JPH1025203A - 節足動物類の駆除方法及びそれに用いる駆除剤 - Google Patents
節足動物類の駆除方法及びそれに用いる駆除剤Info
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Abstract
あらゆる樹木や生息場所に対して季節に関係無く適用で
きる節足動物類の駆除方法及びそれに用いる駆除剤を提
供する。 【解決手段】 節足動物類に泡を吹きかけることによ
り、該節足動物類を空気から遮断して窒息死させる、又
は行動を拘束し、餓死させる駆除方法が提供される。使
用する駆除剤は、界面活性剤及び水を含有し、泡状に施
用できるものであればよく、さらに起泡剤、泡保持剤、
泡増強剤、増泡剤、殺虫剤、殺菌剤、共力剤、植物生長
調節剤、忌避剤、展着剤、低級アルコール、肥料、香
料、酸化防止剤、防腐剤、pH調節剤、乳化助剤及び昇
華性物質を含むことができる。
Description
に関し、さらに詳しくは、節足動物類を泡によって空気
から遮断し窒息死させる、又は行動を拘束し餓死させる
駆除方法及びそれに用いる泡状の駆除剤に関する。
て防除していた。特に、植物に寄生するコナカイガラム
シ、ワタフキカイガラムシ、ヤノネカイガラムシ、ルビ
ーロウムシ等のカイガラムシ類は、つばき等の花木やリ
ンゴ、ミカン類等の果樹の汁液を吸うものが多く、害虫
として知られており、このようなカイガラムシ類の多く
は体表面にワックス層を持つため、通常の殺虫剤では駆
除し難く、従来よりマシン油を用いて体表面を覆って窒
息させ、これを駆除していた。
性が益々強まっており、また人の健康に対する配慮の上
からも、節足動物類の駆除にも殺虫剤を使用しない、あ
るいは使用してもその使用量を低く抑えた安全な駆除方
法や駆除剤の開発が望まれている。一方、節足動物類を
窒息又は餓死させる駆除方法の一つとして、前記のよう
にマシン油を用いてカイガラムシ類を駆除する場合、カ
イガラムシ類が寄生した樹木にマシン油を散布するた
め、樹木にもマシン油が付着してしまう。しかしなが
ら、マシン油は葉の変色、落葉等の薬害が出易い薬剤で
あるので、その使用量等が制限されると共に、特に常緑
樹に対しては、上記薬害のためほとんど使用できなかっ
た。また、主に落葉樹に対して落葉後の冬場に利用され
ているが、カイガラムシ類の活動期である夏場に使用す
ることができないため、その駆除効果を充分発揮させる
には到っていない。また、節足動物類の行動を拘束する
方法としては、ゴキブリやカミキリムシの捕獲用の粘着
テープがあるが、この方法は設置するのに手間がかかっ
たり、まちぶせタイプであることから、その駆除効果を
充分発揮させていない。
であり、その基本的な目的は、殺虫剤を使用しなくて
も、あるいは使用しても少ない使用量で効果的に節足動
物類を駆除できる方法及びそれに用いる安全な駆除剤を
提供することにある。さらに本発明の目的は、全ての樹
木に対し、また季節に関係無く施用でき、特にカイガラ
ムシ類の活動期である夏場に使用でき、カイガラムシ類
を効率的にかつ確実に駆除できる方法及びそれに用いる
駆除剤を提供することにある。
に、本発明によれば、節足動物類に泡を吹きかけること
により、該節足動物類を空気から遮断して窒息死させる
こと、又は行動を拘束し、餓死させることを特徴とする
節足動物類の駆除方法が提供される。さらに本発明によ
れば、界面活性剤及び水を含有してなり、泡状に施用で
きることを特徴とする節足動物類の駆除剤も提供され
る。好適な態様においては、本発明の節足動物類の駆除
剤は、泡の持続時間を増し、また泡の肌理(きめ)を整
えたり硬さ(粘性)を調節するために、さらに起泡剤、
泡保持剤、泡増強剤及び増泡剤よりなる群から選ばれた
少なくとも1種の化合物を含有することができ、さらに
また、殺虫剤、殺菌剤、共力剤、植物生長調節剤、忌避
剤、展着剤、低級アルコール、肥料、香料、酸化防止
剤、防腐剤、pH調節剤、乳化助剤等を含有することが
できる。さらに本発明の駆除剤は、樹木に付着した泡が
次第に昇華・消失して樹木などの美観を損ねないよう
に、さらに昇華性物質を含有することができる。
び駆除剤は、節足動物類に泡を吹きかけることにより、
節足動物類を空気から遮断して窒息死させる、又は行動
を拘束し、餓死させるものであるため、殺虫剤を使用し
なくても、あるいは使用しても少ない使用量で効果的に
駆除できる。また、従来のように殺虫剤による駆除方法
の場合には、駆除対象となる節足動物の種類によって駆
除効果のある殺虫剤と駆除効果のないあるいは低い殺虫
剤があるため、複数種の殺虫剤を併用したり、殺虫剤の
使用量を多くするなどの方策を検討する必要があった。
これに対して、本発明の駆除剤及び駆除方法は、基本的
には殺虫剤を使用しなくてもよいため、カイガラムシ類
はもとより、アブラムシ、ハバチ、アザミウマ、カメム
シ、ダンゴムシ等全ゆる種類の節足動物類を駆除するこ
とができる。
ように、体表面がワックス層で覆われているため、通常
の殺虫剤ではその展着性が悪く、また、殺虫剤が体中に
浸透し難く、その駆除が困難であった。また、マシン油
で体表面を覆って窒息させる駆除方法も、樹木に対する
薬害があるため、その使用が制限され、特にカイガラム
シ類の活動期である夏場に使用できないため、効率的に
カイガラムシ類を駆除することは非常に困難である。こ
れに対して、本発明の駆除剤及び駆除方法は、カイガラ
ムシ類に泡を吹きかけて、これを空気から遮断すること
で窒息死させる駆除方法及び駆除剤であり、樹木、特に
常緑樹に対しても薬害の心配なく利用できる。従って、
カイガラムシ類の活動期である夏場に使用できるため、
カイガラムシ類を効率的に駆除できる。
動物類に泡状に吹きかけてから該節足動物類が窒息する
までの間、泡の状態を保ち、かつその組成が樹木に対し
薬害を及ぼさないものであれば全て使用可能である。本
発明で使用できる最も簡単な組成の駆除剤は、水中に界
面活性剤を混入して起泡させるものである。泡状駆除剤
を吹きかけて節足動物類の体表を空気から遮断してから
窒息するまでの時間は、節足動物類の種類によっても異
なるが、通常5分以上必要である。より確実に節足動物
類を駆除するためには、泡状態をある程度の時間安定し
て維持でき、また泡の肌理(きめ)の細かい適度の硬さ
(粘性)を有することが望ましい。これは、界面活性剤
の添加量や種類等によっても調整可能ではあるが、それ
以外の起泡剤、泡保持剤、泡増強剤、増泡剤などを添加
して調整することもできる。
ゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテルスルホン酸ナトリウムのような陰イ
オン界面活性剤、塩化ベゼトニウム、イミダゾリニウム
塩、ラウリルスルホン酸トリエタノールアミンのような
陽イオン界面活性剤、レシチン、イミダゾリニウムベタ
インのような両性界面活性剤、ポリオキシエチレングリ
セリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エ
ステル、蔗糖脂肪酸エステルのような非イオン界面活性
剤などが利用できる。このような界面活性剤は、単独で
又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。界
面活性剤の配合量は、それぞれの界面活性力によって異
なるが、駆除剤全量の0.01〜30重量%程度が適当
である。配合量が0.01重量%より少なくなると泡立
ちが悪くなり、所定時間以上泡状態を維持して空気を遮
断し、節足動物類を窒息させることが難しくなり、一
方、30重量%より多くなると樹木に対する影響が出て
くる恐れがある。植物に対する薬害や起泡力を考慮する
と0.1〜10重量%とするのが好ましい。
ラフィン等の鉱物油、グリセリン、ヤシ油、オリーブ油
等の植物油、牛油等の動物油、ミツロウ、鯨ロウ、ラノ
リン等のロウ類、パルミチン酸、ラウリン酸、ステアリ
ン酸等の油脂や高級アルコール類、蔗糖等の糖類などが
挙げられ、単独で又は2種類以上を組み合わせて利用す
ることができる。これらの泡保持剤を添加することによ
り、泡状態を1〜24時間程度保持することができる。
このような泡保持剤を配合した組成物は、次第に生物分
解されて消失するため、樹木などの美観を損ねることは
ほとんどない。上記泡保持剤の配合量は、それぞれの泡
保持力もしくは界面活性力によって異なるが、駆除剤全
量の0.01〜30重量%程度が適当である。配合量が
0.01重量%より少なくなると泡保持時間が短くな
り、節足動物類を窒息させることが難しく、一方、30
重量%より多くなると樹木に対する影響が出てくる恐れ
がある。植物に対する薬害及び必要とされる泡保持時間
等を考慮すると、0.1〜10重量%が好ましい。
手段としては、組成物自体で泡を形成するエアゾール剤
に処方する方法、或いは、手押しポンプ、トリガー、ス
クイズ等を用いて組成物を泡状に噴霧する方法がある
が、いずれの方法を利用してもよい。エアゾール剤とす
る場合は、ノルマルブタン、イソブタン、プロパン等の
液化石油ガス、フロン類、ジメチルエーテル、イソペン
タン、炭酸ガスなどの噴射剤を起泡剤及び噴射ガスとし
て利用することができる。エアゾール剤は、噴射剤を利
用する点が、手押しポンプ、トリガー、スクイズ等の泡
を形成する装置を利用する方法と異なるが、その他の組
成は基本的には同じである。噴射剤の配合量は、エアゾ
ール剤全量の60重量%以下が適当である。
等を利用する場合、駆除剤を容器に収容し、該容器に手
押しポンプ、トリガー式噴霧器、電動ポンプ、スクイズ
等の加圧噴霧装置を装着し、これらの加圧噴霧装置を利
用して施用することができる。噴霧装置を利用する場合
においては、エアゾール剤と異なり、噴射メカニズムを
調整することにより空気と駆除剤をうまく混合すること
ができ、容易に泡状に噴霧することができる。加圧噴霧
装置としては、手押しポンプ、電動ポンプ、圧縮ガスを
利用した噴霧機構、フォームを形成しうる機構を有する
容器等、フォームを形成しえればこれらに限定されるこ
となく利用することができる。
び散布手段により節足動物類が寄生した樹木あるいは生
息場所に泡を散布し、該樹木に薬害を及ぼすこと無く節
足動物類を駆除できるが、さらに他の成分を添加して駆
除効果を一層高めたり、散布した泡を目立たなくして美
観が損なわれないようにすることもできる。例えば、泡
の強度を増すための泡増強剤としてメチルセルロース等
のセルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン等の水溶性高分子、プロピレングリコール
等の多価アルコールなどの1種以上を添加することがで
きる。これらの泡増強剤の配合量は成分によって異なる
が、通常、駆除剤全量の0.01〜10重量%が適当で
あり、植物に対する薬害や必要とされる泡強度を考慮す
ると、0.1〜1.0重量%が望ましい。
ド、アミノキサイド等を添加することができ、これらの
増泡剤を用いることで、少量の界面活性剤でより多量の
泡を形成させることができる。
れないように散布した泡を目立たなくするために、エタ
ノール、メタノール、プロパノール等の低級アルコール
類を添加することができる。これらの低級アルコール
は、泡の透明性を増す効果があり、さらに溶解補助剤と
しても有効である。
ン、ペルメトリン、フェニトロチオン等の殺虫剤、ベノ
ミル、テトラクロロイソフタロニトリルのような殺菌
剤、ピペロニルブトキサイド等の共力剤、ウニコナゾー
ル、ジベレリン等の植物生長調節剤、忌避剤、展着剤、
尿素等の肥料、リモネン等の香料、ブチルヒドロキシト
ルエン等の酸化防止剤、パラオキシ安息香酸プロピル等
の防腐剤、クエン酸や硫酸ナトリウム等のpH調節剤、
セタール等の乳化助剤などが挙げられる。上記各成分の
配合量は成分によって異なるが、植物に薬害を及ぼさぬ
ように適宜決めればよい。
脳、ボルネオール、パラジクロロベンゼン、ナフタリ
ン、アダマンタン、イソプロピルトリオキサン等の昇華
性物質を添加することにより、1日以上の長期間泡を形
成することができる。昇華性物質を含有してなる泡状駆
除剤は、次第に昇華して消失するため、樹木などの美観
を損ねない効果が得られる。昇華性物質の配合量は成分
によって異なるが、駆除剤全量の0.01〜10重量%
程度が適当であり、植物に対する薬害、及び必要とされ
る泡保持時間等を考慮すると0.1〜5.0重量%が好
ましい。また、昇華性物質を配合した処方の場合は、泡
の粘度、硬さが向上するため、節足動物の力では泡の中
から脱出できず、カイガラムシ類のみならず、アブラム
シ類、カメムシやダンゴムシなどの匍匐(ほふく)害虫
の行動を拘束し、餓死させることもできる。
果について具体的に説明するが、本発明が下記実施例に
限定されるものでないことはもとよりである。尚、以下
の実施例及び比較例において、%とあるのは特に断りの
無い限り全て重量%を示す。
鋼製缶に詰めてエアゾール剤を作製した。 尿素 0.01% 非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲンD935) 3.00% 非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲン1105) 3.00% 液化石油ガス(3kg/cm2 ) 11.00% イソペンタン 1.00% イオン交換水 残部
イズ容器(起泡容器)に詰めた。 尿素 0.01% 非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲンD935) 3.00% 非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲン1105) 3.00% イソペンタン 1.00% イオン交換水 残部
同様のエアゾール鋼製缶に詰めてエアゾール剤を作製し
た。 アレスリン 0.09% 非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲンD935) 3.00% 非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲン1105) 3.00% 液化石油ガス(3kg/cm2 ) 11.00% イソペンタン 1.00% イオン交換水 残部
を前記実施例1〜3と同様のエアゾール鋼製缶もしくは
スクイズ容器、又はトリガー容器に詰めて実施例4〜8
の駆除剤を作製した。
吹き容器に入れた。 尿素 0.01% 非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲンD935) 3.00% 非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲン1105) 3.00% イオン交換水 残部
同様のエアゾール鋼製缶に詰めてエアゾール剤を作製し
た。 液化石油ガス(3kg/cm2 ) 90.00% イソペンタン 10.00%
同様のエアゾール鋼製缶に詰めてエアゾール剤を作製し
た。 アレスリン 0.09% マシン油 4.00% ピペロニルブトキサイド 0.50% 非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲンD935) 0.20% 非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲン1310) 0.30% 液化石油ガス(3kg/cm2 ) 11.00% イオン交換水 残部
を前記実施例1又は7と同様のエアゾール鋼製缶又は射
出ノズル付き容器に詰めて比較例4及び5の薬剤を作製
した。
1〜8並びに比較例1〜5の各薬剤に対して起泡力、泡
持続力及び泡の肌理等の泡性状に関する調査を行った。
その結果を表2に示す。
実施例1〜8の薬剤の前記泡性状は全て良好であった。
しかしながら比較例1〜5の薬剤は全て散布後にすぐに
泡が消え、不良であった。
シの幼虫を用いて、前記実施例1〜8及び比較例1〜5
の各薬剤の効力試験を行った。各薬剤を虫体から約30
cm離して充分量(液が滴る程度)散布した。生死は散
布してから24時間後に針でつついて反応のあるものを
生存と判定した。なお、カイガラムシ類の成虫は樹木に
固着しており、動きがないため生死の判定は困難であ
る。しかし、幼虫は緩慢ではあるが歩行するため、針等
で刺激すると反応があるので生死の判定が可能である。
試験結果を表3に示す。
3、4の薬剤には駆除効果が認められた。しかし、比較
例1、2、5では駆除効果は殆ど認められなかった。
1〜5の各薬剤を表4に示す各対象植物から約30cm
離して充分量(液が滴る程度)散布した。薬害の程度は
葉の変色の程度等で判定した。判定基準は「薬害なし、
わずかな変色(軽度)、葉の半分が変色(中度)、葉の
全面が変色する(重度)、落葉する(甚大)」の5段階
とした。試験結果を表4に示す。
の薬剤には薬害が認められなかった。しかし、比較例
3、4の薬剤ではマシン油によるものと考えられる軽度
の薬害が認められ、比較例2の薬剤ではガスの気化熱に
伴う冷却効果と考えられる軽度の薬害が認められた。
同様のエアゾール鋼製缶に詰めてエアゾール剤を作製し
た。 樟脳 1.00% エタノール 87.00% 液化石油ガス(3kg/cm2 ) 12.00%
場所にいるキクヒメヒゲナガアブラムシ、チュウレンジ
ハバチ、ネギアザミウマ、ホソヘリカメムシ及びダンゴ
ムシに対して、前記実施例5及び比較例6の各薬剤の効
力試験を行った。各薬剤を虫体から約30cm離して充
分量(液が滴る程度)散布した。生死は散布してから2
4時間後に針でつついて反応のあるものを生存と判定し
た。試験結果を表5に示す。
果が認められた。しかし、比較例6では駆除効果はかな
り低かった。
除方法及び駆除剤は、節足動物類に泡を吹きかけてこれ
を空気から遮断することにより窒息させる、又は行動を
拘束し、餓死させるものであるため、節足動物類を確実
にかつ作業者の健康を害することなく安全に駆除でき、
しかも泡が散布される樹木に対して薬害を及ぼすことも
ない。特に、従来よりカイガラムシ類の駆除に用いられ
ているマシン油等を使用することにより見られる薬害を
心配する必要は無く、カイガラムシ類が寄生するあらゆ
る樹木に対して季節を問わず施用できるため、上記マシ
ン油を用いることができなかった常緑樹に対しても施用
でき、またカイガラムシの活動季節である夏季にも適用
することができ、効率的にカイガラムシ類を駆除でき
る。さらに、本発明に係る駆除剤は、上述したように単
に泡状にしたものであるから低コストでしかも容易に製
造することができると共に、作業性よく施用できる。
Claims (5)
- 【請求項1】 節足動物類に泡を吹きかけることによ
り、該節足動物類を空気から遮断して窒息死させるこ
と、又は行動を拘束し、餓死させることを特徴とする節
足動物類の駆除方法。 - 【請求項2】 界面活性剤及び水を含有してなり、泡状
に施用できることを特徴とする節足動物類の駆除剤。 - 【請求項3】 さらに起泡剤、泡保持剤、泡増強剤及び
増泡剤よりなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物
を含む請求項2に記載の駆除剤。 - 【請求項4】 さらに殺虫剤、殺菌剤、共力剤、植物生
長調節剤、忌避剤、展着剤、低級アルコール、肥料、香
料、酸化防止剤、防腐剤、pH調節剤及び乳化助剤より
なる群から選ばれた少なくとも1種の化合物を含む請求
項2又は3に記載の駆除剤。 - 【請求項5】 さらに昇華性物質を含む請求項2乃至4
のいずれか一項に記載の駆除剤。
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---|---|---|---|
JP19960096A JP3795965B2 (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | カイガラムシ類の駆除剤 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19960096A JP3795965B2 (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | カイガラムシ類の駆除剤 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1025203A true JPH1025203A (ja) | 1998-01-27 |
JP3795965B2 JP3795965B2 (ja) | 2006-07-12 |
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ID=16410558
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3795965B2 (ja) |
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-
1996
- 1996-07-11 JP JP19960096A patent/JP3795965B2/ja not_active Expired - Fee Related
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