JPH1024874A - クローラ装置 - Google Patents
クローラ装置Info
- Publication number
- JPH1024874A JPH1024874A JP7894897A JP7894897A JPH1024874A JP H1024874 A JPH1024874 A JP H1024874A JP 7894897 A JP7894897 A JP 7894897A JP 7894897 A JP7894897 A JP 7894897A JP H1024874 A JPH1024874 A JP H1024874A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling wheel
- wheel
- face
- shape
- rolling
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 転輪が脱輪しにくくかつ自己復元性を有する
ようにする。 【解決手段】 ゴムで形成されたクローラ本体1を転輪
3と駆動輪との間に巻回してなるクローラ装置におい
て、クローラ本体1内周面すなわち転輪走行面6を中央
側から外側にかけて低くなるような傾斜面とするととも
に、転輪3の外周面形状を転輪走行面6の形状に対応す
る形状に形成したものである。
ようにする。 【解決手段】 ゴムで形成されたクローラ本体1を転輪
3と駆動輪との間に巻回してなるクローラ装置におい
て、クローラ本体1内周面すなわち転輪走行面6を中央
側から外側にかけて低くなるような傾斜面とするととも
に、転輪3の外周面形状を転輪走行面6の形状に対応す
る形状に形成したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ゴムで形成され
たクローラ本体を転輪と駆動輪との間に巻回してなるク
ローラ装置に関する。
たクローラ本体を転輪と駆動輪との間に巻回してなるク
ローラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクローラ装置は、図8に示すよう
にゴムで形成されたクローラ本体100の長手方向に対
して直角に多数の芯金101の基部101Aを互いに平
行になるように埋設し、芯金101の夫々にクローラ本
体100の内周面よりも内側に突出するガイド突起10
1Bを形成し、このガイド突起101Bの両側のクロー
ラ本体100の内周面上に機体の転輪102が走行する
ように構成されている。この転輪102が走行するクロ
ーラ本体100の内周面は転輪走行面103となる。ま
た、クローラ本体100の外周面側にはラグ104を形
成してあり、芯金101の基部101Aの外周面側には
スチールコード等の補強部材105が埋設してある。芯
金101の基部101A両端からガイド突起101Bに
かけて一般的な芯金101では傾斜した面となってい
る。この傾斜した面、いわば芯金101の肩部101C
のクローラ本体100内周面側に形成されるゴム厚は中
央側の肉厚が薄く、外側の肉厚にゆくにしたがって厚く
なるようになっている。芯金101の肩部101Cが傾
斜しているのに対し転輪走行面103は接地面に対し平
行に形成してある。
にゴムで形成されたクローラ本体100の長手方向に対
して直角に多数の芯金101の基部101Aを互いに平
行になるように埋設し、芯金101の夫々にクローラ本
体100の内周面よりも内側に突出するガイド突起10
1Bを形成し、このガイド突起101Bの両側のクロー
ラ本体100の内周面上に機体の転輪102が走行する
ように構成されている。この転輪102が走行するクロ
ーラ本体100の内周面は転輪走行面103となる。ま
た、クローラ本体100の外周面側にはラグ104を形
成してあり、芯金101の基部101Aの外周面側には
スチールコード等の補強部材105が埋設してある。芯
金101の基部101A両端からガイド突起101Bに
かけて一般的な芯金101では傾斜した面となってい
る。この傾斜した面、いわば芯金101の肩部101C
のクローラ本体100内周面側に形成されるゴム厚は中
央側の肉厚が薄く、外側の肉厚にゆくにしたがって厚く
なるようになっている。芯金101の肩部101Cが傾
斜しているのに対し転輪走行面103は接地面に対し平
行に形成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のクローラ装置で
は、転輪走行面103が水平面であったためクローラ本
体が転輪から外れ易く問題となっていた。
は、転輪走行面103が水平面であったためクローラ本
体が転輪から外れ易く問題となっていた。
【0004】そこで、この発明は、脱輪しにくくかつ自
己復元性があるクローラを提供することを目的とする。
己復元性があるクローラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、ゴムで形成されたクローラ本体を転輪
と駆動輪との間に巻回してなるクローラ装置において、
クローラ本体内周面すなわち転輪走行面を中央側から外
側にかけて低くなるような傾斜面とするとともに、転輪
の外周面形状を転輪走行面の形状に対応する形状に形成
したものである。
め、この発明は、ゴムで形成されたクローラ本体を転輪
と駆動輪との間に巻回してなるクローラ装置において、
クローラ本体内周面すなわち転輪走行面を中央側から外
側にかけて低くなるような傾斜面とするとともに、転輪
の外周面形状を転輪走行面の形状に対応する形状に形成
したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例
を図面を参照にして説明する。図1において、ゴムで形
成されたクローラ本体1の長手方向に対して直角に多数
の芯金2の基部2Aを互いに平行になるように埋設し、
芯金2の夫々にクローラ本体1の内周面よりも内側に突
出するガイド突起2Bを形成してある。このガイド突起
2Bの両側のクローラ本体1内周面上に機体(図示せ
ず)の転輪3が走行するように構成してある。このクロ
ーラ本体1の外周面側には従来と同様にラグ4を形成し
てあり、内部には補強材5が埋設してある。
を図面を参照にして説明する。図1において、ゴムで形
成されたクローラ本体1の長手方向に対して直角に多数
の芯金2の基部2Aを互いに平行になるように埋設し、
芯金2の夫々にクローラ本体1の内周面よりも内側に突
出するガイド突起2Bを形成してある。このガイド突起
2Bの両側のクローラ本体1内周面上に機体(図示せ
ず)の転輪3が走行するように構成してある。このクロ
ーラ本体1の外周面側には従来と同様にラグ4を形成し
てあり、内部には補強材5が埋設してある。
【0007】この発明の実施例は、図2に示すように傾
斜した芯金2の肩部2Cの傾斜に沿って転輪走行面6も
傾斜させてある。転輪走行面6の中央側のゴム厚t1 と
外側のゴム厚t2 とは略同一厚みであり、その間のゴム
厚も同等の厚みに形成してある。図2中符号Rはゴムを
示す。このような傾斜した転輪走行面6に対し、この上
を走行する転輪3の形状も転輪走行面6の形状に対応す
るように形成してある。
斜した芯金2の肩部2Cの傾斜に沿って転輪走行面6も
傾斜させてある。転輪走行面6の中央側のゴム厚t1 と
外側のゴム厚t2 とは略同一厚みであり、その間のゴム
厚も同等の厚みに形成してある。図2中符号Rはゴムを
示す。このような傾斜した転輪走行面6に対し、この上
を走行する転輪3の形状も転輪走行面6の形状に対応す
るように形成してある。
【0008】図3は芯金2の肩部2Cの形状が曲面形状
である場合の実施例を示し、この場合肩部2Cを覆うゴ
ムRはこの肩部2Cに沿った形状となり、転輪走行面6
の中央側から外側にかけて表面から基部2Aまでのゴム
厚をほぼ均一にしてある。
である場合の実施例を示し、この場合肩部2Cを覆うゴ
ムRはこの肩部2Cに沿った形状となり、転輪走行面6
の中央側から外側にかけて表面から基部2Aまでのゴム
厚をほぼ均一にしてある。
【0009】図4に示す実施例は、肩部2Cが途中まで
接地面に対し平行であり、途中から下方に傾斜したよう
な形状の場合、転輪走行面6の形状も同様の形状にし、
転輪走行面6の基部2Aまでのゴム厚がどの個所におい
ても均一になるように形成してある。
接地面に対し平行であり、途中から下方に傾斜したよう
な形状の場合、転輪走行面6の形状も同様の形状にし、
転輪走行面6の基部2Aまでのゴム厚がどの個所におい
ても均一になるように形成してある。
【0010】図5及び図6に示す夫々の実施例は、転輪
3がガイド突起2Bの両側のみを走行するものではな
く、ガイド突起2Bの頂面にも接触して走行するように
なっているクローラ装置を示し、転輪3とクローラ本体
1の内周面に転輪3が接触する個所、すなわち転輪走行
面6の構成は先の実施例と同様である。
3がガイド突起2Bの両側のみを走行するものではな
く、ガイド突起2Bの頂面にも接触して走行するように
なっているクローラ装置を示し、転輪3とクローラ本体
1の内周面に転輪3が接触する個所、すなわち転輪走行
面6の構成は先の実施例と同様である。
【0011】図7は、図1に示すような実施例におい
て、転輪3が脱輪しようとする際、転輪3の外周面が転
輪走行面6と同様に傾斜しているので、脱輪しにくくか
つ元に戻ろうとする。このような傾斜を有する転輪3及
び転輪走行面6を形成することにより脱輪しにくくかつ
自己復元性を期待できる。
て、転輪3が脱輪しようとする際、転輪3の外周面が転
輪走行面6と同様に傾斜しているので、脱輪しにくくか
つ元に戻ろうとする。このような傾斜を有する転輪3及
び転輪走行面6を形成することにより脱輪しにくくかつ
自己復元性を期待できる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ゴムで形成されたクローラ本体を転輪と駆動輪との
間に巻回してなるクローラ装置において、クローラ本体
内周面すなわち転輪走行面を中央側から外側にかけて低
くなるような傾斜面とするとともに、転輪の外周面形状
を転輪走行面の形状に対応する形状に形成したので、脱
輪しにくくなり、かつ自己復元性がある。また、従来よ
りもクローラ本体そのものが軽くなり、材料費及び加硫
時間の低減が可能となり、安価なクローラ本体を提供す
ることもできる。
ば、ゴムで形成されたクローラ本体を転輪と駆動輪との
間に巻回してなるクローラ装置において、クローラ本体
内周面すなわち転輪走行面を中央側から外側にかけて低
くなるような傾斜面とするとともに、転輪の外周面形状
を転輪走行面の形状に対応する形状に形成したので、脱
輪しにくくなり、かつ自己復元性がある。また、従来よ
りもクローラ本体そのものが軽くなり、材料費及び加硫
時間の低減が可能となり、安価なクローラ本体を提供す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例を示す断面図。
【図2】図1の部分的拡大断面図。
【図3】他の実施例を示す部分的断面図。
【図4】さらに別の実施例を示す部分的断面図。
【図5】転輪がクローラ本体の外周面のみならずガイド
突起上も走行する種類のクローラ装置を示す部分的断面
図。
突起上も走行する種類のクローラ装置を示す部分的断面
図。
【図6】図5と同様のクローラ装置であってその変形例
を示す部分的断面図。
を示す部分的断面図。
【図7】図1に示す実施例の脱輪防止機能を説明する
図。
図。
【図8】従来例を示す断面図。
1 クローラ本体 3 転輪 6 転輪走行面
Claims (1)
- 【請求項1】 ゴムで形成されたクローラ本体を転輪と
駆動輪との間に巻回してなるクローラ装置において、 クローラ本体内周面すなわち転輪走行面を中央側から外
側にかけて低くなるような傾斜面とするとともに、 転輪の外周面形状を転輪走行面の形状に対応する形状に
形成したことを特徴とするクローラ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7894897A JPH1024874A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | クローラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7894897A JPH1024874A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | クローラ装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8689190A Division JPH03284485A (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | クローラ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1024874A true JPH1024874A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=13676122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7894897A Pending JPH1024874A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | クローラ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1024874A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010159019A (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-22 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 弾性クローラ |
WO2019123872A1 (ja) * | 2017-12-18 | 2019-06-27 | 株式会社ブリヂストン | 車輪及び該車輪を用いたゴムクローラ |
-
1997
- 1997-03-12 JP JP7894897A patent/JPH1024874A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010159019A (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-22 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 弾性クローラ |
WO2019123872A1 (ja) * | 2017-12-18 | 2019-06-27 | 株式会社ブリヂストン | 車輪及び該車輪を用いたゴムクローラ |
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