JP2948623B2 - 空気の浄化方法 - Google Patents
空気の浄化方法Info
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- JP2948623B2 JP2948623B2 JP2143962A JP14396290A JP2948623B2 JP 2948623 B2 JP2948623 B2 JP 2948623B2 JP 2143962 A JP2143962 A JP 2143962A JP 14396290 A JP14396290 A JP 14396290A JP 2948623 B2 JP2948623 B2 JP 2948623B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は空気の浄化方法に関し、詳しくはオゾンの酸
化,殺菌作用を利用した空気の浄化方法に関する。
化,殺菌作用を利用した空気の浄化方法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕 一般に、空気中の不快臭を除去する方法としては、活
性炭を用いて脱臭する方法や香料等でマスキングする方
法が知られている。しかし、前者の方法は、活性炭が多
量に必要である上に、活性炭のみでは空気を無菌化する
ことができないという問題がある。また、後者の方法
は、不快臭の原因物質を断つことにはならず、本質的な
解決策ではない。
性炭を用いて脱臭する方法や香料等でマスキングする方
法が知られている。しかし、前者の方法は、活性炭が多
量に必要である上に、活性炭のみでは空気を無菌化する
ことができないという問題がある。また、後者の方法
は、不快臭の原因物質を断つことにはならず、本質的な
解決策ではない。
そこで、本発明者らは、上記課題を解決すべく検討を
重ねた結果、オゾンの持つ酸化,殺菌作用を利用すれ
ば、空気中の不快臭の原因物質を分解、除去すると共に
空気を殺菌することができ、その上オゾンを分解して高
酸素濃度の空気を作ることができることを見出し、本発
明を完成した。
重ねた結果、オゾンの持つ酸化,殺菌作用を利用すれ
ば、空気中の不快臭の原因物質を分解、除去すると共に
空気を殺菌することができ、その上オゾンを分解して高
酸素濃度の空気を作ることができることを見出し、本発
明を完成した。
すなわち、本発明は、反応槽内にフィルターを通した
空気とオゾンとを供給し、前記反応槽内のオゾン濃度を
10〜50,000ppmとして前記空気とオゾンとを0.5〜30分間
接触させた後、残存するオゾンを分解することにより無
菌,脱臭、かつ高酸素濃度の空気を作り、必要に応じて
香料等を配合することを特徴とする空気の浄化方法を提
供するものである。
空気とオゾンとを供給し、前記反応槽内のオゾン濃度を
10〜50,000ppmとして前記空気とオゾンとを0.5〜30分間
接触させた後、残存するオゾンを分解することにより無
菌,脱臭、かつ高酸素濃度の空気を作り、必要に応じて
香料等を配合することを特徴とする空気の浄化方法を提
供するものである。
オゾンは酸化力が強く、無機物や有機物を酸化、分解
する性質を有している。例えば有機物に関しては、炭素
間二重結合や芳香環を開裂させる反応が知られている
(「オゾン利用の新技術」、三書房、1983年発行、第68
頁参照)。また、オゾンは殺菌作用を有している上、短
時間で分解して酸素に変換する性質がある。
する性質を有している。例えば有機物に関しては、炭素
間二重結合や芳香環を開裂させる反応が知られている
(「オゾン利用の新技術」、三書房、1983年発行、第68
頁参照)。また、オゾンは殺菌作用を有している上、短
時間で分解して酸素に変換する性質がある。
本発明では、オゾンの持つこれらの性質を利用して室
内,庫内等における空気中の不快臭の原因物質、例えば
メチルメルカプタン,硫化水素,硫化メチル,二硫化メ
チル等を分解すると共に、空気を殺菌して無菌化し、さ
らにオゾン処理に用いたオゾンを適当な手段により分解
して高酸素濃度の空気を作る。
内,庫内等における空気中の不快臭の原因物質、例えば
メチルメルカプタン,硫化水素,硫化メチル,二硫化メ
チル等を分解すると共に、空気を殺菌して無菌化し、さ
らにオゾン処理に用いたオゾンを適当な手段により分解
して高酸素濃度の空気を作る。
以下に、図面により本発明を説明する。第1図は、本
発明の方法の実施態様を示したものである。本発明が対
象とする空気は、室内,庫内1等からの排出空気、外気
1′のいずれであってもよく、これらを混合した空気で
あってもよい。浄化の対象とされる空気は、そのままオ
ゾン処理に供してもよいが、望ましくはフィルター2を
通して除塵処理等を行ってから本発明の方法を適用する
ことにより良好な効果が得られる。
発明の方法の実施態様を示したものである。本発明が対
象とする空気は、室内,庫内1等からの排出空気、外気
1′のいずれであってもよく、これらを混合した空気で
あってもよい。浄化の対象とされる空気は、そのままオ
ゾン処理に供してもよいが、望ましくはフィルター2を
通して除塵処理等を行ってから本発明の方法を適用する
ことにより良好な効果が得られる。
本発明に用いるオゾンは、酸素ボンベから得られる酸
素あるいはフィルター2を通した外気を酸素濃縮器3に
通して得た酸素をオゾン発生装置4に導入して作ること
ができる。
素あるいはフィルター2を通した外気を酸素濃縮器3に
通して得た酸素をオゾン発生装置4に導入して作ること
ができる。
フィルター2を通過した空気はオゾンと共に反応槽
(チャンバー)5に導入して混合、接触させてオゾン処
理を行う。これにより、空気中の不快臭の原因物質は分
解され、脱臭される。同時に、オゾンの持つ殺菌作用に
より空気中の雑菌も殺菌され、無菌状態の空気が得られ
る。なお、オゾン処理の条件については、浄化しようと
する空気の汚れの程度等を考慮して設定すべきである
が、通常は反応槽のオゾン濃度が10〜50,000ppm、好ま
しくは10〜3,000ppmとなるようにオゾンを供給し、反応
槽内で室内や庫内の空気と共に0.5〜30分間、好ましく
は0.5〜10分間滞留させて充分に接触させればよい。
(チャンバー)5に導入して混合、接触させてオゾン処
理を行う。これにより、空気中の不快臭の原因物質は分
解され、脱臭される。同時に、オゾンの持つ殺菌作用に
より空気中の雑菌も殺菌され、無菌状態の空気が得られ
る。なお、オゾン処理の条件については、浄化しようと
する空気の汚れの程度等を考慮して設定すべきである
が、通常は反応槽のオゾン濃度が10〜50,000ppm、好ま
しくは10〜3,000ppmとなるようにオゾンを供給し、反応
槽内で室内や庫内の空気と共に0.5〜30分間、好ましく
は0.5〜10分間滞留させて充分に接触させればよい。
上記のようにオゾン処理を行った空気には人体に有害
なオゾンが含まれているので、オゾン分解装置6へ導入
してオゾンを分解する。オゾンの分解は、紫外線による
照射、活性炭やオゾン分解触媒等を通過させることなど
により容易に行われる。これによりオゾンは酸素に変換
し、空気中に含まれるので、脱臭、無菌化された空気は
高酸素濃度のものとなる。
なオゾンが含まれているので、オゾン分解装置6へ導入
してオゾンを分解する。オゾンの分解は、紫外線による
照射、活性炭やオゾン分解触媒等を通過させることなど
により容易に行われる。これによりオゾンは酸素に変換
し、空気中に含まれるので、脱臭、無菌化された空気は
高酸素濃度のものとなる。
このようにして浄化された空気は、そのまま室内,庫
内1等へ戻してもよいが、必要により香料供給装置7よ
り供給される香気成分を混合してから室内,庫内1等へ
再度戻す。
内1等へ戻してもよいが、必要により香料供給装置7よ
り供給される香気成分を混合してから室内,庫内1等へ
再度戻す。
本発明の方法は連続して行うことができるので、室
内,庫内等へ常に脱臭、無菌化され、かつ高酸素濃度の
空気を供給することができ、環境を快適かつ清潔に維持
することができる。
内,庫内等へ常に脱臭、無菌化され、かつ高酸素濃度の
空気を供給することができ、環境を快適かつ清潔に維持
することができる。
本発明によれば、オゾンにより空気中の不快臭を分
解、除去すると共に、空気を殺菌し、さらに空気中の酸
素濃度を高めることができる。したがって、常に環境を
快適かつ清潔な状態に維持することができる。
解、除去すると共に、空気を殺菌し、さらに空気中の酸
素濃度を高めることができる。したがって、常に環境を
快適かつ清潔な状態に維持することができる。
第1図は、本発明の空気の浄化方法の一態様を示すもの
である。 1……室内,庫内、1′……外気、2……フィルター、
3……酸素濃縮器、4……オゾン発生装置、5……反応
槽、6……オゾン分解装置、7……香料供給装置、8…
…ダンパー、9……ファン
である。 1……室内,庫内、1′……外気、2……フィルター、
3……酸素濃縮器、4……オゾン発生装置、5……反応
槽、6……オゾン分解装置、7……香料供給装置、8…
…ダンパー、9……ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂詰 良 埼玉県川口市並木元町1―1 サッポロ ビール株式会社プラント事業部内 (56)参考文献 特開 平1−308566(JP,A) 特開 平1−194922(JP,A) 特開 平1−269846(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61L 9/015 B01D 53/34
Claims (2)
- 【請求項1】反応槽内にフィルターを通した空気とオゾ
ンとを供給し、前記反応槽内のオゾン濃度を10〜50,000
ppmとして前記空気とオゾンとを0.5〜30分間接触させた
後、残存するオゾンを分解することにより無菌,脱臭、
かつ高酸素濃度の空気を作り、必要に応じて香料等を配
合することを特徴とする空気の浄化方法。 - 【請求項2】オゾンと混合する空気が室内,庫内等から
の排出空気もしくは外気であり、浄化された空気を室
内,庫内等へ供給する請求項1記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2143962A JP2948623B2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 空気の浄化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2143962A JP2948623B2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 空気の浄化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0435667A JPH0435667A (ja) | 1992-02-06 |
JP2948623B2 true JP2948623B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=15351103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2143962A Expired - Lifetime JP2948623B2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 空気の浄化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2948623B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4430209A1 (de) | 1994-08-26 | 1996-02-29 | Hoechst Ag | Verfahren zur Desodorierung und Sterilisierung von Luft |
KR100411352B1 (ko) * | 2000-12-22 | 2003-12-18 | 주식회사 옥시큐어 | 산소 및 향 발생 공기정화기 |
-
1990
- 1990-06-01 JP JP2143962A patent/JP2948623B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0435667A (ja) | 1992-02-06 |
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