JPH10254445A - 電子楽器、電子楽器のスタイル切り換え制御方法、および電子楽器のスタイル切り換え制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

電子楽器、電子楽器のスタイル切り換え制御方法、および電子楽器のスタイル切り換え制御プログラムを記録した記録媒体

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JPH10254445A
JPH10254445A JP10000824A JP82498A JPH10254445A JP H10254445 A JPH10254445 A JP H10254445A JP 10000824 A JP10000824 A JP 10000824A JP 82498 A JP82498 A JP 82498A JP H10254445 A JPH10254445 A JP H10254445A
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style
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electronic musical
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動伴奏のスタイルの切り換えに伴って効果
の切り換えを行う場合に、スタイル切り換え後、直ちに
切り換え後の新たな効果の付与を行うことができる電子
楽器、電子楽器のスタイル切り換え制御方法、および電
子楽器のスタイル切り換え制御プログラムを記録した記
録媒体を提供する。 【解決手段】 CPU6は、指示されたスタイルの自動
伴奏を行うべく、その制御を行う。DSP5は、CPU
6による制御の下、自動伴奏のスタイルに対応したエフ
ェクトを楽音に付与する。パネル2の操作により、スタ
イルの切り換えが指示された場合に、CPU6は、その
後の小節線タイミングにおいて自動伴奏のスタイルを切
り換え、その小節線タイミングより8分だけ前の時点で
DSP5によって付与するエフェクトの切り換えを行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動伴奏機能およ
び効果付与機能を備えた電子楽器、電子楽器のスタイル
切り換え制御方法、および電子楽器のスタイル切り換え
制御プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】自動伴奏を行うと共に現在実行中の自動
伴奏のスタイルを他のスタイルに切り換え得るように構
成した電子楽器が提供されている。ここで、スタイルの
切り換えの形態としては、自動演奏中に自動伴奏のスタ
イルの切り換えを指示する制御情報が記憶媒体から再生
された場合にこれに応じて切り換えを行う形態や、ユー
ザが所定のスイッチ操作によりスタイル切り換えを指示
した場合にその直後の小節線タイミングにおいて新たな
スタイルへの切り換えを行う形態等がある。また、この
種の電子楽器において、スタイル切り換えに伴い、楽音
に付与するエフェクトを別のものへ切り換える必要が生
じる場合があるが、かかる場合におけるエフェクトの切
り換えのための処理は、スタイルの切り換えと同時に行
われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の電子楽器は、自動伴奏中にエフェクト切り換えを行
う場合には、エフェクト切り換えに伴うノイズの発生等
の不都合を回避するため、図5に示す手順によりエフェ
クト切り換えのための処理を行っていた。すなわち、ま
ず、現在付与しているエフェクトにフェードアウトを施
した後、エフェクト付与のためのワークメモリであるR
AMをクリアし、次いでフェードインを行って徐々に新
たなエフェクト処理を開始する、という手順を踏むので
ある。このような手順を踏むため、エフェクト処理の切
り換えにはどうしても約200msの時間が掛かってし
まう。このため、上述した従来の電子楽器は、スタイル
切り換えに伴ってエフェクト切り換えを行う場合に、ス
タイルが新たなものに切り換わったとしても、新たなエ
フェクト付与が行われるまでに時間が掛かってしまい、
スタイル切り換え後の最初の楽音にエフェクトが付与さ
れない等の不都合が生じることがあるという問題があっ
た。例えば、スタイル切り換えに伴ってコーラスを付与
するようエフェクトの切り換えが行われたが、スタイル
切り換え後の最初の楽音にだけコーラスが付与されない
等、聴いていてかなりの違和感の生じる事態が起こるの
である。この問題は特に打楽器音に対するエフェクトが
変更された場合に顕著となる。
【0004】この発明は以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、自動伴奏のスタイルの切り換えに伴っ
て効果の切り換えを行う場合に、スタイル切り換え後、
直ちに切り換え後の新たな効果の付与を行うことができ
る電子楽器、電子楽器のスタイル切り換え制御方法、お
よび電子楽器のスタイル切り換え制御プログラムを記録
した記録媒体を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
指示されたスタイルの自動伴奏を行う自動伴奏手段と、
前記スタイルに対応した効果を楽音に付与する効果付与
手段とを有する電子楽器において、前記スタイルの切り
換えが指示された場合に、前記自動伴奏手段により行う
自動伴奏のスタイルの切り換えに先立って、前記効果付
与手段によって付与する効果の切り換えを行うタイミン
グ制御手段を具備することを特徴とする電子楽器を要旨
とする。
【0006】請求項2に係る発明は、前記タイミング制
御手段は、スタイルの切り換えが指示され、その指示時
点の直後の自動伴奏の小節線タイミングにおいてスタイ
ルが切り換えられる場合には、当該小節線タイミングか
ら所定時間だけ前のタイミングにおいて前記効果の切り
換えを開始することを特徴とする請求項1に記載の電子
楽器を要旨とする。
【0007】請求項3に係る発明は、指示されたスタイ
ルの自動演奏を行うとともに、前記スタイルに対応した
効果を楽音に付与する電子楽器のスタイル切り換え制御
方法において、前記スタイルの切換が指示された場合
に、前記指示されたスタイルの自動演奏を行う過程に先
立だって、前記指示されたスタイルに対応した効果を楽
音に付与する過程を具備することを特徴とする電子楽器
のスタイル切り換え制御方法を要旨とする。
【0008】請求項4に係る発明は、前記指示されたス
タイルに対応した効果を楽音に付与する過程は、スタイ
ルの切り換えが指示され、その指示時点の直後の自動伴
奏の小節線タイミングにおいてスタイルが切り換えられ
る場合には、当該小節線タイミングから所定時間だけ前
のタイミングにおいて前記効果の切り換えを開始するこ
とを特徴とする請求項3に記載の電子楽器のスタイル切
り換え制御方法を要旨とする。
【0009】請求項5に係る発明は、コンピュータを用
いて、指示されたスタイルの自動演奏を行うとともに、
前記スタイルに対応した効果を楽音に付与する電子楽器
のスタイル切り換え制御プログラムを記録した記録媒体
であって、前記スタイルの切換が指示された場合に、前
記指示されたスタイルの自動演奏を行う過程に先立だっ
て、前記指示されたスタイルに対応した効果を楽音に付
与する過程を実現させるための電子楽器のスタイル切り
換え制御プログラムを記録した記録媒体を要旨とする。
【0010】請求項6に係る発明は、前記指示されたス
タイルに対応した効果を楽音に付与する過程は、スタイ
ルの切り換えが指示され、その指示時点の直後の自動伴
奏の小節線タイミングにおいてスタイルが切り換えられ
る場合には、当該小節線タイミングから所定時間だけ前
のタイミングにおいて前記効果の切り換えを開始するこ
とを特徴とする請求項5に記載の電子楽器のスタイル切
り換え制御プログラムを記録した記録媒体を要旨とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に理解しやすく
するため、実施の形態について説明する。かかる実施の
形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を
限定するものではなく、本発明の範囲で任意に変更可能
である。
【0012】図1はこの発明の一実施形態である電子楽
器の構成を示すブロック図である。この図において、1
は鍵盤、2はスタイルの指定を行うための操作子を含む
各種の操作子が配備されたパネル、3は表示部である。
4は楽音信号を形成する音源である。そして、5は楽音
信号に対し、リバーブ、コーラス、バリエーション等の
エフェクト付与を行うDSP(Digital Signal Process
or)である。このDSP5によってエフェクトの付与さ
れた楽音信号は、DAC(Digital Analog Converter)
10、アンプ・スピーカ11を介することにより楽音と
して出力される。6はバスを介してこの電子楽器の各部
を制御するCPU(Central ProcessingUnit)である。
7はROM(Read Only Memory)であり、CPU6によ
って実行される制御プログラム、エフェクト処理のため
のパラメータ等の各種の制御情報が記憶されている。8
はRAM(Random Access Memory)であり、CPU6に
よってワークメモリとして使用される。9は自動伴奏の
ための演奏データが記憶された記憶装置である。
【0013】本実施形態においてパネル2の操作により
自動伴奏の実行が指令された場合には、CPU6による
制御の下、記憶装置9から演奏データが再生され、この
演奏データに従って自動伴奏が行われる。そして、ユー
ザがパネル2の操作によりスタイル切り換えを指示した
場合には、スタイルの切り換え処理が行われ、さらにエ
フェクトの切り換えが必要な場合にはエフェクトの切り
換え処理が行われる。図2はこのスタイルおよびエフェ
クトの切り換え処理の概要を示すものである。本実施形
態では、自動伴奏の進行を管理するCPU6が、スタイ
ルおよびエフェクトの切り換えの制御を行うが、これら
の切り換えタイミングは、如何なるタイミングでスタイ
ル切り換えの指示がなされるかにより異なったものとな
る。すなわち、CPU6は、自動伴奏の小節の切り換わ
りタイミングを常時把握し、スタイルの切り換えが指示
された場合には、その指示時点とその前後の小節線タイ
ミングとの関係如何により、以下のように異なったタイ
ミングでスタイルおよびエフェクトの切り換えを行うの
である。
【0014】a.小節線タイミングの前8分から後1拍
までの期間TAにスタイル切り換えの指示があった場合
には、スタイルの切り換えは小節線タイミングまで待っ
て行い、そのスタイルの切り換えに伴ってエフェクト処
理の切り換えが必要となる場合には、上記切り換えの指
示があった後、即座にエフェクト処理の切り換えを行
う。
【0015】b.直前の小節線タイミングから1拍を過
ぎており、かつ、その後の小節線タイミングまで8分を
越える余裕がある期間TBにスタイル切り換えの指示が
あった場合には、その指示の直後の小節線タイミングで
スタイルの切り換えを行い、エフェクト処理の切り換え
が必要な場合は、スタイル切り換えを行う小節線タイミ
ングの8分前の時点でエフェクトの切り換えを開始す
る。
【0016】図3および図4はこの電子楽器の動作を示
すフローチャートである。以下、これらのフローチャー
トを参照し、本実施形態の動作の詳細について説明す
る。
【0017】この電子楽器の電源が投入されると、CP
U6は、図3にフローを示すメインルーチンを実行す
る。まず、CPU6は、RAM8内の各種の制御パラメ
ータの初期化を行う(ステップS1)。この初期化にお
いて、エフェクト切り換えの制御のためのフラグEおよ
びスタイル切り換えの制御のためのフラグSに“0”が
書き込まれる。これらのフラグEおよびSは、各々、ス
タイル切り換えが指示され、かつ、その時点において即
座には切り換えを行わない場合に“1”が書き込まれ、
スタイル切り換えおよびエフェクト切り換えの完了等に
より各々の切り換えの必要性がなくなった時点において
各々“0”が書き込まれる。なお、この処理については
後述する。
【0018】次にCPU6は、図4にフローを示すパネ
ル設定ルーチンを実行する(ステップS2)。このパネ
ル設定ルーチンでは、パネル2に対する操作を検出し、
その検出結果に応じた処理を行う他、スタイルの切り換
えが指示された場合にはそれに応じたスタイル切り換え
のためのタイミング制御および必要な場合にはエフェク
ト切り換えのためのタイミング制御を行う。なお、詳細
は後述する。
【0019】次にCPU6は演奏のための処理を実行す
る(ステップS3)。すなわち、鍵盤1の押鍵がなされ
た場合には押鍵に対応した楽音信号の形成の指示を音源
4に与え、また、自動伴奏中は記憶装置9から読み出さ
れる演奏データに従って楽音信号の形成の指示を音源4
に与える。
【0020】このステップS3の処理が終了すると、ス
テップS2に戻り、以後、ステップS2およびS3を繰
り返す。
【0021】次に図4を参照し、パネル設定ルーチンの
処理内容を説明する。まず、CPU6は、フラグEの内
容が“1”か否かを判断し(ステップS101)、この
判断結果が「NO」の場合にはフラグSの内容が“1”
か否かを判断する(ステップS102)。そして、この
ステップS102の判断結果も「NO」である場合に
は、パネル2の操作があったか否かを判断し(ステップ
S103)、この判断結果が「NO」の場合はメインル
ーチンに戻る。従って、フラグEおよびSがいずれも
“0”であり、かつ、パネル2の操作がされない場合に
は、図3におけるステップS2ではステップS101〜
S103のみが実行され、他の処理は何等実行されな
い。
【0022】次にユーザがパネル2の何等かの操作子の
操作を行ったとすると、その直後におけるパネル設定ル
ーチンのステップS103の判断結果が「YES」とな
り、ステップS104へ進むこととなる。そして、この
ステップS104において、スタイルの設定を行う操作
子が操作されたか否かを判断する。この判断結果が「N
O」の場合には、操作された操作子に対応した他の処理
を実行し(ステップS105)、メインルーチンへ戻
る。
【0023】一方、操作されたのがスタイル設定の操作
子である場合には、ステップS106へ進む。そして、
このステップS106において、現在行っている演奏が
その小節における最初から1拍以内の部分であるか否か
を判断する。
【0024】このステップS106における判断結果が
「YES」である場合には、自動伴奏のスタイルを現在
のものから操作子によって指示されたものに切り換え
(ステップS107)、フラグSに“0”を書き込む
(ステップS108)。次いでこのスタイル切り換えに
伴ってエフェクトを切り換える必要がある場合には、エ
フェクトの切り換えを行う(ステップS109)。すな
わち、スタイルの切り換えが行われると、以後は、切り
換え後の新たなスタイルに対応した演奏データに従って
自動伴奏が行われるが、この演奏データのスタイルヘッ
ダ部分にそれまでの自動伴奏におけるエフェクトとは異
なったエフェクトのパラメータが設定されている場合が
ある。このような場合には、この新たなスタイルに対応
したエフェクトのパラメータをDSP5へ送り、既に図
5を参照して説明した手順に従い、新たなエフェクトへ
の切り換えを行わせるのである。このステップS109
の処理が終了すると、フラグEに“0”を書き込み(ス
テップS110)、メインルーチンに戻る。なお、新た
なスタイルにおけるエフェクトとそれまでのスタイルに
おけるエフェクトが同じである場合には、ステップS1
09においてエフェクトの切り換え処理は行われない。
【0025】一方、ステップS106における判断結果
が「NO」である場合には、現在の演奏が小節の終わり
から8分前以内の部分であるか否かを判断する(ステッ
プS111)。そして、この判断結果が「NO」である
場合、フラグEおよびSの両方に“1”を書き込み(ス
テップS112)、メーンルーチンに戻る。すなわち、
図2における期間TB内の部分の演奏を行っているとき
にスタイルの切り換えの指示が行われた場合には、その
時点では切り換えを行うことなく、フラグEおよびSへ
の“1”の設定のみを行うのである。
【0026】その後、メインルーチンのステップS2か
らパネル設定ルーチンへ進むと、フラグEの内容が
“1”となっているため、ステップS101からステッ
プS106へ進み、さらにこのステップS106からス
テップS111へ進む。そして、図2に示す期間TBが
経過するまでの間は、このステップS111からステッ
プS112を経由してメインルーチンへ戻ることとな
る。
【0027】そして、小節線の終わりから8分前の時点
になると、その時点におけるパネル設定ルーチンの実行
においては、ステップS101およびS106を介した
後、ステップS111の判断結果が「YES」となり、
ステップS109へ進むこととなる。そして、このステ
ップS109では、指示されたスタイルへの切り換えに
先立って、それに必要なエフェクトの切り換えを行う。
すなわち、既に図5を参照して説明したように、フェー
ドアウト→RAMのクリア→フェードインという手順に
よるエフェクト切り換えのための処理を開始するのであ
る。なお、既に説明したように、スタイル切り換えの前
後におけるエフェクトが同一である場合にはこの切り換
え処理は行わない。そして、ステップS109が終了す
ると、フラグEに“0”を書き込み(ステップS11
0)、メインルーチンに戻る。
【0028】その後、メインルーチンのステップS2か
らパネル設定ルーチンへ進むと、フラグEの内容が
“0”、フラグSの内容が“1”となっているため、ス
テップS101およびS102を介してステップS11
3へ進み、現在演奏を行っているのが小節の頭の部分で
あるか否かを判断する。この判断結果が「NO」である
場合にはステップS103へ進み、パネル操作に対応し
た処理を行ってメインルーチンへ戻る。その後、小節線
タイミングに到達すると、その時点におけるパネル設定
ルーチンの実行においては、ステップS101およびS
102を介した後、ステップS113の判断結果が「Y
ES」となり、ステップS107へ進み、操作子によっ
て指示されたスタイルへの切り換えを行う。この結果、
以後は切り換え後の新たなスタイルで自動伴奏が行われ
ることとなる。また、このスタイル切り換えの時点で
は、小節線タイミングの8分前に開始したエフェクトの
切り換え処理が完了している。従って、スタイル切り換
え後は、新たなスタイルに対応した新たなエフェクトが
楽音信号に付与されることとなる。なお、このステップ
S107が終了すると、ステップS108、S109お
よびS110を介してメインルーチンへ戻るが、この場
合、スタイル切り換えの伴うエフェクトの切り換えを既
に8分前に行っているので、ステップS109における
エフェクトの切り換えは行われない。
【0029】なお、上記実施形態では、ROM7にCP
U6によって実現される制御プログラムが記憶されてい
るが、これに限らず、CD−ROMやフロッピーディス
ク、光磁気ディスク等の可搬型の記録媒体に記録された
データをハードディスク等の記憶装置に転送できるよう
に構成してもよい。このようにすれば、制御情報や制御
プログラム等の追加(インストール)や更新(バージョ
ンアップ)の際に便利である。また、可搬型の記録媒体
から直接RAM8へデータを転送するようにしてもよ
い。
【0030】さらに、可搬型の記録媒体経由ではなく、
通信インターフェイス経由で、ハードディスク等の記録
装置上の制御情報や制御プログラム等を通信ネットワー
ク側からダウンロードするようにしてもよい。以下、ネ
ットワーク側から制御情報や制御プログラム等をダウン
ロードする例を挙げる。上記通信インターフェイスはL
AN(ローカルエリアネットワーク)やインターネッ
ト、電話回線等の通信ネットワークに接続されており、
当該通信ネットワークを介してサーバコンピュータと接
続される。クライアントとなる電子楽器は、自装置が有
するハードディスク等の記憶装置に制御情報や制御プロ
グラム等が記憶されていない場合に、上記通信インター
フェイス及び通信ネットワークを介してサーバコンピュ
ータへ制御情報や制御プログラム等を要求するコマンド
を送信する。このコマンドを受け取ると、サーバコンの
ユー多は、要求された制御情報や制御プログラム等を、
通信ネットワークを介して本装置へと配信する。そし
て、配信された制御情報や制御プログラム等を本装置が
通信インターフェイスを介して受信し、記憶装置に蓄積
することにより、ダウンロードが完了する。
【0031】また、本電子楽器の制御を、上記制御情報
や制御プログラム等をインストールした市販のパーソナ
ルコンピュータ等によって実現してもよい。例えば、電
子楽器とパーソナルコンピュータとを接続して制御する
ことができるようにしてもよいし、パーソナルコンピュ
ータ自体に音源やDSP等の機能を有するボードを実装
させて電子楽器として使用できるようにしてもよい。も
ちろん、この場合にも、上記制御情報や制御プログラム
等のデータの配布方法としては、ROM等の不揮発性メ
モリに予め格納しておく方法、可搬型の記録媒体に格納
して配布する方法、および通信インターフェイス経由で
配布する方法等が考えられる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、スタイルの切り換えに先立って効果の切り換えのた
めの処理が開始されるので、スタイル切り換え後、直ち
に新たな効果を楽音に付与することができる。従って、
スタイル切り換え直後の最初の楽音に効果が付与されな
いといった不都合を生じることなく、自動伴奏のスタイ
ル切り換えを円滑に行うことができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態である電子楽器の構成
を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態におけるスタイル切り換えに伴う
エフェクト切り換え処理の概要を説明する図である。
【図3】 同実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】 同実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】 エフェクト切り換え処理の手順を示す図であ
る。
【符号の説明】
1……鍵盤、2……パネル、3……表示部、4……音
源、5……DSP(効果付与手段)、6……CPU(自
動伴奏手段、タイミング制御手段)、7……ROM、8
……RAM、9……記憶装置、10……DAC、11…
…アンプ・スピーカ。
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】さらに、可搬型の記録媒体経由ではなく、
通信インターフェイス経由で、ハードディスク等の記録
装置上の制御情報や制御プログラム等を通信ネットワー
ク側からダウンロードするようにしてもよい。以下、ネ
ットワーク側から制御情報や制御プログラム等をダウン
ロードする例を挙げる。上記通信インターフェイスはL
AN(ローカルエリアネットワーク)やインターネッ
ト、電話回線等の通信ネットワークに接続されており、
当該通信ネットワークを介してサーバコンピュータと接
続される。クライアントとなる電子楽器は、自装置が有
するハードディスク等の記憶装置に制御情報や制御プロ
グラム等が記憶されていない場合に、上記通信インター
フェイス及び通信ネットワークを介してサーバコンピュ
ータへ制御情報や制御プログラム等を要求するコマンド
を送信する。このコマンドを受け取ると、サーバコンピ
ュータは、要求された制御情報や制御プログラム等を、
通信ネットワークを介して本装置へと配信する。そし
て、配信された制御情報や制御プログラム等を本装置が
通信インターフェイスを介して受信し、記憶装置に蓄積
することにより、ダウンロードが完了する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指示されたスタイルの自動伴奏を行う自
    動伴奏手段と、前記スタイルに対応した効果を楽音に付
    与する効果付与手段とを有する電子楽器において、 前記スタイルの切り換えが指示された場合に、前記自動
    伴奏手段により行う自動伴奏のスタイルの切り換えに先
    立って、前記効果付与手段によって付与する効果の切り
    換えを行うタイミング制御手段を具備することを特徴と
    する電子楽器。
  2. 【請求項2】 前記タイミング制御手段は、スタイルの
    切り換えが指示され、その指示時点の直後の自動伴奏の
    小節線タイミングにおいてスタイルが切り換えられる場
    合には、当該小節線タイミングから所定時間だけ前のタ
    イミングにおいて前記効果の切り換えを開始することを
    特徴とする請求項1に記載の電子楽器。
  3. 【請求項3】 指示されたスタイルの自動演奏を行うと
    ともに、前記スタイルに対応した効果を楽音に付与する
    電子楽器のスタイル切り換え制御方法において、 前記スタイルの切換が指示された場合に、前記指示され
    たスタイルの自動演奏を行う過程に先立だって、前記指
    示されたスタイルに対応した効果を楽音に付与する過程
    を具備することを特徴とする電子楽器のスタイル切り換
    え制御方法。
  4. 【請求項4】 前記指示されたスタイルに対応した効果
    を楽音に付与する過程は、スタイルの切り換えが指示さ
    れ、その指示時点の直後の自動伴奏の小節線タイミング
    においてスタイルが切り換えられる場合には、当該小節
    線タイミングから所定時間だけ前のタイミングにおいて
    前記効果の切り換えを開始することを特徴とする請求項
    3に記載の電子楽器のスタイル切り換え制御方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータを用いて、指示されたスタ
    イルの自動演奏を行うとともに、前記スタイルに対応し
    た効果を楽音に付与する電子楽器のスタイル切り換え制
    御プログラムを記録した記録媒体であって、 前記スタイルの切換が指示された場合に、前記指示され
    たスタイルの自動演奏を行う過程に先立だって、前記指
    示されたスタイルに対応した効果を楽音に付与する過程
    を実現させるための電子楽器のスタイル切り換え制御プ
    ログラムを記録した記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記指示されたスタイルに対応した効果
    を楽音に付与する過程は、スタイルの切り換えが指示さ
    れ、その指示時点の直後の自動伴奏の小節線タイミング
    においてスタイルが切り換えられる場合には、当該小節
    線タイミングから所定時間だけ前のタイミングにおいて
    前記効果の切り換えを開始することを特徴とする請求項
    5に記載の電子楽器のスタイル切り換え制御プログラム
    を記録した記録媒体。
JP10000824A 1997-01-09 1998-01-06 楽音発生装置、楽音発生装置のスタイル切り換え制御方法、および楽音発生装置のスタイル切り換え制御プログラムを記録した記録媒体 Expired - Lifetime JP3003659B2 (ja)

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JP10000824A Expired - Lifetime JP3003659B2 (ja) 1997-01-09 1998-01-06 楽音発生装置、楽音発生装置のスタイル切り換え制御方法、および楽音発生装置のスタイル切り換え制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2006201438A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Sony Corp 再生装置および再生方法
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WO2017013762A1 (ja) * 2015-07-22 2017-01-26 Pioneer DJ株式会社 音処理装置および音処理方法
USRE46481E1 (en) 2006-02-17 2017-07-18 Sony Corporation Content reproducing apparatus, audio reproducing apparatus and content reproducing method

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