JPH1025009A - コンベアベルト持上装置 - Google Patents

コンベアベルト持上装置

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JPH1025009A
JPH1025009A JP18069296A JP18069296A JPH1025009A JP H1025009 A JPH1025009 A JP H1025009A JP 18069296 A JP18069296 A JP 18069296A JP 18069296 A JP18069296 A JP 18069296A JP H1025009 A JPH1025009 A JP H1025009A
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JP
Japan
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conveyor belt
belt
conveyor
suspension
jack means
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Application number
JP18069296A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Imaizumi
浩昭 今泉
Tomoo Mizuno
智夫 水野
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IHI Corp
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長大なベルトコンベアのコンベアベルトを迅
速に持ち上げることのできる軽量で取り扱いが容易なコ
ンベアベルト持上装置を提供する。 【解決手段】 キャリアローラ3の上に張られたコンベ
アベルト4を持ち上げてそのキャリアローラ3を交換す
るためのコンベアベルト持上装置1を、キャリアローラ
3を支持するコンベア架台5上にコンベアベルト4の左
右両側に位置して、かつ、コンベアベルト4の幅方向に
傾倒自在に設けられる一対のジャッキ手段6a,6b
と、これら左右のジャッキ手段6a,6bのロッド部7
a,7b先端間を連結し、かつ、左右のジャッキ手段6
a,6bが掛け渡された吊りビーム8と、吊りビーム8
の両側近傍にそれぞれ係脱自在に連結されると共にその
中間部9がコンベアベルト4の下方を横断するように設
けられる吊りベルト10とを備えたものとしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリアローラの
上に張られたコンベアベルトを持ち上げてキャリアロー
ラを交換するためのコンベアベルト持上装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】石炭火力発電所などに設置されて石炭等
のバラ物を移送するベルトコンベア装置のキャリアロー
ラは、内部の軸受の寿命や破損あるいはローラ自体の損
傷などのために適宜交換する必要がある。キャリアロー
ラの交換は、キャリアローラの上に張られて乗っている
コンベアベルトを持ち上げながら行ない、コンベアベル
トの持ち上げ作業は、チェーンブロック等を使用するの
が一般的である。また、作業効率を向上するため、コン
ベアベルト持上装置も考案されている。
【0003】コンベアベルト持上装置は、図6に示すよ
うに、コンベアベルト30の左右両側に配置されたネジ
式ジャッキ31,31上に索32を掛け渡し、ネジ式ジ
ャッキ31,31を上方に伸長させることで索32上に
コンベアベルト30を乗せて上昇させるようにした実開
昭58−41710号(実願昭56−136928号)
公報に記載のものや、図7に示すように、コンベア架台
40の左右両側に梁状部材41を掛け渡すと共に梁状部
材41の上に油圧ジャッキ42を載置し、油圧ジャッキ
42を作動させることにより油圧ジャッキ42の上方に
位置するコンベアベルト43を持ち上げるようにした実
開昭61−80793号(実願昭59−163896
号)公報に記載されたものが広く知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、石炭火
力発電所などに設置されるベルトコンベア装置は長大な
ものであり、ベルト持上げに1000kgf以上の力を
要することもあるため、上述の実開昭58−41710
号(実願昭56−136928号)公報に記載のコンベ
アベルト持上装置では送りネジ部に大きな曲げの力がか
かり、送りネジ部を強固なものとしなければならず、送
りネジ部が大形化すると共に重量化して装置の搬送や取
り扱いが困難となるという課題があり、実開昭61−8
0793号(実願昭59−163896号)公報に記載
のコンベアベルト持上装置では梁状部材に大きな曲げの
力がかかり、梁状部材を強固なものとしなければなら
ず、梁状部材が大形化すると共に重量化して装置の搬送
や取り扱いが困難となるという課題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、長大なベルトコンベア装置のコンベアベルトを迅速
に持ち上げることのできる軽量で取り扱いが容易なコン
ベアベルト持上装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、キャリアローラの上に張られたコンベアベ
ルトを持ち上げてそのキャリアローラを交換するための
コンベアベルト持上装置を、キャリアローラを支持する
コンベア架台上にコンベアベルトの左右両側に位置し
て、かつ、コンベアベルトの幅方向に傾倒自在に設けら
れる一対のジャッキ手段と、これら左右のジャッキ手段
のロッド部先端間を連結する吊りビームと、吊りビーム
の両側近傍にそれぞれ係脱自在に連結されると共にその
中間部がコンベアベルトの下方を横断するように設けら
れる吊りベルトとを備えたものとしたものである。
【0007】また、上記ジャッキ手段は、それぞれ2本
の油圧ジャッキからなり、その2本の油圧ジャッキの基
部がコンベア架台上に設けられる基板に前後左右方向に
傾倒可能に設けられると共に両油圧ジャッキの先端が前
後方向でトラス状となるように連結され、その連結部に
設けられたピンに上記吊りビームが係合されるものとす
るとよい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の好適実施の形態を添付図
面に基づいて詳述する。
【0009】図1に示すように、コンベアベルト持上装
置1は、ベルトコンベア装置2のキャリアローラ3を交
換するときにキャリアローラ3の上に張られたコンベア
ベルト4を持ち上げるための装置であり、キャリアロー
ラ3を支持するコンベア架台5上に載置されて用いられ
る。
【0010】コンベアベルト持上装置1は、コンベア架
台5上に起立して載置されてコンベアベルト4の左右両
側(図1の左方を左方、右方を右方とする)に位置され
る一対のジャッキ手段6a,6bと、これら左右のジャ
ッキ手段6a,6bのロッド部7a,7b先端間を連結
して掛け渡される吊りビーム8と、吊りビーム8の両側
近傍に連結されると共にその中間部9がコンベアベルト
4の下方を横断するように設けられる吊りベルト10と
からなる。
【0011】図5に示すように、ジャッキ手段6a,6
bは、それぞれ2本の油圧ジャッキ11,12からな
る。2本の油圧ジャッキ11,12は、その基部13,
13がコンベア架台5上に設けられる基板14に前後左
右方向に傾倒可能に設けられ、両油圧ジャッキ11,1
2のロッド15,16の先端が前後方向でトラス状とな
るように連結されている。図1乃至図3にも示すよう
に、基板14は、コンベア架台5を構成するフレームの
うちコンベア架台5の左右両側で前後方向に延びる主フ
レーム17a,17b上に載置して設けられる板材であ
り、基板14の左右両側には基板14の左右両側を下方
に折り曲げられて成る係止部18,18を有する。
【0012】係止部18,18は、主フレーム17a,
17b上の基板14を側方にずれ動かないようにして主
フレーム17a,17b上から落とさないようにするた
めのものであり、係止部18,18を主フレーム17
a,17bの左右側面にあてて基板14を左右方向に動
かさないようになっている。
【0013】また、基板14と油圧ジャッキ11,12
とは、それぞれ自在継手19,19を介して連結されて
いる。自在継手19,19は、具体的には球面対偶をな
す、すべり軸受であり、油圧ジャッキ11,12を基板
14に対して前後左右方向に回動自在に連結している。
これは、油圧ジャッキ11,12を前後左右方向に傾倒
自在とすることにより、一方の油圧ジャッキにかかる曲
げ方向の力を逃がして他方の油圧ジャッキの伸縮方向の
力に変えるためであり、油圧ジャッキ11,12の曲げ
方向の力に対する強度の強化を不要として油圧ジャッキ
11,12のサイズ及び重量を小さくするためである。
【0014】そして、両油圧ジャッキ11,12のロッ
ド15,16が連結される連結部20a,20bは、ロ
ッド15,16と自在継手21,21を介して前後左右
方向に回動自在に連結されており、図4に示すように、
連結部20a,20bのそれぞれの頂部には吊りビーム
8の端部を係合させるためのピン22,22が設けられ
ている。自在継手21,21は、基板14と油圧ジャッ
キ11,12とを連結する自在継手19,19と同様の
ものである。
【0015】吊りビーム8は、中空角棒状の形状を有す
る梁であり、その両端には連結部20a,20bのピン
22,22に係合される係合孔23,23がそれぞれ設
けられている。係合孔23,23は、ピン22,22を
下方から上方に向けて嵌め入れることができるように吊
りビーム8の端部を上下方向に貫通して形成された孔で
あり、ピン22,22を係合孔23,23の内部に嵌め
入れたときにピン22,22が係合孔23,23の内部
で遊ばない程度の内径に形成されている。
【0016】また、吊りビーム8は、左右両端の係合孔
23,23にピン22,22を係合させてジャッキ手段
6a,6bに掛け渡したときに左右のジャッキ手段6
a,6bがそれぞれコンベアベルト4側に若干傾斜する
ような長さに形成されており、ジャッキ手段6a,6b
を左右いずれの方向にも転倒させないようになってい
る。
【0017】そして、図1に示すように、吊りビーム8
の両端近傍には吊りベルト10を掛けるための吊持部材
24a,24bがそれぞれ下方に突出して設けられてお
り、後述する吊りベルト10のフック26a,26bを
それぞれ掛けることができるようになっている。また、
図3及び図4にも示すように、吊りビーム8の一端近傍
の上面にはコンベアベルト4上を走行するキャスター2
5が設けられている。このキャスター25は、ベルトコ
ンベア装置2の一側の側に立つ作業者が他側の側に吊り
ビーム8の一端を渡すときに、コンベアベルト4上にキ
ャスター25を走行させるためのものであり、吊りビー
ム8の一端を擦ってコンベアベルト4上に傷を付けない
ようにすると共に、一人での作業をより容易なものとす
るためのものである。
【0018】吊りベルト10は、紐状に形成されたナイ
ロンスリングの両端に吊持部材24a,24bに係合さ
れるフック26a,26bを設けてなるものであり、吊
持部材24a,24bにそれぞれフック26a,26b
を掛けたときに吊りベルト10の中間部9が弛んでコン
ベアベルト4の高さよりも低い位置に達するような長さ
に形成されている。
【0019】次に作用を述べる。
【0020】ベルトコンベア装置2のキャリアローラ3
を交換する場合、まず、ベルトコンベア装置2の運転を
停止してコンベアベルト4を止めた後、コンベアベルト
持上装置1をコンベア架台5上に組み付ける。
【0021】コンベアベルト持上装置1の組み付けは、
ジャッキ手段6a,6bをコンベアベルト4の側端に立
て掛けるようにしてコンベア架台5の主フレーム17
a,17b上にそれぞれ載置する。このとき、ジャッキ
手段6a,6bの基板14が主フレーム17a,17b
上に置かれると共に基板14の係止部18,18が主フ
レーム17a,17bの左右側面に当てられるように
し、基板14が主フレーム17a,17b上を左右方向
に移動しないようにする。
【0022】次に、ベルトコンベア装置2の一側の側か
ら他側の側に吊りビーム8の一端を渡す。このとき、吊
りビーム8の一端側を持ちながらキャスター25の設け
られた他端側をキャスター25を走行させながらコンベ
アベルト4上を這わせて渡す。
【0023】そして、ジャッキ手段6a,6bのピン2
2,22を吊りビーム8の係合孔23,23の中にそれ
ぞれ挿入して係合させ、ジャッキ手段6a,6bに吊り
ビーム8を掛け渡した状態に連結する。このとき、左右
のジャッキ手段6a,6bは、それぞれコンベアベルト
4側に若干傾斜させられた状態で起立され、左右のジャ
ッキ手段6a,6bと吊りビーム8とでコンベアベルト
4の左右両側と上方とを囲む門形に形成される。
【0024】このようにしてジャッキ手段6a,6bと
吊りビーム8とがしっかりと組み付けられたら、吊りビ
ーム8の一方の吊持部材24aに吊りベルト10の一方
のフック26aを掛け、吊りベルト10の他端をコンベ
アベルト4の下方を通して吊りベルト10の中間部9が
コンベアベルト4の下方に位置されるようにし、さら
に、吊りビーム8の他方の吊持部材24bに吊りベルト
10の他方のフック26bを掛ける。こうすることによ
り吊りベルト10は、中間部9をコンベアベルト4の下
方に弛ませた状態でその両端を吊りビーム8に吊持され
た状態となる。
【0025】そして、ジャッキ手段6a,6bのロッド
部7a,7bを上昇させて吊りビーム8及び吊りベルト
10を上昇させる。ロッド部7a,7bの上昇は、図示
しない手動ポンプ等の油圧発生装置で油圧ジャッキ1
1,12のロッド15,16を均等に伸長させることに
より行なう。このとき、ロッド15,16の伸長に伴っ
てそれぞれの油圧ジャッキ11,12は、基板14との
連結点である自在継手19,19を中心に前後左右方向
に起立するように回動すると共に連結部20a,20b
との連結点である自在継手21,21を回動させつつ上
昇させる。
【0026】吊りベルト10は、すぐにコンベアベルト
4の下面に当たり、吊りビーム8の上昇に伴ってコンベ
アベルト4を上方に吊り上げる。このとき、コンベアベ
ルト4は相当に大きな力で張られているため、吊りベル
ト10及び吊りビーム8にも大きな力がかかる。吊りベ
ルト10にかかる下方に向かう力は吊りビーム8の両端
近傍を下方に引く力となり、この力は、ジャッキ手段6
a,6bをコンベアベルト4側に倒す方向の力と、ジャ
ッキ手段6a,6bを下方に押す方向の力とになってジ
ャッキ手段6a,6bのそれぞれに作用する。
【0027】このジャッキ手段6a,6bをコンベアベ
ルト4側に倒す方向の力は、油圧ジャッキ11,12が
基板14に左右方向に傾倒自在であり、かつ、連結部2
0a,20bが油圧ジャッキ11,12に左右方向に傾
倒自在であるためジャッキ手段6a,6bによって受け
止められることはなく、吊りビーム8をその軸方向に圧
縮する方向となって吊りビーム8にかかり、吊りビーム
8により受け止められる。このため、ジャッキ手段6
a,6bが左右方向の曲げ方向の力を受け止めることは
ない。また、吊りビーム8の両端近傍を下方に引く力
は、係合孔23と吊持部材24の間隔を狭めることによ
り、吊りビーム8に上下方向の曲げとして作用する力を
極力小さくすることができ、そのままジャッキ手段6
a,6bを下方に押す方向の力となってジャッキ手段6
a,6bにより受け止められる。
【0028】上述のジャッキ手段6a,6bを下方に押
す方向の力、すなわち、連結部20a,20bを下方に
押す方向の力は、油圧ジャッキ11,12及び基板14
を介して主フレーム17a,17bに伝達され、主フレ
ーム17a,17bに受け止められる。このとき、ジャ
ッキ手段6a,6bは2本の油圧ジャッキ11,12と
基板14とをトラス状に連結してなるものであるため、
連結部20a,20bを下方に押す方向の力は、油圧ジ
ャッキ11,12のそれぞれにそれぞれの軸方向に圧縮
する力となって作用し、油圧ジャッキ11,12に前後
方向に曲げ方向の力がかかることはない。また、ベルト
コンベア装置2が長手方向に傾斜している場合、連結部
20a,20bを下方に押す方向の力は、主フレーム1
7a,17bの斜面下方に位置する油圧ジャッキ11又
は12により大きな軸方向の圧縮力がかかり、斜面上方
に位置する油圧ジャッキ12又は11に比較的小さな軸
方向の圧縮力がかかる。このときも油圧ジャッキ11,
12に前後方向に曲げ方向の力がかからない。
【0029】このようにしてコンベアベルト4を上方に
吊り上げたらキャリアローラ3を交換し、コンベアベル
ト4を再び降ろしてもとの状態に戻し、コンベアベルト
持上装置1を分割して撤去する。
【0030】コンベアベルト4を降ろす場合、油圧発生
装置に接続されている油圧ジャッキ11,12内の油圧
を低下させることによりコンベアベルト4の張力と自重
とによりロッド15,16を縮退させ迅速かつ滑らかに
コンベアベルト4を降ろす。
【0031】コンベアベルト持上装置1の分割は、上述
の組み立て手順と逆の手順で行ない、具体的には、まず
吊りビーム8から吊りベルト10を取り外し、次にジャ
ッキ手段6a,6bから吊りビーム8を取り外すことに
より行なう。
【0032】このように、コンベアベルト持上装置1
を、キャリアローラ3を支持するコンベア架台5上にコ
ンベアベルト4の左右両側に位置して、かつ、コンベア
ベルト4の幅方向に傾倒自在に設けられる一対のジャッ
キ手段6a,6bと、これら左右のジャッキ手段6a,
6bのロッド部7a,7b先端間を連結し、かつ、左右
のジャッキ手段6a,6bがそれぞれコンベアベルト4
側に若干傾斜するように掛け渡された吊りビーム8と、
吊りビーム8の両側近傍にそれぞれ係脱自在に連結され
ると共にその中間部9がコンベアベルト4の下方を横断
するように設けられる吊りベルト10とを備えたものと
したため、ジャッキ手段6a,6bに左右方向の曲げ方
向の力がかからないようにすることができると共に吊り
ビーム8にかかる上下方向の曲げ方向の力を極力小さく
することができ、ジャッキ手段6a,6b及び吊りビー
ム8等のコンベアベルト持上装置1の構造材を軽量なも
のとすることができ、装置全体を軽量化することができ
る。
【0033】また、ジャッキ手段6a,6bが、それぞ
れ2本の油圧ジャッキ11,12からなり、その2本の
油圧ジャッキ11,12の基部13,13がコンベア架
台5上に設けられる基板14に前後左右方向に傾倒可能
に設けられると共に両油圧ジャッキ11,12の先端が
前後方向でトラス状となるように連結され、その連結部
20a,20bに設けられたピン22,22に吊りビー
ム8が係合されるものとしたため、コンベアベルト持上
装置1を、吊りビーム8とジャッキ手段6a,6bとに
分割することができ、移動とベルトコンベア装置2への
据え付け等の作業に大きな力を必要としない取り扱いが
容易なものとすることができ、更に、油圧ジャッキ1
1,12に前後方向の曲げ方向の力がかからないように
することができる。
【0034】そして、吊りビーム8の係合孔23,23
にジャッキ手段6a,6bのピン22,22を挿入して
吊りビーム8とジャッキ手段6a,6bとを係合させる
ものとしたため、簡易な構成で容易かつ強固にコンベア
ベルト持上装置1を組み付けることができる。
【0035】また、基板14をその左右両側に係止部1
8,18を有するものとしたため、基板14を主フレー
ム17a,17b上に左右方向にずれ動かないように載
置させることができる。
【0036】そして、吊りビーム8の一端近傍にコンベ
アベルト4上を走行するキャスター25を設けたため、
ベルトコンベア装置2の一側の側から他側の側に吊りビ
ーム8を渡す作業を、一側の側にいる作業者だけでコン
ベアベルト4上に傷を付けることなく容易に行なうこと
ができる。
【0037】なお、自在継手19,19及び自在継手2
1,21は、球面対偶をなす、すべり軸受に限るもので
はなく、油圧ジャッキ11,12を前後左右方向に回動
自在に連結する継手で軽量かつ強固なものであれば他の
ものであってもよい。
【0038】また、吊りベルト10は、特にナイロンス
リングに限るものではなく、コンベアベルト4の張力
(1000kgf程度)に耐えられ、コンベアベルト4
を傷つけないものであれば他のものでできたものであっ
てもよい。
【0039】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を奏する。
【0040】(1)請求項1記載の構成によれば、コン
ベアベルト持上装置を軽量なものとすることができる。
【0041】(2)請求項2記載の構成によれば、コン
ベアベルト持上装置を取り扱いが容易なものとすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示すコンベアベルト
持上装置の正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】図2の要部拡大図である。
【図6】従来のコンベアベルト持上装置の正面図であ
る。
【図7】従来のコンベアベルト持上装置の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 コンベアベルト持上装置 2 ベルトコンベア装置 3 キャリアローラ 4 コンベアベルト 5 コンベア架台 6a ジャッキ手段 6b ジャッキ手段 7a ロッド部 7b ロッド部 8 吊りビーム 9 中間部 10 吊りベルト 11 油圧ジャッキ 12 油圧ジャッキ 13 基部 14 基板 20a 連結部 20b 連結部 22 ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリアローラの上に張られたコンベア
    ベルトを持ち上げてそのキャリアローラを交換するため
    のコンベアベルト持上装置において、キャリアローラを
    支持するコンベア架台上にコンベアベルトの左右両側に
    位置して、かつ、コンベアベルトの幅方向に傾倒自在に
    設けられる一対のジャッキ手段と、これら左右のジャッ
    キ手段のロッド部先端間を連結する吊りビームと、吊り
    ビームの両側近傍にそれぞれ係脱自在に連結されると共
    にその中間部がコンベアベルトの下方を横断するように
    設けられる吊りベルトとを備えたことを特徴とするコン
    ベアベルト持上装置。
  2. 【請求項2】 上記ジャッキ手段が、それぞれ2本の油
    圧ジャッキからなり、その2本の油圧ジャッキの基部が
    コンベア架台上に設けられる基板に前後左右方向に傾倒
    可能に設けられると共に両油圧ジャッキの先端が前後方
    向でトラス状となるように連結され、その連結部に設け
    られたピンに上記吊りビームが係合される請求項1記載
    のコンベアベルト持上装置。
JP18069296A 1996-07-10 1996-07-10 コンベアベルト持上装置 Pending JPH1025009A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102295134A (zh) * 2011-05-11 2011-12-28 李超 轨道吊挂型输送机
JP2012123233A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Ricoh Co Ltd ベルトユニット及び画像形成装置
KR101648298B1 (ko) * 2015-03-26 2016-08-16 현대제철 주식회사 벨트 컨베이어용 벨트 인양장치

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