JPH10252195A - フレキシブルパネル支持構造 - Google Patents

フレキシブルパネル支持構造

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JPH10252195A
JPH10252195A JP5723997A JP5723997A JPH10252195A JP H10252195 A JPH10252195 A JP H10252195A JP 5723997 A JP5723997 A JP 5723997A JP 5723997 A JP5723997 A JP 5723997A JP H10252195 A JPH10252195 A JP H10252195A
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panel
panel support
support
bolt
supporting
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JP5723997A
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Kimiya Sasaki
公也 佐々木
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Shin Nikkei Co Ltd
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Shin Nikkei Co Ltd
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】隣接するパネル同士を同一平面内で支持するこ
とはもちろんのこと、小さな折れ角の出隅、入隅等から
大きな折れ角の出隅、入隅等まで任意に対応し得るよう
にする。 【解決手段】構造体14に対してパネル支持装置1を取
付け、このパネル支持装置1によって各パネルP、P…
を直接的に支持するようにしたパネル支持構造におい
て、前記パネル支持装置1は、パネル用支持ボルト8を
介してパネルPに直接的に固定されるパネル支持金具2
を備えており、このパネル支持金具2がその室内側にお
いて回動支軸7をもってパネル支持装置1の中間支持金
具4に対して回動自在に連結されている構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル等の外壁部分
において、板ガラスなどのパネルを直接的に支持するパ
ネル支持装置に係り、詳しくはパネル用フレームを用い
ることなくパネルの端縁を突き合わせ状態としながら隣
接配置し、実質的にパネルのみにより壁面を形成するフ
レームレス工法において、隣接するパネル同士を同一平
面で支持することはもちろんのこと、小さな折れ角の出
隅、入隅等から大きな折れ角の出隅、入隅等まで任意に
対応し得るようにしたパネル支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カーテンウォール工法も多様化
し、美観性、採光性を考慮して外壁全面に透過板ガラス
を用いる工法も採用されている。従来は、パネル面に板
ガラスを使用する場合には、耐風性、耐震性などを考慮
してその周囲を金属枠材を用いて支持する工法が主であ
ったが、近年強度的に優れた強化ガラスの開発により、
美観性に対する高い要求に答えることができるようにな
り、フレーム枠を用いることなく強化ガラスを上下左右
方向に隣接して配置し、この強化ガラスを直接的に支持
金物により支持するフレームレス工法が開発され、多く
の施工実績を残している。
【0003】このフレームレス工法は、具体的にたとえ
ば特開平5−248018号公報に記載されているよう
に、強化ガラスの四隅に対して取付用孔を形成し、この
取付用孔に対して支持ボルトを挿入してパネル支持金具
と強化ガラスとを連結し、このパネル支持金具を躯体な
どの構造体に対して固定してある構造であり、4枚のガ
ラスを支持する支持装置として、同公報の場合には、図
24に示されるように、H型(またはX型)のパネル支
持金具50とこのパネル支持金具50に連結された支軸
部材52とからなり、前記パネル支持金具50の各支腕
部材の先端部に支持ボルト51、51…を備えたものが
示されている。
【0004】一方、前記パネル支持金具31の面内外方
向の出入り調整に当たっては、従来より種々の方法が提
案されている。たとえば、図25に示されるように、ブ
ラケット34に対してパネル支持金具35をボルト36
により固定する構造とするとともに、パネル支持金具3
5に形成された連結ボルト孔35aを長孔とし、パネル
支持金具35を面内外方向に移動調整できるようにした
構造や、図26に示されるようにパネル支持金具38の
支軸部材39にターンバックル37を介在した構造など
がある。
【0005】他方、かかるフレームレス工法において、
暴風時や地震時にパネルに過大な局部応力が発生しない
ように、パネルの変形をある程度許容する構造であるこ
とが望まれる。風圧力や地震力によって起こるパネルの
変形や層間変位を吸収するための構造として、たとえば
特開平5−239876号公報には、図27に示される
ように、パネル支持金具40の各支腕部材41、41…
先端のパネル支持部に形成されたボルト通孔42、42
…を横長円孔とするとともに、これらパネル支持部の一
つのナット座面に線状溝43を刻設し、かつこの線状溝
43形成面に当接するワッシャー面に前記線状溝43に
係合する同様の線状溝を形成することにより、当該パネ
ル保持部を位置固定構造とし、残り3つの支持部につい
ては、図28に示されるように、ガラス装着部材44の
ボルトネジ部44aが横長円孔寸法内で自由に移動でき
るようにし、風圧力や地震力によるパネルの移動および
温度、湿度変化によるパネルの膨張伸縮に対応できるよ
うにしたものが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記公報等により提案
されている各パネル支持装置は、基本的にはすべてのパ
ネル同士を同一面内に支持するものであり、隣接するパ
ネル同士が所定の折れ角をもった状態、すなわち出隅、
入隅を有する状態で支持し得るものではない。例外的
に、構造上どうしても出隅または入隅を設ける必要があ
る場合には、図29に示されるように、支腕部材の開き
角αを変えた支持パネル45を特注製作することによ
り、隣接パネル同士に折れ角をもたせていた。
【0007】前記問題に鑑み、本出願人は先の特願平7
−144964号において、図30に示されるように、
パネルPを支持金具に対して固定する支持ボルト47の
座金46を球面座金とすることによって前記支持ボルト
47を首振り自在としてパネルPの取付角度をある所定
範囲内で任意に変え得るようにしたパネル支持装置を提
案した。しかし、この構造ではパネルPの可変角度は高
々数°であり、実際の適用に当たって、使用範囲が大幅
に制限されるなどの問題がある。
【0008】他方、パネル支持金具の面内外方向の出入
り調整構造に関して、図25に示される構造の場合に
は、パネル支持金具35を移動させる際に一旦ボルト3
6を緩めて移動させなければならず、高精度の調整が困
難であるとともに、調整に多くの時間と手間を要するな
どの問題がある。また、ターンバックル方式による調整
構造の場合には、両側の2軸を同時に離反または引き寄
せるため調整量の管理がしにくいとともに、ターンバッ
クル37の回転により一旦パネル支持金具38を所定の
見付け面位置に調整した後、パネル支持金具38の向き
(姿勢)を正規の状態に合わせると、先に調整済の出入
り方向位置がずれてしまうなどの問題がある。
【0009】そこで、本発明の主たる課題は、フレーム
枠を有することなくパネルを直接的に支持するパネル支
持構造に係り、第1に隣接するパネル同士を同一平面内
で支持することはもちろんのこと、小さな折れ角の出
隅、入隅等から大きな折れ角の出隅、入隅等まで任意に
対応し得るようにしたパネル支持構造を提供することに
ある。
【0010】また、第2の課題は、パネル支持金具の面
内外方向の出入り調整構造に当り、簡単に高精度の調整
を可能とするとともに、出入り調整とは無関係に姿勢調
整(正規の回動位置状態)を可能とし、出入り調整後に
パネル支持金具の姿勢調整を行っても出入り方向位置が
ずれない構造とすることにある。
【0011】また、第3の課題はパネルの横方向への移
動・変形のみならず、縦方向への変形・移動およびパネ
ルの回転変形をも吸収し得るようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記第1の課題を解決す
るために本発明は、構造体に対してパネル支持装置を取
付け、このパネル支持装置によって各パネルを直接的に
支持するようにしたパネル支持構造において、前記パネ
ル支持装置は、パネル用支持ボルトを介してパネルに直
接的に固定されるパネル支持金具を1または複数備えて
おり、これらパネル支持金具の少なくとも1以上がその
室内側において回動支軸をもってパネル支持装置の他部
材に対して回動自在に連結されていることを特徴とする
ことを特徴とするものである。
【0013】この場合において、前記パネル支持金具
は、室内側に所定長さのアーム部材を一体的に備え、こ
のアーム部材の基端部において回動支軸をもってパネル
支持装置の他部材に対して回動自在に連結されている構
造とすることもできる。
【0014】より具体的な態様では、構造体に対してパ
ネル支持装置を取付け、このパネル支持装置によって各
パネルを直接的に支持するようにしたパネル支持構造に
おいて、前記パネル支持装置は、パネル用支持ボルトを
介してパネルに直接的に固定される1または複数のパネ
ル支持金具と、これら各パネル支持金具を支持する別体
の中間支持金具とを備えており、これらパネル支持金具
の少なくとも1以上がその室内側において回動支軸をも
って前記中間支持金具に対して回動自在に連結されてい
ることを特徴とするものである。この場合において、前
記中間支持金具はその基端部において回動支軸をもって
パネル支持装置の他部材に対して回動自在に連結されて
いる構造、すなわち回動連結部を2ヶ所有する構造とす
ることもできる。
【0015】本発明においては、パネルに対して直に固
定される前記パネル支持金具が回動支軸をもって、すな
わち回動自在にパネル支持装置の他部材に対して連結さ
れているため、支持するパネルを任意の傾斜角度で保持
し得る。したがって、適用範囲も大幅に広がり、1つの
パネル支持装置でもって、パネル同士を同一平面内で支
持することはもちろんのこと、小さな折れ角の出隅、入
隅等から大きな折れ角の出隅、入隅等まで任意に対応し
得るようになる。また、多角形状の屋根、天窓やドーム
状構造物などに対しても好適に適用できるようになる。
【0016】また第2の課題は、構造体に対してパネル
支持装置を取付け、このパネル支持装置によって各パネ
ルを直接的に支持するようにしたパネル支持構造におい
て、前記パネル支持装置は、パネル用支持ボルトを介し
てパネルに直接的に固定される1または複数のパネル支
持金具と、これら各パネル支持金具を支持する別体の中
間支持金具と、この中間支持金具の中央位置に貫通状態
で設けられ、前記構造体側に固定されたソケット金具に
対して螺合連結される金具取付用主軸とを備えており、
前記パネル支持金具は、パネル毎に単独支持または隣接
する2つのパネルを共通的に支持しており、このパネル
支持金具がその室内側において回動支軸をもって前記中
間支持金具に対して回動自在に連結され、前記中間支持
金具は前記金具取付用主軸に対して該主軸を回転軸とし
て空転自在とされ、回り止め部材によって所定の回動位
置状態に固定されていることを解決できる。これらの場
合において、前記中間支持金具は、長手方向寸法の異な
る複数種のものが用意され、あるいは長手方向に伸縮可
能とされることにより長手方向寸法が調整自在であり、
前記パネル支持ボルトによるパネル支持部間の距離を任
意に調整可能とすることもできる。
【0017】本発明においては、前記中間支持金具を回
り止め部材の係脱によって金具取付用主軸に対して空転
可能状態/固定状態にできるため、たとえば前記金具取
付用主軸のソケット金具に対する螺入量を調整して室内
外方向の出入り調整を終えたならば、前記中間支持金具
を正規の回動位置状態まで空転させて固定する。したが
って、一旦調整された出入り位置を変化させることなく
前記中間支持金具を正規の向きで配置することが可能と
なる。
【0018】さらに、前記第3の課題は、前記パネル支
持構造において、前記パネル支持金具は、少なくとも上
下方向に隣接配置される各パネルを支持するパネル支持
部を有し、これら各パネル支持部にパネルコーナーの近
傍部分に室内側に向けかつパネル面に直交して取着され
たパネル用支持ボルトを所定の間隙をもって遊挿するボ
ルト通孔が形成され、このボルト通孔内に遊挿された前
記パネル支持ボルトに締結されるナット部材により固定
する構造となし、前記パネルの上下部の一方側におい
て、パネルに取着されたパネル支持ボルトを前記ボルト
通孔部に配設されたボルト受座部材により支承している
ことで解決できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。図1はフレームレス工法によるカ
ーテンウォール据え付け状態の正面図、図2は図1のII
−II線矢視図である。図1において、ビル等の壁面を構
成する強化ガラス、合わせガラスまたは複層ガラス等か
らなるパネル群P、P…は、フレーム枠を用いることな
く、水平方向に隣接するパネル同士が出隅および入隅を
持ちながら、かつ各パネルPのコーナー部を突き合わせ
状態としながら、上下左右方向に隣接して配置され、パ
ネルPの各コーナー交点部に置かれた正面H字形状のパ
ネル支持装置1による支持されている。
【0020】この種のフレームレス工法は、吹き抜けに
よる大空間部に好適に用いられ、閉鎖されたビル内空間
にガラスの持つ透明感により開放的なアメニティ空間を
作り出すことができ、近年特に注目されているカーテン
ウォール工法である。なお、パネルPのビル躯体隣接部
位は、I字状のパネル支持装置1Aおよび点状のパネル
支持装置1Bにより夫々支持されており、各パネルPと
パネルPとの間の若干の隙間部分にはシールSが連続的
に施されている。
【0021】前記パネル支持装置1、1A、1Bは、そ
れぞれ図2および図3に示されるように、パネル背面の
室内側に床面から天井に亘り配設されたH鋼または型材
等のの構造体14に対して支持され、その先端側でパネ
ルPを支持するようになっている。もちろん、前記構造
体14に代えてコンクリート部材に対して支持させるこ
とでもよい。
【0022】以下、隣接するパネル同士を任意の角度状
態で支持し得るパネル支持装置1について詳述する。図
3はその正面図、図4はその側面図、図5は出隅部の水
平横断面図(図1のV−V線矢視図)、図6は入隅部の
水平横断面図(図1のVI−VI線矢視図)、図7は図3の
VII− VII線矢視図、図8は図7のVIII-VIII 線矢視図
である。
【0023】前記パネル支持装置1は、上下パネルの共
通的に支持し得るように略I状に成形された左右一対の
パネル支持金具2、2と、パネルPを前記パネル支持金
具2に固定するためのパネル取付具類8〜22と、一端
側が前記パネル支持金具2の中心部に対して固定される
回動連結部材3と、この回動連結部材3を中間支持金具
4に回動可能に連結するための回動支軸7と、前記中間
支持金具4の略中央部に貫通状態で取り付けられ、構造
支持体14に固定されたソケット金具5に螺合連結され
る金具取付用主軸6とから主に構成される。前記パネル
支持金具2は、図10および図11に詳細に示されるよ
うに、中心部より対向方向にそれぞれ支腕部材2A、2
Bを有し、各支腕部材2A、2B先端のパネル支持部
は、室内外方向(パネル面を貫く方向)に略方形状のボ
ルト通孔2a、2bが形成されている。
【0024】前記ボルト通孔2a,2bは、図11に示
されるように、長辺側寸法をLL 、短辺側寸法をLS
する略長方形状の通孔形状とされ、一方側のボルト通孔
2aは横長配置形状として形成され、他方側のボルト通
孔2bは縦長配置形状として形成されている。
【0025】前記略長方形状の各ボルト通孔2a、2b
においては、長辺側二辺の各中央部に室内外方向に沿っ
て、(長辺寸法LL −短辺寸法LS )/2の溝深さの条
溝2j、2kが夫々形成されている。すなわち、前記短
辺寸法LS に条溝2j、2kの深さ寸法を加えた総寸法
は前記長辺寸法LL と同じとなるように前記条溝2j、
2kが形成されており、他方、前記ボルト通孔2a、2
b部の一方、図示の例では上側ボルト通孔2aに嵌合設
置される後述のボルト受座部材17、18の下面側対応
位置には前記条溝2j、2k寸法と同寸法の突部17
e,18eが形成されることにより、後述のようにボル
ト通孔2a、2bが縦長配置形状または横長配置形状で
あるかに拘わらず、前記ボルト受座部材17、18の受
座レベルを相対的に常に一定とすることができるように
なっている。
【0026】一方、パネルPの支持構造は、図10、図
12等に示されるように、先ずパネルPの隅部に形成さ
れた皿孔31に対して、ゴムリング15および固定用ブ
ッシュ16を介在させた状態で室外側よりパネル支持ボ
ルト8を挿通し、パネルPの裏面側において前記パネル
支持ボルト8に対してポリアミド系樹脂等の高強度樹脂
を用いたスラスト板9を遊嵌させた後、中心に雌ネジ孔
10aが形成された締結用中間ナット10および緩み止
めナット12を螺合させ、パネルPを挟み付けた状態で
固定している。これらパネル支持ボルト8、スラスト板
9、締結用中間ナット10および緩み止めナット12
は、好ましくは現場搬入前にパネルPに対し取付けられ
る。
【0027】次いで、ボルト受座部材17、18を前記
ボルト通孔2a部に装着する一方、間隔保持管13をパ
ネル支持ボルト8に挿通するとともに、摩擦係数の小さ
な材料として任意に選定された、ステンレス等の摺動用
リング板11aに対しその外側(締結用中間ナット10
側)にクロロプレーンゴム11b等の絶縁弾性材による
被覆を施し、電食防止および微振動抑制による緩み止め
が図られた摺動用ディスクライナー11を嵌着した後、
パネル支持ボルト8を前記パネル支持金具2の通孔2a
に対して遊挿させ、このパネル支持部の背面側に前記パ
ネル支持ボルト8に遊嵌する摺動用ディスクライナー1
9および前記パネル支持ボルト8に螺合される締結用端
部ナット21によりパネルPを固定している。なお、パ
ネル支持ボルト8の支承側ではボルト通孔2a内に前記
ボルト受座部材17、18が装着されるが、他方のボル
ト通孔2b側ではパネル支持ボルト8が遊挿状態であれ
ばよいためボルト支承部を有しない介在プレート17
A、18Aが装着される。この点についてはさらに後で
詳述する。
【0028】また、前記摺動用ディスクライナー19と
しては、摺動用ディスクライナー11とまったく同じも
のを反対勝手で使用することができる。前記間隔保持管
13は、図12に示されるように、一端が緩み止めナッ
ト12に当接し、かつ他端が前記締結用端部ナット20
のボス部20aに対して当接することにより、両者の離
間距離が規制され適切な締結力とスライド性が確保され
るようになっている。
【0029】前記パネル支持ボルト8のネジ部直径Dと
しては、8〜20mm、好ましくは10〜15mm程度と
し、支腕部材2A、2B先端のパネル支持部に形成され
たボルト通孔2a、2bの長辺寸法LL および短辺寸法
S としては、20〜50mm、好ましくは25〜40mm
程度とするのが望ましく、前記横・縦寸法LL 、LS
らネジ部直径Dを差し引いた量が総移動可能量となる。
また、前記長辺寸法LLと短辺寸法LS との寸法差は4
〜10mm程度とするのがよい。いずれにしても、前記ボ
ルト通孔2a、2bの寸法としては、パネル寸法や温度
変化、設計風圧、設計震度等に応じてパネルの移動量を
計算し、その移動量をカバーするだけの空間が設けられ
る。
【0030】前述した要領により、パネルPとパネル支
持部材2との連結が行われるが、図示の例では、上側ボ
ルト通孔2a側においてパネル支持ボルト8を鉛直支持
しており、下側ボルト通孔2b側においてはボルト通孔
部回りの外壁面に当接する当接板17f、18fのみを
有する介在プレート17A,18が装着される。
【0031】ここで、下側のボルト通孔2bに対しても
前記介在プレート17A、18Aを装着した理由は、ボ
ルト受座部材17、18にはそれぞれ当接板17a,1
8aが形成されており、この厚み分の寸法差が生じるた
め、これを補完するためにたとえば上下のパネル支持部
間で夫々寸法の異なる締結用中間ナット10や摺動用デ
ィスクライナー11を用意しなければならないこととな
るためであり、この煩雑さを避けるためにパネル支持ボ
ルト8を支承しない側のボルト通孔2b側に対しても前
記介在プレート17A、18Aを装着することとしてい
る。また、これらボルト受座部材17、18および介在
プレート17A、18Aは摺動用ディスクライナー1
1、19と面接触し、パネル支持ボルト8等がこれら摺
動用ディスクライナー11、19とともに移動する際の
滑り面となるが、これらのボルト受座部材17、18お
よび介在プレート17A、18Aの配設によって摺動が
円滑となるなどの利点ももたらしている。
【0032】前記ボルト受座部材17は、図14(A)
に示されるように、ボルト通孔内に挿入されるととも
に、該挿入部に係止片17c、17dが形成された挿入
係合部17bと、ボルト通孔部回りの外壁面に当接する
当接板17aとから構成され、一方ボルト受座部材18
はボルト通孔内に挿入されるとともに、該挿入部に受け
係止片18c、18dが形成された挿入係合部18b
と、ボルト通孔部回りの外壁面に当接する当接板18a
とから構成され、図14(b)に示されるように、これ
ら両受座部材17、18を夫々パネル支持部材2のボル
ト通孔2a、2b形成部の両開口側から嵌め込み、それ
ぞれの挿入係合部17b、18b同士を相互に係合させ
て組立によって一体化を図るようにしてある。
【0033】この場合、前記一対のボルト受座部材1
7、18において、それぞれの挿入係合部17b、18
b同士を相互に係合させて組立による一体化を図った
際、該係合部に間隙孔RP が形成されるように前記係合
片17c、17dおよび受け係合片18c、18dを形
成し、この間隙孔RP に円管状のキー部材30を嵌合さ
せることにより前記一対のボルト受座部材17、18の
係合解除防止を図っている。また、前記ボルト受座部材
17、18の下面側には、前記ボルト通孔2a、2bの
長辺側二辺の各中央部に形成した条溝2j、2kに対応
する寸法の突部17e、18eが夫々形成されている。
したがって、横長形状のボルト通孔2aに対して嵌合さ
れる場合には、前記条溝2j、2kに対してボルト受座
部材の突部17e、18eが嵌まり込んで設置され、縦
長形状のボルト通孔2bに対して嵌合される場合には、
下側短辺部上に前記ボルト受座部材の突部17e、18
eが載置して設置される。ここで、前記条溝2j、2k
間の距離は長辺寸法と同一とされているため、図19に
示されるように、ボルト通孔2a、2b形状が縦長また
は横長であるかに拘わらず、前記ボルト受座部材17、
18の受座レベルを相対的に常に一定とすることができ
るようになっている。一方、パネル支持ボルト8の鉛直
支持調整は、前記間隔保持管13の肉厚調整あるいは前
記ボルト受座部材17、18とパネル支持ボルト8との
間に調整ライナーを介在させることにより行うことがで
きる。
【0034】なお、本例においては、パネル支持部材2
の上側のボルト通孔2a部においてパネルPの鉛直支持
を行ったが、もちろん下側のボルト通孔2vb側におい
て鉛直支持を行い、パネルPを吊り状態で支持すること
もできる。
【0035】次いで、前記パネル支持金具2の中央部に
連結される回動連結部材3は、パネル支持金具2側の先
端に前記締結ナット23を螺合するためのネジ部3aが
形成されているとともに、その内側寄りに隣接してパネ
ル支持金具2の中央部に形成された方形状の通孔2iに
整合する断面方形状部3bが形成され、さらにこの断面
方形状部3bに連続して回動支持部3cが形成され、こ
の回動支持部3cには軸挿通方向に離間を空けて上下一
対の軸保持部3d,3dが形成されている。両者の連結
は、前記パネル支持金具2の方形状通孔2iに回動連結
部材3をネジ部3a側から差し込み、先端のネジ部3a
に締結ナット23を螺合させてしっかりと緊結する。前
記締結ナット23の回り止めは、締結ナット23の周部
に形成されたネジ孔に対して固定ビス24を螺入させ締
結ネット当接面に刻入させることにより行う。
【0036】一方、中間支持金具4の両端部には、それ
ぞれ1つの軸保持部4a、4aが形成されており、この
軸保持部4aを前記回動連結部材3の軸保持部3d,3
dの間に差し込み、挿通孔を連通させた状態で回動支軸
7を上側から挿入し両者を回動可能に連結する。前記回
動支軸7の下面側には雌ねじ孔7aが形成されており、
回動支軸7を挿通した後、外れ止め部材7Aを前記雌ね
じ孔7aを螺入することにより、前記回動支軸7の脱落
等を防止している。
【0037】次に、前記中間支持金具4と構造体14と
を連結する連結金具類は、図7および図9に示されるよ
うに、主にベース板29を介して構造体14側に固定さ
れるソケット金具5と、前記中間支持金具4の略中央部
に取り付けられる金具取付用主軸6と、回り止め部材と
なる固定ビス25、26…とから構成される。なお、前
記ベース板29はボルト27、ナット28により構造支
持体14に固定されている。
【0038】前記金具取付用主軸6は、図17および図
18に示されるように、頭部フランジ6aと軸部6bと
から構成され、前記軸部6bは前記頭部フランジ6a側
の無ネジ部6Aと、ネジが切られたネジ形成部6Bとに
区分され、前記無ネジ部6Aに対しては中心角度で各9
0°方向、すなわち上下面および左右面のそれぞれに前
記固定ビス25の先端が係合する回り止め用凹孔6c、
6c…が形成され、前記ネジ形成部6Bに対しては同じ
く中心角度で各90°方向、すなわち上下面および左右
面のそれぞれに軸方向に沿って前記固定ビス26の先端
が係合する回り止め用凹溝6d、6d…が形成されてい
る。
【0039】一方、前記中間支持金具4は、図15およ
び図16に示されるように、前記金具取付用主軸6が挿
通される孔4b部において、上下方向の2か所に周壁を
貫通するネジ通孔4c、4cが形成され、他方ソケット
金具5の周壁には上下面および左右面の各4か所に周壁
を貫通するネジ通孔5a、5a…が形成されており、パ
ネル支持状態では、前記中間支持金具4のネジ通孔4
c、4cに固定ビス25が螺入されて、中間支持金具4
と金具取付用主軸6とが相互に回転しないように固定さ
れ、かつ前記ソケット金具5のネジ通孔5a、5aに固
定ビス26が螺入されて、金具取付用主軸6が緩まない
ように固定されている。
【0040】組立は、前記中間支持金具4の両端部にそ
れぞれ回動連結部材3を介してパネル支持金具2、2を
連結し、かつ前記金具取付用主軸6をネジ側から前記中
間支持金具4の孔4bに差し込むとともに、ネジ通孔4
c、4cに固定ビス25、25を夫々螺入させ、かつそ
の先端を回り止め用凹孔6c、6cに係合させることに
より、両者を相互に回転不能に連結し、これを支持金具
ユニットとしておく。
【0041】なお、固定ビス25を回り止め用凹孔6
c、6cに係合させない状態では、前記中間支持金具4
は前記金具取付用主軸6回りに摺動回転、すなわち空転
できるようになっている。
【0042】施工に際しては、前述のようにパネルPに
対しては予めパネル支持ボルト8、スラスト板9、締結
用中間ナット10および緩み止めナット12を取り付け
パネルユニットとしておく。そして、据え付け現場にお
いては、先ず構造体14若しくは躯体側にベース板29
を固定する。
【0043】次いで、支持金具ユニットを持ち込み、前
記金具取付用主軸6のネジ部を前記ソケット金具5に対
して螺合させる。パネル支持金具2の面内外方向の出入
り調整はこの際に行う。すなわち、前記中間支持金具4
を回すことにより前記金具取付用主軸6を回転させ、そ
のねじ込み量の調整により出入り量を調整して、所定の
パネル取付け面位置になるように調整する。出入り調整
が完了したならば、前記ソケット金具5のネジ通孔5
a、5aに固定ビス26を螺入して先端を回り止め用凹
溝6d、6dに刻入し緩み止めを図る。出入り調整は、
前記金具取付用主軸6の回り止め用凹溝6dがソケット
金具5に形成されたネジ通孔5aと整合する位置、すな
わち90度回転毎の任意の位置で位置決めすることがで
きるようになっている。
【0044】次いで、出入り調整が完了したならば、前
記中間支持金具4が空転可能となるように、固定ビス2
5、25を緩める。そして、前記中間支持金具4を空転
させ中間支持金具4が水平配向状態でかつ回動支軸7が
上側から挿入されている状態となるように位置決めした
後、固定ビス25を螺進させて金具取付用主軸6の回り
止め用凹孔6c、6cに係合させしっかりと固定する。
【0045】前記支持金具ユニットの固定が完了したな
らば、パネルPに固定されたパネル支持ボルト8に摺動
用ディスクライナー11を遊挿した状態で、パネル支持
金具2の各通孔2a、2bに対して挿入し、パネル支持
部の背面側において摺動用ディスクライナー19および
ナット部材20をパネル支持ボルト8に螺合させ締結し
た後、さらに緩み止めナット21を螺合して回り止めを
図り、パネルPをしっかりと固定する。
【0046】以上の要領にて、パネル支持作業が完了し
たならば、前記パネル支持ボルト8の突出余長に対して
略半球状のキャップ32を装着し、ボルト締結部が見え
ないように覆い隠す。
【0047】以上、4つのパネルの突き合わせコーナー
部に配置されるパネル支持装置1について詳述したが、
2点支持のためのパネル支持装置1Aについては、前記
パネル支持装置1の片側のみとすればよく、また1点支
持のためのパネル支持装置1Bについては、図20に示
されるように、一点支持用に製作された中間支持金具4
B、回動連結部材3Bを使用する構造とすればよい。
【0048】以上、本発明の実施形態例について詳述し
たが、本パネル支持装置においては種々の設計変更が可
能である。上記例では、パネル支持金具2と中間支持金
具4との接合部において回動軸7をもって回動自在に相
互を連結したが、たとえば図21に示されるように、パ
ネル支持金具2が室内側に所定長さのアーム部材3A、
3Aを一体的に備え、このアーム部材3A、3Aの基端
部において回動支軸7'をもってパネル支持装置の他部材
に対して回動自在に連結されている構造とすることもで
きる。この形態例においても、前記アーム部材3Aはパ
ネル支持金具2の一部を構成し、「パネル支持金具がそ
の室内側において回動支軸をもってパネル支持装置の他
部材に対して回動自在に連結されている」構造に変わり
はない。
【0049】また、本例では各パネル支持金具2のすべ
てを回動自在に支持するようにしたが、複数あるパネル
支持金具の一方または一部のみを回動自在に支持する構
造とすることもできる。
【0050】さらに、前述の回動連結部は1ヶ所には限
定されない。1つのパネル支持金具当りに複数箇所設け
ることもできる。たとえば、図22に示されるように、
中間支持金具4Aとパネル支持金具2とを回動支軸7を
もって回動自在に連結するとともに、中間支持金具4A
がその基端部において回動支軸7’をもって回動自在に
連結されている構造とすることもできる。
【0051】以上のように、本発明に係るパネル支持装
置によれば、パネル取付角度が任意となるため、自由に
壁面を構成することができるようになる。たとえば、図
23(A)に示されるように、水平方向に任意の折れ角
を持たせることにより流れるような壁面形状とすること
もできるし、また図23(B)に示されるように、パネ
ル境界部に折れ角をもたせながら壁から屋根面まで多角
形状に連続して形成することもできる。さらには、特定
のパネル開閉可能に支持するための構造に対しても適用
可能である。すなわち、本発明ではパネル支持金具2が
パネルPとともに回動自在な構造であり、この回動構造
部を開閉パネルのヒンジ部として応用することも可能で
ある。
【0052】
【発明の効果】以上詳説のとおり、本発明によれば、フ
レーム枠を有することなくパネルを直接的に支持するパ
ネル支持構造に係り、隣接するパネル同士を同一平面内
で支持することはもちろんのこと、小さな折れ角の出
隅、入隅等から大きな折れ角の出隅、入隅等まで任意に
対応し得るようになる。また、パネル支持金具の面内外
方向の出入り調整構造に当り、簡単に高精度の調整を可
能とするとともに、出入り調整とは無関係に姿勢調整を
可能とし、かつ姿勢調整後にパネル支持金具の出入り方
向位置がずれない構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カーテンウォール据え付け後の正面図である。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】パネル支持装置1の正面図である。
【図4】その側面図である。
【図5】出隅部の水平横断面図(図1のV−V線矢視
図)である。
【図6】入隅部の水平横断面図(図1のVI−VI線矢視
図)である。
【図7】図3の VII− VII線矢視図である。
【図8】図7のVIII-VIII 線矢視図である。
【図9】図7のIX−IX線矢視図である。
【図10】パネル支持金具2部分の分塊斜視図である。
【図11】パネル支持金具2の正面図である。
【図12】パネル支持装置の縦断面図である。
【図13】図12のXIII--XIII線矢視図である。
【図14】ボルト受座部材17、18の組立図である。
【図15】中間支持金具4の正面図である。
【図16】中間支持金具4の水平断面図(図15のXVI-
XVI 線矢視図) である。
【図17】金具取付用主軸6の縦断面図である。
【図18】図17のXVIII-XVIII 線矢視図である。
【図19】縦長/横長ボルト通孔に対するボルト受座部
材の設置状態説明図である。
【図20】1点支持の場合のパネル支持装置例の平面図
である。
【図21】他のパネル支持装置例の平面図である。
【図22】他のパネル支持装置例の平面図である。
【図23】(A)および(B)は共に本発明による他の
壁面構成例図である。
【図24】従来のパネル支持装置のパネル支持状態を示
す要部縦断面図である。
【図25】従来のパネル支持装置における出入り調整構
造例の平面図である。
【図26】従来のパネル支持装置における出入り調整構
造例の平面図である。
【図27】従来のパネル支持装置の正面図である。
【図28】従来のパネル支持装置の部分拡大縦断面図で
ある。
【図29】出隅状態でパネルを支持し得る構造のパネル
支持装置例図である。
【図30】出隅状態でパネルを支持し得る構造のパネル
支持装置例図である。
【符号の説明】
1・1A・1B…パネル支持装置、2…パネル支持金
具、2A・2B…支腕部材、2a・2b…ボルト通孔、
3…回動連結部材、3A…アーム部材、4・4A…中間
支持金具、5…ソケット金具、6…金具取付用主軸、7
・7’…回動支軸、8…パネル支持ボルト、9…スラス
ト板、10…締結用中間ナット、11・19…摺動用デ
ィスクライナー、20…締結用端部ナット、12・21
…緩み止めナット、13…間隔保持管、14…構造体、
25・26…固定ビス(回り止め部材)、29…ベース
金物、P…パネル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造体に対してパネル支持装置を取付け、
    このパネル支持装置によって各パネルを直接的に支持す
    るようにしたパネル支持構造において、 前記パネル支持装置は、パネル用支持ボルトを介してパ
    ネルに直接的に固定されるパネル支持金具を1または複
    数備えており、これらパネル支持金具の少なくとも1以
    上がその室内側において回動支軸をもってパネル支持装
    置の他部材に対して回動自在に連結されていることを特
    徴とするフレキシブルパネル支持構造。
  2. 【請求項2】前記パネル支持金具は、室内側に所定長さ
    のアーム部材を一体的に備え、このアーム部材の基端部
    において回動支軸をもってパネル支持装置の他部材に対
    して回動自在に連結されている請求項1記載のフレキシ
    ブルパネル支持構造。
  3. 【請求項3】構造体に対してパネル支持装置を取付け、
    このパネル支持装置によって各パネルを直接的に支持す
    るようにしたパネル支持構造において、 前記パネル支持装置は、パネル用支持ボルトを介してパ
    ネルに直接的に固定される1または複数のパネル支持金
    具と、これら各パネル支持金具を支持する別体の中間支
    持金具とを備えており、 これらパネル支持金具の少なくとも1以上がその室内側
    において回動支軸をもって前記中間支持金具に対して回
    動自在に連結されていることを特徴とするフレキブルパ
    ネル支持構造。
  4. 【請求項4】前記中間支持金具はその基端部において回
    動支軸をもってパネル支持装置の他部材に対して回動自
    在に連結されている請求項3記載のフレキシブルパネル
    支持構造。
  5. 【請求項5】構造体に対してパネル支持装置を取付け、
    このパネル支持装置によって各パネルを直接的に支持す
    るようにしたパネル支持構造において、 前記パネル支持装置は、パネル用支持ボルトを介してパ
    ネルに直接的に固定される1または複数のパネル支持金
    具と、これら各パネル支持金具を支持する別体の中間支
    持金具と、この中間支持金具の中央位置に貫通状態で設
    けられ、前記構造体側に固定されたソケット金具に対し
    て螺合連結される金具取付用主軸とを備えており、 前記パネル支持金具は、パネル毎に単独支持または隣接
    する2つのパネルを共通的に支持しており、このパネル
    支持金具がその室内側において回動支軸をもって前記中
    間支持金具に対して回動自在に連結され、 前記中間支持金具は前記金具取付用主軸に対して該主軸
    を回転軸として空転自在とされ、回り止め部材によって
    所定の回動位置状態に固定されていることを特徴とする
    フレキシブルパネル支持構造。
  6. 【請求項6】前記中間支持金具は、長手方向寸法の異な
    る複数種のものが用意され、あるいは長手方向に伸縮可
    能とされることにより長手方向寸法が調整自在であり、
    前記パネル支持ボルトによるパネル支持部間の距離を任
    意に調整可能としてある請求項3〜5記載のパネル支持
    構造。
  7. 【請求項7】前記パネル支持金具は、少なくとも上下方
    向に隣接配置される各パネルを支持するパネル支持部を
    有し、これら各パネル支持部にパネルコーナーの近傍部
    分に室内側に向けかつパネル面に直交して取着されたパ
    ネル用支持ボルトを所定の間隙をもって遊挿するボルト
    通孔が形成され、このボルト通孔内に遊挿された前記パ
    ネル支持ボルトに締結されるナット部材により固定する
    構造となし、前記パネルの上下部の一方側において、パ
    ネルに取着されたパネル支持ボルトを前記ボルト通孔部
    に配設されたボルト受座部材により支承している請求項
    1〜6記載のフレキシブルパネル支持構造。
JP5723997A 1997-03-12 1997-03-12 フレキシブルパネル支持構造 Pending JPH10252195A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102296730A (zh) * 2011-05-19 2011-12-28 中国建筑西南设计研究院有限公司 一种新型隐框玻璃幕墙转角系统
CN107268911A (zh) * 2017-07-18 2017-10-20 苏州美瑞德建筑装饰有限公司 无缝铝板墙柱面高空装配结构
CN110565855A (zh) * 2019-08-20 2019-12-13 金刚幕墙集团有限公司 一种点支撑扭转双曲面彩绘金属板幕墙
CN115142595A (zh) * 2022-06-27 2022-10-04 中建四局第五建筑工程有限公司 一种空间双曲异型建筑幕墙幕墙单元及装配方法
KR102573276B1 (ko) * 2023-06-07 2023-08-31 (주)위드웍스에이앤이건축사사무소 비정형 파사드 구조물

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