JPH10252177A - 吸音材 - Google Patents

吸音材

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JPH10252177A
JPH10252177A JP5903397A JP5903397A JPH10252177A JP H10252177 A JPH10252177 A JP H10252177A JP 5903397 A JP5903397 A JP 5903397A JP 5903397 A JP5903397 A JP 5903397A JP H10252177 A JPH10252177 A JP H10252177A
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JP
Japan
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inorganic
foam
hole
weight
small circular
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JP5903397A
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English (en)
Inventor
Yoichi Ikemoto
陽一 池本
Yuzo Yokoyama
祐三 横山
Kunio Kusano
邦雄 草野
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い吸音性と強度を併せ有する吸音材を提供
する。 【解決手段】 硬化性無機質組成物から成形された連続
通気孔発泡体の一面に、多数の小円形貫通孔が全面に略
均等に穿設されている無機質板状体が積層されてなり、
上記無機質板状体の小円形貫通孔直下の上記連続通気孔
発泡体表面が陥没し、上記小円形貫通孔に連なる盲孔が
形成されてなる吸音材であって、上記無機質板状体に穿
設されている小円形貫通孔の開孔率が30〜80%、開
孔径が1〜15mm、無機質板状体の厚さが1〜30m
mであり、且つ、上記連続通気孔発泡体表面が陥没して
形成された盲孔の深さが0.8〜22.5mmであり、
上記開孔径の0.8〜1.5倍であることを特徴とする
吸音材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸音材に関し、更
に詳しくは吸音性に優れ、高い強度を有する不燃性土木
・建築材料等に有用な吸音材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、無機質発泡体は、その軽量
性、断熱性等に優れることから不燃性土木・建築材料と
して汎用されてきた。しかし、これらの無機質発泡体は
概ね独立気泡からなるものであって、吸音材としての性
能は低小なものであった。無機質吸音材としては、例え
ば、特開平5−85858号公報に、水可溶性アルカリ
金属珪酸塩、無機固体成分、充填材からなる主材と、ア
ニオン界面活性剤及び過酸化水素等の発泡剤とからなる
無機発泡体用組成物を用いて発泡硬化し、吸音材、フィ
ルター等の用途に供し得る連続気泡を有する無機質発泡
体が開示されている。
【0003】しかし、特開平5−85858号公報に開
示されている吸音材は、高い吸音性を得るために密度を
低くし、発泡体の通気率を高くしているので、強度が低
下してしてしまうといった問題があった。例えば、高速
道路等の防音壁等の大面積の壁面に用いられ、吸音材の
汚れを除去する際に、一般的に高圧洗浄水による洗浄が
なされるが、このような高圧洗浄水が直接上記吸音材に
当たると、該吸音材表面がぼろぼろに削れてしまうとい
う吸音性と強度の二律背反の問題点を有するものであっ
た。
【0004】又、軽量気泡コンクリート板表面の機械的
強度と断熱性や軽量性等の諸特性を両立させるための試
みとして、上記板の厚さ方向に比重勾配を持たせた軽量
気泡コンクリート板の製造方法が提案されている。例え
ば、特開平8−208345号公報には、低比重モルタ
ルスラリーと高比重モルタルスラリーを注入し、型枠振
動を行う、比重勾配を持たせた軽量気泡コンクリート板
の製造方法が開示されている。
【0005】しかし、特開平8−208345号公報に
開示されている方法では、型枠振動によって発泡時の気
泡を一部潰してしまうので、高比重層の比重が0.7〜
1.3程度に調整され、吸音特性の低小なものとなるた
め、吸音材としては用いることができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の事実に
鑑みなされたものであって、その目的とするところは、
高い吸音性と強度を併せ有する吸音材を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
硬化性無機質組成物から成形された連続通気孔発泡体の
一面に、多数の小円形貫通孔が全面に略均等に穿設され
ている無機質板状体が積層されてなり、上記無機質板状
体の小円形貫通孔直下の上記連続通気孔発泡体表面が陥
没し、上記小円形貫通孔に連なる盲孔が形成されてなる
吸音材であって、上記無機質板状体に穿設されている小
円形貫通孔の開孔率が30〜80%、開孔径が1〜15
mm、無機質板状体の厚さが1〜30mmであり、且
つ、上記連続通気孔発泡体表面が陥没して形成された盲
孔の深さが0.8〜22.5mmであり、上記開孔径の
0.8〜1.5倍であることを特徴とする吸音材をその
要旨とする。
【0008】本発明において連続通気孔発泡体の成形に
用いられる硬化性無機質組成物は、水硬性無機物質から
なるものであれば特に限定されるものではないが、例え
ば、普通ポルトランドセメント、特殊ポルトランドセメ
ント、アルミナセメント、耐酸セメント、耐火セメン
ト、スラグセメント、ローマンセメント、マグネシアセ
メント、石膏、石灰及びこれらの混合物等の水硬性無機
物質及び水からなる硬化性無機質組成物が挙げられる。
【0009】上記硬化性無機質組成物のうち、(ア)A
2 3 −SiO2 系無機質粉体、(イ)アルカリ金属
珪酸塩、(ウ)発泡剤及び(エ)水からなる硬化性無機
質組成物が、特に強度並びに吸音性が良好であることか
ら好適に用いられる。上記(ア)Al2 3 −SiO2
系無機質粉体としては、Al2 3 90〜10重量%、
SiO2 10〜90重量%からなる組成の粉体が使用さ
れる。上記組成のAl2 3 −SiO2 系無機質粉体と
しては、例えば、アルミナ系研磨剤を製造する際のダス
ト、フライアッシュ、フライアッシュの分級品や粉砕
品、メタカオリン、フライアッシュを溶融し気中に噴霧
して得られる粉体、Al 2 3 −SiO2 系粉体からな
る粘土を溶融し気中に噴霧して得られる粉体、Al2
3 −SiO2 系粉体に機械的エネルギーを作用させて得
られる粉体、粘土鉱物に500〜900℃で加熱して得
られる粉体に機械的エネルギーを作用させて得られる粉
体等が使用できるが、組成と粒度を選べばこれらに限定
されるものではない。
【0010】上記(イ)アルカリ金属珪酸塩としては、
一般式M2 O・nSiO2 (M=Li、K、Na又はこ
れらの混合物、nの値は、好ましくはn=0.05〜
8、更に好ましくはn=0.1〜3)で表されるもので
ある。上記アルカリ金属珪酸塩のnの値が8を超える場
合、アルカリ金属珪酸塩水溶液がゲル化を起こし易く、
すぐ粘度が急激に上昇するため、他の粉体との混合が困
難となり、0.05未満では、得られる連続通気孔発泡
体の強度が低下するので上記範囲のアルカリ金属珪酸塩
が使用される。
【0011】上記アルカリ金属珪酸塩を、他の粉体成分
に混合して硬化性無機質組成物を調製する際に、水溶液
として添加、混合されることが好ましい。上記アルカリ
金属珪酸塩の水溶液濃度は、特に限定されるものではな
いが、高濃度であると、発泡に適した粘度が得られず、
低濃度であると、得られる連続通気孔発泡体の硬化収縮
が大きくなったり、強度低下のおそれがあるので、10
〜60重量%が好ましい。
【0012】上記アルカリ金属珪酸塩の添加量は、上記
Al2 3 −SiO2 系無機質粉体100重量部に対し
て、好ましくは0.2〜450重量部、更に好ましくは
10〜350重量部である。上記アルカリ金属珪酸塩の
添加量が0.2重量部未満の場合、得られる連続通気孔
発泡体が硬化不良となり、逆に、450重量部を超える
と得られる連続通気孔発泡体の耐水性が低下するおそれ
がある。
【0013】上記硬化性無機質組成物に含まれる(エ)
水は、上記アルカリ金属珪酸塩水溶液中の水成分を含め
て、上記Al2 3 −SiO2 系無機質粉体100重量
部に対して、好ましくは35〜1500重量部、更に好
ましくは45〜1000重量部である。上記水の含有量
が多くなると、硬化性無機質組成物の粘度が低下し、発
泡工程が不安定となり、又、得られる連続通気孔発泡体
の強度も低下する。逆に、水の含有量が少なくなると、
硬化性無機質組成物の粘度が高くなり過ぎ、発泡工程が
不安定となり、且つ、高倍率発泡、低密度連続通気孔発
泡体が得られない。
【0014】上記(オ)発泡剤は、特に限定されるもの
ではないが、例えば、過酸化物や金属粉末等の発泡剤が
挙げられる。
【0015】上記過酸化物系発泡剤としては、例えば、
過酸化水素、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過ほ
う酸ナトリウム等が挙げられる。これらの過酸化物系発
泡剤の添加量は、上記Al2 3 −SiO2 系無機質粉
体100重量部に対して、好ましくは0.01〜10重
量部である。上記添加量が0.01重量部未満では、気
泡が十分に形成されず、所望の発泡体を得ることが難し
く、10重量部を超えると、発泡ガスが過剰となり、破
泡が多く発生するおそれがある。
【0016】又、発泡剤として過酸化水素を用いる場
合、水溶液で用いるのが好ましいが、その水溶液濃度
は、濃過ぎると発泡が激しく危険であるばかりか、安定
した発泡が難しくなり、薄過ぎると硬化性無機質組成物
の粘度が低下し、安定した発泡が難しくなるので、好ま
しくは0.5〜35重量%、更に好ましくは1〜25重
量%である。
【0017】又、金属粉末系発泡剤としては、例えば、
Mg、Ca、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Z
n、Al、Ga、Sn、Si、フェロシリコン等が挙げ
られる。これらの金属粉末系発泡剤の平均粒径は、小さ
過ぎると硬化性無機質組成物への分散性が低下するおそ
れがあり、又、分散性が良好な場合には反応性が高くな
り、発泡が激しく安定した発泡が難しくなり、又、大き
過ぎると反応性が低下し、所望の発泡体を得ることが難
しくなるおそれがあるので、好ましくは1〜200μm
である。これらの金属粉末系発泡剤の添加量は、上記A
2 3 −SiO2 系無機質粉体100重量部に対し
て、好ましくは0.01〜5重量部である。上記添加量
が0.01重量部未満では、気泡が十分に形成されず、
所望の発泡体を得ることが難しく、5重量部を超える
と、発泡ガスが過剰となり、破泡が多く発生するおそれ
がある。
【0018】これらの発泡剤の種類や添加量は、目的と
する製品の仕様に基づき適宜選択、設定されるが、コス
ト、使用時の安全性、入手の容易さ、取扱の容易さ等を
総合して、特に、過酸化水素、アルミニウム粉末が好適
に用いられる。
【0019】上記硬化性無機質組成物は、必要に応じ
て、無機質充填材、補強繊維、発泡助剤、無機質発泡体
等が添加されてもよい。上記無機質充填材は、硬化性無
機質組成物スラリーの流動性向上、発泡時及びその後の
気泡の安定化、得られる連続通気孔発泡体の硬化時の収
縮低減、セルの緻密化等を図る目的で添加される。
【0020】無機質充填材としては、例えば、珪砂、珪
石粉、フライアッシュ、スラグ、シリカヒューム、マイ
カ、タルク、ワラストナイト、炭酸カルシウム、アエロ
ジル、シリカゲル、アルミナゲル、ゼオライト、活性炭
等の多孔質無機質粉体が挙げられる。
【0021】上記無機質充填材の平均粒径は、好ましく
は0.01μm〜1mmである。上記平均粒径が0.0
1μm未満では、吸着水量の増加によって硬化性無機質
組成物の粘度が上がり、混合作業性が低下したり、発泡
が十分行われなくなるおそれがある。又、1mmを超え
ると、発泡の安定性が阻害される。
【0022】上記無機質充填材の添加量は、上記Al2
3 −SiO2 系無機質粉体100重量部に対して、好
ましくは20〜600重量部、更に好ましくは40〜4
00重量部である。上記添加量が20重量部未満では、
十分な添加効果が発現せず、又、600重量部を超える
と、得られる連続通気孔発泡体の強度低下をきたすおそ
れがある。
【0023】補強繊維は、得られる連続通気孔発泡体の
強度向上、クラック防止を図る目的で添加される。上記
補強繊維としては、例えば、ビニロン繊維、ポリプロピ
レン繊維、アラミド繊維、アクリル繊維、レーヨン繊
維、カーボン繊維、ガラス繊維、チタン酸カリウムウイ
スカー、アルミナ繊維、スチールウール、スラグウール
等が挙げられる。
【0024】上記補強繊維の繊維長は、好ましくは、1
〜15mmである。上記繊維長が1mm未満では、混合
時に再凝集してファイバーボールを形成し、又、15m
mを超えると、分散性が低下し、いずれも十分な補強効
果を発現しないおそれがある。又、上記補強繊維の繊維
径は、好ましくは、1〜500μmである。上記繊維径
が上記範囲を外れると、いずれも十分な補強効果を発現
しないおそれがある。
【0025】上記補強繊維の添加量は、上記Al2 3
−SiO2 系無機質粉体100重量部に対して、好まし
くは10重量部以下である。上記添加量が10重量部を
超えると繊維の分散性が低下し、却って補強効果を阻害
するおそれがある。
【0026】発泡助剤は、発泡時の気泡の安定化を図る
目的で添加される。上記発泡助剤としては、例えば、シ
リカゲル、アルミナゲル、ゼオライト、活性炭等の多孔
質無機質粉体やステアリン酸、オレイン酸、パルミチン
酸等の脂肪酸のアルカリ金属塩類、アルキルサルフェー
ト塩類、アルキルアリールスルホネート塩類からなる界
面活性剤等が挙げられる。上記界面活性剤からなる発泡
助剤として、就中、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カ
ルシウム、ステアリン酸アルミニウム、オレイン酸ナト
リウム、オレイン酸カリウム、パルミチン酸ナトリウ
ム、パルミチン酸カリウム、ラウリルベンゼンスルホン
酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムが好適に用いる
ことができる。
【0027】上記多孔質無機質粉体からなる発泡助剤の
添加量は、上記Al2 3 −SiO 2 系無機質粉体10
0重量部に対して、好ましくは5重量部以下である。上
記添加量が5重量部を超えると、破泡の発生が多くな
り、発泡の安定性が阻害される。上記界面活性剤からな
る発泡助剤の添加量は、上記Al2 3 −SiO2 系無
機質粉体100重量部に対して、好ましくは0.05〜
5重量部、更に好ましくは0.3〜3重量部である。上
記添加量が0.05重量部未満では、発泡助剤の添加効
果が現出せず、破泡の発生が多くなり、発泡の安定性が
阻害されるおそれがあり、逆に、5重量部を超えると、
硬化性無機質組成物の粘度が上昇し、該硬化性無機質組
成物の発泡に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0028】無機質発泡体は、得られる連続通気孔発泡
体の軽量化を図る目的で添加される。 上記無機質発泡
体としては、例えば、ガラスバルーン、シラスバルー
ン、フライアッシュバルーン、シリカバルーン、パーラ
イト、ヒル石、粒状発泡シリカ等が挙げられる。これら
は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよ
い。上記無機質発泡体の見かけの密度は、0.01g/
cc未満では、得られる連続通気孔発泡体の機械的強度
が低下し、又、1g/ccを超えると、軽量化を図る目
的を十分に達成し得ないので、好ましくは0.01〜1
g/cc、更に好ましくは0.03〜0.7g/ccで
ある。上記無機質発泡体の添加量は、上記Al2 3
SiO2 系無機質粉体100重量部に対して、好ましく
は10〜100重量部、更に好ましくは30〜80重量
部である。上記添加量が10重量部未満では、軽量化を
図る目的を十分に達成し得ず、100重量部を超える
と、得られる連続通気孔発泡体の機械的強度が低下する
おそれがある。
【0029】本発明において硬化性無機質組成物を発泡
・硬化して連続通気孔発泡体を成形させる手段は、特に
限定されるものではなく、例えば、発泡剤を除く硬化性
無機質組成物を十分に攪拌混合し、次いで、該硬化性無
機質組成物に発泡剤を添加して更に攪拌混合して発泡性
無機質組成物スラリーを調製し、該発泡性無機質組成物
スラリーを直ちに成形用型枠に注型して発泡させる。上
記発泡工程は、常温で行われてもよいが、50〜100
℃程度に加熱して行われてもよい。
【0030】上記発泡した硬化性無機質組成物は、次い
で硬化される。上記発泡した硬化性無機質組成物の硬化
手段は、特に限定されるものではなく、例えば、上記硬
化工程は、常温硬化ないしは加熱硬化で行われるが、特
に、50〜100℃の温度で加熱硬化させることにより
好ましい速度で硬化でき、且つ、得られる連続通気孔発
泡体の機械的強度を含む好ましい物性を付与し得るもの
である。
【0031】本発明における連続通気孔発泡体の連続通
気孔とは、小さな気泡体(セル)が集まった独立気泡発
泡体における個々にセルに対して、上記独立気泡発泡体
が任意の3次元方向に、その長さ方向に隣合わせで接し
ているセルが次々と破れたような細くて長大な気泡を指
し、連続通気孔径は、その連続通気孔の直径を示す。上
記連続通気孔径の平均は、好ましくは10〜5000μ
m、更に好ましくは50〜1000μmである。連続通
気孔径の平均値が10〜5000μmの範囲外である
と、吸音性が低下する。
【0032】又、上記連続気泡発泡体の通気率が1cm
3 ・cm/cm2 ・sec・cmH 2 O未満であると、
吸音性が低下し、40cm3 ・cm/cm2 ・sec・
cmH2 Oを超えると、吸音性の低下に加え、連続気泡
発泡体自体の機械的強度が低下するので、上記連続気泡
発泡体の通気率は、好ましくは1〜40cm3 ・cm/
cm2 ・sec・cmH2 O、より好ましくは3〜20
cm3 ・cm/cm2・sec・cmH2 O、最も好ま
しくは5〜10cm3 ・cm/cm2 ・sec・cmH
2 Oである。
【0033】本発明において用いられる多数の小円形貫
通孔が全面に略均等に分散して穿設されている無機質板
状体の材質は、特に限定されるものではないが、例え
ば、前記する連続通気孔発泡体に用いた硬化性無機質組
成物もしくはこれらの硬化性無機質組成物から発泡剤成
分を除いた硬化性無機質組成物等が挙げられる。
【0034】上記無機質板状体の全面に略均等に分散し
て穿設されている小円形貫通孔開孔部の面積の総和を、
上記無機質板状体の表面積で除した値の百分率、即ち、
開孔率は、30〜80%、小円形貫通孔の孔径、即ち、
開孔径は、直径1〜15mmである。又、上記小円形貫
通孔の配置は、特に限定されるものではなく、規則的な
配置がなされてもよく、又、ランダムな配置がなされて
もよいが、開孔率を高め、強度や外観的な美しさ等を考
慮すれば、60度交差列からなる所謂60度千鳥の配列
が好ましい。
【0035】又、上記無機質板状体の厚さは1〜30m
mであり、且つ、上記連続通気孔発泡体表面が陥没して
形成された盲孔の深さが0.8〜22.5mmであり、
上記盲孔の深さは、上記開孔径の0.8〜1.5倍であ
る。
【0036】本発明の吸音材において、上記開孔率が3
0%未満であると、得られる吸音材の吸音性が低下し、
80%を超えると、機械的強度が低下すると共に、高圧
洗浄水の圧力を分散することができなくなり、連続通気
孔発泡体からなる吸音層を保護することができなくなる
ため上記範囲に限定される。又、小円形貫通孔の開孔径
が1mm未満では、得られる吸音材の吸音性が低下し、
15mmを超えると、機械的強度が低下すると共に、高
圧洗浄水の圧力を分散することができなくなり、連続通
気孔発泡体からなる吸音層を保護することができなくな
るため上記範囲に限定される。又、上記無機質板状体の
厚さが1mm未満では、強度が低下し、30mmを超え
ると、得られる吸音材の吸音性が低下してしまう。
【0037】又、上記無機質板状体の小円形貫通孔直下
の上記連続通気孔発泡体の表面は、陥没して上記小円形
貫通孔に連なる盲孔が形成されている。上記盲孔の孔径
が1mm未満では、得られる吸音材の吸音性が低下し、
15mmを超えると、高圧洗浄水の圧力を分散すること
ができなくなり、連続通気孔発泡体からなる吸音層を保
護することができなくなるため上記範囲に限定される。
【0038】又、盲孔の深さが0.8mm未満では、高
圧洗浄水の圧力が分散する前に上記連続通気孔発泡体の
表面自体が削れる等の損耗が大きくなり、22.5mm
を超えると、高圧洗浄水の圧力分散機能も飽和し、これ
以上の低減効果は得られず、又、吸音性もこれ以上向上
しなくなるため上記範囲に限定される。上記盲孔の深さ
は、上記盲孔の孔径との関係からも規定できる。即ち、
上記盲孔の深さが、上記開孔径の0.8倍未満では、高
圧洗浄水の圧力が分散する前に上記連続通気孔発泡体の
表面自体が削れる等の損耗が大きくなり、1.5倍を超
えると高圧洗浄水の圧力分散機能も飽和し、これ以上の
低減効果は得られず、又、吸音性もこれ以上向上しなく
なるため上記範囲に限定される。
【0039】上記無機質板状体に多数の小円形貫通孔を
全面に略均等に分散して穿設する手段並びに上記多数の
小円形貫通孔直下のこれに接する側の連続通気孔発泡体
表面を陥没させ、盲孔を形成する手段は、特に限定され
るものではないが、例えば、多数の小貫通孔が全面に略
均等に分散して穿設されている無機質板状体は、図5〜
図7に示すように、離型性を有する平板6上に流延され
た硬化性無機質組成物5スラリーに、図3及び図4に示
された同一高さの柱状突起41、41、・・・が表面に
略均一に分散して設けられたシート状成形型を、上記柱
状突起41、41、・・・の先端が上記平板6上に接す
るように押圧された状態で、加熱硬化され、硬化後、上
記シート状成形型4が剥離されて作製する方法が挙げら
れる。
【0040】又、表面を陥没させた盲孔が形成されてい
る連続通気孔発泡体は、上記図3及び図4に示された上
記シート状成形型に替えて、図8及び図9に示された外
周縁の壁体72の長さを、成形型内表面に略均一に分散
して設けられた同一高さの柱状突起71、71、・・・
の長さより長くした成形型7を用いて作製する方法が挙
げられる。
【0041】上記硬化性無機質組成物スラリーが流延さ
れる離型性を有する平板6とは、硬化性無機質組成物の
成形に際し、得られる無機質板状体の一面を形成するに
足る平面性と、硬化した上記硬化性無機質組成物が該平
面から容易に剥離できるだけの離型性を有するものであ
れば特に限定されるものでなく、バッチ生産用のテーブ
ル方式の平板であってもよく、又、例えば、離型処理さ
れたポリエチレンテレフタレートフィルムで表面を被覆
したステンレス鋼ベルト等のように、連続的生産を可能
にするエンドレスベルト状の平板部分であってもよい。
【0042】又、図3及び図4に示すように、上記同一
高さの柱状突起41、41、・・・が表面に略均一に分
散して設けられたシート状成形型4は、特に限定される
ものでなく、生産される無機質板状体の仕様に応じて適
宜選択使用されるが、例えば、ステンレス鋼等の金属製
であってもよく、又、シリコーンゴム等の耐熱性を有す
る弾性体製であってもよい。
【0043】上記硬化性無機質組成物5スラリーの流延
量やシート状成形型4、同柱状突起41の形状は、無機
質板状体の仕様に基づいて設定ないしは選択される。
【0044】図面を参照しながら、本発明によって無機
質板状体が作製される概要を説明する。先ず、本発明の
吸音材の実施の一例を、図1〜図2に示す。図1は、本
発明の吸音材の無機質板状体1を上面とする平面図であ
り、図2は、図1のII−II線における断面図であ
り、無機質板状体1に多数の小円形貫通孔12、12、
・・・が穿設されており、該小円形貫通孔12、12、
・・・の直下の連続通気孔発泡体2表面が陥没して上記
小円形貫通孔12、12、・・・と略同径の盲孔21、
21、・・・が穿設されており、上記無機質板状体1と
連続通気孔発泡体2はウレタン系接着剤3にて接着積層
されている。
【0045】上記吸音材の製造プロセスを以下に示す。
図5に示すように、硬化性無機質組成物5スラリーが離
型性を有する平板6上にシート状に流延され、図3及び
図4に示されたシート状成形型4が、図6に示されるよ
うに、シート状に流延された硬化性無機質組成物5スラ
リー上より柱状突起41、41、・・・の先端が上記平
板6を押圧するように重ね合わされ、固定されて加熱炉
内に導入され、該加熱炉内で発泡、硬化され、冷却後、
図7に示すようにシート状成形型4が発泡、硬化した連
続通気孔発泡体1から剥がされて多数の小貫通孔12、
12、・・・が全面に略均等に分散して穿設されている
無機質板状体1が作製される。
【0046】上記表面を陥没させた盲孔21、21、・
・・が形成されている連続通気孔発泡体2は、上記図3
及び図4に示された上記シート状成形型4に替えて、図
8及び図9に示された外周縁の壁体72の長さを、成形
型内表面に略均一に分散して設けられた上記同一高さの
柱状突起71、71、・・・の長さより長くした成形型
7を用い、上記無機質板状体の作製方法と同様にして作
製される。
【0047】上記連続気泡発泡体2の一面に、複数の上
記小貫通孔12、12、・・・が全面に略均等に分散し
て穿設されている無機質板状体1を積層する手段は、特
に限定されるものではないが、例えば、連続気泡発泡
体の一面に、無機質板状体を重ね合わせ、その外側を丈
夫なフレームで緊締する方法、連続気泡発泡体の一面
に、無機質板状体を重ね合わせ、該重ね合わせ面を各々
接着剤で相互に接着する方法、無機質板状体の表面
に、連続気泡発泡体の作製に用いた硬化性無機質組成物
スラリー、Al2 3 −SiO2 系無機質粉体、アルカ
リ金属珪酸塩及び水からなる硬化性無機質組成物スラリ
ーを含浸、或いは塗布し、該硬化性無機質組成物スラリ
ーが硬化しないうちに連続気泡発泡体の一面に重ね合わ
せ、硬化させて、両者を固着する方法等が挙げられる。
【0048】本発明の吸音材は、叙上のように、連続気
泡発泡体の一面に、複数の無機質板状体を、上記小円形
貫通孔を連続気泡発泡体の表面が陥没して形成された盲
孔と連通するように積層してなる構造となっているの
で、連続気泡発泡体の有する吸音特性を何ら低下させる
ことなく、その表面を保護し得るものである。就中、屋
外で用いられた吸音材の高圧洗浄水は上記盲孔によっ
て、前記する高圧洗浄水は、衝突する水量及びその水圧
は分散され、洗浄に適した水圧で吸音材表面に当たるこ
ととなり、高圧洗浄水による高効率の洗浄が可能とな
る。
【0049】更に、上記無機質板状体の小円形貫通孔の
開孔率、開孔径及び厚さ、並びに該小円形貫通孔に連な
る連続気泡発泡体の盲孔の孔径、孔深さ及び孔深さと孔
径の比率の各々について、叙上の範囲で設定することに
よって、より高い吸音性と共に、より高い強度を示す不
燃性の吸音材を提供することができる。
【0050】更に、本発明の吸音材に用いられる無機質
板状体及び連続気泡発泡体に、小円形貫通孔及び盲孔を
穿設する手段として、叙上の方法を用いることによっ
て、確実且つ極めて容易に作製し得るものであり、特
に、耐熱性に優れたシリコーンゴム等の耐熱性弾性体製
のシート状成形型を用いることによって、より確実且つ
極めて容易に作製し得るものである。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、実施例及
び比較例を挙げて具体的に説明するが、本発明は、これ
らの実施例に限定されるものではない。
【0052】[無機質硬化性粉体−1]フライアッシュ
(関電化工社製、平均粒径20μm、JIS A 62
01に準ずる)を分級機(日清エンジニアリング社製、
型式:TC−15)によって分級し、粒径が10μm以
下の粉末を無機質硬化性粉体−1を得た。
【0053】[連続気泡発泡体の作製]表1に示す配合
部数(重量部)に従い、上記無機質硬化性粉体−1、珪
酸ナトリウム40重量%水溶液、過酸化水素10重量%
水溶液(三菱ガス化学社製35重量%水溶液を希釈)、
タルク(山陽クレー工業社製、平均粒径5μm)、マイ
カ(スゾライトマイカ、平均粒径40μm)、ビニロン
繊維(クラレ社製、商品名「RM 182-3」、繊維長3m
m)、オレイン酸ナトリウム(和光純薬社製)及び粘度
調整水をハンドミキサーで攪拌混合し、均一なペースト
を得た。次いで、発泡剤として用いられる過酸化水素1
0重量%水溶液を上記硬化性無機質組成物ペーストに加
え、更に約10秒間攪拌混合して発泡性硬化性無機質組
成物を得た。
【0054】得られた発泡性硬化性無機質組成物を、直
ちに成形用型枠内に流し込み、放置しておくと徐々に発
泡が起こり、発泡は約3分間で完了した。その後、85
℃のオーブン中で12時間加熱し、硬化させて連続通気
孔発泡体を作製した。更に、得られた連続通気孔発泡体
の表面スキン層を切除すると共に、表1に示す後述の無
機質板状体と同径の孔径の盲孔をを同位置にドリルを用
いて穿設した。得られた連続通気孔発泡体は、脱型後、
デシケータ中で乾燥され、常法に従い、厚さ及び嵩比重
(g/cm3 )が測定された。測定結果は表1に併せて
示す。
【0055】[無機質硬化性粉体−2]メタカオリン
(エンゲルハード社製、商品名「SATINTONE
SP33」、平均粒径3.3μm、比表面積13.9m
2 /g)を無機質硬化性粉体−2として用いた。
【0056】[無機質板状体の作製]表1に示す配合部
数(重量部)に従い、上記無機質硬化性粉体−2、ワラ
ストナイト(ケモリット A−60)、珪酸ナトリウム
40重量%水溶液、及び粘度調整水をハンドミキサーで
攪拌混合し、均一な無機質硬化性組成物ペーストを得
た。
【0057】得られた無機質硬化性組成物ペーストを、
直ちにフッ素樹脂(テフロン)製平板上に流延し、該流
延された無機質硬化性組成物シート上から、長さ方向に
60度の角度を持つ千鳥型配列で、直径8mmの円柱状
突起が各々表3に示す開孔率及び厚さとなるように設け
られたシリコーンゴム製シート状成形型4を、上記円柱
状突起41、41、・・・の先端の円形面が上記フッ素
樹脂製平板6に密着するように押圧し、この押圧された
状態のまま、85℃のオーブン中で12時間加熱し、硬
化させた。硬化後、上記シリコーンゴム製シート状成形
型4を剥がして表1に示す開孔率及び厚さの無機質板状
体1を作製した。
【0058】
【表1】
【0059】(実施例1〜3)図1及び図2に示す如
く、上記連続気泡発泡体2と、無機質板状体1を、ウレ
タン系接着剤3により積層一体化して吸音材を作製し
た。
【0060】(比較例1)実施例1で用いた連続気泡発
泡体のみを吸音材とした。
【0061】(実施例2〜5)上記連続気泡発泡体と、
表1に記載した仕様の連続気泡発泡体2と無機質板状体
1を、ウレタン系接着剤により積層一体化して吸音材を
作製した。
【0062】実施例1〜3及び比較例1〜5の吸音材の
性能を評価するため、垂直入射平均吸音率及び高圧洗浄
水試験を以下に示す方法で試験した。試験結果は表1に
併せて示した。
【0063】1.垂直入射平均吸音率:JIS A 1
405に準拠し、試験片の大きさは直径100mmと
し、実施例の各吸音材は、無機質板状体側の面を音源側
とした。試験片の背面は、厚さ25mmの鉄板を密着さ
せて空気層のない状態で測定を行った。実施例1の吸音
材の測定データを表2に示すが、これらの周波数400
〜4000Hzにおける垂直入射吸音率(aj)を測定
し、建設省道路交通騒音測定指針に定める加重Kjを用
いて、垂直入射平均吸音率Σaj・Kj/ΣKjを算出
した。垂直入射平均吸音率は、実数で示したが、本発明
における評価としては、0.9以上を良好として取り扱
った。
【0064】
【表2】
【0065】2.高圧洗浄水試験:得られた吸音材から
面積200mm×200mmの試験片を切断し、該試験
片の上方15cmの位置から放水角度約60度、ノズル
吐出圧60kg/cm2 で通常洗浄に用いられる水量で
15秒間放水し、主として連続気泡発泡体の表面の損傷
の有無を観察し、○:損傷が認められなかったもの、
×:表面が削られる等の損傷があったもの、の2段階で
評価した。
【0066】
【発明の効果】本発明の吸音材は、叙上の如く構成され
ているので、高い吸音性と高い強度を併せ有する。
【0067】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸音材の一例を示す平面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】本発明で用いられる無機質板状体を作製するた
めのシート状成形型の一例を示す平面図である。
【図4】図3のIV−IV線における断面図である。
【図5】本発明で用いられる無機質板状体を作製するプ
ロセスを説明するための説明図である。
【図6】図5に続くプロセスを説明するための説明図で
ある。
【図7】図5及び図6に続くプロセスを説明するための
説明図である。
【図8】本発明で用いられる盲孔を穿設した連続通気孔
発泡体を作製するための成形型の一例を示す平面図であ
る。
【図9】図3のIX−IX線における断面図である。
【符号の説明】
1 無機質板状体 12 小円形貫通孔 2 連続気泡発泡体 21 盲孔 3 接着剤層 4 シート状成形型 41、71 柱状突起 5 硬化性無機質組成物 6 平板 7 成形型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 38/00 301 C04B 38/00 301A 38/02 38/02 G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬化性無機質組成物から成形された連続
    通気孔発泡体の一面に、多数の小円形貫通孔が全面に略
    均等に穿設されている無機質板状体が積層されてなり、
    上記無機質板状体の小円形貫通孔直下の上記連続通気孔
    発泡体表面が陥没し、上記小円形貫通孔に連なる盲孔が
    形成されてなる吸音材であって、上記無機質板状体に穿
    設されている小円形貫通孔の開孔率が30〜80%、開
    孔径が1〜15mm、無機質板状体の厚さが1〜30m
    mであり、且つ、上記連続通気孔発泡体表面が陥没して
    形成された盲孔の深さが0.8〜22.5mmであり、
    上記開孔径の0.8〜1.5倍であることを特徴とする
    吸音材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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