JPH10249289A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JPH10249289A
JPH10249289A JP9054897A JP5489797A JPH10249289A JP H10249289 A JPH10249289 A JP H10249289A JP 9054897 A JP9054897 A JP 9054897A JP 5489797 A JP5489797 A JP 5489797A JP H10249289 A JPH10249289 A JP H10249289A
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opening
cleaning
cleaned
washing
transport
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葦人 ▲高▼比良
Ihito Takahira
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な形状の被洗浄物でも効率よく且つ高い
清浄度で洗浄が可能で、小型・コンパクトな洗浄装置を
得る。 【解決手段】 洗浄装置は、カセットウエハ2を保持し
た洗浄篭5配設する配設空間20aを有した洗浄室20
と、洗浄室20内において洗浄篭5支持する搬送機構3
0と、洗浄室20内において洗浄液を噴射する噴射ノズ
ル装置40とを有する。洗浄に際しては、搬送機構30
により洗浄篭5が左右に往復移動され、且つエアシリン
ダ41により噴射ノズルが上下動されながら洗浄篭5内
のカセットに洗浄液を吹き付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被洗浄物の洗浄を
行う洗浄装置に関し、特に、半導体ウエハ、ガラス基板
等を収納保持するカセットのような高い清浄度が要求さ
れる被洗浄物の洗浄を行う場合に適した洗浄装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】LSI,超LSI等のような半導体部品
の製造工程においては、極微細なダストの付着でも不良
品の発生、歩留まりの低下に結びつくために、極度に清
浄化されたクリーンルーム内で製造が行われる。当然な
がら、この製造に用いる装置、部品類も高度な清浄度が
要求される。例えば、製造対象となるウエハ、ガラス基
板等を収納するカセット等も高い清浄度が要求され、こ
れに応じて使用前に十分な洗浄が行われる。
【0003】図2に、複数のウエハ1を収納保持するウ
エハカセット2の一例を示している。このウエハカセッ
ト2は樹脂成形により作られており、保持溝3にウエハ
1の端部を受容してカセット2内に複数のウエハ1を整
列保持する。このカセット2は半導体製造工程等におい
て用いられるため、カセット自体も高度な清浄度が要求
され、このようなカセットを洗浄する洗浄装置が従来か
ら種々実用に供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の洗浄装置は、洗
浄室内に被洗浄物(例えば、ウエハカセット)を静止保
持し、この被洗浄物に洗浄ノズルから洗浄液を吹き付け
て洗浄するものであったが、図2に示すようにウエハカ
セット2は凹凸等の多い複雑な形状をしており、ウエハ
を収納するカセット内部4や、保持溝3内まで十分に洗
浄するのが難しいという問題があった。
【0005】さらに、洗浄を行っている間は洗浄室を密
閉するとともに、被洗浄物の搬入、搬出時には搬送開口
を開放することが必要であるため、従来の洗浄装置には
搬送開口を開閉する扉を設けている。ところが、このよ
うにすると扉を開閉するためのスペースを必要とする
(例えば、観音開きの扉の場合には扉がスイングできる
だけのスペースが開放側に必要であり、スライド扉の場
合にはスライドした扉が移動できるだけのスペースが必
要である)ため、洗浄装置サイズが大きくなるという問
題があった。
【0006】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
複雑な形状の被洗浄物でも効率よく且つ高い清浄度で洗
浄が可能であり、装置全体を小型・コンパクト化するが
容易である洗浄装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明の洗浄装置は、被洗浄物を配設する配設空間
を有した洗浄室と、この洗浄室内において被洗浄物を支
持する洗浄物支持手段と、洗浄室内に設けられて被洗浄
物に洗浄液を噴射する噴射ノズルとを有し、さらに、配
設空間内において支持手段を第1の方向に移動させる第
1移動手段と、噴射ノズルを第2の方向に移動させる第
2移動手段とを有する。ここで、第1の方向と第2の方
向が異なり、第1および第2移動手段により支持手段と
噴射ノズルをそれぞれ第1および第2の方向に(異なる
方向に)移動させながら噴射ノズルから被洗浄物に洗浄
液を噴射して被洗浄物の洗浄を行う。
【0008】この洗浄装置の場合には、洗浄に際して
は、支持手段とともにこれに支持されて被洗浄物が第1
の方向に移動され、且つ噴射ノズルが第2の方向に移動
しながら被洗浄物に洗浄液を噴射するため、噴射ノズル
からの洗浄液を被洗浄物にくまなく当てることができ
る。このため、ウエハカセットのように凹凸が多く形状
が複雑な被洗浄物であっても、効率良く、凹部等も確実
に且つ高度な清浄度で洗浄することができる。
【0009】もう一つの本発明に係る洗浄装置は、被洗
浄物の配設空間および被洗浄物の搬送開口を有した洗浄
室と、搬送開口を介して配設空間内に被洗浄物を搬送す
る搬送装置と、搬送開口に設けられた開閉装置とを有し
て構成され、開閉装置が、搬送開口をカバー可能な幅を
有した長尺のシート部材と、搬送開口の一方の側に配設
されてシート部材を一端側から巻き取る第1巻き取り手
段と、搬送開口の他方の側に配設されてシート部材を他
端側から巻き取る第2巻き取り手段とから構成される。
そして、シート部材には所定の大きさの開放開口が形成
され、第1および第2巻き取り手段によりシート部材を
巻き取り及び繰り出して搬送開口に沿って移動させ、シ
ート部材の開放開口を洗浄室の搬送開口に対向させて搬
送開口を開放し、シート部材のシート面により搬送開口
を覆って搬送開口を閉止するようになっている。
【0010】このような構成の洗浄装置の場合には、開
閉装置が、シート部材をそれぞれ端部からロール状に巻
き取る第1および第2巻き取り手段から構成されるた
め、両巻き取り手段を搬送開口の両側に対向する形で配
設するだけで、搬送開口の開閉を行わせることができ
る。このため、従来のような扉を開閉するためのスペー
スが不要で、単に両巻き取り手段を配設するだけのスペ
ースが必要なだけであり、洗浄装置が小型、コンパクト
になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。図1に本発明に係る
洗浄装置の全体構成を示している。この洗浄装置は、配
設空間20aを有した洗浄室20を有する。洗浄室20
の上面には搬入開口21が形成され、図における右側面
には連通開口28が形成されている。洗浄室20の上側
には、搬入開口21を挟んで搬入部10が形成されてお
り、洗浄室20の右側には連通開口28を挟んで乾燥室
50が設けられている。さらに、乾燥室50の右側面に
は搬出開口68が形成されており、この搬出開口68を
挟んで乾燥室50の右側に搬出部60が形成されてい
る。
【0012】搬入部10には、上下方向に起立した状態
で左右一対の第1搬送アーム機構11が設けられてい
る。この第1搬送アーム機構11は上下(矢印A方向)
および左右(矢印B方向)に移動自在な第1アーム12
を有しており、第1アーム12の下部に支持突起12a
が内方に突出して形成されている。左右の第1搬送機構
11は、図4に示すように、それぞれ一対の第1アーム
12を有しており、搬入部10において対向する支持突
起12a同士が向かい合う。
【0013】本例の洗浄装置により洗浄される被洗浄物
は、図2に示すウエハカセット2であるが、この形状は
上述のとおりである。但し、このウエハカセット2をそ
のまま洗浄装置内に搬入するのではなく、図4に示すよ
うな洗浄篭5内に開口を下方に向けて整列保持された状
態で搬入される。洗浄篭5は線材もしくはパイプから作
られ、図示のように底面が9分割され、各分割区内に設
けられたガイド部材5aに支持されてウエハカセット2
が整列配設される。このため、この洗浄篭5には合計9
個のウエハカセット2を入れることができる。このよう
にしてウエハカセット2を整列支持した状態の洗浄篭5
が図1に示すように、搬入部10内に配設される。この
とき、搬入部10内において、洗浄篭5の左右底部線材
5bが第1アーム12の突起12a上に位置し、洗浄篭
5は第1アーム12により保持された状態となる。
【0014】搬入部10と洗浄室20とを仕切る壁に形
成された搬入開口21には、図3に示す構成の第1開閉
装置15が設けられている。この開閉装置15は、搬入
開口21の幅より広い幅で長尺の防水シート部材18
を、それぞれ端部からロール上に巻き取る第1および第
2巻き取りロール16,17を有する。なお、第1巻き
取りロール16はバネ式巻き取り機16aを有してお
り、内蔵のバネによりシート部材18をロール上に巻き
取る。また、第2巻き取りロール17は巻き取りモータ
17aを有しており、モータ17aを駆動してシート部
材18をロール上に巻き取ることができる。シート部材
18には、図示のように矩形上の開放開口18aが形成
されており、第1巻き取りロール16によりシート部材
18を巻き取った状態で開放開口18は両巻き取りロー
ル16,17の中間に位置する。この状態から巻き取り
モータ17aを駆動して第2巻き取りロール17により
シート部材18を巻き取ると、開放開口18を有する部
分は第2巻き取りロール17内に巻き取られ、両巻き取
りロール16,17の間には開口が存在しないシート面
18bのみが位置する。
【0015】このような構成の第1開閉装置15が図1
に示すように、搬入開口21に沿って配設されており、
第1巻き取りロール16によりシート部材18を巻き取
って開放開口18を両巻き取りロール16,17の中間
に位置させると、この開放開口18が搬入開口21と重
なり、搬入開口21を開放する。一方、第2巻き取りロ
ール17によりシート部材18を巻き取ると、両巻き取
りロール16,17の間にシート面18bを位置させ
て、搬入開口21を閉止する。
【0016】前述のように、洗浄篭5内にウエハカセッ
ト2が配置され、この洗浄篭5が第1搬送アーム機構1
1の第1アーム12により保持された状態(図1の状
態)から、まず、開閉装置15により搬入開口21が開
放される。この後、第1アーム12が下動され、開放状
態の搬入開口21を通って(開放開口18aを通って)
洗浄篭5が洗浄室20の配設空間20a内に搬入され
る。
【0017】洗浄室20の前後壁面には、上下に延びる
ガイド溝23に沿って上下動可能な第2アーム22を有
した第2搬送機構が設けられている。この第2アーム2
2は、図4に示すように、前後壁面にそれぞれ一対ずつ
設けられて対向しており、上記のように第1アーム12
の下動により配設空間20a内に搬入された洗浄篭5を
受容する。この受容は、洗浄篭5の前後底部線材5cを
第2アーム22の突起22a上に載置させて行われ、こ
れにより、洗浄篭5は第1アーム12から第2アーム2
2上に受け渡される。そして、第1アーム12は左右方
向外側に移動して洗浄篭5から離れた後、上動されて搬
入部10の元の位置に戻る。
【0018】次に、第2アーム22が下動され、洗浄篭
5は第3搬送機構30上に載置される。この第3搬送機
構30を図5〜図7を参照して説明する。この機構30
は、洗浄室20内に前後に所定間隔をおいて左右に延び
て設けられた一対の支持レール30aを有し、この支持
レール30aの左右端部にそれぞれ前後の支持レール3
0aに回転自在に支持された駆動シャフト31および従
動シャフト34が取り付けられている。駆動シャフト3
1は、支持レール30aの外側に位置する前後一対の搬
送駆動プーリ31aと、内側に位置する前後一対の搬送
駆動ローラ31bとを一体結合状態で有している。同様
に、従動シャフト34は、支持レール30aの外側に位
置する前後一対の搬送従動プーリ34aと、内側に位置
する前後一対の搬送従動ローラ34bとを一体結合状態
で有している。
【0019】搬送駆動プーリ31aと搬送従動プーリ3
4aとの間には搬送ベルト37が掛け渡されている。こ
こで、駆動シャフト31の前端にはモータ従動プーリ3
1aが取り付けられており、このプーリ31aはモータ
ベルト33を介してモータ32の回転軸に取り付けられ
たモータ駆動プーリ32aと繋がっている。このため、
モータ32を駆動すると搬送駆動プーリ31aを回転駆
動し、この駆動により搬送ベルト37を介して従動プー
リ34aも回転駆動する。
【0020】さらに、支持レール30aの外側には左右
に並んで複数のアイドルプーリ35aが回転自在に取り
付けられるとともに、各アイドルプーリ35aと同軸結
合されたアイドルローラ35bが支持レール30aの内
側に配設されている。各アイドルプーリ35は搬送ベル
ト37と当接しており、モータ32が駆動されると、搬
送ベルト37により各アイドルプーリ35aが回転駆動
され、同時にアイドルローラ35bが回転駆動される。
なお、このとき搬送ベルト37との間に滑りが生じない
ように、テンショナー36が搬送ベルト37を押し付け
ている。このようなことから、搬送ベルト37は歯付ベ
ルトを使用するのが好ましい。
【0021】第2アーム22が下動されて洗浄篭5が第
3搬送機構30上に載置された状態で、洗浄篭5の前後
底部線材5cが前後支持レール30aの内側において、
ローラ31b,34b,35bの上に載置された状態と
なる。このため、この状態で、モータ32を駆動する
と、搬送ベルト37を介して各ローラ31b,34b,
35bが回転駆動されるので、洗浄篭5を第3搬送機構
30により左右に搬送することができる。
【0022】洗浄室20内の下部には、洗浄篭5に配設
されたウエハカセット2に洗浄液を噴射してこれを洗浄
するための洗浄ノズル装置40も配設されている。この
装置40を図6および図7に示しておりこれらの図を参
照して説明する(なお、図5は洗浄ノズル装置40を除
いた状態で示している)。洗浄ノズル装置40は、洗浄
室20の配設空間20aの下面側外側に配設されたノズ
ル移動用エアシリンダ41を有し、このエアシリンダ4
1により伸縮されるロッド41aの先端側は配設空間2
0a内に突出している。ロッド41aの先端には分配プ
レート42が取り付けられ、この分配プレート42から
前後左右に分配管43が延びるとともにその先端に上方
に突出する噴射ノズル45が取り付けられている。な
お、各噴射ノズル45同士は連結管44により接続され
ている。さらに、分配プレート42から上方に突出する
ノズル45も取り付けられている。
【0023】このような構成の洗浄ノズル装置40にお
いてエアシリンダ41によりロッド41aを伸縮作動さ
せると、分配プレート42とともに全噴射ノズル45を
上下動させることができる。この洗浄ノズル装置40は
図示のように、第3搬送機構30の下側に配設されてお
り、上述のようにして第3搬送機構30の上に載置され
た洗浄篭5の下側に位置する。このとき、各噴射ノズル
45は、洗浄篭5に配設された9個のウエハカセット2
のちょうど下側に位置する。
【0024】洗浄室20内においては、噴射ノズル45
から洗浄篭5内のウエハカセット2に洗浄液を噴射して
吹き付け、その洗浄が行われる。この洗浄に先だって、
第1開閉装置15により搬入開口21が閉止され、第1
開閉装置15と同様の構成の第2開閉装置55により連
通開口28が閉止され、洗浄液が外部に漏れでないよう
にされる。なお、噴射洗浄液は洗浄室20の底部に形成
された排出孔20bから外部に排出される。
【0025】洗浄に際しては、モータ32が繰り返し反
転駆動されて第3搬送機構30により洗浄篭5が配設空
間20a内において左右に往復移動され、同時に、エア
シリンダ41により噴射ノズル45が上下に往復移動さ
れる。このため、噴射ノズル45は対応するウエハカセ
ット2の下側から内部空間4に入り込み、カセット内面
に洗浄液を吹き付ける。このとき同時に洗浄篭5は左右
に往復移動するため、ウエハカセット内面全面にわたっ
て洗浄液が吹き付けられ、図2に示すウエハカセット2
の内面における保持溝3内等も確実に洗浄することがで
きる。
【0026】なお、本例では、洗浄篭5を左右に移動さ
せ、噴射ノズル45を上下に移動させているが、本発明
はこれに限られるものではなく、洗浄篭5を前後左右さ
らには上下に移動させてもよく、また、噴射ノズル45
を前後左右に移動させたり回転させたりしてもよい。但
し、洗浄篭5の移動方向と噴射ノズル45の移動方向と
は異なるように設定し、被洗浄物に洗浄液を広く且つく
まなく吹きかけるようにするのが望ましい。
【0027】以上のようにして洗浄が終了すると、第2
開閉装置55により連通開口28を開放する。なお、こ
の第2開閉装置55は第1および第2巻き取りロール5
6,57とシート部材58から構成され、図3に示す第
1開閉装置15と同一構成なのでその説明は省略する。
そして、モータ32により第3搬送機構30を作動させ
て洗浄が終了した洗浄篭5を図1における右方に搬送
し、連通開口28を通って乾燥室50内に搬入する。乾
燥室50内には、上記第3搬送機構30と同一構成の第
4搬送機構51が設けられており、第3搬送機構30に
より乾燥室50内に搬入された洗浄篭5を乾燥室50内
に受け入れる。なお、第4搬送機構51は第3搬送機構
30と同一構成であるのでその説明は省略する。
【0028】なお、洗浄室20内の連通開口28に隣接
する位置にエアナイフ25が配設されており、上記のよ
うに搬送される洗浄篭5に上下に対向するエアノズル2
5a,25bからエアを吹き付けてウエハカセット2に
付着した水分を吹き飛ばす。このエアナイフによる水分
除去をより確実に行わせるために、第3および第4搬送
機構30,51により洗浄篭5をやりとりして、洗浄篭
5が何度もエアナイフ25を通過するようにしても良
い。なお、上側のエアノズル25aはガイド溝25cに
沿って上下移動可能であり、これにより、上下エアノズ
ル25a,25bの対向間隔を、ここを通過する洗浄篭
5(およびここに配置されたカセット)の大きさに応じ
て調整可能となっている。
【0029】このようにして乾燥室50内に洗浄篭5が
搬入されると、第2開閉装置55により連通開口28を
閉止し、同時に第3開閉装置65(第1および第2巻き
取りロール66,67とシート部材68とからなる)に
よる搬出開口54を閉止する。そして、乾燥室50内に
温風を吹き込んだり、循環させたりして洗浄篭5に置か
れたウエハカセット2を乾燥し、水分を完全に除去す
る。なお、このとき、第4搬送機構51により洗浄篭5
を乾燥室50内において往復移動させると乾燥をより効
果的に行うことができる。
【0030】乾燥室50内での乾燥が完了すると、第3
開閉装置65により搬出開口54を開放し、第4搬送機
構61により洗浄篭5を搬出開口54から搬出部60に
搬出する。搬出部60には第4搬送機構61(この機構
も第3搬送機構30と同一なのでその説明は省略)が設
けられており、このように搬出された洗浄篭5を受け取
る。これにより、洗浄篭5に置かれたウエハカセット2
の洗浄乾燥が完了し、搬出部60に取り出される。以
下、以上の操作が繰り返し行われ、ウエハカセットの洗
浄が継続的に行われる。
【0031】なお、本例においては、第2および第3開
閉装置55,65はシート部材を上下に移動させて開閉
を行っているが、これを左右に移動させるように構成し
てもよい。この場合には、開口の左右に巻き取りロール
が配設される。また、本装置の洗浄対象はウエハカセッ
トに限られるものでないことは無論であり、ウエハカセ
ットボックス、その他様々なものの洗浄が可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
洗浄に際して、支持手段とともに被洗浄物が第1の方向
に移動され、且つ噴射ノズルが第2の方向に移動しなが
ら被洗浄物に洗浄液を噴射するため、噴射ノズルからの
洗浄液を被洗浄物にくまなく当てることができ、ウエハ
カセット等のように凹凸が多く形状が複雑な被洗浄物で
あっても、効率良く、凹部等も確実に洗浄でき、高度な
清浄度で洗浄することができる。
【0033】もう一つの本発明によれば、洗浄室の搬送
開口の開閉を行う開閉装置が、シート部材をそれぞれ端
部からロール状に巻き取る第1および第2巻き取り手段
から構成されるため、両巻き取り手段を搬送開口の両側
に対向する形で配設するだけで、搬送開口の開閉を行わ
せることができ、従来のような扉を開閉するためのスペ
ースが不要となり、洗浄装置を小型、コンパクト化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗浄装置の全体構成を示す概略断
面図である。
【図2】ウエハカセットおよびウエハを示す斜視図であ
る。
【図3】本発明に係る開閉装置を示す斜視図である。
【図4】本発明の洗浄装置に用いられる搬送機構を示す
斜視図である。
【図5】本発明の洗浄装置における洗浄室内を示す正面
図である。
【図6】本発明の洗浄装置における洗浄室内を示す側面
図である。
【図7】本発明の洗浄装置における洗浄室内を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 ウエハ 2 ウエハカセット 5 洗浄篭 10 搬入部 20 洗浄室 30 第3搬送機構 40 噴射ノズル装置 50 乾燥室 60 搬出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物を配設する配設空間を有した洗
    浄室と、 この洗浄室内において前記配設空間内に配設された被洗
    浄物を支持する洗浄物支持手段と、 前記洗浄室内に設けられ、前記配設空間内に配設された
    被洗浄物に洗浄液を噴射する噴射ノズルと、 前記配設空間内において前記支持手段を第1の方向に移
    動させる第1移動手段と、 前記配設空間内において前記噴射ノズルを第2の方向に
    移動させる第2移動手段とを有して構成され、 前記第1の方向と前記第2の方向が異なる方向であり、
    前記第1および第2移動手段により前記支持手段と前記
    噴射ノズルをそれぞれ前記第1および第2の方向に移動
    させながら前記噴射ノズルから被洗浄物に洗浄液を噴射
    して被洗浄物の洗浄を行うことを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 被洗浄物を配設する配設空間およびこの
    配設空間内に被洗浄物を搬入および/もしくは搬出する
    ための搬送開口を有した洗浄室と、前記搬送開口を介し
    て前記配設空間内に被洗浄物を搬入および/もしくは搬
    出する搬送装置と、前記搬送開口に開閉自在に設けられ
    た開閉装置とを有してなり、 この開閉装置が、 前記搬送開口をカバー可能な幅を有した長尺のシート部
    材と、 前記搬送開口の一方の側に配設されて前記シート部材を
    一端側から巻き取る第1巻き取り手段と、 前記搬送開口の他方の側に配設されて前記シート部材を
    他端側から巻き取る第2巻き取り手段とから構成され、 前記シート部材には所定の大きさの開放開口が形成され
    ており、前記第1および第2巻き取り手段による巻き取
    り及び繰り出しにより前記シート部材を、前記搬送開口
    に沿って移動させ、前記開放開口を前記搬送開口に対向
    させて前記搬送開口を開放し、前記シート部材のシート
    面により前記搬送開口を覆って前記搬送開口を閉止する
    ことを特徴とする洗浄装置。
JP9054897A 1997-03-10 1997-03-10 洗浄装置 Pending JPH10249289A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007084081A1 (en) * 2006-01-20 2007-07-26 Fa Systems Automation (S) Pte Ltd System and apparatus for cleaning or drying media handling devices
KR101002330B1 (ko) * 2003-12-30 2010-12-17 엘지디스플레이 주식회사 카세트 세정기
JP2013105857A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Disco Abrasive Syst Ltd 筐体カバー機構

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