JPH10249834A - コンクリートボードおよびその成形型 - Google Patents

コンクリートボードおよびその成形型

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JPH10249834A
JPH10249834A JP15826897A JP15826897A JPH10249834A JP H10249834 A JPH10249834 A JP H10249834A JP 15826897 A JP15826897 A JP 15826897A JP 15826897 A JP15826897 A JP 15826897A JP H10249834 A JPH10249834 A JP H10249834A
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concrete board
blocks
concrete
mold
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JP15826897A
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Ikuya Chikada
育也 近田
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CHIKADA KOGYOSHO GOUSHI
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CHIKADA KOGYOSHO GOUSHI
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板面上に複数のブロックが隣接配置されたコ
ンクリートボードを縦姿勢で成形することができるコン
クリートボード成形型およびその成形型により成形され
たコンクリートボードを提供すること。 【解決手段】 ブロック受け面104aの幅が、そのブ
ロック受け面104a上に積層されるブロック92の厚
さの略1/3以下であっても、積層されたブロック92
の重心Gが、ブロック受け面104a上あるいは積層さ
れたブロック92が当接する側壁101または側枠体1
06側に位置するように、側壁101及び側枠体106
が垂直状態から略7°傾斜されているので、積層された
ブロック92を崩してしまうことなく、コンクリートボ
ード9を成形することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、板面上に複数の
ブロックが隣接配置されたコンクリートボードを縦姿勢
で成形することができるコンクリートボード成形型、及
び、その成形型により成形されたコンクリートボードに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】 高速道路の防音壁等には、厚肉長方形
のコンクリートボードが使用されている。このコンクリ
ートボードは、高速道路内で発生する騒音を内部へ反射
することにより、防音壁として機能している。近年で
は、このコンクリートボードの防音効果をより向上させ
るために種々の提案がなされているが、その1つとし
て、騒音吸収効果のある複数の吸音ブロックを板面上に
隣接配置したコンクリートボードが提案されている。こ
のコンクリートボードは、吸音ブロックに設けられた多
数の孔内に騒音を吸収して、防音効果を向上させるもの
である。
【0003】一般に、かかる吸音ブロックが固着された
コンクリートボードは、平打ちにより成形される。具体
的には、複数の吸音ブロックを水平に敷き詰めて並べ、
その上からコンクリート材を流し込む。そして、流し込
まれたコンクリート材の背面を平らに仕上げ、乾燥固化
させることにより、コンクリートボードを成形するので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、コン
クリートボードの背面を平らに仕上げる作業は、手作業
で行われており、非常に手間のかかる作業であるととも
に、複数の吸音ブロックを水平に並べてコンクリートボ
ードを成形するには、成形作業に大きなスペースが必要
になってしまうという問題点がある。
【0005】そこで、本願出願人は、特願平9−252
5号および特願平9−65777号に記載するように、
かかるコンクリートボードを縦姿勢で成形できる成形型
を発明した(未公知)。この成形型は、底枠体と、その
底枠体とともに縦姿勢のコンクリートボードに倣った型
空間を形成する複数の側枠体とを備え、積層されたブロ
ックの端面を底枠体上をスライド可能に形成された側枠
体により押圧し固定する一方、そのブロックの上面は押
圧部材により押圧して、該ブロックを固定する。そし
て、残った型空間内にコンクリート材を注入し乾燥固化
させることにより、かかるコンクリートボードを縦姿勢
で成形するものである。よって、かかる成形型によれ
ば、板面上に複数のブロックが隣接配置されたコンクリ
ートボードを縦姿勢で成形できるので、成形作業を小ス
ペースで行うことができるとともに、コンクリート材表
面のならし作業を一端面のみで済ますことができる。
【0006】ところで、複数のブロックが隣接配置され
たブロック部分と、そのブロック部分の外周であってブ
ロックの配置されない周囲部分とを備えたコンクリート
ボードを成形する場合には、底枠体の上面より前記周囲
部分の幅に相当する長さだけ上方に形成されたブロック
受け面を有するコンクリートボード成形型を用いて、こ
の成形型のブロック受け面上に複数のブロックを積層
し、上記コンクリートボードを成形するのである。
【0007】ここで、積層されるブロックの厚さが35
mmであり、その厚さ35mmのブロックのうち、厚さ
10mmだけコンクリートから突出させ、厚さ25mm
をコンクリート内に埋め込んでコンクリートボードを成
形しようとする場合、成形型のブロック受け面の幅は1
0mmとなる。よって、かかる場合、幅10mmのブロ
ック受け面上に厚さ35mmのブロックを片側に寄せて
積層することになるので、積層されたブロックがブロッ
ク受け面上から落下し易く、その積層が困難になるとと
もに、運良く積層されたとしても、コンクリート材の注
入時にかかる成形型を振動させると、その積層されたブ
ロックが崩れてしまうという問題点があった。
【0008】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、板面上に複数のブロックが隣接配
置されたコンクリートボードを縦姿勢で成形することが
できるコンクリートボード成形型、及び、その成形型に
より成形されたコンクリートボードを提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1記載のコンクリートボード成形型は、
板面上に複数のブロックが隣接配置されたコンクリート
ボードを成形するためのものであり、底枠体と、その底
枠体とともに縦姿勢の前記コンクリートボードに倣った
型空間を形成する複数の側枠体と、成形前の前記ブロッ
クが積層されるブロック受け面とを備え、そのブロック
受け面に積層されたブロックの横側端面を押圧し固定す
るために、前記側枠体の少なくとも1つは、前記底枠体
上をスライド可能に形成されるとともに、前記コンクリ
ートボードのブロック面側の側枠体は、その側枠体の非
ブロック面側に傾斜されている。
【0010】この請求項1記載のコンクリートボード成
形型によれば、底枠体と側枠体とで縦姿勢のコンクリー
トボードに倣った型空間を形成し、その型空間内のうち
ブロック受け面上に複数のブロックを積層する。ブロッ
クの積層後、側枠体を底枠体上でスライドさせて、積層
されたブロックの横側端面を押圧し固定する。その後、
残った型空間内に、成形型を振動させつつコンクリート
材を注入し、該コンクリート材を乾燥固化させることに
より、板面上に複数のブロックが固着されたコンクリー
トボードが成形される。ここで、コンクリートボードの
ブロック面側の側枠体は、その側枠体の非ブロック面側
に傾斜されているので、ブロック受け面の幅が積層され
るブロックの厚さより小さい場合にも(特に、ブロック
受け面の幅が積層されるブロックの厚さの半分未満の場
合にも)、積層されたブロックがブロック受け面上から
落下してしまうことがない。よって、かかる場合にも、
ブロックの積層状態を崩してしまうことなく、コンクリ
ートボードを縦姿勢で成形することができる。
【0011】請求項2記載のコンクリートボード成形型
は、請求項1記載の成形型において、前記ブロック受け
面には、前記ブロックの下側端面の一部が積層されると
ともに、前記傾斜される側枠体は、前記ブロック受け面
に積層されるブロックの重心が前記ブロック受け面又は
前記傾斜される側枠体上に位置するように傾斜されてい
る。
【0012】請求項3記載のコンクリートボード成形型
は、請求項1記載の成形型において、前記傾斜される側
枠体の傾斜角度は、5乃至15°である。
【0013】請求項4記載のコンクリートボードは、板
面上に複数のブロックが隣接配置されたコンクリートボ
ードであって、請求項1から3のいずれかに記載のコン
クリートボード成形型により成形されたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発
明の一実施例であるコンクリートボード成形型の全体平
面図であり、図2は、その全体正面図である。なお、本
実施例では、2枚のコンクリートボード9を同時に成形
できる成形型10を例示している。
【0015】成形型10は、地上に置かれた長方形の平
面視を有する一定厚の基盤6上に設けられており、その
基盤6の一端に垂設された側壁2と、基盤6の上面に接
して配置される底枠体1A,1B(図2には一方のみ図
示)と、底枠体1A,1Bを平面視でU字状に囲み、側
壁2とともに上方へ開放する型空間S1,S2を形成す
る側枠体3,4,5A,5Bとで構成されている。
【0016】側壁2は、外方(図1の上方)へ開放する
箱状体をなし、基盤6上に固定垂設されて、基盤6の長
辺に沿って延びている。側枠体3は、平面視で略L字形
をなし、外方(図1の左方)へ開放する広幅の箱状体と
なった短辺部31と、側壁2と平行に延びる細幅の長辺
部32とを有している。図4に示すように、短辺部31
の長辺部32側には、対向する側枠体5A側へ1段突出
した段付部311が形成されている。この段付部311
は、積層されたブロック92の端面(側面)を押圧し固
定する部分であり、段付部311とその段付部311に
より押圧される各ブロック92との間に隙間が生じない
ように、その先端には長手方向に渡ってゴムパッキン3
11aが取着されている。また、側枠体3の長辺部32
は、底枠体1Aの側面に沿って当接配置される。
【0017】側枠体5Aは、短辺部31と平面視で略同
形状に形成された外方(図1の右方)へ開放する箱状体
であり、短辺部31と平行に位置し、底枠体1A上を図
4の矢印A方向へスライド可能に載置されている。この
側枠体5Aの長辺部32側にも、短辺部32側へ1段突
出した段付部51が形成されており、この段付部51に
より、積層されたブロック92の端面(側面)を押圧す
る場合に、段付部51と押圧される各ブロック92との
間に隙間が生じないように、段付部51の先端には長手
方向に渡ってゴムパッキン51aが取着されている。
【0018】底枠体1Aは、下方へ開放する細長い長方
形の箱状体であり、上面がコンクリートボード9の型面
1aとなっている。この底枠体1Aの側面に接する側壁
2の側面と、長辺部32の側面、および底枠体1Aの一
端部上に位置する短辺部31の側面、さらに底枠体1A
の他端部上に位置する側枠体5Aの側面とによって、上
方へ開放する型空間S1が形成される。
【0019】なお、前記したように、側枠体3の短辺部
31、側枠体5A、及び、底枠体1Aは所定幅の箱状体
に形成されているので、短辺部31及び側枠体5Aは、
図4の矢印A方向に、また、底枠体1Aは図4の上下方
向に、それぞれ厚みを保って形成される。よって、短辺
部31により長辺部32を線状に支持できるとともに、
側枠体5A及び底枠体1Aにより、長辺部32を面接触
して支持することができる。従って、各部材を組み付け
て成形型10を固定した場合にも、平板状の長辺部32
を撓ませることなく、直線状に支持することができる。
【0020】図4から図7に示すように、底枠体1Aの
型面1aは、一方の側縁が上方へ突出したブロック受け
面1bとされている。ブロック受け面1bは、複数のブ
ロック92が積層される面であり、平面に形成されると
ともに、その長手方向に渡ってゴムパッキン1fが取着
されている。このゴムパッキン1fにより、ブロック受
け面1bとその上に積層された各ブロック92との間に
隙間が生じないようにされている。
【0021】ブロック受け面1bから型面1aの一般部
へは、一定角度で傾斜する傾斜面1cが形成されてい
る。この傾斜面1cは、側枠体5Aのスライド方向をガ
イドするとともに、スライド時のレールとしても機能す
る。また、この傾斜面1cにより成形後のコンクリート
ボード9に下側斜面9bが形成されるので(図8)、コ
ンクリートボード9の最下列のブロック92をより強固
に固着することができる。更に、ブロック受け面1bの
側枠体3側には、段差1dが形成されており(図6)、
この段差1dに側枠体3の段付部311の下方が係止さ
れて、側枠体3が図4の右方向に位置決めされる。
【0022】なお、図6に示すように、底枠体1Aの一
端部には、位置決め部材として、下方へ突出する板状の
突出片1eが溶接されている。この突出片1eを基盤6
に形成された長孔の係止孔6a内に挿嵌することによ
り、底枠体1Aを基盤6に対して位置決めして正規の位
置に取り付けることができる。また、図4に示すよう
に、短辺部31の先端コーナを、側壁2の一端コーナの
上下位置に突設された係止片21(一方のみ図示する)
に係合させることにより、側枠体3を図4の左及び奥方
向へ位置決めして取り付けることができる。各係止片2
1の先端は円弧状に形成されて、側枠体3の取り外し時
の容易性を確保している。
【0023】基盤6に対する底枠体1Aや側枠体3の取
付は、作業者により行われるが、習熟不足の作業者がこ
れらを短時間のうちに正規の位置に取り付けることは困
難である。これらが正規から外れた位置に取り付けられ
ると、底枠体1A、側壁2、側枠体3,5Aにより形成
される型空間S1に隙間が生じてしまい、その型空間S
1内に注入されたコンクリート材は、かかる隙間から漏
れ出てしまう。しかし、本実施例の成形型10では、上
記のように、底枠体1A及び側枠体3は、各位置決め部
材1e,6a,21により、正規の位置に容易に取り付
けられるので、習熟不足な作業者によっても、型空間S
1を隙間なく形成することができる。
【0024】ブロック受け面1bの上方は、側枠体3の
段付部311と側枠体5Aの段付部51とによって、型
空間S1の一部が長手方向で狭められたブロック収納凹
所33となっている。このブロック収納凹所33の奥行
きWは、多数の消音用小孔921(図8)を備えたレン
ガ製吸音ブロック92の厚みと等しくされている。な
お、前述の通り、かかる収納凹所33には、ゴムパッキ
ン51a,1f,331aが連続して取着されている。
【0025】図3に示すように、ブロック受け面1b上
に必要数のブロック92を隣接配置して積層すると、こ
れらブロック92がブロック収納凹所33をその上縁部
を除いて埋めるので、平面視で長方形の型空間S1が残
される(図1)。この型空間S1の長辺の長さは、成形
後のコンクリートボード9の横寸法に等しく、短辺の長
さはコンクリートボード9の厚みに等しい。また、型空
間S1の深さはコンクリートボード9の縦寸法に等しく
されている。
【0026】ブロック収納凹所33の上縁部には、積層
されたブロック92の頂面を押さえる一定厚の押圧板7
Aが配置されている。図7に示すように、この押圧板7
Aの下面には、積層されたブロック92の頂面を隙間な
く押圧できるように、その長手方向に沿ってゴムパッキ
ン7dが取着されている。また、押圧板7Aの下面の一
側は、成形後のコンクリートボード9に上側斜面9a
(図8)を形成すべく傾斜7cされている。この上側斜
面9aによって、コンクリートボード9の最上列のブロ
ック92は、コンクリートボード9に強固に固着される
のである。
【0027】押圧板7Aの上面中央には、円柱状の強化
棒71が横設されており、その強化棒71の両端は、そ
れぞれ平面視でL字形に屈曲された取付ブラケット72
A,73Aの一辺721,731の先端下面に溶接され
ている。この強化棒71は押圧板7Aを厚く形成した場
合には除くことができる。各取付ブラケット72A,7
3Aの他辺722,732は、側枠体3の短辺部31の
上面および側枠体5Aの上面に設けられた雌ねじの取付
孔に、ボルトによってそれぞれ螺合され固定されてい
る。
【0028】なお、取付ブラケット73Aの取付孔73
3は、図1の左右方向へ延びる長孔となっている。よっ
て、積層されるブロック92の製品サイズのバラツキに
合わせて、側枠体5Aが左右方向(図4の矢印A及び反
矢印A方向)へ、スライドできるようにされている。
【0029】基盤6上には、更に、平面視でL字形の側
枠体4が、その短辺部41の先端を側枠体3の短辺部3
1の基端に当接して設けられている。この側枠体4は、
基盤6の長手方向へ一定幅で延びる長辺部42を備える
とともに、全体が外方(図1の下方)へ開放する箱状体
となっている。長辺部42の先端には、前記した側枠体
5Aと同一形状の側枠体5Bが、長辺部42の側面に当
接されるとともに、側枠体4の短辺部41と平行に配設
されている。これら側枠体4,5Bの下方の基盤6上に
は、既に説明した底枠体1Aと同一形状の底枠体1Bが
配設されている。従って、底枠体1Bの両側面に接する
各側枠体3,4の長辺部32,42の側面、および底枠
体1Bの一端部上に位置する短辺部41の側面、さらに
底枠体1Bの他端部上に位置する側枠体5Bの側面とに
よって、上方へ開放する型空間S2が形成される。ま
た、側枠体4の長辺部42に沿ってブロック収納凹所4
3が形成される。
【0030】側枠体4は、短辺部41の先端コーナが側
枠体3の一端コーナの上下位置に突設された係止片3
4,34に係合され(図4)、図4の左及び奥方向へ位
置決めされている。一方、側枠体4の右方向の位置決め
は、段付部411の下方が、底枠体1Bのブロック受け
面の側枠体4側に形成された段差と係止されることによ
り行われる。なお、各係止片34,34は、側枠体4の
取り外しを容易に行うことができるように、先端が円弧
状に形成されている。
【0031】押圧板7B及び取付ブラケット72B,7
3Bの形状は、既に説明した押圧板7A及び取付ブラケ
ット72A,73Aの形状と同一であるので、その説明
は省略する。
【0032】側壁2及び側枠体4の左右端面の上下位置
には、U字形の受け金具61が設けられている(図
2)。前後の受け金具61間には、それぞれ長尺の締結
シャフト62が架設され、その前後端に形成された雄ネ
ジ部にナット63が結合されて、側枠体4を側壁2の方
向へ引き寄せている。また、基盤6上の長手方向中央に
は、固定された矩形のナット板64を貫通して、押圧ボ
ルト65が設けられ、その先端は側枠体4の下辺部中央
を側壁2の方向へ押しやっている。これら締結シャフト
62及び押圧ボルト65により、側壁2及び側枠体3,
4,5A,5Bは前後方向(図1の上下方向)で互いに
密接される。
【0033】スライド自在な側枠体5A,5B側におけ
る側壁2及び側枠体4の端面には、上下方向の中間位置
にそれぞれL字形に屈曲したステー66,66が突設さ
れている(図2)。これらのステー66,66内には、
内方へ開放する箱状体とされた支持体67(図4)の両
端部が載置される。支持体67には、側枠体5A,5B
の段付部51,51に対応する長手方向の二箇所に、ウ
エルドナット671を付設した取付孔が設けられてお
り、これらの取付孔には押圧ボルト68,69が貫通さ
れる。押圧ボルト68,69の先端は、各側枠体5A,
5Bの箱内空間の中央に配設された平行板52,53間
を挿通して(図5)、段付部51の背面を押圧する。こ
の押圧により、側枠体5A,5Bを他方の側枠体3,4
の短辺部31,41方向(図4の矢印A方向)へ押しや
るのである。よって、側枠体5A,5Bの段付部51,
51は、積層されたブロック92の端面に密接されるの
で、積層されたブロック92が横方向に固定される。
【0034】なお、側枠体5A,5Bを押圧ボルト6
8,69で押しやる場合には、取付孔733,733に
挿通したボルトを緩め、側枠体5A,5Bをスライド可
能な状態にしておく。また、ブロック92の製品サイズ
にバラツキがある場合にも、積層されたブロック92の
端面を確実に押圧可能とするため、図1に示すように、
押圧板7A,7Bの端面と段付部51との間には若干の
隙間が設けられている。しかし、この隙間は十分に小さ
く形成されているので、コンクリートボード9の成形に
支障となることはない。
【0035】底枠体1A,1B上に形成された型空間S
1,S2内には、それぞれの中央に、格子状に組まれた
鉄筋網8A,8Bが配設される(図1、図3)。この鉄
筋網8A,8Bは、成形後のコンクリートボード9の強
度を向上させるとともに、スペーサ体81A,81Bと
相まって、積層されたブロック92が崩れてしまわない
ように、ブロック92の側面を長辺部32,42側へ押
圧するための部材として使用される。
【0036】これら鉄筋網8A,8Bの長手方向の複数
箇所には、スペーサ体81A,81Bが挿入され、鉄筋
網8A,8Bを前後から位置決めしている。スペーサ体
81A,81Bは、型空間S1,S2の深さよりも長い
板体を断面U字形に屈曲させたもので、その上端には逆
U字形の把手811が設けられている。各スペーサ体8
1A,81Bは鉄筋網8A,8Bの長手方向で位置をず
らして配置され、その両脚が鉄筋網8A,8Bに当接す
るとともに、その背面は側壁2又は側枠体3の長辺部3
2と、積層されたブロック92の側面とに当接される。
このようなスペーサ体81A,81Bが鉄筋網8A,8
Bの弾性力を受けて、積層されたブロック92の側面に
当接することによって、前後方向(図1の上下方向)に
おけるブロック92の積層状態が適正に維持されるので
ある。
【0037】次に、上記のように構成された成形型10
を用いたコンクリートブロック9の成形方法を説明す
る。まず、基盤6上に底枠体1A,1B、側枠体3,
4,5A,5Bを配設するとともに、各ナット63及び
押圧ボルト65を締めて、成形型10を前後方向(図1
の上下方向)に固定する。底枠体1A,1B及び側枠体
3,4の取付は、位置決め部材1e,6a,21,34
により、習熟不足の作業者であっても容易に行うことが
できる。この段階では、押圧板7A,7B、鉄筋網8
A,8B及びスペーサ体81A,81Bは配設されてお
らず、型空間S1,S2及びブロック収納凹所33,4
3の上方は開放されるとともに、側枠体5A,5Bがス
ライド可能になっている。
【0038】かかる状態において、底枠体1A,1Bの
ブロック受け面1b上へ、吸音ブロック92を横方向に
立てた状態で順次積層していく。全てのブロック92を
積層した後、押圧板7A,7Bを側枠体3,4,5A,
5B及び積層されたブロック92上に載置し、押圧板7
A,7Bの取付ブラケット72A,72B,73A,7
3Bをボルトを介して、側枠体3,4,5A,5Bの上
面に仮止めする。
【0039】押圧板7A,7Bの仮止め後、鉄筋網8
A,8Bを型空間S1,S2内へ挿入し、その鉄筋網8
A,8Bの前後にスペーサ体81A,81Bを順次挿入
する。この結果、コンクリートブロック9の補強部材と
しての鉄筋網8A,8Bが、型空間S1,S2内の中央
に位置決めされるとともに、積層された複数のブロック
92の側面が、スペーサ体81Aの背面によって側枠体
3,4の長辺部32,42側へ押圧される。このとき、
積層されたブロック92に当接するのは、スペーサ体8
1AのU字形に屈曲された背面であるので、積層された
ブロック92の側面を、広い範囲で接触しつつ押圧する
ことができる。よって、積層されたブロック92は、前
後方向(図1の上下方向)に崩れることなく、その積層
状態が維持される。
【0040】続いて、押圧ボルト68,69を締め、図
4の矢印A方向へ側枠体5A,5Bをスライドさせる。
これにより、積層されたブロック92の端面が横方向に
押圧され固定される。前記した通り、押圧板7A,7B
の端面と側枠体5A,5Bの段付部51,51との間に
は若干の隙間が設けられているので、ブロック92の製
品サイズにバラツキがあっても、確実に積層されたブロ
ック92の端面を横方向に押圧することができる。ま
た、両側枠体5A,5Bは、互いに独立してスライドで
きるとともに、そのスライド量も個別に定めることがで
きるので、型空間S1,S2毎に最適な状態で積層され
たブロック92の端面を押圧し固定することができる。
【0041】側枠体5A,5Bをスライドし、積層され
たブロック92の端面を固定した後、仮止めしていた押
圧板7A,7Bのボルトをしっかりと締める。そして、
この状態の型空間S1,S2内へコンクリート材を注入
する。注入後、成形型10を振動させて、注入されたコ
ンクリート材を型空間S1,S2内に満遍なく行きわた
らせる。その結果、コンクリート材が不足れば、不足分
のコンクリート材を型空間S1,S2内へ再注入し、成
形型10を再度振動させる。かかるコンクリート材の注
入と成形型10の振動とを数回繰り返すことにより、コ
ンクリート材が型空間S1,S2内に満たされるので、
その注入を終える。なお、上述の通り、積層されたブロ
ック92は、前後方向及び横方向をしっかりと固定され
ているので、かかる振動が加えられても、積層状態が崩
れてしまうことはない。
【0042】コンクリート材の注入後、把手811を掴
んでスペーサ体81A,81Bを引き抜く。すると、ス
ペーサ体81Aの背面による積層されたブロック92の
前後方向の押圧が解除されるとともに、型空間S1,S
2内にはスペーサ体81A,81B分の空隙が生じる。
しかし、スペーサ体81A,81BはU字形に形成さ
れ、しかも、長手方向に位置をずらして、両脚が格子状
の鉄筋網8A,8Bに当接して配設されるので、型空間
S1,S2内に注入されたコンクリート材はスペーサ体
81A,81Bの凹空間内へ一杯に満たされる。よっ
て、コンクリート材の注入後、スペーサ体81A,81
Bを引き抜いても、型空間S1,S2内に生じる空隙は
スペーサ体81A,81Bの厚み分の僅かなものにすぎ
ず、スペーサ体81A,81Bの引き抜き後も、型空間
S1,S2内にコンクリート材が略一杯に満たされた状
態を維持することができる。また、その略一杯に満たさ
れたコンクリート材により、スペーサ体81A,81B
による積層されたブロック92の押圧が代替されるので
ある。
【0043】この状態で、更に成形型10を振動させ、
引き抜いたスペーサ体81A,81Bにより生じた空隙
にコンクリート材を行き渡らせる。この振動後(或い
は、この振動とともに)、不足分のコンクリート材を再
注入する。積層されたブロック92の側面は、スペーサ
体81Aに代わって、型空間S1,S2内に略一杯に満
たされたコンクリート材により押圧されているので、ス
ペーサ体81A,81Bの引き抜き後に成形型10を振
動させても、ブロック92の積層状態が崩れてしまうこ
とはない。
【0044】なお、積層されたブロック92の上下左右
の各4端面は、ブロック受け面1b,1b、段付部31
1,411,51,51及び押圧板7A,7Bにより、
押圧されるが、各押圧面にはゴムパッキン1f,311
a(411a),51a,7dが連続して取着されてい
るので、積層されたブロック92は隙間なく押圧され
る。よって、型空間S1,S2内に注入されたコンクリ
ート材は、ブロック92の側面や表面に滲出してしまう
ことはない。
【0045】成形型10の振動およびコンクリート材の
注入完了後、数時間放置すると、コンクリート材は乾燥
固化し、板面にブロック92が接合されたボード本体9
1となる。その後、締結シャフト62、押圧ボルト6
5,68,69、および押圧板7A,7Bを取り外し
て、側枠体3,4,5A,5Bを順次取り去り、成形さ
れたコンクリートボード9を取り出す。
【0046】取り出されたコンクリートボード9の片面
には、多数の消音用小孔921が形成された吸音ブロッ
ク92が、ボード板面の外周縁を所定幅残した内周部に
隣接して固着される。また、コンクリートボード9の板
面の上下の外周縁は、ブロック92の側面からボード本
体91の上下の端面へと続く斜面9a,9bになってお
り、ブロック92のコンクリートボード9への固着状態
が強固にされている。
【0047】このコンクリートボード9は、吸音ブロッ
ク92の固着された面を高速道路の路面側に向け、左右
の端部をH型鋼等を使用した接続部材93内へ挿入して
縦姿勢で連続設置される。これにより、高速道路の路面
沿った防音壁等として使用できるのである。
【0048】以上説明したように、本実施例の成形型1
0を用いることにより、積層されたブロック92は、そ
の前後及び横方向をしっかりと固定されるので、成形作
業時に崩れてしまうことがない。よって、片面に複数の
吸音ブロック92が隣接配置されたコンクリートボード
9を縦姿勢(垂直姿勢を始め、6〜8°又は6〜10°
或いは5〜15°の範囲で傾斜されたものを含む)で成
形することができるので、成形作業に要するスペースを
小スペースとすることができる。また、縦姿勢で成形す
ることにより、型空間S1,S2から露出するコンクリ
ート材の表面積は、コンクリートボード9の上端面に対
応した小さなものとなる。よって、コンクリート材表面
を均等にならす作業も手間を要さず容易に行うことがで
きる。従って、ならし作業の手間が省ける分、コンクリ
ートボード9の製造コストを低減することができる。
【0049】また、積層されたブロック92の上下左右
の各4端面は、各押圧面に設けられたゴムパッキン1
f,311a(411a),51a,7dにより、隙間
なく押圧されるので、型空間S1,S2内に注入された
コンクリート材はブロック92の側面や表面に滲出する
ことはない。よって、成形後のブロック92の側面や表
面にコンクリートを付着させてしまうことなく、コンク
リートボード9を美しく仕上げることができる。
【0050】更に、本実施例の成形型10によれば、複
数枚(2枚)のコンクリートボード9を同時に成形する
ことができるので、製造効率を向上することができる。
また、成形型10の各部材は箱状体に形成され、軽量化
されているので、成形作業時に各部材を容易に移動する
ことができ、作業効率を向上させることができる。
【0051】次に図10を参照して、第2実施例のコン
クリートボード成形型について説明する。第2実施例の
成形型100は、ブロック92の厚さの略2/3をコン
クリートのボード本体91に埋め込み、残りの厚さの略
1/3をボード本体91から突出させたコンクリートボ
ード9を、縦姿勢で成形するための成形型である。この
ため第2実施例の成形型100は、ブロック92と平行
に配設される側壁101および各側枠体106,106
を、垂直状態から略7°、ブロック92が当接される側
壁101側へ傾斜させている。なお、第2実施例の成形
型100は、スライド可能な側枠体を備える点、成形型
の組み付け方式、鉄筋網およびスペーサ体の形状や使用
方法等については、前記した第1実施例の成形型10と
同様である。よって、その説明は省略し、異なる部分の
み説明する。また、図10は、型空間S101,S10
2内にコンクリート材が注入され、既に、鉄筋網及びス
ペーサ体が取り除かれた状態を図示している。
【0052】成形型100の側壁101は、平板状に形
成された台板102上に、垂直状態から外方(図10に
おける右側)へ向けて略7°傾斜して立設されている。
この側壁101の下方に沿って、中空の箱状体に形成さ
れた底枠体103が配設されている。底枠体103の上
面103aは、側壁101の内面と直交するように、水
平状態から側壁101側へ向けて、略7°の角度で下降
する傾斜面とされており、その上面102aの非側壁1
01側には、断面が三角形状の面取り部103bが底枠
体103の長手方向の全域に連続して形成されている。
【0053】底枠体103の側壁101側の上面103
aには、矩形棒状の下側押圧部材104が、側壁101
の内面に当接されつつ敷設されている。下側押圧部材1
04の上面は、複数のブロック92が積層されるブロッ
ク受け面104aとされており、その幅は10mmとな
っている。本実施例では、ブロック92の厚さが35m
mであるので、ブロック受け面104aの幅はブロック
92の厚さの1/3未満となっている。ブロック受け面
104aの型空間S101側には、その長手方向の全域
にわたって、ゴム製の弾性部材であるゴムパッキン10
4bが取着されている。このゴムパッキン104bは、
型空間S101内に注入されたコンクリート材CTが、
ブロック受け面104aと、そのブロック受け面104
a上に積層されたブロック92の下側端面との間から滲
出してしまうことを防止するものである。また、下側押
圧部材104の型空間S101側であって、底枠体10
3の上面103aと当接する部分には、断面が三角形状
の面取り部104cが長手方向の全域に連続して形成さ
れている。
【0054】この下側押圧部材104のブロック受け面
104a上には、複数のブロック92が積層されるが、
その積層されたブロック92の上面は、上側押圧部材1
05により押圧される。上側押圧部材105は、下側押
圧部材104とX軸対称に形成され、そのブロック押圧
面105aの型空間S101側には、ゴムパッキン10
5bが長手方向の全域にわたって取着されている。ま
た、上側押圧部材105の上方には、型空間S101側
へ突出する断面が三角形状の面取り部105cが形成さ
れており、更に、上側押圧部材105の上面には、円柱
状の強化棒105dが設けられている。
【0055】側壁101と共に底枠体103を挟み込む
ようにして、側枠体106が略7°の傾斜を保って台板
102上に立設されている。側枠体106は、図示しな
い短辺部を有し、上面視L字形に形成された平板状の枠
体である。よって、かかる側枠体106を立設すること
により、底枠体103上をスライド自在な短辺部を構成
する側枠体(本実施例では図示せず)と共に、型空間S
101が形成される。この側枠体106により、コンク
リートボード9の非ブロック面側および横側端面が施行
されるのである。なお、側枠体106の上端部には、型
空間S101側へ突出する断面が三角形状の面取り部1
06aが形成されており、前記した各面取り部103
b,104c,105cと共同して、成形後のコンクリ
ートボート9の各角部に面取りを施している。
【0056】この側枠体106の反対面(図10におけ
る左側面)には、更に、その面に沿って、別の底枠体1
03、下側押圧部材104、複数のブロック92、上側
押圧部材105が配設され、底枠体103を挟んで、側
枠体106が台板102上に略7°の傾斜を保って立設
されることにより、別の型空間S102が形成される。
【0057】次に、この第2実施例の成形型100を用
いた成形方法について説明する。まず、側壁101に沿
わせつつ、台板102上に底枠体103を配設する。こ
の底枠体103の上面103aに下側押圧部材104を
敷設し、その下側押圧部材104を側壁101に隙間な
く当接させる。下側押圧部材104のブロック受け面1
04a上に複数のブロック92を積層した後、側壁10
1と共に底枠体103を挟むようにして、図示しない短
辺部を有する上面視L字形の側枠体106を台板102
上に立設する。この状態で、積層されたブロック92の
横側端面を図示しないスライド可能な側枠体により押圧
して、積層されたブロック92を横方向に固定する。更
に、積層されたブロック92の上方に上側押圧部材10
5を配設して、積層されたブロック92の上側端面を上
側押圧部材105のブロック押圧面105aで押圧し、
ブロック92を縦方向(上下方向)に固定する。このよ
うにして型空間S101が形成され、その型空間S10
1内へ、鉄筋網8Aおよびスペーサ体81Aを順に挿入
し、積層されたブロック92を更に前後方向(図10に
おける左右方向)に固定する。
【0058】上記と同様に、型空間S101を形成する
側枠体106を基準にして、底枠体103、下側押圧部
材104、複数のブロック92、側枠体106および上
側押圧部材105を組み付けて型空間S102を形成
し、その型空間S102内へ、鉄筋網8B及びスペーサ
体81Bを挿入する。
【0059】その後、両型空間S101,S102内へ
コンクリート材CTを注入し、振動を加え、振動による
不足分のコンクリート材CTを再注入した後に、鉄筋網
8A,8B及びスペーサ体81A,81Bを取り出す。
鉄筋網8A,8B及びスペーサ体81A,81Bを取り
出した後、型空間S101,S102の露出する上面
を、側枠体106の上端面から上側押圧部材105の上
端面へ、スムースに下降傾斜するように平らに馴らす。
傾斜角度は、底枠体103の上面103aの傾斜角度と
等しくされ、水平面に対して略7°とされる。図10に
は、このように鉄筋網8A,8B及びスペーサ体81
A,81Bが取り出され、上面の馴らし作業の行われた
状態が図示されている。上面の馴らし作業の後、数時間
放置することにより、型空間S101,S102内へ注
入されたコンクリート材CTが乾燥固化して、コンクリ
ートボード9が成形される。組み付けた時とは逆の順序
で成形型100を分解することにより、成形されたコン
クリートボード9が取り出される。
【0060】この第2実施例の成形型100では、成形
後のコンクリートボード9のボード本体91内にブロッ
ク92を2/3の厚さ分埋め込むため、下側押圧部材1
04のブロック受け面104aの幅が、ブロック92の
厚さの略1/3以下となっている。このため垂直姿勢で
ブロック92を積層すると、ブロック92の重心がブロ
ック受け面上から外れてしまい、ブロック92が容易に
崩れてしまう。運良く積層できた場合でも、コンクリー
ト材CTの注入時に振動を加えると、その振動により積
層されたブロック92が崩れてしまうのである。
【0061】しかし、第2実施例の成形型100によれ
ば、ブロック受け面104a上に積層されたブロック9
2の重心Gが、ブロック受け面104a近傍やブロック
受け面104a上あるいは積層されたブロック92が当
接する側壁101または側枠体106側に位置するよう
に、側壁101及び側枠体106が垂直状態から略7°
傾斜されているので、積層されたブロック92を崩して
しまうことなく、コンクリートボード9を成形すること
ができる。
【0062】なお、側壁101及び側枠体106の傾斜
角度は、ブロック92の厚さとブロック受け面104a
の幅との関係により定まるが、垂直状態から5°以上の
傾斜が望まれる。一方、傾斜角度を大きくすると(水平
状態に近づけると)、積層されたブロック92の崩れの
心配はなくなるものの、水平状態に近づく分、ブロック
92を型空間S101,S102へ斜め方向に挿入して
積層しなければならず、その積層作業が困難になってし
まうという不具合がある。よって、傾斜角度は最大でも
垂直状態から略15°以下とすることが望まれる。かか
る状況に実験結果を加えて更に考察すると、傾斜角度
は、垂直状態に対して6〜8°の範囲が最も好ましく、
次に、6〜10°の範囲である。そして、最悪の条件下
でも、5〜15°の範囲内にあることが望まれる。
【0063】第2実施例における各面取り部103b,
104c,105c,106aは、いずれも底枠体10
3、下側押圧部材104、上側押圧部材105、側枠体
106と一体に形成された。しかし、これらは、必ずし
も一体に形成される必要はなく、これらの全て、あるい
は、これらの一部が別体に形成されていても良い。ま
た、下側押圧部材104を底枠体103或いは側壁10
1や側枠体106と一体に形成しても良い。
【0064】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0065】例えば、本実施例では、一度に2枚のコン
クリートボード9が成形可能な成形型10,100につ
いて説明した。しかし、側枠体および底枠体を適宜増設
することによって、3枚以上のコンクリートボードを同
時に成形可能な成形型としても良い。なお、成形型の重
量及び作業スペースを考慮した場合、一度に5枚のコン
クリートボードが成形可能な成形型が適当である。
【0066】また、本実施例では、側枠体5A,5Bの
全体がスライド可能に形成された。しかし、かかる側枠
体5A,5Bを、ブロック92の端面を押圧する側枠体
と、その他の側枠体とに分けて構成し、ブロック92の
端面を押圧する側枠体のみをスライド可能に形成するよ
うにしても良い。これにより、ブロック92の製品サイ
ズにバラツキがあっても、コンクリートボード9の長さ
を均一にすることができる。
【0067】更に、本実施例では、ゴムパッキン1f,
311a(411a),51a,7dは、積層されたブ
ロック92を押圧する全ての押圧面(ブロック受け面1
b、段付部311,411,51、押圧板7A,7B)
に設けられた。しかし、かかるゴムパッキンを、ブロッ
ク受け面1bのみや、段付部311,411,51のみ
等のように、一部の押圧面にのみ設けるようにしても良
い。なお、積層されたブロック92の上面は、ブロック
の製品サイズのバラツキが累積されるので、面一になら
ず凸凹になり易い。よって、押圧板7A,7Bの押圧面
にゴムパッキン7dを取着することが最も効果的であ
る。
【0068】また、ゴムパッキン7dを押圧板7A,7
Bの押圧面に取着することに代え、図9に示すように、
押圧板70を積層ブロック92の押圧面側に凸の曲線状
に形成しても良い。押圧板70の中央部は、その両側に
対して長さh(5〜10mm)だけ突出させて、弾性を
もたせている。よって、かかる押圧板70により積層さ
れたブロック92の上面を押圧すれば、その上面を隙間
なく押圧することができる。従って、かかる押圧板70
によっても、型空間S1,S2内に注入されたコンクリ
ート材のブロック92の側面や表面への滲出を防止する
ことができる。
【0069】基盤6に対する底枠体1A,1Bの取付位
置を決定する突出片1eは板状に形成された。しかし、
かかる突出片を棒状に形成しても良い。突出片を棒状に
形成する場合には、底枠体1A,1Bの取付位置を固定
するために、該突出片を2本用意する。また、本実施例
とは逆に、底枠体1A,1Bに係止孔を形成し、その係
止孔に挿嵌される突出片を基盤6に形成しても良い。
【0070】以下に、コンクリートボード成形型の変形
例を示す。
【0071】板面上に複数のブロックが隣接配置された
コンクリートボードを成形するための成形型において、
底枠体と、その底枠体とともに縦姿勢の前記コンクリー
トボードに倣った型空間を形成する複数の側枠体とを備
え、前記側枠体の少なくとも1つは、成形前の積層され
た前記ブロックの端面を押圧し固定するため、前記底枠
体上をスライド可能に形成されていることを特徴とする
コンクリートボード成形型A1。
【0072】このコンクリートボード成形型A1によれ
ば、底枠体と側枠体とで縦姿勢のコンクリートボードに
倣った型空間を形成し、その型空間内に複数のブロック
を積層する。ブロックの積層後、側枠体を底枠体上でス
ライドさせて、積層されたブロックを押圧し固定する。
その後、残った型空間内にコンクリート材を注入し、乾
燥固化させることにより、板面上に複数のブロックが固
着されたコンクリートボードが成形される。
【0073】コンクリートボード成形型A1によれば、
積層されたブロックは側枠体により押圧され固定される
ので、ブロックの積層状態を崩してしまうことなく、コ
ンクリートボードを縦姿勢で成形することができるとい
う効果がある。また、かかるコンクリートボードを縦姿
勢で成形することにより、成形作業を小スペースで行う
ことができるという効果がある。更に、コンクリート材
表面のならし作業が必要になるのは、コンクリートボー
ドの一端面のみとなるので、ならし作業を容易に行うこ
とができる。よって、ならし作業の手間が省ける分、コ
ンクリートボードの製造コストを低減することができる
という効果がある。
【0074】コンクリートボード成形型A1において、
前記コンクリートボード内に埋設される鉄筋網を前記型
空間内に位置決めするとともに、その鉄筋網に付勢され
て、成形前の積層された前記ブロックの側面を前記側枠
体へ押圧するスペーサ体を備えていることを特徴とする
コンクリートボード成形型A2。
【0075】このコンクリートボード成形型A2によれ
ば、コンクリートボード成形型A1と同様に作用する
上、積層されたブロックは、端面のみならず、その側面
をも鉄筋網に付勢されたスペーサ体によって押圧される
ので、成形作業時においてその積層状態がより確実に維
持される。
【0076】コンクリートボード成形型A2によれば、
コンクリートボード成形型A1の奏する効果に加え、積
層されたブロックは、その端面が側枠体により押圧され
るのみならず、更に、その側面が鉄筋網により付勢され
たスペーサ体によって押圧されるので、成形作業時にお
いて、ブロックの積層状態をより確実に維持することが
できるという効果がある。
【0077】コンクリートボード成形型A1又はA2に
おいて、前記底枠体に設けられ成形前の前記ブロックが
積層されるブロック受け面と、そのブロック受け面に積
層された前記ブロックの上面を押圧する押圧部材とを備
え、前記ブロック受け面および押圧部材のコンクリート
材注入側の端面には面取りが施されていることを特徴と
するコンクリートボード成形型A3。なお、前記ブロッ
ク受け面は、底枠体に設けられるのみならず、側枠体に
設けられたり、或いは、他の部材で形成されていても良
い。
【0078】このコンクリートボード成形型A3によれ
ば、コンクリートボード成形型A1又はA2と同様に作
用する上、ブロック受け面上に積層されたブロックは、
押圧部材によって更に上面からも押圧されるので、成形
作業時においてその積層状態が一層確実に維持される。
また、ブロック受け面及び押圧部材に設けられた面取り
により、型空間内に注入されたコンクリート材は、その
面取り部に侵入し、最下列及び最上列に積層されたブロ
ックの端面を固着する。
【0079】コンクリートボード成形型A3によれば、
コンクリートボード成形型A1又はA2の奏する効果に
加え、積層されたブロックは、その上面も押圧部材によ
り押圧されるので、ブロックの積層状態を一層確実に維
持することができるという効果がある。また、底枠体の
ブロック受け面および押圧部材には、コンクリート材注
入側の端面に面取りが施されているので、型空間内へ注
入されたコンクリート材は、その面取り部に侵入し、最
下列及び最上列に積層されたブロックの端面を固着す
る。よって、コンクリートボードの両側に配設されるブ
ロックを強固に固着することができるという効果があ
る。
【0080】板面上に複数のブロックが隣接配置された
コンクリートボードを成形するための成形型において、
底枠体と、その底枠体とともに縦姿勢の前記コンクリー
トボードに倣った型空間を形成する複数の側枠体と、前
記底枠体に設けられ成形前の前記ブロックが積層される
ブロック受け面と、そのブロック受け面に積層された前
記ブロックの上面を押圧する押圧部材とを備え、前記側
枠体の少なくとも1つは、前記ブロックの端面を押圧し
固定するため、前記底枠体上をスライド可能に形成され
ており、前記押圧部材の前記ブロックの押圧面には弾性
部材が取着されていることを特徴とするコンクリートボ
ード成形型B1。なお、前記ブロック受け面は、底枠体
に設けられるのみならず、側枠体に設けられたり、或い
は、他の部材で形成されていても良い。
【0081】このコンクリートボード成形型B1によれ
ば、底枠体と側枠体とで縦姿勢のコンクリートボードに
倣った型空間を形成し、その型空間内のうち底枠体のブ
ロック受け面上に複数のブロックを積層する。ブロック
の積層後、側枠体を底枠体上でスライドさせて、積層さ
れたブロックの端面を押圧し固定するとともに、その積
層ブロックの上面を押圧部材により押圧する。その後、
残った型空間内に、成形型を振動させつつコンクリート
材を注入し、該コンクリート材を乾燥固化させることに
より、板面上に複数のブロックが固着されたコンクリー
トボードが成形される。積層されたブロックの上面を押
圧する押圧部材の押圧面には、弾性部材が取着されてい
るので、各ブロックのサイズのバラツキにより、積層ブ
ロックの上面が面一にならず凸凹になっていても、その
積層ブロックの上面を隙間なく押圧することができる。
よって、型空間内に注入されたコンクリート材をブロッ
クの側面や表面に滲出させることなく、コンクリートボ
ードを成形することができる。
【0082】コンクリートボード成形型B1によれば、
積層されたブロックは側枠体及び押圧部材により押圧さ
れ固定されるので、ブロックの積層状態を崩すことな
く、コンクリートボードを縦姿勢で成形することができ
る。よって、成形作業を小スペースで行うことができる
とともに、コンクリート材表面のならし作業は、該コン
クリートボードの一端面のみとなるので、ならし作業を
容易に行うことができるという効果がある。また、各ブ
ロックのサイズにバラツキがあって、積層ブロックの上
面が凸凹になっていても、その積層ブロックの上面を隙
間なく押圧することができるので、型空間内に注入され
たコンクリート材のブロックの側面や表面への滲出を防
止することができる。よって、板面上に複数のブロック
が隣接配置されたコンクリートボードを美観を損なうこ
となく成形することができるという効果がある。
【0083】コンクリートボード成形型B1において、
前記底枠体のブロック受け面、及び、積層された前記ブ
ロックの端面と当接しその端面を押圧する前記側枠体の
押圧面には、弾性部材が取着されていることを特徴とす
るコンクリートボード成形型B2。
【0084】このコンクリートボード成形型B2によれ
ば、コンクリートボード成形型B1の奏する効果に加
え、押圧部材の押圧面のみならず、積層されたブロック
と当接し該ブロックを押圧する各面(即ち、底枠体のブ
ロック受け面および側枠体の押圧面)には、弾性部材が
取着されているので、型空間内に注入されたコンクリー
ト材のブロックの側面や表面への滲出を一層確実に防止
することができるという効果がある。
【0085】板面上に複数のブロックが隣接配置された
コンクリートボードを成形するための成形型において、
底枠体と、その底枠体とともに縦姿勢の前記コンクリー
トボードに倣った型空間を形成する複数の側枠体と、前
記底枠体に設けられ成形前の前記ブロックが積層される
ブロック受け面と、そのブロック受け面に積層された前
記ブロックの上面を押圧する押圧部材とを備え、前記側
枠体の少なくとも1つは、前記ブロックの端面を押圧し
固定するため、前記底枠体上をスライド可能に形成され
ており、前記押圧部材は前記ブロックの押圧面側に凸の
曲線状に形成されていることを特徴とするコンクリート
ボード成形型B3。
【0086】このコンクリートボード成形型B3によれ
ば、積層されたブロックの上面を押圧する押圧部材は押
圧面側に凸の曲線状に形成されているので、各ブロック
のサイズのバラツキにより、積層ブロックの上面が面一
にならず凸凹になっていても、その積層ブロックの上面
を隙間なく押圧することができる。よって、型空間内に
注入されたコンクリート材をブロックの側面や表面に滲
出させることなく、コンクリートボードを成形すること
ができる。
【0087】コンクリートボード成形型B3によれば、
積層されたブロックは側枠体及び押圧部材により押圧さ
れ固定されるので、ブロックの積層状態を崩すことな
く、コンクリートボードを縦姿勢で成形することができ
る。よって、成形作業を小スペースで行うことができる
とともに、コンクリート材表面のならし作業は、該コン
クリートボードの一端面のみとなるので、ならし作業を
容易に行うことができるという効果がある。また、各ブ
ロックのサイズにバラツキがあって、積層ブロックの上
面が凸凹になっていても、その積層ブロックの上面を隙
間なく押圧することができるので、型空間内に注入され
たコンクリート材のブロックの側面や表面への滲出を防
止することができる。よって、板面上に複数のブロック
が隣接配置されたコンクリートボードを美観を損なうこ
となく成形することができるという効果がある。
【0088】コンクリートボード成形型A1からA3、
B1からB3のいずれかを使用して、板面上に複数のブ
ロックが隣接配置されたコンクリートボードを成形する
ための成形方法において、前記底枠体上に複数のブロッ
クを積層する積層工程と、その積層工程により積層され
たブロックを押圧し固定する押圧工程と、その押圧工程
の後に前記型空間内へコンクリート材を注入する注入工
程とを備えたことを特徴とするコンクリートボード成形
方法。コンクリートボードの成形方法によれば、積層さ
れたブロックを押圧して固定した後にコンクリート材を
注入するので、ブロックの積層状態を維持しつつコンク
リートボードを縦姿勢で成形することができるという効
果がある。
【0089】板面上に複数のブロックが隣接配置された
コンクリートボードであって、前記A1からA3、B1
からB3のいずれかのコンクリートボード成形型により
成形されたコンクリートボード。
【0090】なお、前記コンクリートボード成形型A1
からA3、B1からB3の縦姿勢とは、垂直姿勢はもと
より、垂直状態から6〜8°又は6〜10°或いは5〜
15°の範囲で傾斜された縦姿勢であっても良い。
【0091】
【発明の効果】 本発明のコンクリートボード成形型に
よれば、コンクリートボードのブロック面側の側枠体
が、その側枠体の非ブロック面側に傾斜して形成されて
いるので、ブロック受け面の幅が積層されるブロックの
厚さより小さい場合、特に、ブロック受け面の幅が積層
されるブロックの厚さの半分未満である場合にも、積層
されたブロックがブロック受け面上から落下してしまう
ことがない。よって、かかる場合にも、ブロックの積層
状態を崩すことなく、コンクリートボードを縦姿勢で成
形することができるという効果がある。よって、成形作
業を小スペースで行うことができるとともに、コンクリ
ート材表面のならし作業は、該コンクリートボードの一
端面のみとなるので、ならし作業を容易に行うことがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるコンクリートボード
成形型の全体平面図である。
【図2】 コンクリートボード成形型の全体正面図であ
る。
【図3】 コンクリートボード成形型の一部省略破断正
面図である。
【図4】 底枠体と側枠体の破断斜視図である。
【図5】 底枠体と側枠体の破断斜視図である。
【図6】 底枠体と基盤との取付を説明した部分的拡大
斜視図である。
【図7】 底枠体と押圧板とによる積層されたブロック
の押圧状態を示した部分的拡大側断面図である。
【図8】 成形されたコンクリートボードの全体斜視図
である。
【図9】 押圧板の変形例を示した側面図である。
【図10】 第2実施例におけるコンクリートボード成
形型の側断面図である。
【符号の説明】
9 コンクリートボード 92 吸音ブロック 100 成形型 101 側壁(側枠体) 103 底枠体 104a ブロック受け面 106 側枠体 S101,S102 型空間 G 重心方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板面上に複数のブロックが隣接配置され
    たコンクリートボードを成形するための成形型におい
    て、 底枠体と、その底枠体とともに縦姿勢の前記コンクリー
    トボードに倣った型空間を形成する複数の側枠体と、成
    形前の前記ブロックが積層されるブロック受け面とを備
    え、 そのブロック受け面に積層されたブロックの横側端面を
    押圧し固定するために、前記側枠体の少なくとも1つ
    は、前記底枠体上をスライド可能に形成されるととも
    に、 前記コンクリートボードのブロック面側の側枠体は、そ
    の側枠体の非ブロック面側に傾斜されていることを特徴
    とするコンクリートボード成形型。
  2. 【請求項2】 前記ブロック受け面には、前記ブロック
    の下側端面の一部が積層されるとともに、 前記傾斜される側枠体は、前記ブロック受け面に積層さ
    れるブロックの重心が前記ブロック受け面又は前記傾斜
    される側枠体上に位置するように傾斜されていることを
    特徴とする請求項1記載のコンクリートボード成形型。
  3. 【請求項3】 前記傾斜される側枠体の傾斜角度は、5
    乃至15°であることを特徴とする請求項1記載のコン
    クリートボード成形型。
  4. 【請求項4】 板面上に複数のブロックが隣接配置され
    たコンクリートボードであって、請求項1から3のいず
    れかに記載のコンクリートボード成形型により成形され
    たコンクリートボード。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8591801B2 (en) 2007-10-29 2013-11-26 Kyocera Corporation Process for producing conductor built-in ceramic

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