JPH10253702A - 高周波ic測定治具 - Google Patents

高周波ic測定治具

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JPH10253702A
JPH10253702A JP9055018A JP5501897A JPH10253702A JP H10253702 A JPH10253702 A JP H10253702A JP 9055018 A JP9055018 A JP 9055018A JP 5501897 A JP5501897 A JP 5501897A JP H10253702 A JPH10253702 A JP H10253702A
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Japan
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frequency
pad electrode
calibration
board
conductive sheet
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JP9055018A
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Inventor
Takahiro Ogawa
川 隆 弘 小
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定高周波ICのリードやSパラメータ測
定部材の接触状態を良好に保つことにより、高周波特性
の測定精度を高めることのできる高周波IC測定治具を
提供する。 【解決手段】 表面と裏面の対応部位が導電性で、か
つ、面の広がり方向に絶縁性であり、試験ボードのパッ
ド電極列の配設領域に載置された導電シートと、試験ボ
ードに導電シートを固定すると共に、試験ボードに配設
されたパッド電極列と被測定高周波ICのリードとが導
電シートを介して電気的に接続されるように、被測定高
周波ICを装入するガイド枠部を有する第1の固定部
と、中央部に開口を有し、この開口にガイド枠部を挿通
させて導電シートに載置され、導電シートを介して試験
ボードに配設されたパッド電極列に対して電気的に接続
されるように配設されたSパラメータテスト用のパッド
電極列を有するキャリブレーション基板と、ガイド枠部
に装入された被測定高周波ICのリード及びキャリブレ
ーション基板のパッド電極列を導電シートに圧力接触さ
せる第2の固定部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波ICの試験
を実行すると共に、試験時の信号遅延時間等の補正デー
タを求めるのに好適な高周波IC測定治具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体集積回路の試験タイミング
は、複雑化且つ高速化してきており、その特性を精度良
く測定するためには、試験治具の相関のずれをなくし、
信号波形の補正を行う必要がある。このため、キャリブ
レーションが実行され、半導体試験装置のテストヘッド
と試験治具のソケットの末端までの信号遅延時間等の補
正データを半導体試験装置内のディスクに格納する必要
がある。
【0003】図11は高周波ICの試験及びキャリブレ
ーションを行う従来の高周波IC測定治具の構成を示す
断面図である。同図において、被測定高周波IC1の試
験装置が接続される試験ボードとしてのアプリケーショ
ンボード2に、ICのリード配列に対応させてパッド電
極列3が設けられている。これらのパッド電極列3は、
アプリケーションボード2の表面部に形成された、図示
省略の配線を介して、ICのテスト装置を接続するため
のコネクタに接続されている。
【0004】この場合、高周波IC測定治具10は、主
に、アプリケーションボード2に固定されたソケット部
6と、枢動機構9によって開閉可能に装着されたIC押
え部7とで構成されている。ソケット部6は、樹脂5に
よってモールドされたコンタクトピン4を保持してい
る。コンタクトピン4の下端部はパッド電極列3に半田
付けされ、その上端部は、アプリケーションボード2の
表面と略平行に導出され、ここに被測定高周波IC1の
リードが載置される。また、IC押え部7は対をなして
下方に突出した押え突起8を備え、この押え突起8が被
測定高周波IC1のリード1aをコンタクトピン4の上
端部に押付ける構成になっている。
【0005】そして、高周波ICの特性を測定するに当
たり、IC押え部7を開いて被測定高周波IC1を装入
し、IC押え部7を閉じて被測定高周波IC1のリード
1aをコンタクトピン4の上端部に圧力接触させて試験
を行う。
【0006】図12はICテスト装置の接続状態を示し
た図である。同図において、アプリケーションボード2
上に前述の高周波IC測定治具10が装着される。ま
た、アプリケーションボード2上に信号線パターン導体
19が形成され、アプリケーションボード2に、ICテ
スト装置のコネクタ14を接続することによって、被測
定高周波IC1の試験が行われる。ICテスト装置は主
に、高周波シンセサイザ11、方向性結合器13及びネ
ットワークアナライザ16で構成される。そして、高周
波シンセサイザ11は同軸ケーブル12aによって方向
性結合器13の信号入力端に接続され、方向性結合器1
3の信号入出力端は同軸ケーブル12bによってアプリ
ケーションボード2に接続せしめられるコネクタ14に
接続され、方向性結合器13の信号出力端は同軸ケーブ
ル12cによってネットワークアナライザ16に接続さ
れている。
【0007】ところで、高周波ICにおいては、その特
性測定に際して、測定装置から被測定高周波IC1まで
の信号遅延時間等を予め測定し、実際の測定値を補正す
る必要がある。その動作がSパラメータキャリブレーシ
ョンと称されている。
【0008】一般に、Sパラメータとしては、コンタク
トピン4が開放状態である場合、短絡状態である場合、
抵抗が接続された負荷状態である場合の各値を必要とす
る。これらの値を用いた校正をそれぞれ開放(OPEN)キ
ャリブレーション、短絡(SHORT )キャリブレーショ
ン、負荷(LOAD) キャリブレーションと称する。そのた
めに、被測定高周波IC1の代わりに図13に示した3
種類のキャリブレーションチップを用意する。
【0009】図中、(a)は開放キャリブレーションチ
ップ20aを示し、厚さがtの絶縁性板材21の一面
に、ICのリード列に対応するパッド電極列22が配設
されている。また、(b)は短絡キャリブレーションチ
ップ20bを示し、厚さがtの絶縁性板材21の一面に
パッド電極列22が配設されると共に、所望の二つのパ
ッド電極22が短絡パターン導体23で接続されてい
る。さらに、(c)は負荷キャリブレーションチップ2
0cを示し、厚さがtの絶縁性板材21の一面にパッド
電極列22が配設されると共に、所望の二つのパッド電
極22が接続パターン導体24を介して抵抗パターン導
体25に接続されている。因みに、抵抗パターン導体2
5の抵抗値は50Ωである。
【0010】図14はSパラメータのもう一つの測定方
法を示した説明図である。この方法は、高周波IC測定
治具10及びキャリブレーションチップを使用せずに、
コネクタ14には、これに接続されるアプリケーション
ボード2上の配線及びIC測定治具の抵抗値等の疑似回
路、すなわち、Sパラメータキャリブレーション治具1
5が装着される。
【0011】そして、キャリブレーションチップ20
a,20b,20cを使用する場合、Sパラメータキャ
リブレーション治具15を使用する場合のどちらにおい
ても、高周波シンセサイザ11から出力された信号は、
方向性結合器13によってSパラメータキャリブレーシ
ョン治具のみに供給され、さらに、Sパラメータキャリ
ブレーション治具からの反射信号が方向性結合器13に
よってネットワークアナライザ16に供給され、これに
よって遅延時間の測定等が可能となる。
【0012】また、もう一つ他の方法として、アプリケ
ーションボード2及びコンタクトピンを含めてモデリン
グしたものをシミュレーションし、Sパラメータデータ
を得るようにしたものもある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ICリードを曲げ加工
した場合に高さ寸法のばらつきを生じる。図11に示し
た従来の測定治具10は、コンタクトピン4が樹脂5で
モールドされた構成になっており、ICリードの高さの
相違によって接触圧力も異なり、高周波ICの測定精度
が低下するほか、キャリブレーションチップの厚さを揃
えないと接触状態を良好に保ち得ないという問題があっ
た。
【0014】一方、図13に示す各種のキャリブレーシ
ョンチップを用意し、図12に示す高周波IC測定治具
10に装着する方法は、被測定高周波IC毎に複数種類
のキャリブレーションチップを作製する必要があるた
め、試験コストが嵩んで実用的ではなかった。
【0015】また、Sパラメータとしては、高周波IC
の試験時にそのリードを接続する端子までの値を用いる
ことが、精度及び信頼性の向上において重要である。図
14に示すSパラメータキャリブレーション治具15と
して、コネクタ14より先の部分、すなわち、アプリケ
ーションボード2に形成される信号線パターン導体や高
周波IC測定治具のコンタクトピンの影響を予測して作
成する場合、実際値と異なる場合が多く、その相違に伴
って高周波ICの測定精度が低下するという問題もあっ
た。
【0016】さらに、アプリケーションボード及びコン
タクトピンを含めてモデリングしたものをシミュレーシ
ョンする方法では、量産環境の温度変化や、ノイズ等の
影響に対応できず、やはり、高精度の測定ができないと
いう問題があった。
【0017】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、第1の目的は、被測定高周波ICのリード
やSパラメータ測定部材の接触状態を良好に保つことに
より、高周波特性の測定精度を高めることのできる高周
波IC測定治具を提供することにある。
【0018】本発明の第2の目的は、一つのSパラメー
タ測定部材により、少なくとも、開放、短絡、負荷の各
キャリブレブレーションを実行することのできる高周波
IC測定治具を提供することにある。
【0019】本発明の第3の目的は、実用性の高い高周
波IC測定治具を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の高周波IC測
定治具は、ICテスト装置が接続される試験ボードに配
設された双対のパッド電極列の配設領域に固定され、被
測定高周波IC及びSパラメータキャリブレーションの
ためのキャリブレーション基板の着脱が可能なものを対
象としたもので、金属繊維でなる多数の導電素子がシー
ト状の絶縁性弾性部材の厚さ方向に貫通し、表面と裏面
の対応部位が導電性で、かつ、面の広がり方向に絶縁性
であり、試験ボードのパッド電極列の配設領域に載置さ
れた導電シートと、試験ボードに導電シートを固定する
と共に、試験ボードに配設されたパッド電極列と被測定
高周波ICのリードとが導電シートを介して電気的に接
続されるように、被測定高周波ICを装入するガイド枠
部を有する第1の固定部と、中央部に開口を有し、この
開口にガイド枠部を挿通させて導電シートに載置され、
導電シートを介して試験ボードに配設されたパッド電極
列に対して電気的に接続されるように配設されたSパラ
メータテスト用のパッド電極列を有するキャリブレーシ
ョン基板と、ガイド枠部に装入された被測定高周波IC
のリードを導電シートに圧力接触させ、キャリブレーシ
ョン基板のパッド電極列を導電シートに圧力接触させる
ように被測定高周波IC及びキャリブレーション基板を
押える第2の固定部とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0021】請求項2の高周波IC測定治具は、請求項
1に記載のものにおいて、キャリブレーション基板は、
開口の周囲の方形領域の辺部にそれぞれ配設されたパッ
ド電極列と、一組の対向辺部に配設された一方のパッド
電極列の外方端部を電気的に共通接続する第1の短絡パ
ッド電極、及び他方の前記パッド電極列の外方端部をそ
れぞれ抵抗性部材を介して共通接続する第2の短絡パッ
ド電極とを備え、ガイド枠部を中心として、キャリブレ
ーション基板を少なくとも90度だけ回動可能にしたこ
とを特徴とするものである。
【0022】請求項3の高周波IC測定治具は、請求項
2に記載のものにおいて、試験ボードは、被測定高周波
ICのリードに対応するパッド電極列の外側に設けら
れ、導電シートを介して、キャリブレーション基板に設
けられた第1及び第2の短絡パッド電極とそれぞれ電気
的に接続される接地パッド電極を備えたことを特徴とす
るものである。
【0023】請求項4の高周波IC測定治具は、請求項
1ないし3のいずれかに記載のものにおいて、第2の固
定部は第1の固定部に対して、枢着機構を介して開閉可
能に結合され、被測定高周波ICの着脱、及び、キャリ
ブレーション基板の回動時に第2の固定部を開き、IC
特性及びSパラメータの測定時に第2の固定部を閉じる
ことを特徴とするものである。
【0024】請求項5の高周波IC測定治具は、請求項
2ないし4のいずれかに記載のものにおいて、第1の固
定部のガイド枠部は、中心部に被測定高周波ICを装着
する方形の開口を有し、外周部が円筒面をなし、この円
筒面をキャリブレーション基板の回動時のガイドとする
ことを特徴とするものである。
【0025】請求項6の高周波IC測定治具は、請求項
5に記載のものにおいて、キヤリブレーション基板は、
方形の外周形状を有し、第1の固定部は、キャリブレー
ション基板を回動させたときに乗り上げ、略90度回動
させたときに元の位置に復帰するように穏やかな勾配を
有する突起部を、キャリブレーション基板の方形辺部の
外側に備えたことを特徴とするものである。
【0026】請求項7の高周波IC測定治具は、請求項
5に記載のものにおいて、キャリブレーション基板は、
外縁部に欠切部を有し、第2の固定部は、その開放時に
キャリブレーション基板を浮動させる弾性帯板を備え、
第1の固定部は欠切部と嵌合して回動時の位置決めをす
る棒状突起を備えたことを特徴とするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好適な実施形態に
基づいて詳細に説明する。
【0028】図1は本発明に係る高周波IC測定治具の
第1の実施形態の構成を示す縦断面図であり、図2は蓋
に対応する部分を開放して、さらに一部を破断して示し
た平面図である。図中、従来装置を示す図11と同一の
要素に同一符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0029】ここで、アプリケーションボード2上に高
周波IC測定治具40が装着される。このうち、アプリ
ケーションボード2には、ICリードに対応付けられ
た、双対のパッド電極列3が配設されている。また、こ
れらのパッド電極列3の外側にそれぞれ接地パッド電極
3Gが設けられている。接地パッド電極3Gはパッド電
極列3と離隔し、ICリードが配列された全範囲に亘っ
て細長く形成されている。また、被測定高周波IC1か
ら見て、一方の側のパッド電極列3及び接地パッド電極
3Gに跨がるように導電シート50が載置され、同様
に、他方の側のパッド電極列3及び接地パッド電極3G
に跨がるように導電シート50が載置されている。
【0030】導電シート50は図3に詳細を示したよう
に、長さがa、幅がb、厚さがtの絶縁性弾性部材51
の厚さ方向に、金属繊維でなる多数の導電素子52が貫
通し、表面と裏面の対応部位が導電性で、かつ、面の広
がり方向に絶縁性を示すものである。この導電シート5
0は第1の固定部41によってアプリケーションボード
2に固定されている。この場合、第1の固定部41は2
枚の導電シート50を長手方向に挟み、さらに、ガイド
枠部42によって上から押さえ付けるようになってい
る。なお、ガイド枠部42は、導電シート50の幅bの
約1/3が内部に食み出し、残りの約2/3が外側に延
出するように導電シート50を保持し、さらに、ガイド
枠部42の内側が被測定高周波IC1を装着するガイド
にもなっている。
【0031】このガイド枠部42の外側には、キャリブ
レーション基板60が嵌装されている。キャリブレーシ
ョン基板60は図4にその詳細を示すように、外周形状
が正方形の絶縁性板材61でなり、その中心部には正方
形の開口62が形成されている。開口62の周囲の四つ
の縁部のうち、一組の対向縁部に開放パッド電極列63
が設けられている。他の一組の対向縁部の一方に短絡パ
ッド電極64が設けられると共に、その外側が接地パッ
ド電極65によつて共通に接続されており、他方には負
荷パッド電極列66が設けられると共に、これらの負荷
パッド電極列66の外方端部に、それぞれ抵抗性パター
ン67を介して、接地パッド電極68が共通接続されて
いる。
【0032】図4に示したキャリブレーション基板60
の電極形成面は、アプリケーションボード2側に向け
て、すなわち、導電シート50に接触するようにガイド
枠部42の外側に嵌装され、90度だけ回転して装着す
ることにより、開放パッド電極列63のみが、導電シー
ト50を介して、アプリケーションボード2のパッド電
極列3に接続したり、あるいは、短絡パッド電極列64
及び負荷パッド電極列66が、導電シート50を介し
て、アプリケーションボード2の双対のパッド電極列3
接続し、かつ、接地パッド電極65及び68がそれぞれ
接地パッド電極3Gに接続したりする。
【0033】一方、高周波IC測定治具40は、被測定
高周波IC1のリードを導電シート50に圧力接触さ
せ、キャリブレーション基板60を導電シート50に圧
力接触させる第2の固定部43を備えている。第2の固
定部43は被測定高周波IC1のリードを押え付けるよ
うに突出した一対のIC押え部44と、第1の固定部4
1のガイド枠部42の外側にてキャリブレーション基板
60を押さえ付けるシート押え部45とを有し、かつ、
IC押え部44の内側に被測定高周波IC1が納まるよ
うに角形凹部46が形成されている。なお、第2の固定
部43は第1の固定部41に対して、例えば、蝶番等に
よって枢動可能に装着され、この第2の固定部43を蓋
として開くことによって、被測定高周波IC1の入替
え、キャリブレーション基板60の装着角度の変更を行
い、これを閉じることによって、被測定高周波IC1の
リード及びキャリブレーション基板60を押さえ付ける
ようになっている。
【0034】図5は被測定高周波IC1の着脱及びキャ
リブレーション基板60の装着の状態を説明するための
説明図である。同図において(a)は被測定高周波IC
1の平面図であり、(b)は蓋としての第2の固定部4
3を開いた状態を示している。被測定高周波IC1はガ
イド枠部42をガイドとしてその内部に装入され、ガイ
ド枠部42の外側にキャリブレーション基板60が嵌装
されている。ここでは、キャリブレーション基板60
は、その開放パッド電極列63が導電シート50の導電
素子52に接触する方向に装着されている。すなわち、
開放キャリブレーションを実行する状態を示している。
もし、短絡又は負荷の各キャリブレーションを実行する
場合には、図6に示すように、キャリブレーション基板
60を第1の固定部41から抜取り、これをA矢印方向
に90度回転させたのち、B矢印方向に移動させて装着
することにより、短絡パッド電極列64及び接地パッド
電極65を、導電シート50を介して、アプリケーショ
ンボード2の一方のパッド電極列3及び接地パッド電極
3Gに接続させ、かつ、負荷パッド電極列66接地パッ
ド電極68を、導電シート50を介して、アプリケーシ
ョンボード2の他方のパッド電極列3及び接地パッド電
極3Gに接続させる。
【0035】図7は上述した高周波IC測定治具40を
用いて、高周波ICの測定及びキャリブレーションを実
行する場合の機器の接続状態を示した図である。同図に
おいて、高周波IC測定治具40はテストヘッド30の
中心部に固定される。テストヘッド30のアプリケーシ
ョンボード2に埋設されたパッド電極列3及び接地パッ
ド電極3Gは信号線パターン導体19によって、前述の
コネクタ14(図14参照)に接続されている。このコ
ネクタ14には、方向性結合器13を介して、ICテス
タ17を構成する高周波シンセサイザ11及びネットワ
ークアナライザ16が接続され、ICテスタ17にテス
タコントローラ18が接続されている。
【0036】以下、高周波ICの測定及びキャリブレー
ションについて説明する。
【0037】先ず、キャリブレーション基板60を、図
5に示すように、開放パッド電極列63が導電シート5
0に接触する向きに載置する。この状態にてガイド枠部
42の内部に被測定高周波IC1を装入し、蓋としての
第2の固定部43を閉じる。このとき、被測定高周波I
C1のリードはシート押え部45によって導電シート5
0に押付けられ、キャリブレーション基板60の開放パ
ッド電極列63も導電シート50に押付けられる。この
とき、被測定高周波IC1のリードは導電シート50を
介してアプリケーションボード2のパッド電極列3と電
気的に接続される。なお、キャリブレーション基板60
の開放パッド電極列63は導電シート50を介して、ア
プリケーションボード2のパッド電極列3に接続される
が、接地パッド電極3Gとは電気的に絶縁状態にある。
なお、短絡パッド電極列64、接地パッド電極65、負
荷パッド電極列66及び接地パッド電極68は導電シー
ト50と離れているので、何等の影響をも及ぼさない。
【0038】ここで、導電シート50は弾性部材で構成
されているので、ICリードの高さのばらつきを吸収し
て、アプリケーションボード2のパッド電極列3との接
触を良好にする。しかして、キャリブレーション基板6
0を装着したままで、被測定高周波IC1の特性測定が
行われる。
【0039】次に、Sパラメータの開放キャリブレーシ
ョンを行う場合、蓋としての第2の固定部43を開き、
被測定高周波IC1を除去し、キャリブレーション基板
60はそのままにして第2の固定部43を閉じる。この
とき、キャリブレーション基板60の開放パッド電極列
63は、前述したように、アプリケーションボード2の
パッド電極列3に接続される。ここで、テスタコントロ
ーラ18により開放キャリブレーションプログラムを実
行すると、ICテスタ17の内部の高周波シンセサイザ
11より高周波信号S1が、方向性結合器13を介し
て、アプリケーションボード2の所定のパッド電極列3
から所定の開放パッド電極列63に送られる。この開放
パッド電極列63の反射波S2が、方向性結合器13を
介して、ICテスタ17の内部のネットワークアナライ
ザ16に送り込まれる。これによって、開放時のSパラ
メータが測定される。
【0040】次に、Sパラメータの短絡及び負荷の各キ
ャリブレーションを行う場合、高周波IC測定治具40
の蓋としての第2の固定部43を開き、図6に示したよ
うに、キャリブレーション基板60を一旦取り外し、A
矢印方向に90度回転させた後B矢印方向に移動させて
第1の固定部41に載置する。続いて、蓋としての第2
の固定部43を閉じる。この時、アプリケーションボー
ド2に対を成して形成された一方のパッド電極列3は、
一方の導電シート50の導電素子52を介してキャリブ
レーション基板60の短絡パッド電極列64に接続さ
れ、他方のパッド電極列3は他方の導電シート50を介
してキャリブレーション基板60の負荷パッド電極列6
6に接続される。
【0041】次に、テスタコントローラ18により短絡
キャリブレーションのプログラムを実行すると、ICテ
スタ17内の高周波シンセサイザ11より高周波信号S
1が、方向性結合器13を介して、アプリケーションボ
ード2の所定のパッド電極列3から所定の短絡パッド電
極列64に送られる。この短絡パッド電極列64の反射
波S2が、方向性結合器13を介して、ICテスタ17
の内部のネットワークアナライザ16に送り込まれる。
これによって、短絡時のSパラメータが測定される。続
いて、テスタコントローラ18より負荷キャリブレーシ
ョンのプログラムを実行すると、ICテスタ17内の高
周波シンセサイザ11より高周波信号S1が、方向性結
合器13を介して、アプリケーションボード2の所定の
パッド電極列3から所定の負荷パッド電極列66に送ら
れる。この負荷パッド電極列66の反射波S2が、方向
性結合器13を介して、ICテスタ17の内部のネット
ワークアナライザ16に送り込まれる。これによって、
負荷時のSパラメータが測定される。
【0042】次に、高周波IC測定治具40の蓋として
の第2の固定部43を開き、図6に示したように、キャ
リブレーション基板60を一旦取り外し、A矢印方向に
180度回転させた後B矢印方向に移動させて第1の固
定部41に載置する。続いて、蓋としての第2の固定部
43を閉じる。この時、アプリケーションボード2に対
を成して形成された一方のパッド電極列3は、一方の導
電シート50の導電素子52を介してキャリブレーショ
ン基板60の負荷パッド電極列66に接続され、他方の
パッド電極列3は他方の導電シート50を介してキャリ
ブレーション基板60の短絡パッド電極列64に接続さ
れる。以下、前述したと同様にして、Sパラメータの短
絡及び負荷の各キャリブレーションを行う。
【0043】以上の操作により、被測定高周波IC1の
特性を測定する場合と全く同様な状態を保持してのSパ
ラメータを測定することができる。また、一つのSパラ
メータ測定部材により、少なくとも、開放、短絡、負荷
の各キャリブレブレーションを実行することができる。
【0044】また、上記実施形態によれば、アプリケー
ションボード2上に接地パッド電極3Gを設けると共
に、キャリブレーション基板60に接地パッド電極6
5,68を設けて両者を、導電シート50を介して電気
的に接続して、Sパラメータを測定するので、ノイズや
浮遊容量に影響を受け難いキャリブレションが可能とな
る。
【0045】図8は本発明の高周波IC測定治具40を
用いて、高周波ICの測定及びキャリブレーションを実
行するもう一つの機器の接続状態を示した図である。こ
こで、高周波IC測定治具40はアプリケーションボー
ド2の中央部に取り付けられる。アプリケーションボー
ド2には方向性結合器13も装着され、さらに、高周波
シンセサイザ11のコネクタ19aと、ネットワークア
ナライザ16のコネクタ19bとが、方向性結合器13
の近傍の被コネクト端子に接続される。この実施形態は
テスタコントローラ18を用いることなく、高周波シン
セサイザ11及びネットワークアナライザ16によって
高周波ICの測定及びキャリブレーションを実行するも
のである。この場合の高周波信号S1の発生、伝達、反
射信号S2の伝達及び処理は前述したと全く同様である
ので、その説明を省略する。
【0046】ところで上述した第1の実施形態としての
高周波IC測定治具40は、蓋としての第2の固定部4
3を開き、キャリブレーション基板60の角度変更は固
定基板から取り外して行う必要があった。若し、キャリ
ブレーション基板60を第1の固定部41から取り外さ
ないで回転及び位置決めができれば、より便利になると
同時に実用価値も高められる。
【0047】図9はこのことに着目した高周波IC測定
治具の第2の実施形態の構成を示し、(a)は平面図、
(b)はそのY−Y矢視断面図、(c)はその側面図で
あり、図中、図1〜図6と同一の要素には同一の符号を
付してその説明を省略する。
【0048】ここに示した高周波IC測定治具40aの
キャリブレーション基板60は、中心部の開口が円形に
形成され、また、前述のガイド枠部42の代わりに、フ
ランジ状のガイド枠部71を備えている。このガイド枠
部71は、その内部に被測定高周波IC1を装着し得る
角型の開口71aを有し、その外周が円筒面を形成する
筒状部71bと、その上端部にはキャリブレーション基
板60が外れることを防止するフランジ部71cとで構
成されている。そして、筒状部71bにキャリブレーシ
ョン基板60の開口が嵌合されている。これによって、
キャリブレーション基板60はガイド枠部71を中心に
回動させることができる。一方、キャリブレーション基
板60を回動させる場合にその位置決め及び導電シート
50を摩擦から保護するために、第1の固定部41に枠
形突起部49が設けられている。枠形突起部49は、同
図(a)に示したように、正方形のキャリブレーション
基板60の外側を取巻き、その断面形状が同図(b)に
示したように、内側が穏やかな勾配を有し、キャリブレ
ーション基板60を回動させるとキャリブレーション基
板60が枠形突起部49の上面に乗り上げることになり
ちょうど90度回転させるごとに元の位置に落込んで、
その位置決めがなされる。この結果、キャリブレーショ
ン基板60を回動させる際に、導電シート50の表面部
との摩擦をなくして、この導電シート50を保護するこ
とができる。
【0049】なお、この実施形態においては、第2の固
定部43の一端部が枢着機構47によって第1の固定部
41に対して開閉可能に取付けられ、これを閉じたと
き、締付け保持部48によってその状態を保持する。
【0050】かくして、キャリブレーション基板60を
第1の固定部41から取外さないで回転及び位置決めが
できる、実用性の高い高周波IC測定治具が得られる。
【0051】図10は本発明に係る高周波IC測定治具
の第3の実施形態の構成を示し、(a)は平面図、
(b)はそのZ−Z矢視断面図、(c)はその側面図で
あり、図中、図9と同一の要素には同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0052】ここに示した高周波IC測定治具40bの
キャリブレーション基板60は、正方形の各辺の中央部
の外側に突出した側方突出部69aと、正方形の各角を
円弧状に切欠いた円弧状欠切部69bを有している。ま
た、第1の固定部41には、キャリブレーション基板6
0の角に対応する位置に、弾性の棒材を植設してなる棒
状突起72を備えている。また、第2の固定部43の枢
着機構47に近い両側部に、「くの字」に折曲げられた
弾性帯板73の基端部が固着されている。この弾性帯板
73の自由端部はキャリブレーション基板60の側方突
出部69aの下に位置している。
【0053】この場合、第2の固定部43を開くと弾性
帯板73の自由端部が側方突出部69aを持ち上げるた
め、キャリブレーション基板60全体がガイド枠部71
のフランジ部71cに当たるように持ち上げられる。こ
のとき、キャリブレーション基板60の円弧状欠切部6
9bは棒状突起72に嵌まっているが、棒状突起72自
体が弾性体であるので、キャリブレーション基板60を
回転させることができる。そして、90度回転させると
キャリブレーション基板60の円弧状欠切部69bは隣
りの棒状突起72に嵌まってそこに位置決めされる。以
上の操作を繰り返すことによって、キャリブレーション
基板60を90度毎に位置決めすることができる。な
お、蓋としての第2の固定部43を閉じたとき、弾性帯
板73は略密着する程度まで曲げられる。
【0054】かくして、キャリブレーション基板60を
差し替えることなくその回動及び位置決めが可能とな
り、また、回動に際して導電シート50の表面部との摩
擦をなくして、この導電シート50を保護することので
きる実用性の高い高周波IC測定治具を提供することが
できる。
【0055】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項1に記載の高周波IC測定治具によれば、試験ボー
ドのパッド電極列の配設領域に、表面と裏面の対応部位
が導電性で、かつ、面の広がり方向に絶縁性である弾力
性の導電シートを載置し、被測定高周波ICを装入する
ガイド枠部を有する第1の固定部によってこの導電シー
トを固定し、さらに、ガイド枠部の外側にSパラメータ
テスト用のパッド電極列を有するキャリブレーション基
板を載置し、ガイド枠部に装入された被測定高周波IC
のリード及びキャリブレーション基板を第2の固定部で
押える構成としたので、被測定高周波ICのリードの高
さにばらつきがあっても、あるいは、Sパラメータ測定
部材の厚みが多少相違したとしても、良好な接触状態を
保持することにより、従来装置と比較して、高周波特性
の測定精度を格段に高めることができる。
【0056】請求項2に記載の高周波IC測定治具によ
れば、キャリブレーション基板として、周囲の方形領域
の辺部にそれぞれ開放、短絡及び負荷の各パッド電極
列、並びに接地パッド電極を配設したものを用い、ガイ
ド枠部を中心として少なくとも90度だけ回動可能にし
たものを用いているので、上記の効果のほかに、一つの
Sパラメータ測定部材により、開放、短絡、負荷の各キ
ャリブレーションを実行できる効果もある。
【0057】請求項3に記載の高周波IC測定治具にに
よれば、試験ボードに設けられた第1及び第2の短絡パ
ッド電極にキャリブレーション基板の接地パッド電極を
電気的に接続するので、ノイズや浮遊容量の影響を受け
難いキヤリブレーションが可能となる。
【0058】請求項4に記載の高周波IC測定治具によ
れば、枢着機構を介して第2の固定部が第1の固定部に
対して開閉可能に結合されているので、請求項2に記載
の効果の他に、実用性を高めることができる。
【0059】請求項5〜7に記載の高周波IC測定治具
によれば、キャリブレーション基板の回動及び位置合わ
せがさらに容易になり、実用性を一層高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高周波IC測定治具の第1の実施
形態の構成を示す断面図。
【図2】図1に示した実施形態の蓋に当たる部分を開い
た状態を示す平面図。
【図3】図1に示した実施形態の主要素の形状を説明す
るための斜視図。
【図4】図1に示した実施形態の主要素の詳細な構成を
示す平面図。
【図5】図1に示した実施形態の主要素の装着状態を説
明するための説明図。
【図6】図1に示した実施形態の主要素の装着状態を説
明するための説明図。
【図7】図1に示した実施形態を用いてICの測定及び
キャリブレーションを実行する機器の接続状態を示す
図。
【図8】図1に示した実施形態を用いてICの測定及び
キャリブレーションを実行する機器の他の接続状態を示
す図。
【図9】本発明に係る高周波IC測定治具の第2の実施
形態の構成を示す平面図、断面図及び側面図。
【図10】本発明に係る高周波IC測定治具の第3の実
施形態の構成を示す平面図、断面図及び側面図。
【図11】従来の高周波IC測定治具の構成を示す断面
図。
【図12】図11に示した高周波IC測定治具ICの測
定及びキャリブレーションを実行する機器の接続状態を
示す図。
【図13】図11に示した高周波IC測定治具に装着す
るキャリブレーションチップの構成例を示す平面図及び
側面図。
【図14】Sパラメータキャリブレーション治具を用い
てキャリブレーションを実行する機器の接続状態を示す
図。
【符号の説明】
1 被測定高周波IC 2 アプリケーションボード 3 パッド電極列 3G 接地パッド電極 40,40a,40b 高周波IC測定治具 41 第1の固定部 42,71 ガイド枠部 43 第2の固定部 44 IC押え部 45 シート押え部 46 角形凹部 49 枠形突起部 50 導電シート 51 弾性部材 52 導電素子 60 キャリブレーション基板 61 絶縁性板材 62 開口 63 開放パッド電極列 64 短絡パッド電極列 65,68 接地パッド電極 66 負荷パッド電極列 67 抵抗性パターン 72 棒状突起 73 弾性帯板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICテスト装置が接続される試験ボードに
    配設されたパッド電極列の配設領域に固定され、被測定
    高周波IC及びSパラメータキャリブレーションのため
    のキャリブレーション基板の着脱が可能な高周波IC測
    定治具において、 金属繊維でなる多数の導電素子がシート状の絶縁性弾性
    部材の厚さ方向に貫通し、表面と裏面の対応部位が導電
    性で、かつ、面の広がり方向に絶縁性であり、前記試験
    ボードのパッド電極列の配設領域に載置された導電シー
    トと、 前記試験ボードに前記導電シートを固定すると共に、前
    記試験ボードに配設されたパッド電極列と被測定高周波
    ICのリードとが前記導電シートを介して電気的に接続
    されるように、被測定高周波ICを装入するガイド枠部
    を有する第1の固定部と、 中央部に開口を有し、この開口に前記ガイド枠部を挿通
    させて前記導電シートに載置され、前記導電シートを介
    して前記試験ボードに配設されたパッド電極列に対して
    電気的に接続されるように配設されたSパラメータテス
    ト用のパッド電極列を有するキャリブレーション基板
    と、 前記ガイド枠部に装入された被測定高周波ICのリード
    を前記導電シートに圧力接触させ、前記キャリブレーシ
    ョン基板のパッド電極列を前記導電シートに圧力接触さ
    せるように前記被測定高周波IC及びキャリブレーショ
    ン基板を押える第2の固定部と、 を備えたことを特徴とする高周波IC測定治具。
  2. 【請求項2】前記キャリブレーション基板は、前記開口
    の周囲の方形領域の辺部にそれぞれ配設されたパッド電
    極列と、一組の対向辺部に配設された一方の前記パッド
    電極列の外方端部を電気的に共通接続する第1の短絡パ
    ッド電極、及び他方の前記パッド電極列の外方端部をそ
    れぞれ抵抗性部材を介して共通接続する第2の短絡パッ
    ド電極とを備え、前記ガイド枠部を中心として、前記キ
    ャリブレーション基板を少なくとも90度だけ回動可能
    にしたことを特徴とする請求項1に記載の高周波IC測
    定治具。
  3. 【請求項3】前記試験ボードは、被測定高周波ICのリ
    ードに対応する前記パッド電極列の外側に設けられ、前
    記導電シートを介して、キャリブレーション基板に設け
    られた第1及び第2の短絡パッド電極とそれぞれ電気的
    に接続される接地パッド電極を備えたことを特徴とする
    請求項2に記載の高周波IC測定治具。
  4. 【請求項4】前記第2の固定部は前記第1の固定部に対
    して、枢着機構を介して開閉可能に結合され、被測定高
    周波ICの着脱、及び、前記キャリブレーション基板の
    回動時に前記第2の固定部を開き、IC特性及びSパラ
    メータの測定時に前記第2の固定部を閉じることを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載の高周波IC
    測定治具。
  5. 【請求項5】前記第1の固定部のガイド枠部は、中心部
    に被測定高周波ICを装着する方形の開口を有し、外周
    部が円筒面をなし、この円筒面を前記キャリブレーショ
    ン基板の回動時のガイドとすることを特徴とする請求項
    2ないし4のいずれかに記載の高周波IC測定治具。
  6. 【請求項6】前記キヤリブレーション基板は、方形の外
    周形状を有し、前記第1の固定部は、前記キャリブレー
    ション基板を回動させたときに乗り上げ、略90度回動
    させたときに元の位置に復帰するように穏やかな勾配を
    有する突起部を、前記キャリブレーション基板の方形辺
    部の外側に備えたことを特徴とする請求項5に記載の高
    周波IC測定治具。
  7. 【請求項7】前記キャリブレーション基板は、外縁部に
    欠切部を有し、前記第2の固定部は、その開放時に前記
    キャリブレーション基板を浮動させる弾性帯板を備え、
    前記第1の固定部は前記欠切部と嵌合して回動時の位置
    決めをする棒状突起を備えたことを特徴とする請求項5
    に記載の高周波IC測定治具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008216093A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Mitsubishi Electric Corp 半導体測定装置及び半導体測定方法
CN109142806A (zh) * 2018-09-13 2019-01-04 国家电网有限公司 高压直流试验测试线夹

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