JPH10253993A - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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JPH10253993A
JPH10253993A JP6130197A JP6130197A JPH10253993A JP H10253993 A JPH10253993 A JP H10253993A JP 6130197 A JP6130197 A JP 6130197A JP 6130197 A JP6130197 A JP 6130197A JP H10253993 A JPH10253993 A JP H10253993A
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JP
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liquid crystal
crystal compound
crystal layer
control substance
crystal display
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Application number
JP6130197A
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Inventor
Kazuyuki Haruhara
一之 春原
Katsuyuki Naito
勝之 内藤
Hironori Iwanaga
寛規 岩永
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高コントラストの表示が可能なゲスト−ホスト
型液晶表示素子を提供すること。 【解決手段】本発明のゲスト−ホスト型液晶表示素子
は、対向して配置され、その対向面に電極を有する、少
なくとも一方が透明な一対の基板1、2と、前記一対の
基板1、2間に挟持され、液晶化合物5と、二色性色素
6と、分子量が前記液晶化合物5の平均分子量の2倍以
上であり、形状が異方性を有し、誘電率異方性が正の配
向秩序度制御物質7と、を含む液晶層8と、を具備する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子に係
り、より詳細には、ゲスト−ホスト型液晶表示素子に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯情報機器が広く普及しつつあ
り、この携帯情報機器に搭載される表示装置の需要も高
まっている。
【0003】一般に、据置き型の機器に搭載される表示
装置としては、CRTが広く用いられている。CRTに
おいては、表示面に塗布された蛍光体に、電子線を照射
することにより表示が行なわれ、表示面を構成する全て
の画素は、1つの電子銃から電子を供給される。そのた
め、CRTでは、電子銃と表示面とを離して配置する必
要があり、表示面に対する奥行き方向の長さが長い。さ
らに、CRTは、非常に重い、消費電力が高い、等の欠
点を有しているため、携帯用機器に搭載される表示装置
には適していない。
【0004】薄型の表示装置としては、プラズマ表示装
置、EL表示装置、及び液晶表示装置等が知られてい
る。このうち、プラズマ表示装置やEL表示装置は、携
帯用機器に搭載される表示装置としては未だ問題を有し
ているため、ほとんど実用化されていない。
【0005】一方、液晶表示装置は、薄型化、低電圧駆
動が可能であるため、腕時計や電卓などの表示部に広く
用いられている。特に、TN型液晶表示素子を用いたア
クティブマトリクス形の液晶表示装置では、CRT並み
の表示特性が実現されており、テレビ等の表示装置にも
用いられている。
【0006】しかしながら、このような液晶表示素子
は、表示特性が高く、薄型の表示装置を実現することが
可能である等、様々な長所を有しているが、偏光板を用
いる必要があるため、光の利用効率が低いという問題を
有している。それゆえ、この素子では十分な明るさを得
るために、通常、バックライトが設けられるが、バック
ライトの消費電力が非常に高いため素子全体の消費電力
を大幅に高めてしまうという問題を生じてしまう。
【0007】上述のような偏光板を用いる液晶表示素子
とは別に、偏光板を用いない液晶表示素子として、ゲス
ト−ホスト型(GH型)液晶表示素子が知られている。
このGH型液晶表示素子は、液晶層中の液晶化合物をホ
ストとして、これにゲストとして二色性色素を含有して
おり、特に反射型液晶表示素子として有用である。ま
た、シアン、マゼンタ、イエローの3層のGH型液晶層
を積層することにより、フルカラー表示が可能となるた
め、携帯用機器に搭載される表示装置に用いるのに最適
な素子として期待されている。
【0008】しかしながら、このGH型液晶表示素子
は、二色性色素の吸光軸が1軸であり、液晶化合物に対
する二色性色素の溶解度やモル吸光係数が低いために、
高いコントラストを得ることができないという問題を有
している。
【0009】この問題を解決するために、液晶層を表示
面に垂直な方向に2層重ねて積層する二層構造が提案さ
れている。この二層構造の液晶表示素子によると、高い
コントラストを得ることができるが、フルカラー表示す
るためには合計6層積層する必要があり、構造が複雑に
なるため、コストが高くなるという問題を生じてしま
う。
【0010】また、液晶層中の液晶材料をツイスト配列
することや、波長板を用いることが提案されている。
【0011】しかしながら、液晶材料をツイスト配列し
た液晶表示素子では、液晶材料の屈折率異方性がコント
ラストに大きな影響を与え、波長板を用いた液晶表示素
子では、偏光が解消されて液晶層の吸光度が低下するた
め、いずれの素子においても高いコントラストは実現さ
れていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高コントラ
ストの表示が可能なゲスト−ホスト型液晶表示素子を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、対向して配置
され、その対向面に電極を有する、少なくとも一方が透
明な一対の基板と、前記一対の基板間に挟持され、液晶
化合物と、二色性色素と、分子量が前記液晶化合物の平
均分子量の2倍以上であり、形状が異方性を有し、誘電
率異方性が正の配向秩序度制御物質と、を含む液晶層
と、を具備することを特徴とするゲスト−ホスト型液晶
表示素子を提供する。
【0014】また、本発明は、上記ゲスト−ホスト型液
晶表示素子において、前記液晶化合物がp型であること
を特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のゲスト−ホスト型
液晶表示素子について、図面を参照しながら、より詳細
に説明する。
【0016】図6に、通常のゲスト−ホスト型液晶表示
素子の一断面図を示す。
【0017】図6(a)で、参照符号61は、基板を示
しており、基板61の一方の主面には、導電膜63が形
成されている。基板61の導電膜63が設けられた面と
対向して、透明基板62が配置され、透明基板62の基
板61と対向する面には、導電膜64が設けられてい
る。これら導電膜63及び導電膜64の間に、液晶化合
物65と、二色性色素66とからなる液晶層68が挟持
されており、液晶層68はツイスト構造を呈している。
なお、二色性色素66は、液晶層68の配向秩序度に影
響を与えないように、通常、液晶化合物65と分子量及
び形状がほぼ同じになるように選ばれる。
【0018】図6(a)に示す素子は、電圧を印加して
いない状態を示しており、液晶層68はツイスト構造を
呈し、二色性色素66は分子の長軸が透明基板62と平
行になるように配置されている。したがって、この図に
示す素子では、二色性色素による入射光の吸収が最大と
なり、液晶層68の透過率は低下する。
【0019】この図6(a)に示すゲスト−ホスト型液
晶表示素子に所定の電圧を印加することにより、液晶層
68は、図6(b)に示すように液晶層69に構造が変
化する。図6(b)に示す素子では、液晶層69は垂直
配向構造を呈し、二色性色素66は分子の長軸が透明基
板62と垂直に配向しているため、二色性色素による入
射光の吸収が最小となり、液晶層69の透過率は上昇す
る。
【0020】以上のように、電圧を変化させることによ
り、液晶層の光学的特性が変化することを利用して、表
示が行なわれる。
【0021】本発明者らは、上記ゲスト−ホスト型液晶
表示素子について、透過率とコントラストとの関係のシ
ュミレーションを行なった。その結果を、図7及び図8
に示す。
【0022】図7は、通常のゲスト−ホスト型液晶表示
素子の液晶層の屈折率異方性を変化させた場合の、透過
率とコントラストとの関係を示すグラフであり、図8
は、通常のゲスト−ホスト型液晶表示素子の液晶層の配
向秩序度を変化させた場合の、透過率とコントラストと
の関係を示すグラフである。それぞれのグラフで、横軸
は透過時での液晶層の透過率を示し、縦軸は吸光時の透
過率に対する透過時の透過率の比をコントラストとして
示している。
【0023】これらのグラフから、屈折率異方性Δnが
低い場合に、または配向秩序度Sが高い場合に、高い透
過率と高いコントラストとを同時に得ることができるこ
とが分かる。しかしながら、透過時の透過率を高くした
場合、吸光時の透過率も同時に上昇してしまうため、コ
ントラストは低下してしまう。
【0024】本発明者らは、以下に詳述する配向秩序度
制御物質を液晶層に含むゲスト−ホスト型液晶表示素子
によると、液晶層の配向秩序度が、透過時には高く、吸
光時には低く制御され、高い透過率と高いコントラスト
とを同時に得ることが可能となることを見出した。
【0025】図1に、本発明の一態様に係るゲスト−ホ
スト型液晶表示素子の一断面図を示す。
【0026】図1(a)で、参照符号1は、透明性を有
する基板を示しており、基板1の一方の主面には、導電
膜3が形成されている。基板1の導電膜3が設けられた
面と対向して、透明基板2が配置され、透明基板2の基
板1と対向する面には、導電膜4が設けられている。こ
れら導電膜3及び導電膜4の間に、p型の液晶化合物
5、二色性色素6、及び配向秩序度制御物質7を含む液
晶層8が挟持されており、液晶層8はツイスト構造を呈
している。
【0027】本発明のゲスト−ホスト型液晶表示素子で
用いられる一対の基板は、少なくともその一方が透明で
あり、それぞれの基板の対向面に電極が設けられている
ものであれば特に制限はない。この基板としては、金
属、導電性プラスチック等の導電性材料からなる基板を
挙げることができる。また、ガラス、プラスチック等の
絶縁性の基板の少なくとも一方の主面に、これら導電性
材料からなる導電膜が形成されたものを用いてもよい。
【0028】透明な基板としては、ガラス等の透明基板
の少なくとも一方の主面に、ITO等の導電膜を形成さ
れたものを用いることができる。
【0029】上述の一対の基板は、それぞれの導電性を
有する面が対向するように設置され、導電面の間隔は、
スペーサにより一定に保たれる。また、これら一対の基
板は、必要に応じて、電極が形成された面が配向処理さ
れていてもよい。
【0030】ゲスト−ホスト型液晶表示素子で用いられ
る液晶化合物は、ネマチック液晶化合物や、コレステリ
ック液晶化合物である。これらは、単独で用いられても
よく、必要に応じて混合されて用いられてもよい。
【0031】この液晶化合物は、配向秩序度を低下させ
たときに生ずる光散乱を防止するために、屈折率異方性
が0.08以下であることが好ましい。また、上述の液
晶化合物は、必要に応じて、カイラル剤等の光学活性を
有する物質と混合されて用いられてもよい。
【0032】上述の液晶化合物と二色性色素とを混合し
た液晶材料は、屈折率異方性が0.08以下であること
が好ましい。
【0033】本発明のゲスト−ホスト型液晶表示素子
は、以下のようにして駆動される。
【0034】図1(a)に示すように、本発明の一態様
に係るゲスト−ホスト型液晶表示素子は、電圧の非印加
時では、隣接する液晶化合物分子間の相互作用により、
液晶化合物5の配向が制御されている。
【0035】したがって、分子量が液晶化合物5の2倍
以上である配向秩序制御体7を液晶層8中に含有させる
と、この配向秩序制御体7は液晶化合物5や二色性色素
6に比べてはるかに大きいので、液晶層中の分子配列の
周期性に乱れが生じ、さらに、配向秩序度制御物質7を
介して隣接する液晶化合物5や二色性色素6の間の相互
作用が断たれるため、液晶層8の配向秩序度が減少す
る。その結果、液晶層の光の透過率が減少するのであ
る。
【0036】次に、図1(a)に示すゲスト−ホスト型
液晶表示素子に、所定の電圧を印加すると、液晶層8
は、図1(b)に示す液晶層9へと変化する。
【0037】この図に示されるように、電圧の印加時で
は、液晶化合物5及び二色性色素6は、基板1に垂直な
方向に配向する。また、配向秩序度制御物質7も、形状
が異方性を有し、誘電異方性が正であるため、配向秩序
度制御物質7の長軸は基板1に垂直な方向に向く。すな
わち、配向秩序度制御物質7の長軸は、液晶化合物5及
び二色性色素6の長軸と平行になる。
【0038】この時、液晶化合物5の配向は、電圧の非
印加時とは異なり、主に電界により制御される。また、
配向秩序度制御物質7の長軸が液晶化合物5の長軸と平
行となるため、配向秩序制御体7により液晶化合物5の
配向が影響を受けることは殆どない。したがって、電圧
印加時に、液晶層9の配向秩序度が、配向秩序度制御物
質7により、大きく減少することはない。
【0039】このように、p型の液晶化合物を用いたゲ
スト−ホスト液晶表示素子の液晶層中に、上述の配向秩
序度制御物質を導入することにより、電圧の非印加時に
は、液晶層の配向秩序度が大きく低下し、電圧印加時に
は、配向秩序度は高く保たれる。したがって、本発明の
ゲスト−ホスト型液晶表示素子によると、高いコントラ
ストを得ることができる。
【0040】また、p型の液晶化合物の代わりに、n型
の液晶化合物を用いてもよい。この場合、電圧の非印加
時には、液晶化合物及び二色性色素は、基板に垂直な方
向に配向し、それに伴い配向秩序度制御物質も基板に垂
直な方向に配向する。
【0041】一方、電圧印加時には、液晶化合物及び二
色性色素は、基板に平行な方向に配向するかフォーカル
コニック構造を呈するが、配向秩序度制御物質は基板に
垂直な方向に配向する。すなわち、配向秩序度制御物質
は、液晶化合物及び二色性色素の配向方向とは大きく異
なる方向に配向する。このときに生ずる液晶層の配向秩
序度の低下は、電圧の非印加時に生ずる配向秩序度の低
下に比べて大きい。
【0042】したがって、n型の液晶化合物を用いたゲ
スト−ホスト液晶表示素子の液晶層中に、上述の配向秩
序度制御物質を導入することにより、高いコントラスト
を得ることができる。
【0043】本発明のゲスト−ホスト型液晶表示素子で
用いられる配向秩序度制御物質は、形状が異方性である
ことが必要である。配向秩序度制御物質の短軸に対する
長軸の比が、1.5以上である場合、より高いコントラ
ストを得ることができ、2以上の場合、さらに高いコン
トラストを得ることが出来るため好ましい。
【0044】また、配向秩序度制御物質は、少なくとも
電圧印加時に、配向秩序度制御物質の長軸とほぼ同方向
に分極することが好ましい。
【0045】液晶化合物にp型の液晶化合物を用いた場
合、配向秩序度制御物質は、用いられる液晶化合物の2
倍以上の分子量を有することが必要である。分子量が2
倍未満の場合、電圧の非印加時に液晶層の配向秩序度を
十分に低下させることができない。
【0046】液晶化合物としてp型の液晶化合物を用い
た場合、配向秩序度制御物質は、非液晶性であることが
好ましい。この場合、電圧の非印加時に、配向秩序度制
御物質による液晶層の配向秩序度の低下を大きくするこ
とができる。
【0047】本発明のゲスト−ホスト型液晶表示素子で
用いられる配向秩序度制御物質は、光学活性を有してい
てもよい。この場合、配向秩序度制御物質が光学活性を
有していると、螺旋型液晶材料に含有させるカイラル剤
として用いることができる。また、配向秩序度制御物質
が、配向方向により吸光度が異なる場合、すなわち、二
色性を有する場合、コントラストをさらに高めることが
でき、好ましい。
【0048】本発明のゲスト−ホスト型液晶表示素子で
用いられる配向秩序度制御物質としては、ナフタレン誘
導体、アゾキシナフタレン誘導体、アントラセン誘導
体、フェナントレン誘導体、トリフェニレン誘導体、ピ
レン誘導体、クリセン誘導体、ピセン誘導体、ペリレン
誘導体、ベンゾピレン誘導体、ルビセン誘導体、コロネ
ン誘導体、オバレン誘導体、ベンゾフラン誘導体、カル
バゾール誘導体、キサンテン誘導体、ベンゾチオピラン
誘導体、アクリジン誘導体、クマリン誘導体、チアント
レン誘導体、フェナジン誘導体、フィノキサチイン誘導
体、フェナントリジン誘導体、ナフトキノン誘導体、ア
ントラキノン誘導体、ベンゾアントロン誘導体、フラボ
ン誘導体、キノリン誘導体、ベンゾキノリン誘導体、コ
レステロール等のステロイド系誘導体、アントシアニジ
ン系誘導体、クロロフィル等のポルフィリン系誘導体、
コンゴーレッド誘導体、ジフェニルキノメタン誘導体、
アウリン誘導体、マラカイトグリーン誘導体、クリスタ
ルバイオレット誘導体、フルオレシン誘導体、ピラント
ロン誘導体、ビオラントロン誘導体、イソビオラントロ
ン誘導体、インジゴ系誘導体等を挙げることができる。
【0049】これら化合物は、用いる液晶化合物に応じ
て選択され、これら化合物を混合した混合物として用い
られてもよい。
【0050】また、配向秩序度制御物質として、一般に
用いられる液晶化合物の分子骨格を2つ以上有する化合
物を用いることができる。特に、それぞれの分子骨格の
間の結合軸の回転により、コンフォメーションが自由に
変化する化合物を用いることが好ましい。
【0051】図2に、本発明の一態様に係るゲスト−ホ
スト型液晶表示素子で用いられる配向秩序度制御物質の
概略図を示す。
【0052】この図で、参照符号10及び11は、それ
ぞれ一般に用いられる液晶化合物の分子骨格を示してお
り、これらは、アルキル基等の置換基12により結合さ
れ、配向秩序度制御物質13を形成している。
【0053】この配向秩序度制御物質13において、そ
れぞれの骨格10、11の末端部が同符号にチャージす
る場合は、図2(a)に示すように、電圧印加により、
配向秩序度制御物質13は立体的なコンフォメーション
をとる。その逆に、骨格10及び骨格11の一方の末端
がマイナスにチャージし、他端がプラスにチャージして
いる場合、図2(b)に示すように、配向秩序度制御物
質13は、電圧印加により直線状のコンフォメーション
をとる。
【0054】また、電圧の非印加時には、配向秩序度制
御物質13は、例えば、図2(c)に示すように、様々
なコンフォメーションをとることが可能となり、液晶層
の配向秩序度がわずかに低下する。
【0055】すなわち、p型の液晶化合物を用いる場合
は、電圧印加時に図2(a)に示すようにコンフォメー
ションを変える配向秩序度制御物質を用いることによ
り、電圧の非印加時における液晶層の配向秩序度が低下
するため、より高いコントラストを得ることができる。
【0056】また、n型の液晶化合物を用いる場合は、
電圧印加時に図2(a)又は(b)に示すようにコンフ
ォメーションを変える配向秩序度制御物質を用いること
により、電圧印加時における液晶層の配向秩序度が低下
するため、より高いコントラストを得ることが可能とな
る。
【0057】このような配向秩序度制御物質としては、
以下の化学式1〜7に示す化合物を挙げることができ
る。
【0058】
【化1】
【0059】
【化2】
【0060】以上、配向秩序度制御物質が分子であるも
のについて説明したが、配向秩序度制御物質は粒状体で
あってもよい。
【0061】配向秩序制御体として用いられる粒状体と
しては、図3に示す粒状体14や、柱状体や棒状体等の
ように形状が異方的であり、長軸方向に自発分極をもつ
ものを挙げることができる。
【0062】図4に、本発明の一態様に係るゲスト−ホ
スト型液晶表示素子で用いられる、柱状の配向秩序度制
御物質の斜視図を示す。図4で、配向秩序度制御物質1
5の側面を参照符号16で示し、端面を参照番号17で
示す。
【0063】このような配向秩序度制御物質15をp型
の液晶化合物とともに用いる場合、側面16及び2つの
端面17が着色されていることが好ましい。このような
配向秩序度制御物質15を用いると、電圧の非印加時に
は、配向秩序度制御物質15の側面が素子の表示面と平
行になるため、配向秩序度制御物質15の表示面への投
影面積が増加して液晶層の透過率が低下する。一方、電
圧印加時には、配向秩序度制御物質15の長軸は、素子
の表示面に垂直に配向するため、端面17が表示面と平
行になり、配向秩序度制御物質15の表示面への投影面
積が減少する。したがって、液晶層の透過率の低下は生
じず、より高いコントラストを得ることができる。
【0064】この配向秩序度制御物質15は、全体が着
色されていなくてもよい。配向秩序度制御物質15をp
型の液晶化合物とともに用いる場合、側面16が着色さ
れ、2つの端面17は透明性を有していることが好まし
い。このような配向秩序度制御物質15を用いると、電
圧印加時には、配向秩序度制御物質15の着色面は、素
子の表示面に垂直に配向するため、透明な端面17が表
示面と平行になり、液晶層の透過率の低下は生じず、さ
らに高いコントラストを得ることができる。
【0065】また、このような配向秩序度制御物質15
をn型の液晶化合物とともに用いる場合は、p型の液晶
化合物を用いる場合とは逆に、側面16が透明性を有
し、2つの端面16は着色されていることが好ましい。
このような配向秩序度制御物質15を用いると、n型の
液晶化合物を用いた場合と同様に、より高いコントラス
トを得ることができる。
【0066】上述の粒状の配向秩序度制御物質に用いら
れる材料としては、水晶及びLiNdO3 等の単結晶、
チタン酸鉛、チタン酸及びジルコン酸鉛(PZT)等の
セラミック等が挙げられる。これらの材料からなる配向
秩序制御体は、一度、これらの材料を強誘電性にした
後、所望の方位に切り出し、研磨加工等を施すことによ
り形成される。
【0067】また、ポリ−メチル−L−グルタメート及
びポリ−ベンジル−L−グルタメート等の合成ポリペプ
チド、三酢酸セルロース及びシアノエチルセルロース等
のセルロース誘導体、プロピレンオキシド、及びポリ−
β−ヒドロキシブチレート等の光学活性高分子等の有機
化合物に、延伸、成型等の操作を行なうことにより、配
向秩序度制御物質を形成することができる。
【0068】粒状体の材料として、ポリフッ化ビニリデ
ン、フッ化ビニリデン/トリフルオロエチレン共重合
体、フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン共重合
体、及びシアノビニリデン/酢酸ビニル交互共重合体等
のビニリデン系高分子等の高分子のいずれか1種を用い
る場合は、成型後にポーリングを行なうことにより、ま
たはポーリング後に成型を行なうことにより、配向秩序
度制御物質を得ることができる。
【0069】本発明のゲスト−ホスト型液晶表示素子で
用いられる配向秩序度制御物質は、液晶層に対して0.
1重量%〜3重量%の範囲で含有されることが好まし
い。含有率が0.1重量%未満の場合は、コントラスト
を高める効果が得られず、3重量%を超える場合は、液
晶層の配向秩序度が大幅に低下してコントラストが低下
することがある。
【0070】本発明のゲスト−ホスト型液晶表示素子
は、透過型または反射型の液晶表示素子とすることがで
きる。反射型とした場合、素子の表示面とは逆の面に反
射板が設けられ、素子の反射板と接する面上に、または
反射板の表面上に、散乱面または指向性反射面を設ける
ことが必要である。また、素子の表示面には、反射防止
膜を設けることが好ましい。
【0071】本発明のゲスト−ホスト型液晶表示素子
は、メモリ性を持たない場合、しきい値特性の急峻化に
よりマトリクス駆動が可能となる。したがって、素子が
メモリ性を持たない場合、TFT等のスイッチ素子が設
けることにより、コントラストの高い良好な表示が可能
となる。
【0072】また、本発明のゲスト−ホスト型液晶表示
素子は、液晶層が、イエローの液晶層、シアンの液晶
層、及びマゼンタの液晶層からなる、カラー表示が可能
な液晶表示素子であってもよい。
【0073】図5に、本発明の他の態様に係る液晶表示
素子の一断面図を示す。
【0074】図5で、参照番号20、21、22及び2
3は透明基板を示し、透明基板20に平行に、透明基板
21、22及び23が、それぞれスペーサ24を介し
て、順次積層されている。
【0075】透明基板20の透明基板21と対向する面
には、TFT、ゲート電極及び信号配線26と、パッシ
ベーション膜25とが形成されている。これらの上に
は、電極として用いられる反射板27が形成され、反射
板27は、それぞれTFTのソース電極に電気的に接続
されている。さらに、透明基板21の基板20と対向す
る面には、導電膜28が形成されている。この基板20
と透明基板21との間には、イエロー色の液晶層29が
挟持されており、イエロー色のゲスト−ホスト型液晶表
示部を形成している。
【0076】また、透明基板21の透明基板22と対向
する面には、TFT、ゲート電極及び信号配線26と、
導電膜27とが形成されており、導電膜27は、それぞ
れTFTのソース電極に電気的に接続されている。さら
に、透明基板22の透明基板21と対向する面には、導
電膜28が形成されている。この透明基板21と透明基
板22との間には、シアン色の液晶層30が挟持されて
おり、シアン色のゲスト−ホスト型液晶表示部を形成し
ている。
【0077】透明基板22の透明基板23と対向する面
にも、同様に、TFT、ゲート電極及び信号配線26
と、導電膜27とが形成されており、導電膜27は、そ
れぞれTFTのソース電極に電気的に接続されている。
さらに、透明基板22の透明基板23と対向する面に
は、導電膜28が形成されている。この透明基板22と
透明基板23との間には、マゼンタ色の液晶層31が挟
持されており、マゼンタ色のゲスト−ホスト型液晶表示
部を形成している。
【0078】なお、これら、イエロー色、シアン色、及
びマゼンタ色のゲスト−ホスト型液晶層には、それぞれ
配向秩序度制御物質が含有されている(図示せず)。
【0079】以上のようにして、三層のゲスト−ホスト
型液晶表示部を積層することにより、簡単な構造で、か
つコントラストの高いカラー表示が可能となる。
【0080】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0081】(実施例1)厚さ1.1mmのガラス製の
透明基板に、導電膜としてITO膜を1000オングス
トロームの厚さで蒸着した。さらに、別の透明基板に、
同様にしてITO膜を蒸着し、この基板のITO膜をパ
ターニングして画素電極を作製した。
【0082】これら透明基板のITO膜が形成された面
に、360°のツイスト配向となるようにラビング処理
を施した後、一方の透明基板のITO膜が形成された面
に、粒径が10μmのスペーサを散布し、この面に、I
TO膜が形成された面が対向するように他方の透明基板
を貼り合せてセルを作製した。
【0083】次に、液晶化合物としてp型ネマチック液
晶化合物を用い、これに二色性色素としてブラック二色
性色素を、及び配向秩序度制御物質としてジコレステリ
ルアントラキノンを、それぞれ液晶化合物に対して1重
量%づつ混合した。この混合物をセルに注入し、セルを
封止することにより、ゲスト−ホスト型液晶表示素子を
作製した。
【0084】(実施例2)二色性色素としてイソビオラ
ントロンを用いたこと以外は、実施例1と同様にして液
晶表示素子を作製した。
【0085】(比較例)ジコレステリルアントラキノン
を用いなかったこと以外は、実施例1と同様にしてゲス
ト−ホスト型液晶表示素子を作製した。
【0086】以上のようにして作製した実施例1、2及
び比較例のゲスト−ホスト型液晶表示素子について、1
0V、60Hzの電圧を印加し、電圧の非印加時と印加
時での透過率を測定することにより、コントラストを調
べた。
【0087】その結果、電圧印加時の透過率に対する電
圧の非印加時での透過率の比は、比較例のゲスト−ホス
ト型液晶表示素子では1.3であったのに対し、実施例
1及び実施例2のゲスト−ホスト型液晶表示素子では2
であった。すなわち、実施例1及び2のゲスト−ホスト
型液晶表示素子では、比較例のゲスト−ホスト型液晶表
示素子に比べて高いコントラストが得られた。
【0088】(実施例3)厚さ0.7mmのガラス製の
透明基板に、TFT、ゲート電極及び信号配線を形成し
た。次に、このTFTが形成された面に、パッシベーシ
ョン膜としてポリイミド膜を2μmの厚さで形成し、ポ
リイミド膜の表面に型押しによりディンプル加工を施し
た。
【0089】さらに、ポリイミド膜上に、アルミニウム
膜を1000オングストロームの厚さに蒸着し、パター
ニングして画素電極を形成した。なお、この画素電極
は、反射板として機能し、TFTのソース電極に電気的
に接続されている。
【0090】以上のようにして画素電極を形成した基板
面に、配向膜として、斜め蒸着法により傾斜配向処理さ
れたSiO2 膜を形成した。さらに、別のガラス製の透
明基板に、導電膜としてITO膜を1000オングスト
ロームの厚さで蒸着し、その上に、配向膜として、斜め
蒸着法により傾斜配向処理されたSiO2 膜を形成し
た。
【0091】これらの基板の一方の配向膜が形成された
面に、粒径が10μmのスペーサを散布し、他方の基板
を、それぞれの基板の配向膜が形成された面が対向する
ように、及び、それぞれの基板に形成された配向膜の配
向方向が平行になるように、貼り合せてセルを作製し
た。
【0092】次に、図3に示す形状の配向秩序度制御物
質を以下に示す方法により作製した。まず、ポリフッ化
ビニリデンをポーリングにより強誘電材料化した。次い
で、これを切り出し、研磨加工を施して、長軸方向の長
さが2μmで、短軸方向の長さが1μmとなるように、
及び長軸方向に分極するように成形した。
【0093】以上のようにして作製した配向秩序度制御
物質を、実施例1で用いたのと同様の液晶化合物に、液
晶化合物に対して1重量%混合し、さらに、二色性色素
としてブラック二色性色素を液晶化合物に対して1重量
%混合した。この混合物を、セルに注入し、これを封止
してゲスト−ホスト型液晶表示素子を作製した。
【0094】この素子についてもコントラストを調べた
ところ、3.0と非常に高い値が得られた。
【0095】(実施例4)厚さ0.7mmのガラス製の
透明基板の一方の主面に、TFT、ゲート電極及び信号
配線を形成した。このTFTが形成された面のそれぞれ
の画素部に、酸化チタン膜を蒸着により形成し、その上
にITO膜を1000オングストロームの厚さで蒸着し
て、ITO膜をTFTのソース電極に電気的に接続し
た。この基板面に、ポリイミドを塗布し、これを180
℃に加熱して、反射側の基板を作製した。
【0096】次に、この基板とは別に、厚さ0.7mm
のガラス製の透明基板の一方の主面に、ITO膜を10
00オングストロームの厚さで蒸着して、表示側の透明
基板を作製した。
【0097】以上のようにして作製した2枚の基板を、
それぞれのITO膜が形成された面が対向するように、
粒径が10μmのスペーサを介して貼り合せ、セルを作
製した。
【0098】次に、フッ化ビニリデン−トリフルオロエ
チレン共重合体をポーリングにより強誘電材料化した。
これを円柱状に切り出し、研磨加工を施すことにより、
端面の直径が3μmで、高さが0.5μmであり、端面
に垂直な方向に分極した、図4に示す柱状体を形成し
た。この柱状体を黒色に着色して、配向秩序度制御物質
を作製した。
【0099】以上のようにして作製した配向秩序度制御
物質及びコレステリルノナノネートを、実施例1で用い
たのと同様の液晶化合物に、液晶化合物に対して0.5
重量%混合し、さらに、二色性色素としてブラック二色
性色素を液晶化合物に対して0.5重量%混合した。こ
の混合物を、セルに注入し、これを封止して反射型のゲ
スト−ホスト型液晶表示素子を作製した。
【0100】この素子についてもコントラストを調べた
ところ、3.0と非常に高い値が得られた。
【0101】(実施例5)以下に示す方法により、三層
構造のゲスト−ホスト型液晶表示素子を作製した。
【0102】まず、厚さ0.7mmのガラス製の透明基
板の一方の主面に、TFT、ゲート電極及び信号配線を
形成した。このTFTが形成された面に、パッシベーシ
ョン膜としてポリイミド膜を2μmの厚さで形成し、ポ
リイミド膜の表面に型押しによりディンプル加工を施し
た。ポリイミド膜上に、アルミニウム膜を1000オン
グストロームの厚さに蒸着・パターニングして画素電極
を形成した。この画素電極が形成された面に、ポリイミ
ドを塗布し、ラビング処理を施すことにより、反射面側
の基板を作製した。なお、この画素電極は、反射板とし
て機能し、TFTのソース電極に電気的に接続されてい
る。
【0103】この反射面側の基板とは別に、厚さ0.7
mmのガラス製の透明基板の一方の主面に、500オン
グストロームの厚さでITO膜を形成し、その上にポリ
イミドを塗布し、ラビング処理を施すことにより、表示
面側の透明基板を作製した。次に、厚さ0.5mmのガ
ラス製透明基板の一方の主面に、TFT、ゲート電極及
び信号配線を形成した。このTFTが形成された面のそ
れぞれの画素部に、500オングストロームの厚さでI
TO膜を形成し、その裏面には、全面に500オングス
トロームの厚さでITO膜を形成した。この厚さ0.5
mmの透明基板を、さらに1枚作製して、これら2枚の
透明基板について、それぞれの両方の主面にポリイミド
を塗布し、液晶層が240°のツイスト構造になるよう
にラビング処理を施すことにより、両面が導電処理され
た透明基板を2枚作製した。
【0104】この両面が導電処理された2枚の透明基板
の一方と、反射面側の基板とを、全面が導電処理された
面と反射面とが対向するように、及び、粒径10μmの
スペーサを介して貼り合せて、反射面側のセルを作製し
た。同様に、両面が導電処理された2枚の透明基板の他
方と、表示面側の基板とを、TFTが形成された面と導
電処理された面とが対向するように、粒径10μmのス
ペーサを介して貼り合せて、表示面側のセルを作製し
た。
【0105】これら反射面側及び表示面側のセルを、そ
れぞれの導電処理された面が対向するように、粒径10
μmのスペーサを介して貼り合せて、三層構造のセルを
作製した。
【0106】次に、実施例4と同様の柱状体を作製し、
その側面をシアン、マゼンタ、イエローの3色に着色す
ることにより、3種類の配向秩序度制御物質を作製し
た。
【0107】実施例1で用いたのと同様の液晶化合物
に、液晶化合物に対して0.5重量%のシアン色に着色
された配向秩序度制御物質、及びシアン二色性色素を
1.5重量%混合してシアン色の混合物を作製した。
【0108】さらに、配向秩序度制御物質としてマゼン
タ色に着色された柱状体を用い、マゼンタ二色性色素を
用いたこと以外は同様にしてマゼンタ色の混合物を作製
し、配向秩序度制御物質としてイエロー色に着色された
柱状体を用い、イエロー二色性色素を用いたこと以外は
同様にしてマイエロー色の混合物を作製した。
【0109】以上のようにして作製した混合物を、それ
ぞれ、三層構造のセルのそれぞれの層に順次注入し、こ
れを封止することにより三層構造のゲスト−ホスト型液
晶表示素子を作製した。
【0110】この素子に、TABによりドライバICの
実装を行い、コントラストを調べたところ、3.0と非
常に高い値が得られた。
【0111】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によると、
液晶層中に配向秩序度制御物質を含有させることによ
り、液晶層の配向秩序度が電圧印加時と非印加時との間
で大きく変化するため、高コントラストの表示が可能な
ゲスト−ホスト型液晶表示素子が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一態様に係るゲスト−ホスト型液晶表
示素子を示す一断面図。
【図2】本発明の一態様に係るゲスト−ホスト型液晶表
示素子で用いられる配向秩序度制御物質を示す概略図。
【図3】本発明の一態様に係るゲスト−ホスト型液晶表
示素子で用いられる粒状の配向秩序度制御物質を示す斜
視図。
【図4】本発明の一態様に係るゲスト−ホスト型液晶表
示素子で用いられる柱状の配向秩序度制御物質を示す斜
視図。
【図5】本発明の他の態様に係るゲスト−ホスト型液晶
表示素子を示す一断面図。
【図6】通常のゲスト−ホスト型液晶表示素子を示す一
断面図。
【図7】図6に示すゲスト−ホスト型液晶表示素子の透
過率とコントラストとの関係をシュミレーションしたグ
ラフ。
【図8】図6に示すゲスト−ホスト型液晶表示素子の透
過率とコントラストとの関係をシュミレーションしたグ
ラフ。
【符号の説明】
1…基板 2…透明基板 3、4…導電膜 5…液晶化合物 6…二色性色素 7…配向秩序度制御物質 8、9…液晶層 10、11…液晶化合物の分子骨格 12…置換基 13…配向秩序度制御物質 14…粒状体 15…配向秩序度制御物質 16…側面 17…端面 20〜23…透明基板 24…スペーサ 25…パッシベーション膜 26…TFT、ゲート電極及び信号配線 27…反射板 28…導電膜 29〜31…液晶層 61…基板 62…透明基板 63、64…導電膜 65…液晶化合物 66…二色性色素 68…液晶層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して配置され、その対向面に電極を
    有する、少なくとも一方が透明な一対の基板と、 前記一対の基板間に挟持され、液晶化合物と、二色性色
    素と、分子量が前記液晶化合物の平均分子量の2倍以上
    であり、形状が異方性を有し、誘電率異方性が正の配向
    秩序度制御物質と、を含む液晶層と、を具備することを
    特徴とするゲスト−ホスト型液晶表示素子。
  2. 【請求項2】 前記液晶化合物がp型であることを特徴
    とする請求項1に記載のゲスト−ホスト型液晶表示素
    子。
JP6130197A 1997-03-14 1997-03-14 液晶表示素子 Pending JPH10253993A (ja)

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