JPH10253157A - 給湯装置 - Google Patents
給湯装置Info
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- JPH10253157A JPH10253157A JP5732497A JP5732497A JPH10253157A JP H10253157 A JPH10253157 A JP H10253157A JP 5732497 A JP5732497 A JP 5732497A JP 5732497 A JP5732497 A JP 5732497A JP H10253157 A JPH10253157 A JP H10253157A
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- Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
Abstract
により加熱可能な熱交換器を備える給湯装置において、
出湯停止の直後に再出湯する断続使用時の出湯温度低下
を防止する給湯装置を提供する。 【解決手段】出湯停止時に、バーナの一部燃焼が定めら
れた時間継続したかを判定し、定められた時間継続した
場合は、バーナの燃焼を所定時間継続した後に燃焼を停
止する燃焼制御を行うことにより、断続使用時の出湯温
度低下を防止する。
Description
等の給湯装置に関し、特に出湯停止後間もなく再出湯を
行う断続使用の際の出湯温度の低下を抑制することので
きる給湯装置の燃焼制御に関する。
湯を直接給湯栓に導出して使用する給湯装置において
は、一旦出湯を終了して熱交換器部の加熱燃焼を停止し
た後、すぐ再出湯する断続使用の場合、再出湯時の初期
に出湯温度が低下する問題があった。かかる出湯温度の
低下現象は、止水直前に通水管に入った冷水が燃焼が停
止しているため加熱されず、熱交換器の予熱によっても
充分に加熱されないために、冷水のまま通水管内に滞留
し、再出湯時に流出する、所謂冷水サンドイッチ現象に
よる。近来、一般家庭において使用する給湯装置は、台
所や洗面所の給湯のみではなく浴槽の湯張り等にも使用
するため容量の大きい熱交換器を備えており、熱交換器
を加熱するバーナの燃焼面積も大きいものを用いざるを
得ない。一方、大量の湯を要する浴槽の湯張りから小量
の湯量で済む台所の使用まで出湯量の可変領域が拡大す
るため、従来のガス比例弁による燃焼ガス量の制御のみ
では、出湯量に応じて適切な出湯温度の制御を行うこと
が困難である。
を熱交換器に備え、分割された燃焼部を選択的に燃焼さ
せることによりバーナの燃焼面積を制御して出湯量に応
じた出湯温度の制御を行う熱交換器が採用されている。
このような熱交換器においては、例えばシャワーを使用
する場合、バーナの分割燃焼部の一部のみを燃焼させて
使用することとなる。このような一部燃焼の状態のま
ま、出湯を停止すると、熱交換器に加熱されていない冷
却部分が存在したまま燃焼が停止されるため、前述した
冷水サンドイッチ現象が顕著となる。しかも、シャワー
の場合は使用を中断してすぐ再使用する断続使用の頻度
が多く、出湯温度の低下現象は使用者に不快感を与えて
いた。
湯時の出湯温度低下防止のため、給湯装置の熱交換器の
通水管に近接して凍結防止用に設けられた電気ヒータを
利用して、出湯停止後該電気ヒータに通電して、給湯動
作を再開するか否かの判定ステップに入り、該ステップ
で給湯動作を再開しない場合は該電気ヒータを一定時間
作動させる制御手段を備える技術が開示されている。し
かし、屋内等で使用する給湯装置では凍結防止のヒータ
を特に設ける必要のない場合も多く、出湯温度低下防止
のための電気ヒータは、かなりの容量のヒータを必要と
し、コスト的に不利である。更に、電気ヒータの場合
は、ヒータ温度が所定温度になるまでの時間が長く応答
性が悪いので、出湯停止直後に再出湯する場合は出湯温
度の低下を防止できない不都合があった。
上記不都合に鑑み、複数の燃焼部に分割されたバーナを
有する熱交換器を備える給湯装置において、何ら特別な
装置を付加することなく、簡単な燃焼制御により再出湯
時の冷水サンドイッチ現象による出湯温度低下を防止す
ることのできる給湯装置を提供することを目的とする。
め、本発明においては、複数の燃焼部に分割され、その
一部で燃焼可能なバーナを備え、該バーナで加熱された
熱交換器を介して湯を直接給湯栓に導出する給湯装置に
おいて、給湯を停止する際、バーナの一部での燃焼が定
められた時間継続したかを判定し、バーナの一部での燃
焼が定められた時間継続したときは、バーナの燃焼を所
定時間継続した後に、燃焼を停止する制御手段を備える
ことを特徴とする。
ず、熱交換器により加熱された湯を直接給湯栓に導出し
て使用に供する給湯装置において、バーナの一部燃焼が
一定時間継続したかを判定することにより、燃焼停止時
の熱交換器の加熱されない冷却部分の存在を判断して、
熱交換器の不足の熱量を補うために所定時間燃焼を継続
し、断続使用時の冷水サンドイッチ現象を防止すること
ができ、再出湯時の出湯温度が低下することを防止でき
る。
前記所定時間は、一部燃焼しているバーナの燃焼面積に
応じて決定されることを特徴とする。従って、燃焼を継
続する所定時間は、熱交換器の加熱されない冷却部分の
大きさに応じて決定されるため、出湯温度の低下を適切
に防止できる。
部燃焼は、バーナの全燃焼面積の少なくとも1/2以下
の燃焼であることを特徴とする。即ち、熱交換器の1/
2以上が加熱されないで冷却状態のまま燃焼を停止した
場合に、再出湯時の出湯温度の低下が著しい。従って、
少なくともこの状態においては、出湯停止後の燃焼を継
続して熱量を補うことにより出湯温度低下の防止を図
る。
て説明する。図1は本発明を適用する従来公知の給湯装
置を模式的に示す説明図、図2は本発明の燃焼制御を示
すフローチャートである。
と、該熱交換器2によりその一部が加熱される通水管3
と、該熱交換器2を加熱する燃焼部を構成するガスバー
ナ10、燃焼ガスを供給するガス管12、燃焼用空気を
供給する燃焼ファン11と、これらを制御する制御手段
20とを備える。通水管3は、その上流端から図示しな
いフィルタ等を介して上水道に接続されて給水され、水
量センサ6、止水弁付水量サーボ7を備える。水量セン
サ6は通水管3の流量を検知して検知信号を制御手段2
0に送出する。止水弁付水量サーボ7は、電磁開閉弁を
備え、浴槽の湯張り時等に通水管3を流れる水の累積水
量を計測する機能を有する。通水管3の下流端は図示し
ない給湯栓に接続され、出湯サーミスタ4を備える。出
湯サーミスタ4は出湯温度を検知して検知信号を制御手
段20に送出する。8はバイパス路、9はバイパス路8
を開閉するバイパス弁である。
ナ10は複数のバーナ部A、B、Cに分割されている。
都市ガスまたはガスボンベ等のガス源に接続されるガス
管12は、元ガス電磁弁13、ガス比例弁14を介して
燃焼ガスを導入し、ガス比例弁14の下流において、分
割バーナA、B、Cに燃焼ガスをそれぞれ供給する分岐
路12a、12b、12cに分岐する。ガス管12は、
まず分割バーナCの分岐路12cと分割バーナA、Bへ
の分岐路12aに分岐する。分岐路12a、12cはそ
れぞれ開閉電磁弁15、17を備える。更に、分岐路1
2aは、開閉電磁弁15の下流において、分割バーナ
A、Bへの分岐路12a、12bに分岐し、分岐路12
bは電磁弁16を備える。18はガスバーナ10の点火
を行うスパーカ、19はガスバーナの燃焼を検知するフ
レームロッドである。
し、操作手段であるリモコン21のスイッチ等による指
示と、水量センサ6や出湯サーミスタ4等センサの検知
信号とに基づいて、ガス比例弁14や電磁弁15、1
6、17等アクチュエータを駆動して出湯温度を制御す
るためにガスバーナ10の燃焼量を制御する。リモコン
21は、使用者が給湯装置に運転を指示し、運転条件を
設定する時に用いるリモートコントロール装置で、運転
開始と運転停止とを指示する運転スイッチや給湯温度設
定スイッチ等のスイッチと、スイッチ操作による設定条
件等を表示する表示部とを備える。
チャートである。図を参照して、燃焼制御に関する給湯
装置の作動について説明する。
出湯温度を設定し給湯装置の運転を開始すると、制御手
段20が初期化され、止水弁付水量サーボ7が開弁して
給湯の準備が完了する(ステップ1)。水量センサ6の
検知信号が所定の点火水量以上かを判定する(ステップ
2)。NOの場合はそのまま待機する。給湯栓が開かれ
て、所定以上の水量が流入すると、ステップ2の判定が
YESとなり、給湯点火シーケンスが実行されて、ガス
バーナ10が点火される(ステップ3)。リモコン21
で設定された出湯設定温度と出湯サーミスタの検知温度
の温度差に応じて、ガスバーナ10の燃焼が制御される
(ステップ4)。燃焼制御はガス比例弁14及び各分岐
路の電磁弁15、16、17の開閉による燃焼ガス量の
制御と、燃焼ファン11の回転制御による燃焼空気制御
とにより実行される。
入する燃焼ガス量を前記温度差に応じて比例制御し、更
に、各分岐路の電磁弁15〜17の開閉により分割バー
ナA〜Cを選択的に燃焼して、ガスバーナ10の燃焼面
積を制御する。本実施形態の給湯装置のガスバーナ10
の制御は、最小の燃焼量の場合は、電磁弁15を開弁
し、電磁弁16、17を閉弁して、ガスバーナ10のほ
ぼ1/4の燃焼面積を占める分割バーナAを点火燃焼さ
せ、ガス比例弁14により導入燃焼ガスを増加した時点
で、電磁弁16を開弁して、分割バーナAとほぼ同燃焼
面積の分割バーナBに燃焼を拡大する。最大燃焼量を得
る場合は、電磁弁17をも開弁して、燃焼面積のほぼ1
/2を占める分割バーナCに燃焼を拡大する。逆に燃焼
量を減少制御する場合は、ガス比例弁14により導入燃
焼ガス量を制御すると共に、まず電磁弁17を閉弁し
て、ガスバーナ10の燃焼面積をほぼ1/2とし、更に
電磁弁16を閉弁して、分割バーナAのみが燃焼する状
態となる。
号が所定の消火水量以下かを判定する、ステップ5にお
いて、NOの間は制御が継続され、給湯栓が閉じられ
て、判定がYESになると次のステップへ移行する。ス
テップ6において、電磁弁Cが閉弁かを判定する。即
ち、ガスバーナ10が一部燃焼中かが判定される。NO
の場合は、ステップ9へ進んで元ガス電磁弁が閉弁され
て、燃焼は停止され、燃焼ファンも所定のポストパージ
の後停止される(ステップ10)。出湯量の少ないシャ
ワー等を使用していた場合は、YESとなり、一部燃焼
が定められた時間(例えば30秒)以上継続しているか
が判定される(ステップ7)。NOの場合は、ステップ
9に移行して燃焼は停止される。YESの場合は、所定
時間(例えば、0.5〜1秒間)一部燃焼を継続し(ス
テップ8)、その後燃焼を停止する(ステップ9、1
0)。
10が分割バーナA〜Cにより構成されている燃焼部を
備えるものにおいては、給湯栓を閉弁して燃焼を停止す
る直前に分割バーナA〜Cの一部が選択されて燃焼を行
う一部燃焼が定められた時間継続した場合、熱交換器2
の一部は直接加熱されず、むしろ燃焼ファンの空気流に
より冷却された状態で燃焼が停止されるため、熱交換器
2の一部が冷却されたままとなり、燃焼停止直前に進入
する水は、充分に加熱されないまま熱交換器2の冷却部
に滞留して、再出湯時に流出するため著しい温度低下の
原因となる。常に全面燃焼を行う通常のバーナを有する
熱交換器の場合は、燃焼停止時における残存熱量を考慮
にいれた熱交換器の設計を行うことにより冷水サンドイ
ッチ現象の対策を行えるが、本実施形態の分割バーナを
用いる場合はかかる対策では解決できない。
止水により給湯装置の加熱燃焼を停止する際、ガスバー
ナ10の一部燃焼が定められた時間継続したかを判定し
て、定められた時間一部燃焼が継続した場合は、燃焼を
所定時間継続して、ガスバーナ10の全面燃焼時におけ
る熱交換器2の残存熱量と同等になるよう熱量を供給す
るので、燃焼停止直前に進入する水も加熱され、再出湯
時冷水のまま流出することがない。
止時における一部燃焼の燃焼面積により熱交換器の冷却
部面積が変化するので、定められた時間継続したバーナ
の燃焼面積に応じて決定することが望ましい。更に、本
発明によれば、出湯温度と出湯設定温度又は給水温度と
の差異を検知して、燃焼をフィードバック制御する際、
出湯温度の一時的低下に起因する過大燃焼による出湯温
度のオーバシュート現象も防止できる。
説明図。
燃焼ファン、12─ガス管、 20─制御部、21─リ
モコン。
Claims (3)
- 【請求項1】複数の燃焼部に分割され、その一部で燃焼
可能なバーナを備え、該バーナで加熱された熱交換器を
介して湯を直接給湯栓に導出する給湯装置において、給
湯を停止する際、バーナの一部での燃焼が定められた時
間継続したかを判定し、バーナの一部での燃焼が定めら
れた時間継続したときは、バーナの燃焼を所定時間継続
した後に、燃焼を停止する制御手段を備えることを特徴
とする給湯装置。 - 【請求項2】燃焼を継続する前記所定時間は、一部燃焼
しているバーナの燃焼面積に応じて決定されることを特
徴とする請求項1に記載の給湯装置。 - 【請求項3】前記バーナの一部燃焼は、バーナの全燃焼
面積の少なくとも1/2以下の燃焼であることを特徴と
する請求項1に記載の給湯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05732497A JP3773618B2 (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05732497A JP3773618B2 (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 給湯装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10253157A true JPH10253157A (ja) | 1998-09-25 |
JP3773618B2 JP3773618B2 (ja) | 2006-05-10 |
Family
ID=13052405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05732497A Expired - Fee Related JP3773618B2 (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 給湯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3773618B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015083909A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 株式会社ノーリツ | 燃焼装置およびこれを備えた温水装置 |
CN108895444A (zh) * | 2018-07-03 | 2018-11-27 | 万家乐热能科技有限公司 | 一种燃烧器及其点火燃烧控制方法 |
-
1997
- 1997-03-12 JP JP05732497A patent/JP3773618B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015083909A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 株式会社ノーリツ | 燃焼装置およびこれを備えた温水装置 |
CN108895444A (zh) * | 2018-07-03 | 2018-11-27 | 万家乐热能科技有限公司 | 一种燃烧器及其点火燃烧控制方法 |
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JP3773618B2 (ja) | 2006-05-10 |
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Legal Events
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