JPH10251158A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JPH10251158A
JPH10251158A JP9070593A JP7059397A JPH10251158A JP H10251158 A JPH10251158 A JP H10251158A JP 9070593 A JP9070593 A JP 9070593A JP 7059397 A JP7059397 A JP 7059397A JP H10251158 A JPH10251158 A JP H10251158A
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skin
midkine
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JP9070593A
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Masumi Takei
増美 竹井
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Noevir Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚の生理機能を正常な状態に維持し、且つ
皮膚細胞の代謝を活性化して、良好な抗炎症作用及び創
傷治癒効果を有し、さらに安定性及び安全性に優れる皮
膚外用剤を得る。 【解決手段】 ミッドカインを外用剤基剤に含有させ
る。ミッドカインとしては、動物組織より抽出,精製し
たものや、クローニングされた遺伝子を用いて遺伝子工
学的に得られたものを使用することができる。皮膚外用
剤中における含有量としては、1.0×10-6〜0.5
重量%程度が適当である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚の生理機能を
正常な状態に維持し、且つ皮膚細胞の代謝を活性化し
て、良好な抗炎症作用及び創傷治癒効果を有し、さらに
安定性及び安全性に優れる皮膚外用剤に関する。さらに
詳しくは、ミッドカインを外用剤基剤中に含有して成る
皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、皮膚の乾燥や角化異常、炎症
等の症状を改善して皮膚を健康で美しい状態で保ち、ま
た皮膚を老化や種々の病変から防御するために、多くの
皮膚外用剤や皮膚用化粧料が開発されてきた。これらに
おいては、皮膚の状態を改善する保湿剤やエモリエント
剤、皮膚の細胞活性を高める細胞賦活剤、酸化的ストレ
ス等による細胞傷害を防止し得る抗酸化剤等が配合され
てきた。
【0003】上記保湿剤及びエモリエント剤として、近
年ヒアルロン酸塩,コンドロイチン硫酸塩等のムコ多糖
類やスフィンゴ脂質,セラミド等の配合が検討されてき
た。また細胞賦活剤としては、ビタミン類,ホルモン剤
等の他に、表皮細胞増殖因子,線維芽細胞増殖因子とい
った細胞増殖因子や、α-ヒドロキシ酸等の線維芽細胞
増殖作用を有する物質、動植物の抽出物等の使用が検討
されている。抗酸化剤としても、古典的なトコフェロー
ル類の他に、スーパーオキシドディスムターゼや種々の
活性酸素捕捉作用を有する物質の利用が試みられてい
る。
【0004】しかしながら皮膚も生体組織の一つであ
り、種々多様なシグナル伝達物質,受容体タンパク質及
び酵素等を含む複雑な経路を介する制御を受けている。
従って、たとえば線維芽細胞の増殖促進作用を有する物
質を添加しても、その作用は一過性であり、逆に生体に
よるネガティブフィードバックを受けることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明において
は、生体の有するホメオスタシス機能に着目し、皮膚の
生理機能を正常な状態に維持し得る皮膚外用剤の開発を
検討した。すなわち本発明は、皮膚生理機能の維持系を
補助し、活性化し得る皮膚外用剤を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ミッ
ドカインを皮膚外用剤基剤に含有させることにより良好
な結果が得られることを見いだし、上記の課題を解決す
るに至った。ミッドカインはヘパリン結合性の増殖/分
化因子の1種で、分子量13,000の熱及び酸に対し
安定なタンパク質であり、発生時の器官形成や上皮-間
質相互作用に関与することが報告されている。また、ウ
ィンスター系ラットの正常皮膚では、表皮,毛包,脂腺
において存在が認められ、一部皮下組織の肥満細胞にも
存在することが知られている。
【0007】
【作用】ミッドカインを含有する皮膚外用剤を皮膚に適
用すると、皮膚細胞の増殖及び分化が適切な状態に保持
され、さらに皮膚の代謝活性が活性化されて、良好な抗
炎症作用及び創傷治癒促進作用が認められる。また、ミ
ッドカインは熱及び酸に対して安定であることから、加
熱して調製することの多い乳化系の皮膚外用剤や、弱酸
性の皮膚外用剤、及び有機酸類をはじめ酸性を呈する薬
剤,添加成分を含有する皮膚外用剤の調製に適する。
【0008】
【発明の実施の形態】ミッドカインは1nM程度の濃度
でその生理作用を発揮する。本発明においてミッドカイ
ンとしては、動物組織より抽出,精製されたものや、ク
ローニングされた遺伝子を用いて遺伝子工学的に調製さ
れたものを使用することができる。皮膚外用剤における
含有量としては、外用剤基剤や他の添加成分の影響や経
皮吸収性、及びバイオアベイラビリティイを考慮して、
1.0×10-6〜0.5重量%程度とするのが適当であ
る。外用剤基剤への配合は、直接基剤に添加してもよい
が、精製水や緩衝液,生理食塩水等に適宜溶解してから
添加してもよい。また、マイクロカプセル化,リポソー
ム化して配合することも、経皮吸収性を高める上で好ま
しい。
【0009】本発明に係る皮膚外用剤は、ローション
剤,乳剤,ゲル剤,クリーム,軟膏等の剤型で提供する
ことができる。その他、化粧水,乳液,クリーム,美容
液,マッサージ剤,パック剤といった皮膚用化粧料とし
ても提供し得る。外用剤基剤には通常用いられる油脂
類,ロウ類,炭化水素類,脂肪酸類,低級アルコール
類,高級アルコール類,多価アルコール類,エステル
類,界面活性剤,水溶性高分子化合物等を含有させるこ
とができる。さらに、他の皮膚細胞賦活剤,抗炎症剤,
活性酸素種消去剤,美白剤,保湿剤,紫外線吸収剤,防
腐防黴剤,香料等を含有させることもできる。
【0010】
【実施例】さらに本発明について実施例により詳細に説
明する。
【0011】 [実施例1] 皮膚用ローション剤 (1)エタノール 5.00(重量%) (2)ヒドロキシエチルセルロース 1.00 (3)ミッドカイン0.1重量%含有リン酸緩衝液 0.05 (pH=6.5) (4)精製水 93.95 製法:(1)〜(3)を順次(4)に添加,混合し、均一とす
る。
【0012】 [実施例2] 皮膚用乳剤 (1)ステアリン酸 0.20(重量%) (2)セタノール 1.50 (3)ワセリン 3.00 (4)流動パラフィン 7.00 (5)ポリオキシエチレン(10E.O.)モノオレイン酸 1.50 エステル (6)酢酸トコフェロール 0.50 (7)グリセリン 3.00 (8)ミッドカイン0.1重量%水溶液 0.20 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (10)水酸化カリウム 0.01 (11)精製水 82.99 製法:(1)〜(6)の油相成分を混合,加熱して均一に溶解
し、70℃に保つ。一方、(7)〜(11)の水相成分を混
合,加熱して均一とし、70℃とする。この水相成分に
前記油相成分を攪拌しながら徐々に添加して乳化し、冷
却する。
【0013】 [実施例3] 皮膚用ゲル剤 (1)ジプロピレングリコール 10.0(重量%) (2)カルボキシビニルポリマー 0.5 (3)水酸化カリウム 0.1 (4)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (5)精製水 89.2 (6)ミッドカイン0.1重量%含有生理食塩水 0.1 製法:(5)に(2)を均一に溶解させた後、(1)に(4)を溶解
させて添加し、次いで(3)を加えて増粘させ、(6)を添
加,混合する。
【0014】 [実施例4] 皮膚用クリーム (1)ミツロウ 6.00(重量%) (2)セタノール 5.00 (3)還元ラノリン 8.00 (4)スクワラン 27.50 (5)グリセリル脂肪酸エステル 4.00 (6)親油型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.00 (7)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 5.00 モノラウリン酸エステル (8)プロピレングリコール 5.00 (9)ミッドカイン 0.01 (10)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (11)精製水 37.39 製法:(1)〜(7)の油相成分を混合,溶解して75℃に加
熱する。一方、(8)〜(11)の水相成分を混合,溶解して
75℃に加熱する。次いで、上記水相成分に油相成分を
添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳化
し、冷却する。
【0015】 [実施例5] 水中油型乳剤性軟膏 (1)白色ワセリン 25.0(重量%) (2)ステアリルアルコール 25.0 (3)グリセリン 12.0 (4)ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 (5)ミッドカイン0.1重量%水溶液 0.2 (6)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (7)精製水 36.7 製法:(1)〜(4)の油相成分を混合,加熱して均一に溶解
し、75℃に保つ。一方、(5)〜(7)の水相成分を混合,
加熱して均一とし、75℃とする。この水相成分に前記
油相成分を攪拌しながら徐々に添加して乳化し、冷却す
る。
【0016】 [実施例6] リポソーム含有皮膚用ローション (リポソーム) (1)ホスファチジルコリン 22.5(重量%) (2)水素添加大豆レシチン 22.5 (3)コレステロール 2.0 (4)ミッドカイン 1.0 (5)精製水 52.0 製法:(1)〜(4)を50℃にて(5)に分散させ、超音波処
理してリポソームを形成させた後、遠心分離によりリポ
ソームを回収する。 (リポソーム液)上記リポソームを10.0重量%とな
るように、10.0重量%エタノール水溶液に分散させ
る。
【0017】 [実施例7] 化粧水 (1)エタノール 10.00(重量%) (2)1,3-ブチレングリコール 3.50 (3)ミッドカイン0.01重量%水溶液 0.02 (4)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (5)香料 0.10 (6)精製水 86.28 製法:(1)〜(5)を順次(6)に添加,混合し、均一とす
る。
【0018】 [実施例8] 油中水型エモリエントクリーム (1)流動パラフィン 30.00(重量%) (2)マイクロクリスタリンワックス 2.00 (3)ワセリン 5.00 (4)ジグリセリルオレイン酸エステル 5.00 (5)L-グルタミン酸ナトリウム 1.60 (6)L-セリン 0.40 (7)プロピレングリコール 3.00 (8)ミッドカイン0.01重量%水溶液 0.03 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (10)精製水 52.72 (11)香料 0.15 製法:(5),(6)を(10)の一部に溶解して50℃とし、5
0℃に加熱した(4)に攪拌しながら徐々に添加する。こ
れをあらかじめ混合し70℃に加熱溶解した(1)〜(3)に
均一に分散して油相とする。一方、(7)〜(9)を(10)の残
部に溶解して70℃に加熱し、水相とする。この水相を
前記油相に攪拌しながら徐々に添加し、ホモミキサーに
て乳化する。冷却後40℃にて(11)を添加,混合する。
【0019】 [実施例9] 美容液 (1)エタノール 10.00(重量%) (2)プロピレングリコール 4.00 (3)ポリエチレングリコール1500 2.00 (4)ポリオキシエチレン(25E.O.)オレイルエーテル 0.20 (5)クインスシード 0.20 (6)ミッドカイン0.01重量%含有リン酸緩衝液 0.04 (pH=7.0) (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (8)香料 0.10 (9)精製水 83.36 製法:(9)に(5)を添加し均一として十分増粘させた後、
(1)〜(4),(7),(8)を混合,溶解して添加し、次いで
(6)を添加,混合する。
【0020】 [実施例10] パック剤 (1)ビーガム 5.00(重量%) (2)スクワラン 2.00 (3)グリセリン 5.00 (4)酸化亜鉛 10.00 (5)カオリン 10.00 (6)エタノール 5.00 (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (8)香料 0.10 (9)ミッドカイン0.01重量%水溶液 0.05 (10)精製水 62.75 製法:(10)に(3),(9)を加え、(1)を添加して膨潤後、
(4),(5)を添加し、次いで(7),(8)を(6)に溶解して添
加,混合し、次いで(2)を添加してペースト状とする。
【0021】 [実施例11] マッサージ剤 (1)パラフィン 4.00(重量%) (2)マイクロクリスタリンワックス 6.00 (3)ミツロウ 6.00 (4)ワセリン 14.00 (5)流動パラフィン 42.50 (6)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.70 (7)ポリオキシエチレン(20E.O.)モノオレイン酸 0.80 エステル (8)酢酸トコフェロール 0.50 (9)ミッドカイン0.01重量%含有生理食塩水 0.02 (10)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (11)精製水 22.28 (12)香料 0.10 製法:(1)〜(8)の油相成分を混合,加熱し、70℃とす
る。一方、(9)〜(11)の水相成分を混合,加熱溶解して
70℃とし、これを前記油相成分に攪拌しながら添加し
て予備乳化を行った後、ホモミキサーにて均一に乳化
し、冷却した後、40℃にて(12)を添加,混合する。
【0022】まず、本発明に係る実施例1〜実施例11
について−5℃,25℃及び50℃で3カ月間静置して
状態を観察し、製剤の温度安定性を評価した。この際、
各実施例においてミッドカインを可溶性コラーゲンに代
替したものを比較例1〜比較例11として、同時に評価
した。評価結果は、状態の変化を認めない場合を○、変
色,異臭,含有成分の分離や析出,凝集等の変化が若干
認められた場合を△、かかる変化が顕著に認められた場
合を×として表した。
【0023】次に、本発明に係る実施例1〜実施例11
及び比較例1〜比較例11について、酸に対する安定性
の評価を行った。評価は、実施例及び比較例のそれぞれ
に1N塩酸を添加してpHを3.0とした場合、及び1
N塩酸及び1N水酸化ナトリウムを用いてpHを7.0
とした場合のそれぞれにおける製剤の状態を観察して行
い、評価結果は上記と同様に表した。以上の結果は表1
にまとめて示した。
【0024】
【表1】 表1より明らかなように、本発明の実施例では、実施例
6において50℃保存で、リポソームを構成する脂質膜
の相転移に起因する状態の変化が若干認められたもの
の、いずれも良好な温度安定性と、酸に対する安定性を
示していた。これに対し、可溶性コラーゲンを含有する
比較例1〜比較例11においては、50℃に保存した場
合に状態変化が著しく認められ、−5℃で保存した場合
においても、比較例2〜比較例5,比較例8及び比較例
11では若干の状態の悪化を認めていた。また、pH=
3.0とした場合、各比較例では配合した可溶性コラー
ゲンの変性に起因する状態の悪化がかなり認められてい
た。
【0025】続いて、実施例1〜実施例6及び比較例1
〜比較例6について、肌荒れ症状の改善効果を評価し
た。評価は、乾燥や炎症等による顕著な肌荒れ症状を有
する女性パネラー20名を1群とし、各群に実施例及び
比較例のそれぞれを1日2回ずつ2カ月間連続使用さ
せ、2カ月後の皮膚の状態を観察し、使用開始前と比較
して行った。皮膚の肌荒れ症状は表2に示す判定基準に
従って点数化し、20名の平均値を算出し、表3に示し
た。
【表2】
【0026】
【表3】 表3より、本発明の実施例使用群では、いずれにおいて
も顕著な肌荒れ症状の改善が認められている。特に、リ
ポソームの形態とした実施例6については、ほぼ全パネ
ラーにおいて非常に高い肌荒れ改善効果が見られてい
た。これに対し、ミッドカインの替わりに可溶性コラー
ゲンを含有する比較例使用群では、肌荒れ改善の程度は
小さく、比較例1〜比較例4使用群では有意な改善は認
められず、比較例5及び比較例6使用群でわずかな改善
が見られたのみであった。
【0027】また、本発明の実施例1〜実施例6及び比
較例1〜比較例6について、抗炎症作用及び創傷治癒促
進効果を評価した。人工的に炎症又は創傷を形成した1
群5匹のマウスを用い、各群に実施例及び比較例をそれ
ぞれ0.5gずつ1日2回7日間塗布し、7日目に炎症
部位及び創傷部位の状態を観察した。抗炎症作用につい
ては「有効」,「やや有効」,「無効」、創傷治癒促進
効果については「完全治癒」,「ほぼ治癒」,「治癒不
完全」の3段階でそれぞれ評価し、各評価を得たマウス
の数にて表4に示した。
【0028】
【表4】 表4より明らかなように、抗炎症作用については、本発
明の実施例塗布群ではいずれにおいても無効と評価され
たマウスは見られず、2例以上のマウスにおいて有効な
抗炎症作用が認められていた。また創傷治癒促進効果に
ついても、本発明の実施例塗布群では創傷治癒の不完全
なマウスはいずれにおいれも認められておらず、2例以
上のマウスで完全な治癒を認めていた。これに対し比較
例塗布群では、比較例5及び比較例6塗布群でやや有効
な抗炎症作用の認められたマウスが各1例見られた他
は、何らかの抗炎症作用の認められたマウスは見られな
かった。また、比較例5及び比較例6塗布群で創傷がほ
ぼ治癒したマウスがそれぞれ1例及び2例見られた他
は、いずれの塗布群においてもマウスの創傷治癒は不完
全であった。
【0029】なお、本発明の実施例1〜実施例11につ
いて、ヒト背部における48時間の閉塞貼付試験を行っ
たところ、皮膚刺激性反応についてはいずれも陰性であ
り、また皮膚感作性も認められなかった。さらに女性パ
ネラーによる実使用試験を行ったところ、使用時の刺激
感や不快感も全く認められなかった。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、温
度安定性及び酸に対する安定性が高く、安全性にも優
れ、皮膚の生理機能を正常に維持して、良好な抗炎症作
用及び創傷治癒作用を有し、肌荒れの改善及び防止に有
効な皮膚外用剤を提供することができた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミッドカインを含有して成る皮膚外用
    剤。
  2. 【請求項2】 皮膚外用剤が、皮膚用化粧料であること
    を特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。
JP9070593A 1997-03-06 1997-03-06 皮膚外用剤 Pending JPH10251158A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001064196A (ja) * 1999-08-24 2001-03-13 Meiji Milk Prod Co Ltd 創傷治癒促進組成物
JP2013520447A (ja) * 2010-02-24 2013-06-06 アドヴァンジェン・インターナショナル・プロプライアタリー・リミテッド 脱毛の治療もしくは予防または毛の成長の促進のための方法

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