JPH10251421A - プリプレグ、積層板及び多層プリント配線板 - Google Patents

プリプレグ、積層板及び多層プリント配線板

Info

Publication number
JPH10251421A
JPH10251421A JP9053694A JP5369497A JPH10251421A JP H10251421 A JPH10251421 A JP H10251421A JP 9053694 A JP9053694 A JP 9053694A JP 5369497 A JP5369497 A JP 5369497A JP H10251421 A JPH10251421 A JP H10251421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bifunctional
epoxy resin
molecular weight
epoxy
prepreg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9053694A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Ikeda
謙一 池田
Kazuhito Kobayashi
和仁 小林
Harumi Negishi
春已 根岸
Takeshi Sugimura
猛 杉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP9053694A priority Critical patent/JPH10251421A/ja
Publication of JPH10251421A publication Critical patent/JPH10251421A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工時や構成作業時の発塵が少ないプリプレ
グを提供する。 【解決手段】 二官能エポキシ樹脂と二官能フェノール
類とを反応させて得られる直鎖状高分子量エポキシ重合
体100重量部、イソシアネート系架橋剤を高分子エポ
キシ重合体のアルコール性水酸基1当量に対して0.1
〜2.0当量、二官能以上のエポキシ樹脂10〜200
重量部、フェノールノボラック系硬化剤を二官能以上の
エポキシ樹脂のエポキシ基1当量に対して0.1〜2.
0当量配合した樹脂組成物のワニスを、ポリアリレート
繊維基材に含浸し、加熱して、Bステージ化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリプレグ、積層
板及び多層プリント配線板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器に用いられるプリント配線板に
ついては、デジタル信号処理対応、配線の高密度化・細
線化、実装部品面積の狭小化等が急速に進展している。
従来、電子機器用のプリント配線板には、ガラス繊維を
基材とするエポキシ樹脂積層板が最も多く用いられてい
る。材料が安価で成形も容易であるためである。
【0003】また、最近の多層プリント配線板は、高密
度配線化の進行により、一つの配線層と他の配線層の電
気的接続に使用される導通穴の数が増加している。通常
この導通穴は、配線層を多層重ねて積層した後に全体を
貫通する穴を明け、その穴内壁をめっきすることにより
形成する。この場合、必要な接続を行う層間以外の層ま
で穴が明けられ、接続と無関係な層においては、その貫
通穴の箇所を避けて、配線を行なけれぱならず、設計の
自由度や配線の高密度化の障害になっている。そこで、
配線板全体を貫通する穴だけを使用するのではなく、隣
接する配線層のみの接続を行う、いわゆるインターステ
イシャルバイアホール(以下IVHという)接続による
層間接続を形成するようになってきている。IVH接続
用の穴あけの方法としては、ドリル加工、パンチング加
工、レーザー加工、ケミカルエッチング等があるが、特
に小径IVH接続用穴あけにはレーザー加工が最適とさ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のエポ
キシ樹脂を用いたプリプレグは、形を整えるために切断
するときや、プリプレグと銅はくとの構成作業時の発塵
が著しく、主として樹脂粉からなる塵埃が積層板の表面
に付着して、いわゆる打痕不良の原因となっていた。配
線密度が高くなると配線が細くなりかつ配線間隔も狭く
なるので、打痕不良があるとエッチング不良の原因とな
り、配線密度の高密度化を妨げる要因となっている。
【0005】一方、基材としてガラス繊維を使用すると
ドリル切削時のドリル刃の磨耗量が大きくなること、レ
ーザー加工による穴あけが困難であった。高周波回路や
高速LSIを実装する回路においては、積層板を低誘電
率かつ低誘電正接とする必要がある。このような用途に
向けられるエポキシ樹脂積層板としては、誘電率が小さ
いSガラス繊維又はDガラスの繊維を基材として用いて
いたが、Sガラス繊維やDガラス繊維を基材として用い
た積層板は、汎用のEガラス繊維を用いた積層板よりも
さらに加工性が悪くなるという問題があった。
【0006】本発明は、加工時や構成作業時の発塵が少
ないプリプレグを提供することを第一の課題とする。さ
らに、低誘電率かつ低誘電正接で、加工性のよい積層板
及び多層プリント配線板を提供することを第二の課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、二官能エポキ
シ樹脂と二官能フェノール類とを反応させて得られる直
鎖状高分子量エポキシ重合体100重量部、イソシアネ
ート系架橋剤を高分子エポキシ重合体のアルコール性水
酸基1当量に対して0.1〜2.0当量、二官能以上の
エポキシ樹脂10〜200重量部、フェノールノボラッ
ク系硬化剤を二官能以上のエポキシ樹脂のエポキシ基1
当量に対して0.1〜2.0当量配合した樹脂組成物の
ワニスを、ポリアリレート繊維基材に含浸し、加熱し
て、Bステージ化してなるプリプレグである。
【0008】二官能エポキシ樹脂と二官能フェノール類
とを反応させて得られる直鎖状高分子量エポキシ重合体
(以下高分子量エポキシ重合体という)を二官能以上の
エポキシ樹脂と併用することによりプリプレグの発塵を
抑制することができるようになる。しかしながら、高分
子量エポキシ重合体は、単体では熱可塑性樹脂と同様な
性質を有し耐熱性に問題がある。そこで、イソシアネー
ト系架橋剤を配合して架橋させて耐熱性を付与する。イ
ソシアネート系架橋剤の配合量が高分子エポキシ重合体
のアルコール性水酸基1当量に対して0.1当量未満で
あると、耐熱性が低下する傾向を示すようになり、ま
た、2.0当量を超えると、成形性が悪くなる傾向を示
すようになる。このような観点から、イソシアネート系
架橋剤の配合量は、高分子エポキシ重合体のアルコール
性水酸基1当量に対して0.5〜1当量とするのがより
好ましい。ここで、高分子量エポキシ重合体について、
高分子量とは、プリプレグの発塵を抑制できる程度以上
に高分子量であることを意味する。少なくとも併用する
二官能以上のエポキシ樹脂よりも高分子量であるのが好
ましい。プリプレグの発塵抑制に効果があるとされる分
子量の下限値は、高分子量エポキシ重合体と二官能以上
のエポキシ樹脂との配合比や、二官能以上のエポキシ樹
脂の種類によって異なる。
【0009】本発明において、二官能以上のエポキシ樹
脂及びフェノールノボラック系硬化剤は接着成分として
作用する。高分子量エポキシ重合体100重量部に対す
る二官能以上のエポキシ樹脂の配合量が10重量部未満
であると、必要な接着性が得られず、200重量部を超
えると高分子量エポキシ重合体を配合する効果がなくな
る。このような観点から、高分子量エポキシ重合体10
0重量部に対する二官能以上のエポキシ樹脂の配合量は
30〜60重量部とするのがより好ましい。フェノール
ノボラック系硬化剤の配合量は、二官能以上のエポキシ
樹脂のエポキシ基1当量に対して0.1〜2.0当量と
するのが好ましい。フェノールノボラック系硬化剤の配
合量が0.1当量未満であると二官能以上のエポキシ樹
脂の硬化が不十分となる傾向を示すようになり、2.0
当量を超えると耐熱性が低下する傾向を示すようにな
る。このような観点から、フェノールノボラック系硬化
剤の配合量は、二官能以上のエポキシ樹脂のエポキシ基
1当量に対して0.3〜1.0当量の範囲とするのがよ
り好ましい。
【0010】プリプレグの基材としては、ポリアリレー
ト繊維基材が用いられる。ポリアリレートは、ジフェノ
ール類と芳香族カルボン酸との重縮合体であり、全芳香
族ポリエステルの一種であるが、同系のアラミド繊維よ
りも、吸水率が極めて低い。さらに、Eガラス繊維より
も誘電率、誘電正接が低く、レーザーによって容易に穴
加工が可能であり、また、ドリルによって加工するとき
でも、ドリル刃の磨耗性が少なく、加工が容易で、穴壁
粗さの小さい加工ができる。また、高分子量エポキシ重
合体、イソシアネート系架橋剤、二官能以上のエポキシ
樹脂及びフェノールノボラック系硬化剤からなる樹脂組
成物と組み合わせることで繊維の界面との接着性が良好
であり、したがって、プリプレグからの発塵を少なくす
ることができる。
【0011】本発明で用いられる高分子量エポキシ重合
体としては、二官能エポキシ樹脂と二官能フェノール類
とを、二官能エポキシ樹脂と二官能フェノール類の配合
当量比をエポキシ基/フェノール性水酸基=1.0/
0.9〜1.1とし、触媒の存在下、沸点が100℃以
上のアミド系又はケトン系溶媒中、反応固形分濃度50
重量%以下で加熱して重合させて得られる高分子量エポ
キシ重合体(例えば、特公平7−59619号公報参
照)を用いるのが好ましい。このような条件下に二官能
エポキシ樹脂と二官能フェノール類とを反応させること
により、二官能以上のエポキシ樹脂と配合してプリプレ
グとしたときに発塵を抑制できる程度に高分子量化した
高分子量エポキシ重合体を容易に得ることができる。二
官能エポキシ樹脂と二官能フェノール類とを反応させる
とき、二官能エポキシ樹脂のエポキシ基と二官能フェノ
ール類のフェノール性水酸基との当量比が1に近い程高
分子量化させることができる。しかしながら、高分子量
化しすぎるとワニスとしたときに粘度が高くなって取り
扱い性が劣る傾向にある。また、発塵を確実に抑制する
ためには、フィルム形成性を有する程度に高分子量化さ
せるのが好ましく、そのためには、二官能エポキシ樹脂
と二官能フェノール類の配合当量比をエポキシ基/フェ
ノール性水酸基=1.0/0.9〜1.1として反応さ
せるのが好ましい。フェノール性水酸基が0.9当量未
満であると副反応が起きて生成物が架橋して溶媒に不溶
となることがあり、フェノール性水酸基が1.1当量を
超えると高分子量化しないことがある。ここでフィルム
形成性とは、溶媒に溶解した高分子量エポキシ重合体
を、例えば平板上に流延して溶媒を除去し、平板から剥
がして搬送・切断・積層等の処理を施したときに割れや
欠落等の現象を生ずることのないフィルムを形成できる
ような特性を意味している。また、反応固形分濃度が5
0重量%を超えると副反応が多くなり生成物が架橋して
溶媒に不溶となることがある。反応に用いる溶媒の沸点
は、反応温度との関係から100℃以上であるのが好ま
しく、反応に用いる溶媒の沸点が100℃未満であると
反応が遅くなる傾向にある。
【0012】本発明において高分子量エポキシ重合体を
架橋するために用いられるイソシアネート系架橋剤は、
イソシアネート基を1.0〜5.0当量のマスク剤でマ
スクされたマスクイソシアネート系架橋剤を用いるのが
好ましい。マスクイソシアネート系架橋剤を用いること
により、加熱成形時にのみマスク剤が解離して架橋反応
が起こり、一方、室温ではイソシアネートのマスクが解
離しないために、ワニスの保存安定性を著しく向上させ
ることができる。イソシアネート基に対するマスク剤の
配合当量は1.0〜5.0当量とするのが好ましい。マ
スク剤の配合当量が1.0当量未満であるとマスクが不
完全となり、プリプレグを室温で保存すると架橋反応が
進行してしまうため保存方法に制限を生ずる。また、
5.0当量を超えると、低分子量成分の割合が多くな
り、耐熱性が低下する傾向を示す。このような観点か
ら、マスク剤の配合当量は、2〜4当量とするのがより
好ましい。
【0013】本発明になるプリプレグを所定枚数積層
し、加熱加圧して積層板とされる。
【0014】また、この積層板を内層配線板とし、内層
配線板相互間及び内層配線板と外層用金属はくとを本発
明になるプリプレグを用いて接着一体化することによ
り、多層プリント配線板とされる。
【0015】
【発明の実施の形態】高分子量エポキシ重合体を製造す
るために用いられる二官能エポキシ樹脂としては、分子
内に二個のエポキシ基をもつエポキシ樹脂であればどの
ようなものでもよく、例えば、ビスフェノールAエポキ
シ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノ
ールS型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂肪族環
状エポキシ樹脂、二官能フェノールのジグリシジルエー
テル化物、二官能アルコールのジグリシジルエーテル化
物、これらのハロゲン化物、これらの水素添加物などが
挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上
併用してもよい。二官能エポキシ樹脂の分子量には特に
制限はない。
【0016】高分子量エポキシ重合体を製造するために
用いられる二官能フェノール類としては、二個のフェノ
ール性水酸基をもつ化合物であればどのようなものでも
よく、例えば、単環二官能フェノールであるヒドロキノ
ン、レゾルシノール、カテコール、多環二官能フェノー
ルであるビフェノール、ビスフェノールA、ビスフェノ
ールF、これらのハロゲン化物、アルキル基置換体など
が挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以
上併用してもよい。
【0017】本発明で用いられるイソシアネート系架橋
剤としては、分子内に2個以上のイソシアネート基を有
する多官能イソシアネートであるのが好ましく、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、m−キシリレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、m−フェニレンジイ
ソシアネート、トルエン−2,4−ジイソシアネート、
トルエン−2,6−ジイソシアネート、トリメチルヘキ
サメチレンジイソシアネートなどが挙げられる。これら
は、単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
【0018】イソシアネート基のマスク剤としては、フ
ェノール類、オキシム類、アルコール類、アミン類、イ
ミダゾール類などが用いられる。フェノール類として
は、フェノール、クレゾール、p−フェニルフェノー
ル、p−t−ブチルフェノール、2,4,6−トリメチ
ルフェノール、4,4’−ビフェノール、ヒドロキノ
ン、レゾルシノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、フェノールノボラック、クレゾール
ノボラツクなどが挙げられる。なお、マスク剤としてフ
ェノールノボラック、クレゾールノボラツクを用いたと
きは、解離したマスク剤がエポキシ樹脂の硬化剤として
も作用する。したがって、硬化剤の配合量には、これを
考慮する必要がある。オキシム類としては、アセトンオ
キシム、メチルエチルケトンオキシム、メチルイソブチ
ルケトンオキシム、シクロヘキサノンオキシムなどが挙
げられる。アルコール類としては、エチルアルコール、
n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n
−ブチルアルコール、イソブチルアルコールなどが挙げ
られる。アミン類としては、n−ブチルアミン、イソブ
チルアミン、ジ−n−ブチルアミン、ジイソブチルアミ
ンなどが挙げられる。イミダゾール類としては、イミダ
ゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メ
チルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−ウ
ンデシルイミダゾール、ベンズイミダゾールなどが挙げ
られる。これらのマスク剤は、単独で用いてもよく、2
種以上併用してもよい。
【0019】二官能以上のエポキシ樹脂としては、分子
内に二個以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂であれ
ばよく、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビ
スフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エ
ポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、フェノールノボラッ
ク型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、多官
能フェノールのジグリシジルエーテル化物、多官能アル
コールのジグリシジルエーテル化物、これらのハロゲン
化物、水素添加物などが挙げられる。これらのエポキシ
樹脂は、単独で用いてもよく、2種以上併用してもよ
い。
【0020】フェノールノボラック系硬化剤としては、
フェノールノボラック、クレゾールノボラックなどが挙
げられる。これらのフェノールノボラック系硬化剤は、
単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
【0021】ポリアリレート繊維基材としては、ヒドロ
キシナフトエ酸とヒドロキシ安息香酸との共重合体であ
る全芳香族ポリエステル繊維基材を用いることが好まし
い。ヒドロキシナフトエ酸とヒドロキシ安息香酸との共
重合体は溶融液晶ポリマーであり、紡糸時に高配向する
ため、超高強力で高耐熱性を示すからである。繊維基材
の形態としては、織布、不織布いずれでも用いられる
が、他のバインダーや第三成分を使用しない不織布を用
いるのが、ポリマーの特性をそのまま利用できかつ加工
性も良好となるので好ましい。
【0022】高分子量エポキシ重合体、イソシアネート
系架橋剤、二官能以上のエポキシ樹脂及びフェノールノ
ボラック系硬化剤を配合した樹脂組成物をワニスとする
ときの溶媒としては、これらの成分を溶解可能な溶媒で
あればよく特に制限はない。後に説明するように、高分
子量エポキシ重合体の製造が溶媒中で行われ、高分子量
エポキシ重合体は製造に使用する溶媒の溶液として得ら
れるから、その溶媒をワニスの溶媒とするのが好まし
い。なお、ワニスとするときに、必要によりエポキシ樹
脂の硬化促進剤を配合してもよい。硬化促進剤として
は、2−エチル−4−メチルイミダゾール、ベンジルジ
メチルアミンなど、エポキシ樹脂の硬化促進剤として使
用されている化合物を使用できる。硬化促進剤は、エポ
キシ樹脂100重量部に対して、0.1〜3重量部を配
合するのが好ましい。得られたワニスをポリアリレート
系繊維基材に含浸させ、乾燥させることによりプリプレ
グとする。ポリアリレート系繊維基材への付着量は、乾
燥後の固形分として50〜70重量%となるようにする
のが好ましい。プリプレグを製造するときの乾燥条件
は、乾燥温度60〜200℃、乾燥時間1〜30分の範
囲で、製造しようとするプリプレグに好適な条件が選定
される。
【0023】高分子量エポキシ重合体の製造において使
用される触媒としては、エポキシ基とフェノール性水酸
基とのエーテル化反応を促進させるような触媒能を持つ
化合物であればよい。このような化合物としては、アル
カリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物、イミダゾー
ル類、有機りん化合物、第二級アミン、第三級アミン、
第四級アンモニウム塩などが挙げられる。これらの触媒
は、単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。触
媒の配合量は特に制限はないが、一般には二官能エポキ
シ樹脂1モルに対して0.0001〜0.2モル程度と
される。この範囲より少ないと高分子量化反応が著しく
遅なることがあり、この範囲より多いと副反応が多くな
り直鎖状に高分子量化しなくなることがある。
【0024】高分子量エポキシ重合体の製造において使
用される溶媒としては、原料となる二官能エポキシ樹脂
及び二官能フェノール類を溶解でき、溶媒の沸点が10
0℃以上のアミド系溶媒又はケトン系溶媒が好ましい。
アミド系溶媒としては、ホルムアミド、N−メチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトアミ
ド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセト
アミド、N,N,N’,N’−テトラメチル尿素、2−
ピロリドン、N−メチルピロリドンなどが挙げられる。
また、ケトン系溶媒としては、メチルイソブチルケト
ン、2−ヘプタノン、4−ヘプタノン、2−オクタノ
ン、シクロヘキサノン、アセチルアセトン、2,3−ブ
タンジオンなどが挙げられる。これらの溶媒は、単独で
用いてもよく、2種以上併用してもよい。また、高分子
量エポキシ重合体の溶解を阻害しない限度内でエーテル
系などの他の溶媒を併用してもよい。
【0025】高分子量エポキシ重合体を製造するときの
反応温度は80〜150℃が好ましく、100〜140
℃がより好ましい。反応温度が80℃未満であると反応
の進行が著しく遅くなり、150℃を超えると副反応に
より枝分かれの多い生成物が多くなる傾向がある。
【0026】高分子量エポキシ重合体を製造するとき、
重量平均分子量が50,000以上、希薄溶液の還元粘
度が0.50dl/g以上となるようにするのが好まし
い。高分子量エポキシ重合体を製造するとき、二官能エ
ポキシ樹脂と二官能フェノール類の配合当量比、反応さ
せるときの固形分濃度、触媒の配合量などを調整するこ
とにより高分子量化することができる。重量平均分子量
が50,000以上、希薄溶液の還元粘度が0.50d
l/g以上の高分子量エポキシ重合体の溶液をガラス板
上に塗布し、乾燥することにより厚さが10〜100μ
m、引張強さ30MPa以上、伸び10%以上の取扱い
上十分な強度を有するフィルムとすることができ、プリ
プレグの発塵を確実に抑制できる。ここで、重量平均分
子量の測定方法としては、特に限定されるものではない
が、光散乱法によるのが絶対測定が可能である点から好
ましく、ゲルパーミュエーションクロマトグラフィー
(以下GPCという)により求めてもよい。また、希薄
溶液の還元粘度とは、濃度を0.1g/dl〜0.5g
/dlの溶液について粘度を測定(30℃)して得られ
た還元粘度を濃度0.0g/dlに外挿して得られる値
である。
【0027】本発明の積層板は、所定枚数のプリプレグ
を積層し、その両面又は片面に金属はくを重ね、加熱加
圧して製造される。金属はくとしは、主に銅はくが用い
られるが、アルミニウムはく、ニッケルはく等が用いら
れることもある。用いられる金属はくの厚さは、通常5
〜200μmである。積層板製造時の加熱温度は130
〜250℃、好ましくは150〜180℃、加圧力は
0.5〜10MPa、好ましくは2〜5MPaで、プリ
プレグの材料構成や積層板の厚さ等により最適の値が選
定される。成形圧力が低いと成形不充分となり、高過ぎ
ると樹脂流れが多くなって成形不良を生ずる傾向を示
す。
【0028】得られた積層板を多層プリント配線板の内
層配線板として使用するときは、積層板にあらかじめエ
ッチング等で回路加工を施し、さらに回路面を粗化す
る。そして、例えば、4層プリント配線板を製造すると
きには、その両面に本発明のプリプレグ1〜2枚を介し
て金属はくを重ね、加熱加圧して多層プリント配線板と
する。このときの加熱加圧条件は積層板と同様でよい。
この後、これをレーザーやドリルによって所要の穴あけ
加工を施し、穴内壁にめっきを施し、最後に表面の金属
はくにエッチング等で回路加工を施す。穴あけ加工にお
いて、IVH接続用の穴を形成する場合の方法として
は、ドリル加工、パンチング加工、レーザー加工、ケミ
カルエッチング等が挙げられるが、特に小径のIVH接
続用の穴を形成するにはレーザー加工が好適である。
【0029】
【実施例】
実施例1 ビスフェノールA型の二官能エポキシ樹脂(エポキシ当
量171.3)1.2モルとビスフェノールA(水酸基
当量114.5)1.0モル、触媒として水酸化ナトリ
ウム0.01モルを、N,N−ジメチルアセトアミド中
で、反応固形分濃度を30重量%として、110℃で6
時間反応させることにより、粘度が1.2Pa・sの高
分子量エポキシ重合体溶液を得た。この反応溶液の希薄
溶液の還元粘度は0.72dl/gであった。また光散
乱法により測定した重量平均分子量は、65,000、
GPCにより測定した標準ポリスチレン換算重量平均分
子量は、94,000であった。得られた高分子量エポ
キシ重合体溶液を高分子量エポキシ重合体固形分100
部(重量部、以下同じ)相当量、架橋剤としてフェノー
ルマスクヘキサメチレンジイソシアネートを30部、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂を50部、フェノールノ
ボラック系硬化剤として、フェノールノボラックを5
部、硬化促進剤として2−エチル−4−メチルイミダゾ
ールを0.5部配合し、ワニスAを得た。厚さ50μ
m、重量50g/m2 のポリアリレート不織布(株式会
社クラレ製ベクルスSRN50(商品名)を使用した)
に、乾燥後の厚さが75μmになるように調整してこの
ワニスAを含浸し、160℃の乾燥機中で3分間乾燥
し、Bステージ状態のプリプレグAを作製した。プリプ
レグAの厚さをマイクロメーターを用いて測定したとこ
ろ、76μmであった。このプリプレグAを5枚重ね、
両側に厚さ18μmの銅はくを配置し、成形温度175
℃、圧力40MPaで30分間加熱して両面銅張積層板
Aを作製した。この両面銅張積層板Aの両面をエッチン
グして配線パターンを形成して内層配線板を得、この内
層配線板の配線パターン面を粗化し、両側にプリプレグ
A1枚を介して厚さ18μm銅はくを配置し、加熱加圧
して4層配線板Aを製造した。この4層配線板Aに、炭
酸ガスレーザーにより表面銅はくから内層配線板の配線
パターン面に至るIVH接続用穴(直径0.15mm)
を形成した。また、4層配線板Aを3枚重ねにして、直
径0.7mmのドリルを用い、回転数毎分65,00
0、送り速度3.5m/分として貫通穴を設け、これら
の穴に所要のめっきを施してIVH付き4層配線板Aを
作製した。4層配線板Aの加工において、レーザー加工
により良好なIVH用穴を形成でき、また、貫通穴6,
000の穴あけ後、刃幅を実体顕微鏡を用いて測定した
ところ刃幅方向ドリル摩耗量は30μmであった。
【0030】実施例2 ビスフェノールA型の二官能エポキシ樹脂(エポキシ当
量171.3)1.1モルとビスフェノールA(水酸基
当量114.5)1.0モル、触媒として水酸化ナトリ
ウム0.008モルを、N,N−ジメチルアセトアミド
中で、反応固形分濃度を30重量%として、110℃で
6時間反応させることにより、粘度が1.2Pa・sの
高分子量エポキシ重合体溶液を得た。この反応溶液の希
薄溶液の還元粘度は0.68dl/gであった。また光
散乱法により測定した重量平均分子量は、63,00
0、GPCにより測定した標準ポリスチレン換算重量平
均分子量は、81,000であった。得られた高分子量
エポキシ重合体溶液を高分子量エポキシ重合体固形分1
00部(重量部、以下同じ)相当量、架橋剤としてn−
ブチルアミンマスクイソホロンジイソシアネートを50
部、ビスフェノールA型エポキシ樹脂を70部、フェノ
ールノボラック系硬化剤として、フェノールノボラック
を5部、硬化促進剤としてベンジルジメチルアミンを
0.3部配合し、さらに、メチルエチルケトンを50部
配合してワニスBを得た。以下、実施例1と同様にして
プリプレグB、両面銅張積層板B、4層配線板B、IV
H付き4層配線板Bを作製した。プリプレグBの厚さを
マイクロメーターを用いて測定したところ、74μmで
あった。4層配線板Bの加工において、レーザー加工に
より良好なIVH接続用穴を形成できた。また、刃幅方
向ドリル摩耗量は32μmであった。
【0031】実施例3 実施例1におけるビスフェノールAをテトラブロモビス
フェノールA(水酸基当量272.0)に代え、反応時
の固形分濃度を35%とした外は実施例1と同様にし
て、粘度が1.0Pa・sの高分子量臭素化エポキシ重
合体溶液を得た。この高分子量エポキシ重合体の希薄溶
液の還元粘度は0.60dl/gであった。また光散乱
法により測定した重量平均分子量は71,000、GP
Cにより測定した標準ポリスチレン換算重量平均分子量
は、79,000であった。得られた高分子量エポキシ
重合体溶液を高分子量エポキシ重合体固形分100部
(重量部、以下同じ)相当量、架橋剤としてビスフェノ
ールAマスクトリレンジイソシアネートを30部、ビス
フェノールA型エポキシ樹脂を50部、フェノールノボ
ラック系硬化剤として、フェノールノボラックを5部、
硬化促進剤としてベンジルジメチルアミンを0.2部配
合し、さらに、メチルエチルケトンを30部配合してワ
ニスCを得た。以下、実施例1と同様にしてプリプレグ
C、両面銅張積層板C、4層配線板C、IVH付き4層
配線板Cを得た。プリプレグCの厚さをマイクロメータ
ーを用いて測定したところ、75μmであった。4層配
線板Cの加工において、レーザー加工により良好なIV
H接続用穴を形成でき、また、刃幅方向ドリル摩耗量は
36μmであった。
【0032】実施例4 ポリアリレート不織布に代えて、厚さ50μm、重量5
0g/m2 のポリアリレート紙(株式会社クラレ製、ベ
クルスCC50(商品名)を使用した)を用い、そのほ
かは実施例1と同様にしてプリプレグD、両面銅張積層
板D、4層配線板D、IVH付き4層配線板Dを得た。
プリプレグDの厚さをマイクロメーターを用いて測定し
たところ、76μmであった。4層配線板Dの加工にお
いて、レーザー加工により良好なIVH接続用穴を形成
でき、また、刃幅方向ドリル摩耗量は28μmであっ
た。
【0033】実施例5 ポリアリレート不織布に代えて、厚さ100μm、重量
50g/m2 のポリアリレート織布(株式会社クラレ
製、ベクトランクロス(商品名)を使用した)を用い、
そのほかは実施例1と同様にしてプリプレグE、両面銅
張積層板E、4層配線板E、IVH付き4層配線板Eを
得た。プリプレグEの厚さをマイクロメーターを用いて
測定したところ、74μmであった。4層配線板Eの加
工において、レーザー加工により良好なIVH接続用穴
を形成でき、また、刃幅方向ドリル摩耗量は32μmで
あった。
【0034】比較例 ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量18
5)10部及び臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂
(臭素含有量50重量%、エポキシ当量400)90部
並びにフェノール類付加ポリブタジエン(ポリブタジエ
ン100gに対するフェノール付加量0.3mol、水
酸基当量315)88部をメチルエチルケトンに溶解
し、さらに、硬化促進剤として1−シアノエチル−2−
エチル−4−メチルイミダゾールを0.5部配合してな
るワニスFを得た。厚さ50μm、重量48g/m2
ガラス織布(日東紡績株式会社製、WEA108E(商
品名)を使用した)に、乾燥後の厚さが75μmになる
ように調整してこのワニスFを含浸し、160℃の乾燥
機中で3分間乾燥し、Bステージ状態のプリプレグFを
得た。プリプレグFの厚さをマイクロメーターを用いて
測定したところ、74μmであった。以下、実施例1と
同様にして、両面銅張積層板F、4層配線板E、IVH
付き4層配線板Fを得た。4層配線板Fの加工におい
て、レーザー加工によってはIVH接続用穴を形成でき
ず、また、刃幅方向ドリル摩耗量は40μmであった。
【0035】得られたプリプレグA〜Fについて、断裁
機を用いて切断し、切断時の樹脂粉飛散性を調べたとこ
ろ、プリプレグA〜Eについては樹脂粉の発生が認めら
れなかったが、プリプレグFについては、樹脂粉の発生
が認められた。
【0036】次に、得られた両面銅張積層板A〜Fにつ
いて、1GHzにおける誘電率及び誘電正接並びに12
1℃、2229hPa、飽和水蒸気圧のプレッシャーク
ッカー中に2時間保持後の吸水率及び絶縁抵抗を調べ
た。なお誘電率及び誘電正接は、銅はくを全面エッチン
グ除去してマイクロストリップライン共振器法により、
また、絶縁抵抗は、JIS C 6481に準拠して測
定した。これらの結果を表1に示す。
【0037】
【表1】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 両面銅張積層板 A B C D E F ─────────────────────────────────── 誘電率 3.78 3.95 3.81 3.91 3.90 4.30 誘電正接 0.0180 0.0190 0.0185 0.0195 0.0175 0.0230 吸水率(%) 0.009 0.013 0.015 0.014 0.013 0.170 絶縁抵抗(×1014Ω)5.0 4.5 4.0 2.0 2.0 1.0 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0038】
【発明の効果】請求項1〜3の発明になるプリント配線
板用プリプレグは、加工時の発塵が少なく、微細回路形
成用として優れている。また、請求項4の発明になるプ
リント配線板用積層板は、誘電率及び誘電正接が小さい
ので信号伝搬損失を少なくでき、高周波回路用基板とし
て適している。さらに、請求項5の発明になる多層プリ
ント配線板は、IVH接続用穴や貫通穴の加工が容易で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05K 1/03 610 H05K 1/03 610L // B29K 63:00 105:08 (72)発明者 杉村 猛 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二官能エポキシ樹脂と二官能フェノール
    類とを反応させて得られる直鎖状高分子量エポキシ重合
    体100重量部、イソシアネート系架橋剤を二官能エポ
    キシ樹脂と二官能フェノール類とを反応させて得られる
    直鎖状高分子量エポキシ重合体のアルコール性水酸基1
    当量に対して0.1〜2.0当量、二官能以上のエポキ
    シ樹脂10〜200重量部、フェノールノボラック系硬
    化剤を二官能以上のエポキシ樹脂のエポキシ基1当量に
    対して0.1〜2.0当量配合した樹脂組成物のワニス
    を、ポリアリレート繊維基材に含浸し、加熱して、Bス
    テージ化してなるプリプレグ。
  2. 【請求項2】 二官能エポキシ樹脂と二官能フェノール
    類とを反応させて得られる直鎖状高分子量エポキシ重合
    体が、二官能エポキシ樹脂と二官能フェノール類とを、
    二官能エポキシ樹脂と二官能フェノール類の配合当量比
    をエポキシ基/フェノール性水酸基=1.0/0.9〜
    1.1とし、触媒の存在下、沸点が100℃以上のアミ
    ド系又はケトン系溶媒中、反応固形分濃度50重量%以
    下で加熱して重合させて得られる直鎖状高分子量エポキ
    シ重合体である請求項1記載のプリプレグ。
  3. 【請求項3】 イソシアネート系架橋剤がイソシアネー
    ト基を1.0〜5.0当量のマスク剤でマスクされたマ
    スクイソシアネート系架橋剤である請求項1又は2記載
    のプリプレグ。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のプリプレグを
    積層し、加熱加圧してなる積層板。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は3記載のプリプレグを
    接着用プリプレグとし、請求項4記載の積層板を内層配
    線板としてなる多層プリント配線板。
JP9053694A 1997-03-07 1997-03-07 プリプレグ、積層板及び多層プリント配線板 Pending JPH10251421A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9053694A JPH10251421A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 プリプレグ、積層板及び多層プリント配線板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9053694A JPH10251421A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 プリプレグ、積層板及び多層プリント配線板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10251421A true JPH10251421A (ja) 1998-09-22

Family

ID=12949929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9053694A Pending JPH10251421A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 プリプレグ、積層板及び多層プリント配線板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10251421A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002020511A (ja) * 2000-07-04 2002-01-23 Mitsubishi Gas Chem Co Inc プリプレグの製造方法及びそれを用いたプリント配線板
JPWO2007023944A1 (ja) * 2005-08-26 2009-03-05 日本ゼオン株式会社 複合樹脂成形体、積層体、多層回路基板および電子機器
KR20160110046A (ko) * 2015-03-13 2016-09-21 신닛테츠 수미킨 가가쿠 가부시키가이샤 옥사졸리돈 고리 함유 에폭시 수지, 그 제조 방법, 에폭시 수지 조성물 및 경화물

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002020511A (ja) * 2000-07-04 2002-01-23 Mitsubishi Gas Chem Co Inc プリプレグの製造方法及びそれを用いたプリント配線板
JPWO2007023944A1 (ja) * 2005-08-26 2009-03-05 日本ゼオン株式会社 複合樹脂成形体、積層体、多層回路基板および電子機器
KR20160110046A (ko) * 2015-03-13 2016-09-21 신닛테츠 수미킨 가가쿠 가부시키가이샤 옥사졸리돈 고리 함유 에폭시 수지, 그 제조 방법, 에폭시 수지 조성물 및 경화물
JP2016169314A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 新日鉄住金化学株式会社 オキサゾリドン環含有エポキシ樹脂、その製造方法、エポキシ樹脂組成物及び硬化物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101001529B1 (ko) 다층 프린트 배선판의 층간 절연용 수지 조성물, 접착필름 및 프리프레그
KR101308119B1 (ko) 수지 복합 동박, 인쇄 배선 기판 및 그 제조 방법
EP2457725B1 (en) Resin composite electrolytic copper foil, copper-clad laminate, and printed wiring board
KR20110058691A (ko) 에폭시 수지 조성물
EP1768471A1 (en) Prepreg for printed wiring board, metal foil clad laminate and printed wiring board, and, method for manufacturing multi-layer printed wiring board
JP2006299175A (ja) フレキシブルプリント配線板用基材入り接着シート及びその製造方法、多層フレキシブルプリント配線板、フレックスリジッドプリント配線板
JP4830748B2 (ja) 難燃性エポキシ樹脂組成物、樹脂フィルム、プリプレグ及び多層プリント配線板
JP2010254819A (ja) エポキシ樹脂組成物、プリプレグ、積層板、および多層板
US5674611A (en) Adhesive for copper foils and an adhesive-applied copper foil
KR20080108469A (ko) 에폭시 수지 조성물
KR20120125989A (ko) 프린트 배선판용 수지 조성물
JP4572423B2 (ja) 銅張積層板の製造方法及びこれを用いたプリント配線板、多層プリント配線板
KR20230049098A (ko) 수지층 부착 동박 및 이것을 사용한 적층체
JP2005336287A (ja) フレキシブルプリント配線板用熱硬化性接着シート、その製造方法及びそれを用いた多層フレキシブルプリント配線板並びにフレックスリジッドプリント配線板
JPH10251421A (ja) プリプレグ、積層板及び多層プリント配線板
WO2000037579A1 (fr) Feuille de cuivre revetue d'un adhesif, stratifie plaque cuivre et carte de circuit imprime dotes de celle-ci
JP3373058B2 (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JP5119608B2 (ja) 金属張積層板
KR20230050341A (ko) 수지층 부착 동박 및 이것을 사용한 적층체
JP3412572B2 (ja) エポキシ樹脂組成物、プリプレグ、樹脂付き金属箔、接着シート、積層板及び多層板
JPH08176273A (ja) 熱硬化性樹脂組成物
JP4390056B2 (ja) Bステージ樹脂組成物シート、それを用いた銅張積層板の製造方法
JPH0959346A (ja) 積層板用エポキシ樹脂組成物
JPH10237271A (ja) 熱硬化性樹脂組成物、フィルム状又はシート状接着剤及び接着剤付き金属はく
JP3326862B2 (ja) プリプレグの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060502