JPH10248959A - 糸巻きゴルフボール - Google Patents
糸巻きゴルフボールInfo
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- JPH10248959A JPH10248959A JP9076557A JP7655797A JPH10248959A JP H10248959 A JPH10248959 A JP H10248959A JP 9076557 A JP9076557 A JP 9076557A JP 7655797 A JP7655797 A JP 7655797A JP H10248959 A JPH10248959 A JP H10248959A
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- A63B37/005—Cores
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- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/02—Special cores
- A63B37/08—Liquid cores; Plastic cores
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- A63B37/0023—Covers
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 センターボールと、該センターボールに
糸ゴムを巻きつけた糸ゴム層とからなる糸巻きコアに内
層と外層とを有する多層構造に形成されたカバーを被覆
してなる糸巻きゴルフボールにおいて、上記内層カバー
上に接着剤層を形成し、この接着剤層上に外層カバーを
積層したことを特徴とする糸巻きゴルフボール。 【効果】 本発明の糸巻きゴルフボールは、反発性、ス
ピン特性、耐久性が良好なものである。
糸ゴムを巻きつけた糸ゴム層とからなる糸巻きコアに内
層と外層とを有する多層構造に形成されたカバーを被覆
してなる糸巻きゴルフボールにおいて、上記内層カバー
上に接着剤層を形成し、この接着剤層上に外層カバーを
積層したことを特徴とする糸巻きゴルフボール。 【効果】 本発明の糸巻きゴルフボールは、反発性、ス
ピン特性、耐久性が良好なものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層カバーを有す
る糸巻きゴルフボールに関し、更に詳述すると、反発
性、スピン特性、耐久性を向上させた糸巻きゴルフボー
ルに関する。
る糸巻きゴルフボールに関し、更に詳述すると、反発
性、スピン特性、耐久性を向上させた糸巻きゴルフボー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】糸巻き
ゴルフボールはソリッドゴルフボールに比べてスピン特
性に優れ、コントロール性が良い上、ショットしたとき
のフィーリングが良好であることが知られている。
ゴルフボールはソリッドゴルフボールに比べてスピン特
性に優れ、コントロール性が良い上、ショットしたとき
のフィーリングが良好であることが知られている。
【0003】従来、糸巻きゴルフボールは、リキッドセ
ンター又はソリッドセンターに高伸長の糸ゴムを巻回し
て該センターの周囲に糸ゴム層を形成し、この糸ゴム層
上にバラタゴムやアイオノマー樹脂からなるカバーを被
覆することにより製造されている。
ンター又はソリッドセンターに高伸長の糸ゴムを巻回し
て該センターの周囲に糸ゴム層を形成し、この糸ゴム層
上にバラタゴムやアイオノマー樹脂からなるカバーを被
覆することにより製造されている。
【0004】しかしながら、アイオノマー樹脂をカバー
材として使用した糸巻きゴルフボールは、糸巻きバラタ
ボールと比較して、ドライバー等の飛距離においては優
位であるが、グリーンまわりのアプローチに有利なスピ
ン性能が劣るという問題がある。一方、糸巻きバラタボ
ールは耐久性に問題があり、例えば、バンカーショット
により擦過傷を受け易く、アイアンでトップした場合に
ボール表面のカバーが切れやすい等の欠点が指摘されて
いる。
材として使用した糸巻きゴルフボールは、糸巻きバラタ
ボールと比較して、ドライバー等の飛距離においては優
位であるが、グリーンまわりのアプローチに有利なスピ
ン性能が劣るという問題がある。一方、糸巻きバラタボ
ールは耐久性に問題があり、例えば、バンカーショット
により擦過傷を受け易く、アイアンでトップした場合に
ボール表面のカバーが切れやすい等の欠点が指摘されて
いる。
【0005】そこで、スピン性能と耐久性の向上を目的
として、軟らかいアイオノマー樹脂をカバー材に用いた
糸巻きゴルフボールも提案されているが、ドライバーで
の飛距離が糸巻きバラタボールと大差がなくなり、また
アイアンでトップした場合、糸巻きバラタボールと同様
にカバーが切れてしまうという問題がある。
として、軟らかいアイオノマー樹脂をカバー材に用いた
糸巻きゴルフボールも提案されているが、ドライバーで
の飛距離が糸巻きバラタボールと大差がなくなり、また
アイアンでトップした場合、糸巻きバラタボールと同様
にカバーが切れてしまうという問題がある。
【0006】このような点から、本発明者は、特開平8
−224323号公報において、カバー構造を2層構造
に構成した全く新しいタイプのソリッドセンターを有す
る糸巻きゴルフボールを提案した。この糸巻きゴルフボ
ールは、アプローチショットの場合にはカバー表層の硬
度が小さく、軟らかいため、スピンがかかり易く、スピ
ン性能が良好で、コントロール性に優れていると共に、
カバー内層は高硬度で、ドライバー等でショットした場
合、カバー全体として良好な反発性を有し、低スピンで
初速度が増大することになり、飛距離がアップするこ
と、しかも外層が低硬度、内層が高硬度であるため優れ
たカット耐久性を有し、またこの場合、外層を低硬度の
アイオノマー樹脂により形成することによって、バラタ
カバーや高硬度アイオノマー樹脂カバーに比べて対比擦
過傷に優れた性質を有する優れた特性を有するものであ
る。
−224323号公報において、カバー構造を2層構造
に構成した全く新しいタイプのソリッドセンターを有す
る糸巻きゴルフボールを提案した。この糸巻きゴルフボ
ールは、アプローチショットの場合にはカバー表層の硬
度が小さく、軟らかいため、スピンがかかり易く、スピ
ン性能が良好で、コントロール性に優れていると共に、
カバー内層は高硬度で、ドライバー等でショットした場
合、カバー全体として良好な反発性を有し、低スピンで
初速度が増大することになり、飛距離がアップするこ
と、しかも外層が低硬度、内層が高硬度であるため優れ
たカット耐久性を有し、またこの場合、外層を低硬度の
アイオノマー樹脂により形成することによって、バラタ
カバーや高硬度アイオノマー樹脂カバーに比べて対比擦
過傷に優れた性質を有する優れた特性を有するものであ
る。
【0007】しかしながら、このような糸巻きゴルフボ
ールにおいても、ボール反発をより高めて飛距離の増大
を計ること、スピン特性を更に向上させることが望ま
れ、また、同じボールを何度も使用することができる優
れた耐久性も望まれている。
ールにおいても、ボール反発をより高めて飛距離の増大
を計ること、スピン特性を更に向上させることが望ま
れ、また、同じボールを何度も使用することができる優
れた耐久性も望まれている。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
反発性、スピン特性、耐久性をより改良した糸巻きゴル
フボールを提供することを目的とする。
反発性、スピン特性、耐久性をより改良した糸巻きゴル
フボールを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明は、上記目的を達成するため、センターボールと、
該センターボールに糸ゴムを巻きつけた糸ゴム層とから
なる糸巻きコアに内層と外層とを有する多層構造に形成
されたカバーを被覆してなる糸巻きゴルフボールにおい
て、上記内層カバー上に接着剤層を形成し、この接着剤
層上に外層カバーを積層したことを特徴とする糸巻きゴ
ルフボールを提供する。
発明は、上記目的を達成するため、センターボールと、
該センターボールに糸ゴムを巻きつけた糸ゴム層とから
なる糸巻きコアに内層と外層とを有する多層構造に形成
されたカバーを被覆してなる糸巻きゴルフボールにおい
て、上記内層カバー上に接着剤層を形成し、この接着剤
層上に外層カバーを積層したことを特徴とする糸巻きゴ
ルフボールを提供する。
【0010】即ち、本発明者は、センターボールと、該
センターボールに糸ゴムを巻きつけた糸巻きコアに内層
と外層とを有する多層構造に形成されたカバーを被覆し
てなる糸巻きゴルフボールの構成について鋭意検討を行
った結果、従来よりこの種の糸巻きゴルフボールは、糸
巻きコアを形成した後、内層と外層カバーを重ね合わせ
た一対のハーフカップを上記糸巻きコアに被せた状態で
押圧するコンプレッション成形法にて形成されているた
め、内層カバーと外層カバーとの間の接合は、主として
圧着で行われているものであるが、このような接合方法
では内層カバーと外層カバーとの接合が不十分で、その
界面においてボールの反発ロスやスピンロスが生じるこ
と、打撃を繰り返すことによりボール表面が割れやすく
なるなど耐久性に問題があることを知見した。
センターボールに糸ゴムを巻きつけた糸巻きコアに内層
と外層とを有する多層構造に形成されたカバーを被覆し
てなる糸巻きゴルフボールの構成について鋭意検討を行
った結果、従来よりこの種の糸巻きゴルフボールは、糸
巻きコアを形成した後、内層と外層カバーを重ね合わせ
た一対のハーフカップを上記糸巻きコアに被せた状態で
押圧するコンプレッション成形法にて形成されているた
め、内層カバーと外層カバーとの間の接合は、主として
圧着で行われているものであるが、このような接合方法
では内層カバーと外層カバーとの接合が不十分で、その
界面においてボールの反発ロスやスピンロスが生じるこ
と、打撃を繰り返すことによりボール表面が割れやすく
なるなど耐久性に問題があることを知見した。
【0011】そこで、この界面における反発ロス、スピ
ンロスを防止すると共に、耐久性を向上させることにつ
いて更に検討した結果、内層カバーと外層カバーとの間
に接着剤を介在させ、両層を接着剤によって接合するこ
とにより、両層の境界の接着が強固になり、ボールの反
発とスピン特性が向上すると共に、カバーが割れにく
く、優れた耐久性が得られることを見出した。
ンロスを防止すると共に、耐久性を向上させることにつ
いて更に検討した結果、内層カバーと外層カバーとの間
に接着剤を介在させ、両層を接着剤によって接合するこ
とにより、両層の境界の接着が強固になり、ボールの反
発とスピン特性が向上すると共に、カバーが割れにく
く、優れた耐久性が得られることを見出した。
【0012】更に、上記内層カバーをアイオノマー樹
脂、外層カバーを無黄変の熱可塑性ポリウレタンにて形
成することで、ボールの慣性モーメントを高め、飛距離
の向上を図ることができ、また上記内層カバーをショア
D硬度50〜65、厚さ0.5〜2.0mmとするこ
と、外層カバーをショアD硬度35〜55、厚さ0.5
〜2.5mmとすることが上記特性の向上に更に有効で
あること、そして、接着剤層を形成する接着剤がエポキ
シ樹脂系又はウレタン樹脂系接着剤であることが適して
いることを見い出し、本発明をなすに至ったものであ
る。
脂、外層カバーを無黄変の熱可塑性ポリウレタンにて形
成することで、ボールの慣性モーメントを高め、飛距離
の向上を図ることができ、また上記内層カバーをショア
D硬度50〜65、厚さ0.5〜2.0mmとするこ
と、外層カバーをショアD硬度35〜55、厚さ0.5
〜2.5mmとすることが上記特性の向上に更に有効で
あること、そして、接着剤層を形成する接着剤がエポキ
シ樹脂系又はウレタン樹脂系接着剤であることが適して
いることを見い出し、本発明をなすに至ったものであ
る。
【0013】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明の糸巻きゴルフボールGは、図1に示すよう
に、センターボール1に糸ゴムを巻回した糸ゴム層2と
からなる糸巻きコア3に内層カバー4を被覆し、更に外
層カバー5を被覆したものであるが、この場合、内層カ
バー4と外層カバー5との間に接着剤層6を介在させ、
内層カバー4と外層カバー5とを接着剤によって接着さ
せたものである。
と、本発明の糸巻きゴルフボールGは、図1に示すよう
に、センターボール1に糸ゴムを巻回した糸ゴム層2と
からなる糸巻きコア3に内層カバー4を被覆し、更に外
層カバー5を被覆したものであるが、この場合、内層カ
バー4と外層カバー5との間に接着剤層6を介在させ、
内層カバー4と外層カバー5とを接着剤によって接着さ
せたものである。
【0014】この場合、内層カバー、外層カバーの材質
については、従来公知のものとすることができ、アイオ
ノマー樹脂、ウレタン樹脂などが用いられるが、特に、
内層カバーがアイオノマー樹脂で、外層カバーが無黄変
熱可塑性ポリウレタンである組み合わせが良好な反発性
を得、初速度を向上させて飛距離の増大を図るのに好適
である。
については、従来公知のものとすることができ、アイオ
ノマー樹脂、ウレタン樹脂などが用いられるが、特に、
内層カバーがアイオノマー樹脂で、外層カバーが無黄変
熱可塑性ポリウレタンである組み合わせが良好な反発性
を得、初速度を向上させて飛距離の増大を図るのに好適
である。
【0015】ここで、無黄変の熱可塑性ポリウレタンと
しては、特に、ジイソシアネートが脂肪族である熱可塑
性ポリウレタンエラストマーが好ましく、具体的には、
パンデックス(PANDEX)T−R3080、T−7
298、T−7890(商品名:大日本インキ化学工業
(株)製)等を好適に使用できる。
しては、特に、ジイソシアネートが脂肪族である熱可塑
性ポリウレタンエラストマーが好ましく、具体的には、
パンデックス(PANDEX)T−R3080、T−7
298、T−7890(商品名:大日本インキ化学工業
(株)製)等を好適に使用できる。
【0016】更に詳述すると、上記熱可塑性ポリウレタ
ンエラストマーの分子構造は、高分子ポリオール化合物
からなるソフトセグメントと、ハードセグメントを構成
する単分子鎖延長剤と、ジイソシアネートとからなる。
ンエラストマーの分子構造は、高分子ポリオール化合物
からなるソフトセグメントと、ハードセグメントを構成
する単分子鎖延長剤と、ジイソシアネートとからなる。
【0017】高分子ポリオール化合物としては、特に制
限されるものではないが、ポリエステル系ポリオール、
ポリカーボネート系ポリオール、ポリエーテル系ポリオ
ールのいずれでもよく、ポリエステル系ポリオールとし
ては、ポリカプロラクトングリコール、ポリ(エチレン
−1,4−アジペート)グリコール、ポリ(ブチレン−
1,4−アジペート)グリコール、ポリ(ジエチレング
リコールアジペート)グリコール等、ポリカーボネート
系ポリオールとしては、(ヘキサンジオール−1,6−
カーボネート)グリコール等、ポリエーテル系ポリオー
ルとしては、ポリオキシテトラメチレングリコールなど
が挙げられる。これらの数平均分子量は約600〜50
00、好ましくは1000〜3000である。
限されるものではないが、ポリエステル系ポリオール、
ポリカーボネート系ポリオール、ポリエーテル系ポリオ
ールのいずれでもよく、ポリエステル系ポリオールとし
ては、ポリカプロラクトングリコール、ポリ(エチレン
−1,4−アジペート)グリコール、ポリ(ブチレン−
1,4−アジペート)グリコール、ポリ(ジエチレング
リコールアジペート)グリコール等、ポリカーボネート
系ポリオールとしては、(ヘキサンジオール−1,6−
カーボネート)グリコール等、ポリエーテル系ポリオー
ルとしては、ポリオキシテトラメチレングリコールなど
が挙げられる。これらの数平均分子量は約600〜50
00、好ましくは1000〜3000である。
【0018】ジイソシアネートとしては、カバーの耐黄
変性を考慮して脂肪族ジイソシアネートが好適に用いら
れる。具体的にはヘキサメチレンジイソシアネート(H
DI)、2,2,4(2,4,4)−トリメチルヘキサ
メチレンジイソシアネート(TMDI)、リジンジイソ
シアネート(LDI)などが挙げられるが、特にヘキサ
メチレンジイソシアネート(HDI)が好ましい。
変性を考慮して脂肪族ジイソシアネートが好適に用いら
れる。具体的にはヘキサメチレンジイソシアネート(H
DI)、2,2,4(2,4,4)−トリメチルヘキサ
メチレンジイソシアネート(TMDI)、リジンジイソ
シアネート(LDI)などが挙げられるが、特にヘキサ
メチレンジイソシアネート(HDI)が好ましい。
【0019】鎖延長剤としては、特に制限されず、通常
の多価アルコール類、アミン類等を用いることができ、
具体的には1,4−ブチレングリコール、1,2−エチ
レングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,
6−ヘキシルグリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、ジシクロヘキシルメタンジアミン(水添MDA)、
イソホロンジアミン(IPDA)などが挙げられる。
の多価アルコール類、アミン類等を用いることができ、
具体的には1,4−ブチレングリコール、1,2−エチ
レングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,
6−ヘキシルグリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、ジシクロヘキシルメタンジアミン(水添MDA)、
イソホロンジアミン(IPDA)などが挙げられる。
【0020】なお、上記熱可塑性ポリウレタンには他の
熱可塑性樹脂を適宜配合することができる。この場合、
熱可塑性樹脂としては、例えばポリアミドエラストマ
ー、ポリエステルエラストマー、アイオノマー、スチレ
ンブロックエラストマー、水添ブタジエン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体(EVA)などが挙げられる。
熱可塑性樹脂を適宜配合することができる。この場合、
熱可塑性樹脂としては、例えばポリアミドエラストマ
ー、ポリエステルエラストマー、アイオノマー、スチレ
ンブロックエラストマー、水添ブタジエン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体(EVA)などが挙げられる。
【0021】また、上記カバー材には、必要に応じて上
記樹脂成分以外に種々の添加剤、例えば顔料、分散剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、離型剤等を常用量添加する
ことができる。
記樹脂成分以外に種々の添加剤、例えば顔料、分散剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、離型剤等を常用量添加する
ことができる。
【0022】上記内層カバーと外層カバーの硬度及び厚
さは適宜選定されるが、通常内層カバーのショアD硬度
は50〜65、特に55〜65、厚さは0.5〜2.0
mm、特に1.0〜1.5mm、外層カバーのショアD
硬度は35〜55、特に40〜50、厚さは0.5〜
2.5mm、特に1.0〜2.0mmとすることが好ま
しい。この場合、内層カバーのショアD硬度は外層カバ
ーのショアD硬度より高くすることが好ましく、その硬
度差は通常10以上であることが推奨される。また、カ
バーの全厚さは1.0〜3.5mm、特に1.5〜3.
0mmとすることが好ましい。更に、内層カバーの比重
は0.95〜1.25、好ましくは0.95〜1.2
0、外層カバーの比重は1.05〜1.30、好ましく
は1.10〜1.25とすることができる。
さは適宜選定されるが、通常内層カバーのショアD硬度
は50〜65、特に55〜65、厚さは0.5〜2.0
mm、特に1.0〜1.5mm、外層カバーのショアD
硬度は35〜55、特に40〜50、厚さは0.5〜
2.5mm、特に1.0〜2.0mmとすることが好ま
しい。この場合、内層カバーのショアD硬度は外層カバ
ーのショアD硬度より高くすることが好ましく、その硬
度差は通常10以上であることが推奨される。また、カ
バーの全厚さは1.0〜3.5mm、特に1.5〜3.
0mmとすることが好ましい。更に、内層カバーの比重
は0.95〜1.25、好ましくは0.95〜1.2
0、外層カバーの比重は1.05〜1.30、好ましく
は1.10〜1.25とすることができる。
【0023】なお、内層カバーと外層カバーとは通常そ
れぞれ単層に形成されるが、必要により内層カバーや外
層カバーをそれぞれ複数層構成とすることもできる。
れぞれ単層に形成されるが、必要により内層カバーや外
層カバーをそれぞれ複数層構成とすることもできる。
【0024】上記内層カバーと外層カバーとを接着する
接着剤としては特に制限されず、両層を強固に接合させ
るものであればよいが、特にはエポキシ樹脂系接着剤、
ウレタン樹脂系接着剤などが好適に用いられる。
接着剤としては特に制限されず、両層を強固に接合させ
るものであればよいが、特にはエポキシ樹脂系接着剤、
ウレタン樹脂系接着剤などが好適に用いられる。
【0025】なお、接着剤を内層カバーに塗布する方法
は、常法に従って行うことができ、ディスパージョン塗
装法等を挙げることができる。接着剤層の厚さは適宜選
定されるが、通常10〜80μm、特に20〜50μm
とされる。また、接着の効果を高めるために内層カバー
の表面に微細な凹凸をつけることができる。
は、常法に従って行うことができ、ディスパージョン塗
装法等を挙げることができる。接着剤層の厚さは適宜選
定されるが、通常10〜80μm、特に20〜50μm
とされる。また、接着の効果を高めるために内層カバー
の表面に微細な凹凸をつけることができる。
【0026】更に、上記したように、必要に応じて内層
カバー、外層カバーをそれぞれ複数層構成とすることが
できるが、この場合この複数層間を上記のような接着剤
で接合することは任意である。
カバー、外層カバーをそれぞれ複数層構成とすることが
できるが、この場合この複数層間を上記のような接着剤
で接合することは任意である。
【0027】一方、糸巻きコアとしては、センターバッ
グに液体を封入したリキッドセンターや、ポリブタジエ
ンゴム等の公知のゴム材料を用いて形成した公知組成の
ソリッドセンターに糸ゴムを巻回したものとすることが
でき、その構成材料、物性などは公知の糸巻きコアと同
様のものにすることができるが、通常100kgの荷重
をかけたときのたわみ量が1.5〜4.5mmであるゴ
ム組成物を主体としたものから形成することができる。
その大きさは、直径28〜35mm、特に30〜34m
mとすることができる。リキッドセンターの場合は、直
径26〜32mm、特に28〜31mmとすることがで
きる。
グに液体を封入したリキッドセンターや、ポリブタジエ
ンゴム等の公知のゴム材料を用いて形成した公知組成の
ソリッドセンターに糸ゴムを巻回したものとすることが
でき、その構成材料、物性などは公知の糸巻きコアと同
様のものにすることができるが、通常100kgの荷重
をかけたときのたわみ量が1.5〜4.5mmであるゴ
ム組成物を主体としたものから形成することができる。
その大きさは、直径28〜35mm、特に30〜34m
mとすることができる。リキッドセンターの場合は、直
径26〜32mm、特に28〜31mmとすることがで
きる。
【0028】また、糸ゴム、糸巻き方法も公知のものを
使用できる。なお、糸ゴムの比重、寸法などは特に制限
されず、糸ゴムの比重は0.93〜1.1、特に0.9
3〜1.0、糸ゴムの寸法は幅が1.4〜2.0mm、
特に1.5〜1.7mm、厚みは0.3〜0.7mm、
特に0.4〜0.6mmとすることができる。
使用できる。なお、糸ゴムの比重、寸法などは特に制限
されず、糸ゴムの比重は0.93〜1.1、特に0.9
3〜1.0、糸ゴムの寸法は幅が1.4〜2.0mm、
特に1.5〜1.7mm、厚みは0.3〜0.7mm、
特に0.4〜0.6mmとすることができる。
【0029】本発明の糸巻きゴルフボールは、通常のゴ
ルフボールと同様に多数のディンプルを表面に形成して
なるものであり、慣性モーメントの増加により飛距離を
向上させる目的で配列、ディンプル径、ディンプル深
さ、ディンプル断面形状を適正化できる。
ルフボールと同様に多数のディンプルを表面に形成して
なるものであり、慣性モーメントの増加により飛距離を
向上させる目的で配列、ディンプル径、ディンプル深
さ、ディンプル断面形状を適正化できる。
【0030】ディンプル表面占有率〔(ディンプル総表
面積/ボール表面積)×100〕は65%以上、好まし
くは70〜80%になるようディンプルを設けることが
できる。ディンプル表面占有率が65%未満では飛距離
の増大が得られなくなる場合がある。
面積/ボール表面積)×100〕は65%以上、好まし
くは70〜80%になるようディンプルを設けることが
できる。ディンプル表面占有率が65%未満では飛距離
の増大が得られなくなる場合がある。
【0031】ディンプル体積率〔(ディンプル総体積/
ボール体積)×100〕は0.76〜1.0%、好まし
くは0.78〜0.94%に設定できる。ディンプル体
積率が0.76%未満では高弾道になりすぎ、1.0%
より大きいと低弾道になりすぎて飛距離が低下する場合
がある。
ボール体積)×100〕は0.76〜1.0%、好まし
くは0.78〜0.94%に設定できる。ディンプル体
積率が0.76%未満では高弾道になりすぎ、1.0%
より大きいと低弾道になりすぎて飛距離が低下する場合
がある。
【0032】ディンプル個数は350〜500個、好ま
しくは370〜480個、より好ましくは390〜45
0個である。ディンプル径、深さ、断面形状などは特に
制限されるものではないが、径は1.4〜2.2mm、
深さは0.15〜0.25mmの範囲に設定できる。ま
た、ディンプルの配列は特に制限されるものではなく、
8面体、12面体、20面体などの公知の配列を使用で
きる。
しくは370〜480個、より好ましくは390〜45
0個である。ディンプル径、深さ、断面形状などは特に
制限されるものではないが、径は1.4〜2.2mm、
深さは0.15〜0.25mmの範囲に設定できる。ま
た、ディンプルの配列は特に制限されるものではなく、
8面体、12面体、20面体などの公知の配列を使用で
きる。
【0033】本発明のゴルフボールは以上の構成を有す
るが、ボールの硬度は100kg荷重時のたわみ量で
2.4〜3.6mm、特に2.6〜3.4mmであるこ
とが、耐久性、打感の点で好ましい。
るが、ボールの硬度は100kg荷重時のたわみ量で
2.4〜3.6mm、特に2.6〜3.4mmであるこ
とが、耐久性、打感の点で好ましい。
【0034】本発明のゴルフボールはR&Aの規則に従
うもので、規則の範囲内で重量、外径を設定できる。
うもので、規則の範囲内で重量、外径を設定できる。
【0035】本発明のゴルフボールの製造方法は、内層
カバー用のハーフカップを糸巻きコアにかぶせてコンプ
レッション成形し、接着剤を塗布、乾燥した後、外層カ
バーを射出成形することが望ましい。
カバー用のハーフカップを糸巻きコアにかぶせてコンプ
レッション成形し、接着剤を塗布、乾燥した後、外層カ
バーを射出成形することが望ましい。
【0036】内層カバー用のハーフカップを糸巻きコア
にかぶせてコンプレッション成形し、接着剤を塗布、乾
燥した後、外層カバー用ハーフカップをかぶせてコンプ
レッション成形する方法、又は内層カバー用ハーフカッ
プに接着剤を塗布、乾燥後、外層カバー用ハーフカップ
を重ね合わせ糸巻きコアにかぶせコンプレッション成形
する方法では、コンプレッション成形時にモールドの合
わせ目で内層カバーもはみ出すため、打撃時にモールド
の合わせ目で割れが発生しやすくなるおそれがある。
にかぶせてコンプレッション成形し、接着剤を塗布、乾
燥した後、外層カバー用ハーフカップをかぶせてコンプ
レッション成形する方法、又は内層カバー用ハーフカッ
プに接着剤を塗布、乾燥後、外層カバー用ハーフカップ
を重ね合わせ糸巻きコアにかぶせコンプレッション成形
する方法では、コンプレッション成形時にモールドの合
わせ目で内層カバーもはみ出すため、打撃時にモールド
の合わせ目で割れが発生しやすくなるおそれがある。
【0037】
【発明の効果】本発明の糸巻きゴルフボールは、反発
性、スピン特性、耐久性が良好なものである。
性、スピン特性、耐久性が良好なものである。
【0038】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるも
のではない。
的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるも
のではない。
【0039】〔実施例、比較例〕表1に示す組成のコア
成分を混練し、常法に従って加圧成形することによりセ
ンターボール(ソリッドセンター)を製造した。これ
に、下記組成及び性状の糸ゴムを巻回し、糸巻きコアを
得た。
成分を混練し、常法に従って加圧成形することによりセ
ンターボール(ソリッドセンター)を製造した。これ
に、下記組成及び性状の糸ゴムを巻回し、糸巻きコアを
得た。
【0040】
【表1】
【0041】
【0042】一方、表2に示す組成の成分をスクリュー
式二軸押し出し機で混練し、得られたカバー用組成物を
用いて内層・外層カバー用のハーフカップをそれぞれ製
造した。
式二軸押し出し機で混練し、得られたカバー用組成物を
用いて内層・外層カバー用のハーフカップをそれぞれ製
造した。
【0043】
【表2】
【0044】次に、下記のようにカバー形成を行い、3
種のディンプルを合計392個(ディンプル表面占有率
78%、体積率0.88%)有する糸巻きゴルフボール
を製造した。実施例1〜4,比較例1,2 表3に示す一対の内層カバー用のハーフカップを糸巻き
コアにかぶせ、145℃でコンプレッション成形し、接
着剤を塗布し、乾燥後、外層カバーを射出成形した。比較例3 表3に示す一対の内層カバー用のハーフカップを糸巻き
コアにかぶせ、145℃でコンプレッション成形し、接
着剤を塗布し、乾燥後、外層カバー用のハーフカップを
かぶせ、145℃でコンプレッション成形した。
種のディンプルを合計392個(ディンプル表面占有率
78%、体積率0.88%)有する糸巻きゴルフボール
を製造した。実施例1〜4,比較例1,2 表3に示す一対の内層カバー用のハーフカップを糸巻き
コアにかぶせ、145℃でコンプレッション成形し、接
着剤を塗布し、乾燥後、外層カバーを射出成形した。比較例3 表3に示す一対の内層カバー用のハーフカップを糸巻き
コアにかぶせ、145℃でコンプレッション成形し、接
着剤を塗布し、乾燥後、外層カバー用のハーフカップを
かぶせ、145℃でコンプレッション成形した。
【0045】接着剤 2液硬化水系ウレタン接着剤 主剤:末端アミンタイプカルボキシ基含有化合物水分媒
体 硬化剤:ポリカルボジイミド系架橋剤 主剤と硬化剤と水とを100:5:5の重量比で混合
体 硬化剤:ポリカルボジイミド系架橋剤 主剤と硬化剤と水とを100:5:5の重量比で混合
【0046】得られたゴルフボールにつき、下記方法に
よって飛び性能、打撃耐久性を調べた。その結果を表3
に示す。飛び性能試験 ツルーテンパー社製スイングロボットを用い、ドライバ
ーでヘッドスピード45m/s(表ではW#1、HS4
5と略記)でショットしたときのキャリー、トータルの
飛距離を測定した。耐久性試験 ツルーテンパー社製スイングロボットを用い、ドライバ
ーでヘッドスピード45m/sで200回ショットした
場合に割れが何回のショットで生じるかを評価した。
よって飛び性能、打撃耐久性を調べた。その結果を表3
に示す。飛び性能試験 ツルーテンパー社製スイングロボットを用い、ドライバ
ーでヘッドスピード45m/s(表ではW#1、HS4
5と略記)でショットしたときのキャリー、トータルの
飛距離を測定した。耐久性試験 ツルーテンパー社製スイングロボットを用い、ドライバ
ーでヘッドスピード45m/sで200回ショットした
場合に割れが何回のショットで生じるかを評価した。
【0047】
【表3】
【0048】表3に示した結果より、本発明の糸巻きゴ
ルフボールは、打撃時の初速度が向上し、高反発性に優
れ、飛距離を増大することができると共に、スピン特性
が優れていることを確認することができる。更に、本発
明の糸巻きゴルフボールは、上記の結果より繰り返し使
用による耐久性にも優れていることが分かった。
ルフボールは、打撃時の初速度が向上し、高反発性に優
れ、飛距離を増大することができると共に、スピン特性
が優れていることを確認することができる。更に、本発
明の糸巻きゴルフボールは、上記の結果より繰り返し使
用による耐久性にも優れていることが分かった。
【0049】これに対して、接着剤層が介在していない
比較例の糸巻きゴルフボールは、いずれも本発明の糸巻
きゴルフボールに比べて上記諸特性が劣るものであり、
接着剤層がないことのみで本発明と相違する比較例1の
糸巻きゴルフボールは繰り返し打撃により割れやすく耐
久性に劣り、比較例2,3の内層・外層カバーをそれぞ
れウレタン樹脂,アイオノマー樹脂のみで形成すると共
に、ショアD硬度を内層カバーより外層カバーが低くな
るように形成したゴルフボールは、反発性が悪く、初速
度が低く、飛距離が伸びないものであった。
比較例の糸巻きゴルフボールは、いずれも本発明の糸巻
きゴルフボールに比べて上記諸特性が劣るものであり、
接着剤層がないことのみで本発明と相違する比較例1の
糸巻きゴルフボールは繰り返し打撃により割れやすく耐
久性に劣り、比較例2,3の内層・外層カバーをそれぞ
れウレタン樹脂,アイオノマー樹脂のみで形成すると共
に、ショアD硬度を内層カバーより外層カバーが低くな
るように形成したゴルフボールは、反発性が悪く、初速
度が低く、飛距離が伸びないものであった。
【図1】本発明の一実施例にかかる糸巻きゴルフボール
を示す断面図である。
を示す断面図である。
1 センターボール 2 糸ゴム層 3 糸巻きコア 4 内層カバー 5 外層カバー 6 接着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 八州史 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂストン スポーツ株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 センターボールと、該センターボールに
糸ゴムを巻きつけた糸ゴム層とからなる糸巻きコアに内
層と外層とを有する多層構造に形成されたカバーを被覆
してなる糸巻きゴルフボールにおいて、上記内層カバー
上に接着剤層を形成し、この接着剤層上に外層カバーを
積層したことを特徴とする糸巻きゴルフボール。 - 【請求項2】 内層カバーをアイオノマー樹脂、外層カ
バーを無黄変の熱可塑性ポリウレタンにて形成した請求
項1記載の糸巻きゴルフボール。 - 【請求項3】 内層カバーがショアD硬度50〜65、
厚さ0.5〜2.0mmである請求項1又は2記載の糸
巻きゴルフボール。 - 【請求項4】 外層カバーがショアD硬度35〜55、
厚さ0.5〜2.5mmである請求項1乃至3のいずれ
か1項記載の糸巻きゴルフボール。 - 【請求項5】 接着剤層を形成する接着剤がエポキシ樹
脂系又はウレタン樹脂系接着剤である請求項1乃至4の
いずれか1項記載の糸巻きゴルフボール。 - 【請求項6】 外層カバーが射出成形により形成された
ものである請求項1乃至5のいずれか1項記載の糸巻き
ゴルフボール。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9076557A JPH10248959A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 糸巻きゴルフボール |
US09/041,017 US5976035A (en) | 1997-03-12 | 1998-03-12 | Wound golf ball |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9076557A JPH10248959A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 糸巻きゴルフボール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10248959A true JPH10248959A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13608564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9076557A Pending JPH10248959A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 糸巻きゴルフボール |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5976035A (ja) |
JP (1) | JPH10248959A (ja) |
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JP2002186686A (ja) * | 2000-12-22 | 2002-07-02 | Bridgestone Sports Co Ltd | ソリッドゴルフボール |
US8044164B2 (en) | 2007-11-30 | 2011-10-25 | Sri Sports Limited | Golf ball |
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US6695718B2 (en) | 1993-06-01 | 2004-02-24 | The Top-Flite Golf Company | Golf ball with sulfur cured inner core component |
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US6435983B2 (en) | 1993-06-01 | 2002-08-20 | Spalding Sports Worldwide, Inc. | Ultimate control, reduced slippage golf ball |
US6287217B1 (en) | 1993-06-01 | 2001-09-11 | Spalding Sports Worldwide, Inc. | Multi-layer golf ball |
US6210293B1 (en) | 1993-06-01 | 2001-04-03 | Spalding Sports Worldwide, Inc. | Multi-layer golf ball |
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1998
- 1998-03-12 US US09/041,017 patent/US5976035A/en not_active Expired - Lifetime
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