JPH10252283A - 既存建物用ホールダウン金物 - Google Patents
既存建物用ホールダウン金物Info
- Publication number
- JPH10252283A JPH10252283A JP9787197A JP9787197A JPH10252283A JP H10252283 A JPH10252283 A JP H10252283A JP 9787197 A JP9787197 A JP 9787197A JP 9787197 A JP9787197 A JP 9787197A JP H10252283 A JPH10252283 A JP H10252283A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal piece
- bolt
- existing building
- hole
- flat metal
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大地震による家屋の倒壊を防ぐため、既存の
建物に使用することのできるホールダウン金物を提供す
る。 【解決手段】雌ネジ付き角型平金物（１）又は（４）を
土台下端に入れ、引き寄せ金物を取り付けるボルト
（３）又は（５）を土台上端から差し込み、角型平金物
に固定することを特徴とする。
建物に使用することのできるホールダウン金物を提供す
る。 【解決手段】雌ネジ付き角型平金物（１）又は（４）を
土台下端に入れ、引き寄せ金物を取り付けるボルト
（３）又は（５）を土台上端から差し込み、角型平金物
に固定することを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、大地震による家
屋の倒壊を防ぐための、既存建物用ホールダウン金物に
関するものである。
屋の倒壊を防ぐための、既存建物用ホールダウン金物に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来よりのコンクリート用アンカー（ス
トレートアンカー、ケミカルアンカーを含む）を使用す
るときは施工時の付着強度の信頼性、コンクリート内の
鉄筋に当たる可能性、横揺れ時のコンクリートの破壊の
恐れ等不安要素が大きく構造躯体を支え、未知の地震に
備えるには危険が大きすぎ、従来よりのホールダウン金
物は、アンカーボルト型と座金付ボルト型の２種類があ
るが、いずれも基礎の中から、あるいは土台の下から差
し込むもので土台組み立て時にしか使用できなかった。
トレートアンカー、ケミカルアンカーを含む）を使用す
るときは施工時の付着強度の信頼性、コンクリート内の
鉄筋に当たる可能性、横揺れ時のコンクリートの破壊の
恐れ等不安要素が大きく構造躯体を支え、未知の地震に
備えるには危険が大きすぎ、従来よりのホールダウン金
物は、アンカーボルト型と座金付ボルト型の２種類があ
るが、いずれも基礎の中から、あるいは土台の下から差
し込むもので土台組み立て時にしか使用できなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。従来よりのホールダウン金物は新築用に開発
されたものであり、既存の建物に取り付けようとする
と、土台から上を持ち上げ、関連する配管の取り付け直
し、タイルやモルタル・内外壁のクラック補修、また一
時的な引っ越し等多大な労力と莫大な費用がかかるため
に、地震の予測や不安があってもホールダウン金物の取
り付けを諦めざるを得なかった。本発明は、以上の欠点
を解決するために発明されたものであり、木造在来工法
（軸組工法）、ツーバイフォー工法（枠組壁工法）、い
ずれの既存建物にも幅広く使用するものである。
があった。従来よりのホールダウン金物は新築用に開発
されたものであり、既存の建物に取り付けようとする
と、土台から上を持ち上げ、関連する配管の取り付け直
し、タイルやモルタル・内外壁のクラック補修、また一
時的な引っ越し等多大な労力と莫大な費用がかかるため
に、地震の予測や不安があってもホールダウン金物の取
り付けを諦めざるを得なかった。本発明は、以上の欠点
を解決するために発明されたものであり、木造在来工法
（軸組工法）、ツーバイフォー工法（枠組壁工法）、い
ずれの既存建物にも幅広く使用するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】ボルト貫通用の穴をあけ
た角型平金物（１）にナット（２）を溶接又は接着にて
取り付けたもの、又はボルト取り付け用の雌ネジを切っ
た厚口角型平金物（４）と、角型平金物取り付け部と引
き寄せ金物取り付け部の２箇所に雄ネジを切ったボル
ト、又は全ネジのボルトを用いる。ボルトの上端部（引
き寄せ金物側）はボルトが角型平金物に締め付けられる
よう角形（３）又は（５）にする。角型平金物を土台下
端の横から、ボルトを土台の上から差し込み、角型平金
物とボルトとを固定し、引き寄せ金物を取り付けること
により、既存の建物に使用するホールダウン金物であ
る。
た角型平金物（１）にナット（２）を溶接又は接着にて
取り付けたもの、又はボルト取り付け用の雌ネジを切っ
た厚口角型平金物（４）と、角型平金物取り付け部と引
き寄せ金物取り付け部の２箇所に雄ネジを切ったボル
ト、又は全ネジのボルトを用いる。ボルトの上端部（引
き寄せ金物側）はボルトが角型平金物に締め付けられる
よう角形（３）又は（５）にする。角型平金物を土台下
端の横から、ボルトを土台の上から差し込み、角型平金
物とボルトとを固定し、引き寄せ金物を取り付けること
により、既存の建物に使用するホールダウン金物であ
る。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 （イ）ボルト貫通用の穴を中心部にあけた角形平金物
（１）の中心部にナット（２）を溶接又は接着にて取り
付け、全体にメッキをほどこす。 （ロ）角型平金物取り付け部と引き寄せ金物取り付け部
の２箇所、又は全体に雄ネジを切ったボルトの、引き寄
せ金物側端部を締め付け用に四角、三角、又は六角に削
り、全体にメッキをほどこす。（３） （ハ）（イ）の同等品としてナットの厚み以上の厚さの
厚口角型平金物（４）の中心部にボルト取り付け用の穴
（雌ネジを切る）をあけ、全体にメッキをほどこす。 （ニ）（ロ）の同等品として（ロ）と同様にナット用の
ネジを切ったボルトの端部に、ナットと同寸法の六角の
頭を付け、全体にメッキをほどこす。（５） 本発明は、以上の構成からなっている。本発明の使用方
法は次の通りである。 （イ）既存建物１階の入り隅、又は出隅の内壁の各１面
を床から高さ約１ｍ、隅柱から幅約０．５ｍを剥がし、
床下にももぐれるように準備をする。 （ロ）土台の下端（木部）、基礎の天端（モルタル部）
を横からナットを付けた角型平金物が入る穴をあける。 （ハ）土台天端からボルトが入る貫通穴をあける。 （ニ）角型平金物（１）のナット部（２）を下にして
（ロ）の穴に入れる。 （ホ）ボルト（３）を（ハ）の土台の穴に上部から差し
入れ、ナット付き角型平金物に締め付けて固定する。 （ヘ）既存の引き寄せ金物（公庫Ｓ−ＨＤ２５等）を柱
に固定し、ボルトをナットにて締め付ける。 （ホ）（イ）であけた壁を塞ぎクロス等内装の補修をす
る。 以上が本発明（請求項１）の使用方法であるが、厚口角
型平金物を使用する場合（請求項２）は、上記（ロ）は
厚口金物に合わせて穴をあける。又、頭にナットを付け
たボルト（５）を使用する場合は、引き寄せ金物を取り
付けるためのナットを予めボルトに取り付けてから土台
の穴に上部から差し入れて角型平金物に固定する。
て説明する。 （イ）ボルト貫通用の穴を中心部にあけた角形平金物
（１）の中心部にナット（２）を溶接又は接着にて取り
付け、全体にメッキをほどこす。 （ロ）角型平金物取り付け部と引き寄せ金物取り付け部
の２箇所、又は全体に雄ネジを切ったボルトの、引き寄
せ金物側端部を締め付け用に四角、三角、又は六角に削
り、全体にメッキをほどこす。（３） （ハ）（イ）の同等品としてナットの厚み以上の厚さの
厚口角型平金物（４）の中心部にボルト取り付け用の穴
（雌ネジを切る）をあけ、全体にメッキをほどこす。 （ニ）（ロ）の同等品として（ロ）と同様にナット用の
ネジを切ったボルトの端部に、ナットと同寸法の六角の
頭を付け、全体にメッキをほどこす。（５） 本発明は、以上の構成からなっている。本発明の使用方
法は次の通りである。 （イ）既存建物１階の入り隅、又は出隅の内壁の各１面
を床から高さ約１ｍ、隅柱から幅約０．５ｍを剥がし、
床下にももぐれるように準備をする。 （ロ）土台の下端（木部）、基礎の天端（モルタル部）
を横からナットを付けた角型平金物が入る穴をあける。 （ハ）土台天端からボルトが入る貫通穴をあける。 （ニ）角型平金物（１）のナット部（２）を下にして
（ロ）の穴に入れる。 （ホ）ボルト（３）を（ハ）の土台の穴に上部から差し
入れ、ナット付き角型平金物に締め付けて固定する。 （ヘ）既存の引き寄せ金物（公庫Ｓ−ＨＤ２５等）を柱
に固定し、ボルトをナットにて締め付ける。 （ホ）（イ）であけた壁を塞ぎクロス等内装の補修をす
る。 以上が本発明（請求項１）の使用方法であるが、厚口角
型平金物を使用する場合（請求項２）は、上記（ロ）は
厚口金物に合わせて穴をあける。又、頭にナットを付け
たボルト（５）を使用する場合は、引き寄せ金物を取り
付けるためのナットを予めボルトに取り付けてから土台
の穴に上部から差し入れて角型平金物に固定する。
【０００６】
【発明の効果】本発明は、既存の木造在来工法（軸組工
法）にもツーバイフォー工法（枠組壁工法）にも使用で
き、１階の４隅（プランにより数箇所増）の内壁を剥が
すことと、床下にもぐることにより容易に取り付けがで
き、外壁を壊す必要も無い。外壁を壊した場合の莫大な
補修費用もかからず、雨漏りやクラック等のアフターク
レームも皆無であることは普及しやすく、需要は無尽蔵
にあり、普及した際は、家屋の倒壊という地震大国日本
の重大災害を未然に防ぐ事ができる。
法）にもツーバイフォー工法（枠組壁工法）にも使用で
き、１階の４隅（プランにより数箇所増）の内壁を剥が
すことと、床下にもぐることにより容易に取り付けがで
き、外壁を壊す必要も無い。外壁を壊した場合の莫大な
補修費用もかからず、雨漏りやクラック等のアフターク
レームも皆無であることは普及しやすく、需要は無尽蔵
にあり、普及した際は、家屋の倒壊という地震大国日本
の重大災害を未然に防ぐ事ができる。
【図１】本発明の斜視図
【図２】本発明の取り付け方法を示す斜視図
【図３】本発明の使用状況を示す斜視図
１ 角型平金物 ２ ナット ３ ボルト ４ 厚口平金物 ５ ナット付きボルト
Claims (2)
- 【請求項１】ボルト貫通用の穴をあけた角型平金物
（１）に、ナット（２）を取り付け、ボルト（３）又は
ボルト（５）と組み合わせた既存建物用ホールダウン金
物。 - 【請求項２】ボルト取り付け用の雌ネジを切った厚口角
型平金物（４）とボルト（３）又はボルト（５）を組み
合わせた既存建物用ホールダウン金物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9787197A JPH10252283A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 既存建物用ホールダウン金物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9787197A JPH10252283A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 既存建物用ホールダウン金物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10252283A true JPH10252283A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=14203818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9787197A Pending JPH10252283A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 既存建物用ホールダウン金物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10252283A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007138520A (ja) * | 2005-11-17 | 2007-06-07 | Jutaku Kozo Kenkyusho:Kk | 木造建築物の補強構造 |
-
1997
- 1997-03-11 JP JP9787197A patent/JPH10252283A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007138520A (ja) * | 2005-11-17 | 2007-06-07 | Jutaku Kozo Kenkyusho:Kk | 木造建築物の補強構造 |
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