JPH10256159A - 減圧cvd装置及び半導体ウエハ表面の薄膜形成処理方法 - Google Patents
減圧cvd装置及び半導体ウエハ表面の薄膜形成処理方法Info
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- JPH10256159A JPH10256159A JP5570197A JP5570197A JPH10256159A JP H10256159 A JPH10256159 A JP H10256159A JP 5570197 A JP5570197 A JP 5570197A JP 5570197 A JP5570197 A JP 5570197A JP H10256159 A JPH10256159 A JP H10256159A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 量産性に優れ、かつ成膜性を向上させること
ができる減圧CVD装置及び半導体ウエハへの薄膜形成
処理方法を提供する。 【解決手段】 被処理ウエハが配置された炉芯管1内に
薄膜形成用のガスを供給して被処理ウエハの表面に薄膜
を形成させるものであって、炉芯管1の開口部分に開閉
自在なゲートバルブを介して密閉可能に配設されたロー
ドロック室4と、複数枚の被処理ウエハを保持してロー
ドロック室4内と炉芯管1内とに移動可能に配設されて
いるボート12と、ロードロック室4内から炉芯管1内
に向かってボート12と共に順次移動されている被処理
ウエハに向けて前処理用の活性化されたガスを吹き付け
るガス導入管8とを設けた。
ができる減圧CVD装置及び半導体ウエハへの薄膜形成
処理方法を提供する。 【解決手段】 被処理ウエハが配置された炉芯管1内に
薄膜形成用のガスを供給して被処理ウエハの表面に薄膜
を形成させるものであって、炉芯管1の開口部分に開閉
自在なゲートバルブを介して密閉可能に配設されたロー
ドロック室4と、複数枚の被処理ウエハを保持してロー
ドロック室4内と炉芯管1内とに移動可能に配設されて
いるボート12と、ロードロック室4内から炉芯管1内
に向かってボート12と共に順次移動されている被処理
ウエハに向けて前処理用の活性化されたガスを吹き付け
るガス導入管8とを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハの表
面に例えばシリコン多結晶膜等の薄膜を形成するのに使
用される減圧CVD装置及びその半導体ウエハ表面に薄
膜を形成する場合の処理方法に関するものである。
面に例えばシリコン多結晶膜等の薄膜を形成するのに使
用される減圧CVD装置及びその半導体ウエハ表面に薄
膜を形成する場合の処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハの表面にシリコン多結晶膜
等の薄膜を形成させる装置としてCVD装置(chemical
Vapor deposition system)が知られている。図7は、
従来におけるロードロック室付縦型減圧CVD装置の一
例を示す断面図である。図7において、この減圧CVD
装置は、大きくは炉芯管51の下側にリング状をしたフ
ランジ52を介してロードロック53が密に配設された
構造になっている。また、炉芯管51内とロードロック
53の内部(以下、これを「ロードロック室54」と言
う)とは連通されているが、フランジ52とロードロッ
ク53との間に配置されている図示せぬゲートバルブに
よって互いに隔離することができる構造になっている。
等の薄膜を形成させる装置としてCVD装置(chemical
Vapor deposition system)が知られている。図7は、
従来におけるロードロック室付縦型減圧CVD装置の一
例を示す断面図である。図7において、この減圧CVD
装置は、大きくは炉芯管51の下側にリング状をしたフ
ランジ52を介してロードロック53が密に配設された
構造になっている。また、炉芯管51内とロードロック
53の内部(以下、これを「ロードロック室54」と言
う)とは連通されているが、フランジ52とロードロッ
ク53との間に配置されている図示せぬゲートバルブに
よって互いに隔離することができる構造になっている。
【0003】さらに詳述すると、炉芯管51は、内管5
5と外管56とからなる。このうち、内管55は上下が
開口された円筒状を成し、外管56は上端が閉じられ下
端側が開口された逆カップ状に形成されている。そし
て、外管56内に内管55が同心的に収納されて周面部
分が二重構造をした構成にして作られており、これがフ
ランジ52上に同心的に位置決めされて取り付けられて
いる。また、フランジ52には内管55と外管56との
間に位置して排気用のガス排出管57が設けられてお
り、このガス排出管57を通して炉芯管51内のガスを
排出することが可能になっている。さらに、フランジ5
2には、先端を内管55内に突出させてガス導入管58
が取り付けられており、このガス導入管58を通して一
種または数種の化合物ガス、あるいは単体ガス等の処理
ガス(反応ガス)を炉芯管51内に供給可能になってい
る。加えて、炉芯管51の外周には、この炉芯管51内
を暖めるためのヒーター59が設置されている。
5と外管56とからなる。このうち、内管55は上下が
開口された円筒状を成し、外管56は上端が閉じられ下
端側が開口された逆カップ状に形成されている。そし
て、外管56内に内管55が同心的に収納されて周面部
分が二重構造をした構成にして作られており、これがフ
ランジ52上に同心的に位置決めされて取り付けられて
いる。また、フランジ52には内管55と外管56との
間に位置して排気用のガス排出管57が設けられてお
り、このガス排出管57を通して炉芯管51内のガスを
排出することが可能になっている。さらに、フランジ5
2には、先端を内管55内に突出させてガス導入管58
が取り付けられており、このガス導入管58を通して一
種または数種の化合物ガス、あるいは単体ガス等の処理
ガス(反応ガス)を炉芯管51内に供給可能になってい
る。加えて、炉芯管51の外周には、この炉芯管51内
を暖めるためのヒーター59が設置されている。
【0004】ロードロック53は、内部にロードロック
室54としての空間を有して、下端が閉じられ上端が開
口された筒状に形成されている。なお、ロードロック5
3の下端側には、ロードロック室54内を減圧するため
の排気管63が設けられている。また、ロードロック室
54内には、ボート回転機構60が設けられているとと
もに、このボート回転機構60上に断熱筒61及びボー
ト62が配設されている。そのボート62には、図示せ
ぬ被処理ウエハが複数枚、上下に等間隔で水平に保持で
きる構造になっており、断熱筒61は炉芯管51内とロ
ードロック53を熱的に遮断する役目を果たす。さら
に、ボート回転機構60は、フランジ52とロードロッ
ク室54との間のゲートバルブが開いている状態で、ボ
ート62を回転させながら、そのボート62をロードロ
ック室54から炉芯管51内の所定の位置まで上昇させ
ることができるとともに、逆に炉芯管51からロードロ
ック室54内まで下降させることもできる構造になって
いる。なお、図7は、ボート62がロードロック室54
の所定の位置まで下降された状態で示している。
室54としての空間を有して、下端が閉じられ上端が開
口された筒状に形成されている。なお、ロードロック5
3の下端側には、ロードロック室54内を減圧するため
の排気管63が設けられている。また、ロードロック室
54内には、ボート回転機構60が設けられているとと
もに、このボート回転機構60上に断熱筒61及びボー
ト62が配設されている。そのボート62には、図示せ
ぬ被処理ウエハが複数枚、上下に等間隔で水平に保持で
きる構造になっており、断熱筒61は炉芯管51内とロ
ードロック53を熱的に遮断する役目を果たす。さら
に、ボート回転機構60は、フランジ52とロードロッ
ク室54との間のゲートバルブが開いている状態で、ボ
ート62を回転させながら、そのボート62をロードロ
ック室54から炉芯管51内の所定の位置まで上昇させ
ることができるとともに、逆に炉芯管51からロードロ
ック室54内まで下降させることもできる構造になって
いる。なお、図7は、ボート62がロードロック室54
の所定の位置まで下降された状態で示している。
【0005】このように構成された減圧CVD装置の動
作を次に説明する。まず、ボート62がロードロック室
54内に降ろされ、かつゲートバルブによりロードロッ
ク室54と炉芯管51内とが隔離されている状態におい
て、ボート62に自動搬送機等を用いて被処理ウエハを
移載し、その後、排気管63を通してロードロック室5
4内を真空引きする。また、ロードロック室54内の圧
力が炉芯管51内と同等の圧力に到達するとゲートバル
ブを開く。続いてボート回転機構60が動作されて、ボ
ート62を上昇させる。ボート62が炉芯管51内に配
置された最上部まで上昇しきった時点でCVDプロセス
が開始される。そして、CVDプロセスに必要なガス
は、ガス導入管58から炉芯管51の内筒55内に供給
される。すると、これがヒーター59で所定の温度まで
加熱されながら一部が被処理ウエハの表面に沿って流
れ、さらに内管55と外管56との間を通ってフランジ
52に接続されたガス排出管57へと排気される。この
とき、被処理ウエハの表面に沿って流れるガスにより、
その被処理ウエハの表面に生成膜が成長される。
作を次に説明する。まず、ボート62がロードロック室
54内に降ろされ、かつゲートバルブによりロードロッ
ク室54と炉芯管51内とが隔離されている状態におい
て、ボート62に自動搬送機等を用いて被処理ウエハを
移載し、その後、排気管63を通してロードロック室5
4内を真空引きする。また、ロードロック室54内の圧
力が炉芯管51内と同等の圧力に到達するとゲートバル
ブを開く。続いてボート回転機構60が動作されて、ボ
ート62を上昇させる。ボート62が炉芯管51内に配
置された最上部まで上昇しきった時点でCVDプロセス
が開始される。そして、CVDプロセスに必要なガス
は、ガス導入管58から炉芯管51の内筒55内に供給
される。すると、これがヒーター59で所定の温度まで
加熱されながら一部が被処理ウエハの表面に沿って流
れ、さらに内管55と外管56との間を通ってフランジ
52に接続されたガス排出管57へと排気される。この
とき、被処理ウエハの表面に沿って流れるガスにより、
その被処理ウエハの表面に生成膜が成長される。
【0006】ところで、このCVDプロセスにおけるC
VD成膜では、界面状態がその性能に対して重要な役割
を担っている。そこで、一般に、CVD成膜を行う前処
理として被処理ウエハ表面の自然酸化膜や炭素等を除去
する方法が採られている。そのうち、被処理ウエハ表面
の自然酸化膜を除去する方法としては、炉芯管51内を
900℃程度の高温にしてガスを導入して還元性雰囲気
で自然酸化膜を除去する。使用されるガスはH2 、H
F、N2 H4 、F2 、ClF3 、NF3 、NH3 等の水
素やフッ素、若しくはそれらを含む化合物を導入する方
法等が知られている。そして、水素やフッ素、若しくは
それらを含む化合物を導入して前処理を行う方法では、
まずガス導入管58から炉芯管51の内筒55内にそれ
ら前処理用のガスを、成膜用のガスに先立って供給す
る。すると、この一部が被処理ウエハの表面に沿って流
れ、さらにガス排出管57へと排気されて処理が行われ
る。一方、被処理ウエハ表面の炭素を除去する方法とし
ては、酸素またはその化合物が供給される。
VD成膜では、界面状態がその性能に対して重要な役割
を担っている。そこで、一般に、CVD成膜を行う前処
理として被処理ウエハ表面の自然酸化膜や炭素等を除去
する方法が採られている。そのうち、被処理ウエハ表面
の自然酸化膜を除去する方法としては、炉芯管51内を
900℃程度の高温にしてガスを導入して還元性雰囲気
で自然酸化膜を除去する。使用されるガスはH2 、H
F、N2 H4 、F2 、ClF3 、NF3 、NH3 等の水
素やフッ素、若しくはそれらを含む化合物を導入する方
法等が知られている。そして、水素やフッ素、若しくは
それらを含む化合物を導入して前処理を行う方法では、
まずガス導入管58から炉芯管51の内筒55内にそれ
ら前処理用のガスを、成膜用のガスに先立って供給す
る。すると、この一部が被処理ウエハの表面に沿って流
れ、さらにガス排出管57へと排気されて処理が行われ
る。一方、被処理ウエハ表面の炭素を除去する方法とし
ては、酸素またはその化合物が供給される。
【0007】また、このようにして前処理が終了する
と、次に薄膜材料を構成する元素からなる一種または数
種の化合物ガス、あるいは単体ガスをガス導入管58か
ら炉芯管51の内筒55内に供給し、同様にしてガス排
出管57より排気させる。すると、被処理ウエハの表面
に沿って流れるガスによって、その被処理ウエハの表面
に生成膜が成長され、成膜処理が完了する。
と、次に薄膜材料を構成する元素からなる一種または数
種の化合物ガス、あるいは単体ガスをガス導入管58か
ら炉芯管51の内筒55内に供給し、同様にしてガス排
出管57より排気させる。すると、被処理ウエハの表面
に沿って流れるガスによって、その被処理ウエハの表面
に生成膜が成長され、成膜処理が完了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来構造における減圧CVD装置では、CVD薄膜成
膜前に自然酸化膜等を除去するのを目的としたガス等を
ガス導入管58から炉芯管51内に供給した場合、ボー
ト62によって水平に並べられている被処理ウエハの装
填領域がガス流路に沿って長いために、そのガスの実効
効力(自然酸化膜除去能力)がガスの上流と下流とで異
なり、一括処理した場合に上流側での被処理ウエハに対
する処理と下流側での被処理ウエハに対する処理とが均
一にならないと言う問題点があった。また、ガス種によ
っては、その除去能力有効時間が極端に短いために、そ
の効力がボート上部に配置されている被処理ウエハには
到達しないこともあり、上側と下側では除去効果が均一
にならないと言った問題点もあった。なお、被処理ウエ
ハの処理が一枚づつ行われる枚様式CVD装置ではでこ
のような問題は発生することはないが、処理能力がバッ
チ式に対して劣るため量産性に優れないと言う欠点があ
る。したがって、量産性を考えた場合には、図7に示し
たようなバッチ式のものが好ましいことが分かる。
た従来構造における減圧CVD装置では、CVD薄膜成
膜前に自然酸化膜等を除去するのを目的としたガス等を
ガス導入管58から炉芯管51内に供給した場合、ボー
ト62によって水平に並べられている被処理ウエハの装
填領域がガス流路に沿って長いために、そのガスの実効
効力(自然酸化膜除去能力)がガスの上流と下流とで異
なり、一括処理した場合に上流側での被処理ウエハに対
する処理と下流側での被処理ウエハに対する処理とが均
一にならないと言う問題点があった。また、ガス種によ
っては、その除去能力有効時間が極端に短いために、そ
の効力がボート上部に配置されている被処理ウエハには
到達しないこともあり、上側と下側では除去効果が均一
にならないと言った問題点もあった。なお、被処理ウエ
ハの処理が一枚づつ行われる枚様式CVD装置ではでこ
のような問題は発生することはないが、処理能力がバッ
チ式に対して劣るため量産性に優れないと言う欠点があ
る。したがって、量産性を考えた場合には、図7に示し
たようなバッチ式のものが好ましいことが分かる。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は量産性に優れ、かつ成膜性を向上
させることができる減圧CVD装置及び半導体ウエハ表
面の薄膜形成処理方法を提供することにある。さらに、
他の目的は、以下に説明する内容の中で順次明らかにし
て行く。
のであり、その目的は量産性に優れ、かつ成膜性を向上
させることができる減圧CVD装置及び半導体ウエハ表
面の薄膜形成処理方法を提供することにある。さらに、
他の目的は、以下に説明する内容の中で順次明らかにし
て行く。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、減圧CVD装置としては、次の技術手段を
講じたことを特徴とする。すなわち、ロードロック室内
から炉芯管内に向かってボートと共に移動されている被
処理ウエハに向けて前処理用の活性化されたガスを吹き
付ける手段を設けたものである。これによれば、ロード
ロック室から炉芯管内にボートと共に移動されている複
数枚の被処理ウエハに対して、前処理のための活性化さ
れたガスを順次均一に吹き付けて処理することができる
ので、品質の均一化が図れる。また、前処理を短時間に
行うことが可能になる。
するために、減圧CVD装置としては、次の技術手段を
講じたことを特徴とする。すなわち、ロードロック室内
から炉芯管内に向かってボートと共に移動されている被
処理ウエハに向けて前処理用の活性化されたガスを吹き
付ける手段を設けたものである。これによれば、ロード
ロック室から炉芯管内にボートと共に移動されている複
数枚の被処理ウエハに対して、前処理のための活性化さ
れたガスを順次均一に吹き付けて処理することができる
ので、品質の均一化が図れる。また、前処理を短時間に
行うことが可能になる。
【0011】また、半導体ウエハ表面の薄膜形成処理方
法としては、複数枚の被処理ウエハが保持されてロード
ロック室から炉芯管内に順次向かうボート上の前記被処
理ウエハの表面に対して前処理のための活性化されたガ
スを吹き付けて前処理し、その後、前記炉心内に前記薄
膜形成用のガスを供給するようにしたものである。この
方法によれば、ロードロック室から炉芯管内にボートと
共に移動されている複数枚の被処理ウエハに対して、前
処理のための活性化されたガスを順次均一に吹き付けて
処理することができるので、品質の均一化が図れる。ま
た、前処理を短時間に行うことができる。
法としては、複数枚の被処理ウエハが保持されてロード
ロック室から炉芯管内に順次向かうボート上の前記被処
理ウエハの表面に対して前処理のための活性化されたガ
スを吹き付けて前処理し、その後、前記炉心内に前記薄
膜形成用のガスを供給するようにしたものである。この
方法によれば、ロードロック室から炉芯管内にボートと
共に移動されている複数枚の被処理ウエハに対して、前
処理のための活性化されたガスを順次均一に吹き付けて
処理することができるので、品質の均一化が図れる。ま
た、前処理を短時間に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる形態は、本発明の好適な具体例であるから技術的に
好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの形態に限られるものでもないもの
である。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる形態は、本発明の好適な具体例であるから技術的に
好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの形態に限られるものでもないもの
である。
【0013】図1は、本発明の一形態を示すもので、ロ
ードロック室付縦型減圧CVD膜生成装置の概略構成断
面図である。図1において、この減圧CVD膜生成装置
は、大きくは炉芯管1の下側にリング状をしたフランジ
2を介してロードロック3が密に配設された構造になっ
ている。また、炉芯管1内とロードロック3の内部(以
下、これを「ロードロック室4」と言う)とは連通され
ているが、フランジ2とロードロック3との間に配置さ
れている図示せぬゲートバルブによって互いに隔離する
ことができる構造になっている。
ードロック室付縦型減圧CVD膜生成装置の概略構成断
面図である。図1において、この減圧CVD膜生成装置
は、大きくは炉芯管1の下側にリング状をしたフランジ
2を介してロードロック3が密に配設された構造になっ
ている。また、炉芯管1内とロードロック3の内部(以
下、これを「ロードロック室4」と言う)とは連通され
ているが、フランジ2とロードロック3との間に配置さ
れている図示せぬゲートバルブによって互いに隔離する
ことができる構造になっている。
【0014】さらに詳述すると、炉芯管1は、内管5と
外管6とからなる。このうち、内管5は上下が開口され
た円筒状を成し、外管6は上端が閉じられ下端側が開口
された逆カップ状に形成されている。そして、外管6内
に内管5が同心的に収納されて周面部分が二重構造をし
た構成にして作られおり、これがフランジ2上に同心的
に位置決めされて取り付けられている。また、内管5と
外管6との間に位置して、フランジ2には排気用のガス
排出管7が設けられ、このガス排出管7を通して炉芯管
1内のガスを排出可能になっている。さらに、フランジ
2には、先端を内管5内に突出させてガス導入管8が取
り付けられており、このガス導入管8を通して一種また
は数種の化合物ガス、あるいは単体ガス等の処理ガス
(反応ガス)をを炉芯管1内に供給可能になっている。
加えて、炉芯管1の外周には、炉芯管1内を暖めるため
のヒーター9が設置されている。
外管6とからなる。このうち、内管5は上下が開口され
た円筒状を成し、外管6は上端が閉じられ下端側が開口
された逆カップ状に形成されている。そして、外管6内
に内管5が同心的に収納されて周面部分が二重構造をし
た構成にして作られおり、これがフランジ2上に同心的
に位置決めされて取り付けられている。また、内管5と
外管6との間に位置して、フランジ2には排気用のガス
排出管7が設けられ、このガス排出管7を通して炉芯管
1内のガスを排出可能になっている。さらに、フランジ
2には、先端を内管5内に突出させてガス導入管8が取
り付けられており、このガス導入管8を通して一種また
は数種の化合物ガス、あるいは単体ガス等の処理ガス
(反応ガス)をを炉芯管1内に供給可能になっている。
加えて、炉芯管1の外周には、炉芯管1内を暖めるため
のヒーター9が設置されている。
【0015】ロードロック3は、内部にロードロック室
4としての空間を有して下端が閉じられ上端が開口され
た筒状に形成されている。なお、ロードロック3の下端
側には、ロードロック室4内を減圧するための排気管1
3が設けられている。また、ロードロック室4内には、
ボート回転機構10が設けられているとともに、このボ
ート回転機構10上に断熱筒11及びボート12が配設
されている。そのボート12には、図示せぬ被処理ウエ
ハが複数枚、上下に等間隔で水平に保持できる構造にな
っており、断熱筒11は炉芯管1内とロードロック3を
熱的に遮断する役目を果たす。さらに、ボート回転機構
10は、フランジ2とロードロック室4との間のゲート
バルブが開いている状態で、ボート12を回転させなが
ら、そのボート12をロードロック室4から炉芯管1内
の所定の位置まで上昇させることができるとともに、逆
に炉芯管1内からロードロック室4まで下降させること
もできる構造になっている。なお、図1は、ボート12
がロードロック室4の所定の位置まで下降された状態で
示している。
4としての空間を有して下端が閉じられ上端が開口され
た筒状に形成されている。なお、ロードロック3の下端
側には、ロードロック室4内を減圧するための排気管1
3が設けられている。また、ロードロック室4内には、
ボート回転機構10が設けられているとともに、このボ
ート回転機構10上に断熱筒11及びボート12が配設
されている。そのボート12には、図示せぬ被処理ウエ
ハが複数枚、上下に等間隔で水平に保持できる構造にな
っており、断熱筒11は炉芯管1内とロードロック3を
熱的に遮断する役目を果たす。さらに、ボート回転機構
10は、フランジ2とロードロック室4との間のゲート
バルブが開いている状態で、ボート12を回転させなが
ら、そのボート12をロードロック室4から炉芯管1内
の所定の位置まで上昇させることができるとともに、逆
に炉芯管1内からロードロック室4まで下降させること
もできる構造になっている。なお、図1は、ボート12
がロードロック室4の所定の位置まで下降された状態で
示している。
【0016】ガス導入管8は、図2を用いて説明する
と、そのガス吹き出し口をガス導入管8の前側を移動す
るボート12上に搭載されている被処理ウエハWの表面
に向けて配設されている。また、そのガス導入管8から
被処理ウエハWの表面に対してガスを吹き付ける角度
は、垂直に近づけて行くと処理速度は増加するが、反
面、被処理ウエハにダメージを与える確率が上昇するこ
とになる。そこで、この形態例では使用するガスの種類
と目的に応じて、45度以下に設定され、特にダメージ
を嫌う場合には0度(平行)に設定する。すなわち、傾
斜角θは 0≦θ≦45゜ の範囲に設定する。加えて、ガス導入管8に通じる手前
側にはガス導入管8より供給される前処理用ガスを活性
化するためのプラズマ発生器20が配設されている。
と、そのガス吹き出し口をガス導入管8の前側を移動す
るボート12上に搭載されている被処理ウエハWの表面
に向けて配設されている。また、そのガス導入管8から
被処理ウエハWの表面に対してガスを吹き付ける角度
は、垂直に近づけて行くと処理速度は増加するが、反
面、被処理ウエハにダメージを与える確率が上昇するこ
とになる。そこで、この形態例では使用するガスの種類
と目的に応じて、45度以下に設定され、特にダメージ
を嫌う場合には0度(平行)に設定する。すなわち、傾
斜角θは 0≦θ≦45゜ の範囲に設定する。加えて、ガス導入管8に通じる手前
側にはガス導入管8より供給される前処理用ガスを活性
化するためのプラズマ発生器20が配設されている。
【0017】また、この形態の構造において、炉芯管
1、フランジ2、ロードロック3、ボート12等、前処
理のためのガスに触れる部材は、そのガスに対し耐性の
ある材質、例えばSiO2 、Si3 N4 、SiC、Al
2 O3 、またはステンレス、あるいは石英等を使用もし
くは被覆する。
1、フランジ2、ロードロック3、ボート12等、前処
理のためのガスに触れる部材は、そのガスに対し耐性の
ある材質、例えばSiO2 、Si3 N4 、SiC、Al
2 O3 、またはステンレス、あるいは石英等を使用もし
くは被覆する。
【0018】図3は減圧CVD装置における処理手順の
一例を示すフローチャートである。そこで、図1、図2
及び図6に示した減圧CVD装置の動作を図3のフロー
チャートと共に説明する。まず、ボート12がロードロ
ック室4内に降ろされ、かつ図示せぬゲートバルブによ
りロードロック室4と炉芯管1内とが隔離されている状
態において、ボート12に図示せぬ自動搬送機等を用い
て被処理ウエハを移載し、その後、排気管13を通して
ロードロック室4内を1×10-3Pa(パスカル)まで真
空引きし、窒素によるサイクルパージを3回行う(ステ
ップS1,S2)。
一例を示すフローチャートである。そこで、図1、図2
及び図6に示した減圧CVD装置の動作を図3のフロー
チャートと共に説明する。まず、ボート12がロードロ
ック室4内に降ろされ、かつ図示せぬゲートバルブによ
りロードロック室4と炉芯管1内とが隔離されている状
態において、ボート12に図示せぬ自動搬送機等を用い
て被処理ウエハを移載し、その後、排気管13を通して
ロードロック室4内を1×10-3Pa(パスカル)まで真
空引きし、窒素によるサイクルパージを3回行う(ステ
ップS1,S2)。
【0019】ロードロック室4内の圧力が炉芯管1内と
同等の圧力に到達したらゲートバルブを開け、水素をガ
ス導入管8より導入し、両室内を水素雰囲気とし、圧力
を50Paに調節する(ステップS3,S4,S5)。こ
のとき、図6に示した減圧CVD装置では既にフランジ
2とロードロック室4は約300℃に加熱され、また炉
芯管1内は約650℃としてある。続いてプラズマ発生
器20を起動させて活性水素を発生させるとともに、ボ
ート回転機構10が動作されて、ボート12を3rpm で
回転させるとともに、図4にボート12の昇降速度設定
例1として示すように最上部の被処理ウエハがフランジ
2の近傍(ガス導入管8のガス導入口)、すなわち図4
のボート位置P1に到達するまで毎分100mmのスピー
ドで上昇させる(ステップS6,S7,S8,S9)。
また、目的の位置(P1)に到達したら上昇速度を毎分
4mmに減速させ、その後は一定の移動速度で前処理を開
始する(ステップS10)。すなわち、この上昇時に
は、ガス導入管8より吹き出されるガスが、このガス導
入管8のガス導入口の前を通る被処理ウエハの表面に順
次吹き付けられ、このガスにより前処理が行われる。な
お、この時の上昇速度は、その処理方法によっては毎分
0.1 〜30mmとなる場合もある。さらに、このときにお
けるガスの排気はロードロック3の排気管13を通して
行う。
同等の圧力に到達したらゲートバルブを開け、水素をガ
ス導入管8より導入し、両室内を水素雰囲気とし、圧力
を50Paに調節する(ステップS3,S4,S5)。こ
のとき、図6に示した減圧CVD装置では既にフランジ
2とロードロック室4は約300℃に加熱され、また炉
芯管1内は約650℃としてある。続いてプラズマ発生
器20を起動させて活性水素を発生させるとともに、ボ
ート回転機構10が動作されて、ボート12を3rpm で
回転させるとともに、図4にボート12の昇降速度設定
例1として示すように最上部の被処理ウエハがフランジ
2の近傍(ガス導入管8のガス導入口)、すなわち図4
のボート位置P1に到達するまで毎分100mmのスピー
ドで上昇させる(ステップS6,S7,S8,S9)。
また、目的の位置(P1)に到達したら上昇速度を毎分
4mmに減速させ、その後は一定の移動速度で前処理を開
始する(ステップS10)。すなわち、この上昇時に
は、ガス導入管8より吹き出されるガスが、このガス導
入管8のガス導入口の前を通る被処理ウエハの表面に順
次吹き付けられ、このガスにより前処理が行われる。な
お、この時の上昇速度は、その処理方法によっては毎分
0.1 〜30mmとなる場合もある。さらに、このときにお
けるガスの排気はロードロック3の排気管13を通して
行う。
【0020】最下部の被処理ウエハが図4のボート位置
P2に到達し、最下部の被処理ウエハの前処理が終了し
たら、プラズマ発生器20を停止させて活性水素の供給
を停止する(ステップS11,12)。続いて、ボート
回転機構10により毎分50mmの速度で炉芯管1内の所
定の位置(図4のボート位置P3で示す最上部)までボ
ート12を上昇させる(ステップS13)。さらに、最
上位置P3に到達したら、ガス導入管8より成膜用のガ
スが供給される。このとき、ガスの排気はフランジ2の
ガス排出管7を通して行われ、ガス排出管7に向かうガ
スが被処理ウエハに触れて、被処理ウエハの表面にCV
D薄膜が形成される(ステップS14)。
P2に到達し、最下部の被処理ウエハの前処理が終了し
たら、プラズマ発生器20を停止させて活性水素の供給
を停止する(ステップS11,12)。続いて、ボート
回転機構10により毎分50mmの速度で炉芯管1内の所
定の位置(図4のボート位置P3で示す最上部)までボ
ート12を上昇させる(ステップS13)。さらに、最
上位置P3に到達したら、ガス導入管8より成膜用のガ
スが供給される。このとき、ガスの排気はフランジ2の
ガス排出管7を通して行われ、ガス排出管7に向かうガ
スが被処理ウエハに触れて、被処理ウエハの表面にCV
D薄膜が形成される(ステップS14)。
【0021】また、所定のプロセスが完了したら、ガス
導入管8からのガスの供給が停止される。続いて、ボー
ト回転機構10によるボート12の回転が停止されると
ともに、ボート12の下降が行われる(ステップS1
5)。ロードロック室4の所定の位置(図4の最下部P
0)まで下降されると、ロードロック室4と炉芯管1内
の間のゲートバルブが閉じられ、同時にボート回転機構
60も停止される(ステップS16,S17)。続い
て、ボート12上の処理を終えた被処理ウエハが取り除
かれ、新たな被処理ウエハと交換されて、再び同じ動作
が繰り返される(ステップS18)。
導入管8からのガスの供給が停止される。続いて、ボー
ト回転機構10によるボート12の回転が停止されると
ともに、ボート12の下降が行われる(ステップS1
5)。ロードロック室4の所定の位置(図4の最下部P
0)まで下降されると、ロードロック室4と炉芯管1内
の間のゲートバルブが閉じられ、同時にボート回転機構
60も停止される(ステップS16,S17)。続い
て、ボート12上の処理を終えた被処理ウエハが取り除
かれ、新たな被処理ウエハと交換されて、再び同じ動作
が繰り返される(ステップS18)。
【0022】したがって、本形態例の構造によれば、ロ
ードロック室4から炉芯管1内にボート12と共に移動
されている複数枚の被処理ウエハの表面に対して、ガス
導入管8により前処理のための活性化されたガスを順次
吹き付けて処理するので、ボート12上に配置されてい
る位置等に影響されることなく、前処理用のガスを略均
一に作用させることができ、品質の均一化が図れる。ま
た、前処理を短時間に行うことも可能になり、量産性並
びに成膜性の向上が図れる。
ードロック室4から炉芯管1内にボート12と共に移動
されている複数枚の被処理ウエハの表面に対して、ガス
導入管8により前処理のための活性化されたガスを順次
吹き付けて処理するので、ボート12上に配置されてい
る位置等に影響されることなく、前処理用のガスを略均
一に作用させることができ、品質の均一化が図れる。ま
た、前処理を短時間に行うことも可能になり、量産性並
びに成膜性の向上が図れる。
【0023】なお、上記形態例では、最上部の被処理ウ
エハがガス導入管8のガス導入口(ボート位置P1)に
到達するまでは高速で、その後は、最下部の被処理ウエ
ハがガス導入管8のガス導入口に到達(ボート位置P
2)するまでの間、約一定の上昇速度で移動させる場合
について説明したが、ボート位置P1からボート位置P
2までの間を、例えば図5にボート12の昇降速度設定
例2として示すように、序々に加速させるようにした
り、あるいは指数関数的、さらには累乗的に変化させる
ようにしても差し支えないものである。
エハがガス導入管8のガス導入口(ボート位置P1)に
到達するまでは高速で、その後は、最下部の被処理ウエ
ハがガス導入管8のガス導入口に到達(ボート位置P
2)するまでの間、約一定の上昇速度で移動させる場合
について説明したが、ボート位置P1からボート位置P
2までの間を、例えば図5にボート12の昇降速度設定
例2として示すように、序々に加速させるようにした
り、あるいは指数関数的、さらには累乗的に変化させる
ようにしても差し支えないものである。
【0024】また、処理室内の温度を安定化させて効果
的に前処理を行うのに、炉芯管1の外面に設けたヒータ
ー9と、ボート回転機構10に設けた断熱筒11を設け
るだけでなしに、例えば図6に示すようにロードロック
3の上部及びフランジ8の外側を補助ヒーター21で覆
った構造にすると、処理室内の温度を室温から約500
℃の範囲で効果的に上昇させることができる。なお、図
6において図1と同一符号を付したものは図1と同一の
ものを示している。
的に前処理を行うのに、炉芯管1の外面に設けたヒータ
ー9と、ボート回転機構10に設けた断熱筒11を設け
るだけでなしに、例えば図6に示すようにロードロック
3の上部及びフランジ8の外側を補助ヒーター21で覆
った構造にすると、処理室内の温度を室温から約500
℃の範囲で効果的に上昇させることができる。なお、図
6において図1と同一符号を付したものは図1と同一の
ものを示している。
【0025】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
ロードロック室から炉芯管内にボートと共に移動されて
いる複数枚の被処理ウエハに対して、前処理のための活
性化されたガスを順次均一に吹き付けて処理することが
できるので、品質の均一化が図れる。また、前処理を短
時間に行うことができ、量産性の向上が図れる等の効果
が期待できる。
ロードロック室から炉芯管内にボートと共に移動されて
いる複数枚の被処理ウエハに対して、前処理のための活
性化されたガスを順次均一に吹き付けて処理することが
できるので、品質の均一化が図れる。また、前処理を短
時間に行うことができ、量産性の向上が図れる等の効果
が期待できる。
【図1】本発明装置の概略構成断面図である。
【図2】本発明装置におけるガス導入部分の構造説明図
である。
である。
【図3】本発明装置における処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図4】本発明装置におけるボートの昇降動作の一例を
示す図である。
示す図である。
【図5】本発明装置におけるボートの昇降動作の変形例
を示す図である。
を示す図である。
【図6】本発明装置の変形例を示す概略構成断面図であ
る。
る。
【図7】従来装置の一例を示す概略構成断面図である。
1 炉芯管 2 フランジ 3 ロードロック 4 ロードロック室 5 内管 6 外管 8 ガス導入管 9 ヒーター 10 ボート回転機構 12 ボート 20 プラズマ発生器 21 補助ヒーター
Claims (8)
- 【請求項1】 被処理ウエハが配置された炉芯管内に薄
膜形成用のガスを供給して前記被処理ウエハの表面に薄
膜を形成させる減圧CVD装置において、 前記炉芯管の開口部分に開閉自在なゲートバルブを介し
て密閉可能に配設されているロードロック室と、 複数枚の被処理ウエハを保持して前記ロードロック室内
と前記炉芯管内とに移動可能に配設されているボート
と、 前記ロードロック室内から前記炉芯管内に順次向かって
前記ボートと共に移動されている前記被処理ウエハに向
けて前処理用の活性化されたガスを吹き付ける手段、 とを備えたことを特徴とする減圧CVD装置。 - 【請求項2】 前記前処理用の活性化されたガスを、前
記被処理ウエハの水平面に対して0から45度程度の入
射角を持たせて吹き付けるようにしてガス導入管を設け
てなる請求項1に記載の減圧CVD装置。 - 【請求項3】 前記前処理用のガスとして、水素、フッ
素、酸素、若しくはそれらの化合物、またはそれらを含
む化合物を使用してなる請求項1に記載の減圧CVD装
置。 - 【請求項4】 前記前処理ガスに触れる装置内部におけ
る部品に、前記前処理ガスに対して耐性のあるSi
O2 、Si3 N4 、SiC、Al2 O3 、またはステン
レス等を用いてなる、もしくは被覆してなる請求項3に
記載の減圧CVD装置。 - 【請求項5】 前記炉芯管内と前記ロードロック室内を
室温から500℃の範囲で加熱することができるヒータ
ーを設けてなる請求項1に記載の減圧CVD装置。 - 【請求項6】 被処理ウエハが配置された炉芯管内に薄
膜形成用のガスを供給して前記被処理ウエハの表面に薄
膜を形成させる半導体ウエハ表面の薄膜形成処理方法に
おいて、 複数枚の前記被処理ウエハが保持されてロードロック室
から前記炉芯管内に向かうボート上の前記被処理ウエハ
の表面に対して活性化されたガスを吹き付けて前処理
し、 その後、前記炉心内に前記薄膜形成用のガスを供給する
ようにしたことを特徴とする半導体ウエハ表面の薄膜形
成処理方法。 - 【請求項7】 前記ボートを回転させながら前記ロード
ロック室から前記炉芯管内に移動させ、 前記ボート上の前記被処理ウエハの表面に対して活性化
されたガスを吹き付けて前処理してなる請求項6に記載
の半導体ウエハ表面の薄膜形成処理方法。 - 【請求項8】 前記ボートが前記ロードロック室から前
記炉芯管内に移動する速度を毎分0.1 から30ミリの範
囲に設定するとともに、回転する速度を毎分0.1 から3
0回転の範囲に設定してなる請求項7に記載の半導体ウ
エハ表面の薄膜形成処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5570197A JPH10256159A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 減圧cvd装置及び半導体ウエハ表面の薄膜形成処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5570197A JPH10256159A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 減圧cvd装置及び半導体ウエハ表面の薄膜形成処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10256159A true JPH10256159A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13006208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5570197A Pending JPH10256159A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 減圧cvd装置及び半導体ウエハ表面の薄膜形成処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10256159A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005236283A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Samsung Electronics Co Ltd | ウェーハ上に膜を形成する方法 |
-
1997
- 1997-03-11 JP JP5570197A patent/JPH10256159A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005236283A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Samsung Electronics Co Ltd | ウェーハ上に膜を形成する方法 |
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