JPH10254069A - リプリントシステム - Google Patents

リプリントシステム

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Publication number
JPH10254069A
JPH10254069A JP5877397A JP5877397A JPH10254069A JP H10254069 A JPH10254069 A JP H10254069A JP 5877397 A JP5877397 A JP 5877397A JP 5877397 A JP5877397 A JP 5877397A JP H10254069 A JPH10254069 A JP H10254069A
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JP
Japan
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negative
image frame
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character
negative sheet
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Withdrawn
Application number
JP5877397A
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English (en)
Inventor
Yuji Yamamoto
有治 山本
Hidetoshi Nishikawa
英利 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Noritsu Koki Co Ltd filed Critical Noritsu Koki Co Ltd
Priority to JP5877397A priority Critical patent/JPH10254069A/ja
Publication of JPH10254069A publication Critical patent/JPH10254069A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ネガシートに記入されたリオーダー情報がその
まま、プリンター内部のコントローラに自動的に入力さ
れ、引き続き必要な焼き付け処理が行われるようなリプ
リントシステムを提供すること。 【解決手段】ネガシート(1)のリオーダー情報記入エリ
ア(6)に記入された文字を読み取る読取手段(93)と、前
記読取手段(93)で読み取られた文字を認識してリオーダ
ー情報を生成する文字認識手段(70)と、前記文字認識手
段(70)によって得られたリオーダー情報に基づいてネガ
シート(1)から該当ピースネガ(10)を引き出して露光部
(80)に供給するリプリントユニット(90)とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネガフィルムから
複数の画像コマを有するようにカットされたピースネガ
を個別に収納する収納部と、前記画像コマ毎のリオーダ
ー情報を記入可能なリオーダー情報記入エリアとを備え
たネガシートを用いるリプリントシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カメラによって撮影が終了した
ネガフィルムは、DPE店へ持ち込まれ、同時プリント
が依頼される。現像所(ラボ)では、ネガフィルムの現
像処理を行って顕像化された画像コマを印画紙に焼き付
ける。同時プリントされた印画紙と現像済みネガフィル
ムはDPE店から顧客に渡されるが、その際ネガフィル
ムは、ピースネガとして4コマ又は6コマ単位でカット
され、各ピースネガは透明樹脂フィルム製のネガシート
の収納部に個別に収納されている。このネガシートの収
納部の下段には、顧客の焼き増しの依頼を容易にするた
めに、白色の梨地加工されたリオーダー情報記入エリア
が形成されている。焼き増し依頼時に、顧客は選択した
画像コマの焼き増し枚数を記入エリアにペンで記入する
ことができる。現像所では、リオーダー情報記入エリア
に焼き増し枚数が記入されている収納部に収納されてい
るネガピースを取り出し、プリンタに送り込んで、その
ネガシートに記入された焼き増し枚数分焼付を行うか、
あるいは、前もってネガシートのリオーダー情報記入エ
リアに記入されている焼き増し枚数とその画像コマ番号
を目で確認しながら全てキー入力した後焼付処理をスタ
ートさせなければならない。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】上述した従来のリプリ
ントシステムでは、顧客が記入したリオーダー情報を、
DPE店や現像所の作業者が、いちいち目で確認しなが
らプリンターに入力し直すことは、作業員に大きな負担
を背負わすだけではなく、このリオーダー情報のプリン
ターへの受け渡し作業に大きな時間をとられ、リプリン
ト作業時のプリンターの稼働率を引き下げる結果となっ
ていた。本発明の目的は、顧客によって、場合によって
はDPE店の店員によってネガシートに記入されたリオ
ーダー情報がそのまま、プリンター内部のコントローラ
に自動的に入力され、引き続き必要な焼き付け処理が行
われるようなリプリントシステムを提供することであ
る。
【0004】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるリプリントシステムでは、ネガシート
のリオーダー情報記入エリアに記入された文字を読み取
る読取手段と、前記読取手段で読み取られた文字を認識
してリオーダー情報を生成する文字認識手段と、前記文
字認識手段によって得られたリオーダー情報に基づいて
ネガシートから該当ピースネガを引き出して露光部に供
給するリプリントユニットとを備えていることを特徴と
している。
【0005】つまり、リオーダー情報としてリオーダー
情報記入エリアに記入された文字は、読取手段によって
読み取られ、文字認識手段によって認識されてリオーダ
ー情報として生成される。このリオーダー情報に基づい
てネガシートから引き出されたピースネガは露光部に供
給され、焼き増し処理が行われる。これにより、このリ
プリントシステムを操作する作業員は、ネガシートに記
入されたリオーダー情報をプリンターに入力する作業か
ら解放され、ネガシートをそのまま投入することで自動
的に焼き増し処理が行われるので、リプリント作業時の
省力化とプリンターの稼働率向上とが実現する。
【0006】本発明の好適な実施形態として、前記リプ
リントユニットにはネガシート搬送機構が設けられてお
り、前記読取手段は、前記ネガシート搬送機構によって
搬送されるネガシートのリオーダー情報記入エリアから
文字を光学的に読み取るものがある。この構成では、投
入されたネガシートの搬送時にリオーダー情報が読み取
られ、その結果焼き増し対象となるピースネガがネガシ
ートから引き出され、露光部に供給される。従って、ネ
ガシート搬送機構を読取手段のスキャニング機構として
兼用させることが可能となる。
【0007】本発明による好適な実施形態として、リオ
ーダー情報記入エリアが前記収納部に収納されたピース
ネガの画像コマに対して視覚的に確認可能なように対応
させて区分けされた複数の文字記入区画部から構成され
ているならば、焼き増しの対象となる画像コマを選んだ
後その焼き増し枚数をその画像コマに対応する位置、特
に目で見て確認できる位置に形成されている文字記入区
画部に記入するので、ネガシートに収納されたピースネ
ガで所望の画像コマを確認しながら、その焼付枚数を正
しい位置、つまり正しい区画部に記録することができ
る。その際の各文字記入区画部の好適な配置の1つとし
て、各文字記入区画部が対応する各画像コマ(正確に言
えば、正しくネガシートの収納部に収納されたピースネ
ガを基準としての各画像コマのエリア)に少なくとも部
分的に重なるような配置が提案され、この配置では、各
画像コマとその画像コマのためのリオーダー情報文字記
入区画部が2次元的に一体化された形となるので、互い
の対応が極めて容易となる。さらに別な各文字記入区画
部の好適な配置の1つとして、各文字記入区画部が対応
する各画像コマの周辺に位置する配置も提案され、この
配置では、文字記入区画部と画像コマが重なっていない
ので互いの対応関係は幾分低くなるが、記入時にペン先
などで画像コマを押し付けることによりフィルムに損傷
を与える危険性がなくなる。
【0008】写真フィルムをフルサイズで使用するだけ
でなく、ハーフサイズで使用するカメラも現存すること
に鑑み、本発明の実施形態において、ネガシートの各文
字記入区画部はフルサイズの画像コマとハーフサイズの
画像コマの両方に対応するように構成されており、画像
コマ検出スキャナによる検出結果に基づいて該当するコ
マサイズのためのリオーダー情報が生成されるものがあ
る。この構成では、画像コマ検出スキャナによってピー
スネガが有するコマサイズを確認することにより、文字
記入区画部に記入されたリオーダー情報を該当するコマ
サイズのための情報として利用するので、いずれのコマ
サイズのもつピースネガでも確実に処理することができ
る。
【0009】以上説明したネガシートのリオーダー情報
記入エリアに記入する、所望の画像コマに対するリオー
ダー情報としては、焼き増し枚数だけでもよいが、さら
によりきめの細かい焼き増しサービスを実現するために
プリントサイズやトリミング情報、さらにはYMCD補
正値などの焼付補正情報が記録できるように、必要に応
じてそれぞれの記入エリアを備えたネガシートを利用す
ること可能であり、その際、文字認識手段は文字が読み
取られた位置により、ないしはその文字種によりそのリ
オーダー情報の種別を判断すればよい。本発明によるそ
の他の特徴及び利点は、以下図面を用いた発明の実施形
態の説明により明らかになるだろう。
【0010】
【発明の実施の形態】図1と図2に本発明によるリプリ
ントシステムで用いられるリオーダー情報記入式ネガシ
ート1の1例が示されている。ネガシート1は、透明樹
脂フィルム製シートを2ツ折りして、裏シート部2と表
シート部3を形成し、この裏シート部2と表シート部3
とを一定ピッチの接合線4に沿って接着することで接合
線4と接合線4の間にピースネガ10を収納する収納部
5が形成されている。図1では、ネガシート1とピース
ネガ10の関係を分かり易くするため、下段の収納部5
は空とし、下から2つの収納部5には6個のフルサイズ
の画像コマ10aを有するピースネガ10が収納されて
いる。
【0011】収納部5に収納された隣接するピースネガ
10の間となる表シート部3に接合線4に沿って帯状の
リオーダー情報記入エリアとしての焼き増し枚数記録用
マークシートエリア6が形成されている。この焼き増し
枚数記録用マークシートエリア6は白色梨地処理されて
いるとともに、収納されたピースネガ10の画像コマ1
0aに合わせて区分けされた区画部7から構成される
が、各区画部7は四角形枠8とその横に印刷された枚と
いう文字からなり、この四角形枠8内に焼き増し枚数を
示す数字が記入される。四角形枠8は、収納部5に収納
されたピースネガ10の画像コマ10aのほぼ真ん中に
位置するように印刷されているので、画像コマ10aと
焼き増し枚数の関係付けが視覚的に明確な形となってい
る。図1の例では、下から3段目の収納部5に収納され
ているピースネガ10の右端から5番目の画像コマ10
aを2枚焼き増すことになる。
【0012】図3に示されたネガシート1は、ハーフサ
イズの画像コマ10aを有するピースネガ10とフルサ
イズの画像コマ10aを有するピースネガ10の両者に
兼用できる焼き増し枚数記録用マークシートエリア6を
形成したものである。ここでは、最下段の収納部5は空
とし、下から3段目の収納部5には6個のフルサイズの
画像コマ10aを有するピースネガ10が収納されてお
り、下から2段目の収納部5には12個のハーフサイズ
の画像コマ10aを有するピースネガ10が収納されて
いるが、通常ではフルサイズとハーフサイズのピースネ
ガ10が同じネガシート1にはいることはなく、この図
はあくまで説明のためのものである。
【0013】このネガシート1でも、収納部5に収納さ
れた隣接するピースネガ10の間となる表シート部3に
接合線4に沿って帯状のリオーダー情報記入エリアとし
ての焼き増し枚数記録用マークシートエリア6が形成さ
れており、この焼き増し枚数記録用マークシートエリア
6も収納されたピースネガ10の画像コマ10aに合わ
せて区分けされた区画部7から構成されるが、各区画部
7は2つの横並びした第1四角形枠8aと第2四角形枠
8bとその側端に印刷された枚という文字からなる。こ
の2つの四角形枠8aと8b内に焼き増し枚数を示す数
字が記入されるが、収納部5に収納されたピースネガ1
0の画像コマ10aがフルサイズの場合、第1四角形枠
8aに記入された数字は10位の数を表し、第2四角形
枠8bに記入された数字は1位の数を表わす。図3の例
では、下から3段目の収納部5に収納されているピース
ネガ10の右端から2番目の画像コマ10aを12枚焼
き増すことになる。また、収納部5に収納されたピース
ネガ10の画像コマ10aがハーフサイズの場合、第1
四角形枠8aと第2四角形枠8bに記入された数はそれ
ぞれ対応する独立した画像コマ10aの焼き増し枚数を
表す。図3の例では、下から2段目の収納部5に収納さ
れているピースネガ10の右端から8番目の画像コマ1
0aを3枚焼き増すことになる。このネガシート1で
も、各第1四角形枠8aと第2四角形枠8b四角形枠8
aは、収納部5に収納されたピースネガ10の画像コマ
10aがハーフサイズであれ、フルサイズであれ、画像
コマの上方に位置するように印刷されているので、画像
コマ10aと焼き増し枚数の関係付けが視覚的に明確な
形となっている。
【0014】以上のようなネガシート1を用いたリプリ
ントシステムでは、顧客によって所望の画像コマ10a
に対応する四角形枠8、8a、8bに所望の焼き増し枚
数が記入されたネガシート1は、その収納部5にピース
ネガ10を収納したまま現像所に届けられる。現像所に
は、画像コマ10aを印画紙に焼き付け、その印画紙を
現像処理することによりプリントを作成するプリンター
プロセッサー100が備えられており、このプリンター
プロセッサー100の外観は、図4に示されており、そ
の正面に露光部80が、そして露光部80の右側にネガ
シートに入れられたピースネガ10を露光部80に供給
するリプリントユニット90が装着されている。
【0015】まず、露光部80を図5のブロック図を用
いて説明する。焼付対象となるピースネガ10のための
ネガシートから露光ポイント85に至るフィルム搬送ラ
イン81を形成するフィルム搬送機構82が備えられて
おり、そのフィルム搬送ライン81上に画像コマ10a
を読み取るスキャナー83が設けられており、その読み
取られた画像はコントローラ84に送られ、露光条件の
決定やモニター84aへの表示のために用いられる。さ
らにこのスキャナー83によって取り込まれたイメージ
情報は、画像コマ10aの大きさ、つまりフルサイズの
画像コマか、ハーフサイズの画像コマかを決定するため
にも利用される。
【0016】露光ポイント85には、露光用光源85
a、露光用光路に黄、マゼンタ、シアンの各フィルタが
出退することにより露光用光源85aからの照射光の色
バランスを調整する調光フィルタ85b、調光フィルタ
85bにて色バランスを調整した光を均一に混色するミ
ラートンネル85c、焼付対象となる画像コマ10aの
画像を印画紙86上に結像する焼付用レンズ85d、シ
ャッタ85e、ペーバーマガジン86aから印画紙86
を搬送する搬送ローラ87が備えられている。コントロ
ーラ84が決定した露光条件に応じて、調光フィルタ8
5bの各フィルタの位置、及び、シャッタ85eの開放
時間つまり露光時間が制御される。プリンタープロセッ
サー100の操作者は、モニタ84aの表示をみて、適
正な画像が得られていなければ、操作卓84bから決定
した露光条件の修正指示を入力でき、コントローラ84
は、その修正指示に基づいて露光条件を修正して最終的
な露光条件を決定する。そしてその決定した露光条件に
基づいて、露光ポイント85の各部の作動を制御して、
印画紙マガジン86aから引き出された印画紙86にピ
ースネガ10の焼付対象画像コマ10aの画像を投影露
光する。コントローラ84は、さらに搬送モータ82a
の駆動を通じてフィルム搬送機構82の制御も行ってい
る。
【0017】つぎに、ピースネガ10を収納したネガシ
ートに記録されたリオーダー情報に基づいて焼き付けさ
れるべきピースネガ10を露光部80に供給するリプリ
ントユニット90を図4の外観図と図6の模式図を用い
て説明する。このリプリントユニット90は、スプライ
ステープ等によって複数のネガシートをつなぎ合わせる
ことで長尺化したネガシートを投入する投入部91と、
投入されたネガシートを収納部に収納されているネガピ
ースの横断方向に搬送するベルト搬送部92と、ネガシ
ート1のリオーダー情報記入エリア6を光学的に走査し
てリオーダー情報記入エリア6に記入された文字を読み
取る読取手段としての光学センサー93と、ネガシート
1の収納部5から引っ張り出した焼付対象となるピース
ネガ10を露光部80のフィルム搬送機構82に送ると
ともに逆にフィルム搬送機構82から受け取ったピース
ネガ10をネガシートの収納部に挿入する移載機構94
を備えている。光学センサー93で読み取られたイメー
ジ信号は文字認識手段70に送られ、そこで数字などの
意味をもつ文字して認識され、焼き増し枚数などのリオ
ーダー情報を生成する。この生成されたリオーダ情報は
コントローラ84へ送られ、そこで焼き増しすべき画像
コマ10aを有するピースネガ10の収納位置と関係づ
けられる。光学センサー93の制御だけではなく、ベル
ト搬送機構92や移載機構94もコントローラ84によ
り制御されているので、焼き増しすべき画像コマ10a
がピースネガ10の何番目に位置しているか、該当ピー
スネガ10が何段目の収納部5に収納に収納されている
かがコントローラ84によって把握される。
【0018】図6に示す文字認識手段70は、実質的に
は公知のOCR(光学的文字認識装置)と同様な構成を
もっている。光学センサー93で読み取られたイメージ
信号は、入力部71のメモリに蓄積され、四角形枠8、
8a、8bに記入された文字のイメージ毎に認識処理さ
れる。まず、座標解析部72で1文字のイメージの座標
データを解析してストロークに切り分け、切り分けられ
たストロークから1文字のデータがストローク解析部7
3で生成される。この1文字のデータは比較部74で辞
書ファイル75から読み出された辞書データと比較さ
れ、一致した場合その辞書データの文字コードが出力部
76に送られる。出力部76では、文字コードを該当画
像コマの位置データとリンクさせてコントローラ84に
送り出す。文字コードと該当画像コマの位置データとの
リンクは、コントローラ84や入力部71及び出力部7
6と連係している制御部77が行う。図6では、文字認
識手段70とコントローラ84は別ユニットとして示さ
れているが、一般には、両者はマイクロコンピュータを
中核とするハードウエアと適当なソフトウエアで構築さ
れるものであり、一体的な装置として構成される。
【0019】コントローラ84は、上述したように、焼
き増しすべき画像コマの位置や焼き増し枚数を把握して
いるので、焼き増しすべき画像コマ10a有するピース
ネガ10がベルト搬送機構92によりフィルム搬送ライ
ン81上に達すると、ネガシート1の搬送が停止され、
ピースネガ10が移載機構94により収納部5から引き
出され、フィルム搬送機構82に送られる。
【0020】フィルム搬送機構82により搬送されてい
るピースネガ10の画像コマ10aの長さが、上述した
ように、スキャナー83又はここでは図示されていない
が専用に設けられる光学センサーにより測定され、この
画像コマ10aがハーフサイズであるかフルサイズであ
るかが決定される。この決定と、光学センサー93によ
って読み取られた記入文字の文字コードとによって、焼
き増しすべき画像コマ10aの特定とその焼き増し枚数
が決定される。つまり、図1の例を参考にして説明する
と、フルサイズの画像コマ10aを有する下から3段目
のネガピース10では、先端(収納部5に収納された状
態で収納部5の開放端側の端部を先端とみなす)から5
番目の画像コマ10aが2枚焼き増しされることにな
る。図3における、ハーフサイズの画像コマ10aを有
する下から2段目のネガピースでは、先端から8番目の
画像コマ10aが3枚焼き増しされることになる。
【0021】フィルム搬送機構82により、焼き増しさ
れるべき画像コマ10aが露光ポイント85に位置して
いるオートネガマスク85fの開口部に達するまでピー
スネガ10が搬送されると、その画像コマ10aが焼き
増し枚数分だけ印画紙86に焼き付けられる。焼付終了
後、ピースネガ10は逆の手順により再びネガシート1
の収納部5に挿入される。露光された印画紙86は現像
部88で現像処理され、乾燥後カットされ仕上がりプリ
ントとして現像部88から排出される。
【0022】焼け付け処理されたピースネガ10がネガ
シート1の収納部5から引き出され再び収納部5に挿入
されるまでの間にネガシート1のマークシートエリア6
が光学センサー93によって読み取ることができる。こ
の場合光学センサー93は固定式のラインセンサーとし
て構成され、ピースネガ10のフィルム搬送ライン81
への移送のためにネガシート1が停止した時に丁度所定
のリオーダー情報記入エリア6を形成する横断方向に一
直線に並んだ四角形枠8が光学センサー93の下に位置
するように設定されており、ネガシート1の停止中にリ
オーダー情報記入エリア6が読み取られるのである。も
ちろん、この読み取り作業は、光学センサー93がスキ
ャンすることによりリオーダー情報記入エリア6に記入
された文字を読み取る方式や、光学センサー93とネガ
シート1が相対移動することによりリオーダー情報記入
エリア6に記入された文字を読み取る方式、さらにはそ
の両者が移動しながら文字を読み取る方式など種々の方
式で実施することができる。
【0023】ピースネガ単位の焼付作業が終了する毎に
ネガシート1はベルト搬送部92により収納部5の配置
ピッチだけ送られ、排出部95から排出されていく。
【0024】このリプリントシステムでは、焼き増し画
像コマ10aの位置や焼付枚数といったリオーダー情報
が、プリンタープロセッサー100自身でネガシート1
から読み取ることができるので、ネガシート1をプリン
タープロセッサー100に投入するだけで、自動的に所
望の画像コマ10aが所望の枚数で焼き増しされる。
【0025】以下の本発明によるリプリントシステムに
用いられるネガシート1の変形例を説明する。図8に示
されたネガシート1では、リオーダー情報記入エリア6
は表シート部3の折り畳み端部領域、詳しくは収納部5
に収納されたピースネガ10の左端部と重なる領域に形
成されている。この場合も、リオーダー情報記入エリア
6は区画部27によって構成されており、この区画部2
7は、左端に印刷された1コマ目から6コマ目までの印
刷された文字によって収納部5に収納されたピースネガ
10の各画像コマ10aと対応づけられるように配置さ
れている。即ち、1コマ目という文字の隣に位置する四
角形枠28は左端の画像コマ10a、2コマ目という文
字の隣に位置する四角形枠28は(図8ではコマの並び
順を分かり易くするため大きな数字で表示している)左
端から2番目の画像コマ10aというように対応してい
る。これらの各四角形枠28には、焼き増し枚数が記入
されている。例えば図8において、下から3段目の区画
部27に記録されたリオーダー情報は、大きな3という
数字で示されている左から3番目の画像コマ10aが4
枚焼き増しされることを表している。
【0026】このネガシート1では、ネガシート1の左
端領域にのみオーダー情報記入エリア6が形成されてい
るので、四角形枠28に記入された文字(数字)を読み
取る光学センサー93は図4で示す光学センサー93よ
り短い形状のものとして構成することができる。
【0027】図9で示されたネガシート1では、収納部
5の全体にわたってリオーダー情報記入エリア6が形成
されている。このリオーダー情報記入エリア6には、収
納部5に収納されたピースネガ10の各画像コマ10a
の上方に位置する区画部37によって構成されており、
各区画部37は、2つの横並び四角形枠38をペアとし
て5段の縦並び配置された合計10個の四角形枠38を
もっている。1段目の横並び四角形枠38の左側には枚
という文字が印刷され、2段目の横並び四角形枠38の
左側にはYという文字が、3段目の横並び四角形枠38
の左側にはMという文字が、4段目の横並び四角形枠3
8の左側にはCという文字が、5段目の横並び四角形枠
38の左側にはDという文字が印刷されている。つま
り、1段目には焼き増し枚数が記入され、2段目から5
段目には、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、濃度
に関する補正値が記入される。その際、1段目の左側四
角形枠38は、焼き増し枚数の10位の数を、右側四角
形枠38は焼き増し枚数の1位の数を記入するものであ
り、2段目から5段目の左側四角形枠38は、+又は−
の符号を記入するものであり(記入なしは+とみな
す)、右側四角形枠38は数字を記入するものである。
例えば、図9において、下から3段目の収納部5に収納
されたピースネガ10の右から3番目の画像コマ10a
に対して、焼き増し枚数が13枚で、イエローの補正値
が−2、シアンの補正値が+1というリオーダー情報が
与えられている。図面では示されていないが、リオーダ
ー情報記入エリアには、トリミング情報や引き伸ばしサ
イズを指定する文字を記入することも可能であり、これ
らの記入された文字情報も、同様な方法でプリンタプロ
セッサー100に自動的に転送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるネガシートの1つの実施の形態を
示す平面図
【図2】図1によるネガシートの横断面図
【図3】ネガシートの変形例
【図4】本発明によるネガシートを用いるプリンタープ
ロセッサーの斜視図
【図5】プリンタープロセッサーの露光部のブロック図
【図6】ネガシートを用いたリプリントシステムのブロ
ック図
【図7】文字認識手段の機能ブロック図
【図8】ネガシートの変形例
【図9】ネガシートの変形例
【符号の説明】
1 ネガシート 5 収納部 6 リオーダー情報記入エリア 10 ピースネガ 10a 画像コマ 70 文字認識手段 90 リプリントユニット 93 読取手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネガフィルムから複数の画像コマを有する
    ようにカットされたピースネガを個別に収納する収納部
    と、前記画像コマ毎のリオーダー情報を記入可能なリオ
    ーダー情報記入エリアとを備えたネガシートを用いるリ
    プリントシステムにおいて、 前記リオーダー情報記入エリアに記入された文字を読み
    取る読取手段と、前記読取手段で読み取られた文字を認
    識してリオーダー情報を生成する文字認識手段と、前記
    文字認識手段によって得られたリオーダー情報に基づい
    てネガシートから該当ピースネガを引き出して露光部に
    供給するリプリントユニットとを備えていることを特徴
    とするリプリントシステム。
  2. 【請求項2】前記リプリントユニットにはネガシート搬
    送機構が設けられており、前記読取手段は、前記ネガシ
    ート搬送機構によって搬送されるネガシートのリオーダ
    ー情報記入エリアから文字を光学的に読み取ることを特
    徴とする請求項1に記載のリプリントシステム。
  3. 【請求項3】前記ネガシートのリオーダー情報記入エリ
    アが前記収納部に収納されたピースネガの画像コマに対
    して視覚的に確認可能なように対応させて区分けされた
    複数の文字記入区画部から構成されており、前記文字認
    識手段は前記文字記入区画部毎に文字を切り分けて認識
    することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載
    のリプリントシステム。
  4. 【請求項4】前記各文字記入区画部は対応する各画像コ
    マに少なくとも部分的に重なるように配置されているこ
    とを特徴とする請求項3に記載のリプリントシステム。
  5. 【請求項5】前記各文字記入区画部は対応する各画像コ
    マの周辺に配置されていることを特徴とする請求項3に
    記載のリプリントシステム。
  6. 【請求項6】前記ネガシートの各文字記入区画部はフル
    サイズの画像コマとハーフサイズの画像コマの両方に対
    応するように構成されており、画像コマ検出スキャナに
    よる検出結果に基づいて該当するコマサイズのためのリ
    オーダー情報が生成されることを特徴とする請求項3〜
    5のいずれかに記載のリプリントシステム。
  7. 【請求項7】前記ネガシートのリオーダー情報記入エリ
    アは焼き増し枚数を記入する枚数記入エリアを備えてお
    り、前記文字認識手段は該当する所定画像コマの焼き増
    し枚数をリオーダー情報として生成することを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載のリプリントシステ
    ム。
  8. 【請求項8】前記ネガシートのリオーダー情報記入エリ
    アは焼付補正情報を記入する焼付補正情報記入エリアを
    備えており、前記文字認識手段は該当する所定画像コマ
    の焼付補正情報をリオーダー情報として生成することを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のリプリント
    システム。
JP5877397A 1997-03-13 1997-03-13 リプリントシステム Withdrawn JPH10254069A (ja)

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