JPH10256268A - 高出力用半導体装置 - Google Patents

高出力用半導体装置

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JPH10256268A
JPH10256268A JP6308097A JP6308097A JPH10256268A JP H10256268 A JPH10256268 A JP H10256268A JP 6308097 A JP6308097 A JP 6308097A JP 6308097 A JP6308097 A JP 6308097A JP H10256268 A JPH10256268 A JP H10256268A
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JP
Japan
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layer
transistor
collector
pad
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP6308097A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Hayama
信幸 羽山
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH10256268A publication Critical patent/JPH10256268A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップ上のトランジスタ領域を並列動作させ
る際の寄生発振を防ぎ、安定な動作、電力効率などの性
能の向上、信頼性を図った高出力用半導体装置を提供す
る。 【解決手段】 トランジスタ領域5を形成する際、前記
トランジスタ領域間の少なくとも1部を電気的に接続す
る導電層9を形成する。導電層9はコレクタ層(サブコ
レクタ層)、ベース層のいずれか若しくは両方で構成さ
れる。この導電層9上には層間絶縁膜を介して配線、或
いはパッドが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高出力用半導体装
置、特にトランジスタを効率よく、かつ安定に動作さ
せ、高信頼性化を図った半導体装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】通信機器の発達とともに高周波高出力用
半導体装置の需要が大幅に伸びている。特に自動車電
話、携帯電話等に代表される情報端末携帯機器では、電
池駆動で高出力動作、長時間通話を行うため、高効率で
動作する高出力用半導体装置が必要となっている。即
ち、半導体装置内部での電力損失を極力小さくし、印加
する直流電力を効率よく高周波電力に変換する高出力用
半導体装置が望まれている。
【0003】GaAs半導体を用いた電界効果トランジ
スタは、このような需要を満たす高出力用半導体装置と
して実用化、量産化が進められているが、近年、化合物
半導体のヘテロ接合を利用したバイポーラトランジスタ
(以下、HBTと称す)も、その優れた高周波特性と高
電流駆動能力から、高出力用半導体装置として注目され
ている。
【0004】このような、高出力用半導体装置では、高
周波の大電力を取り扱うため、半導体基板上に複数のト
ランジスタを配置し、これを並列接続することで高出力
化を図っている。
【0005】例えば、図2に示すような複数のHBTを
基板上に配列した高出力半導体装置が開示されている。
図では、複数並置されたトランジスタ領域15内のそれ
ぞれに複数のHBTが一列に並んで配置され、各HBT
のベース電極16、コレクタ電極17及びエミッタ電極
18は、互いに接続され、それぞれベースパッド12、
コレクタパッド13、エミッタパッド14に接続されて
いる。さらに通常、エミッタパッド14は接地用端子、
ベースパッド12は入力端子、コレクタパッド13は出
力用端子として外部回路との接続に用いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにチップ上で
複数のHBTを複数列のトランジスタ領域に配置した構
成では、外部からの入力信号はベースパッド12を通じ
て、それぞれのトランジスタ領域上のHBTのベース電
極16及びコレクタ電極17経てそれぞれのコレクタパ
ッド13を経て外部回路へ出力される。図2に示される
コレクタパッド13のように、外部回路との接続に同一
のパッドが複数存在する場合は、通常外部で共通するパ
ッドを電気的に接続する事でそれぞれのトランジスタ領
域の並列動作させている。しかしながら、複数のワイヤ
ボンディングを通じて、それぞれのコレクタパッドの給
電及び信号の取り出しを行うと、トランジスタが発振し
てしまい、高出力用トランジスタとして使用不能になる
場合があった。これはボンディングワイヤによる寄生イ
ンダクタンス、寄生容量等の存在そのもの或いは、複数
のボンディングワイヤ間で寄生成分が異なるため、それ
ぞれのトランジスタ領域が均一に動作しないため発振す
るものと考えられている。また、発振現象まで至らなく
とも、トランジスタ領域間の不均一動作に伴ない効率の
低下、出力の低下を招いていた。ボンディングワイヤに
よる寄生インダクタンス、寄生容量等がトランジスタに
影響するのを低減するため、チップ上で各トランジスタ
領域を短絡させるための金属配線を形成する方法も取ら
れているが、金属配線形成のための工程の増加、配線の
ための領域の確保が必要となる。即ち、高出力トランジ
スタの製造工程の増加、チップ面積の増大を招き、チッ
プコストの増大が避けられなかった。
【0007】本発明の目的は前記従来の問題点を解決
し、極めて簡単に、複数のトランジスタ領域を並列動作
させても安定に動作し、電力効率等の性能向上、信頼性
向上を図った高出力半導体装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の高出力半導体装置は、半導体基板上に複数
のトランジスタ領域とこのトランジスタ領域からの入力
用電極パッド、出力用電極パッドを備えた半導体装置に
おいて、複数のトランジスタ領域が導電性の半導体層で
相互に接続されている。
【0009】そして、これらトランジスタ領域は、それ
ぞれ、その両端が導電性の半導体層により相互に接続さ
れてもよい。又、導電性の半導体層は、トランジスタ領
域を構成する半導体層の少くとも1つから構成すること
ができる。
【0010】更に、トランジスタは、バイポーラトラン
ジスタであり、導電性の半導体層の少くとも1つの層は
高濃度のサブコレクタ層とすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1を参照
して説明する。トランジスタ領域5内に配置されたHT
Bのベース電極6、エミッタ電極8、及びコレクタ電極
7は、それぞれベースパッド2、エミッタパッド4、コ
レクタパッド3に接続されている。このようなトランジ
スタ領域が複数個設けられた半導体装置において、これ
らトランジスタ領域の一方の端部同士が導電層9により
互いに連結されている。またトランジスタ領域はその両
側の端部側において連絡してもよい。
【0012】本発明では、各トランジスタ領域の間がこ
のトランジスタ領域を構成する導電性半導体層で相互に
接続されているため、トランジスタ領域間の電位が同一
に保てる。従って、トランジスタ領域の不均一動作に伴
う効率及び出力電力の低下、発振現象を防ぐ事ができ
る。そして導電層(9)はトランジスタ領域(5)と同
時に形成され、しかも導電層(9)上には配線、パッド
等も形成可能であるため、製造工程の煩雑さを伴う事な
く、チップ寸法の縮小が可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明について図面を参照しながら詳
細に説明する。図1は、トランジスタとしてAlGaA
s/GaAsHBTを用いた、本発明による高出力用半
導体装置の一実施例を示す。
【0014】図1において、複数のトランジスタ領域5
内のそれぞれに複数のHBTが一列に並んで配置されて
おり、各HBTのベース電極6、エミッタ電極8、及び
コレクタ電極7は、それぞれベースパッド2、コレクタ
パッド3、エミッタパッド4に接続されている。この複
数トランジスタ領域5はその一方の端部同士が互いに、
導電層9で接続されている。この導電層9はトランジス
タ領域5と同じ半導体層で構成されている。HBTはコ
レクタ層、ベース層、エミッタ層の半導体層からなって
いる。そしてこの導電層9上には絶縁膜を介してベース
パッド2が形成されている。導電層9はトランジスタ領
域5を形成する際のマスクによって同時に形成される。
【0015】本実施例では、各トランジスタ領域5のコ
レクタ層(コレクタ電極を接触させるための高濃度のサ
ブコレクタ層を含む)、ベース層、エミッタ層のそれぞ
れの層が半導体層を通じて相互に接続されている。従っ
て、それぞれの層での不均一動作を低減できる。また、
図1では、トランジスタ領域5の一方の側のみが導電層
9で接続されているが、トランジスタ領域の両側で接続
すればさらに均一な動作が可能となる。
【0016】図1の実施例では導電層9がトランジスタ
領域と全く同じ層構成であったが、他の実施例として、
導電層がコレクタ層のみ、或いは、コレクタ層とベース
層の2層から構成されてもよい。導電層がトランジスタ
領域と同じ層構成であれば、その領域分だけ、ベースコ
レクタ容量、エミッタ容量が付加されるため、トランジ
スタの高周波特性が犠牲になるが、導電層がコレクタ層
のみ或いはコレクタ層とベース層の2層から構成される
場合は、余分な容量の付加が避けられる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明のトランジス
タの構成では、トランジスタ領域5間が導電層9によ
り、短絡状態となるため、ボンディングワイヤの寄生イ
ンダクタンス、寄生容量に伴なうトランジスタ領域間の
非平衡動作、及びそれに伴なう発振現象が避けられる。
導電層9はトランジスタ領域5と同時に形成され、しか
も導電層9上には配線、パッド等も形成可能であるた
め、製造工程の煩雑さを伴う事なく、チップ寸法の縮小
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高出力用半導体装置の一実施例を示す
平面図である。
【図2】従来の高出力用半導体のトランジスタの配置を
示す平面図である。
【符号の説明】
2、12 ベースパッド 3、13 コレクタパッド 4、14 エミッタパッド 5、15 トランジスタ領域 6、16 ベース電極 7、17 コレクタ電極 8、18 エミッタ電極 9 導電層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に複数のトランジスタ領域
    と前記トランジスタ領域からの入力用電極パッド、出力
    用電極パッドを備えた半導体装置において、前記複数の
    トランジスタ領域が導電性の半導体層で相互に接続され
    ていることを特徴とする高出力用半導体装置。
  2. 【請求項2】 複数のトランジスタ領域の両端がそれぞ
    れ導電性の半導体層で相互に接続されている請求項1記
    載の高出力用半導体装置。
  3. 【請求項3】 導電性の半導体層が、トランジスタ領域
    を構成する半導体層の少なくとも1つの層から成る請求
    項1又は2記載の高出力用半導体装置。
  4. 【請求項4】 トランジスタがバイポーラトランジスタ
    であり、導電性の半導体層の少なくとも1つの層が高濃
    度のサブコレクタ層である請求項3記載の高出力用半導
    体装置。
JP6308097A 1997-03-17 1997-03-17 高出力用半導体装置 Pending JPH10256268A (ja)

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JP6308097A JPH10256268A (ja) 1997-03-17 1997-03-17 高出力用半導体装置
JP2000166121A JP3509849B2 (ja) 1997-03-17 2000-06-02 高出力用半導体装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001018865A1 (fr) * 1999-09-06 2001-03-15 Hitachi, Ltd. Module amplificateur de puissance haute-frequence et appareil de radiocommunications
JP2004260364A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Renesas Technology Corp 半導体装置及び高出力電力増幅装置並びにパソコンカード
KR100808166B1 (ko) * 2002-02-06 2008-02-29 주식회사 엘지이아이 이종접합 바이폴라 트랜지스터의 베이스 피딩라인

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