JPH10251101A - 保鮮装置 - Google Patents
保鮮装置Info
- Publication number
- JPH10251101A JPH10251101A JP5306297A JP5306297A JPH10251101A JP H10251101 A JPH10251101 A JP H10251101A JP 5306297 A JP5306297 A JP 5306297A JP 5306297 A JP5306297 A JP 5306297A JP H10251101 A JPH10251101 A JP H10251101A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ozone
- air
- blowoff
- chamber
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 庫内の空気が循環流通する本体内に、オゾン
発生手段と、オゾンやエチレンオキサイド等を吸着除去
する除去手段と、通風ファンとが、本体内空気流の上流
側よりこの順に配置されると共に、上記除去手段に対す
るバイパス流路と、同バイパス流路を開閉するダンパと
が設けてある保鮮装置において、特定の保鮮対象物に空
気を吹き付けたり、庫内のオゾン濃度分布を変えうるよ
うにする。 【解決手段】 上記通風ファンの吹出側に吹出チャンバ
ーを設け、同吹出チャンバーの上記庫内に面する少なく
とも一面に吹出口を設け、且つ同吹出口に吹出方向を調
節することのできる風向変更装置を設けた。
発生手段と、オゾンやエチレンオキサイド等を吸着除去
する除去手段と、通風ファンとが、本体内空気流の上流
側よりこの順に配置されると共に、上記除去手段に対す
るバイパス流路と、同バイパス流路を開閉するダンパと
が設けてある保鮮装置において、特定の保鮮対象物に空
気を吹き付けたり、庫内のオゾン濃度分布を変えうるよ
うにする。 【解決手段】 上記通風ファンの吹出側に吹出チャンバ
ーを設け、同吹出チャンバーの上記庫内に面する少なく
とも一面に吹出口を設け、且つ同吹出口に吹出方向を調
節することのできる風向変更装置を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は植物や生鮮加工食品
等を長時間保存させるための保鮮装置に関するものであ
る。
等を長時間保存させるための保鮮装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来の保鮮装置の縦断面図であ
る。図において、２０は植物や生鮮加工食品等の生鮮物
を収容する貯蔵庫、１は保鮮装置の本体、２は同本体へ
空気を取入れる吸込口、３は同本体から空気を吹出す吹
出口、４は同本体内の空気流の上流部に設けられている
水銀灯、５は本体内空気流の下流側に設けられている除
去装置であって、この中には活性炭、コバルト、パラジ
ウム、銅等の金属触媒、あるいはマンガン酸化物触媒等
が充填されている。６は本体内の吹出口３近くに設けら
れているファン、７は前記除去装置５を迂回するバイパ
ス流路、８は同バイパス流路を開閉するダンパである。
る。図において、２０は植物や生鮮加工食品等の生鮮物
を収容する貯蔵庫、１は保鮮装置の本体、２は同本体へ
空気を取入れる吸込口、３は同本体から空気を吹出す吹
出口、４は同本体内の空気流の上流部に設けられている
水銀灯、５は本体内空気流の下流側に設けられている除
去装置であって、この中には活性炭、コバルト、パラジ
ウム、銅等の金属触媒、あるいはマンガン酸化物触媒等
が充填されている。６は本体内の吹出口３近くに設けら
れているファン、７は前記除去装置５を迂回するバイパ
ス流路、８は同バイパス流路を開閉するダンパである。
【０００３】上記水銀灯４は紫外線を発生し、空気中の
酸素をオゾンに転化するものである。なお、水銀灯４の
代りに無声放電装置等を用いても同様にオゾンを生成さ
せることができる。上記除去装置５はエチレンの酸化生
成物であるエチレンオキサイドや異臭成分の分解生物、
およびオゾンを吸着分解するものである。上記ダンパ８
は、その開閉によって、空気流を除去処理器５を通過さ
せずに流すか、通過させて流すかのいずれかの選択を可
能にするものである。
酸素をオゾンに転化するものである。なお、水銀灯４の
代りに無声放電装置等を用いても同様にオゾンを生成さ
せることができる。上記除去装置５はエチレンの酸化生
成物であるエチレンオキサイドや異臭成分の分解生物、
およびオゾンを吸着分解するものである。上記ダンパ８
は、その開閉によって、空気流を除去処理器５を通過さ
せずに流すか、通過させて流すかのいずれかの選択を可
能にするものである。
【０００４】本装置を運転すると、ファン６によって貯
蔵庫２０内の空気が吸込口２を経てユニット本体１内に
導かれる。水銀灯４より発生する紫外線に照射されて空
気中の酸素がオゾンに転化される。このオゾンは空気を
殺菌するほか、空気に含まれるエチレンと反応してそれ
をエチレンオキサイドに変化させたり、異臭成分を分解
させる。ダンパ８を閉鎖している場合は、実線矢印で示
すように空気は除去処理器５を通り、ここでエチレンオ
キサイド、異臭成分の分解生成物、残存するオゾン等が
吸着除去された後、新鮮な空気が吹出口３を経て貯蔵庫
２０に吹出される。
蔵庫２０内の空気が吸込口２を経てユニット本体１内に
導かれる。水銀灯４より発生する紫外線に照射されて空
気中の酸素がオゾンに転化される。このオゾンは空気を
殺菌するほか、空気に含まれるエチレンと反応してそれ
をエチレンオキサイドに変化させたり、異臭成分を分解
させる。ダンパ８を閉鎖している場合は、実線矢印で示
すように空気は除去処理器５を通り、ここでエチレンオ
キサイド、異臭成分の分解生成物、残存するオゾン等が
吸着除去された後、新鮮な空気が吹出口３を経て貯蔵庫
２０に吹出される。
【０００５】一方ダンパ８を開放して運転した場合は、
ユニット本体１内に導かれた空気は水銀灯４より発生す
る紫外線に照射されて空気中の酸素がオゾンに転化さ
れ、オゾンを含んだ空気は破線矢印で示すようにバイパ
ス流路７を通り、吹出口３を経て貯蔵庫２０へ吹出され
る。そして貯蔵庫２０内はオゾンで充満され、このオゾ
ンによって貯蔵庫２０内が殺菌処理され、また空気に含
まれるエチレンが酸化処理されたり、異臭成分が分解処
理される。
ユニット本体１内に導かれた空気は水銀灯４より発生す
る紫外線に照射されて空気中の酸素がオゾンに転化さ
れ、オゾンを含んだ空気は破線矢印で示すようにバイパ
ス流路７を通り、吹出口３を経て貯蔵庫２０へ吹出され
る。そして貯蔵庫２０内はオゾンで充満され、このオゾ
ンによって貯蔵庫２０内が殺菌処理され、また空気に含
まれるエチレンが酸化処理されたり、異臭成分が分解処
理される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の保鮮装置に
おいては、特定の保鮮対象物に重点的にフレッシュな空
気をあびせたい時や、庫内オゾン、濃度やその分布を変
えたい時などに、容易に調整ができなかった。
おいては、特定の保鮮対象物に重点的にフレッシュな空
気をあびせたい時や、庫内オゾン、濃度やその分布を変
えたい時などに、容易に調整ができなかった。
【０００７】本発明は庫内へ放出される気体の量、方向
を変えることのできる保鮮装置を提供しようとするもの
である。
を変えることのできる保鮮装置を提供しようとするもの
である。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、庫内の空気が循環流通する本体内
に、オゾン発生手段と、オゾンやエチレンオキサイド等
を吸着除去する除去手段と、通風ファンとが、本体内空
気流の上流側よりこの順に配置されると共に、上記除去
手段に対するバイパス流路と、同バイパス流路を開閉す
るダンパとが設けてある保鮮装置において、上記通風フ
ァンの吹出側に吹出チャンバーを設け、同吹出チャンバ
ーの上記庫内に面する少なくとも一面に吹出口を設け、
且つ同吹出口に吹出方向を調節することのできる風向変
更装置を設けたことを特徴とする保鮮装置に関するもの
である。
したものであって、庫内の空気が循環流通する本体内
に、オゾン発生手段と、オゾンやエチレンオキサイド等
を吸着除去する除去手段と、通風ファンとが、本体内空
気流の上流側よりこの順に配置されると共に、上記除去
手段に対するバイパス流路と、同バイパス流路を開閉す
るダンパとが設けてある保鮮装置において、上記通風フ
ァンの吹出側に吹出チャンバーを設け、同吹出チャンバ
ーの上記庫内に面する少なくとも一面に吹出口を設け、
且つ同吹出口に吹出方向を調節することのできる風向変
更装置を設けたことを特徴とする保鮮装置に関するもの
である。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施の一形態に係
る保鮮装置の縦断面図である。図において、９は保鮮装
置の本体上部に設けられた吹出しチャンバ、３Ａは同チ
ャンバの壁面に設けられた吹出口であり、貯蔵庫２０に
おける生鮮物の収納部に面した壁面に設けられている。
１０は同吹出口３Ａの内側に設けられている上下方向風
向板、１１はその内側に設けられている左右方向風向板
である。上記以外の部分の構成および作用は従来技術
（図２）と同じであり、対応する部材には同じ符号が付
してあるので説明を省略する。
る保鮮装置の縦断面図である。図において、９は保鮮装
置の本体上部に設けられた吹出しチャンバ、３Ａは同チ
ャンバの壁面に設けられた吹出口であり、貯蔵庫２０に
おける生鮮物の収納部に面した壁面に設けられている。
１０は同吹出口３Ａの内側に設けられている上下方向風
向板、１１はその内側に設けられている左右方向風向板
である。上記以外の部分の構成および作用は従来技術
（図２）と同じであり、対応する部材には同じ符号が付
してあるので説明を省略する。
【００１０】本装置において、ダンパ８を閉じて運転す
る場合は、風向板１０，１１によって風の吹出し方向を
規制しながら、あるいは風向板１０，１１の吹出面積を
絞るなどして風速を調整し、新鮮な空気を貯蔵庫２０内
に吹出させることができる。
る場合は、風向板１０，１１によって風の吹出し方向を
規制しながら、あるいは風向板１０，１１の吹出面積を
絞るなどして風速を調整し、新鮮な空気を貯蔵庫２０内
に吹出させることができる。
【００１１】ダンパ８を開いて運転する場合は、オゾン
を含む空気を、風向板１０，１１を調整して特定の対象
物に吹き付けたり、風向板１０，１１によって吹出し面
積を絞り流速をあげるなどして、貯蔵庫２０内のオゾン
濃度分布を変えることができる。
を含む空気を、風向板１０，１１を調整して特定の対象
物に吹き付けたり、風向板１０，１１によって吹出し面
積を絞り流速をあげるなどして、貯蔵庫２０内のオゾン
濃度分布を変えることができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明の保鮮装置においては、上記通風
ファンの吹出側に吹出チャンバーを設け、同吹出チャン
バーの庫内に面する少なくとも一面に吹出口を設け、且
つ同吹出口に吹出方向を調節することのできる風向変更
装置を設けてあるので、特定の保鮮対象物に空気を吹き
付けたり、庫内のオゾン濃度分布を変えたりすることが
できる。
ファンの吹出側に吹出チャンバーを設け、同吹出チャン
バーの庫内に面する少なくとも一面に吹出口を設け、且
つ同吹出口に吹出方向を調節することのできる風向変更
装置を設けてあるので、特定の保鮮対象物に空気を吹き
付けたり、庫内のオゾン濃度分布を変えたりすることが
できる。
【図１】本発明の実施の一形態に係る保鮮装置の縦断面
図。
図。
【図２】従来の実施の一形態に係る保鮮装置の縦断面
図。
図。
【符号の説明】 １ 保鮮装置本体 ２ 吸込口 ３，３Ａ 吹出口 ４ 水銀灯 ５ 除去処理器 ６ ファン ７ バイパス流路 ８ ダンパ ９ 吹出しチャンバ １０ 上下方向風向板 １１ 左右方向風向板 ２０ 貯蔵庫
Claims (1)
- 【請求項１】 庫内の空気が循環流通する本体内に、オ
ゾン発生手段と、オゾンやエチレンオキサイド等を吸着
除去する除去手段と、通風ファンとが、本体内空気流の
上流側よりこの順に配置されると共に、上記除去手段に
対するバイパス流路と、同バイパス流路を開閉するダン
パとが設けてある保鮮装置において、上記通風ファンの
吹出側に吹出チャンバーを設け、同吹出チャンバーの上
記庫内に面する少なくとも一面に吹出口を設け、且つ同
吹出口に吹出方向を調節することのできる風向変更装置
を設けたことを特徴とする保鮮装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5306297A JPH10251101A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 保鮮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5306297A JPH10251101A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 保鮮装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10251101A true JPH10251101A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=12932364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5306297A Withdrawn JPH10251101A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 保鮮装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10251101A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000227273A (ja) * | 1999-02-02 | 2000-08-15 | Mitsubishi Electric Corp | 貯蔵庫、ファン装置 |
-
1997
- 1997-03-07 JP JP5306297A patent/JPH10251101A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000227273A (ja) * | 1999-02-02 | 2000-08-15 | Mitsubishi Electric Corp | 貯蔵庫、ファン装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |