JPH10257290A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH10257290A
JPH10257290A JP9067533A JP6753397A JPH10257290A JP H10257290 A JPH10257290 A JP H10257290A JP 9067533 A JP9067533 A JP 9067533A JP 6753397 A JP6753397 A JP 6753397A JP H10257290 A JPH10257290 A JP H10257290A
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JP
Japan
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destination
facsimile
string
sub
facsimile message
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JP9067533A
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English (en)
Inventor
Futoshi Oseto
太 大瀬戸
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配信宛先を指定したファクシミリ通信におけ
る宛先指定操作を容易にでき、また、配信宛先管理の負
担を低減できるファクシミリ装置を提供すること。 【解決手段】 ネットワーク上の各配信宛先にそれぞれ
対応する宛先名文字列を、所定規則によりサブアドレス
情報として許される一意な宛先記号列に変換して、その
変換した宛先記号列を各配信宛先のそれぞれと対応付け
て記憶する宛先特定情報記憶手段と、回線を介して送信
側装置から受信したファクシミリメッセージに付随して
受信するサブアドレス情報として得られる記号列を、前
記宛先特定情報記憶手段に記憶された各宛先記号列と照
合して一致する宛先記号列により配信宛先を特定する配
信宛先特定手段とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回線を介して他装
置とファクシミリメッセージの送受信を行う一方、ネッ
トワークにより他の端末装置と接続され、そのネットワ
ークを介してそれらの端末装置と情報のやりとりが可能
な構成で、前記回線を介して送信側装置から受信したフ
ァクシミリメッセージを、当該ファクシミリメッセージ
に付随するサブアドレス情報により特定される前記ネッ
トワーク上の配信宛先に配信するファクシミリ装置、及
び、ファクシミリメッセージに、当該ファクシミリメッ
セージの配信宛先を特定するためのサブアドレス情報を
付加して受信側装置に送信するファクシミリ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ネットワークにより他の端末装置と接続
され、そのネットワークを介してそれらの端末装置と情
報のやりとりが可能な構成の、従来のネットワーク対応
型のファクシミリ装置では、回線を介して送信側装置か
ら受信したファクシミリメッセージに付加されているサ
ブアドレス情報に基づき、前記ネットワーク上における
配信宛先を一意に特定し、その特定した配信宛先に対し
て、前記受信したファクシミリメッセージを前記ネット
ワークを介して配信している。
【0003】具体的には、送信側装置において、前記ネ
ットワーク対応型のファクシミリ装置(以後単に受信側
装置と称する場合もある)のファックス番号を宛先ファ
ックス番号として指定し、さらに、前記ネットワーク上
の所望の宛先(特定の個人)に特定するための識別番号
をサブアドレスとして指定して発呼することで、前記受
信側装置にファクシミリメッセージを送信していた。
【0004】一方、前記受信側装置においては、予め前
記ネットワーク上のユーザである各個人にそれぞれメー
ルボックスIDを割り当て、前記送信側装置から受信し
たファクシミリメッセージに付随して受信したサブアド
レスから得られる数字列を、そのままメールボックスI
Dとして取得し、その取得したメールボックスIDによ
り特定されるメールボックスに、受信したファクシミリ
メッセージを配信していた。これは、サブアドレスとし
て送ることのできる文字が、数字と、「#」などの少数
の記号に制限されており、サブアドレスにより、直接宛
先の個人名を指定することができないためである。
【0005】それは、送信側装置のユーザから見れば、
前記ネットワーク上の宛先を正しく指定するためには、
前記受信側装置においての、各個人とメールボックスI
Dとの対応を正確に知っている必要がある。
【0006】ところが、この各個人とメールボックスI
Dとの対応は、各受信側ファクシミリ装置毎に固有のも
のであるため、例えば、山田さんという個人が、ある受
信側ファクシミリ装置においてメールボックスIDとし
て「3」が割り当てられ、別の受信側ファクシミリ装置
においては、メールボックスIDとして「1」が割り当
てられているというように、同一人物が、複数の受信側
ファクシミリ装置にメールボックスを持つような場合に
問題がある。
【0007】すなわち、送信側装置のユーザは、特定の
個人に対してファクシミリメッセージを配信したいにも
関わらず、受信側ファクシミリ装置毎に異なったメール
ボックスIDをサブアドレスとして指定しなければなら
ない。
【0008】送信側装置のユーザにとってみると、同一
人物について、不用意に多くのメイルボックスIDを覚
えなければならない煩雑さがある。一方、その送信側装
置のユーザの煩雑さを解消するためには、受信側装置の
ユーザが、自分がユーザとなっている全ての受信側装置
において、自分に割り当てられるメールボックスIDを
同一値に一致せさなければならない煩雑さがある。ま
た、同一のファクシミリ番号で複数台の受信側装置が存
在する場合、送信側装置のユーザからは、特定の受信側
装置を指定できないため、受信側装置のユーザは、それ
らの各受信側装置において自分に割り当てられたメール
ボックスのIDの同一性が保証されるように管理する作
業が必須となる煩雑さがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のネ
ットワーク対応型のファクシミリ装置が受信側装置とな
って、送信側装置でネットワーク上の特定の配信宛先に
ファクシミリメッセージを送信する場合に、配信宛先
を、宛先のユーザ名とは直接関係がない数字列で指定し
なけばならないため操作が煩雑で操作負担が大きいとい
う問題点があった。また、受信側装置においては、各受
信側装置毎に個別に割り当てられる、ユーザ名とは直接
関係がないメールボックスIDを、同一ユーザに対して
同一値が割り当てられるように管理しなければならず、
管理負担が大きいという問題点があった。
【0010】本発明は、係る事情に鑑みてなされたもの
であり、配信宛先を指定したファクシミリ通信における
宛先指定操作を容易にでき、また、配信宛先管理の負担
を低減できるファクシミリ装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のファクシミリ装置は、回線を介して
他装置とファクシミリメッセージの送受信を行う一方、
ネットワークにより他の端末装置と接続され、そのネッ
トワークを介してそれらの端末装置と情報のやりとりが
可能な構成で、前記回線を介して送信側装置から受信し
たファクシミリメッセージを、当該ファクシミリメッセ
ージに付随するサブアドレス情報として受信した記号列
により特定される前記ネットワーク上の配信宛先に配信
するファクシミリ装置において、前記ネットワーク上の
各配信宛先にそれぞれ対応する宛先名文字列を、所定規
則により前記サブアドレス情報として許される一意な宛
先記号列に変換して、その変換した宛先記号列を前記各
配信宛先のそれぞれと対応付けて記憶する宛先特定情報
記憶手段と、前記回線を介して送信側装置から受信した
ファクシミリメッセージに付随して受信するサブアドレ
ス情報として得られる記号列を、前記宛先特定情報記憶
手段に記憶された各宛先記号列と照合して一致する宛先
記号列により配信宛先を特定する配信宛先特定手段とを
備え、その配信宛先特定手段により特定された配信宛先
に前記受信したファクシミリメッセージを配信すること
を特徴とする。
【0012】請求項2記載のファクシミリ装置は、ファ
クシミリメッセージに、当該ファクシミリメッセージの
配信宛先を特定するためのサブアドレス情報を付加して
受信側装置に送信するファクシミリ装置において、前記
配信宛先として指定される宛先名文字列を、請求項1記
載のファクシミリ装置の前記宛先特定情報記憶手段にお
ける所定規則と同一規則により一意な宛先記号列に変換
し、その変換した宛先記号列を前記サブアドレス情報と
するサブアドレス変換手段を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項3記載のファクシミリ装置は、回線
を介して他装置とファクシミリメッセージの送受信を行
う一方、ネットワークにより他の端末装置と接続され、
そのネットワークを介してそれらの端末装置と情報のや
りとりが可能な構成で、前記回線を介して送信側装置か
ら受信したファクシミリメッセージを、当該ファクシミ
リメッセージに付随するサブアドレス情報として受信し
た記号列に基づいて得られる宛先識別番号により特定さ
れる前記ネットワーク上の配信宛先に配信するファクシ
ミリ装置において、前記ネットワーク上の各配信宛先に
それぞれ対応する宛先名文字列を、所定規則により前記
宛先識別番号中に含まれることのない特定記号が付加さ
れた前記サブアドレス情報として許される一意な宛先記
号列に変換して、その変換した宛先記号列を前記各配信
宛先にそれぞれ対応する宛先識別番号と対応付けて記憶
する宛先特定情報記憶手段と、前記回線を介して送信側
装置から受信したファクシミリメッセージに付随して受
信するサブアドレス情報として得られる記号列が、前記
宛先識別番号中に含まれることのない特定記号を含まな
い場合は、当該記号列をそのまま前記宛先識別番号とし
て取得する一方、当該記号列が前記特定記号を含む場合
は、前記宛先特定情報記憶手段に記憶された各宛先記号
列と照合して一致する宛先記号列に対応する宛先識別番
号を取得し、それら取得した宛先識別番号により配信宛
先を特定する配信宛先特定手段とを備え、その配信宛先
特定手段により特定された配信宛先に前記受信したファ
クシミリメッセージを配信することを特徴とする。
【0014】請求項4記載のファクシミリ装置は、ファ
クシミリメッセージに、当該ファクシミリメッセージの
配信宛先を特定するためのサブアドレス情報を付加して
受信側装置に送信するファクシミリ装置において、前記
配信宛先として指定される宛先名文字列を、請求項3記
載のファクシミリ装置の前記宛先特定情報記憶手段にお
ける所定規則と同一規則により一意な宛先記号列に変換
し、その変換した宛先記号列を前記サブアドレス情報と
するサブアドレス変換手段を備えたことを特徴とする。
【0015】請求項5記載のファクシミリ装置は、回線
を介して他装置とファクシミリメッセージの送受信を行
う一方、ネットワークにより他の端末装置と接続され、
そのネットワークを介してそれらの端末装置と情報のや
りとりが可能な構成で、前記回線を介して送信側装置か
ら受信したファクシミリメッセージを、当該ファクシミ
リメッセージに付随するサブアドレス情報として受信し
た数字列に基づいて得られる宛先識別番号により特定さ
れる前記ネットワーク上の配信宛先に配信するファクシ
ミリ装置において、前記ネットワーク上の各配信宛先に
それぞれ対応する宛先名文字列を、所定規則により前記
サブアドレス情報として許される最大桁数の一意な宛先
数字列に変換して、その変換した宛先数字列を前記各配
信宛先にそれぞれ対応する宛先識別番号と対応付けて記
憶する宛先特定情報記憶手段と、前記回線を介して送信
側装置から受信したファクシミリメッセージに付随して
受信するサブアドレス情報として得られる数字列の桁数
が、前記サブアドレス情報として許される最大桁数でな
い場合は、当該数字列をそのまま前記宛先識別番号とし
て取得する一方、当該数字列が前記サブアドレス情報と
して許される最大桁数である場合は、前記宛先特定情報
記憶手段に記憶された各宛先数字列と照合して一致する
宛先数字列に対応する宛先識別番号を取得し、それら取
得した宛先識別番号により配信宛先を特定する配信宛先
特定手段とを備え、その配信宛先特定手段により特定さ
れた配信宛先に前記受信したファクシミリメッセージを
配信することを特徴とする。
【0016】請求項6記載のファクシミリ装置は、ファ
クシミリメッセージに、当該ファクシミリメッセージの
配信宛先を特定するためのサブアドレス情報を付加して
受信側装置に送信するファクシミリ装置において、前記
配信宛先として指定される宛先名文字列を、請求項5記
載のファクシミリ装置の前記宛先特定情報記憶手段にお
ける所定規則と同一規則により一意な宛先数字列に変換
し、その変換した宛先数字列を前記サブアドレス情報と
するサブアドレス変換手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】先ず、図1は、互いにLAN(ローカルエ
リアネットワーク)4により接続された、本発明の実施
の形態に係るファクシミリ装置1と、他のコンピュータ
端末2及び3とを示す図である。
【0019】同図において、コンピュータ端末2及び3
は、パソコンやワークワークステーション等のコンピュ
ータ装置がLANインターフェース2aまたは3aをそ
れぞれ備えて構成されたもので、LAN4における端末
装置となるものである。なお、コンピュータ端末2及び
3は、LAN4上のコンピュータ端末を代表的に示した
ものであり、図示していないが、LAN4には、他のコ
ンピュータ端末が多数接続されているものとする。
【0020】ファクシミリ装置1は、LAN4における
端末装置の1つとして、LANインターフェース21に
よりLAN4に接続されている。
【0021】この構成で、コンピュータ端末2と3との
間でLAN4を介して相互にデータを送受したり、コン
ピュータ端末2または3とファクシミリ装置1との間で
相互にデータの送受が行われる。
【0022】コンピュータ端末2及び3間で従来からや
りとりされるデータとしては、メールアドレスにより宛
先ユーザを指定した電子メール等が挙げられる。また、
ファクシミリ装置1も、LAN4における端末装置の1
つとして、他のコンピュータ端末に対して電子メールを
送信できる。
【0023】図2に、ファクシミリ装置1のブロック構
成を示す。
【0024】同図において、システム制御部10はファ
クシミリ装置1を構成する各部を制御するマイクロコン
ピュータである。ROM11は、システム制御部10に
より読み出されるリードオンリメモリであり、システム
制御部10の各種制御手順が格納されているものであ
る。また、ROM11には、システム制御部10が、後
述するように着信通知電子メールを作成したり、操作表
示部13の表示器に文字列を表示するために参照するフ
ォントデータが格納されている。
【0025】操作表示部13は、ユーザからの操作入力
を受入れるための、テンキー、送信スタートキー等の各
種キーと、ユーザに対して、操作ガイダンスや、装置の
動作状態等を表示する表示器とから構成されているもの
である。
【0026】画像蓄積メモリ14は、受信したファクシ
ミリメッセージ(画像情報)を蓄積するためのものであ
る。なお、RAM12を画像蓄積メモリとして兼用する
ようにしてもよい。スキャナ15は、図示しない原稿搬
送機構により搬送(副走査)される原稿画像を所定の解
像度で読み取るためのものである。プロッタ16は、受
信画像情報を記録出力するためのものである。
【0027】符号化復号化部17は、スキャナ15で読
み取った2値画像情報を符号化圧縮する一方、受信した
圧縮符号化データをプロッタ16で記録できるように元
の2値画像情報に復号伸長するためのものである。
【0028】モデム18は、符号化復号化部17からの
符号化画像データや、システム制御部10からの伝送制
御手順のための制御信号を電話回線を介して伝送可能な
信号に変調する一方、電話回線を介して受信する変調さ
れた符号化画像信号を元の符号化画像データに復調して
符号化復号化部17に渡したり、電話回線を介して受信
する変調された伝送制御手順のための制御信号を復調し
てシステム制御部10に渡したりするためのものであ
る。NCU19は、電話回線とモデム部18との接続制
御動作の他、ダイヤルパルスやDTMF信号を発生した
り、回線の極性反転を検出したり、着信(リンギンク)
を検出したり、回線の直流ループの閉結/解放を行った
りするためのものである。
【0029】LAN制御部20は、LAN4を介しての
他のコンピュータ端末との間のデータの送受信の制御を
行うためのものである。LANインターフェース21
は、ファクシミリ装置1をLAN4に接続するためのも
のである。システムバス22は、上記各部がデータをや
りとりするための信号ラインである。
【0030】以上の構成で、ファクシミリ装置1は、N
CU19によりファクシミリ通信の着信を検出すると、
回線を接続してG3ファクシミリプロトコルに基づく伝
送前手順を行った後にファクシミリメッセージとして画
像情報を受信し、その受信した画像情報を画像蓄積メモ
リ14に蓄積する。
【0031】このとき、伝送前手順における制御信号の
1つであるサブアドレス信号SUBにより得られるサブ
アドレスにより、配信宛先のメールボックスを特定する
ために、RAM12には、図3に示すように、メールボ
ックスID・ハッシュサブアドレス対応テーブル12b
のための記憶領域が確保されている。メールボックスI
Dに対応するメールボックスの実体(記憶領域)は画像
蓄積メモリ14中に確保されている。
【0032】また、RAM12には、特定のメールボッ
クスIDにファクシミリメッセージが着信した場合に、
対応する宛先に着信した旨の電子メールを送信するため
に、メールボックスID・メールアドレス対応テーブル
12aのための記憶領域が確保されている。
【0033】ここで、G3ファクシミリプロトコルに基
づくファクシミリ通信手順について、図4を参照して説
明する。
【0034】同図において、送信側ファクシミリ装置
が、受信側ファクシミリ装置からの着信に応答して回線
が接続されると、発呼トーンとしてCNG信号を発信
し、自分がファクシミリ端末であることを宣言する。一
方、受信側は回線が接続されると、自分がファクシミリ
端末であり、受信状態であることを宣言するため被呼局
識別信号CEDを発信する。そして、続けて、自機のも
つ非標準機能を送信側に知らせるための非標準機能識別
信号NSF、及び、自機のもつ標準機能を送信側に知ら
せるためのデジタル別信号DISを発信する。送信側
は、受け取ったNSF、DISの内容から、送信する際
に用いる機能を決定し、非標準機能設定信号NSSや、
標準の機能を設定するための信号であるデジタル送信命
令DCSを発信し受信側に知らせる。場合によってはD
CSの前にサブアドレス信号SUBも送出する。その
後、決定された機能から画情報(ファクシミリメッセー
ジ)の伝送に用いられるモデムスピードでトレーニング
チェックTCFを行う。トレーニングが成功すると受信
側は受信準備確認信号CFRを返し、画情報の受信状態
になる。送信側は、CFRを受けるとトレーニングで用
いたモデムスピードで画情報を送信し、画情報の送信を
終了すると画情報の終了を受信側に通知するために手順
終了信号EOPを発行する。受信側は画情報が正常に受
信できたらメッセージ確認信号MCFを発信する。そし
て、切断命令信号DCNの発信によって回線の切断をそ
れぞれ行う。
【0035】以上のようなファクシミリ通信手順におい
て、送信側装置から受信側装置に対して送信されるファ
クシミリメッセージに付随して送信されるサブアドレス
信号SUBの情報内容は、従来であれば、メールボック
スIDの番号そのものであった。つまり、受信側装置と
してのファクシミリ装置1の各ユーザが、自分に割り当
てられたメールボックスIDの番号(ID番号)を、自
分にファクシミリメッセージを送信しそうな相手に連絡
し、自分宛にファクシミリメッセージを送信したい場合
は、受信側装置としてのファクシミリ装置1の電話回線
における加入者番号に加えて、サブアドレスとして、自
分に割り当てられたID番号を指定してもらう。
【0036】その場合、各ユーザに割り当てられるメー
ルボックスを、各ユーザのユーザ名そのものを情報内容
としたサブアドレス信号SUBで指定できればよいが、
サブアドレス信号SUBのフォーマットに制限があるめ
に、ユーザ名そのものをサブアドレス信号の情報内容す
ることはできない。
【0037】つまり、サブアドレス信号SUBの情報内
容として指定できるのは、20桁の数字(と「#」や
「*」等のわずかの記号)のみであり、そのような制限
された桁数及び文字セットでは、漢字、仮名文字、カタ
カナ文字等により構成される多様なユーザ名の文字列
(宛先名文字列)を直接指定することができない。
【0038】したがって、ファクシミリメッセージの配
信宛先となるメールボックスを特定するために、サブア
ドレス信号SUBを使用する場合には、20桁という限
られた桁数と、サブアドレス信号SUBの情報内容とし
て許される限られた文字セットを使用しなければならな
い。
【0039】しかし、その場合、送信側装置のユーザ
は、ファクシミリメッセージを送信したい宛先のユーザ
名とは別に、その宛先のユーザ名から連想できないサブ
アドレス信号SUBの情報内容として許される限られた
文字セットにより構成されるメールボックスIDを知っ
ておかなければならないため不便であり、ファクシミリ
メッセージを送信したい宛先のユーザが複数のファクシ
ミリ装置1にメールボックスを持っている場合には、メ
ールボックスIDは、各装置毎に割り当てられるため、
なおさら不便である。
【0040】そこで、ファクシミリ装置1は、本発明に
係る受信側装置として、メールボックス、すなわち、メ
ールボックスIDを、特定のユーザへ割り当てるための
登録操作の際に、その特定のユーザに対して、ファクシ
ミリメッセージを自分宛に送信する相手が自分の配信宛
先を特定できるようにするための任意のユーザ名(宛先
名文字列)の入力を要求する。そのユーザ名は、自分自
身の名前でもよいし、自分の電子メールアドレスでもよ
い。
【0041】メールボックスIDの割り当て操作は、例
えば、操作表示部13により、ガイダンスを表示しなが
ら対話的に行われ、入力された宛先名文字列(ユーザ
名)は、後述するように、ハッシュ関数により、一意な
宛先記号列または宛先数字列に変換され、空いているメ
ールボックスIDと対応付けられて、RAM12のメー
ルボックスID・ハッシュサブアドレス対応テーブル1
2bに登録され、以後、送信側装置からのファクシミリ
メッセージに付随して受信したサブアドレス信号SUB
の情報内容として、メールボックスID・ハッシュサブ
アドレス対応テーブル12bに登録されているハッシュ
サブアドレスが得られれば、対応するメールボックスI
D、すなわち、受信したファクシミリメッセージの配信
宛先を特定できることになる。
【0042】本実施の形態では、それぞれ異なるユーザ
名・ハッシュサブアドレス変換規則のハッシュ関数に対
応して、図5に示す第1例、図6に示す第2例、及び、
図7に示す第3例の、いずれかの対応テーブルを、メー
ルボックスID・ハッシュサブアドレス対応テーブル1
2bとしてRAM12に記憶する。
【0043】まず、受信側装置としてのファクシミリ装
置1が図5に示す第1例のメールボックスID・ハッシ
ュサブアドレス対応テーブル12bをRAM12に記憶
する場合について説明する。
【0044】図5において、メールボックスIDの割り
当て操作時に入力されたユーザ名の文字列をハッシュ関
数により、サブアドレス信号SUBの情報内容として許
される文字セットにより構成される記号列に変換し、そ
の変換された記号列をハッシュサブアドレスとして、空
いているメールボックスIDに割り当てている。
【0045】例えば、メールボックスIDの割り当て操
作時に、ユーザ名として、「理光太郎」という文字列が
入力されると、その文字列をハッシュ関数により変換し
て、「12453574346511564546」と
いう記号列に変換して、ID番号2と対応付けて登録す
る。同様にして、ID番号1ないし6のメールボックス
IDのそれぞれに、ハッシュサブアドレスを対応付け
る。なお、メールボックスIDの割り当て操作時にユー
ザ名として入力された文字列そのものは、本実施の形態
では使用しないが、メールボックスの割り当て状態を確
認するときなどに参照するために、対応するハッシュサ
ブアドレスと対応付けて登録しておいてもよい。
【0046】ここで、ハッシュ(HASH)関数につい
て説明する。ハッシュ関数は、それぞれ自体既に良く知
られたもので、引数として与えられたデータ(キー値)
を、所定の変換アルゴリズムに従って、重複しない一意
な値に変換するものであり、主に情報処理の分野におい
て、レコードのキー値から、当該キー値の格納アドレス
を見つけ出すことで、レコードのキー値の格納アドレス
の検索効率を高めるために使用されているものである。
ハッシュ関数と一言でいっても、変換アルゴリズムの違
いにより多種多様な手法が存在している。つまり、変換
後の値がなるべく重複しないように、変換後の値が一様
に散らばるようにように考慮されたものなどがある。な
お、ハッシュ関数では、変換後の値として許される桁数
が大きい程、変換後の値が重複してしまう機会を少なく
できる。
【0047】したがって、メールボックスIDの割り当
て操作時にユーザ名として入力された文字列(の文字コ
ード列よりなる値)をハッシュ関数の引数として、変換
することで得られた値を、各メールボックスIDに対応
したハッシュサブアドレスとすることで、各メールアド
レスIDには互いに重複しない一意な値(記号列)が割
り当てられることになる。
【0048】図5に示す第1例の対応テーブルでは、ユ
ーザ名として入力された文字列を引数として所定のハッ
シュ関数に与え、ハッシュ関数は得られた引数を基にし
て64ビットの値(2^64=18446744073
709551615(20桁))を出力する様に設計す
る。このような仕様ならどのようなアルゴリズムのハッ
シュ関数を用いてもよいが、与えられた引数に対し出力
が一様に分布するものがよく、例えば、CRC演算やD
ESの暗号演算などの手法を用いて行うのがよい。
【0049】ハッシュ関数により、ユーザを一意に指定
するユーザ名の文字列は64ビットの値に丸められ、そ
れを10進数で表記したものをサブアドレスとして利用
することで、図5に示す対応テーブルの各ハッシュサブ
アドレスが得られる。
【0050】もし、ハッシュ関数によるユーザ名の文字
列から変換された値が同一になる名前で登録しようとし
た場合は、後から入力されたユーザ名の文字列を、不正
なものとして拒絶することで、ハッシュサブアドレスの
重複を防ぐ。このような、入力されたユーザ名の文字列
に対応するハッシュサブアドレスが重複する確率を減ら
す意味で、ユーザ名の文字列をハッシュサブアドレスに
変換するために採用するハッシュ関数は、与えられた引
数に対し出力が一様に分布するものであることが望まし
い。
【0051】次に、図6に示す第2例の対応テーブルで
は、ユーザ名として入力された文字列を引数として所定
のハッシュ関数に与え、ハッシュ関数は得られた引数を
基にして64ビットの値を出力する様に設計する。ただ
し、出力された値が10進数で表記した際に20桁以上
になることは無いものを選ぶ。たとえば、20桁を超え
た場合、ユーザ名として入力された文字列と、得られた
20桁の出力された値とを連結して1つの文字列とし
て、出力された値が20桁未満になるまでハッシュ関数
による計算を繰り返す。
【0052】これにより、ユーザ名として入力された文
字列が、ハッシュ関数により、変換されて得られた値
は、10進数で表記した場合に、19桁以内に丸められ
る。これにより、サブアドレス信号SUBの情報内容の
制限桁数20桁に対して1桁分り余裕が必ず確保される
ことになるため、その余裕の1桁を利用して、サブアド
レス信号SUBの情報内容として許される文字セットに
含まれる「#」を、ハッシュ関数により変換されて得ら
れた値の数字列の先頭に付加した記号列を、ハッシュサ
ブアドレスとする。これにより、図6に示す対応テーブ
ルの各ハッシュサブアドレスが得られる。
【0053】もし、ハッシュ関数によるユーザ名の文字
列から変換された値が同一になる名前で登録しようとし
た場合は、後から入力されたユーザ名の文字列を、不正
なものとして拒絶することで、ハッシュサブアドレスの
重複を防ぐ。このような、入力されたユーザ名の文字列
に対応するハッシュサブアドレスが重複する確率を減ら
す意味で、ユーザ名の文字列をハッシュサブアドレスに
変換するために採用するハッシュ関数は、与えられた引
数に対し出力が一様に分布するものであることか望まし
いことは、図5の第1例の対応テーブルの場合と同様で
ある。
【0054】次に、図7に示す第3例の対応テーブルで
は、ユーザ名として入力された文字列を引数として所定
のハッシュ関数に与え、ハッシュ関数は得られた引数を
基にして64ビットの値を出力する様に設計する。ハッ
シュ関数により、ユーザを一意に指定するユーザ名の文
字列は64ビットの値に丸められ、それを10進数で表
記する。その際、20桁未満の場合、先頭に0を詰め
て、表記上常に20桁にした数字列をハッシュサブアド
レスする。これにより、図7に示す対応テーブルの各ハ
ッシュサブアドレスが得られる。
【0055】もし、ハッシュ関数によるユーザ名の文字
列から変換された値が同一になる名前で登録しようとし
た場合は、後から入力されたユーザ名の文字列を、不正
なものとして拒絶することで、ハッシュサブアドレスの
重複を防ぐ。このような、入力されたユーザ名の文字列
に対応するハッシュサブアドレスが重複する確率を減ら
す意味で、ユーザ名の文字列をハッシュサブアドレスに
変換するために採用するハッシュ関数は、与えられた引
数に対し出力が一様に分布するものであることか望まし
いことは、図5の第1例の対応テーブル及び図6の第2
例の対応テーブルの場合と同様である。
【0056】図8に、RAM12のメールボックスID
・メールアドレス対応テーブルとして記憶される図5、
図6または図7の各メールボックスIDと、それに対応
したメールアドレスの対応テーブルを示す。同図の対応
テーブルは、前述したように、特定のメールボックスI
Dにファクシミリメッセージが配信された場合に、対応
するユーザに着信通知の電子メールを送信するための必
要なものであり、各メールボックスIDに対応するメー
ルアドレスは、各メールボックスを各ユーザに割り当て
る時に等に入力されて登録されたものである。
【0057】以上の構成で、RAM12に記憶されるメ
ールボックスID・ハッシュサブアドレス対応テーブル
12aとして、図5に示す第1例、図6に示す第2例、
または、図7に示す第3例のいずれかの対応テーブルが
選択採用されているものとした場合の受信側装置として
のファクシミリ装置1に対して、送信側装置としてのフ
ァクシミリ装置1が、ファクシミリメッセージを送信す
る場合の手順について、図9を参照して説明する。な
お、送信側装置としてのファクシミリ装置1は、必ずし
もLANインターフェース21を介してLAN等のネッ
トワークに接続されている必要はなく、単独で動作する
構成のものでもよい。
【0058】さて、同図において、ファクシミリ装置1
のシステム制御部10は、スキャナ15に送信原稿がセ
ットされるのを監視し(判断101のNoループ)、送
信原稿がセットされた場合(判断101のYes)は、
送信宛先(受信側装置としてのファクシミリ装置1)の
ファックス番号が操作表示部13から入力されるのを監
視し(判断102のNoループ)、入力された場合(判
断102のYes)は、さらに、宛先ユーザ名文字列が
入力されるのを監視する(判断103のNoループ)。
この宛先ユーザ名文字列が入力は、キー入力による直接
的な入力の他、予め短縮ダイヤルやワンタッチダイヤル
キーに宛先ユーザ名文字列を対応付けて登録しておい
て、対応する短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルキーの
押下により入力する間接的な入力でもよい。
【0059】宛先ユーザ名文字列が入力された場合(判
断103のYes)は、その入力された宛先ユーザ名文
字列をハッシュ関数により数値に変換し(処理10
4)、変換された数値からサブアドレス信号SUBの情
報内容としての記号列または数字列を作成し(処理10
5)。図4に示したファクシミリ通信手順により、原稿
画像を送信する(処理106)。処理106の後は、判
断101に戻る。
【0060】処理106の原稿画像送信処理において送
信画像情報に付随して送信されるサブアドレス信号SU
Bの情報内容である記号列または数字列が、配信宛先と
して指定された宛先ユーザ名文字列からハッシュ関数に
より変換される際の変換アルゴリズム(変換規則)は、
受信側装置としてのファクシミリ装置1において、RA
M12に記憶されるメールボックスID・ハッシュサブ
アドレス対応テーブル12aとして、図5に示す第1
例、図6に示す第2例、または、図7に示す第3例のい
ずれかの対応テーブルが選択採用されているかにより異
なる。
【0061】つまり、受信側装置としてのファクシミリ
装置1において、RAM12に記憶されるメールボック
スID・ハッシュサブアドレス対応テーブル12aとし
て、図5に示す第1例の対応テーブル(に対応する変換
アルゴリズムのハッシュ関数)が選択採用されている場
合には、それと同一の変換アルゴリズムを採用する。図
6に示す第2例、または、図7に示す第3例が選択採用
されている場合も同様である。
【0062】これにより、送信側装置としてのファクシ
ミリ装置1のユーザが配信宛先として入力した特定の宛
先ユーザ名文字列から変換される記号列または数字列
は、受信側装置としてのファクシミリ装置1においてメ
ールボックスIDの割り当て操作時にユーザ名として入
力された文字列が、送信側装置で入力された前記特定の
宛先ユーザ名文字列と同一であれば、受信側装置でメー
ルボックスIDの割り当て操作時にユーザ名として入力
された当該文字列から変換されるハッシュサブアドレス
の記号列または数字列と一致することになる。
【0063】したがって、受信側装置のユーザが、受信
側装置においてメールボックスIDの割り当て操作時に
ユーザ名として入力したユーザ名の文字列(自分の名字
や名前、メールアドレス等)を、送信側装置のユーザに
予め教えておけば、送信側装置のユーザは、親しみやす
く覚えやすいユーザ名により、これから送信しようとす
るファクシミリメッセージの配信宛先を指定でき、メー
ルボックスIDにより配信宛先を指定するのと比較して
指定操作が容易になる。
【0064】一方、サブアドレス信号SUBの情報内容
として送信される配信宛先指定のための記号列や数字列
は、サブアドレス信号SUBの情報内容として許される
文字セットにより構成されて、また、サブアドレス信号
SUBの情報内容の制限桁数の範囲内であるため、サブ
アドレス信号SUBの規定を逸脱することがない。
【0065】次に、RAM12に記憶されるメールボッ
クスID・ハッシュサブアドレス対応テーブル12aと
して、図5に示す第1例、図6に示す第2例、または、
図7に示す第3例のいずれかの対応テーブルが選択採用
されているものとした場合の、受信側装置としてのファ
クシミリ装置1におけるファクシミリメッセージの受信
処理手順について、図10を参照して説明する。
【0066】同図において、ファクシミリ装置1のシス
テム制御部10は、NCU19の状態を調べることによ
り、ファクシミリ通信の着信を監視する(判断201の
Noループ)。
【0067】着信した場合(判断201のYes)は、
図4に示したファクシミリ通信手順により伝送前手順を
実行し(処理202)、その伝送前手順において受信し
たサブアドレス信号SUBの情報内容としてのサブアド
レスを取得する(処理203)。その取得したサブアド
レスは、これから受信するファクシミリメッセージの配
信宛先(メールボックスID)を特定するための情報で
ある。
【0068】したがって、その取得したサブアドレスに
基づいてメールボックスIDを取得する処理を行い(処
理204)、配信宛先となるメールボックスIDを特定
する。
【0069】なお、処理204におけるメールボックス
ID取得処理は、RAM12に記憶されるメールボック
スID・ハッシュサブアドレス対応テーブル12aとし
て、図5に示す第1例、図6に示す第2例、または、図
7に示す第3例のいずれかの対応テーブルが選択採用さ
れている場合のそれぞれに対応して、図11、図12ま
たは図13のいずれかの処理が適用される。それらの各
処理については後述する。
【0070】このようにして、配信宛先となるメールボ
ックスIDを取得した上で、画像情報をファクシミリメ
ッセージとして受信し(処理205)、その受信したフ
ァクシミリメッセージを、取得したID番号のメールボ
ックスに蓄積し(処理206)、取得したIDに対応す
るメールアドレスを、図8に示したメールボックスID
・メールアドレス対応テーブル12aから読み出して、
その読み出したメールアドレスに、着信通知電子メール
を送信する(処理207)。処理207の後は、判断2
01に戻る。
【0071】これにより、自分宛の着信通知電子メール
を、コンピュータ端末2や3等のLAN4のコンピュー
タ端末により受信して、参照したユーザは、コンピュー
タ端末からファクシミリ装置1にアクセスして自分用の
メールボックスに蓄積された(配信された)ファクシミ
リメッセージを受け取る。なお、受信した特定宛先宛の
ファクシミリメッセージの当該特定宛先への配信形態と
しては、受信してすぐに当該特定宛先のメールアドレス
に電子メールの形態で配信するなど、種々のものがある
が、本発明は、いずれの配信形態に対しても適用でき
る。
【0072】次に、RAM12に記憶されるメールボッ
クスID・ハッシュサブアドレス対応テーブル12aと
して、図5に示す第1例の対応テーブルが選択採用され
ている場合の、処理204におけるメールボックスID
取得処理について、図11を参照して説明する。
【0073】同図においてシステム制御部10は、サブ
アドレス信号SUBの情報内容として取得したサブアド
レスを、ハッシュサブアドレスとして、図5に示すに対
応テーブルと照合し、対応するメールボックスIDを取
得する(処理301)。
【0074】これにより、送信側装置が、受信側装置と
してのファクシミリ装置1においてRAM12に記憶さ
れるメールボックスID・ハッシュサブアドレス対応テ
ーブル12aとして選択採用されている図5に示す第1
例の対応テーブルに対応する変換アルゴリズムのハッシ
ュ関数を採用している、送信側装置としてのファクシミ
リ装置1である場合には、送信側装置のユーザが、配信
宛先をユーザ名により直接指定できる。
【0075】次に、RAM12に記憶されるメールボッ
クスID・ハッシュサブアドレス対応テーブル12aと
して、図6示す第2例の対応テーブルが選択採用されて
いる場合の、処理204におけるメールボックスID取
得処理について、図12を参照して説明する。
【0076】同図においてシステム制御部10は、サブ
アドレス信号SUBの情報内容として取得したサブアド
レスの先頭が数字かどかを判定する(判断401)。
【0077】先頭が数字でない場合(判断401のN
o)には、取得したサブアドレスをハッシュサブアドレ
スとして、図6に示すに対応テーブルと照合し、対応す
るメールボックスIDを取得する(処理402)。
【0078】これにより、送信側装置が、受信側装置と
してのファクシミリ装置1においてRAM12に記憶さ
れるメールボックスID・ハッシュサブアドレス対応テ
ーブル12aとして選択採用されている図6に示す第2
例の対応テーブルに対応する変換アルゴリズムのハッシ
ュ関数を採用している、送信側装置としてのファクシミ
リ装置1である場合には、送信側装置のユーザが、配信
宛先をユーザ名により直接指定できる。
【0079】先頭が数字である場合(判断401のYe
s)には、取得したサブアドレスの値をそのままメール
ボックスIDとして取得する(処理402)。
【0080】これにより、送信側装置が、受信側装置と
してのファクシミリ装置1においてRAM12に記憶さ
れるメールボックスID・ハッシュサブアドレス対応テ
ーブル12aとして選択採用されている、図6に示す第
2例の対応テーブルに対応する変換アルゴリズムのハッ
シュ関数を採用している、送信側装置としてのファクシ
ミリ装置1ではなく、配信宛先のメールボックスのID
番号(数字列)を直接サブアドレス信号SUBの情報内
容として送信してくる従来のファクシミリ装置であって
も、図6に示す第2例の対応テーブルに対応する変換ア
ルゴリズムでは、ハッシュサブアドレスの先頭に、非数
字の記号である「#」が必ず付加されているために、図
6に示す第2例の対応テーブルに対応する変換アルゴリ
ズムのハッシュ関数を採用している、送信側装置として
のファクシミリ装置1から受信するサブアドレスと、従
来のファクシミリ装置から受信するサブアドレスとを区
別できる。
【0081】したがって、従来のファクシミリ装置が送
信側装置となる場合に、送信側装置のユーザが、図6に
示す第2例の対応テーブルに対応する変換アルゴリズム
のハッシュ関数を採用している、受信側装置としてのフ
ァクシミリ装置1における配信宛先指定の仕様に適合さ
せるために、大きな桁数のハッシュサブアドレスを、配
信宛先を指定するための番号として入力しなければなら
なくなるような弊害を防止でき、従来のファクシミリ装
置が送信側装置となる場合には、送信側装置のユーザ
は、従来通り、「1」や、「5」等の短い桁数のID番
号で、配信宛先となるメールボックスIDを指定でき
る。
【0082】次に、RAM12に記憶されるメールボッ
クスID・ハッシュサブアドレス対応テーブル12aと
して、図7示す第3例の対応テーブルが選択採用されて
いる場合の、処理204におけるメールボックスID取
得処理について、図13を参照して説明する。
【0083】同図においてシステム制御部10は、サブ
アドレス信号SUBの情報内容として取得したサブアド
レスの先頭が2から9までの数字かどかを判定する(判
断501)。
【0084】先頭が2から9までの数字ではない場合
(判断501のNo)は、更に、取得したサブアドレス
の桁数が20桁未満かを判定する(判断502)。20
桁未満でない場合(判断502のNo)、すなわち、2
0桁である場合には、取得したサブアドレスをハッシュ
サブアドレスとして、図7に示すに対応テーブルと照合
し、対応するメールボックスIDを取得する(処理50
4)。
【0085】これにより、送信側装置が、受信側装置と
してのファクシミリ装置1においてRAM12に記憶さ
れるメールボックスID・ハッシュサブアドレス対応テ
ーブル12aとして選択採用されている図7に示す第1
例の対応テーブルに対応する変換アルゴリズムのハッシ
ュ関数を採用している、送信側装置としてのファクシミ
リ装置1である場合には、送信側装置のユーザが、配信
宛先をユーザ名により直接指定できる。
【0086】取得したサブアドレスの先頭が2から9ま
での数字である場合(判断501のYes)、または、
取得したサブアドレスの先頭が2から9までの数字でな
い場合(判断501のNo)において、取得したサブア
ドレスの桁数が20桁未満である場合(判断502のY
es)には、取得したサブアドレスの値をそのままメー
ルボックスIDとして取得する。
【0087】これにより、送信側装置が、受信側装置と
してのファクシミリ装置1においてRAM12に記憶さ
れるメールボックスID・ハッシュサブアドレス対応テ
ーブル12aとして選択採用されている図7に示す第3
例の対応テーブルに対応する変換アルゴリズムのハッシ
ュ関数を採用している、送信側装置としてのファクシミ
リ装置1ではなく、配信宛先のメールボックスのID番
号(数字列)を直接サブアドレス信号SUBの情報内容
として送信してくる従来のファクシミリ装置であって
も、図7に示す第3例の対応テーブルに対応する変換ア
ルゴリズムでは、ハッシュサブアドレスは、0から18
446744073709551615(20桁)まで
の値であって、値が20桁に満たない場合には、20桁
になるように必要なだけ先頭に0が付加されているため
に、先頭が2から9の数字になることがなく、かつ、必
ず20桁であるため、図7に示す第3例の対応テーブル
に対応する変換アルゴリズムのハッシュ関数を採用して
いる、送信側装置としてのファクシミリ装置1から受信
するサブアドレスと、従来のファクシミリ装置から受信
するサブアドレスとを区別できる。
【0088】したがって、従来のファクシミリ装置が送
信側装置となる場合に、送信側装置のユーザが、図7に
示す第3例の対応テーブルに対応する変換アルゴリズム
のハッシュ関数を採用している、受信側装置としてのフ
ァクシミリ装置1における配信宛先指定の仕様に適合さ
せるために、大きな桁数のハッシュサブアドレスを、配
信宛先を指定するための番号として入力しなければなら
なくなるような弊害を防止でき、従来のファクシミリ装
置が送信側装置となる場合には、送信側装置のユーザ
は、従来通り、「1」や、「5」等の短い桁数のID番
号で、配信宛先となるメールボックスIDを指定でき
る。
【0089】また、受信側装置としてのファクシミリ装
置1において、RAM12に記憶されるメールボックス
ID・ハッシュサブアドレス対応テーブル12bとし
て、図7に示す第3例の対応テーブル(に対応する変換
アルゴリズムのハッシュ関数)を選択採用することで、
ハッシュサブアドレスがサブアドレス信号SUBの情報
内の制限桁数一杯の20桁となり、その分メールボック
スIDの割り当て操作時に入力されるユーザ名の文字列
から変換される値が重複してしまう確率を最大限減らす
ことができる。
【0090】なお、以上説明した実施の形態において
は、G3ファクシミリ装置に対して本発明を適用した
が、本発明は、それに限らず、配信宛先指定のために使
用するサブアドレス信号の情報内容として許される文字
セットや制限桁数では、配信宛先の多種多様なユーザ名
を表現できないファクシミリ装置であれば同様に適用可
能なものである。
【0091】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、前記宛先
特定情報記憶手段により、前記ネットワーク上の各配信
宛先にそれぞれ対応する宛先名文字列を、所定規則によ
り前記サブアドレス情報として許される一意な宛先記号
列に変換して、その変換した宛先記号列を前記各配信宛
先のそれぞれと対応付けて記憶しておき、前記配信宛先
特定手段が、前記回線を介して送信側装置から受信した
ファクシミリメッセージに付随して受信するサブアドレ
ス情報として得られる記号列を、前記宛先特定情報記憶
手段に記憶された各宛先記号列と照合して一致する宛先
記号列により配信宛先を特定して、その特定された配信
宛先に前記受信したファクシミリメッセージを配信する
ため、同一の配信宛先に対応する宛先名文字列について
は、装置が異なっても一意な宛先記号列が対応すること
になる。そのため、本発明に係るファクシミリ装置に対
してファクシミリメッセージを送信する送信側ファクシ
ミリ装置が、当該ファクシミリメッセージに付加するサ
ブアドレス情報として、特定の宛先名文字列に対応する
宛先記号列を送信すれば、当該宛先記号列に対応する配
信宛先に、ファクシミリメッセージを配信させることが
でき、その場合に、ファクシミリメッセージが受信され
る装置が異なっていも配信宛先を指定するための記号列
の同一性が保証されていることで、配信宛先を指定した
ファクシミリ通信における配信宛先指定操作が容易にな
る利点がある。また、受信側の本発明に係るファクシミ
リ装置においては、同一の配信宛先に対応する宛先名文
字列については、装置が異なっても一意な宛先記号列が
自動的に対応することで、配信宛先管理の負担を低減で
きる効果が得られる。
【0092】請求項2に係る発明によれば、前記配信宛
先として指定される宛先名文字列を、請求項1記載のフ
ァクシミリ装置の前記宛先特定情報記憶手段における所
定規則と同一規則により一意な宛先記号列に変換し、そ
の変換した宛先記号列を前記サブアドレス情報とするサ
ブアドレス変換手段を備えているため、請求項1記載の
発明に係るファクシミリ装置が受信側装置である場合
に、特定の配信宛先にファクシミリメッセージを配信さ
せたいときは、当該特定の配信宛先に対応する宛先名文
字列に対応する宛先記号列を知らなくても、当該特定の
配信宛先に対応する宛先名文字列を当該特定の配信宛先
のユーザからの通知を受ける等して知って、その宛先名
文字列を、キーボードにより直接に、または、ワンタッ
チキー等に登録しておいて間接的に、配信宛先として指
定するという容易な操作で、配信宛先を指定でき、ま
た、配信宛先に対応した宛先記号列を覚えている必要が
なく、配信宛先をユーザ名等の覚えやすい文字列で指定
でき、配信宛先指定操作が容易になる利点がある。
【0093】請求項3に係る発明によれば、宛先特定情
報記憶手段により、前記ネットワーク上の各配信宛先に
それぞれ対応する宛先名文字列を、所定規則により前記
宛先識別番号中に含まれることのない特定記号が付加さ
れた前記サブアドレス情報として許される一意な宛先記
号列に変換して、その変換した宛先記号列を前記各配信
宛先にそれぞれ対応する宛先識別番号と対応付けて記憶
しておき、配信宛先特定手段が、前記回線を介して送信
側装置から受信したファクシミリメッセージに付随して
受信するサブアドレス情報として得られる記号列が、前
記宛先識別番号中に含まれることのない特定記号を含ま
ない場合は、当該記号列をそのまま前記宛先識別番号と
して取得する一方、当該記号列が前記特定記号を含む場
合は、前記宛先特定情報記憶手段に記憶された各宛先記
号列と照合して一致する宛先記号列に対応する宛先識別
番号を取得し、それら取得した宛先識別番号により配信
宛先を特定して、その特定された配信宛先に前記受信し
たファクシミリメッセージを配信するため、同一の配信
宛先に対応する宛先名文字列については、装置が異なっ
ても一意な宛先記号列が対応することになる。そのた
め、本発明に係るファクシミリ装置に対してファクシミ
リメッセージを送信する送信側ファクシミリ装置が、当
該ファクシミリメッセージに付加するサブアドレス情報
として、特定の宛先名文字列に対応する宛先記号列を送
信すれば、当該宛先記号列に対応する宛先識別番号によ
り特定される配信宛先に、ファクシミリメッセージを配
信させることができ、その場合に、ファクシミリメッセ
ージが受信される装置が異なっていても配信宛先を指定
するための記号列の同一性が保証されていることで、配
信宛先を指定したファクシミリ通信における配信宛先指
定操作が容易になる利点がある。また、本発明に係るフ
ァクシミリ装置に対してファクシミリメッセージを送信
する送信側ファクシミリ装置が、当該ファクシミリメッ
セージに付加するサブアドレス情報の記号列として、特
定の宛先名文字列に対応する宛先記号列ではなく、従来
と同様に宛先識別番号を送信してきたとしても、そのよ
うな宛先識別番号の記号列は、宛先識別番号中に含まれ
ることのない特定記号を含まないものとして、宛先名文
字列に対応する宛先記号列とは区別されて、そのまま宛
先識別信号として認識されるため、配信宛先を宛先識別
番号で指定する従来の送信側装置からの、配信宛先が指
定されたファクシミリメッセージの受信に対応すること
ができる。また、受信側の本発明に係るファクシミリ装
置においては、同一の配信宛先に対応する宛先名文字列
については、装置が異なっても一意な宛先記号列が自動
的に対応することで、配信宛先管理の負担を低減できる
効果が得られる。
【0094】請求項4に係る発明によれば、前記配信宛
先として指定される宛先名文字列を、請求項3記載のフ
ァクシミリ装置の前記宛先特定情報記憶手段における所
定規則と同一規則により一意な宛先記号列に変換し、そ
の変換した宛先記号列を前記サブアドレス情報とするサ
ブアドレス変換手段を備えているため、請求項3記載の
発明に係るファクシミリ装置が受信側装置である場合
に、特定の配信宛先にファクシミリメッセージを配信さ
せたいときは、当該特定の配信宛先に対応する宛先名文
字列に対応する宛先記号列を知らなくても、当該特定の
配信宛先に対応する宛先名文字列を当該特定の配信宛先
のユーザからの通知を受ける等して知って、その宛先名
文字列を、キーボードにより直接に、または、ワンタッ
チキー等に登録しておいて間接的に、配信宛先として指
定するという容易な操作で、配信宛先を指定でき、ま
た、配信宛先に対応した宛先記号列を覚えている必要が
なく、配信宛先のユーザ名などの覚えやすい文字列で指
定でき、配信宛先指定操作が容易になる利点がある。
【0095】請求項5に係る発明によれば、前記宛先特
定情報記憶手段により、前記ネットワーク上の各配信宛
先にそれぞれ対応する宛先名文字列を、所定規則により
前記サブアドレス情報として許される最大桁数の一意な
宛先数字列に変換して、その変換した宛先数字列を前記
各配信宛先にそれぞれ対応する宛先識別番号と対応付け
て記憶しておき、前記配信宛先特定手段により、前記回
線を介して送信側装置から受信したファクシミリメッセ
ージに付随して受信するサブアドレス情報として得られ
る数字列の桁数が、前記サブアドレス情報として許され
る最大桁数でない場合は、当該数字列をそのまま前記宛
先識別番号として取得する一方、当該数字列が前記サブ
アドレス情報として許される最大桁数である場合は、前
記宛先特定情報記憶手段に記憶された各宛先数字列と照
合して一致する宛先数字列に対応する宛先識別番号を取
得し、それら取得した宛先識別番号により配信宛先を特
定して、その特定された配信宛先に前記受信したファク
シミリメッセージを配信するため、同一の配信宛先に対
応する宛先名文字列については、装置が異なっても一意
な宛先数字列が対応することになる。そのため、本発明
に係るファクシミリ装置に対してファクシミリメッセー
ジを送信する送信側ファクシミリ装置が、当該ファクシ
ミリメッセージに付加するサブアドレス情報として、特
定の宛先名文字列に対応する宛先数字列を送信すれば、
当該宛先数字列に対応する宛先識別番号により特定され
る配信宛先に、ファクシミリメッセージを配信させるこ
とができ、その場合に、ファクシミリメッセージが受信
される装置が異なっていても配信宛先を指定するための
数字列列の同一性が保証されていることで、配信宛先を
指定したファクシミリ通信における配信宛先指定操作が
容易になる利点がある。また、本発明に係るファクシミ
リ装置に対してファクシミリメッセージを送信する送信
側ファクシミリ装置が、当該ファクシミリメッセージに
付加するサブアドレス情報の数字列として、特定の宛先
名文字列に対応する宛先数字列ではなく、従来と同様に
宛先識別番号を送信してきたとしても、そのような宛先
識別番号の数字列は、前記サブアドレス情報として許さ
れる最大桁数ではないものとして、宛先名文字列に対応
する宛先数字列とは区別されて、そのまま宛先識別信号
として認識されるため、配信宛先を宛先識別番号で指定
する従来の送信側装置からの、配信宛先が指定されたフ
ァクシミリメッセージの受信に対応することができる。
また、前記宛先名文字列に対応する宛先数字列は、宛先
識別番号と同様に数字のみで構成されているため、他の
記号がサブアドレス情報中において制御コード等として
使用される場合でも、本発明を実現できる。また、宛先
名文字列に対応する宛先数字列を、前記サブアドレス情
報として許される最大桁数とすることで、異なる宛先名
文字列から変換される宛先数字列が同一となってしまう
機会を減らすことができる利点がある。また、受信側の
本発明に係るファクシミリ装置においては、同一の配信
宛先に対応する宛先名文字列については、装置が異なっ
ても一意な宛先数字列が自動的に対応することで、配信
宛先管理の負担を低減できる効果が得られる。
【0096】請求項6に係る発明によれば、前記配信宛
先として指定される宛先名文字列を、請求項5記載のフ
ァクシミリ装置の前記宛先特定情報記憶手段における所
定規則と同一規則により一意な宛先数字列に変換し、そ
の変換した宛先数字列を前記サブアドレス情報とするサ
ブアドレス変換手段を備えているため、請求項5記載の
発明に係るファクシミリ装置が受信側装置である場合
に、特定の配信宛先にファクシミリメッセージを配信さ
せたいときは、当該特定の配信宛先に対応する宛先名文
字列に対応する宛先数字列を知らなくても、当該特定の
配信宛先に対応する宛先名文字列を当該特定の配信宛先
のユーザからの通知を受ける等して知って、その宛先名
文字列を、キーボードにより直接に、または、ワンタッ
チキー等に登録しておいて間接的に、配信宛先として指
定するという容易な操作で、配信宛先を指定でき、ま
た、配信宛先に対応した宛先数字列列を覚えている必要
がなく、配信宛先のユーザ名などの覚えやすい文字列で
指定でき、配信宛先指定操作が容易になる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】互いにLANにより接続された、本発明の実施
の形態に係るファクシミリ装置と、他のコンピュータ端
末とを示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
ブロック構成を示す図である。
【図3】RAMに確保される本発明に係る記憶領域につ
いて示す図である。
【図4】ファクシミリ通信手順について示す図である。
【図5】メールボックスID・ハッシュサブアドレス対
応テーブルの第1例を示す図である。
【図6】メールボックスID・ハッシュサブアドレス対
応テーブルの第2例を示す図である。
【図7】メールボックスID・ハッシュサブアドレス対
応テーブルの第3例を示す図である。
【図8】メールボックスID・メールアドレス対応テー
ブルを示す図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る送信側ファクシミリ
装置における送信手順を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る受信側ファクシミ
リ装置における受信手順を示す図である。
【図11】メールボックスID取得処理手順の第1例を
示す図である。
【図12】メールボックスID取得処理手順の第2例を
示す図である。
【図13】メールボックスID取得処理手順の第3例を
示す図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2、3 コンピュータ端末 2a、3a LANインターフェース 4 ローカルエリアネットワーク 10 システム制御部 11 ROM 12 RAM 12a メールボックスID・メールアドレス対応テー
ブル 12b メールボックスID・ハッシュサブアドレス対
応テーブル 13 操作表示部 14 画像蓄積メモリ 15 スキャナ 16 プロッタ 17 符号化復号化部 18 モデム 19 NCU 20 LAN制御部 21 LANインターフェース 22 システムバス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線を介して他装置とファクシミリメッ
    セージの送受信を行う一方、ネットワークにより他の端
    末装置と接続され、そのネットワークを介してそれらの
    端末装置と情報のやりとりが可能な構成で、前記回線を
    介して送信側装置から受信したファクシミリメッセージ
    を、当該ファクシミリメッセージに付随するサブアドレ
    ス情報として受信した記号列により特定される前記ネッ
    トワーク上の配信宛先に配信するファクシミリ装置にお
    いて、 前記ネットワーク上の各配信宛先にそれぞれ対応する宛
    先名文字列を、所定規則により前記サブアドレス情報と
    して許される一意な宛先記号列に変換して、その変換し
    た宛先記号列を前記各配信宛先のそれぞれと対応付けて
    記憶する宛先特定情報記憶手段と、前記回線を介して送
    信側装置から受信したファクシミリメッセージに付随し
    て受信するサブアドレス情報として得られる記号列を、
    前記宛先特定情報記憶手段に記憶された各宛先記号列と
    照合して一致する宛先記号列により配信宛先を特定する
    配信宛先特定手段とを備え、その配信宛先特定手段によ
    り特定された配信宛先に前記受信したファクシミリメッ
    セージを配信することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 ファクシミリメッセージに、当該ファク
    シミリメッセージの配信宛先を特定するためのサブアド
    レス情報を付加して受信側装置に送信するファクシミリ
    装置において、前記配信宛先として指定される宛先名文
    字列を、請求項1記載のファクシミリ装置の前記宛先特
    定情報記憶手段における所定規則と同一規則により一意
    な宛先記号列に変換し、その変換した宛先記号列を前記
    サブアドレス情報とするサブアドレス変換手段を備えた
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 回線を介して他装置とファクシミリメッ
    セージの送受信を行う一方、ネットワークにより他の端
    末装置と接続され、そのネットワークを介してそれらの
    端末装置と情報のやりとりが可能な構成で、前記回線を
    介して送信側装置から受信したファクシミリメッセージ
    を、当該ファクシミリメッセージに付随するサブアドレ
    ス情報として受信した記号列に基づいて得られる宛先識
    別番号により特定される前記ネットワーク上の配信宛先
    に配信するファクシミリ装置において、 前記ネットワーク上の各配信宛先にそれぞれ対応する宛
    先名文字列を、所定規則により前記宛先識別番号中に含
    まれることのない特定記号が付加された前記サブアドレ
    ス情報として許される一意な宛先記号列に変換して、そ
    の変換した宛先記号列を前記各配信宛先にそれぞれ対応
    する宛先識別番号と対応付けて記憶する宛先特定情報記
    憶手段と、前記回線を介して送信側装置から受信したフ
    ァクシミリメッセージに付随して受信するサブアドレス
    情報として得られる記号列が、前記宛先識別番号中に含
    まれることのない特定記号を含まない場合は、当該記号
    列をそのまま前記宛先識別番号として取得する一方、当
    該記号列が前記特定記号を含む場合は、前記宛先特定情
    報記憶手段に記憶された各宛先記号列と照合して一致す
    る宛先記号列に対応する宛先識別番号を取得し、それら
    取得した宛先識別番号により配信宛先を特定する配信宛
    先特定手段とを備え、その配信宛先特定手段により特定
    された配信宛先に前記受信したファクシミリメッセージ
    を配信することを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 ファクシミリメッセージに、当該ファク
    シミリメッセージの配信宛先を特定するためのサブアド
    レス情報を付加して受信側装置に送信するファクシミリ
    装置において、 前記配信宛先として指定される宛先名文字列を、請求項
    3記載のファクシミリ装置の前記宛先特定情報記憶手段
    における所定規則と同一規則により一意な宛先記号列に
    変換し、その変換した宛先記号列を前記サブアドレス情
    報とするサブアドレス変換手段を備えたことを特徴とす
    るファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 回線を介して他装置とファクシミリメッ
    セージの送受信を行う一方、ネットワークにより他の端
    末装置と接続され、そのネットワークを介してそれらの
    端末装置と情報のやりとりが可能な構成で、前記回線を
    介して送信側装置から受信したファクシミリメッセージ
    を、当該ファクシミリメッセージに付随するサブアドレ
    ス情報として受信した数字列に基づいて得られる宛先識
    別番号により特定される前記ネットワーク上の配信宛先
    に配信するファクシミリ装置において、 前記ネットワーク上の各配信宛先にそれぞれ対応する宛
    先名文字列を、所定規則により前記サブアドレス情報と
    して許される最大桁数の一意な宛先数字列に変換して、
    その変換した宛先数字列を前記各配信宛先にそれぞれ対
    応する宛先識別番号と対応付けて記憶する宛先特定情報
    記憶手段と、前記回線を介して送信側装置から受信した
    ファクシミリメッセージに付随して受信するサブアドレ
    ス情報として得られる数字列の桁数が、前記サブアドレ
    ス情報として許される最大桁数でない場合は、当該数字
    列をそのまま前記宛先識別番号として取得する一方、当
    該数字列が前記サブアドレス情報として許される最大桁
    数である場合は、前記宛先特定情報記憶手段に記憶され
    た各宛先数字列と照合して一致する宛先数字列に対応す
    る宛先識別番号を取得し、それら取得した宛先識別番号
    により配信宛先を特定する配信宛先特定手段とを備え、
    その配信宛先特定手段により特定された配信宛先に前記
    受信したファクシミリメッセージを配信することを特徴
    とするファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 ファクシミリメッセージに、当該ファク
    シミリメッセージの配信宛先を特定するためのサブアド
    レス情報を付加して受信側装置に送信するファクシミリ
    装置において、 前記配信宛先として指定される宛先名文字列を、請求項
    5記載のファクシミリ装置の前記宛先特定情報記憶手段
    における所定規則と同一規則により一意な宛先数字列に
    変換し、その変換した宛先数字列を前記サブアドレス情
    報とするサブアドレス変換手段を備えたことを特徴とす
    るファクシミリ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001105695A (ja) * 1999-10-12 2001-04-17 Minolta Co Ltd 画像形成装置
US7151613B1 (en) 1999-02-18 2006-12-19 Minolta Co., Ltd. Printer
JP2012004906A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Ntt Docomo Inc サービス装置、サービスシステム及び方法

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US7679771B2 (en) 1999-02-18 2010-03-16 Minolta Co., Ltd. Printer capable of refusing receipt of printed materials sent from an unintended source
US7982897B2 (en) 1999-02-18 2011-07-19 Minolta Co., Ltd. Printer capable of refusing receipt of printed materials sent from an unintended source
US8149446B2 (en) 1999-02-18 2012-04-03 Minolta Co., Ltd. Printer capable of refusing receipt of printed materials sent from an unintended source
JP2001105695A (ja) * 1999-10-12 2001-04-17 Minolta Co Ltd 画像形成装置
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