JP3764244B2 - 殺菌機構付き便室 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、周壁に囲まれた便室に係り、この便室の内部に殺菌装置を設けた殺菌装置付き便室に関する。
【0002】
【従来の技術】
便室に設けられた便器は、和式便器及び洋式便器に分けられるが、現在施工されているかまたは施工される予定の便室の多くは洋式便器を採用している。その理由は、便器を床に埋め込まないため施工や取り替えが簡単であるということや腰を掛けて使用するので縁を汚したりすることがなく衛生的であるということである。
【0003】
この洋風便器は、床置形や壁掛形等が存在し、床置形は、便室の床に便器を載置するために荷重が垂直方向であるから安定が良い。また、壁掛形は、壁面に固定するもので配管が簡単であることやユーティリティパネル方式には施工が容易等の特徴がある。そして、これらの便器には、便座を取り付けるとともに、さらに、その上から便器を塞ぐ蓋を取り付けるものもある。
【0004】
一方、洋式便器は、複数回使用した後に洗浄等を行うことが一般的であるが、使用者が便座に腰掛けるために接触した部分に雑菌が付着することや膚が触れるため拒否反応を示す場合がある。
【0005】
そこで、便座の平面形状に合わせたシート等をあらかじめ用意しておき、洋風便器を使用する毎に便座の上部にこのシートをかぶせて使用するものや使用した後に便座が回転して洗浄装置等でこの便座を洗浄するものが用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、シートをかぶせて使用する場合は、その都度シートを便座にかぶせなければならず手間を要するとともに、シートが不足した場合このシートを補給しなければならない。また、便座を洗浄する場合は、洗浄に多量の洗浄水を使用したり、装置自体が複雑になって非経済的であるという問題がある。
【0007】
さらに、これらの手段を用いない洋式便器は、使用者自らまたは清掃者が定期的に清掃を行っているが、清掃の間隔が長期的であったり、清掃が行われなかったりすると使用によって蓄積された汚物と雑菌が反応して悪臭を放ったり、その後に清掃を行っても雑菌が繁殖して汚れが落ちずに臭気も除去することができないという問題もある。
【0008】
また、便室が一般公衆に開放されている公衆便所等である場合は、使用者が不特定多数であるため使用の仕方も一様ではなく、すぐに汚れてしまい雑菌が繁殖するという問題もある。
【0009】
次に、通常便室は小部屋になっていることが多く、この便室を清掃する場合は、便座や便室への入口部付近の床面及び壁面は容易であるが、便座を境として便室の後部床から壁面にかけての部分を清掃する場合は、床にしゃがみ込んでさらに腕をこの部分に差し入れなければならず容易ではない。したがって、清掃が十分に行われないことがあり、この部分に雑菌が多く繁殖するという問題もある。
【0010】
本発明は、前記事項に鑑み改良を加えたものである。
すなわち、便室の室内に繁殖する雑菌を殺菌するとともに、この殺菌を定期的に、かつ、便室の使用状態に合わせて自動的に行うことができる便室を提供することを技術的課題とする。
【0011】
さらに、雑菌が繁殖しやすい部位に合わせて殺菌を行うことができる便室を提供することを技術的課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために以下の手段を採用した。
本発明に係る殺菌機構付き便室は、周壁に囲まれ内部に便器を載置した便室に使用し、この便室の使用状態を検出する検出装置と、前記便室に存在する雑菌を殺菌する殺菌装置と、前記検出装置と前記殺菌装置に接続され、前記検出装置が検出した信号を入力する入力部を有するとともに、前記殺菌装置に所定の指令を出力する出力部を有する制御装置とを備えている。
【0013】
そして、前記検出装置は、前記便室の使用に伴い第1の信号を出力するとともに、前記便室の使用後に伴い第2の信号を出力し、前記殺菌装置は、紫外線を照射する殺菌灯を有するとともに、前記殺菌灯から前記便室の室内に向けて紫外線を照射し、前記制御装置は、前記第1の信号が入力すると前記紫外線の照射を停止させる指令を出力し、前記第2の信号が入力すると所定時間紫外線を照射させる指令を出力するとともに、前記第1の信号の入力が所定時間停止すると所定間隔で紫外線を照射させる指令を出力し、前記第2の信号が所定の時間内に所定回数入力すると前記紫外線の照射を所定時間停止させる指令を出力するものである。
【0014】
本発明によれば、便室に設けた検出装置が便室の使用状態を検出し、使用者が便室を使用する場合は、使用に伴う第1の信号を制御装置に送信し、この信号を受けた制御装置は、殺菌装置から紫外線の照射を停止させる。そして、使用者が便室の使用を終えた場合は、使用後に伴う第2の信号を制御装置に送信し、この信号を受けた制御装置は、殺菌装置から紫外線を所定時間照射させる。
【0015】
次に、使用に伴う第1の信号が検出装置から所定時間入力されない場合、すなわち、便室の使用が長時間行われない場合は、制御装置は、所定間隔で殺菌装置から紫外線を照射させる。そして、使用後に伴う第2の信号が所定間隔で複数回制御装置に入力された場合、すなわち、便室の使用が短時間に頻繁に行われた場合は、制御装置は、紫外線の照射を所定時間停止させる。
【0016】
次に、本発明に係る殺菌機構付き便室は、前記紫外線の照射範囲を、便器を境界にした便室の後部床から周壁にかけての床面部と便器にしたものである。
本発明によれば、制御装置の制御動作に伴い便室の室内の特定の部分に殺菌装置から紫外線を照射する。
【0017】
【発明の実施の形態】
「実施の形態A」
以下、本実施の形態に係る殺菌機構付き便室1を図1〜5に基づいて具体的に説明する。
【0018】
最初に、本実施の形態に係る殺菌機構付き便室1の構成は、図1が示すように便室1の床面に載置した便座10を有する洋式便器2と、この洋式便器2に接続されたロータンク3とを備え、さらに、このロータンク3の正面上部に装着した第1の殺菌装置5a及びロータンク3の底面に装着した第2の殺菌装置5bと、これら殺菌装置5a、5bに接続した制御装置6と、この制御装置6に接続し、ロータンク3の正面中央部に装着した検出装置4とで構成され、これら殺菌装置5a、5b及び制御装置6並びに検出装置4は、それぞれケーブルに7、8a、8bよって接続している。
【0019】
なお、この便室1は、腰掛け式で床置形の便器2を備えているが、壁掛形の便器や壁掛小便器及びストール小便器等を備えることもできる。
次に、便室1の床面に載置した洋式便器2は、図示はしていないが感知自動洗浄方式を採用していて、便器2を使用する毎にそれを感知して自動洗浄するもので、使用の都度使用者が操作しなくても必ず洗浄し、使用しない限り吸水しないので節水効果が得られる。
【0020】
ここで、感知自動洗浄方式に用いる検出装置は、ロータンク3の正面中央部に装着した検出装置4を併用していて、その動作原理は、便器2の使用者が便器2から離れるとこれを検出してソレノイドを作動させフラッシュバルブが排水を開始するようにしたものである。
【0021】
次に、この洋式便器2には、ヒンジを介して便座10が取り付けられているとともに、給水管を通じて便器2の背後の壁に取り付けたロータンク3に接続している。このロータンク3は、便器2の使用後に所定の時間便器2に洗浄水を供給するものである。
【0022】
次に、このロータンク3には、便器2(特に便座10部分)とこの便器2の背後の床面部分(備え付けたロータンク3の下部から便器2までの床面)に紫外線を照射する殺菌装置5a、5bを取り付けている。
【0023】
ここで、殺菌装置5a、5bは、殺菌灯を照射範囲9a、9bに向けて装着していて、この殺菌灯は、380nm〜250nmまでの波長のドルノ線を放射するものである。ここで、最も殺菌作用の強い波長は、280nm〜255nmでありこの範囲の波長の紫外線を照射することが好ましい。
【0024】
なお、紫外線は不可視光線であるので、殺菌灯に青色の着色を施し紫外線が照射されているときに視覚によって確認することができるようにすることが好ましい。
【0025】
次に、この殺菌等から照射される紫外線の照射範囲9a、9bは、図2が示すように便器2の上面9a、特に使用に際して使用者が腰掛ける便座10またはこの便座10をロータンク3側に倒した状態では便器2の上面の外縁部と便器2からロータンク3が装着されている壁にかけての床面部9bである。
【0026】
その理由は、便座10には使用者の膚が直接接触するので雑菌が付着する割合が多くなるし、便器2の上面の外縁部は、使用に際して排泄物が付着し雑菌が繁殖する割合が大きい。さらに、便器2からロータンク3が装着されている壁にかけての床面部9bは、便室1を清掃する際に清掃がしにくいために汚れが付着したままになることが多いからである。
【0027】
次に、便室1の使用者の使用状態を検出する検出装置4は、拡散反射型光電子センサ4を使用し、この拡散反射型光電子センサ4は、近赤外線発光ダイオード等からなる発光部とフォトIC等からなる受光部を有し、その原理は、ロータンク3の正面中央部に装着した拡散反射型光電子センサ4の発光部から近赤外線(不可視光線)を照射し、使用者が便器2の前に立つか便座10に腰掛けると、この近赤外線が反射して受光部へと入射される。そして、光起電力効果によって半導体の接合部に電圧が現れこれにより使用者の使用状態を検出するものである。
【0028】
また、拡散反射型光電子センサ4とは異なり、人体から出ている赤外線を検出する赤外線センサ4を使用することもできる。ここで、赤外線センサ4は、人体から放出される赤外線のピークが一般的に7μm〜14μmの波長帯域にあるので、この波長を検出する焦電赤外線センサ4を用いることが好ましい。
【0029】
ところで、焦電赤外線センサ4は、センサ4内へ照射される赤外線を熱に変えて検出するので、このままでは非常に広範囲の電磁波に対して一定の感度を持ってしまう。したがって、人体特有のセンサ4を構成する場合、窓材にシリコンやバンドフィルタを用いる必要がある。
【0030】
次に、これらの殺菌装置5a、5b及び検出装置4に接続した制御装置6は、パーソナルコンピュータ6(以下、PCという)を用いている。ここで、PC6は、図3が示すように中央処理装置20(以下、CPUという)と、主記憶装置21(以下、メモリという)と、入力部22と、出力部23から構成される。
【0031】
そして、CPU20は、与えられたデータ21bに対して四則演算、論理演算及び大小比較等を行う演算部20bと実行される命令21aのアドレスをもとにメモリ21からCPU20に命令21aを取り込み、命令21aの内容を解読し必要な動作指示を他の装置に対して出力する制御部20aとからなる。
【0032】
この制御部21aは、入力部22に対して入力制御指令を出し(S−1)、メモリ21に対しては、メモリ制御指令を出し(S−3)、出力部23に対しては、出力制御指令を出す(S−2)。そして、入力部21より入力されたコマンドは最初にメモリ21へと転送されて(S−4)、メモリ21では、与えられたコマンドからデータ21b及び命令21aを選択するとともに選択されたデータ21b及び命令21aをCPU20の制御部20aに転送する(S−5)。
【0033】
その後、制御部20aでは、メモリ21から転送されたデータ21b及び命令21aを解読して、必要な動作指示を演算部20bに与える(S−6)。演算部20bでは、与えられたデータ21b及び命令21aに対して四則演算、論理演算及び大小比較等の演算を行う。
【0034】
このようにCPU20で処理されたデータ21b及び命令21aは、再びメモリ21にフィードバックされ(S−7)その結果を出力部に転送する(S−8)。
【0035】
そして、制御部20aは、[命令取り出し→解読→アドレス計算→データの取り出し→命令の実行]という過程を順に繰り返して命令を実行していく。
また、PC6とは異なりプログラマブルコントローラを用いることもできる。ここで、プログラマブルコントローラは、操作回路に用いられる機器や器具の接点間及び端子間の配線の部分をマイクロコンピュータと付属回路とによって、制御回路を組み立てるものである。
【0036】
次に、PC6の制御をタイムチャート図4に基づいて説明する。PC6の制御は、便室1の使用者が室内に入室し、便器2の前面に立つかまたは便器2に腰掛けるとこれをセンサ4が検出して第1の信号(以下、ON信号という)をPC6に送信する(t1)。
【0037】
そして、PC6は、このON信号を受けて殺菌装置5a、5bに紫外線の照射を停止する指令を出力するとともに、殺菌装置5a、5bではスイッチをOFFにするかまたはOFF状態を維持して紫外線の照射を停止する。また、PC6は、ON信号を受けると内蔵したタイマを作動させて使用者の使用時間をカウントする(t1−t2)。
【0038】
次に、使用者が便器2から所定の距離まで離れるとこれをセンサ4が検出して第2の信号(以下、OFF信号という)をPC6に送信する(t2)。そして、PC6は、このOFF信号を受けてから所定時間経過後(t2−t3)に殺菌装置5a,5bに所定の時間紫外線の照射を開始する指令を出力し、殺菌装置5a、5bは、この指令を受けてスイッチをONにして紫外線を照射する(t3)。
【0039】
ここで、紫外線を照射してから所定時間が経過すると(t3−t4)PC6は、再び紫外線の照射を停止させる指令を殺菌装置5a、5bに出力し、殺菌装置5a、5bは、この指令を受けてスイッチをOFFにして紫外線の照射を停止する(t4)。
【0040】
なお、使用者の使用時間をカウントしたPC6は、この使用時間に合わせて紫外線の照射時間を設定するようにしている。そして、紫外線の照射時間は、数秒から数分の間で設定することが好ましい。
【0041】
次に、PC6は、次のON信号を受けるまでの時間を、内蔵したタイマを作動させてカウントを行う。そして、カウントを開始してから所定時間が経過するまでON信号の入力がない場合は(t4−t5、t6−t7)、殺菌装置5a、5bに所定の時間紫外線を照射させる指令を出力し(t5、t7)、この指令を受けた殺菌装置5a、5bは、スイッチをONにして紫外線を照射する(t5−t6、t7−t8)。
【0042】
そして、紫外線を照射してから所定時間が経過するとPC6は、再び紫外線の照射を停止させる指令を殺菌装置5a、5bに出力し、この指令を受けた殺菌装置5a、5bは、スイッチをOFFにし紫外線の照射を停止する(t6、t8)。
【0043】
次に、PC6は、紫外線の照射を開始する指令を出力するまでの時間にOFF信号を何回受けたかをカウントする。そして、カウントを開始してからこの時間内に2回のOFF信号を受けた場合は(t9、t11)、殺菌装置5a、5bから紫外線の照射を次のOFF信号が入力するまで停止させる指令を出力し、この指令を受けた殺菌装置5a、5bは、紫外線の照射を一時停止する(t9−t13)。
【0044】
ここでは、所定の時間内にOFF信号を2回受けた場合を設定しているが、この回数は、便室の使用頻度に対応して設定することができる。
次に、OFF信号を3回以上受けた場合は、直ちに殺菌装置5a、5bに所定の時間紫外線を照射させる指令を出力し(t14)、この指令を受けた殺菌装置5a、5bは、スイッチをONにして紫外線を照射する(t14−t15)。
【0045】
次に、本実施の形態に係る殺菌機構付き便室1の動作を、フローチャート図5に基づいて説明する。
まず、PC6は、便室1が使用されているか否かを判断する(ステップ10)。すなわち、センサ4からON信号の入力があると便室1を使用しているものと判断する。そして、使用されていると判断した場合は、殺菌装置5a、5bに紫外線の照射を停止する指令を出力するとともに(ステップ11)、殺菌装置5a、5bではスイッチをOFFにするかまたはOFF状態を維持して紫外線の照射を停止する(ステップ12)。
【0046】
次に、PC6は、便室1の使用が終了したか否かを判断する(ステップ13)。すなわち、センサ4からOFF信号の入力があると便室1を使用を終了したものと判断する。
【0047】
一方、PC6は、紫外線の照射を開始する指令を出力するまでの時間内に受けたOFF信号をカウントする。そして、カウントを開始してからこの時間内に2回のOFF信号を受けたか否かを判断する(ステップ14)。そして、2回のOFF信号を受けた場合は、殺菌装置5a、5bからの紫外線の照射を次のOFF信号が入力するまで停止させる指令を出力し(ステップ15)、この指令を受けた殺菌装置5a、5bは、紫外線の照射を一時停止する(ステップ16)。
【0048】
次に、PC6は、3回以上のOFF信号を受けたか否かを判断する(ステップ17)。そして、3回以上のOFF信号を受けた場合は、直ちに紫外線を所定の時間照射する指令を出力し(ステップ18)、この指令を受けた殺菌装置5a、5bはスイッチをONにして紫外線を照射する(ステップ19)。
【0049】
次に、紫外線の照射を開始する指令を出力するまでの時間内に2回のOFF信号を受けない場合、すなわち、1回しかOFF信号を受けない場合は、殺菌装置5a、5bに所定時間紫外線を照射させる指令を出力し(ステップ20)、この指令を受けて殺菌装置5a、5bはスイッチをONにして紫外線を照射する(ステップ21)。
【0050】
次に、ステップ10に戻ってPC6は、ON信号が入力されない場合は、次のON信号を受けるまでの時間を、内蔵したタイマを作動させてカウントする(ステップ22)。そして、カウントを開始してから所定の時間までにON信号の入力があるか否かを判断する(ステップ23)。
【0051】
次に、ON信号の入力がない場合は、殺菌装置5a、5bに所定の時間紫外線を照射させる指令を出力し(ステップ24)、この指令を受けた殺菌装置5a、5bは、スイッチをONにして紫外線を照射する(ステップ25)。
【0052】
さらに、所定の時間内にON信号の入力がある場合は、ステップ10に戻って操作を繰り返す。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、便室の室内に繁殖する雑菌を殺菌装置を用いて殺菌するとともに、この殺菌装置の紫外線の照射を定期的に、かつ、便室の使用状態に合わせて自動的に行うことができる。さらに、長時間の間便室の使用者がいない場合でも、紫外線を定期的に照射することで雑菌の繁殖を防止することができる。
【0054】
また、短時間の間に頻繁に便室の使用者がいる場合は、所定時間紫外線の照射を停止して、その都度紫外線を照射する無駄を省くことができる。
なお、雑菌が繁殖しやすい便室の部位に合わせて殺菌を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】殺菌機構付き便室の側面図
【図2】殺菌機構付き便室の側面拡大図
【図3】制御装置の構成ブロック図
【図4】制御装置のタイムチャート図
【図5】制御装置の動作フローチャート図
【符号の説明】
1 ・・・便室
2 ・・・便器
3 ・・・ロータンク
4 ・・・検出装置
5 ・・・殺菌装置
6 ・・・制御装置
10 ・・・便座
11 ・・・床面部

Claims (2)

  1. 周壁に囲まれ内部に便器を載置した便室であって、この便室の使用状態を検出する検出装置と、前記便室に存在する雑菌を殺菌する殺菌装置と、前記検出装置と前記殺菌装置に接続され、前記検出装置が検出した信号を入力する入力部を有するとともに、前記殺菌装置に所定の指令を出力する出力部を有する制御装置とを備え、
    前記検出装置は、前記便室の使用に伴い第1の信号を出力するとともに、前記便室の使用後に伴い第2の信号を出力し、
    前記殺菌装置は、紫外線を照射する殺菌灯を有するとともに、前記殺菌灯から前記便室の室内に向けて紫外線を照射し、
    前記制御装置は、前記第1の信号が入力すると前記紫外線の照射を停止させる指令を出力し、前記第2の信号が入力すると所定時間紫外線を照射させる指令を出力するとともに、前記第1の信号の入力が所定時間停止すると所定間隔で紫外線を照射させる指令を出力し、前記第2の信号が所定の時間内に所定回数入力すると前記紫外線の照射を所定時間停止させる指令を出力することを特徴とした殺菌機構付き便室。
  2. 前記紫外線の照射範囲を、便器を境界にした便室の後部床から周壁にかけての床面部と便器にしたことを特徴とする請求項1記載の殺菌機構付き便室。
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