JP2002047101A - 発泡型不快害虫駆除剤及びこれを用いた不快害虫駆除方法 - Google Patents

発泡型不快害虫駆除剤及びこれを用いた不快害虫駆除方法

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JP2002047101A
JP2002047101A JP2000235928A JP2000235928A JP2002047101A JP 2002047101 A JP2002047101 A JP 2002047101A JP 2000235928 A JP2000235928 A JP 2000235928A JP 2000235928 A JP2000235928 A JP 2000235928A JP 2002047101 A JP2002047101 A JP 2002047101A
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Masakazu Shioyama
正和 塩山
Masaharu Fuchigami
正晴 淵上
Tomoyoshi Takemura
友良 竹村
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Yushiro Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴキブリ等の不快害虫を効果的に死滅又は駆
除する発泡型不快害虫駆除剤及びそれを用いた不快害虫
駆除方法を提供する。 【解決手段】 本発泡型不快害虫駆除剤は、界面活性剤
(グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル
等)からなり、被駆除用室(厨房等)における床の全面
又はその一部において、0.1重量%以上の濃度で水に
発泡させて使用する。厨房等の床面上に存在する不快害
虫は界面活性剤を含む泡と接触することで、死滅又は不
動状態となり、容易に駆除することができる。また、本
不快害虫駆除方法は、発泡機3により安定した泡を発生
させて、厨房の床面9に供給、滞留させ、不快害虫の死
滅の後、水で洗い流すことで排水溝10に集まり、効率
的に除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡型不快害虫駆
除剤及びそれを用いた不快害虫駆除方法に関し、更に詳
しくは、ゴキブリ等の不快害虫を死滅又は駆除する発泡
型不快害虫駆除剤及びそれを用いた不快害虫駆除方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、学校、会社等の給食設備やス
ーパー、食堂等の厨房設備等においては、特にゴキブリ
のように不快な害虫を除去することが、炊事器具の衛生
上の問題のみならず、食中毒の発生、食餌への混入等の
観点からも重要である。現在ではこのような害虫を除去
するために、例えば、ピレスロイド系の薬剤が使用され
ているが、価格、薬害等の観点から好ましくない。ま
た、終業後の清掃等で環境保全を図っても高人件費であ
ることから、安全性が高く、省費用の手法が望まれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであり、害虫に対して有効にかつ即効
的に駆除でき、しかも洗浄機能をも併せもった発泡型不
快害虫駆除剤、及びそれを用いた不快害虫駆除方法を提
供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、害虫に対し
て有効にかつ即効的に、しかも経済的に駆除できる発泡
型不快害虫駆除剤及びその不快害虫駆除方法について検
討した結果、本発明を完成するに至った。即ち、請求項
1記載の発明の発泡型不快害虫駆除剤は、界面活性剤か
らなり、水に発泡させて使用することを特徴とする。
【0005】上記「界面活性剤」としては、水に発泡す
るものであり、且つ不快害虫駆除作用があれば特に限定
されないが、例えば、請求項2に示すように、グリセリ
ン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、オレイン酸
ナトリウム、ポリオキシエチレンモノアルキルエーテル
等を用いることができる。
【0006】上記「グリセリン脂肪酸エステル」として
は、界面活性作用があるものであれば特に限定されず、
この「脂肪酸」は高級脂肪酸を意味し、通常、炭素数が
8〜20程度のものが使用される。このものの例として
は、グリセリンモノステアレート、グリセリンモノオレ
エート、デカグリセリンモノオレエート、グリセリン酢
酸脂肪酸エステル、グリセリン乳酸脂肪酸エステル、グ
リセリンクエン酸脂肪酸エステル、グリセリンコハク酸
脂肪酸エステル、グリセリンジアセチル酒石酸脂肪酸エ
ステル、グリセリン酢酸エステル等が挙げられるが、こ
れらのうちデカグリセリンモノオレエートが好ましく用
いられる。
【0007】上記「ショ糖脂肪酸エステル」としては、
界面活性作用があるものであれば特に限定されず、この
「脂肪酸」は高級脂肪酸を意味し、通常、炭素数が8〜
20程度のものが使用される。また、このエステルとし
ては、モノエステル、ジエステル、トリエステル等が挙
げられ、このうち、モノエステル、ジエステルが好まし
く用いられる。また、上記「ポリオキシエチレンモノア
ルキルエーテル」のアルキルとしては、特に限定されな
いが、炭素数10〜18のアルキルが好ましく用いられ
る。
【0008】上記「不快害虫」は、床を這う害虫の意味
に用いられ、例えば、ゴキブリ、クモ、ムカデ、ゲジ等
が挙げられるが、請求項3に示すようにゴキブリが好適
に挙げられ、ゴキブリを駆除するための発泡型不快害虫
駆除剤とすることができる。
【0009】本発明においては、請求項4に示すよう
に、界面活性剤がグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂
肪酸エステル及びオレイン酸ナトリウムから選ばれる少
なくとも一種であり、この10,000ppm水溶液の
BODが5,000ppm以上(好ましくは8,000
ppm以上、更に好ましくは10,000ppm以上)
であり、上記害虫がゴキブリであり、ゴキブリを駆除す
るために用いることができる。上記BODが5,000
ppm以上であれば生分解性に優れ、環境保全の点で好
ましい。
【0010】また、請求項5に示すように、界面活性剤
がグリセリン脂肪酸エステル及びショ糖脂肪酸エステル
のうちの少なくとも一種であり、この10,000pp
m水溶液のBODが5,000ppm以上(好ましくは
8,000ppm以上、更に好ましくは10,000p
pm以上)であり、上記不快害虫がゴキブリであり、ゴ
キブリを駆除するために用いることができる。この範囲
内にあれば、十分な生分解性に優れ、排水浄化に好まし
いものとなる。
【0011】請求項6記載の発明である不快害虫駆除方
法は、被駆除用室における床の全面又はその一部を、上
記発泡型不快害虫駆除剤を水の存在下発泡させて得た泡
により被覆させ、上記界面活性剤を含む上記泡が床面上
に存在する不快害虫と接触することにより、該不快害虫
を死滅又は不動状態にさせ、その後、該不快害虫を除去
することを特徴とする。
【0012】上記「被駆除用室」は、請求項7に示すよ
うに、厨房とすることができる。ここでいう厨房とは、
食物を調理する室であって、床面がコンクリート又はタ
イル等が張られている場所を意味する。
【0013】本発明に係わる上記界面活性剤は水溶液の
状態又は水中に分散させて用いることができ、その濃度
は、請求項8に示すように0.1重量%以上とすること
ができる。この濃度が0.1重量%未満では上記界面活
性剤を発泡させたときに発泡状態を十分に保持すること
ができず、十分に好ましいとはいえない。
【0014】上記泡による被覆は、請求項9に示すよう
に、上記界面活性剤を含む泡が床面に供給され、上記不
快害虫は、洗浄水を上記床面上に供給して該不快害虫が
洗い流すことで除去することができる。また、上記界面
活性剤を含む泡は、請求項10に示すように、厨房の床
面の周縁部に配設された配管を介して供給することがで
き、上記不快害虫の洗い流しによって、一定時間後に該
配管を介して供給される洗浄水により除去することがで
きる。
【0015】上記界面活性剤を含む泡は、請求項11に
示すように、自動的に供給することができ、上記不快害
虫の洗浄水は、一定時間後に自動的に供給することがで
き、更にこの洗い流される水を排水孔に集約して排水す
ることができる。また、上記界面活性剤を含む泡は、請
求項12に示すように、上記発泡型不快害虫駆除剤を含
む水溶液と空気とを任意の割合で混合できる発泡機を用
いて形成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、実施例を
挙げて具体的に説明する。 実施例1 500mlの三角フラスコに成体ゴキブリ2匹、未成体
ゴキブリ2匹を入れ、ポリエチレングリコールモノオレ
イルエーテル(商品名「リカノンUA−5014」;新
日本理化社製)1.0重量%溶液10mlを泡状にして
添加した。これを30分、60分経過した後のゴキブリ
の生存状態を観察した。生存の可否は動くか否かで評価
した。尚、所定時間後泡を消すためにシリコン系の消泡
剤を微量添加した。その結果を表1に示す。
【0017】実施例2 界面活性剤をシュガーモノラウレート(三菱化学フーズ
社製)とした以外は、実施例1と同様にして試験した。
その結果を表1に示す。
【0018】実施例3 界面活性剤をオレイン酸ナトリウム(和光純薬社製)と
した以外は、実施例1と同様にして試験した。その結果
を表1に示す。
【0019】実施例4 界面活性剤をデカグリセリンモノオレエート(日光ケミ
カルズ社製)とした以外は、実施例1と同様にして試験
した。その結果を表1に示す。
【0020】比較例1 添加物をピレスロイド(商品名「スミライフGD5
0」;住化ライフテク社製)0.01重量%とした以外
は、実施例1と同様にして試験した。その結果を表1に
示す。
【0021】比較例2 三角フラスコに無添加とした以外は、実施例1と同様に
して試験した。その結果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】表1より、本実施例1〜4において所定の
界面活性剤を含む泡を与えた場合は、ピレスロイドを使
用した場合と同様に、明らかにゴキブリに対して短時間
に死滅・不動効果を示すことが分かる。
【0024】実施例5〜7 次に、界面活性剤の濃度の効果を調べるため、デカグリ
セリンモノオレエート溶液の濃度を0.5重量%,0.
1重量%,0.05重量%として、上記と同様の試験を
行った。その結果を表1に示す。
【0025】表1より、低濃度(0.05重量%)にな
れば安定な泡を作りにくく、短時間に消えてしまうた
め、ゴキブリの呼吸口を覆うだけの容量がなくなり、生
存率が高くなってしまう。一方、濃度が0.1重量%を
越えると即効性はないが、時間とともにゴキブリの動き
が鈍くなり、死滅・不動に至った。
【0026】実施例8 上記各界面活性剤を用いた発泡型不快害虫駆除剤の生分
解性を調べるため、溶液濃度を10,000ppmとし
て、COD、BODを測定した。その結果を表2に示
す。
【0027】
【表2】
【0028】表2より、デカグリセリンモノオレエー
ト、シュガーモノラウレート及びオレイン酸ナトリウム
ではBODが8,000ppmを越え、生分解性に優れ
ることが分かった。ポリオキシエチレンモノオレイルエ
ーテルは合成物であり、非常に低いBODを示した。
【0029】実施例9〜10、比較例3 図1に示すような床面積が80m2である厨房Aに、濃
度1.0重量%の界面活性剤(デカグリセリンモノオレ
エート)を収容する容器1と、水を収容する水収容容器
2と、界面活性剤を発泡させる発泡機3と、各容器に接
続されるバルブ7a〜dと、界面活性剤、水又は発泡し
た界面活性剤を供給する1個の圧送ポンプ4と、各容器
1〜2、各バルブ及びポンプ4を各々接続する配管8
と、分配管5と、制御装置20と、を備える洗浄装置を
設置した。終業後、この洗浄装置の圧送ポンプを作動
し、上記界面活性剤を分配管5の吐出部6a〜gから吐
き出させ、厨房の床面一面に泡(気液比20対1)を連
続的に供給し滞留させ、2時間放置した。その後、洗浄
水に切り替えて流し、床清掃を終えた。翌朝、排水溝内
のゴキブリの死骸数を数え、これを1週間継続した。同
じ床面積を有する別の厨房Bにおいても同様に行った。
また、比較として、水のみで清掃した場合についても調
査した。その結果を表3に示す。
【0030】
【表3】
【0031】表3より、比較例3のように、床面を水で
洗浄する程度ではゴキブリの駆除を行うことができな
い。一方、実施例9及び10では、発泡機による安定し
た泡の製造と供給によって床面をまんべんなくゴキブリ
駆除作用のある界面活性剤で満たすことができ、1日後
及び2日後における床面洗浄で存在するゴキブリを駆除
することができ、3日後より全く死骸が見られなくなっ
た。
【0032】実施例の効果 上記実施例で用いた界面活性剤はすべて、ゴキブリに対
して優れた駆除効果を示した。特にデカグリセリンモノ
オレエート及びシュガーモノラウレートは食品添加用界
面活性剤であり、排水となっても生分解性が十分高い
し、且つ食品であるので極めて安全であることが分る。
また、厨房においては、上記界面活性剤を含む泡によっ
て、不快害虫の駆除のみならず界面活性剤の供給で、床
面の清掃も可能となり、清掃作業の省人化を図ることが
できた。不快害虫の除去、床面の洗浄を考慮するなら
ば、約30分以上床を界面活性剤の泡で覆えば十分であ
る。
【0033】尚、本発明は上記実施例に限られず、目
的、用途に応じて種々の態様とすることができる。例え
ば、界面活性剤のほかに消毒剤(滅菌剤や殺菌剤等)を
加えた発泡型不快害虫駆除剤としてもよい。この場合、
不快害虫の駆除、床の洗浄及び消毒の効果を備えること
ができる。また、発泡型不快害虫駆除剤の使用にあたっ
て、界面活性剤を含む泡の放置時間は特に問わない。ま
た、界面活性剤を含む泡を供給、あるいは洗浄水を供給
する装置は特に限定されず、ハンディタイプでも据え置
きタイプでもよい。泡を供給し、洗浄水を供給するため
の一体型装置を用いてもよいし、自動化してもよい。ま
た、別の発泡機として、図2に示すような装置3aを用
いることができる。即ち、界面活性剤供給管11と、空
気供給管12と、製泡機本体内に、その内側断面形状と
略同一の形状であって、適宜間隔をもって取り付けられ
た複数の網状体13a〜fを備えるものを用いることが
できる。これによれば、空気供給管12より0.05〜
0.4気圧程度の圧力で空気を供給し、その後発泡型不
快害虫駆除剤を供給管3より供給する。この場合の空気
量と発泡型不快害虫駆除剤との体積比率は15〜30:
1程度である。発泡型不快害虫駆除剤が界面活性剤供給
管11から噴射状に出てきて、網状体全面に均等に行き
渡り、上方から吹き付けられる空気によって泡化され
る。更に、図3に示すような装置を用いることができ
る。即ち、予め界面活性剤を含む泡を生成させ、その発
泡状態又は含泡状態の界面活性剤水溶液に更に気体を混
合してより安定な泡を作ることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明の発泡型不快害虫駆除剤は、不快
害虫に対して有効に、しかも経済的に死滅又は駆除する
ことができる。特にゴキブリに対して、極めて優れた効
果を示す。また、本発明の不快害虫駆除方法によれば、
不快害虫に対して即効的に死滅又は駆除することができ
るので、清掃作業の省人化を図ることができる。また、
不快害虫が死滅した後、害虫駆除剤は水洗作業により希
釈され、生物処理を主体とした排水処理設備に送られる
が、生分解性が高いので、環境汚染の心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例9における厨房内洗浄装置の概要を示す
説明図である。
【図2】別の発泡機を示す説明図である。
【図3】別の発泡機を示す説明図である。
【符号の説明】
1;発泡型不快害虫駆除剤収容容器、2;水収容容器、
3;発泡機、4;圧送ポンプ、5;分配管、6;吐出
口、7;バルブ、8;接続配管、9;厨房内床面、1
0;排水溝、11;界面活性剤供給管、12;空気供給
管、13;網状体、14;空気吹き付け部、15;開放
された一端部、16;密閉された一端部、20;制御装
置、30;コンプレッサー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹村 友良 神奈川県高座郡寒川町田端1580番地 ユシ ロ化学工業株式会社内 Fターム(参考) 4H011 AC02 BB06 BC18 DA13 DA18 DC12 DD05 DE17

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界面活性剤からなり、水に発泡させて使
    用することを特徴とする発泡型不快害虫駆除剤。
  2. 【請求項2】 上記界面活性剤がグリセリン脂肪酸エス
    テル、ショ糖脂肪酸エステル、オレイン酸ナトリウム及
    びポリオキシエチレンモノアルキルエーテルから選ばれ
    る少なくとも一種である請求項1記載の発泡型不快害虫
    駆除剤。
  3. 【請求項3】 不快害虫がゴキブリであり、ゴキブリを
    駆除するために用いられる請求項1又は2記載の発泡型
    害虫駆除剤。
  4. 【請求項4】 上記界面活性剤がグリセリン脂肪酸エス
    テル、ショ糖脂肪酸エステル及びオレイン酸ナトリウム
    から選ばれる少なくとも一種であり、この10,000
    ppmの水溶液のBODが5,000ppm以上であ
    り、上記不快害虫がゴキブリであり、ゴキブリを駆除す
    るために用いられる請求項1記載の発泡型不快害虫駆除
    剤。
  5. 【請求項5】 上記界面活性剤がグリセリン脂肪酸エス
    テル及びショ糖脂肪酸エステルのうちの少なくとも一種
    であり、この10,000ppmの水溶液のBODが
    5,000ppm以上であり、上記不快害虫がゴキブリ
    であり、ゴキブリを駆除するために用いられる請求項1
    記載の発泡型不快害虫駆除剤。
  6. 【請求項6】 被駆除用室における床の全面又はその一
    部を、請求項1乃至5のいずれかに記載の発泡型不快害
    虫駆除剤を水の存在下発泡させて得た泡により被覆さ
    せ、上記界面活性剤を含む上記泡が床面上に存在する不
    快害虫と接触することにより、該不快害虫を死滅又は不
    動状態にさせ、その後、該不快害虫を除去することを特
    徴とする不快害虫駆除方法。
  7. 【請求項7】 上記被駆除用室が厨房である請求項6記
    載の不快害虫駆除方法。
  8. 【請求項8】 上記界面活性剤の濃度は0.1重量%以
    上である請求項6又は7記載の不快害虫駆除方法。
  9. 【請求項9】 上記泡による被覆は、上記界面活性剤を
    含む泡が床面に供給され、上記不快害虫の除去は、洗浄
    水を上記床面上に供給して該不快害虫が洗い流されるこ
    とにより行われる請求項6乃至8に記載の不快害虫駆除
    方法。
  10. 【請求項10】 上記界面活性剤を含む泡の供給は、厨
    房の床面の周縁部に配設された配管を介して行われ、上
    記不快害虫の洗い流しによる除去は、一定時間後に該配
    管を介して供給される洗浄水により行われる請求項9記
    載の不快害虫駆除方法。
  11. 【請求項11】 上記界面活性剤を含む泡の供給は自動
    的に行われ、上記不快害虫の洗浄水の供給は、一定時間
    後に自動的に行われ、この洗い流される水は排水孔に集
    約され排水される請求項10記載の不快害虫駆除方法。
  12. 【請求項12】 上記界面活性剤を含む泡は、上記発泡
    型不快害虫駆除剤を含む水溶液と空気とを任意の割合で
    混合できる発泡機を用いて形成されものである請求項6
    乃至11のいずれかに記載の不快害虫駆除方法。
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