JPH10250627A - 産業車両におけるフードのロック機構 - Google Patents

産業車両におけるフードのロック機構

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JPH10250627A
JPH10250627A JP5598297A JP5598297A JPH10250627A JP H10250627 A JPH10250627 A JP H10250627A JP 5598297 A JP5598297 A JP 5598297A JP 5598297 A JP5598297 A JP 5598297A JP H10250627 A JPH10250627 A JP H10250627A
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JP
Japan
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engine hood
catch
hood
lock mechanism
bar
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JP5598297A
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Haruhiko Kuriyama
春彦 栗山
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】車両のどちら側からでもエンジンフードが開い
た状態でロックされているところを解除できる、構成の
簡単なロック機構を提供する 【解決手段】産業車両の中央にあるエンジンフード10
は、ヒンジ11によりピラー12に接続されている。エ
ンジンフード10の側にはU字型をしたバー13が取り
付けられ、ピラー12に取り付けられているキャッチ1
4と結合するようになっている。バー13とキャッチ1
4とは、互いに押し付ければ、バー13がキャッチ14
にはまり込むように結合し、互いに引っ張ればバー13
はキャッチ14の内部から離れるようになる。このよう
な構成により、エンジンフード10が開いた状態でロッ
クされているところを、エンジンフード10の一部を押
すだけでロックを解除することができるので、車両のど
ちら側からでもロック解除を行う事が出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業車両に設けら
れるフードのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】産業車両、特にエンジン式フォークリフ
トは、機台の中央内部にエンジンが収納され、この上部
にエンジンフードが設けられている。エンジンフードの
上にはシートが設けられ、運転者はこのシートに座って
フォークリフトを操縦する。
【0003】フォークリフトのメンテナンス等のときに
は、エンジンフードを開けることにより、エンジンに対
して作業を行う。このようなエンジンフードに対応する
ものは、バッテリー式フォークリフトにも設けられてい
る。すなわち、バッテリー式フォークリフトの場合には
機台の中央内部にバッテリーが搭載され、このバッテリ
ーをフードで覆い、フードの上にシートを設けている。
【0004】このように、産業車両にはエンジン式であ
るかバッテリー式であるかに関わらず、フードが設けら
れている。しかし、従来のフードの構成では、フードの
開け閉めに関して不便な点が存在した。
【0005】図3は、従来のフード(エンジンフード)
の構成の一例を示す概略図である。同図はフードの部分
のみを概略示しており、エンジンフード30の上にはシ
ート31が設けられている様子が示されている。エンジ
ンフード30を開けたり閉めたりするための機構がダン
パー32やロック機構33である。
【0006】ダンパー32はエンジンフード30を開け
る場合に、作業者が開けやすいように補助するものであ
る。つまり、エンジンフード30は車種によっては30
kg程度のものもあり、作業者がこの全重量を手で支え
て持ち上げるには負担が大きいので、ダンパー32を設
けて、楽にエンジンフード30を開けられるようにする
ものである。
【0007】ロック機構33は、エンジンフード30を
開けた状態で作業をしているときに、エンジンフード3
0が自身の重量で閉まろうとするのを止めるために設け
られている。
【0008】これら、ダンパー32やロック機構33は
いずれもエンジンフード30の内部に設けられている。
これは、フォークリフトの外観を損なわないために取ら
れている措置である。
【0009】図4は、従来のフードの構成の一例をより
詳しく説明する図である。同図(a)は、フォークリフ
トの運転席部分を横から見た図であり、エンジンフード
30が閉じられた状態と開かれた状態とが示されてい
る。ロック機構33とダンパー32は、実際にはエンジ
ンフード30の中に収納されて見えない状態になってい
るが、理解を助けるためにあらわに記載している。
【0010】エンジンフード30が閉じられた状態の時
には、エンジンフード30が自然に開かないように、固
定機構44によって固定されている。エンジンフード3
0を開く場合にはレバー35を同図(a)の矢印で示さ
れている方向に引っ張ることによりワイヤ34に接続さ
れている固定機構44のフック(後述)が外れ、エンジ
ンフード30の固定が外れるようになっている。
【0011】固定機構44の固定を外すとエンジンフー
ド30を上に開くことができるようになる。エンジンフ
ード30が開かれた状態が同図(a)に破線で示されて
いる。このとき、先に説明したように、ダンパー32は
エンジンフード30を開ける方向に力を働かせるので、
作業者は容易にエンジンフード30を開くことができ
る。
【0012】エンジンフード30が開かれるとロック機
構33が働き、エンジンフード30が下に落ちてこない
ように支持する。同図(b)は従来のロック機構の一例
の詳細を示した図である。なお、同図(b)は同図
(a)を紙面の背後から見た場合に対応する図である。
【0013】従来のロック機構はピラー36に固定され
た固定部45とロック体40とからなっており、これら
をピボット37で回動可能なように連結している。ロッ
ク体40には、かぎ部41を有する溝39が設けられて
おり、エンジンフード30に取り付けられたピン38が
溝39にはめ込まれている。
【0014】同図(b)に示す状態はエンジンフード3
0が閉められている状態を示している。エンジンフード
30が開かれるに従い、ピン38は溝39を同図(b)
の右側へ移動するようになる。このとき、ピン38がエ
ンジンフード30とともに上方に持ち上げられるので、
これにつれてロック体40もピボット37を中心に上方
に回動させられる。
【0015】エンジンフード30が開ききったところ
で、ピン38はかぎ部41にはまり込み、エンジンフー
ド30が直接には下がってこないように支持する。エン
ジンフード30を閉めるために下に下げるときには、一
旦エンジンフード30を上に持ち上げるようにしてピン
38をかぎ部41から外すようにする。ピン38をかぎ
部41から外すと、ピン38はロック体40の溝39を
スライドするように出来るので、エンジンフード30を
下に降ろすことが出来る。
【0016】同図(c)は、エンジンフードを閉じた状
態に固定する固定機構の詳細を示す図である。固定機構
44は、フック42、キャッチ43、バネ46及びフッ
ク42を操作するためのワイヤ34からなっている。バ
ネ46は、フック42を引っ張ってキャッチ43にはま
り込むような方向に力を加えている。キャッチ43には
フック42が引っかかることができるような穴(不図
示)が設けられており、エンジンフード30が閉じられ
て、固定されている状態ではフック42は、キャッチ4
3のこの穴にはまり込んでいる。
【0017】運転席からレバー35を引っ張るとワイヤ
34がバネ46の力に抗してフック42を同図(c)の
矢印の方向に移動させてキャッチ43の穴から外し、エ
ンジンフード30を開いた状態にできるようにする。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のロック
機構は、図3に示されているように、エンジンフード3
0の一方側に設けられている。ところで、エンジンフー
ド30を開いた状態から閉じようとする場合には、図4
(b)で説明したように、ピン38をかぎ部41から外
さなければならない。しかし、エンジンフード30をや
や持ち上げるだけでは、ピン38をかぎ部41から外す
ことは出来ず、作業者が手で外してやる必要がある。
【0019】従って、エンジンフード30を閉じようと
する場合には、作業者はロック機構33の設けられてい
る側に回り込んで作業をするか、不自然な姿勢でロック
機構33まで手を伸ばしてピン38をかぎ部41から外
してやる必要がある。すなわち、従来の構成ではエンジ
ンフード30を閉じる場合には、車両のロック機構33
が設けられている側からしかロック機構33を外すこと
ができない、あるいは非常に不自然な姿勢で作業をしな
ければならなかった。
【0020】従って、本発明の課題は、車両のどちら側
からでもエンジンフードが開いた状態でロックされてい
るところを解除できる、構成の簡単なロック機構を提供
することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のロック機構は、
産業車両に設けられるフードを開いた状態にロックする
ロック機構であって、該フードに設けられた第1の部材
と、前記産業車両の機台に設けられた第2の部材とから
なり、該第1の部材と該第2の部材は、該フードが開い
たときに少なくとも一方の部材が弾性変形することによ
り他方の部材と嵌合することを特徴とする。
【0022】上記構成によれば、第1の部材と第2の部
材は互いにはめ込まれるようなこととなるので、フード
をロックしようとするときは、第1の部材を第2の部材
に押し付ける様にするだけでよい。また、ロックを解除
するときは、第1の部材と第2の部材は一方が弾性変形
して他方を解き放つようになるので、第1の部材を第2
の部材から引っ張る方向に力を加えるのみでよい。すな
わち、フードの一部を押さえて、フードを閉める方向に
力を加えるのみでよい。
【0023】従って、フードのロックを解除する場合に
は、車両のいずれの側からも容易に行うことができると
ともに、ロック機構の構成そのものも簡単で実現性の高
い機構を提供することが出来る。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、産業車両としてフォーク
リフトに適用した本発明の一実施例を示す図である。
【0025】同図(a)にはフードとしてのエンジンフ
ード10が閉じられた状態が、同図(b)にはエンジン
フード10が開かれた状態が示されており、同図(c)
は、本発明のロック機構の要部を示した図である。
【0026】同図(a)、(b)においては、エンジン
フード10の近傍を概略的に示している。本実施例にお
いては、エンジンフード10を閉じた状態に固定する固
定機構は、図4(c)で説明した従来の構成と同じもの
を使用しているが、同図(a)、(b)には図示されて
いない。
【0027】又、エンジンフード10の上にはシートが
取り付けられているが、記載を省略してある。エンジン
フード10はヒンジ11によってピラー12に取り付け
られており、ヒンジ11の回動部分を中心にエンジンフ
ード10は上方に回動可能となっている。エンジンフー
ド10の中には、従来の構成と同様にダンパーが設けら
れており、作業者がエンジンフード10を上方に移動す
る際の補助をするようになっている。
【0028】同図(a)に示されるように、本発明にお
いては、エンジンフード10の上部にシート(不図示)
を避けるように第1の部材としてのバー13を設ける。
バー13は例えばU字型をしており、運転者がシートに
座る際の取っ手としても使用することが出来る。機台と
してのピラー12には、第2の部材及び弾性部材として
のばね鋼でできたキャッチ14が、エンジンフード10
が開けられたときに、バー13と結合するような位置に
設けられている。
【0029】尚、バー13はU字型に限定はされず、例
えばL型、Z型、V型、O型等のキャッチ14に嵌合で
きる他の形状であってももちろんよい。同図(b)で
は、エンジンフード10が開かれた状態になっており、
バー13とキャッチ14が結合している状態が示されて
いる。このように、エンジンフード10は開かれた状態
で固定されるので、作業者はこの状態で内部のエンジン
に対して作業を行う。エンジンフード10を閉めるとき
にはエンジンフード10の一部を閉める方向に押してや
ることによって、バー13とキャッチ14との結合が外
れ、エンジンフード10を閉めることが出来る。尚、こ
のとき、従来技術と同様にダンパーのアシストにより、
エンジンフード10が下側に向かって勢いよく動いてし
まうのを防ぐようになっている。
【0030】同図(c)には、バー13とキャッチ14
が拡大図示されている。バー13は、棒状の部材を受け
止めるようにばね鋼で構成されたキャッチ14に収納さ
れるようにはめ込まれる。キャッチ14は板状のばね鋼
を丸めて作られており、バー13を受け止める口の部分
はやや狭くなっている。
【0031】バー13がキャッチ14の口のところにあ
たると、キャッチ14はバー13を押す力によって口の
部分が弾性変形して広がり、更にバー13が押し込まれ
ると、バー13はキャッチ14の内部に取り込まれるよ
うにして嵌合し固定される。
【0032】このような構成においては、バー13を引
っ張ることによってキャッチ14の口の部分が広げら
れ、更にバー13を引っ張ることによって、バー13を
キャッチ14から外すことができる。
【0033】このように、ロック機構をバー13とキャ
ッチ14で構成することにより、エンジンフード10を
ピラー12の方向に押すことだけでエンジンフード10
を開いた状態にロックする事が出来るとともに、ピラー
12から離れるように力を加えるだけで、ロックを解除
する事が出来る。
【0034】従って、作業者は車両のいずれの側にいた
としても、エンジンフード10に適当な力を加えるだけ
でロックしたり、ロックを解除したりすることが出来
る。バー13の材質としては、金属や樹脂等の取っ手と
して強度が得られる種々のものが考えられ、エンジンフ
ード10に例えば溶接やボルト締結等で取り付けること
が出来る。キャッチ14の材質としては、ばね鋼の他に
樹脂で形成することも可能である。ばね鋼としてはSK
材を使用するのが一般的である。また、キャッチ14は
上記のような材質に限られるものではなく、前述したよ
うな作用を行えるような、弾力性があり、ある程度の強
度を有する材質であればどのような材質を用いてもよ
い。
【0035】上記説明においては、バー13をエンジン
フード10に、キャッチ14をピラー12に設ける構成
としたが、バー13をピラー12に、キャッチ14をエ
ンジンフード10に設ける構成としてもよい。この場
合、エンジンフード10に設けられるキャッチは運転者
が乗り降りする場合の取っ手とはならないが、ピラー1
2に取り付けられるバーを取っ手として乗り降りするこ
とが出来る。
【0036】また、バー13とキャッチ14は同図
(c)に示されるような形状のものには限られず、エン
ジンフード10に適当な力を加えてロックしたり、ロッ
クを解除したりできればどのような構造であっても良
い。その他の構成例を以下に説明する。
【0037】図2は、ロック機構の変形例を示す図であ
る。同図(a)では、第1の部材としての先端が球状を
した突起部22がピラー20に設けられた第2の部材と
してのキャッチ21に嵌合する構成となっている。ここ
で、突起部22は、エンジンフード(不図示)に取り付
けられているもので、エンジンフードが開かれたとき
に、突起部22がキャッチ21の部分に当接するように
構成されている。
【0038】キャッチ21は、弾性部材で構成されてお
り、収納部としての穴27の口は突起部22の先端の球
状部28の直径よりもやや小さく構成されている。エン
ジンフードを固定する場合には、突起部22の球状部2
8をキャッチ21の穴27に入れるようにする。穴27
の口が球状部28よりもやや小さく作られていることに
より、球状部28が穴27に収納されたときは、球状部
28を保持して、ぬけないように嵌合する。
【0039】また、エンジンフードを閉めるときは、球
状部28が穴27から外に出る方向に力を加えるだけで
ロックを解除することができるので、エンジンフードの
どの部分を押すかによらず、エンジンフードをロックし
たり、ロックを解除したりすることができる。
【0040】キャッチ21の材質は、弾力性のある物で
あれば何でもよいが、例えば樹脂で形成することが考え
られる。同図(b)の構成では、第1の部材としての突
起部22の構成は同じであるが、ピラー20に取り付け
られる第2の部材としてのキャッチ23の構成が異なっ
ている。同図(b)に示されるように、キャッチ23の
球状部28を収納する部分は、ばね鋼或いは樹脂などの
弾性を有する材質でできた花びら状になっており、その
中心に収納部を有し、球状部28が押し付けられると、
キャッチ23の花びらの部分が外側に弾性変形し、球状
部28を内部に収納できるようになる。
【0041】球状部28が奥まで押し込まれると、キャ
ッチ23の花びら部分のひずみが元に戻って、球状部2
8を包み込むようになる。これにより、突起部22はキ
ャッチ23によって固定され、エンジンフードがロック
される。
【0042】エンジンフードのロックを外す場合には、
同図(a)の場合と同じように、エンジンフードの一部
を閉じる方向に押すことにより行うことが出来る。エン
ジンフードが閉じようとすると、突起部22がキャッチ
23から離れようとする。すると、球状部28は、キャ
ッチ23の花びら部分を押し広げて、突起部22がキャ
ッチ23から離れるようになる。
【0043】尚、この場合にキャッチ23の花びらの部
分の先端を外方に屈曲させても良い。これによれば、突
起部22をより容易に嵌合できる。同図(c)の場合
は、エンジンフードに取り付けられる第1の部材として
の突起部が先端に球状に湾曲した複数の弾性板よりなる
花びら状になった弾性突起部25となっている。一方、
ピラー20には、第2の部材として、入り口のやや狭ま
った穴としてのキャッチ穴24が形成されている。
【0044】エンジンフードを開いた状態にロックする
場合には、弾性突起部25の花びらの部分がキャッチ穴
24の入り口で歪まされ、中に押し込まれる。この花び
らの部分はキャッチ穴24の内部に入ると再び広がっ
て、外に容易には出ないようになる。このようにして、
弾性突起部25とキャッチ穴24が嵌合され、エンジン
フードが開いた状態にロックされる。
【0045】エンジンフードを閉めようと力を加えたと
きには、弾性突起部25の花びらの部分が歪んでキャッ
チ穴24のやや狭くなっている入り口を通り抜け、弾性
突起部25とキャッチ穴24との結合が解除され、エン
ジンフードのロックが解除される。
【0046】尚、本実施例では、ピラー20自身にキャ
ッチ穴24を設けているがこれに限定はされず、キャッ
チ穴を有する別体をピラー20に設けてやっても良い。
同図(d)は、第2の部材及び弾性部材としてのキャッ
チ26を図1の構成と同じ物を使用し、第1の部材とし
てのバーを突起部22に置き換えたものである。
【0047】突起部22は、同図(a)、(b)で示し
たものと同じ物であり、先端に球状部28を有してい
る。キャッチ26は、板状のばね鋼を口の部分がやや狭
まるように湾曲させた収納部を形成し、ピラー20に取
り付けたものである。同図(d)の場合もエンジンフー
ドをロックする様子とロックが解除される様子とは基本
的に上記具体例と同じである。
【0048】すなわち、球状部28は、キャッチ26の
狭まった口を押し広げながらキャッチ26の内部に入っ
ていき、ロックした状態では球状部28が完全にキャッ
チ26によって包み込まれたようになる。また、突起部
22がキャッチ26から離れる場合は、キャッチ26の
口を押し広げて球状部28がキャッチ26から外れるよ
うになる。
【0049】なお、同図(d)の場合は、キャッチ26
が縦長なので突起部22がキャッチ26と当接する位置
が少し位ずれても同様の機能を果たすことが出来る。以
上の変形例においては、いずれもエンジンフードに設け
られる側とピラーに設けられる側とを入れ替えても同様
の作用を得ることが出来る。
【0050】また、以上の実施例においては、エンジン
式フォークリフトを前提に説明したが、先にも述べたよ
うにバッテリー式フォークリフトにおいてもバッテリー
が収納されている部分を覆う、エンジンフードと同様な
フードが設けられており、本発明は、バッテリー式フォ
ークリフトに対しても同様に適用可能である。
【0051】更に、エンジンフードやバッテリーフード
以外のフードにも適用可能である。更に、第1の部材も
しくは第2の部材のいずれかを必ずしもピラーに設ける
必要はなく、フードを開けた状態に固定できる位置にあ
れば、機台のその他の部位に設けても良い。例えば、ピ
ラー間に別体のフレームを設置し、そこに第1の部材或
いは第2の部材を設けてやっても良い。更に、第1の部
材及び第2の部材は必ずしも一組である必要はなく、複
数組設けてやっても良い。更に、1つの第2の部材に対
して、2つ以上の第1の部材が嵌合するようにしても良
いし、その逆に1つの第1の部材に対して、2つ以上の
第2の部材が嵌合するようにしても良い。更に、第1の
部材と第2の部材の両方が弾性変形するようにしても良
い。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、フードが開いた状態で
ロックされたものを従来車両の片側からしか外せない
か、あるいは外せても不自然な姿勢でロックの解除を行
う必要があったものが、フードの一部を押すだけでロッ
クを外せるようになった。
【0053】また、構成が単純であるとともに、フード
に設けられているバーもしくは突起部は運転者が車両に
乗り込もうとする場合に、取っ手としても使用が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】ロック機構の変形例を示す図である。
【図3】従来のフード(エンジンフード)の構成を示す
概略図である。
【図4】従来のフードの構成をより詳しく説明する図で
ある。
【符号の説明】 10、30 エンジンフード 11 ヒンジ 12、20、36 ピラー 13 バー 14、21、23、26 キャッチ 22 突起部 24 キャッチ穴 25 弾性突起部 27 穴 28 球状部 31 シート 32 ダンパー 33 ロック機構 34 ワイヤ 35 レバー 37 ピボット 38 ピン 39 溝 40 ロック体 41 かぎ部 42 フック 43 キャッチ 44 固定機構 45 固定部 46 バネ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】産業車両に設けられるフードを開いた状態
    にロックするロック機構であって、 該フードに設けられた第1の部材と、前記産業車両の機
    台に設けられた第2の部材とからなり、 該第1の部材と該第2の部材は、該フードが開いた時に
    少なくとも一方の部材が弾性変形することにより他方の
    部材と嵌合することを特徴とするロック機構。
  2. 【請求項2】前記第1の部材はU字型をした部材であ
    り、前記第2の部材は該U字型部材と嵌合するような形
    状に形成された弾性部材であることを特徴とする請求項
    1に記載のロック機構。
  3. 【請求項3】前記第2の部材はU字型をした部材であ
    り、前記第1の部材は該U字型部材と嵌合するような形
    状に形成された弾性部材であることを特徴とする請求項
    1に記載のロック機構。
  4. 【請求項4】前記第1の部材は先端に球状部を有した突
    起部であり、前記第2の部材は該球状部と嵌合するため
    の、入り口のやや狭まった収納部を有している弾性部材
    であることを特徴とする請求項1に記載のロック機構。
  5. 【請求項5】前記第2の部材は先端に球状部を有した突
    起部であり、前記第1の部材は該球状部と嵌合するため
    の、入り口のやや狭まった収納部を有している弾性部材
    であることを特徴とする請求項1に記載のロック機構。
  6. 【請求項6】前記第1の部材は先端に球状に湾曲した複
    数の弾性板を有しており、前記第2の部材は該第1の部
    材の先端を収納するための入り口のやや狭まった穴を有
    していることを特徴とする請求項1に記載のロック機
    構。
  7. 【請求項7】前記第2の部材は先端に球状に湾曲した複
    数の弾性板を有しており、前記第1の部材は該第1の部
    材の先端を収納するための入り口のやや狭まった穴を有
    していることを特徴とする請求項1に記載のロック機
    構。
JP5598297A 1997-03-11 1997-03-11 産業車両におけるフードのロック機構 Pending JPH10250627A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100399871C (zh) * 2001-05-23 2008-07-09 洋马农机株式会社 乘坐式水稻插秧机的机罩连接机构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100399871C (zh) * 2001-05-23 2008-07-09 洋马农机株式会社 乘坐式水稻插秧机的机罩连接机构

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