JP2002025914A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2002025914A
JP2002025914A JP2000202098A JP2000202098A JP2002025914A JP 2002025914 A JP2002025914 A JP 2002025914A JP 2000202098 A JP2000202098 A JP 2000202098A JP 2000202098 A JP2000202098 A JP 2000202098A JP 2002025914 A JP2002025914 A JP 2002025914A
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cleaning gas
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Kenji Sakai
健志 坂井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減圧CVD装置の処理室全体を均一にクリー
ニングする。 【解決手段】 リモートプラズマ方式のIn−situチャン
バクリーニング法が実施される減圧CVD装置におい
て、処理ガスのガス導入口14にはクリーニングガス供
給装置23を供給通路22と供給管21を介して接続
し、他方、チャンバ2の底壁の支持軸9の周りには複数
個の吹出口25を有した下側導入口24を同心円に形成
し、下側導入口24は連絡通路26で供給通路22に接
続する。 【効果】 クリーニングガス33を上側のガス導入口1
4の他に下側導入口24からも処理室3に導入すること
で、クリーニングガス33を処理室3全体に拡散できる
ため、処理室3全体を均等にクリーニングできる。その
結果、クリーニング時間やガス消費量、COOを低減で
き、部品劣化程度の相違を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板処理装置、特
に、処理ガスを用いて被処理基板に所望の処理を施す基
板処理装置に関し、例えば、半導体装置の製造工程にお
いて、半導体ウエハ(以下、ウエハという。)に酸化膜
や金属膜等を成膜処理するのに利用して有効な技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程において、ウエハ
に酸化膜の一例であるTEOS(テトラ・エチル・オル
ソ・シリケート)膜を形成する場合には、減圧CVD装
置が使用されている。従来のこの種の減圧CVD装置と
して、ガス導入口と排気口とを有する処理室と、処理室
において被処理物であるウエハを保持するサセプタと、
処理室に配置されてガス導入口から導入された処理ガス
を流通する流通孔が複数開設されたブロッカプレート
と、処理室においてサセプタに保持されたウエハとブロ
ッカプレートとの間に配置されてブロッカプレートの各
流通孔からの処理ガスを複数の吹出口からウエハに向け
てシャワー状に吹き出すフェイスプレートとを備えてい
るもの、がある。
【0003】このような減圧CVD装置においては、被
処理基板としてのウエハだけでなく処理室内の表面にも
TEOSやその他の反応生成物が付着して堆積し、膜
(以下、堆積膜という。)が形成される。この堆積膜が
剥離して処理室内に飛散すると、被処理基板としてのウ
エハに異物として付着し歩留り低下の原因になる。その
ため、従来の減圧CVD装置においては、インシチュー
(In−situ)チャンバクリーニング法によって処理室内
に堆積膜が形成されるのを防止することが実施されてい
る。
【0004】減圧CVD装置におけるインシチュー(In
−situ)チャンバクリーニング法としてリモートプラズ
マ方式がある。リモートプラズマ方式はチャンバの処理
室の外でマイクロ波または高周波によって三弗化窒素
(NF3 )プラズマを発生させた後に、弗素ラジカルを
チャンバ内に導入してドライエッチング作用によってク
リーニングを実施する方式である。
【0005】なお、減圧CVD装置を述べてある例とし
ては、株式会社工業調査会1994年11月25日発行
の「電子材料1994年11月号別冊」P44〜P5
1、がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リモー
トプラズマ方式のインシチュー(In−situ)チャンバク
リーニング法が実施される減圧CVD装置においては、
ラジカルの拡散によるクリーニングのため、次のような
問題点があることが本発明者によって明らかにされた。
クリーニングガスの回り込みが悪いため、クリーニング
に要する時間が長くなる。クリーニングレートの速い部
分と遅い部分との差が大きく、クリーニングレートの速
い部分の部品が劣化し易い。ガス使用量が多くなるた
め、コストが高くなる。
【0007】本発明の目的は、このような問題点を解消
し処理室全体を均一にクリーニングすることができる基
板処理装置を提供することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0010】すなわち、基板を処理する処理室の内部に
この処理室の外部で発生されたクリーニングガスを導入
して、この処理室をクリーニングする基板処理装置にお
いて、前記クリーニングガスが前記処理室に互いに離れ
た一対の導入口からそれぞれ導入されることを特徴とす
る。
【0011】前記した手段によれば、クリーニングガス
が処理室の互いに離れた一対の導入口からそれぞれ導入
されるため、クリーニングガスは処理室の全体に均等に
拡散することになり、その結果、処理室はクリーニング
ガスによって全体にわたって均一にクリーニングされ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態であ
る減圧CVD装置のクリーニング工程を示す正面断面図
である。図2はその成膜工程を示す一部切断正面図であ
る。
【0013】本実施の形態において、本発明に係る基板
処理装置は、ウエハ1に成膜処理を施す減圧CVD装置
として構成されており、被処理物としてのウエハ1を処
理するための処理室3を形成したチャンバ2を備えてい
る。チャンバ2は上下の端面が閉塞した円筒形状に形成
されており、チャンバ2の円筒壁の中間部にはウエハ1
を処理室3に出し入れするための出し入れ口(図示せ
ず)が開設されている。チャンバ2の円筒壁の中間部の
別の位置には排気口4が開設されており、排気口4には
排気管5が接続されている。排気管5は調圧器6を介し
て真空ポンプ等からなる真空排気装置(図示せず)に接
続されており、処理室3を大気圧よりも若干低めの真空
度に排気するようになっている。
【0014】処理室3の下部にはアルミニウムによって
形成された容積調整リング7が同心円に設置されてお
り、このリング7は処理室3の容積を適宜に調整するよ
うに設定されている。容積調整リング7の内側には整流
リング8が同心円に設置されており、整流リング8は後
記する処理ガスやクリーニングガスを全周にわたって均
一に整流するように設定されている。
【0015】処理室3の下部の筒心上には支持軸9が配
設されており、支持軸9はエアシリンダ装置等から構成
された昇降駆動装置(図示せず)によって昇降されるよ
うになっている。支持軸9の上端にはウエハ1よりも大
径の円盤形状に形成されたサセプタ10が同心に配され
て水平に固定されており、サセプタ10の上面はウエハ
1を保持するようになっている。サセプタ10の内部に
はヒータ11が設置されており、ヒータ11はサセプタ
10が保持したウエハ1を全体にわたって均一に加熱す
るようになっている。
【0016】サセプタ10には複数本のエジェクタピン
12が周方向に等間隔に配置されて上下方向に摺動自在
に支承されており、また、チャンバ2の支持軸9の外側
には突上台13が設置されている。そして、サセプタ1
0が支持軸9によってウエハ出し入れ口に下降された際
に、エジェクタピン12は突上台13に突き当たって突
き上げられることにより、サセプタ10の上のウエハ1
を持ち上げてサセプタ10の上面から浮かせるようにな
っている。
【0017】チャンバ2の天井壁の中心にはガス導入口
14が上下方向に開設されており、その下側には内径が
処理室3の内径よりも小さい円盤中空形状のバッファ部
15が同心的に形成されている。バッファ部15の上端
部にはブロッカプレート16がガス導入口14に近接さ
れて水平に固定されている。ブロッカプレート16はア
ルミニウムが用いられて厚さ2〜3mmの円盤形状に形
成されており、バッファ部15の上端部に建て込まれて
固定されている。ブロッカプレート16にはガス導入口
14に導入された処理ガスを流通させる流通孔17が複
数個、全面にわたって放射状に配置されて開設されてお
り、各流通孔17の口径は等しく設定されている。
【0018】バッファ部15のブロッカプレート16の
下方にはフェイスプレート18が所定の間隔(5〜10
mm程度)をもって水平に固定されている。フェイスプ
レート18はアルミニウムが用いられて厚さ10mm程
度の円盤形状に形成されており、バッファ部15の段付
き部に建て込まれて固定されている。フェイスプレート
18にはバッファ部15に供給された処理ガスを流通し
て処理室3にシャワー状に吹き出させる複数個の吹出口
19が全面にわたって放射状に配置されて開設されてい
る。
【0019】ガス導入口14には処理ガス供給管20が
接続されており、処理ガス供給管20はチャンバ2の側
壁を上下に貫通してチャンバ2の下方に導き出されてい
る。処理ガス供給管20には後記する処理ガスを供給す
るための処理ガス供給源(図示せず)に接続されてい
る。
【0020】また、ガス導入口14にはクリーニングガ
ス供給管21の一端が接続されており、クリーニングガ
ス供給管21の他端はチャンバ2の側壁に上下方向に貫
通するように開設されたクリーニングガス供給通路22
の上端に接続されている。クリーニングガス供給通路2
2の下端にはリモートプラズマ方式のインシチューチャ
ンバクリーニング法を実施するためのクリーニングガス
を供給するクリーニングガス供給装置23がされてい
る。クリーニングガス供給装置23はマイクロトロンや
平行平板電極等によってマイクロ波や高周波を発生させ
て、例えば、三弗化窒素ガスのプラズマを発生された後
に弗素ラジカルを含むクリーニングガスをクリーニング
ガス供給通路22に供給するように構成されている。
【0021】チャンバ2の底壁の内部における支持軸9
の周りには、他方の導入口としてのクリーニングガス導
入口(以下、下側導入口という。)24が円形リング形
状に同心円に形成されており、下側導入口24には複数
個の吹出口25が周方向に等間隔に配置されて処理室3
に開口するように開設されている。下側導入口24はチ
ャンバ2の底壁内部に形成された連絡通路26によって
クリーニングガス供給通路22に接続されている。な
お、チャンバ2の上端にはカバー27が処理ガス供給管
20およびクリーニングガス供給管21を被覆するよう
に被せ付けられている。
【0022】次に、作用を説明する。
【0023】成膜工程においては、サセプタ10が支持
軸9によってウエハ出し入れ口に一致された状態で、サ
セプタ10の上面に被処理物としてのウエハ1がウエハ
移載装置のツィーザ(図示せず)によって移載される。
ウエハ1が移載されると、図2に示されているように、
サセプタ10はウエハ1が処理室3におけるフェイスプ
レート18の下面に近接する位置に支持軸9によって上
昇される。また、サセプタ10に移載されたウエハ1は
ヒータ11によって温度分布が全体にわたって均一にな
るように加熱される。
【0024】処理室3が排気口4および排気管5を通じ
て真空排気装置(図示せず)および調圧器6によって大
気圧よりも若干低い真空度に排気される。処理室3の真
空度が安定すると、図2に示されているように、処理ガ
ス31が処理ガス供給源からガス導入口14に処理ガス
供給管20を通じて供給される。例えば、TEOS膜が
ウエハ1に形成される場合には、処理ガス31としては
シリコン(Si)のエチル化合物とオゾン(O3 )が供
給される。
【0025】ガス導入口14に導入された処理ガス31
はブロッカプレート16の中心の壁面に吹き当たって径
方向外向きに放射状に拡散するように流れることにより
各流通孔17に均等に分散し、各流通孔17からバッフ
ァ部15にそれぞれ流通して行く。各流通孔17からバ
ッファ部15に均等に流れ込んだ処理ガス31はバッフ
ァ部15において適度に拡散することによりさらに全体
的に均一な分布状態になり、フェイスプレート18の各
吹出口19に均等に流入し、各吹出口19から処理室3
に均等な吹出量をもってシャワー状に吹き出す。
【0026】各吹出口19から均等な吹出量をもってシ
ャワー状に吹き出した処理ガス31はウエハ1の全面に
わたって均等に供給された状態になるため、ウエハ1に
は処理ガス31が全面にわたって均等に接触する状態に
なる。ウエハ1に全面にわたって均等に接触した処理ガ
ス31はウエハ1の外方で開設した排気口4から排気さ
れて行く。
【0027】そして、加熱されたウエハ1に接触した処
理ガス31はCVD反応によってウエハ1の表面にTE
OS膜を形成する。この際、処理ガス31がウエハ1の
全面にわたって均等に接触するため、処理ガス31によ
ってウエハ1の上に形成されたTEOS膜の膜厚分布は
全面にわたって均一になる。すなわち、CVD反応によ
る成膜レートは処理ガス31のウエハ1に対する供給量
に依存するため、処理ガス31のウエハ1に対する供給
量が全面にわたって均等であれば、成膜の膜厚分布はウ
エハ1の全面にわたって均一になる。
【0028】以上のようにして、TEOS膜がウエハ1
に全面にわたって均一に形成され所定の処理時間が経過
すると、サセプタ10は支持軸9によってウエハ出し入
れ口の位置に下降される。この下降に伴って、エジェク
タピン12が突上台13によってサセプタ10に対して
上昇されるため、サセプタ10に保持された成膜済みの
ウエハ1はエジェクタピン12によってサセプタ10か
ら浮かされる。サセプタ10から浮かされたウエハ1は
ウエハ移載装置のツィーザ(図示せず)によって下から
受け取られ、ウエハ出し入れ口から搬出される。
【0029】以降、前述した作業が繰り返されることに
より、ウエハ1にTEOS膜が枚葉処理によって形成さ
れて行く。なお、TEOS膜の形成のための処理条件
は、例えば、次の通りである。ヒータ11の加熱温度は
約570℃、処理室3の内圧は約67〜93キロパスカ
ル。
【0030】ところで、以上の成膜処理においては、被
処理基板としてのウエハ1だけでなく処理室3内の表面
にもTEOSやその他の反応生成物が付着して堆積し膜
(堆積膜)が形成される。この堆積膜が剥離して処理室
3内に飛散すると、ウエハ1に異物として付着し歩留り
低下の原因になる。
【0031】そのため、本実施の形態に係る減圧CVD
装置においては、リモートプラズマ方式によるインシチ
ュー(In−situ)チャンバクリーニング法によって処理
室3内に堆積膜が形成されるのを防止することが実施さ
れる。このクリーニング法は一回の成膜処理毎や複数回
毎に定期的に実施してもよいし、堆積膜の膜厚に対応し
て不定期的に実施してもよい。
【0032】リモートプラズマ方式のインシチュー(In
−situ)チャンバクリーニング法によるクリーニング工
程の実施に際して、図1に示されているように、クリー
ニングガス供給装置23には三弗化窒素ガス32が供給
され、クリーニングガス供給装置23においてマイクロ
波や高周波によって三弗化窒素のプラズマが発生され、
弗素ラジカルを含むクリーニングガス33がクリーニン
グガス供給通路22に供給される。クリーニングガス供
給通路22に供給されたクリーニングガス33はクリー
ニングガス供給管21を通じてガス導入口14に送給さ
れるとともに、連絡通路26を通じて下側導入口24に
送給される。この際、処理室3は排気口4および排気管
5を通じて真空排気装置および調圧器6によって所定の
真空度に排気される。また、サセプタ10にはウエハ1
が載置されない。
【0033】上側のガス導入口14に送給されたクリー
ニングガス33は処理ガス31の場合と同様に、ガス導
入口14から放射状に拡散するように流れて各流通孔1
7からバッファ部15に流通し、バッファ部15におい
て適度に拡散してフェイスプレート18の各吹出口19
からシャワー状に吹き出す。各吹出口19からシャワー
状に吹き出したクリーニングガス33は処理室3を拡散
してサセプタ10や容積調整リング7、整流リング8お
よび処理室3の壁面の表面に接触する。
【0034】他方、下側導入口24に送給されたクリー
ニングガス33は複数個の吹出口25からそれぞれ均等
に吹き出され、処理室3の下部空間に全周にわたって均
一に拡散して行き、サセプタ10の下面や容積調整リン
グ7、整流リング8、エジェクタピン12、突上台13
および処理室3の壁面の表面に接触する。
【0035】そして、これらの表面に接触したクリーニ
ングガス33はドライエッチング反応によってこれらの
表面に付着した異物や膜をエッチングすることにより除
去する。この際、クリーニングガス33が処理室3の内
部空間における全ての表面に均等に接触するため、処理
室3の内部空間における全ての表面はクリーニングガス
33によって均等にクリーニングされることになる。す
なわち、ドライエッチング反応によるエッチングレート
はクリーニングガス33の接触量に依存するため、クリ
ーニングガス33の接触量が全体にわたって均等であれ
ば、クリーニングレートは全体にわたって均等になる。
【0036】なお、クリーニング工程の処理条件は、例
えば、次の通りである。クリーニングガス33の供給流
量は950SCCM(スタンダード立方センチメートル
毎分)、ヒータ11の加熱温度は570℃、処理室3の
内圧は約200パスカル、処理時間は80〜150秒。
【0037】前記実施の形態によれば、次の効果が得ら
れる。
【0038】1) クリーニングガス33を上側のガス導
入口14の他に下側導入口24からも処理室3に導入す
ることにより、クリーニングガス33を処理室全体に拡
散させることができるため、処理室3を全体にわたって
均等にクリーニングすることができる。
【0039】2) 処理室3を全体にわたって均等にクリ
ーニングすることにより、クリーニングレートの速い部
分と遅い部分とが発生するのを防止することができるた
め、クリーニングに要する時間を短縮することができる
とともに、クリーニングレートの相違による部品の劣化
の程度の相違を防止することができる。
【0040】3) クリーニング時間の短縮により、クリ
ーニングガスの原料ガス(三弗化窒素)の使用量を低減
することができるとともに、減圧CVD装置の実質稼働
時間を延長することができる。
【0041】4) 前記3)により、減圧CVD装置の処理
能力(スループット)を高めることができるととも、コ
スト・オブ・オーナシップ(Cost of ownersip。CO
O。)を低減することができる。ちなみに、COO〔円
/枚〕=〔初期投資額(イニシャルコスト)+直材費用
(ランニングコスト)〕/原価償却迄のウエハ処理枚
数、である。
【0042】5) 処理室3内に堆積膜が形成されるのを
防止することにより、堆積膜が剥離して処理室3内に飛
散するのを防止することができるため、飛散による歩留
り低下を未然に防止することができる。
【0043】6) 一方のクリーニングガス導入口は処理
ガスの導入口14を共用することにより、構造が複雑に
なるのを回避することができるばかりでなく、処理ガス
の流通経路をもクリーニングガスによってクリーニング
することができる。
【0044】7) 他方のクリーニングガス導入口24は
一方のクリーニングガス導入口14にクリーニングガス
を供給する供給通路22に連絡通路26によって接続す
ることにより、構造を簡単化することができる。
【0045】8) 他方のクリーニングガス導入口24に
複数個の吹出口25を設けることにより、クリーニング
ガス33を処理室3の下部空間に全体にわたって均等に
吹き出すことができるため、クリーニングガス33を処
理室3の全体にわたって均等に拡散させることができ
る。
【0046】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0047】例えば、一方のクリーニングガス導入口は
処理ガスのガス導入口を兼用するように構成するに限ら
ず、専用のクリーニングガス導入口を設けてもよい。
【0048】他方のクリーニングガス導入口は一方のク
リーニングガス導入口にクリーニングガスを供給する供
給通路に接続するに限らず、クリーニングガス供給装置
に直接的に接続してもよい。
【0049】クリーニングガスの原料ガスとしては、三
弗化窒素ガスを使用するに限らず、他のエッチングガス
を使用することができる。
【0050】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるTEO
S膜を形成する減圧CVD装置について説明したが、そ
れに限定されるものではなく、その他の酸化膜や金属膜
等を形成する減圧CVD装置や減圧CVD装置およびプ
ラズマCVD装置、さらには、ドライエッチング装置等
の基板処理装置全般に適用することができる。
【0051】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0052】クリーニングガスを上側のガス導入口の他
に下側導入口からも処理室に導入することにより、クリ
ーニングガスを処理室全体に拡散させることができるた
め、処理室を全体にわたって均等にクリーニングするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である減圧CVD装置の
クリーニング工程を示す正面断面図である。
【図2】その成膜工程を示す一部切断正面図である。
【符号の説明】
1…ウエハ(被処理基板)、2…チャンバ、3…処理
室、4…排気口、5…排気管、6…調圧器、7…容積調
整リング、8…整流リング、9…支持軸、10…サセプ
タ、11…ヒータ、12…エジェクタピン、13…突上
台、14…ガス導入口(一方のクリーニングガス導入
口)、15…バッファ部、16…ブロッカプレート、1
7…流通孔、18…フェイスプレート、19…吹出口、
20…処理ガス供給管、21…クリーニングガス供給
管、22…クリーニングガス供給通路、23…クリーニ
ングガス供給装置、24…下側導入口(他方のクリーニ
ングガス導入口)、25…吹出口、26…連絡通路、2
7…カバー、31…処理ガス、32…三弗化窒素ガス、
33…クリーニングガス。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を処理する処理室の内部にこの処理
    室の外部で発生されたクリーニングガスを導入して、こ
    の処理室をクリーニングする基板処理装置において、前
    記クリーニングガスが前記処理室に互いに離れた一対の
    導入口からそれぞれ導入されることを特徴とする基板処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記導入口が複数個の吹出口を備えてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理室に前記基板を保持するサセプ
    タが配設されており、前記導入口の一方がこのサセプタ
    の一方の片側に配設され、前記導入口の他方がこのサセ
    プタの他方の片側に配設されていることを特徴とする請
    求項1または2に記載のに記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記他方の導入口が前記一方の導入口の
    クリーニングガス供給通路に接続されていることを特徴
    とする請求項1、2または3に記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】 前記クリーニングガスが、原料ガスがマ
    イクロ波または高周波によって励起されたラジカルを含
    むことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の
    基板処理装置。
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