JPH10248759A - 殺菌機構付き便室 - Google Patents

殺菌機構付き便室

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JPH10248759A
JPH10248759A JP6130897A JP6130897A JPH10248759A JP H10248759 A JPH10248759 A JP H10248759A JP 6130897 A JP6130897 A JP 6130897A JP 6130897 A JP6130897 A JP 6130897A JP H10248759 A JPH10248759 A JP H10248759A
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Takahide Kimura
隆英 木村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 便室の殺菌を定期的に、かつ、便室の使用状
態に合わせて自動的に行うようにする。 【解決手段】 便室の使用状態を検出する検出装置4
と、便室の雑菌を殺菌する殺菌装置5と、検出装置4と
殺菌装置5に接続され、検出装置4が検出した信号を入
力する入力部を有するとともに、殺菌装置5に所定の指
令を出力する出力部を有する制御装置6とを備え、検出
装置4は、便室の使用に伴い第1の信号を出力するとと
もに、便室の使用後に伴い第2の信号を出力し、殺菌装
置5は、紫外線を照射する殺菌灯を有するとともに、殺
菌灯から便室の室内に向けて紫外線を照射し、制御装置
6は、第1の信号が入力すると紫外線の照射を停止させ
る指令を出力し、第2の信号が入力すると所定時間紫外
線を照射させる指令を出力するとともに、第1の信号の
入力が所定時間停止すると所定間隔で紫外線を照射させ
る指令を出力し、第2の信号が所定間隔で入力すると前
記紫外線の照射を所定時間停止させる指令を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周壁に囲まれた便
室に係り、この便室の内部に殺菌装置を設けた殺菌装置
付き便室に関する。
【0002】
【従来の技術】便室に設けられた便器は、和式便器及び
洋式便器に分けられるが、現在施工されているかまたは
施工される予定の便室の多くは洋式便器を採用してい
る。その理由は、便器を床に埋め込まないため施工や取
り替えが簡単であるということや腰を掛けて使用するの
で縁を汚したりすることがなく衛生的であるということ
である。
【0003】この洋風便器は、床置形や壁掛形等が存在
し、床置形は、便室の床に便器を載置するために荷重が
垂直方向であるから安定が良い。また、壁掛形は、壁面
に固定するもので配管が簡単であることやユーティリテ
ィパネル方式には施工が容易等の特徴がある。そして、
これらの便器には、便座を取り付けるとともに、さら
に、その上から便器を塞ぐ蓋を取り付けるものもある。
【0004】一方、洋式便器は、複数回使用した後に洗
浄等を行うことが一般的であるが、使用者が便座に腰掛
けるために接触した部分に雑菌が付着することや膚が触
れるため拒否反応を示す場合がある。
【0005】そこで、便座の平面形状に合わせたシート
等をあらかじめ用意しておき、洋風便器を使用する毎に
便座の上部にこのシートをかぶせて使用するものや使用
した後に便座が回転して洗浄装置等でこの便座を洗浄す
るものが用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シートをか
ぶせて使用する場合は、その都度シートを便座にかぶせ
なければならず手間を要するとともに、シートが不足し
た場合このシートを補給しなければならない。また、便
座を洗浄する場合は、洗浄に多量の洗浄水を使用した
り、装置自体が複雑になって非経済的であるという問題
がある。
【0007】さらに、これらの手段を用いない洋式便器
は、使用者自らまたは清掃者が定期的に清掃を行ってい
るが、清掃の間隔が長期的であったり、清掃が行われな
かったりすると使用によって蓄積された汚物と雑菌が反
応して悪臭を放ったり、その後に清掃を行っても雑菌が
繁殖して汚れが落ちずに臭気も除去することができない
という問題もある。
【0008】また、便室が一般公衆に開放されている公
衆便所等である場合は、使用者が不特定多数であるため
使用の仕方も一様ではなく、すぐに汚れてしまい雑菌が
繁殖するという問題もある。
【0009】次に、通常便室は小部屋になっていること
が多く、この便室を清掃する場合は、便座や便室への入
口部付近の床面及び壁面は容易であるが、便座を境とし
て便室の後部床から壁面にかけての部分を清掃する場合
は、床にしゃがみ込んでさらに腕をこの部分に差し入れ
なければならず容易ではない。したがって、清掃が十分
に行われないことがあり、この部分に雑菌が多く繁殖す
るという問題もある。
【0010】本発明は、前記事項に鑑み改良を加えたも
のである。すなわち、便室の室内に繁殖する雑菌を殺菌
するとともに、この殺菌を定期的に、かつ、便室の使用
状態に合わせて自動的に行うことができる便室を提供す
ることを技術的課題とする。
【0011】さらに、雑菌が繁殖しやすい部位に合わせ
て殺菌を行うことができる便室を提供することを技術的
課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の手段を採用した。本発明に係る殺菌
機構付き便室は、周壁に囲まれ内部に便器を載置した便
室に使用し、この便室の使用状態を検出する検出装置
と、前記便室に存在する雑菌を殺菌する殺菌装置と、前
記検出装置と前記殺菌装置に接続され、前記検出装置が
検出した信号を入力する入力部を有するとともに、前記
殺菌装置に所定の指令を出力する出力部を有する制御装
置とを備えている。
【0013】そして、前記検出装置は、前記便室の使用
に伴い第1の信号を出力するとともに、前記便室の使用
後に伴い第2の信号を出力し、前記殺菌装置は、紫外線
を照射する殺菌灯を有するとともに、前記殺菌灯から前
記便室の室内に向けて紫外線を照射し、前記制御装置
は、前記第1の信号が入力すると前記紫外線の照射を停
止させる指令を出力し、前記第2の信号が入力すると所
定時間紫外線を照射させる指令を出力するとともに、前
記第1の信号の入力が所定時間停止すると所定間隔で紫
外線を照射させる指令を出力し、前記第2の信号が所定
間隔で入力すると前記紫外線の照射を所定時間停止させ
る指令を出力するものである。
【0014】本発明によれば、便室に設けた検出装置が
便室の使用状態を検出し、使用者が便室を使用する場合
は、使用に伴う第1の信号を制御装置に送信し、この信
号を受けた制御装置は、殺菌装置から紫外線の照射を停
止させる。そして、使用者が便室の使用を終えた場合
は、使用後に伴う第2の信号を制御装置に送信し、この
信号を受けた制御装置は、殺菌装置から紫外線を所定時
間照射させる。
【0015】次に、使用に伴う第1の信号が検出装置か
ら所定時間入力されない場合、すなわち、便室の使用が
長時間行われない場合は、制御装置は、所定間隔で殺菌
装置から紫外線を照射させる。そして、使用後に伴う第
2の信号が所定間隔で複数回制御装置に入力された場
合、すなわち、便室の使用が短時間に頻繁に行われた場
合は、制御装置は、紫外線の照射を所定時間停止させ
る。
【0016】次に、本発明に係る殺菌機構付き便室は、
前記紫外線の照射範囲を、便器を境界にした便室の後部
床から周壁にかけての床面部と便器にしたものである。
本発明によれば、制御装置の制御動作に伴い便室の室内
の特定の部分に殺菌装置から紫外線を照射する。
【0017】
【発明の実施の形態】
「実施の形態A」以下、本実施の形態に係る殺菌機構付
き便室1を図1〜5に基づいて具体的に説明する。
【0018】最初に、本実施の形態に係る殺菌機構付き
便室1の構成は、図1が示すように便室1の床面に載置
した便座10を有する洋式便器2と、この洋式便器2に
接続されたロータンク3とを備え、さらに、このロータ
ンク3の正面上部に装着した第1の殺菌装置5a及びロ
ータンク3の底面に装着した第2の殺菌装置5bと、こ
れら殺菌装置5a、5bに接続した制御装置6と、この
制御装置6に接続し、ロータンク3の正面中央部に装着
した検出装置4とで構成され、これら殺菌装置5a、5
b及び制御装置6並びに検出装置4は、それぞれケーブ
ルに7、8a、8bよって接続している。
【0019】なお、この便室1は、腰掛け式で床置形の
便器2を備えているが、壁掛形の便器や壁掛小便器及び
ストール小便器等を備えることもできる。次に、便室1
の床面に載置した洋式便器2は、図示はしていないが感
知自動洗浄方式を採用していて、便器2を使用する毎に
それを感知して自動洗浄するもので、使用の都度使用者
が操作しなくても必ず洗浄し、使用しない限り吸水しな
いので節水効果が得られる。
【0020】ここで、感知自動洗浄方式に用いる検出装
置は、ロータンク3の正面中央部に装着した検出装置4
を併用していて、その動作原理は、便器2の使用者が便
器2から離れるとこれを検出してソレノイドを作動させ
フラッシュバルブが排水を開始するようにしたものであ
る。
【0021】次に、この洋式便器2には、ヒンジを介し
て便座10が取り付けられているとともに、給水管を通
じて便器2の背後の壁に取り付けたロータンク3に接続
している。このロータンク3は、便器2の使用後に所定
の時間便器2に洗浄水を供給するものである。
【0022】次に、このロータンク3には、便器2(特
に便座10部分)とこの便器2の背後の床面部分(備え
付けたロータンク3の下部から便器2までの床面)に紫
外線を照射する殺菌装置5a、5bを取り付けている。
【0023】ここで、殺菌装置5a、5bは、殺菌灯を
照射範囲9a、9bに向けて装着していて、この殺菌灯
は、380nm〜250nmまでの波長のドルノ線を放
射するものである。ここで、最も殺菌作用の強い波長
は、280nm〜255nmでありこの範囲の波長の紫
外線を照射することが好ましい。
【0024】なお、紫外線は不可視光線であるので、殺
菌灯に青色の着色を施し紫外線が照射されているときに
視覚によって確認することができるようにすることが好
ましい。
【0025】次に、この殺菌等から照射される紫外線の
照射範囲9a、9bは、図2が示すように便器2の上面
9a、特に使用に際して使用者が腰掛ける便座10また
はこの便座10をロータンク3側に倒した状態では便器
2の上面の外縁部と便器2からロータンク3が装着され
ている壁にかけての床面部9bである。
【0026】その理由は、便座10には使用者の膚が直
接接触するので雑菌が付着する割合が多くなるし、便器
2の上面の外縁部は、使用に際して排泄物が付着し雑菌
が繁殖する割合が大きい。さらに、便器2からロータン
ク3が装着されている壁にかけての床面部9bは、便室
1を清掃する際に清掃がしにくいために汚れが付着した
ままになることが多いからである。
【0027】次に、便室1の使用者の使用状態を検出す
る検出装置4は、拡散反射型光電子センサ4を使用し、
この拡散反射型光電子センサ4は、近赤外線発光ダイオ
ード等からなる発光部とフォトIC等からなる受光部を
有し、その原理は、ロータンク3の正面中央部に装着し
た拡散反射型光電子センサ4の発光部から近赤外線(不
可視光線)を照射し、使用者が便器2の前に立つか便座
10に腰掛けると、この近赤外線が反射して受光部へと
入射される。そして、光起電力効果によって半導体の接
合部に電圧が現れこれにより使用者の使用状態を検出す
るものである。
【0028】また、拡散反射型光電子センサ4とは異な
り、人体から出ている赤外線を検出する赤外線センサ4
を使用することもできる。ここで、赤外線センサ4は、
人体から放出される赤外線のピークが一般的に7μm〜
14μmの波長帯域にあるので、この波長を検出する焦
電赤外線センサ4を用いることが好ましい。
【0029】ところで、焦電赤外線センサ4は、センサ
4内へ照射される赤外線を熱に変えて検出するので、こ
のままでは非常に広範囲の電磁波に対して一定の感度を
持ってしまう。したがって、人体特有のセンサ4を構成
する場合、窓材にシリコンやバンドフィルタを用いる必
要がある。
【0030】次に、これらの殺菌装置5a、5b及び検
出装置4に接続した制御装置6は、パーソナルコンピュ
ータ6(以下、PCという)を用いている。ここで、P
C6は、図3が示すように中央処理装置20(以下、C
PUという)と、主記憶装置21(以下、メモリとい
う)と、入力部22と、出力部23から構成される。
【0031】そして、CPU20は、与えられたデータ
21bに対して四則演算、論理演算及び大小比較等を行
う演算部20bと実行される命令21aのアドレスをも
とにメモリ21からCPU20に命令21aを取り込
み、命令21aの内容を解読し必要な動作指示を他の装
置に対して出力する制御部20aとからなる。
【0032】この制御部21aは、入力部22に対して
入力制御指令を出し(S−1)、メモリ21に対して
は、メモリ制御指令を出し(S−3)、出力部23に対
しては、出力制御指令を出す(S−2)。そして、入力
部21より入力されたコマンドは最初にメモリ21へと
転送されて(S−4)、メモリ21では、与えられたコ
マンドからデータ21b及び命令21aを選択するとと
もに選択されたデータ21b及び命令21aをCPU2
0の制御部20aに転送する(S−5)。
【0033】その後、制御部20aでは、メモリ21か
ら転送されたデータ21b及び命令21aを解読して、
必要な動作指示を演算部20bに与える(S−6)。演
算部20bでは、与えられたデータ21b及び命令21
aに対して四則演算、論理演算及び大小比較等の演算を
行う。
【0034】このようにCPU20で処理されたデータ
21b及び命令21aは、再びメモリ21にフィードバ
ックされ(S−7)その結果を出力部に転送する(S−
8)。
【0035】そして、制御部20aは、[命令取り出し
→解読→アドレス計算→データの取り出し→命令の実
行]という過程を順に繰り返して命令を実行していく。
また、PC6とは異なりプログラマブルコントローラを
用いることもできる。ここで、プログラマブルコントロ
ーラは、操作回路に用いられる機器や器具の接点間及び
端子間の配線の部分をマイクロコンピュータと付属回路
とによって、制御回路を組み立てるものである。
【0036】次に、PC6の制御をタイムチャート図4
に基づいて説明する。PC6の制御は、便室1の使用者
が室内に入室し、便器2の前面に立つかまたは便器2に
腰掛けるとこれをセンサ4が検出して第1の信号(以
下、ON信号という)をPC6に送信する(t1)。
【0037】そして、PC6は、このON信号を受けて
殺菌装置5a、5bに紫外線の照射を停止する指令を出
力するとともに、殺菌装置5a、5bではスイッチをO
FFにするかまたはOFF状態を維持して紫外線の照射
を停止する。また、PC6は、ON信号を受けると内蔵
したタイマを作動させて使用者の使用時間をカウントす
る(t1−t2)。
【0038】次に、使用者が便器2から所定の距離まで
離れるとこれをセンサ4が検出して第2の信号(以下、
OFF信号という)をPC6に送信する(t2)。そし
て、PC6は、このOFF信号を受けてから所定時間経
過後(t2−t3)に殺菌装置5a,5bに所定の時間
紫外線の照射を開始する指令を出力し、殺菌装置5a、
5bは、この指令を受けてスイッチをONにして紫外線
を照射する(t3)。
【0039】ここで、紫外線を照射してから所定時間が
経過すると(t3−t4)PC6は、再び紫外線の照射
を停止させる指令を殺菌装置5a、5bに出力し、殺菌
装置5a、5bは、この指令を受けてスイッチをOFF
にして紫外線の照射を停止する(t4)。
【0040】なお、使用者の使用時間をカウントしたP
C6は、この使用時間に合わせて紫外線の照射時間を設
定するようにしている。そして、紫外線の照射時間は、
数秒から数分の間で設定することが好ましい。
【0041】次に、PC6は、次のON信号を受けるま
での時間を、内蔵したタイマを作動させてカウントを行
う。そして、カウントを開始してから所定時間が経過す
るまでON信号の入力がない場合は(t4−t5、t6
−t7)、殺菌装置5a、5bに所定の時間紫外線を照
射させる指令を出力し(t5、t7)、この指令を受け
た殺菌装置5a、5bは、スイッチをONにして紫外線
を照射する(t5−t6、t7−t8)。
【0042】そして、紫外線を照射してから所定時間が
経過するとPC6は、再び紫外線の照射を停止させる指
令を殺菌装置5a、5bに出力し、この指令を受けた殺
菌装置5a、5bは、スイッチをOFFにし紫外線の照
射を停止する(t6、t8)。
【0043】次に、PC6は、紫外線の照射を開始する
指令を出力するまでの時間にOFF信号を何回受けたか
をカウントする。そして、カウントを開始してからこの
時間内に2回のOFF信号を受けた場合は(t9、t1
1)、殺菌装置5a、5bから紫外線の照射を次のOF
F信号が入力するまで停止させる指令を出力し、この指
令を受けた殺菌装置5a、5bは、紫外線の照射を一時
停止する(t9−t13)。
【0044】ここでは、所定の時間内にOFF信号を2
回受けた場合を設定しているが、この回数は、便室の使
用頻度に対応して設定することができる。次に、OFF
信号を3回以上受けた場合は、直ちに殺菌装置5a、5
bに所定の時間紫外線を照射させる指令を出力し(t1
4)、この指令を受けた殺菌装置5a、5bは、スイッ
チをONにして紫外線を照射する(t14−t15)。
【0045】次に、本実施の形態に係る殺菌機構付き便
室1の動作を、フローチャート図5に基づいて説明す
る。まず、PC6は、便室1が使用されているか否かを
判断する(ステップ10)。すなわち、センサ4からO
N信号の入力があると便室1を使用しているものと判断
する。そして、使用されていると判断した場合は、殺菌
装置5a、5bに紫外線の照射を停止する指令を出力す
るとともに(ステップ11)、殺菌装置5a、5bでは
スイッチをOFFにするかまたはOFF状態を維持して
紫外線の照射を停止する(ステップ12)。
【0046】次に、PC6は、便室1の使用が終了した
か否かを判断する(ステップ13)。すなわち、センサ
4からOFF信号の入力があると便室1を使用を終了し
たものと判断する。
【0047】一方、PC6は、紫外線の照射を開始する
指令を出力するまでの時間内に受けたOFF信号をカウ
ントする。そして、カウントを開始してからこの時間内
に2回のOFF信号を受けたか否かを判断する(ステッ
プ14)。そして、2回のOFF信号を受けた場合は、
殺菌装置5a、5bからの紫外線の照射を次のOFF信
号が入力するまで停止させる指令を出力し(ステップ1
5)、この指令を受けた殺菌装置5a、5bは、紫外線
の照射を一時停止する(ステップ16)。
【0048】次に、PC6は、3回以上のOFF信号を
受けたか否かを判断する(ステップ17)。そして、3
回以上のOFF信号を受けた場合は、直ちに紫外線を所
定の時間照射する指令を出力し(ステップ18)、この
指令を受けた殺菌装置5a、5bはスイッチをONにし
て紫外線を照射する(ステップ19)。
【0049】次に、紫外線の照射を開始する指令を出力
するまでの時間内に2回のOFF信号を受けない場合、
すなわち、1回しかOFF信号を受けない場合は、殺菌
装置5a、5bに所定時間紫外線を照射させる指令を出
力し(ステップ20)、この指令を受けて殺菌装置5
a、5bはスイッチをONにして紫外線を照射する(ス
テップ21)。
【0050】次に、ステップ10に戻ってPC6は、O
N信号が入力されない場合は、次のON信号を受けるま
での時間を、内蔵したタイマを作動させてカウントする
(ステップ22)。そして、カウントを開始してから所
定の時間までにON信号の入力があるか否かを判断する
(ステップ23)。
【0051】次に、ON信号の入力がない場合は、殺菌
装置5a、5bに所定の時間紫外線を照射させる指令を
出力し(ステップ24)、この指令を受けた殺菌装置5
a、5bは、スイッチをONにして紫外線を照射する
(ステップ25)。
【0052】さらに、所定の時間内にON信号の入力が
ある場合は、ステップ10に戻って操作を繰り返す。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、便室の室内に繁殖する
雑菌を殺菌装置を用いて殺菌するとともに、この殺菌装
置の紫外線の照射を定期的に、かつ、便室の使用状態に
合わせて自動的に行うことができる。さらに、長時間の
間便室の使用者がいない場合でも、紫外線を定期的に照
射することで雑菌の繁殖を防止することができる。
【0054】また、短時間の間に頻繁に便室の使用者が
いる場合は、所定時間紫外線の照射を停止して、その都
度紫外線を照射する無駄を省くことができる。なお、雑
菌が繁殖しやすい便室の部位に合わせて殺菌を行うこと
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】殺菌機構付き便室の側面図
【図2】殺菌機構付き便室の側面拡大図
【図3】制御装置の構成ブロック図
【図4】制御装置のタイムチャート図
【図5】制御装置の動作フローチャート図
【符号の説明】
1 ・・・便室 2 ・・・便器 3 ・・・ロータンク 4 ・・・検出装置 5 ・・・殺菌装置 6 ・・・制御装置 10 ・・・便座 11 ・・・床面部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周壁に囲まれ内部に便器を載置した便室で
    あって、この便室の使用状態を検出する検出装置と、前
    記便室に存在する雑菌を殺菌する殺菌装置と、前記検出
    装置と前記殺菌装置に接続され、前記検出装置が検出し
    た信号を入力する入力部を有するとともに、前記殺菌装
    置に所定の指令を出力する出力部を有する制御装置とを
    備え、 前記検出装置は、前記便室の使用に伴い第1の信号を出
    力するとともに、前記便室の使用後に伴い第2の信号を
    出力し、 前記殺菌装置は、紫外線を照射する殺菌灯を有するとと
    もに、前記殺菌灯から前記便室の室内に向けて紫外線を
    照射し、 前記制御装置は、前記第1の信号が入力すると前記紫外
    線の照射を停止させる指令を出力し、前記第2の信号が
    入力すると所定時間紫外線を照射させる指令を出力する
    とともに、前記第1の信号の入力が所定時間停止すると
    所定間隔で紫外線を照射させる指令を出力し、前記第2
    の信号が所定間隔で入力すると前記紫外線の照射を所定
    時間停止させる指令を出力することを特徴とした殺菌機
    構付き便室。
  2. 【請求項2】前記紫外線の照射範囲を、便器を境界にし
    た便室の後部床から周壁にかけての床面部と便器にした
    ことを特徴とする請求項1記載の殺菌機構付き便室。
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