側課電端子挿
    入部及びケーブル側課電端子挿入部と、 前記絶縁体内に設けられ、一方が前記密閉形電気機器側
    課電端子挿入部に連通する第1の空洞部及び前記ケーブ
    ル側課電端子挿入部に連通する第2の空洞部を有する課
    電部導体とを備えたことを特徴するガス絶縁スイッチギ
    ヤ。
JP9056159A 1997-03-11 1997-03-11 断路機能付ケーブルヘッド、ガス絶縁スイッチギヤ Pending JPH10257658A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9056159A JPH10257658A (ja) 1997-03-11 1997-03-11 断路機能付ケーブルヘッド、ガス絶縁スイッチギヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9056159A JPH10257658A (ja) 1997-03-11 1997-03-11 断路機能付ケーブルヘッド、ガス絶縁スイッチギヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10257658A true JPH10257658A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13019324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9056159A Pending JPH10257658A (ja) 1997-03-11 1997-03-11 断路機能付ケーブルヘッド、ガス絶縁スイッチギヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10257658A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013145358A1 (ja) * 2012-03-27 2013-10-03 三菱電機株式会社 ガス絶縁スイッチギヤ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013145358A1 (ja) * 2012-03-27 2013-10-03 三菱電機株式会社 ガス絶縁スイッチギヤ
JP5674995B2 (ja) * 2012-03-27 2015-02-25 三菱電機株式会社 ガス絶縁スイッチギヤ
US9270094B2 (en) 2012-03-27 2016-02-23 Mitsubishi Electric Corporation Gas insulated switchgear

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3823115B1 (en) Gas-insulated metal enclosed neutral point complete-set device
JPH10257658A (ja) 断路機能付ケーブルヘッド、ガス絶縁スイッチギヤ
KR100295902B1 (ko) 고압기기용모선접속장치
JP3349275B2 (ja) ケーブルヘッド用エレファント部
CN110571698B (zh) 一种基于高压量测的环网柜
JP3397918B2 (ja) 電力ケーブル線路の耐電圧試験方式
CN210111457U (zh) 一种套管安装于高压开关的结构
JP2955103B2 (ja) 機器接続用ケーブルヘッド
JPH01138908A (ja) ガス絶縁開閉制御装置
JP3036652B2 (ja) ケーブル終端接続箱
JP2955101B2 (ja) 機器接続用ケーブルヘッド
EP4318835A1 (en) Solid insulated bus and gas-insulated switchgear provided therewith
JPS60160309A (ja) 閉鎖配電盤
JPH09184868A (ja) 三相一括耐電圧試験用接続装置
JPS5936093Y2 (ja) 閉鎖配電盤の主回路断路装置
JP3175556B2 (ja) ケーブル終端接続部
JP2955105B2 (ja) 機器接続用ケーブルヘッド
JPH04347520A (ja) ケ−ブル終端接続箱
JP2813786B2 (ja) 機器接続用ケーブルヘッドとその使用方法
JP3537985B2 (ja) ケーブルヘッドおよびケーブルヘッドを備えたスイッチギャ
JPH08149629A (ja) T分岐接続構造
JPH0340712A (ja) 開閉器用の分岐ケーブルの接続方式
JPH05184043A (ja) 機器接続用ケーブルヘッド
JPH0529218U (ja) ガス絶縁開閉装置
JP2955100B2 (ja) 機器接続用ケーブルヘッド