JP3795965B2 - カイガラムシ類の駆除剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カイガラムシ類の駆除剤に関し、さらに詳しくは、カイガラムシ類を泡によって空気から遮断し窒息死させる、又は行動を拘束し餓死させる駆除方法に用いる泡状の駆除剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、有害な節足動物類は殺虫剤を用いて防除していた。
特に、植物に寄生するコナカイガラムシ、ワタフキカイガラムシ、ヤノネカイガラムシ、ルビーロウムシ等のカイガラムシ類は、つばき等の花木やリンゴ、ミカン類等の果樹の汁液を吸うものが多く、害虫として知られており、このようなカイガラムシ類の多くは体表面にワックス層を持つため、通常の殺虫剤では駆除し難く、従来よりマシン油を用いて体表面を覆って窒息させ、これを駆除していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、環境保護の必要性が益々強まっており、また人の健康に対する配慮の上からも、カイガラムシ類の駆除にも殺虫剤を使用しない、あるいは使用してもその使用量を低く抑えた安全な駆除方法や駆除剤の開発が望まれている。
一方、カイガラムシ類を窒息又は餓死させる駆除方法の一つとして、前記のようにマシン油を用いてカイガラムシ類を駆除する場合、カイガラムシ類が寄生した樹木にマシン油を散布するため、樹木にもマシン油が付着してしまう。
しかしながら、マシン油は葉の変色、落葉等の薬害が出易い薬剤であるので、その使用量等が制限されると共に、特に常緑樹に対しては、上記薬害のためほとんど使用できなかった。また、主に落葉樹に対して落葉後の冬場に利用されているが、カイガラムシ類の活動期である夏場に使用することができないため、その駆除効果を充分発揮させるには到っていない。
【0004】
本発明は、以上の事情に鑑みなされたものであり、その基本的な目的は、殺虫剤を使用しなくても、あるいは使用しても少ない使用量で効果的にカイガラムシ類を駆除できる安全な駆除剤を提供することにある。
さらに本発明の目的は、全ての樹木に対し、また季節に関係無く施用でき、特にカイガラムシ類の活動期である夏場に使用でき、カイガラムシ類を効率的にかつ確実に駆除できる駆除剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明によれば、水、界面活性剤、並びに起泡剤、泡保持剤、泡増強剤、増泡剤及び低級アルコールよりなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物を含有してなり、樹木上のカイガラムシ類に対して泡状に吹き付けて施用できることを特徴とするカイガラムシ類の駆除剤が提供される。
本発明のカイガラムシ類の駆除剤は、泡の持続時間を増し、また泡の肌理(きめ)を整えたり硬さ(粘性)を調節するために、起泡剤、泡保持剤、泡増強剤、増泡剤及び低級アルコールよりなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物を含有するが、さらにまた、殺虫剤、殺菌剤、共力剤、植物生長調節剤、忌避剤、展着剤、肥料、香料、酸化防止剤、防腐剤、pH調節剤、乳化助剤等を含有することができる。
さらに本発明の駆除剤は、樹木に付着した泡が次第に昇華・消失して樹木などの美観を損ねないように、さらに昇華性物質を含有することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明のカイガラムシ類の駆除方法及び駆除剤は、節足動物類に泡を吹きかけることにより、カイガラムシ類を空気から遮断して窒息死させる、又は行動を拘束し、餓死させるものであるため、殺虫剤を使用しなくても、あるいは使用しても少ない使用量で効果的に駆除できる。
【0007】
特に、カイガラムシ類の多くは、前記したように、体表面がワックス層で覆われているため、通常の殺虫剤ではその展着性が悪く、また、殺虫剤が体中に浸透し難く、その駆除が困難であった。また、マシン油で体表面を覆って窒息させる駆除方法も、樹木に対する薬害があるため、その使用が制限され、特にカイガラムシ類の活動期である夏場に使用できないため、効率的にカイガラムシ類を駆除することは非常に困難である。
これに対して、本発明の駆除剤及び駆除方法は、カイガラムシ類に泡を吹きかけて、これを空気から遮断することで窒息死させる駆除方法及び駆除剤であり、樹木、特に常緑樹に対しても薬害の心配なく利用できる。従って、カイガラムシ類の活動期である夏場に使用できるため、カイガラムシ類を効率的に駆除できる。
【0008】
本発明で使用される駆除剤は、これをカイガラムシ類に泡状に吹きかけてから該カイガラムシ類が窒息するまでの間、泡の状態を保ち、かつその組成が樹木に対し薬害を及ぼさないものであれば全て使用可能である。本発明で使用できる最も簡単な組成の駆除剤は、水中に界面活性剤を混入して起泡させるものである。
泡状駆除剤を吹きかけてカイガラムシ類の体表を空気から遮断してから窒息するまでの時間は、カイガラムシ類の種類によっても異なるが、通常5分以上必要である。より確実にカイガラムシ類を駆除するためには、泡状態をある程度の時間安定して維持でき、また泡の肌理(きめ)の細かい適度の硬さ(粘性)を有することが望ましい。これは、界面活性剤の添加量や種類等によっても調整可能ではあるが、それ以外の起泡剤、泡保持剤、泡増強剤、増泡剤などを添加して調整することができる。
【0009】
界面活性剤としては、例えばアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルスルホン酸ナトリウムのような陰イオン界面活性剤、塩化ベゼトニウム、イミダゾリニウム塩、ラウリルスルホン酸トリエタノールアミンのような陽イオン界面活性剤、レシチン、イミダゾリニウムベタインのような両性界面活性剤、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステルのような非イオン界面活性剤などが利用できる。このような界面活性剤は、単独で又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
界面活性剤の配合量は、それぞれの界面活性力によって異なるが、駆除剤全量の0.01〜30重量%程度が適当である。配合量が0.01重量%より少なくなると泡立ちが悪くなり、所定時間以上泡状態を維持して空気を遮断し、カイガラムシ類を窒息させることが難しくなり、一方、30重量%より多くなると樹木に対する影響が出てくる恐れがある。植物に対する薬害や起泡力を考慮すると0.1〜10重量%とするのが好ましい。
【0010】
泡保持剤としては、例えばオレフィンやパラフィン等の鉱物油、グリセリン、ヤシ油、オリーブ油等の植物油、牛油等の動物油、ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン等のロウ類、パルミチン酸、ラウリン酸、ステアリン酸等の油脂や高級アルコール類、蔗糖等の糖類などが挙げられ、単独で又は2種類以上を組み合わせて利用することができる。これらの泡保持剤を添加することにより、泡状態を1〜24時間程度保持することができる。このような泡保持剤を配合した組成物は、次第に生物分解されて消失するため、樹木などの美観を損ねることはほとんどない。
上記泡保持剤の配合量は、それぞれの泡保持力もしくは界面活性力によって異なるが、駆除剤全量の0.01〜30重量%程度が適当である。配合量が0.01重量%より少なくなると泡保持時間が短くなり、カイガラムシ類を窒息させることが難しく、一方、30重量%より多くなると樹木に対する影響が出てくる恐れがある。植物に対する薬害及び必要とされる泡保持時間等を考慮すると、0.1〜10重量%が好ましい。
【0011】
前記本発明に係る駆除剤を泡状に散布する手段としては、組成物自体で泡を形成するエアゾール剤に処方する方法、或いは、手押しポンプ、トリガー、スクイズ等を用いて組成物を泡状に噴霧する方法があるが、いずれの方法を利用してもよい。
エアゾール剤とする場合は、ノルマルブタン、イソブタン、プロパン等の液化石油ガス、フロン類、ジメチルエーテル、イソペンタン、炭酸ガスなどの噴射剤を起泡剤及び噴射ガスとして利用することができる。エアゾール剤は、噴射剤を利用する点が、手押しポンプ、トリガー、スクイズ等の泡を形成する装置を利用する方法と異なるが、その他の組成は基本的には同じである。噴射剤の配合量は、エアゾール剤全量の60重量%以下が適当である。
【0012】
一方、泡を形成させる方法として噴霧装置等を利用する場合、駆除剤を容器に収容し、該容器に手押しポンプ、トリガー式噴霧器、電動ポンプ、スクイズ等の加圧噴霧装置を装着し、これらの加圧噴霧装置を利用して施用することができる。噴霧装置を利用する場合においては、エアゾール剤と異なり、噴射メカニズムを調整することにより空気と駆除剤をうまく混合することができ、容易に泡状に噴霧することができる。加圧噴霧装置としては、手押しポンプ、電動ポンプ、圧縮ガスを利用した噴霧機構、フォームを形成しうる機構を有する容器等、フォームを形成しえればこれらに限定されることなく利用することができる。
【0013】
本発明によれば、以上のような成分構成及び散布手段によりカイガラムシ類が寄生した樹木あるいは生息場所に泡を散布し、該樹木に薬害を及ぼすこと無くカイガラムシ類を駆除できるが、さらに他の成分を添加して駆除効果を一層高めたり、散布した泡を目立たなくして美観が損なわれないようにすることもできる。
例えば、泡の強度を増すための泡増強剤としてメチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の水溶性高分子、プロピレングリコール等の多価アルコールなどの1種以上を添加することができる。
これらの泡増強剤の配合量は成分によって異なるが、通常、駆除剤全量の0.01〜10重量%が適当であり、植物に対する薬害や必要とされる泡強度を考慮すると、0.1〜1.0重量%が望ましい。
【0014】
また、増泡剤として、アルカノールアミド、アミノキサイド等を添加することができ、これらの増泡剤を用いることで、少量の界面活性剤でより多量の泡を形成させることができる。
【0015】
さらに、本発明の駆除剤は、美観が損なわれないように散布した泡を目立たなくするために、エタノール、メタノール、プロパノール等の低級アルコール類を添加することができる。これらの低級アルコールは、泡の透明性を増す効果があり、さらに溶解補助剤としても有効である。
【0016】
他の配合可能な成分としては、アレスリン、ペルメトリン、フェニトロチオン等の殺虫剤、ベノミル、テトラクロロイソフタロニトリルのような殺菌剤、ピペロニルブトキサイド等の共力剤、ウニコナゾール、ジベレリン等の植物生長調節剤、忌避剤、展着剤、尿素等の肥料、リモネン等の香料、ブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤、パラオキシ安息香酸プロピル等の防腐剤、クエン酸や硫酸ナトリウム等のpH調節剤、セタール等の乳化助剤などが挙げられる。
上記各成分の配合量は成分によって異なるが、植物に薬害を及ぼさぬように適宜決めればよい。
【0017】
さらに、本発明に係る駆除剤は、例えば樟脳、ボルネオール、パラジクロロベンゼン、ナフタリン、アダマンタン、イソプロピルトリオキサン等の昇華性物質を添加することにより、1日以上の長期間泡を形成することができる。昇華性物質を含有してなる泡状駆除剤は、次第に昇華して消失するため、樹木などの美観を損ねない効果が得られる。
昇華性物質の配合量は成分によって異なるが、駆除剤全量の0.01〜10重量%程度が適当であり、植物に対する薬害、及び必要とされる泡保持時間等を考慮すると0.1〜5.0重量%が好ましい。また、昇華性物質を配合した処方の場合は、泡の粘度、硬さが向上するため、節足動物の力では泡の中から脱出できず、カイガラムシ類のみならず、アブラムシ類、カメムシやダンゴムシなどの匍匐(ほふく)害虫の行動を拘束し、餓死させることもできる。
【0018】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を示して本発明の効果について具体的に説明するが、本発明が下記実施例に限定されるものでないことはもとよりである。
尚、以下の実施例及び比較例において、%とあるのは特に断りの無い限り全て重量%を示す。
【0019】
実施例1
下記の処方の組成物を調製し、この組成物をエアゾール鋼製缶に詰めてエアゾール剤を作製した。
尿素 0.01%
非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲンD935) 3.00%
非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲン1105) 3.00%
液化石油ガス(3kg/cm2) 11.00%
イソペンタン 1.00%
イオン交換水 残部
【0020】
実施例2
下記の処方の組成物を調製し、この組成物を市販のスクイズ容器(起泡容器)に詰めた。
尿素 0.01%
非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲンD935) 3.00%
非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲン1105) 3.00%
イソペンタン 1.00%
イオン交換水 残部
【0021】
実施例3
下記の処方の組成物を調製し、この組成物を実施例1と同様のエアゾール鋼製缶に詰めてエアゾール剤を作製した。
アレスリン 0.09%
非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲンD935) 3.00%
非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲン1105) 3.00%
液化石油ガス(3kg/cm2) 11.00%
イソペンタン 1.00%
イオン交換水 残部
【0022】
実施例4〜8
下記表1に示す処方の組成物を調製し、これらの組成物を前記実施例1〜3と同様のエアゾール鋼製缶もしくはスクイズ容器、又はトリガー容器に詰めて実施例4〜8の駆除剤を作製した。
【表1】
【0023】
比較例1
下記の処方の組成物を調製し、この組成物を攪拌して霧吹き容器に入れた。
尿素 0.01%
非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲンD935) 3.00%
非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲン1105) 3.00%
イオン交換水 残部
【0024】
比較例2
下記の処方の組成物を調製し、この組成物を実施例1と同様のエアゾール鋼製缶に詰めてエアゾール剤を作製した。
液化石油ガス(3kg/cm2) 90.00%
イソペンタン 10.00%
【0025】
比較例3
下記の処方の組成物を調製し、この組成物を実施例1と同様のエアゾール鋼製缶に詰めてエアゾール剤を作製した。
アレスリン 0.09%
マシン油 4.00%
ピペロニルブトキサイド 0.50%
非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲンD935) 0.20%
非イオン性界面活性剤(商品名ニューカルゲン1310) 0.30%
液化石油ガス(3kg/cm2) 11.00%
イオン交換水 残部
【0026】
比較例4及び5
前記表1に示す処方の組成物を調製し、これらの組成物を前記実施例1又は7と同様のエアゾール鋼製缶又は射出ノズル付き容器に詰めて比較例4及び5の薬剤を作製した。
【0027】
泡性状調査:
前記のように作製した実施例1〜8並びに比較例1〜5の各薬剤に対して起泡力、泡持続力及び泡の肌理等の泡性状に関する調査を行った。その結果を表2に示す。
【表2】
表2から明らかなように、本発明に基づいて作製された実施例1〜8の薬剤の前記泡性状は全て良好であった。しかしながら比較例1〜5の薬剤は全て散布後にすぐに泡が消え、不良であった。
【0028】
効力試験:
つばきについたコナカイガラムシの幼虫を用いて、前記実施例1〜8及び比較例1〜5の各薬剤の効力試験を行った。各薬剤を虫体から約30cm離して充分量(液が滴る程度)散布した。生死は散布してから24時間後に針でつついて反応のあるものを生存と判定した。なお、カイガラムシ類の成虫は樹木に固着しており、動きがないため生死の判定は困難である。しかし、幼虫は緩慢ではあるが歩行するため、針等で刺激すると反応があるので生死の判定が可能である。試験結果を表3に示す。
【表3】
上記表3に示されるように、実施例1〜8及び比較例3、4の薬剤には駆除効果が認められた。しかし、比較例1、2、5では駆除効果は殆ど認められなかった。
【0029】
薬害試験:
前記実施例1〜8並びに比較例1〜5の各薬剤を表4に示す各対象植物から約30cm離して充分量(液が滴る程度)散布した。薬害の程度は葉の変色の程度等で判定した。判定基準は「薬害なし、わずかな変色(軽度)、葉の半分が変色(中度)、葉の全面が変色する(重度)、落葉する(甚大)」の5段階とした。試験結果を表4に示す。
【表4】
表4に示されるように、実施例1〜8及び比較例4、5の薬剤には薬害が認められなかった。しかし、比較例3、4の薬剤ではマシン油によるものと考えられる軽度の薬害が認められ、比較例2の薬剤ではガスの気化熱に伴う冷却効果と考えられる軽度の薬害が認められた。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明のカイガラムシ類駆除剤は、カイガラムシ類に泡を吹きかけてこれを空気から遮断することにより窒息させる、又は行動を拘束し、餓死させるものであるため、カイガラムシ類を確実にかつ作業者の健康を害することなく安全に駆除でき、しかも泡が散布される樹木に対して薬害を及ぼすこともない。特に、従来よりカイガラムシ類の駆除に用いられているマシン油等を使用することにより見られる薬害を心配する必要は無く、カイガラムシ類が寄生するあらゆる樹木に対して季節を問わず施用できるため、上記マシン油を用いることができなかった常緑樹に対しても施用でき、またカイガラムシの活動季節である夏季にも適用することができ、効率的にカイガラムシ類を駆除できる。
さらに、本発明に係る駆除剤は、上述したように単に泡状にしたものであるから低コストでしかも容易に製造することができると共に、作業性よく施用できる。
Claims (3)
- 水、界面活性剤、並びに起泡剤、泡保持剤、泡増強剤、増泡剤及び低級アルコールよりなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物を含有してなり、樹木上のカイガラムシ類に対して泡状に吹き付けて施用できることを特徴とするカイガラムシ類の駆除剤。
- さらに殺虫剤、殺菌剤、共力剤、植物生長調節剤、忌避剤、展着剤、肥料、香料、酸化防止剤、防腐剤、pH調節剤及び乳化助剤よりなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物を含む請求項1に記載の駆除剤。
- さらに昇華性物質を含む請求項1又は2に記載の駆除剤。
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