JPH10252872A - バックラッシュシムの選択方法およびその装置 - Google Patents

バックラッシュシムの選択方法およびその装置

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JPH10252872A
JPH10252872A JP5671497A JP5671497A JPH10252872A JP H10252872 A JPH10252872 A JP H10252872A JP 5671497 A JP5671497 A JP 5671497A JP 5671497 A JP5671497 A JP 5671497A JP H10252872 A JPH10252872 A JP H10252872A
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roller bearing
tapered roller
bevel gear
backlash
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祐二 高橋
Hiroshi Yanaka
弘 谷中
Hideki Kawai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高精度な測定をすることができ、測定が簡単で
測定時間を短縮することが可能で、適正なバックラッシ
ュを有するベベルギア機構を得ることができるバックラ
ッシュシムの選択方法およびその装置を提供する。 【解決手段】レーザ光投光部12の発光素子14からレ
ーザ光を照射し、ベベルギア70の軸部71によって陰
となる長さをレーザ光受光部16の受光素子で測定する
ことによって前記軸部71の直径を測定する。一方、一
対の測定子22a、22bを円錐ころ軸受72の内周に
当接させ、この測定子22a、22bによって前記レー
ザ光が遮光される部分の長さを前記レーザ光受光部16
で測定することによって前記円錐ころ軸受72の内径を
測定する。前記軸部71の直径と前記円錐ころ軸受72
の内径との差である圧入代に所定の常数を乗じて前記円
錐ころ軸受72にベベルギア70が圧入されたときの軸
線方向の伸びを求め、必要とするバックラッシュシムの
厚さを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
トランスファ装置やディファレンシャル装置のベベルギ
ア機構に組み込まれるバックラッシュシムに必要とされ
る厚さを選択するための方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のトランスファ装置やディ
ファレンシャル装置に組み込まれるベベルギア機構に
は、2つの噛合するベベルギアの軸部に円錐ころ軸受が
装着されている。この場合、それぞれのベベルギアのバ
ックラッシュを調節するために、円錐ころ軸受とケース
との間に適当な厚さのバックラッシュシムを装着してい
る。
【0003】このバックラッシュシムに必要とされる厚
さを測定するために、例えば、特開昭63−18767
号公報にバックラッシュシムの選択方法が開示されてい
る。この方法によれば、図8Aに示すように、第1のギ
ア1と第2のギア2とを噛合させ、第2のギア2の軸の
中心から第1のギア1の底面までの寸法を測定してこれ
をZとし、第2のギア2が収納されるケース3の空間部
の中心から、円錐ころ軸受4と当接する前記ケース3の
面5までの寸法をYとし、前記第1のギア1に円錐ころ
軸受4を覆わせた状態で測定した第1のギア1の底面か
ら、前記ケース3と当接する前記円錐ころ軸受4の面6
までの寸法をXとすると、 t=Y+Z−X で求められる厚さtのシム7を適宣選択して、図8Bに
示すように、装置に組み付ければ、所望のバックラッシ
ュが得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術では、前記X、Y、Zの寸法測定から明らかな通
り、測定する個所が3カ所あり、それぞれ個別に測定す
る必要があるため、測定に時間がかかると共に、それぞ
れの箇所に専用の測定装置等を用いなければならず、製
造装置のコストが高騰するという問題がある。また、第
1のギア1、第2のギア2をケース3に装着すると、円
錐ころ軸受4には軸方向にスラスト荷重が作用し、第1
のギア1および第2のギア2が回転すると、このスラス
ト荷重によって円錐ころ軸受4のころと内外輪がなじん
で該円錐ころ軸受4の軸方向の長さがわずかに縮少する
ため、実装後の使用状態において適正なバックラッシュ
が得られなくなるという欠点が指摘されている。このよ
うに、適正なバックラッシュが得られないと、運転中に
異音が発生したり、あるいは耐久性が劣るという不都合
が顕在化する。
【0005】そこで、特開昭3−163327号公報で
は、円錐ころ軸受の外輪をケースに圧入し、外輪に予圧
を与えた状態で内輪を回転させ、ころと内輪および外輪
とを馴染ませた後、内輪の端面とケース基準点との間の
寸法を測定し、この測定値とベベルギアの軸方向の基準
点から円錐ころ軸受の外輪の端面までの寸法との差を計
算してシムの好ましい厚さを決定するバックラッシュシ
ムの選択方法が提案されている。
【0006】この場合、内輪にベベルギアを装着してい
ない状態で測定するため、ベベルギアを内輪に圧入した
ときに発生する円錐ころ軸受の軸線方向の伸びを予め補
正値として求めておき、この補正値を前記計算結果から
差し引いて実際の好適なシム厚としている。
【0007】本発明では、前記の従来技術を前提に、さ
らに、小型のベベルギア機構のように高い精度が要求さ
れる場合にも適用可能であり、簡単に且つ短時間に測定
することが可能であり、しかも、適正なバックラッシュ
を得ることができるバックラッシュシムの選択方法およ
びその装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、円錐ころ軸受の内径と、前記円錐ころ
軸受に圧入されるベベルギアの軸部の直径を測定する工
程と、前記円錐ころ軸受の内径と前記ベベルギアの軸部
の直径との差である圧入代を求める工程と、前記圧入代
に所定の常数を乗じて前記円錐ころ軸受の軸線方向の伸
びを求める工程と、前記円錐ころ軸受の伸びと、前記円
錐ころ軸受の軸線方向の長さとを加算し、前記円錐ころ
軸受にベベルギアを圧入して伸びが発生したときの該円
錐ころ軸受の軸線方向の長さを得る工程と、前記伸びが
発生したときの円錐ころ軸受の軸線方向の長さと、ベベ
ルギア機構のバックラッシュシムの取付面から前記円錐
ころ軸受の取付面までの寸法との差を求め、必要とする
バックラッシュシムの厚さを得る工程と、予め複数用意
された異なる厚さのバックラッシュシムの中から前記必
要とする厚さのバックラッシュシムを選択して前記ベベ
ルギア機構に取り付ける工程と、を有することを特徴と
する。
【0009】本発明によれば、測定個所が少なく、測定
時間を短縮することが可能となり、好適である。
【0010】この場合、前記円錐ころ軸受の内径と前記
ベベルギアの軸部の直径を測定する工程は、レーザ光投
光部とレーザ光受光部との間に、前記ベベルギアの軸部
を前記レーザ光投光部から照射されるレーザ光に対して
直交する方向に配置する工程と、前記円錐ころ軸受の内
部に、互いに平行で且つ互いに接近離間可能に構成され
た一対の測定子を挿通させ、前記円錐ころ軸受を、前記
ベベルギアより前記レーザ光受光部側に、前記円錐ころ
軸受の軸線が前記ベベルギアの軸線と平行で且つ前記レ
ーザ光投光部から照射されるレーザ光を遮光しないよう
に配置する工程と、前記レーザ光投光部から照射された
レーザ光を前記レーザ光受光部で受光し、前記ベベルギ
アの軸部によりレーザ光が遮光されて陰となる長さを前
記レーザ光受光部で測定することにより、前記軸部の直
径を測定する工程と、前記一対の測定子を互いに離間す
る方向に変位させ、該測定子を前記円錐ころ軸受の内周
面に当接させる工程と、前記測定子によって前記レーザ
光が遮光されて陰となる長さを前記レーザ光受光部で測
定することにより、前記円錐ころ軸受の内径を測定する
工程と、を有すると、ベベルギアの軸部の直径と円錐こ
ろ軸受の内径とが1つの装置で測定することができ、選
択装置のコストを低廉化することが可能となり、好まし
い。
【0011】また、この場合、前記圧入代に乗じられる
所定の常数は、前記圧入代と前記円錐ころ軸受の軸線方
向の伸びとの関係から求められる常数であると、計算さ
れた円錐ころ軸受の軸線方向の長さの誤差を減少させる
ことができ、一層好適である。
【0012】また、本発明は、レーザ光投光部と、前記
レーザ光投光部から照射されたレーザ光を受光するレー
ザ光受光部と、前記レーザ光投光部と前記レーザ光受光
部との間隙に設けられ、円錐ころ軸受の内周に挿通し、
互いに平行で且つ互いに接近離間可能に構成された一対
の棒状の測定子と、前記円錐ころ軸受の内径と前記ベベ
ルギアの軸部の直径から必要とするバックラッシュシム
の厚さを求める演算部と、複数のバックラッシュシムを
蓄えておくストッカと、を備え、前記レーザ光投光部と
前記レーザ光受光部との間にピニオンギアの軸部を配置
してレーザ光が遮光されて陰となる長さを前記レーザ光
受光部で測定することにより前記軸部の直径を測定し、
前記一対の測定子を互いに離間する方向に変位させて該
測定子を前記円錐ころ軸受の内周に当接させ、前記測定
子によって前記レーザ光が遮光されて陰となる長さを前
記レーザ光受光部で測定することを特徴とする。
【0013】本発明によれば、前記レーザ光投光部と前
記レーザ光受光部との間にピニオンギアの軸部を前記レ
ーザ光投光部から照射されるレーザ光に対して直交する
方向に配置し、前記レーザ光投光部から照射されたレー
ザ光を前記レーザ光受光部により受光する。そして、前
記軸部によって陰となる長さを前記レーザ光受光部で測
定することによって前記軸部の直径を測定する。一方、
前記一対の測定子を互いに離間する方向に変位させて該
測定子を円錐ころ軸受の内周に当接させ、この測定子に
よって前記レーザ光が遮光されて陰となる部分の長さを
前記レーザ光受光部で測定することによって前記円錐こ
ろ軸受の内径を測定する。次に、演算部により前記円錐
ころ軸受の内径と前記ベベルギアの軸部の直径との差で
ある圧入代を求め、該圧入代に所定の常数を乗じて前記
円錐ころ軸受の軸線方向の伸びを求める。次いで、前記
円錐ころ軸受の伸びと、前記円錐ころ軸受の軸線方向の
長さとを加算し、前記円錐ころ軸受にベベルギアを圧入
して伸びが発生したときの該円錐ころ軸受の軸線方向の
長さを得る。次に、前記伸びが発生したときの円錐ころ
軸受の軸線方向の長さと、ベベルギア機構のバックラッ
シュシム取付面から前記円錐ころ軸受取付面までの寸法
との差を求め、必要とするバックラッシュシムの厚さを
得る。予め複数用意された異なる厚さのバックラッシュ
シムの中から前記必要とする厚さのバックラッシュシム
を選択して前記ベベルギア機構に取り付ける。
【0014】この場合、前記一対の測定子には互いに離
間する方向に突出した突部が設けられ、前記突部により
前記レーザ光投光部から照射されたレーザ光を遮光する
と、前記測定子によって前記円錐ころ軸受の内径を測定
する際、該円錐ころ軸受および前記ピニオンギアの軸部
の直径に誤差があっても、確実にレーザ光を遮光して前
記円錐ころ軸受の内径を測定することができ、好適であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係るバックラッシュシム
の選択方法について、それを実施する装置との関係にお
いて、好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しな
がら以下詳細に説明する。
【0016】図1において、参照符号10は、本実施の
形態に係るバックラッシュシムの選択装置を示す。この
選択装置10は長尺に形成されたレーザ光投光部12を
備え、該レーザ光投光部12には複数の発光素子14が
所定間隔毎に1列に配設されている。それぞれの発光素
子14から発光されるレーザ光は互いに平行である。前
記選択装置10には前記レーザ光投光部12に対向して
配設され、長尺に形成されたレーザ光受光部16が備え
られ、該レーザ光受光部16には前記複数の発光素子1
4から発光されたレーザ光を受光する複数の受光素子1
8が所定間隔毎に1列に配設されている(図3参照)。
前記レーザ光受光部16にはコンピュータ等を含む演算
部30が接続され、前記レーザ光受光部16の出力信号
が図示しないA/D変換器を介して前記演算部30に入
力されるように構成されている。前記レーザ光受光部1
6の近傍にはエアチャック等の把持手段20が配設さ
れ、該把持手段20は一対の棒状の測定子22a、22
bを有する。それぞれの測定子22a、22bは前記把
持手段20を構成する図示しないシリンダが付勢される
ことにより、図1中、矢印で示すように、互いに接近、
離間可能である。前記測定子22a、22bの端部は互
いに離間する方向に厚さtだけ突出した突部24a、2
4bが形成されている(図3参照)。前記突部24a、
24bは前記レーザ光投光部12から照射されるレーザ
光を遮断する位置に配設される。この場合、前記突部2
4a、24bは、後述する円錐ころ軸受72の内部に画
成された円形状の空間に挿通可能である。なお、前記把
持手段20には該円錐ころ軸受72を位置決めするため
に図示しない位置決め手段が設けられる。さらに、前記
レーザ光投光部12と前記レーザ光受光部16との間に
は前記把持手段20より前記レーザ光投光部12側に後
述するベベルギア70を位置決めする位置決め手段(図
示せず)が配設される。
【0017】前記選択装置10はさらにストッカ32を
備える。前記ストッカ32には異なる厚さのバックラッ
シュシム34が多数蓄えられ、所定の厚さのバックラッ
シュシム34が選択されたとき、図示しないロボットを
介して該選択に係る前記バックラッシュシム34が移送
され、後述するトランスファ装置40に組み付けられ
る。
【0018】本実施の形態に係るバックラッシュシムの
選択装置10は以上のように構成されるものであり、次
に前記選択装置10によって選択されたバックラッシュ
シム34を組み込むためのベベルギア機構を含むトラン
スファ装置40について、図4を参照して説明する。
【0019】このトランスファ装置40は略L字状に形
成された中空のケーシング50を備え、該ケーシング5
0には孔部50a〜50dが画成され、2つの孔部50
a、50bは蓋部材52、54によって閉蓋される。前
記ケーシング50の内部に画成された空間部55にはベ
ベルギア57がころ軸受58、円錐ころ軸受60によっ
て回転自在に支持される。前記ベベルギア57は一端部
に歯車62が形成された入力軸56と、該入力軸56の
他端部に固着された傘歯車64とを有し、前記入力軸5
6の外周に形成された段部56aと前記傘歯車64との
間隙にはシム65が介装される。前記傘歯車64は円錐
ころ軸受66によって前記蓋部材52に回転自在に支持
され、該円錐ころ軸受66と蓋部材52の段部との間隙
にはシム67が介装される。
【0020】前記ケーシング50の内部には前記入力軸
56の軸芯と直交してベベルギア70が設けられ、該ベ
ベルギア70は出力軸を構成する長尺な軸部71と、該
軸部71の一端部に一体的に形成された傘歯車73とを
含み、該傘歯車73は前記傘歯車64に噛合する。前記
ベベルギア70は円錐ころ軸受72、74によって回転
自在に支持される。この場合、前記円錐ころ軸受72の
一端部は前記ケーシング50の当接面75に当接する。
また、前記円錐ころ軸受72に係合する前記軸部71の
直径はl1 である。
【0021】前記円錐ころ軸受72と前記傘歯車73と
の間隙にはバックラッシュシム34が介装され、該バッ
クラッシュシム34は前記傘歯車73に形成された当接
面77に当接する。図3に前記円錐ころ軸受72の詳細
を示す。すなわち、前記円錐ころ軸受72はリング状の
インナレース76を有し、該インナレース76の内径は
2 である。前記インナレース76の外周はテーパ状に
形成され、複数の円柱形状のころ80が転動自在に係合
する。前記円錐ころ軸受72にはガイド部材82が設け
られ、該ガイド部材82に複数画成され互いに所定間隔
離間した孔部83には前記ころ80が挿入される。従っ
て、それぞれのころ80が前記孔部83の相互の離間距
離に対応して互いに所定角度ずつ偏位して位置決めされ
る。前記円錐ころ軸受72には前記複数のころ80の外
側にアウタレース84が係合する。従って、前記インナ
レース76は前記アウタレース84に対して回転自在で
ある。
【0022】前記軸部71の端部は、図4に示すよう
に、前記孔部50dから突出して前記ベベルギア70と
図示しない車軸等とを接続するためのコンパニオンフラ
ンジ88が固着される。該コンパニオンフランジ88と
前記孔部50dを形成する壁部との間にはオイルシール
90が設けられる。すなわち、該オイルシール90は前
記トランスファ装置40内に導入された潤滑油等が該ト
ランスファ装置40から漏洩することを防止している。
【0023】本実施の形態で使用されるトランスファ装
置40は以上のように構成されるものであり、次に、本
実施の形態に係るバックラッシュシムの選択方法につい
て説明する。
【0024】先ず、ベベルギア70が選択装置10のレ
ーザ光投光部12とレーザ光受光部16との間に配設さ
れる(図1、図2参照)。このとき、ベベルギア70の
軸線はレーザ光投光部12から照射されるレーザ光の方
向に対して直交し、且つ前記ベベルギア70の軸部71
によって前記レーザ光の一部が遮断されるように配設さ
れる。
【0025】次に、円錐ころ軸受72を、その内部に測
定子22a、22bが挿通されるように配置する。この
とき、円錐ころ軸受72は、図3に示すように、レーザ
光投光部12から照射されたレーザ光が遮光されないよ
うに配置される。従って、発光素子14から見たとき、
前記測定子22a、22bはベベルギア70の軸部71
の陰の中にある。
【0026】次いで、レーザ光投光部12を付勢して発
光素子14からレーザ光を照射すると、該レーザ光は、
図2に示すように、その一部がベベルギア70の軸部7
1によって遮光され、残りのレーザ光はレーザ光受光部
16を構成する受光素子18に入射される。レーザ光受
光部16から前記軸部71によって陰となり、レーザ光
が受光されない受光素子18の数情報を演算部30に出
力し、該演算部30ではこの受光されない受光素子18
の数と受光素子18相互間の離間距離とから前記軸部7
1によって陰となった部分の長さを求める(図3参
照)。これによって求められた長さは、軸部71の直径
1 に相当する(図2参照)。
【0027】次に、把持手段20を構成する図示しない
シリンダを付勢して測定子22a、22bを互いに離間
する方向に変位させ(図5、図6参照)、測定子22
a、22bが円錐ころ軸受72のインナレース76の内
周面78に当接すると、該測定子22a、22bの変位
が停止する。このとき、前記測定子22a、22bの突
部24a、24bの外側はレーザ光投光部12側から見
たとき、ベベルギア70の軸部71の直径より外方に突
出することになる。そして、レーザ光受光部16の受光
素子18によって受光されるレーザ光がこの突出部分に
よって遮光されて陰となる。従って、このレーザ光が受
光されない受光素子18の数情報が演算部30に出力さ
れれば、該演算部30ではこの数情報に相互の受光素子
18間の距離を乗算する。従って、これによって求めら
れた長さは、インナレース76の内径l2 に測定子22
a、22bの突部24a、24bのそれぞれの厚さtが
加わった長さ(l2 +2t)である。この厚さtは、図
3に示すように、既存の値であるため、インナレース7
6の内径l2 は長さ(l2 +2t)から2tを引くだけ
で求められる。
【0028】次に、演算部30ではインナレース76と
ベベルギア70の軸部71との間隔である圧入代aを計
算する。この圧入代aは、a=l1 −l2で求められ
る。
【0029】次いで、該圧入代aからバックラッシュシ
ム34の厚さを計算する。この場合、円錐ころ軸受72
にベベルギア70の軸部71が圧入されると、インナレ
ース76の直径が若干大きくなる。しかも、前記インナ
レース76の外形はテーパ状に形成されているため、円
錐ころ軸受72は、図4に示すように、その軸線方向に
伸びbが発生する。この伸びbは圧入代aに対応して変
化する。この圧入代aと円錐ころ軸受72の軸線方向の
伸びbとの関係は、図7に示すように、実験により求め
られる。そして、伸びbは圧入代aに比例する。すなわ
ち、圧入代aに図7のグラフの傾きから求められる常数
Cを乗算すると、伸びbが求められる。
【0030】円錐ころ軸受72に伸びbが発生していな
い状態における該円錐ころ軸受72の軸線方向の長さに
前記伸びbを加算すると、ベベルギア70を円錐ころ軸
受72に圧入したときの円錐ころ軸受72の軸線方向の
長さが求められる。この長さと、予め測定されたベベル
ギア70のバックラッシュシム34の当接面77からケ
ーシング50に形成されたアウタレース84の当接面7
5までの寸法dとの差を計算すると(図4参照)、必要
とするバックラッシュシム34の厚さが求められる。そ
して、以上のようにしてバックラッシュシム34の厚さ
が求められると、予めストッカ32に複数蓄えられた異
なる厚さのバックラッシュシム34の中から必要な厚さ
のバックラッシュシム34を選択してトランスファ装置
40に取り付け、測定された円錐ころ軸受72とベベル
ギア70をトランスファ装置40に取り付ける。このよ
うにして適正なバックラッシュを生じるトランスファ装
置40が製造される。
【0031】
【発明の効果】本発明に係るバックラッシュシムの選択
方法およびその装置によれば、以下のような効果ならび
に利点が得られる。
【0032】一つの装置でピニオンギアの軸部の直径と
円錐ころ軸受の内径とを測定するため、測定装置を複数
用意する必要がなく、選択装置のコストを低廉化し、結
局、生産コストを全体として低廉化することが可能で、
また、軸部の直径と円錐ころ軸受の内径とを連続的に測
定するため、測定時間を短縮することができ、生産効率
が向上する。
【0033】また、圧入代に乗じる常数を圧入代と円錐
ころ軸受の軸線方向の伸びとの関係から求めているた
め、高精度な測定が可能で、例えば、小型のベベルギア
機構のように、高い精度が要求される場合にも適正なバ
ックラッシュシムの厚さを求め、この厚さのバックラッ
シュシムを選択してベベルギア機構に取り付けることに
より所望のバックラッシュを生起するベベルギア機構を
得ることができ、結局、ベベルギア機構の品質が向上す
る。
【0034】さらに、測定子に突部が設けられ、該突部
がレーザ光を遮光するため、円錐ころ軸受の内径を確実
に測定することができ、測定不良が発生する懸念もな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るバックラッシュシム
の選択装置を示す概略斜視図である。
【図2】図1の選択装置の概略平面図である。
【図3】図1の選択装置の測定子およびレーザ光受光部
を示す概略側面図である。
【図4】本実施の形態に使用されるトランスファ装置の
概略縦断面図である。
【図5】図2の選択装置の使用状態を示す概略平面図で
ある。
【図6】図3の選択装置の測定子の使用状態を示す概略
側面図である。
【図7】本実施の形態の円錐ころ軸受の圧入代と伸びと
の関係を示すグラフである。
【図8】従来技術に使用されるトランスファ装置を示
し、図8Aは概略分解縦断面図であり、図8Bは概略縦
断面図である。
【符号の説明】
10…選択装置 12…レーザ光投光
部 16…レーザ光受光部 22a、22b…測
定子 24a、24b…突部 30…演算部 32…ストッカ 34…バックラッシ
ュシム 40…トランスファ装置 70…ベベルギア 71…軸部 72…円錐ころ軸受

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円錐ころ軸受の内径と、前記円錐ころ軸受
    に圧入されるベベルギアの軸部の直径を測定する工程
    と、 前記円錐ころ軸受の内径と前記ベベルギアの軸部の直径
    との差である圧入代を求める工程と、 前記圧入代に所定の常数を乗じて前記円錐ころ軸受の軸
    線方向の伸びを求める工程と、 前記円錐ころ軸受の伸びと、前記円錐ころ軸受の軸線方
    向の長さとを加算し、前記円錐ころ軸受に前記ベベルギ
    アを圧入して伸びが発生したときの該円錐ころ軸受の軸
    線方向の長さを得る工程と、 前記伸びが発生したときの円錐ころ軸受の軸線方向の長
    さと、ベベルギア機構のバックラッシュシムの取付面か
    ら前記円錐ころ軸受の取付面までの寸法との差を求め、
    必要とするバックラッシュシムの厚さを得る工程と、 予め複数用意された異なる厚さのバックラッシュシムの
    中から前記必要とする厚さのバックラッシュシムを選択
    して前記ベベルギア機構に取り付ける工程と、 を有することを特徴とするバックラッシュシムの選択方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のバックラッシュシムの選択
    方法において、 前記円錐ころ軸受の内径と前記ベベルギアの軸部の直径
    を測定する工程は、 レーザ光投光部とレーザ光受光部との間に、前記ベベル
    ギアの軸部を前記レーザ光投光部から照射されるレーザ
    光に対して直交する方向に配置する工程と、 前記円錐ころ軸受の内部に、互いに平行で且つ互いに接
    近離間可能に構成された一対の測定子を挿通させ、前記
    円錐ころ軸受を、前記ベベルギアより前記レーザ光受光
    部側に、前記円錐ころ軸受の軸線が前記ベベルギアの軸
    線と平行で且つ前記レーザ光投光部から照射されるレー
    ザ光を遮光しないように配置する工程と、 前記レーザ光投光部から照射されたレーザ光を前記レー
    ザ光受光部で受光し、前記ベベルギアの軸部によりレー
    ザ光が遮光されて陰となる長さを前記レーザ光受光部で
    測定することにより、前記軸部の直径を測定する工程
    と、 前記一対の測定子を互いに離間する方向に変位させ、該
    測定子を前記円錐ころ軸受の内周面に当接させる工程
    と、 前記測定子によって前記レーザ光が遮光されて陰となる
    長さを前記レーザ光受光部で測定することにより、前記
    円錐ころ軸受の内径を測定する工程と、 を有することを特徴とするバックラッシュシムの選択方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のバックラッシュシ
    ムの選択方法において、 前記圧入代に乗じられる所定の常数は、前記圧入代と前
    記円錐ころ軸受の軸線方向の伸びとの関係から求められ
    る常数であることを特徴とするバックラッシュシムの選
    択方法。
  4. 【請求項4】レーザ光投光部と、 前記レーザ光投光部から照射されたレーザ光を受光する
    レーザ光受光部と、 前記レーザ光投光部と前記レーザ光受光部との間隙に設
    けられ、円錐ころ軸受の内周に挿通し、互いに平行で且
    つ互いに接近離間可能に構成された一対の棒状の測定子
    と、 前記円錐ころ軸受の内径と前記ベベルギアの軸部の直径
    から必要とするバックラッシュシムの厚さを求める演算
    部と、 複数のバックラッシュシムを蓄えておくストッカと、 を備え、前記レーザ光投光部と前記レーザ光受光部との
    間にピニオンギアの軸部を配置してレーザ光が遮光され
    て陰となる長さを前記レーザ光受光部で測定することに
    より前記軸部の直径を測定し、前記一対の測定子を互い
    に離間する方向に変位させて該測定子を前記円錐ころ軸
    受の内周に当接させ、前記測定子によって前記レーザ光
    が遮光されて陰となる長さを前記レーザ光受光部で測定
    することを特徴とするバックラッシュシムの選択装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のバックラッシュシムの選択
    装置において、 前記一対の測定子には互いに離間する方向に突出した突
    部が設けられ、前記突部により前記レーザ光投光部から
    照射されたレーザ光を遮光することを特徴とするバック
    ラッシュシムの選択装置。
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