JPH10254279A - 誘導発熱ローラ - Google Patents

誘導発熱ローラ

Info

Publication number
JPH10254279A
JPH10254279A JP6054497A JP6054497A JPH10254279A JP H10254279 A JPH10254279 A JP H10254279A JP 6054497 A JP6054497 A JP 6054497A JP 6054497 A JP6054497 A JP 6054497A JP H10254279 A JPH10254279 A JP H10254279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow roller
heat pipe
heat
roller
induction heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6054497A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Hinokigaya
敏明 桧ケ谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6054497A priority Critical patent/JPH10254279A/ja
Publication of JPH10254279A publication Critical patent/JPH10254279A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空ローラの内部の熱を中空ローラの表面に
伝達して、中空ローラの内部の温度上昇を防止するとと
もに、中空ローラの表面の温度低下を防止し、定着効率
が低下するのを防止することができる誘導発熱ローラを
提供する。 【解決手段】 回転可能な中空ローラと、その内部に誘
導コイルが固定的に配置されている誘導発熱ローラにお
いて、前記中空ローラの中心にヒートパイプを設けてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成装置に
おける定着ローラ等として使用される誘導発熱ローラに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常この種の誘導発熱ローラとしては、
実開昭55-29492号公報に開示されたようなものがあり、
これは図4に示すようであって、1は加熱ローラを構成
する中空ローラ、2は軸受3を介して回転不能に設置さ
れている支持部材、4は支持部材2に巻装された誘導コ
イル、5は加圧ローラ、6は中空ローラ1の一端に取付
けられて、図示しない駆動源によって回転される駆動歯
車に噛合する従動歯車を示す。
【0003】このような誘導発熱ローラにおいては、誘
導コイル4に電流を流すことによって誘導磁束を発生さ
せ、この誘導磁束によって誘導電流を中空ローラ1の外
周部の磁性体に発生させ、誘導電流に伴うジュール熱に
よって中空ローラ1の表面に180〜200℃の温度を発生さ
せる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この際誘導発熱ローラ
の内部も同様な温度になり、さらに誘導コイル4へ通電
されると誘導コイル4も自己発熱して高温となる。その
ために誘導コイル4としては、高耐熱性の絶縁処理を施
した線材を使用することとなって、高価なものになって
いる。そこでこのようなことを回避する対策として、支
持部材2内にファン8を設けて中空ローラ1の内部を冷
却することが提案されている。しかしながらこのような
ことでは、中空ローラ1の表面も同時に冷却して、定着
効率が低下するという問題がある。
【0005】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の誘導発熱ローラのもつ問題を解消し、中空ローラの
内部の熱を中空ローラの表面に伝達して、中空ローラの
内部の温度上昇を防止するとともに、中空ローラの表面
の温度低下を防止し、定着効率が低下するのを防止する
ことができる誘導発熱ローラを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な目的を達成するために、回転可能な中空ローラと、そ
の内部に誘導コイルが固定的に配置されている誘導発熱
ローラにおいて、請求項1に記載の発明は、前記中空ロ
ーラの中心にヒートパイプを設けたことを特徴とするも
のである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、誘導コイルは支持部材で支持されてお
り、支持部材の内部にヒートパイプが設けられ、支持部
材は絶縁体で形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ヒートパイプの外周にフィンが設けら
れていることを特徴とするものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ヒートパイプの中空ローラ外に位置し
ている部分に放熱フィンが設けられており、この放熱フ
ィンに中空ローラの回転と同時に冷風を送るファンを設
けたことを特徴とするものである。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、ヒートパイプを冷却しているファン
は、中空ローラの駆動軸から回転力を受けていることを
特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示すこの発明の第1実施形
態において、前記従来のものと同様の部分には、同一の
符号を付して説明を省略し、主として異なる部分につい
て説明する。中空ローラ1は図示を省略した画像形成装
置等の側板10に軸受11を介して回転可能に支持され、支
持部材2は耐熱絶縁樹脂で構成されて、軸受12を介して
中空ローラ1に非回転的に支持され、中空ローラ1には
加圧ローラ7が圧接されている。支持部材2の中空部に
ヒートパイプ13が設けられ、誘導コイル4には高周波電
流を通じるたリード線14が接続され、15は中空ローラ1
の他端に取付けられた歯車、16は歯車14に噛合する歯
車、17は歯車16によって駆動されるファン、18はヒート
パイプ13の支持部材2外に突出し、ファン17と対向する
位置に取付けた放熱フィンを示す。そして中空ローラ1
は、Fe,SUS等の磁性材で形成されている芯金部材
19と、これに被覆された離型層20とで構成されている。
【0012】この実施態様では、リード線14によって支
持部材2の誘導コイル4に通電し、中空ローラ1の芯金
部材19の表面に渦電流を発生させて加熱し、中空ローラ
1の内部は芯金部材19からの輻射熱と、誘導コイル4か
ら発生する熱とで、外部より高温度となる。そしてこの
高温度は、支持部材2内に設けられたヒートパイプ13に
よって中空ローラ1の外部に放熱され、ヒートパイプ13
の支持部材2外に突出した部分に取付けた放熱フィン18
によって熱が廃棄される。そして中空ローラ1が回転す
ると、この回転が歯車15,16を介してファン17を回転し
て、放熱フィン18を冷却する。
【0013】図2に示すこの発明の第2実施形態は、第
1実施形態における支持部材2及びファン17が設けられ
ていない一方、ヒートパイプ13の外周にフィン21が設け
られており、誘導コイル4とヒートパイプ13とが図示し
ない支持部材で支持されている点で第1実施形態と相違
する以外は他に異なることがない。そしてこの実施形態
においては、ヒートパイプ13及びフィン21の表面から熱
を吸収して、ヒートパイプ13の中空ローラ1外に突出し
た部分に、取付けた放熱フィン17によって熱が廃棄され
る。
【0014】
【発明の効果】この発明は上記のようであって、回転可
能な中空ローラと、その内部に誘導コイルが固定的に配
置されている誘導発熱ローラにおいて、請求項1に記載
の発明は、前記中空ローラの中心にヒートパイプを設け
たので、中空ローラの内部の熱を中空ローラの表面に伝
達して、中空ローラの内部の温度上昇を防止するととも
に、中空ローラの表面の温度低下を防止し、定着効率が
低下するのを防止することができるという効果がある。
【0015】請求項2に記載の発明は請求項1に記載の
発明において、誘導コイルは支持部材で支持されてお
り、支持部材の内部にヒートパイプが設けられ、支持部
材は絶縁体で形成されているので、ヒートパイプと誘導
コイルとの間の絶縁性が保持されて、優れた安全性がえ
られるという効果がある。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ヒートパイプの外周にフィンが設けら
れているので、熱吸収効率を高めてヒートパイプを効率
よく冷却することができるという効果がある。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ヒートパイプの中空ローラ外に位置し
ている部分に放熱フィンが設けられており、この放熱フ
ィンに中空ローラの回転と同時に冷風を送るファンを設
けたので、ヒートパイプを効率よく冷却することができ
るという効果がある。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、ヒートパイプを冷却しているファン
は、中空ローラの駆動軸から回転力を受けているので、
ファンを駆動するための格別な駆動源を設ける必要がな
く、構造を簡単にして安価であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】定着装置に使用された場合の、この発明の第1
実施形態の縦断面図である。
【図2】同上の左側面図である。
【図3】定着装置に使用された場合の、この発明の第2
実施形態の縦断面図である。
【図4】この発明と同種の従来の誘導発熱ローラの縦断
面図である。
【符号の説明】
1 中空ローラ 2 支持部材 3 軸受 4 誘導コイル 6 従動歯車 7 加圧ローラ 10 側板 11 軸受 12 軸受 13 ヒートパイプ 14 リード線 15 歯車 16 歯車 17 ファン 18 放熱フィン 19 芯金部材 20 離型層 21 フィン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能な中空ローラと、その内部に誘
    導コイルが固定的に配置されている誘導発熱ローラにお
    いて、前記中空ローラの中心にヒートパイプを設けたこ
    とを特徴とする誘導発熱ローラ。
  2. 【請求項2】 誘導コイルは支持部材で支持されてお
    り、支持部材の内部にヒートパイプが設けられ、支持部
    材は絶縁体で形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の誘導発熱ローラ。
  3. 【請求項3】 ヒートパイプの外周にフィンが設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の誘導発熱ロー
    ラ。
  4. 【請求項4】 ヒートパイプの中空ローラ外に位置して
    いる部分に放熱フィンが設けられており、この放熱フィ
    ンに中空ローラの回転と同時に冷風を送るファンを設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の誘導発熱ローラ。
  5. 【請求項5】 ヒートパイプを冷却しているファンは、
    中空ローラの駆動軸から回転力を受けていることを特徴
    とする請求項4に記載の誘導発熱ローラ。
JP6054497A 1997-03-14 1997-03-14 誘導発熱ローラ Pending JPH10254279A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6054497A JPH10254279A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 誘導発熱ローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6054497A JPH10254279A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 誘導発熱ローラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10254279A true JPH10254279A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13145349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6054497A Pending JPH10254279A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 誘導発熱ローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10254279A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000012446A (ko) * 1999-12-04 2000-03-06 정영만 히트 파이프를 이용한 이미지 정착용 가열 롤러
KR20000030111A (ko) * 1999-12-22 2000-06-05 정영만 히트파이프 방식 이미지 정착용 가열 롤러의 작동액순환구조
JP2007171309A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000012446A (ko) * 1999-12-04 2000-03-06 정영만 히트 파이프를 이용한 이미지 정착용 가열 롤러
KR20000030111A (ko) * 1999-12-22 2000-06-05 정영만 히트파이프 방식 이미지 정착용 가열 롤러의 작동액순환구조
JP2007171309A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10254279A (ja) 誘導発熱ローラ
JP2007259560A (ja) モータ
JPH05301336A (ja) 電子冷熱素子を利用して加熱または冷却されるシリンダまたはローラおよびその製造方法
JPH10184662A (ja) 誘導発熱ローラ
JP3103739B2 (ja) 定着装置
JP3497444B2 (ja) 画像形成装置
JP2003084589A (ja) 定着装置
JP2002075613A (ja) 誘導加熱装置用加熱コイル
JP2000172100A (ja) 誘導加熱定着装置
JP3762624B2 (ja) 定着装置
JP2005287232A (ja) アウタロータモータ
JP4486212B2 (ja) 熱磁気回転装置を利用したエンジン冷却水の冷却装置
JP3629356B2 (ja) 定着装置
JP4107516B2 (ja) 多重巻金属管製造装置
JP3940525B2 (ja) 誘導加熱型定着装置及び画像形成装置
JP4002683B2 (ja) 定着装置
JP2586216B2 (ja) ロール装置
JPH10161446A (ja) 誘導発熱ローラ
JPH10282826A (ja) 誘導加熱定着装置
JP2001312163A (ja) 画像形成装置
JP3111799B2 (ja) 加熱定着装置
JP2002116644A (ja) 加熱定着装置および画像形成装置
JP2000029336A (ja) 誘導発熱型定着装置
JP2007089368A (ja) 動力伝達装置
JPS6349877B2 (ja)