JPH10251214A - 1,3−ジ置換尿素の製造方法 - Google Patents

1,3−ジ置換尿素の製造方法

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JPH10251214A
JPH10251214A JP9325019A JP32501997A JPH10251214A JP H10251214 A JPH10251214 A JP H10251214A JP 9325019 A JP9325019 A JP 9325019A JP 32501997 A JP32501997 A JP 32501997A JP H10251214 A JPH10251214 A JP H10251214A
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健人 林
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業性、安全性、収率及び経済性に優れた1,
3−ジ置換尿素の製造方法を提供すること。 【解決手段】式(I): 【化1】 (R1 、R2 、R3 及びR4 は、それぞれ水素原子又は
炭素数1〜5のアルキル基、R1 又はR2 とR3 又はR
4 とは環を形成していてもよい)で表される環状炭酸エ
ステルと、式(II): R5 −NH2 (II) (R5 はフェノキシ基もしくは炭素数1〜13のアルコ
キシ基を有していてもよい、炭素数1〜20のアルキル
基、炭素数2〜20のアルケニル基もしくは炭素数2〜
20のアルキニル基、炭素数3〜8のモノシクロアルキ
ル基、炭素数6〜12のビシクロアルキル基、炭素数6
〜13のアリール基、フリル基、ピリジル基又は炭素数
7〜20のアラルキル基を示す)で表されるアミンとを
反応させる1,3−ジ置換尿素の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1,3−ジ置換尿
素の製造方法に関する。さらに詳しくは、医薬、農薬の
中間体として有用な1,3−ジ置換尿素の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、1,3−ジ置換尿素の製造方法と
しては、例えば、(1)第1級アミンとホスゲンとを反
応させる方法〔ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミ
ストリー(J.Org.Chem.)16巻、1879
−1890頁、1951年〕、(2)第1級アミンとイ
ソシアネートとを反応させる方法〔ジャーナル・オブ・
オーガニック・ケミストリー(J.Org.Che
m.)16巻、1879−1890頁、1951年〕、
(3)第1級アミンまたは第2級アミンと一酸化炭素と
を反応させる方法(特開昭60−163853号公
報)、(4)第1級アミンと二酸化炭素とを反応させる
方法(特公昭62−9107号公報)、(5)第1級ア
ミンと環状炭酸エステルとを反応させる方法(特公昭6
2−17572号公報)、(6)第1級アミンまたは第
2級アミンと炭酸ビス(4−ニトロフェニル)とを反応
させる方法〔シンセシス(Synthesis)、6
巻、423−425頁、1989年〕などが知られてい
る。
【0003】しかしながら、前記(1)および(2)の
方法は、毒性が強いホスゲンおよびイソシアネートが原
料として用いられているため、作業性および安全性に欠
点がある。また、前記(3)〜(5)の方法は、1,3
−ジ置換尿素の収率が低く、収率を向上させるために
は、高温高圧といった過酷な反応条件を必要とするた
め、大型で複雑な製造設備を必要とするのみならず、第
1級アミンを過剰に用いた場合には、その分離、回収が
困難であるという欠点がある。また、前記(6)の方法
は、高価な炭酸ビス(4−ニトロフェニル)が原料とし
て用いられているため、経済性に欠けるという欠点があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、作業性、安全性、収率
および経済性に優れた1,3−ジ置換尿素の製造方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、(1)
一般式(I):
【0006】
【化5】
【0007】(式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、
それぞれ独立して水素原子または直鎖もしくは分岐鎖を
有する炭素数1〜5のアルキル基であり、R1 またはR
2 とR 3 またはR4 とは環を形成していてもよい)で表
わされる環状炭酸エステルと、一般式(II): R5 −NH2 (II) (式中、R5 はフェノキシ基もしくは炭素数1〜13の
アルコキシ基を有していてもよい、炭素数1〜20の直
鎖もしくは分岐鎖を有するアルキル基、炭素数2〜20
の直鎖もしくは分岐鎖を有するアルケニル基もしくは炭
素数2〜20の直鎖もしくは分岐鎖を有するアルキニル
基、炭素数3〜8のモノシクロアルキル基、炭素数6〜
12のビシクロアルキル基、炭素数6〜13のアリール
基、フリル基、ピリジル基または炭素数7〜20のアラ
ルキル基を示す)で表わされるアミンとを、塩基として
炭素数1〜12のアルカリ金属アルコキシドまたは炭素
数3〜12のトリアルキルアミンの存在下で反応させる
ことを特徴とする一般式(III):
【0008】
【化6】
【0009】(式中、R5 は前記と同じ)で表わされる
対称1,3−ジ置換尿素の製造方法、(2) 一般式
(II)で表わされるアミンの量が、環状炭酸エステル1
モルに対して2〜20モルである請求項1記載の対称
1,3−ジ置換尿素の製造方法、ならびに(3) 一般
式(I):
【0010】
【化7】
【0011】(式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、
それぞれ独立して水素原子または直鎖もしくは分岐鎖を
有する炭素数1〜5のアルキル基であり、R1 またはR
2 とR 3 またはR4 とは環を形成していてもよい)で表
わされる環状炭酸エステルを、一般式(II): R5 −NH2 (II) (式中、R5 はフェノキシ基もしくは炭素数1〜13の
アルコキシ基を有していてもよい、炭素数1〜20の直
鎖もしくは分岐鎖を有するアルキル基、炭素数2〜20
の直鎖もしくは分岐鎖を有するアルケニル基もしくは炭
素数2〜20の直鎖もしくは分岐鎖を有するアルキニル
基、炭素数3〜8のモノシクロアルキル基、炭素数6〜
12のビシクロアルキル基、炭素数6〜13のアリール
基、フリル基、ピリジル基または炭素数7〜20のアラ
ルキル基を示す)で表わされるアミンと、塩基の非存在
下で0〜180℃の温度で反応させた後、塩基として炭
素数1〜12のアルカリ金属アルコキシドまたは炭素数
3〜12のトリアルキルアミンの存在下で一般式(IV): R6 −NH2 (IV) (式中、R6 は、R5 とは異なり、フェノキシ基もしく
は炭素数1〜13のアルコキシ基を有していてもよい、
炭素数1〜20の直鎖もしくは分岐鎖を有するアルキル
基、炭素数2〜20の直鎖もしくは分岐鎖を有するアル
ケニル基もしくは炭素数2〜20の直鎖もしくは分岐鎖
を有するアルキニル基、炭素数3〜8のモノシクロアル
キル基、炭素数6〜12のビシクロアルキル基、炭素数
6〜13のアリール基、フリル基、ピリジル基または炭
素数7〜20のアラルキル基を示す)で表わされるアミ
ンと反応させることを特徴とする一般式(V):
【0012】
【化8】
【0013】(式中、R5 およびR6 は前記と同じ)で
表わされる非対称1,3−ジ置換尿素の製造方法に関す
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法によれば、一般
式(I):
【0015】
【化9】
【0016】(式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、
それぞれ独立して水素原子または直鎖もしくは分岐鎖を
有する炭素数1〜5のアルキル基であり、R1 またはR
2 とR 3 またはR4 とは環を形成していてもよい)で表
わされる環状炭酸エステルを出発物質とし、該環状炭酸
エステルと、特定のアミンとを反応させることにより、
1,3−ジ置換尿素が得られる。
【0017】前記1,3−ジ置換尿素には、対称1,3
−ジ置換尿素および非対称1,3−ジ置換尿素がある。
前記対称1,3−ジ置換尿素と非対称1,3−ジ置換尿
素とでは、出発物質である環状炭酸エステルが同一であ
るが、それらの製造方法が異なる。
【0018】前記対称1,3−ジ置換尿素の製造方法と
しては、前記一般式(I)で表わされる環状炭酸エステ
ルと、一般式(II): R5 −NH2 (II) (式中、R5 はフェノキシ基もしくは炭素数1〜13の
アルコキシ基を有していてもよい、炭素数1〜20の直
鎖もしくは分岐鎖を有するアルキル基、炭素数2〜20
の直鎖もしくは分岐鎖を有するアルケニル基もしくは炭
素数2〜20の直鎖もしくは分岐鎖を有するアルキニル
基、炭素数3〜8のモノシクロアルキル基、炭素数6〜
12のビシクロアルキル基、炭素数6〜13のアリール
基、フリル基、ピリジル基または炭素数7〜20のアラ
ルキル基を示す)で表わされるアミンとを、塩基として
炭素数1〜12のアルカリ金属アルコキシドまたは炭素
数3〜12のトリアルキルアミンの存在下で反応させる
方法〔以下、方法Iという〕があげられる。
【0019】かかる方法Iによれば、一般式(III):
【0020】
【化10】
【0021】(式中、R5 は前記と同じ)で表わされる
対称1,3−ジ置換尿素が得られる。
【0022】前記非対称1,3−ジ置換尿素の製造方法
としては、前記一般式(I)で表わされる環状炭酸エス
テルを、前記一般式(II)で表わされるアミンと、塩基
の非存在下で0〜180℃の温度で反応させた後、塩基
として炭素数1〜12のアルカリ金属アルコキシドまた
は炭素数3〜12のトリアルキルアミンの存在下で一般
式(IV): R6 −NH2 (IV) (式中、R6 は、R5 とは異なり、フェノキシ基もしく
は炭素数1〜13のアルコキシ基を有していてもよい、
炭素数1〜20の直鎖もしくは分岐鎖を有するアルキル
基、炭素数2〜20の直鎖もしくは分岐鎖を有するアル
ケニル基もしくは炭素数2〜20の直鎖もしくは分岐鎖
を有するアルキニル基、炭素数3〜8のモノシクロアル
キル基、炭素数6〜12のビシクロアルキル基、炭素数
6〜13のアリール基、フリル基、ピリジル基または炭
素数7〜20のアラルキル基を示す)で表わされるアミ
ンと反応させる方法〔以下、方法IIという〕があげられ
る。
【0023】かかる方法IIによれば、一般式(V):
【0024】
【化11】
【0025】(式中、R5 およびR6 は前記と同じ)で
表わされる非対称1,3−ジ置換尿素が得られる。
【0026】まず、方法Iについて説明する。
【0027】方法Iに用いられる環状炭酸エステルは、
前記したように、一般式(I)で表わされる。
【0028】一般式(I)において、R1 、R2 、R3
およびR4 は、それぞれ独立して水素原子または直鎖も
しくは分岐鎖を有する炭素数1〜5のアルキル基であ
り、R 1 またはR2 とR3 またはR4 とは環を形成して
いてもよい。前記アルキル基としては、例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基など
があげられる。これらの中では、水素原子およびメチル
基が好ましい。
【0029】R1 またはR2 とR3 またはR4 とで形成
される環は、炭素数5〜8のシクロアルキルであること
が好ましい。
【0030】前記一般式(I)で表わされる環状炭酸エ
ステルの具体例としては、例えば、炭酸エチレン、炭酸
プロピレン、1,2−ブチレンカーボネート、2,3−
ブチレンカーボネート、1,2−ペンチレンカーボネー
ト、2,3−ペンチレンカーボネート、3−メチル−
1,2−ブチレンカーボネート、2−メチルプロピレン
カーボネート、2−メチル−2,3−ブチレンカーボネ
ート、1,2−ヘキシレンカーボネート、2,3−ヘキ
シレンカーボネート、3,4−ヘキシレンカーボネー
ト、3−エチル−3,4−ブチレンカーボネート、2−
メチル−1,2−ペンチレンカーボネート、シクロヘキ
シレンカーボネート、シクロペンチレンカーボネート、
シクロオクチレンカーボネートなどがあげられる。
【0031】方法Iに用いられるアミンは、一般式(I
I): R5 −NH2 (II) (式中、R5 はフェノキシ基もしくは炭素数1〜13の
アルコキシ基を有していてもよい、炭素数1〜20の直
鎖もしくは分岐鎖を有するアルキル基、炭素数2〜20
の直鎖もしくは分岐鎖を有するアルケニル基もしくは炭
素数2〜20の直鎖もしくは分岐鎖を有するアルキニル
基、炭素数3〜8のモノシクロアルキル基、炭素数6〜
12のビシクロアルキル基、炭素数6〜13のアリール
基、フリル基、ピリジル基または炭素数7〜20のアラ
ルキル基を示す)で表わされるアミンである。
【0032】前記フェノキシ基もしくは炭素数1〜13
のアルコキシ基を有していてもよい、炭素数1〜20の
直鎖もしくは分岐鎖を有するアルキル基としては、例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、te
rt−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基などの炭素数
1〜20の直鎖もしくは分岐鎖を有する非置換アルキル
基;メトキシメチル基、エトキシメチル基、tert−
ブトキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシエチル
基、tert−ブトキシエチル基などの炭素数1〜20
の直鎖もしくは分岐鎖を有する置換アルキル基などがあ
げられる。これらのアルキル基のなかでは、本発明にお
いては炭素数1〜8の直鎖または分岐鎖を有するアルキ
ル基が好ましい。
【0033】前記フェノキシ基もしくは炭素数1〜13
のアルコキシ基を有していてもよい、炭素数2〜20の
直鎖もしくは分岐鎖を有するアルケニル基としては、例
えば、エテニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル
基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、1,3−ブタジ
エニル基などがあげられる。これらのアルケニル基のな
かでは、本発明においては炭素数1〜8の直鎖または分
岐鎖を有するアルケニル基が好ましい。
【0034】前記フェノキシ基もしくは炭素数1〜13
のアルコキシ基を有していてもよい、炭素数2〜20の
直鎖もしくは分岐鎖を有するアルキニル基としては、例
えば、エチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル
基、1−ブチニル基、2−ブチニル基などがあげられ
る。これらのアルキニル基のなかでは、本発明において
は炭素数1〜8の直鎖または分岐鎖を有するアルケニル
基が好ましい。
【0035】前記炭素数3〜8のモノシクロアルキル基
としては、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などがあげら
れる。
【0036】前記炭素数6〜12のビシクロアルキル基
としては、例えば、ノルボルニル基、アダマンチル基な
どがあげられる。
【0037】前記炭素数6〜13のアリール基として
は、例えば、フェニル基、ナフチル基などがあげられ
る。かかるアリール基は、炭素数1〜5の低級アルコキ
シ基、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシ
ル基などの置換基を有していてもよい。
【0038】炭素数7〜20のアラルキル基としては、
例えば、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロ
ピル基、フェニルブチル基、フェニルペンチル基などが
あげられる。本発明においては、かかるアラルキル基の
中では、炭素数7〜12のアラルキル基が好ましい。
【0039】前記アラルキル基は、例えば、メトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基など
の炭素数1〜4のアルコキシ基などの置換基を有してい
てもよい。
【0040】前記一般式(II)で表わされるアミンの具
体例としては、例えば、メチルアミン、エチルアミン、
プロピルアミン、イソプロピルアミン、シクロプロピル
アミン、n−ブチルアミン、イソブチルアミン、sec
−ブチルアミン、tert−ブチルアミン、シクロブチ
ルアミン、1−ペンチルアミン、2−ペンチルアミン、
3−ペンチルアミン、3−メチル−2−ブチルアミン、
ネオペンチルアミン、シクロペンチルアミン、2−メチ
ル−2−ブチルアミン、1−ヘキシルアミン、2−ヘキ
シルアミン、3−ヘキシルアミン、3−メチル−2−ペ
ンチルアミン、4−メチル−2−ペンチルアミン、2,
2−ジメチルブチルアミン、2−メチル−2−ペンチル
アミン、シクロヘキシルアミン、1−ヘプチルアミン、
2−ヘプチルアミン、3−ヘプチルアミン、4−ヘプチ
ルアミン、3−メチル−2−ヘキシルアミン、4−メチ
ル−2−ヘキシルアミン、5−メチル−2−ヘキシルア
ミン、2,2−ジメチルペンチルアミン、3,3−ジメ
チル−2−ペンチルアミン、2−メチル−2−ヘプチル
アミン、シクロヘプチルアミン、1−オクチルアミン、
2−オクチルアミン、3−オクチルアミン、4−オクチ
ルアミン、3−メチル−2−オクチルアミン、4−メチ
ル−2−オクチルアミン、5−メチル−2−オクチルア
ミン、2,2−ジメチルヘキシルアミン、シクロオクチ
ルアミン、3−メチル−2−ヘプチルアミン、4−メチ
ル−2−ヘプチルアミン、5−メチル−2−ヘプチルア
ミン、ノニルアミン、デシルアミン、ウンデシルアミ
ン、ドデシルアミン、トリデシルアミン、テトラデシル
アミン、ペンタデシルアミン、ヘキサデシルアミン、ヘ
プタデシルアミン、オクタデシルアミン、ノナデシルア
ミン、イコシルアミン、1−メトキシ−2−エチルアミ
ン、1−メトキシ−2−プロピルアミン、1−メトキシ
−3−プロピルアミン、1−メトキシ−2−ブチルアミ
ン、1−メトキシ−3−ブチルアミン、1−メトキシ−
4−ブチルアミン、1−メトキシ−5−ペンチルアミ
ン、1−メトキシ−6−ヘキシルアミン、1−メトキシ
−7−ヘプチルアミン、1−メトキシ−8−オクチルア
ミン、1−メトキシ−9−ノニルアミン、1−メトキシ
−10−デシルアミン、1−エトキシ−2−エチルアミ
ン、1−エトキシ−3−プロピルアミン、1−エトキシ
−4−ブチルアミン、1−エトキシ−5−ペンチルアミ
ン、1−エトキシ−6−ヘキシルアミン、1−エトキシ
−7−ヘプチルアミン、1−エトキシ−8−オクチルア
ミン、1−エトキシ−9−ノニルアミン、1−エトキシ
−10−デシルアミン、1−プロポキシ−2−エチルア
ミン、1−ブトキシ−2−エチルアミン、1−ペンチル
オキシ−2−エチルアミン、1−ヘキシルオキシ−2−
エチルアミン、1−ヘプチルオキシ−2−エチルアミ
ン、1−オクチルオキシ−2−エチルアミン、1−ノニ
ルオキシ−2−エチルアミン、1−デシルオキシ−2−
エチルアミン、1−ウンデシルオキシ−2−エチルアミ
ン、1−ドデシルオキシ−2−エチルアミン、1−トリ
デシルオキシ−2−エチルアミン、アニリン、ベンジル
アミン、α−メチルベンジルアミン、2−クロロアニリ
ン、3−クロロアニリン、4−クロロアニリン、2−ア
ミノピリジン、2−フェニルエチルアミン、3−フェニ
ル−1−プロピルアミン、3−フェニル−2−プロピル
アミン、3−フェニル−3−プロピルアミン、4−フェ
ニル−2−ブチルアミン、1−イソプロポキシ−2−エ
チルアミン、1−イソプロポキシ−2−プロピルアミ
ン、1−イソプロポキシ−3−プロピルアミン、1−イ
ソプロポキシ−3−ブチルアミン、1−フェノキシ−2
−エチルアミン、1−フェノキシ−2−プロピルアミ
ン、1−フェノキシ−3−プロピルアミン、1−フェノ
キシ−4−ブチルアミン、2−ノルボルニルアミン、エ
テニルアミン、1−プロペニルアミン、2−プロペニル
アミン、2−ブテニルアミン、1,3−ブタジエニルア
ミン、エチニルアミン、2−プロピニルアミンなどがあ
げられる。
【0041】前記一般式(II)で表わされるアミンの使
用量は、前記環状炭酸エステル1モルに対して理論上、
2モルである。したがって、方法Iにおいては、前記ア
ミンの使用量は、前記環状炭酸エステル1モルに対して
2モル以上、好ましくは2.5モル以上、より好ましく
は3モル以上であることが望ましい。なお、経済性の点
から、該アミンの使用量は、前記環状炭酸エステル1モ
ルに対して、20モル以下、好ましくは10モル以下、
より好ましくは5モル以下であることが望ましい。
【0042】本発明では、前記一般式(II)で表わされ
るアミンを大過剰量で用いる必要がないため、反応終了
後にアミンを回収する必要がなく、また大過剰に使用し
たとしても反応に何ら支障をきたさない。
【0043】方法Iにおいては、前記環状炭酸エステル
と、一般式(II)で表わされるアミンとを、塩基として
炭素数1〜12のアルカリ金属アルコキシドまたは炭素
数3〜12のトリアルキルアミンの存在下で反応させ
る。
【0044】方法Iにおいては、塩基として炭素数1〜
12のアルカリ金属アルコキシドまたは炭素数3〜12
のトリアルキルアミンを使用する点に、1つの大きな特
徴がある。かかる塩基として炭素数1〜12のアルカリ
金属アルコキシドまたは炭素数3〜12のトリアルキル
アミンを用いた場合には、その触媒作用によって反応の
際に高温高圧条件を必要とせず、また大過剰量の一般式
(II)で表わされるアミンを使用することなく、高収率
で対称1,3−ジ置換尿素を製造することができる。
【0045】前記炭素数1〜12のアルカリ金属アルコ
キシドとしては、例えば、ナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、tert−ブトキシカリウム、チタ
ニウムイソプロポキシドなどがあげられる。
【0046】前記炭素数3〜12のトリアルキルアミン
としては、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリプロピルアミン、トリブチルアミンなどがあげ
られる。
【0047】なお、前記炭素数1〜12のアルカリ金属
アルコキシドおよび炭素数3〜12のトリアルキルアミ
ンは、必要に応じてメタノールなどの溶媒に溶解させて
使用してもよい。
【0048】前記炭素数1〜12のアルカリ金属アルコ
キシドおよび炭素数3〜12のトリアルキルアミンの使
用量は、反応を速やかに進行させるために、前記環状炭
酸エステル1モルに対して、0.1ミリモル以上、好ま
しくは10ミリモル以上、さらに好ましくは0.1モル
以上であることが望ましく、経済性の点から、前記環状
炭酸エステル1モルに対して、5モル以下、好ましくは
1モル以下、さらに好ましくは0.5モル以下であるこ
とが望ましい。
【0049】方法Iにおいては、溶媒を用いなくても反
応を行なうことができるが、必要に応じて溶媒を用いて
もよい。
【0050】前記溶媒としては、例えば、ペンタン、ヘ
キサン、シクロヘキサン、ヘプタン、ピナン、ノナン、
o−シメン、m−シメン、p−シメン、沸点が70〜1
90℃のベンジン留分、メチルシクロヘキサン、デカリ
ン、石油エーテル、リグロイン、2,2,4−トリメチ
ルペンタン、2,2,3−トリメチルペンタン、2,
3,3−トリメチルペンタン、オクタン、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、ナフタリン、テトラリンなどの炭化
水素;ジエチルエーテル、エチルプロピルエーテル、メ
チルtertーブチルエーテル、ジブチルエーテル、ジ
イソブチルエーテル、ジイソペンチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、アニソール、フェネトール、シクロ
ヘキシルメチルエーテル、エチレングリコールジメチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、チオアニ
ソールなどのエーテル;アセトニトリル、プロピオンニ
トリルなどのニトリル;メタノール、エタノール、1−
プロパノール、2−プロパノール、2−メチル−2−プ
ロパノール、1−ブタノールなどのアルコールなどがあ
げられる。これらの溶媒は、単独でまたは2種以上を混
合して用いることができる。これらの溶媒のなかでは、
トルエンおよびシクロヘキサンが好ましい。
【0051】前記溶媒の使用量は、溶媒100重量部に
対して、一般式(I)で表わされる環状炭酸エステル量
が1〜200重量部程度となるように使用することが望
ましい。
【0052】反応温度は、反応を速やかに進行させるた
めに、50℃以上、好ましくは90℃以上であることが
望ましい。また、該反応温度は、操作性を向上させる観
点から180℃以下、好ましくは140℃以下であるこ
とが望ましい。
【0053】反応時間は、反応温度などによっても異な
るので一概には決定することができない。かかる反応時
間は、通常1〜5時間程度であればよい。
【0054】反応時の圧力は、方法Iにおいては、前記
反応温度で反応が速やかに進行するので特に限定がな
い。かかる圧力は、通常0〜3kgf/cm2 程度であ
ればよい。
【0055】また、反応中の雰囲気には特に限定がな
い。例えば、雰囲気は、大気であってもよく、また窒素
ガスのような不活性ガス雰囲気であってもよい。
【0056】反応終了後、一般式(III):
【0057】
【化12】
【0058】(式中、R5 は前記と同じ)で表わされる
対称1,3−ジ置換尿素は、通常は結晶として回収する
ことができる。
【0059】前記溶媒が用いられいない場合および前記
溶媒として、対称1,3−ジ置換尿素に対する貧溶媒が
用いられている場合には、反応終了後、対称1,3−ジ
置換尿素の結晶が反応生成物に析出しているが、10〜
30℃程度に冷却することにより、さらに該結晶を回収
することができる。
【0060】前記溶媒として、対称1,3−ジ置換尿素
に対する良溶媒が用いられている場合には、収率を向上
させるために、得られた反応溶液を10〜30℃程度に
冷却し、該対称1,3−ジ置換尿素に対する貧溶媒を該
反応溶液に添加し、0.5〜2時間程度攪拌することが
望ましい。
【0061】前記貧溶媒としては、例えば、水、アセト
ン、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどが
あげられる。
【0062】次に、得られた対称1,3−ジ置換尿素の
結晶は、常法により、これを濾過し、洗浄し、乾燥する
ことにより、単離することができる。
【0063】なお、方法Iにおいては、得られた対称
1,3−ジ置換尿素は、必要に応じて再結晶などの手段
によりさらに精製することができる。
【0064】かくして方法Iによって得られた対称1,
3−ジ置換尿素は、医薬、農薬などの中間体として有用
であり、例えば、特開平4−221384号公報および
国際公開第95/23148号パンフレット(199
5)に記載されているアルキルキサンチン、特開昭58
−189181号公報に記載されているフェニルキサン
チン化合物の中間体として有用である。
【0065】次に、方法IIについて説明する。
【0066】方法IIにおいては、前記一般式(I)で表
わされる環状炭酸エステルを、前記一般式(II)で表わ
されるアミンと、塩基の非存在下で0〜180℃の温度
で反応させた後、塩基として炭素数1〜12のアルカリ
金属アルコキシドまたは炭素数3〜12のトリアルキル
アミンの存在下で一般式(IV): R6 −NH2 (IV) (式中、R6 は、R5 とは異なり、フェノキシ基もしく
は炭素数1〜13のアルコキシ基を有していてもよい、
炭素数1〜20の直鎖もしくは分岐鎖を有するアルキル
基、炭素数2〜20の直鎖もしくは分岐鎖を有するアル
ケニル基、炭素数2〜20の直鎖もしくは分岐鎖を有す
るアルキニル基、炭素数3〜8のモノシクロアルキル
基、炭素数6〜12のビシクロアルキル基、炭素数6〜
13のアリール基、フリル基、ピリジル基または炭素数
7〜20のアラルキル基を示す)で表わされるアミンと
反応させることにより、一般式(V):
【0067】
【化13】
【0068】(式中、R5 およびR6 は前記と同じ)で
表わされる非対称1,3−ジ置換尿素が得られる。
【0069】方法IIに用いられる一般式(I)で表わさ
れる環状炭酸エステルは、方法Iで用いられるものと同
様であればよい。
【0070】前記環状炭酸エステルと反応させるアミン
としては、方法Iにおいて用いられる一般式(II)で表
わされるアミンと同様のものを用いることができる。
【0071】前記一般式(II)で表わされるアミンの使
用量は、前記環状炭酸エステル1モルに対して理論上、
1モルである。したがって、方法IIにおいては、前記ア
ミンの使用量は、前記環状炭酸エステル1モルに対して
1モル以上であることが望ましい。また、前記一般式
(II)で表わされるアミンを大過剰量で用いた場合、反
応終了後に過剰のアミンの除去操作を必要とするため、
前記アミンの使用量は、前記環状炭酸エステル1モルに
対して、10モル以下、好ましくは3モル以下、より好
ましくは1.5モル以下であることが望ましい。
【0072】方法IIにおいては、一般式(I)で表わさ
れる環状炭酸エステルを、一般式(II)で表わされるア
ミンと反応させる1段階目の反応の際には、方法Iとは
異なり、塩基の非存在下で反応を行ない、2段階目の反
応の際に、前記塩基、すなわち炭素数1〜12のアルカ
リ金属アルコキシドまたは炭素数3〜12のトリアルキ
ルアミンの存在下で反応を行なうという操作が採られて
いるので、一般式(V)で表わされる非対称1,3−ジ
置換尿素が得られる。
【0073】前記環状炭酸エステルと一般式(II)で表
わされるアミンとを反応させる際の温度は、反応を円滑
に進行させるために、0℃以上、好ましくは50℃以上
とされ、アミンを環状炭酸エステルの片側にのみ付加さ
せるために、180℃以下、好ましくは140℃以下と
される。
【0074】反応時間は、反応温度などによって異なる
ので一概には決定することができない。かかる反応時間
は、通常0.5〜3時間程度である。
【0075】また、反応中の雰囲気には特に限定がな
い。例えば、雰囲気は、大気であってもよく、また窒素
ガスのような不活性ガス雰囲気であってもよい。
【0076】なお、前記反応の際には、溶媒を用いなく
とも反応を行なうことができるが、必要に応じて溶媒を
用いてもよい。かかる溶媒としては、方法Iにおいて用
いることができる溶媒を例示することができる。
【0077】前記溶媒の使用量は、溶媒100重量部に
対して、一般式(I)で表わされる環状炭酸エステル量
が1〜200重量部程度となるように使用することが好
ましい。
【0078】前記環状炭酸エステルと一般式(II)で表
わされるアミンとを反応させた後、得られた反応生成物
は、そのまま用いてもよく、または過剰に残存するアミ
ンを留去などの手段で除去した後に用いてもよい。得ら
れた反応生成物は、塩基として炭素数1〜12のアルカ
リ金属アルコキシドまたは炭素数3〜12のトリアルキ
ルアミンの存在下で前記一般式(IV)で表わされるアミン
と反応させる。
【0079】方法IIに用いられる炭素数1〜12のアル
カリ金属アルコキシドとしては、方法Iにおいて用いら
れるものと同様のものを用いることができる。
【0080】方法IIに用いられる炭素数3〜12のトリ
アルキルアミンとしては、方法Iにおいて用いられるも
のと同様のものを用いることができる。
【0081】なお、前記炭素数1〜12のアルカリ金属
アルコキシドおよび炭素数3〜12のトリアルキルアミ
ンは、必要に応じてメタノールなどの溶媒に溶解させて
使用してもよい。
【0082】前記炭素数1〜12のアルカリ金属アルコ
キシドおよび炭素数3〜12のトリアルキルアミンの使
用量は、方法Iにおいて用いられる使用量と同様であれ
ばよい。
【0083】方法IIに用いられる一般式(IV) で表わさ
れるアミンとしては、前記一般式(II)で表わされるア
ミンと同じものが例示される。しかしながら、方法IIに
おいては、非対称1,3−ジ置換アミンを得るために、
6 は一般式(II)で表わされるアミンにおけるR5
は異なる基である。
【0084】前記一般式(IV) で表わされるアミンの使
用量は、前記環状炭酸エステル1モルに対して理論上で
は1モル必要とするため、前記環状炭酸エステル1モル
に対して1モル以上であることが望ましく、経済性の点
から、前記環状炭酸エステル1モルに対して、10モル
以下、好ましくは3モル以下、さらに好ましくは1.5
モル以下であることが望ましい。
【0085】前記環状炭酸エステルと一般式(II)で表
わされるアミンとの反応生成物と、一般式(IV) で表わ
されるアミンとを反応させる際の温度は、反応を円滑に
進行させるために、50℃以上、好ましくは90℃以上
であることが望ましく、副生物の生成を抑制するため
に、180℃以下、好ましくは140℃以下であること
が望ましい。
【0086】反応時間は、反応温度などによって異なる
ので一概には決定することができない。かかる反応時間
は、通常0.5〜3時間程度である。
【0087】また、反応中の雰囲気には特に限定がな
い。雰囲気は、大気であってもよく、また窒素ガスのよ
うな不活性ガス雰囲気であってもよい。
【0088】なお、前記反応の際には、溶媒を用いなく
とも反応を行なうことができるが、必要に応じて溶媒を
用いてもよい。かかる溶媒としては、前記一般式(I)
で表わされる環状炭酸エステルを、前記一般式(II)で
表わされるアミンと反応させる際に用いることができる
溶媒を例示することができる。
【0089】前記溶媒の使用量は、溶媒100重量部に
対して、一般式(I)で表わされる環状炭酸エステル量
が1〜200重量部程度となるように使用することが好
ましい。
【0090】反応終了後、一般式(V):
【0091】
【化14】
【0092】(式中、R5 およびR6 は前記と同じ)で
表わされる非対称1,3−ジ置換尿素は、結晶として回
収することができる。
【0093】前記溶媒が用いられていない場合および前
記溶媒として、非対称1,3−ジ置換尿素に対する貧溶
媒が用いられている場合には、反応終了後、非対称1,
3−ジ置換尿素の結晶が反応生成物に析出しているが、
10〜30℃程度に冷却することにより、さらに該結晶
を回収することができる。
【0094】前記溶媒として、非対称1,3−ジ置換尿
素に対する良溶媒が用いられている場合には、収率を向
上させるために、得られた反応溶液を10〜30℃程度
に冷却し、該非対称1,3−ジ置換尿素に対する貧溶媒
を該反応溶液に添加し、0.5〜2時間程度攪拌すれば
よい。
【0095】前記貧溶媒としては、例えば、水、アセト
ン、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどが
あげられる。
【0096】次に、得られた非対称1,3−ジ置換尿素
の結晶は、常法によりこれを濾過し、洗浄し、乾燥する
ことにより、単離することができる。
【0097】なお、方法IIにおいては、得られた非対称
1,3−ジ置換尿素は、必要に応じて再結晶などの手段
によりさらに精製することができる。
【0098】かくして、方法IIによって得られた非対称
1,3−ジ置換尿素は、医薬、農薬などの中間体として
有用であり、例えば、特開昭58−189181号公報
に記載されているフェニルキサンチン化合物の中間体と
して有用である。
【0099】方法Iおよび方法IIのいずれにおいても、
従来のような毒性が強いホスゲンおよびイソシアネート
を必要としないため、1,3−ジ置換尿素を安全に、作
業性よく製造することができる。また、塩基として炭素
数1〜12のアルカリ金属アルコキシドおよび炭素数3
〜12のトリアルキルアミンの触媒作用により、高温高
圧といった過酷な反応条件なしに、収率よく1,3−ジ
置換尿素を製造することができるため、大型で複雑な製
造設備を必要とせず、安全に作業性よく1,3−ジ置換
尿素を製造することができる。
【0100】さらに、高価な炭酸ビス(4−ニトロフェ
ニル)を原料として必要としないため、1,3−ジ置換
尿素を低コストで製造することができる。
【0101】したがって、本発明の製造方法は、作業
性、安全性および経済性に優れた方法である。
【0102】
【実施例】次に、本発明の1,3−ジ置換尿素の製造方
法を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明
はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0103】実施例1 150ml容の耐圧容器内のプロピルアミン31.0g
(0.525モル)に、炭酸エチレン15.4g(0.
175モル)を添加したのち、28%ナトリウムメトキ
シドメタノール溶液3.38g(0.0175モル)を
前記耐圧容器に流入させ、95〜100℃で3時間加熱
攪拌した。このとき、内圧は3kgf/cm2 に達し
た。
【0104】反応終了後、25℃まで冷却し、水150
mlを反応液に加えて1時間攪拌した。晶析した結晶を
濾取し、水25mlで2回洗浄した後、得られた白色結
晶を減圧下で乾燥させたところ、1,3−ジプロピル尿
素21.5g(0.149モル、収率85.1%)を得
た。
【0105】得られた結晶が1,3−ジプロピル尿素で
あることは、以下の物性に基づいて確認された。 融点:105℃ (lit.105℃)1 H−NMR(270 MHz ,CDCl3 )δ(ppm) :0.91
(t,6H)、1.50(dt,4H)、3.11
(t,4H)、5.11−5.23(br,2H)
【0106】実施例2 150ml容の耐圧容器内のプロピルアミン27.8g
(0.470モル)に、炭酸プロピレン16.0g
(0.157モル)を添加したのち、28%ナトリウム
メトキシドメタノール溶液3.03g(0.0157モ
ル)を前記耐圧容器に流入させ、95〜105℃で3時
間加熱攪拌した。このとき、内圧は3kgf/cm2
達した。
【0107】反応終了後、25℃まで冷却し、水150
mlを反応液に加えて1時間攪拌した。晶析した結晶を
濾取し、水25mlで2回洗浄した後、得られた白色結
晶を減圧下で乾燥させたところ、1,3−ジプロピル尿
素18.2g(0.126モル、収率80.3%)を得
た。
【0108】得られた結晶が1,3−ジプロピル尿素で
あることは、実施例1と同様にして確認された。
【0109】実施例3 150ml容の耐圧容器内のプロピルアミン31.0g
(0.525モル)に、炭酸エチレン15.4g(0.
175モル)を添加したのち、トリエチルアミン1.8
g(0.0175モル)を前記耐圧容器に流入させ、9
5〜100℃で3時間加熱攪拌した。このとき、内圧は
3kgf/cm2 に達した。
【0110】反応終了後、25℃まで冷却し、水150
mlを反応液に加えて1時間攪拌した。晶析した結晶を
濾取し、水25mlで2回洗浄した後、得られた白色結
晶を減圧下で乾燥させたところ、1,3−ジプロピル尿
素14.5g(0.101モル、収率57.7%)を得
た。
【0111】得られた結晶が1,3−ジプロピル尿素で
あることは、実施例1と同様にして確認された。
【0112】実施例4 300ml容の四つ口フラスコ内に、アニリン57.0
g(0.613モル)および炭酸エチレン15.4g
(0.175モル)を仕込んだのち、28%ナトリウム
メトキシドメタノール溶液3.38g(0.0175モ
ル)を前記四つ口フラスコに流入させ、95〜100℃
で3時間加熱攪拌した。
【0113】反応終了後、25℃まで冷却し、アセトン
150mlを反応液に加えて1時間攪拌した。晶析した
結晶を濾取し、アセトン25mlで2回洗浄した後、得
られた白色結晶を減圧下で乾燥させたところ、1,3−
ジフェニル尿素24.1g(0.114モル、収率6
5.0%)を得た。
【0114】得られた結晶が1,3−ジフェニル尿素で
あることは、以下の物性に基づいて確認された。 融点:238℃ (lit.238℃)1 H−NMR(270 MHz ,CDCl3 +DMSO-d6 )δ(ppm)
:6.90−6.98(m,2H)、7.15−7.
27(m,4H)、7.43−7.48(m,4H)、
8.41−8.52(br,2H)
【0115】実施例5 200ml容の四つ口フラスコ内のシクロヘキシルアミ
ン6.75g(68.1ミリモル)に、炭酸エチレン
2.00g(22.7ミリモル)を添加したのち、28
%ナトリウムメトキシドメタノール溶液0.44g
(2.3ミリモル)を前記四つ口フラスコに流入させ、
95〜100℃で3時間加熱攪拌した。
【0116】反応終了後、25℃まで冷却し、メタノー
ル50mlを反応液に加えて1時間攪拌した。晶析した
結晶を濾取し、メタノール25mlで2回洗浄した後、
得られた白色結晶を減圧下で乾燥させたところ、1,3
−ジシクロヘキシル尿素2.76g(12.3ミリモ
ル、収率54.2%)を得た。
【0117】得られた結晶が1,3−ジシクロヘキシル
尿素であることは、以下の物性に基づいて確認された。 融点:232℃ (lit.232〜233℃)1 H−NMR(270 MHz ,CDCl3 )δ(ppm) :1.18
−1.50(m,10H)、1.66−2.11(m,
10H)、3.54−3.69(m,2H)
【0118】実施例6 150ml容の耐圧容器内に、アリルアミン46.6g
(0.816モル)および28%ナトリウムメトキシド
メタノール溶液3.57g(0.019モル)を仕込ん
だのち、攪拌しながら、炭酸エチレン32.7g(0.
371モル)を徐々に添加した。添加終了後、液温を1
00〜115℃に調整し、3時間加熱攪拌した。この
時、内圧は、1.5kgf/cm2 に達した。
【0119】反応終了後、得られた反応液を25℃に冷
却し、該反応液を、あらかじめ水160mlを仕込んだ
300ml容の四つ口フラスコに流入させ、10℃で1
時間攪拌した。
【0120】攪拌終了後、晶析した結晶を濾取し、水2
5mlで2回洗浄したのち、得られた白色結晶を減圧下
で乾燥させ、1,3−ジ−(2−プロペニル)尿素3
7.0g(0.264モル)を得た(収率71.2
%)。
【0121】実施例7 300ml容の四つ口フラスコ内に、プロピルアミン
4.02g(0.0681モル)および炭酸エチレン
6.00g(0.0681モル)を仕込み、約50℃で
1時間加熱還流した。次に、シクロヘキシルアミン6.
75g(0.0681モル)と28%ナトリウムメトキ
シドメタノール溶液1.3g(0.0067モル)を前
記四つ口フラスコに添加し、110℃で2時間加熱攪拌
した。このとき、高速液体クロマトグラフィーを用いて
測定した炭酸エチレンの反応率は、93%であった。
【0122】反応終了後、25℃まで冷却し、アセトン
100mlを反応液に加えて30分間攪拌し、さらに水
100mlを加えて晶析させ、1時間攪拌した。晶析し
た結晶を濾取し、水25mlで2回洗浄した後、得られ
た白色結晶を減圧下で乾燥させたところ、1−シクロヘ
キシル−3−プロピル尿素11.7g(0.0635モ
ル、収率93.1%)を得た。
【0123】得られた結晶が1−シクロヘキシル−3−
プロピル尿素であることは、以下の物性に基づいて確認
された。 融点:108−109℃ (lit.106−107
℃)1 H−NMR(270 MHz ,DMSO-d6 )δ(ppm) :0.9
0(t,3H)、1.43(m,2H)、1.06−
1.83(m,10H)、3.00(dd,2H)、
3.36−3.47(m,1H)、5.72−5.79
(m,2H)
【0124】実施例8 300ml容の四つ口フラスコ内に、プロピルアミン1
0.3g(0.175モル)および炭酸エチレン15.
4g(0.175モル)を仕込み、約50℃で1時間加
熱還流した。次に、アニリン16.3g(0.175モ
ル)および28%ナトリウムメトキシドメタノール溶液
1.3g(0.0067モル)を前記四つ口フラスコに
添加し、110℃で3時間加熱攪拌した。このとき、高
速液体クロマトグラフィーを用いて測定した炭酸エチレ
ンの反応率は、90%であった。
【0125】反応終了後、25℃まで冷却し、水100
mlを反応液に加え、濃塩酸15gを滴下して晶析さ
せ、さらに1時間攪拌した。晶析した結晶を濾取し、水
25mlで2回洗浄した後、得られた白色結晶を減圧下
で乾燥させたところ、1−フェニル−3−プロピル尿素
17.7g(0.0993モル、収率56.7%)を得
た。
【0126】得られた結晶が1−フェニル−3−プロピ
ル尿素であることは、以下の物性に基づいて確認され
た。 融点:106〜107℃ (lit.114℃)1 H−NMR(270 MHz ,DMSO-d6 )δ(ppm) :0.9
0(t,3H)、1.43−1.50(m,2H)、
3.00−3.11(m,2H)、6.90−6.98
(m,1H)、7.15−7.27(m,2H)、7.
43−7.48(m,2H)
【0127】実施例9 300ml容の四つ口フラスコ内に、プロピルアミン
4.02g(0.0681モル)および炭酸エチレン
6.00g(0.0681モル)を仕込み、約50℃で
1時間加熱還流した。次に、シクロヘキシルアミン6.
75g(0.0681モル)とトリエチルアミン0.6
3g(0.0061モル)を前記四つ口フラスコに添加
し、110℃で2時間加熱攪拌した。このとき、高速液
体クロマトグラフィーを用いて測定した炭酸エチレンの
反応率は、90%であった。
【0128】反応終了後、25℃まで冷却し、アセトン
100mlを反応液に加えて30分間攪拌し、さらに水
100mlを加えて晶析させ、1時間攪拌した。晶析し
た結晶を濾取し、水25mlで2回洗浄した後、得られ
た白色結晶を減圧下で乾燥させたところ、1−シクロヘ
キシル−3−プロピル尿素7.23g(0.0392モ
ル、収率57.4%)を得た。
【0129】得られた結晶が1−シクロヘキシル−3−
プロピル尿素であることは、実施例7と同様にして確認
された。
【0130】比較例1 ナトリウムメトキシドメタノール溶液を用いなかった以
外は、実施例1と同様にして行った。
【0131】その結果、1,3−ジプロピル尿素の収率
は1.0%であった。
【0132】比較例2 150ml容の耐圧容器内のプロピルアミン31.0g
(0.525モル)に、炭酸エチレン15.4g(0.
175モル)を添加し、111℃で3時間加熱攪拌し
た。このとき、内圧は5kgf/cm2 に達した。
【0133】反応終了後、25℃まで冷却し、水150
mlを反応液に加えて1時間攪拌した。晶析した結晶を
濾取し、水25mlで2回洗浄したのち、得られた白色
結晶を減圧下で乾燥させたところ、1,3−ジプロピル
尿素5.26g(0.0365モル、収率20.8%)
を得た。
【0134】得られた結晶が1,3−ジプロピル尿素で
あることは、実施例1と同様にして確認された。
【0135】実施例1〜9の結果から、本発明の1,3
−ジ置換尿素の製造方法により、毒性が強いホスゲンお
よびイソシアネートを必要とせず、大型で複雑な製造設
備を必要とする高温高圧といった過酷な反応条件が必要
でなく、さらに、高価な炭酸ビス(4−ニトロフェニ
ル)を原料として使用しないので、作業性、安全性、収
率および経済性よく1,3−ジ置換尿素が得られること
がわかる。
【0136】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、1,3−ジ
置換尿素を、作業性、安全性、収率および経済性よく製
造することができるという効果が奏される。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 275/24 C07C 275/24 275/26 275/26 275/28 275/28 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、それぞれ独立
    して水素原子または直鎖もしくは分岐鎖を有する炭素数
    1〜5のアルキル基であり、R1 またはR2 とR 3 また
    はR4 とは環を形成していてもよい)で表わされる環状
    炭酸エステルと、一般式(II): R5 −NH2 (II) (式中、R5 はフェノキシ基もしくは炭素数1〜13の
    アルコキシ基を有していてもよい、炭素数1〜20の直
    鎖もしくは分岐鎖を有するアルキル基、炭素数2〜20
    の直鎖もしくは分岐鎖を有するアルケニル基もしくは炭
    素数2〜20の直鎖もしくは分岐鎖を有するアルキニル
    基、炭素数3〜8のモノシクロアルキル基、炭素数6〜
    12のビシクロアルキル基、炭素数6〜13のアリール
    基、フリル基、ピリジル基または炭素数7〜20のアラ
    ルキル基を示す)で表わされるアミンとを、塩基として
    炭素数1〜12のアルカリ金属アルコキシドまたは炭素
    数3〜12のトリアルキルアミンの存在下で反応させる
    ことを特徴とする一般式(III): 【化2】 (式中、R5 は前記と同じ)で表わされる対称1,3−
    ジ置換尿素の製造方法。
  2. 【請求項2】 一般式(II)で表わされるアミンの量
    が、環状炭酸エステル1モルに対して2〜20モルであ
    る請求項1記載の対称1,3−ジ置換尿素の製造方法。
  3. 【請求項3】 一般式(I): 【化3】 (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、それぞれ独立
    して水素原子または直鎖もしくは分岐鎖を有する炭素数
    1〜5のアルキル基であり、R1 またはR2 とR 3 また
    はR4 とは環を形成していてもよい)で表わされる環状
    炭酸エステルを、一般式(II): R5 −NH2 (II) (式中、R5 はフェノキシ基もしくは炭素数1〜13の
    アルコキシ基を有していてもよい、炭素数1〜20の直
    鎖もしくは分岐鎖を有するアルキル基、炭素数2〜20
    の直鎖もしくは分岐鎖を有するアルケニル基もしくは炭
    素数2〜20の直鎖もしくは分岐鎖を有するアルキニル
    基、炭素数3〜8のモノシクロアルキル基、炭素数6〜
    12のビシクロアルキル基、炭素数6〜13のアリール
    基、フリル基、ピリジル基または炭素数7〜20のアラ
    ルキル基を示す)で表わされるアミンと、塩基の非存在
    下で0〜180℃の温度で反応させた後、塩基として炭
    素数1〜12のアルカリ金属アルコキシドまたは炭素数
    3〜12のトリアルキルアミンの存在下で一般式(IV): R6 −NH2 (IV) (式中、R6 は、R5 とは異なり、フェノキシ基もしく
    は炭素数1〜13のアルコキシ基を有していてもよい、
    炭素数1〜20の直鎖もしくは分岐鎖を有するアルキル
    基、炭素数2〜20の直鎖もしくは分岐鎖を有するアル
    ケニル基もしくは炭素数2〜20の直鎖もしくは分岐鎖
    を有するアルキニル基、炭素数3〜8のモノシクロアル
    キル基、炭素数6〜12のビシクロアルキル基、炭素数
    6〜13のアリール基、フリル基、ピリジル基または炭
    素数7〜20のアラルキル基を示す)で表わされるアミ
    ンと反応させることを特徴とする一般式(V): 【化4】 (式中、R5 およびR6 は前記と同じ)で表わされる非
    対称1,3−ジ置換尿素の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014523915A (ja) * 2011-07-20 2014-09-18 オルネクス ユーエスエー インコーポレイテッド 環状アルキレン尿素を合成する方法
JP2015157863A (ja) * 2011-02-21 2015-09-03 旭化成ケミカルズ株式会社 カルボニル化合物の製造方法

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