JP2543621Y2 - 保鮮装置 - Google Patents

保鮮装置

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JP2543621Y2
JP2543621Y2 JP7082391U JP7082391U JP2543621Y2 JP 2543621 Y2 JP2543621 Y2 JP 2543621Y2 JP 7082391 U JP7082391 U JP 7082391U JP 7082391 U JP7082391 U JP 7082391U JP 2543621 Y2 JP2543621 Y2 JP 2543621Y2
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JP
Japan
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ozone
storage
air
bypass
ethylene
Prior art date
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JP7082391U
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JPH0521684U (ja
Inventor
義高 森
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は植物,生鮮加工食品等を
長時間保存させるための保鮮装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の保鮮装置の一例が示されて
いる。
【0003】保鮮装置は貯蔵庫内に貯蔵された植物等か
ら排出される熟成・老化促進作用を有するエチレンや,
生鮮食品,加工食品等から出される異臭成分を除去した
り、倉庫内に浮遊する大腸菌,乳酸菌等の菌を不活性化
ないしは死滅させて貯蔵物の鮮度を保持するためのもの
である。
【0004】即ち、ファン6を起動すると貯蔵庫20内
の空気が吸込口2を経てユニット本体1内に導かれ、水
銀灯4より発生する紫外線に照射されることによって気
体中の酸素がオゾンに転化される。このオゾンは空気中
に浮遊する菌を死滅する他、エチレンを酸化してエチレ
ンオキサイドに変化させたり、異臭成分を酸化分解等さ
せる。
【0005】次いで、空気は活性炭等の吸着剤を充填し
た除去処理器5に流入し、ここで空気中に残存するオゾ
ンやエチレンオキサイド、異臭成分の分解生成物等が吸
着されることによって除去された後、新鮮な空気が吹出
口3を経て貯蔵庫20に吹出される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の保鮮装置に
は解決すべき次の課題があった。
【0007】即ち、上記従来の保鮮装置においては、水
銀灯4近傍で発生したオゾンはその直ぐ下流の除去処理
器5で除去されるのでユニット本体1内に導入される空
気のみがオゾンによって殺菌処理、エチレンや異臭成分
の除去処理されるにすぎないため、貯蔵庫20内を保鮮
環境に維持するには十分ではなかった。
【0008】本考案は上記課題を解決するため、貯蔵庫
内のオゾン濃度を必要に応じて高くでき、かつ、除去で
きる保鮮装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題の解決
手段として、貯蔵庫内の気体が通流されるユニット本体
内にオゾンの発生手段とオゾンやエチレンオキサイド等
を吸着・除去する除去手段とを気体流の上流側よりこの
順に配設してなる保鮮装置において、気体が上記除去手
段を迂回して通流されるバイパスと、同バイパスを開閉
するための開閉手段とを備えてなることを特徴とする保
鮮装置を提供しようとするものである。
【0010】
【作用】本考案は上記構成を具えているため、除去手段
を迂回するバイパスの開閉手段を閉止すると、貯蔵庫内
よりユニット本体内に導かれた気体はオゾンの発生手段
を通過する過程で、オゾンによって殺菌処理、エチレン
の酸化や異臭成分の分解処理が行なわれる。次いで、オ
ゾン等の除去手段を通過する過程で残存オゾンや,エチ
レンオキサイド,異臭成分の分解生成物等が吸着除去さ
れた後、新鮮な気体が貯蔵庫に吹出される。
【0011】一方、バイパスの開閉手段を開放すると、
貯蔵庫内よりユニット本体内に導かれた気体はオゾンの
発生手段を経て除去手段を迂回するバイパスを通った
後、オゾンを含んだ気体が貯蔵庫に吹出される。これに
より貯蔵庫内はオゾンで充満され、このオゾンによって
貯蔵庫内の殺菌処理、エチレンの酸化処理や異臭成分の
分解処理等が行なわれる。
【0012】
【実施例】本考案の一実施例を図1により説明する。な
お、従来例と同一の構成部材には同符号を付し、説明を
省略する。
【0013】図1は本実施例の縦断面図で、ユニット本
体1内の空気上流側には水銀灯4が配備されており、こ
の水銀灯4から発生する紫外線を照射することにより空
気中の酸素をオゾンに転化する。ここに、無声放電装置
等によってオゾンを生成させることもできる。水銀灯4
の下流側には活性炭や,コバルト,パラジウム,銅等の
金属触媒,マンガン酸化物触媒等が充填された除去処理
器5が配備されており、エチレンの酸化生成物であるエ
チレンオキサイドや異臭成分の分解生成物、また、オゾ
ンを吸着分解する。
【0014】ユニット本体1内には除去処理器5を迂回
するバイパス7が設けてあり、このバイパス7はダンパ
8を介して開閉されるようになっている。その他の構成
は図2に示す従来例と同様である。
【0015】次に上記構成の作用について説明する。ダ
ンパ8を閉止すると、ファン6によって貯蔵庫20内の
空気が吸込口2を経てユニット本体1内に導かれ、水銀
灯4より発生する紫外線に照射されて空気中の酸素がオ
ゾンに転化される。このオゾンは空気を殺菌する他、空
気に含まれるエチレンと反応してエチレンオキサイドに
変化させたり、異臭成分を分解させる。次いで、実線矢
印で示すように空気は除去処理器5を通り、ここでエチ
レンオキサイド,異臭成分の分解生成物,残存するオゾ
ン等が吸着除去された後、新鮮な空気が吹出口3を経て
貯蔵庫20に吹出される。
【0016】一方、ダンパ8を開放すると、ユニット本
体1内に導かれた空気は水銀灯4より発生する紫外線に
照射されて空気中の酸素がオゾンに転化される。次いで
オゾンを含んだ空気は破線矢印で示すようにバイパス7
を通り、吹出口3を経て貯蔵庫20へ吹出される。ここ
に、除去処理器5はバイパス7に比べて通風抵抗が大き
いため殆ど空気は通過されないが、ダンパ8によって除
去処理器5を閉塞するようにしてもよい。
【0017】かくして、貯蔵庫20内はオゾンで充満さ
れ、このオゾンによって貯蔵庫20内が殺菌処理され、
また、エチレンが酸化処理されたり、異臭成分が分解処
理等される。
【0018】従って、貯蔵庫20に人が出入りしない時
間帯にあってはダンパ8を開放することにより、貯蔵庫
20内をオゾンで満たしてオゾンにより殺菌処理,エチ
レンの酸化処理,異臭成分の分解処理等を行なわしめる
ことができる。
【0019】他方、貯蔵庫20に人が出入りする時間帯
にあっては予めダンパ8を閉止して、オゾンを除去した
空気を貯蔵庫20へ吹出して庫内空気を置換させておく
ことにより、オゾンの毒性による被害を防止することが
できる。
【0020】なお、貯蔵庫20の出入り時間帯が一定で
ある場合にはダンパ8の開閉制御することもできる。
【0021】以上の通り、本実施例によればオゾン等の
除去処理器5を迂回するバイパス7を設け、同バイパス
7を開閉するダンパ8を併設して、貯蔵庫20内のオゾ
ン濃度を高めたい場合はダンパ8を開き、バイパス7を
開通させて、水銀灯4で発生したオゾンを除去処理器5
を迂回させ、貯蔵庫20内へ吹出すことができるので、
簡便に貯蔵庫20内のオゾン濃度を高め、殺菌やエチレ
ン酸化物の処理を十分にして貯蔵物の保鮮能力を向上で
きるという利点がある。
【0022】また、作業者等が貯蔵庫20に入る場合は
ダンパ8を閉じれば、従来と同様、直ちにオゾン等を除
去した空気が貯蔵庫20内に吹出され、庫内を換気する
ことなく人に有害なオゾン等のない空気で貯蔵庫20内
を満たすことができるという利点がある。
【0023】
【考案の効果】本考案は上記のように構成されるので次
の効果を有する。
【0024】即ち、本考案によれば、開閉手段を開放す
ることによりオゾンを含んだ気体を吹出して貯蔵庫内を
オゾンで充満させ、このオゾンによって貯蔵庫内の殺菌
処理,エチレンの酸化処理や異臭成分の分解処理等を行
なうことができるので、貯蔵庫の人の出入りがない時間
帯を有効に利用することにより貯蔵庫内の保鮮状態を向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る保鮮装置の縦断面図,
【図2】従来の保鮮装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ユニット本体 4 水銀灯 5 除去処理器 6 ファン 7 バイパス 8 ダンパ 20 貯蔵庫

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵庫内の気体が通流されるユニット本
    体内にオゾンの発生手段とオゾンやエチレンオキサイド
    等を吸着・除去する除去手段とを気体流の上流側よりこ
    の順に配設してなる保鮮装置において、気体が上記除去
    手段を迂回して通流されるバイパスと、同バイパスを開
    閉するための開閉手段とを備えてなることを特徴とする
    保鮮装置。
JP7082391U 1991-09-04 1991-09-04 保鮮装置 Expired - Lifetime JP2543621Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7082391U JP2543621Y2 (ja) 1991-09-04 1991-09-04 保鮮装置

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JP7082391U JP2543621Y2 (ja) 1991-09-04 1991-09-04 保鮮装置

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Publication Number Publication Date
JPH0521684U JPH0521684U (ja) 1993-03-23
JP2543621Y2 true JP2543621Y2 (ja) 1997-08-13

Family

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Effective date: 19970311