JPH10248282A - 電磁ブレーキ付きモータのブレーキ制御装置 - Google Patents

電磁ブレーキ付きモータのブレーキ制御装置

Info

Publication number
JPH10248282A
JPH10248282A JP5278797A JP5278797A JPH10248282A JP H10248282 A JPH10248282 A JP H10248282A JP 5278797 A JP5278797 A JP 5278797A JP 5278797 A JP5278797 A JP 5278797A JP H10248282 A JPH10248282 A JP H10248282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnetic brake
brake
motor
voltage
controller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5278797A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Yamane
満 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5278797A priority Critical patent/JPH10248282A/ja
Publication of JPH10248282A publication Critical patent/JPH10248282A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stopping Of Electric Motors (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁ブレーキの消費電力を低減して発熱量を
抑制するブレーキ制御装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 コントローラ3とサーボモータ1の電磁
ブレーキ1bとの間に、ブレーキ制御回路4が接続さ
れ、このブレーキ制御回路4は、電磁ブレーキ1bと直
列に接続した抵抗器と、この抵抗器に並列接続した開閉
器と、この開閉器を制御する制御部で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種産業用機器など
に使用される電磁ブレーキ付きモータのブレーキ電源電
圧の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種産業用機器は小型化,高性能
化,省電力化が進められ、ロボットやNC工作機械の駆
動源として保守の容易さから小形サーボモータが多用さ
れ、機器の動作を保持する必要があるものには、電磁ブ
レーキを内蔵した小形サーボモータが用いられている。
【0003】従来のブレーキモータは、例えば、実開平
7−16577号公報に開示されたような構成が多用さ
れ、モータ巻線とブレーキ巻線とから生じる熱量をファ
ンを用いて強制空冷していた。この構成ではファン部の
スペースが必要であり小型化の障害となり、さらに、低
価格化と低消費電力化を阻害していた。また、ファンを
用いず電磁ブレーキをモータに直結したものでは、モー
タ駆動中はブレーキ巻線に通電して回転子の拘束を解除
しており、上記と同様にブレーキの発熱と消費電力に課
題があった。
【0004】図6において、1はサーボモータで、モー
タ1aと電磁ブレーキ1bで構成され、2はモータ1a
を駆動制御するドライバ、3はドライバ2と電磁ブレー
キ1bとを制御するコントローラである。
【0005】このシステムの動作としては、機器を動作
させるためにサーボモータ1を駆動する時には、モータ
1aの回転子を拘束保持している電磁ブレーキ1bに通
電し、回転子を回転自在としてから駆動される。即ち、
サーボモータ1の駆動時には、電磁ブレーキ1bも同時
に通電される。このためモータの温度上昇は、モータ1
aでの発熱量と電磁ブレーキ1bでの発熱量の和で決定
される。
【0006】図7において、縦軸は印加電圧で横軸は時
間である。t1はブレーキ通電開始時間で、t3はモー
タ駆動開始時間である。一般的にモータ駆動開始時間t
3は、電磁ブレーキの吸引時間より十分大きい値になる
ようにコントローラによって設定され、電磁ブレーキへ
の印加電圧は常に一定の電圧E[V]となっている。
【0007】ここで、電磁ブレーキの励磁コイルの抵抗
値をR[Ω]とすると、電磁ブレーキの電源の消費電力
P[W]は、P=E2 /Rとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のブレーキ付きモ
ータの駆動制御システムでは以下の問題点があった。
【0009】すなわち、サーボモータの駆動時には、モ
ータと電磁ブレーキの温度上昇を低減するための強制冷
却用ファンが必要となり小型化できず、さらに、低価格
化と低消費電力化を阻害していた。
【0010】本発明は、電磁ブレーキの消費電力を低減
して発熱量を抑制するブレーキ制御装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、電磁ブレーキに直列に接続した抵抗器と、
この抵抗器に並列接続した開閉器と、この開閉器の開閉
を制御する制御部からなるブレーキ制御装置を備え、電
磁ブレーキの初期動作の間だけ開閉器を閉じて電磁ブレ
ーキに全電圧を印加し、しかる後に、開閉器を開いて電
磁ブレーキに直列に接続した抵抗器で電磁ブレーキに印
加される電圧を分圧して、抑制するものである。
【0012】これにより、電磁ブレーキの消費電流を低
減して発熱量を抑制できるので、冷却ファンが不要で、
小型かつ低価格な電磁ブレーキ付きモータを提供するこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】この課題を解決するために本発明
は、電磁ブレーキを備えたモータと、前記モータを駆動
制御するドライバと、前記ドライバ及び前記モータの電
磁ブレーキを制御するコントローラとを具備し、前記コ
ントローラから電源を供給され前記電磁ブレーキの動作
を制御するブレーキ制御回路を、前記コントローラと前
記電磁ブレーキとの間に設けた電磁ブレーキ付きモータ
のブレーキ制御装置である。
【0014】また、ブレーキ制御回路は、電磁ブレーキ
と直列に接続した抵抗器と、この抵抗器に並列接続した
開閉器と、この開閉器の開閉を制御する制御部とからな
る請求項1記載の電磁ブレーキ付きモータのブレーキ制
御装置である。
【0015】さらに、制御部は、直流電圧の電圧値を検
出し弁別する入力電圧弁別回路と、前記入力電圧弁別回
路により設定電圧値以上の入力電圧が印加されると動作
開始するタイマー回路と、前記タイマー回路のタイムア
ップ時に動作する開閉器駆動回路とを備えた請求項2記
載の電磁ブレーキ付きモータのブレーキ制御装置であ
る。
【0016】このように、ブレーキ制御装置をコントロ
ーラと電磁ブレーキとの間に設け、コントローラから電
源供給される電磁ブレーキの励磁動作を制御して、発熱
を抑制するという作用を有する。
【0017】また、ブレーキ制御回路は、電磁ブレーキ
と直列に接続した抵抗器が電磁ブレーキに印加される電
圧を抑制するという作用を有する。
【0018】さらに、ブレーキ制御回路は規定の電圧レ
ベル以上の入力が印加されてからカウント動作開始し、
タイマ回路がカウント中はコントローラから入力される
全電圧をブレーキに印加し、カウントアップ後は開閉器
を開き、電磁ブレーキに直列接続された抵抗器に通電す
ることにより、電磁ブレーキに印加する電圧を減じると
いう作用を有する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図面の符号で従来例と同様のもの
は同一符号とする。
【0020】図1において、コントローラ3とサーボモ
ータ1の電磁ブレーキ1bとの間に、本発明のブレーキ
制御装置であるブレーキ制御回路4が接続されている。
【0021】図2において、21はコントローラから出
力される直流電圧、22は電磁ブレーキ、23は電磁ブ
レーキ22に直列に接続した抵抗器、24は抵抗器23
に並列に接続される開閉器、25は開閉器24の開閉を
制御する制御部である。
【0022】この構成の動作について述べると、まず、
コントローラ21から電圧が出力された時、開閉器24
は閉じておき電磁ブレーキ22に全電圧を印加する。電
磁ブレーキ22が吸引し終わると開閉器24を開き、抵
抗器23にも通電する。この動作により、電磁ブレーキ
22の吸引後は電磁ブレーキ22に印加された電圧は電
磁ブレーキ22と抵抗器23で分圧されるため、その消
費電力は低減され、発熱による温度上昇は抑制される。
【0023】図3の一実施例のブロック図において、3
1はコントローラからの電源入力、35は整流回路で、
電源入力31の極性エラー等に対応するものである。3
6は入力電圧弁別回路で、コントローラからの入力電圧
31が電磁ブレーキ32の吸引電圧以上であるか否かを
判別する機能を備えており、吸引電圧以上であれば、タ
イマー回路37を起動し、タイマー回路37のタイムア
ップ後に開閉器駆動回路38をONし開閉器であるリレ
ー34のB接点34bを開き、電磁ブレーキ32と抵抗
器33を直列に接続する。逆に、吸引電圧未満であれば
タイマー回路は起動せず、リレー34のB接点34bは
閉じたままで、電磁ブレーキ32に電源入力31の全電
圧が印加され、また、タイマー回路37のカウント中に
ついても全電圧が印加される。39は電源OFF遮断回
路で、電源入力31が切られたり断線等のトラブルで電
源が遮断された場合を検出し、開閉器駆動回路38を直
ちにOFFする機能を有している。さらに詳細な回路の
一実施例として、図4の電源OFF遮断回路39に示す
ように、タイマー回路37を瞬時にリセットし、電源の
急激なON/OFFに対しても電磁ブレーキ32の吸引
時間内には全電圧を印加するという機能を有している。
【0024】図5において、t1はブレーキ通電開始時
間、t3はモータ駆動開始時間、t2は開閉器が開かれ
抵抗器に通電開始される時間である。このt2は電磁ブ
レーキの吸引時間より十分大きい値になるようにコント
ローラによって設定され、モータ駆動開始時間t3につ
いてもt2より十分大きな値に設定される。
【0025】ここで、電磁ブレーキの励磁コイルと抵抗
器の抵抗値を共に同じ値R[Ω]とすると、ブレーキ通
電開始時間t1からt2の期間は全電圧E[V]が励磁
コイルのみに印加され、電源の消費電力P[W]は、 P=E2 /R となる。さらに、抵抗器に通電開始される時間t2以降
は、励磁コイルと直列に接続された抵抗器に分圧され、
それぞれにE/2[V]が印加されるので、この時の電
源の消費電力P[W]は、 P=(E/2)2 /R+(E/2)2 /R =E2 /2R となる。
【0026】これにより、電磁ブレーキの消費電力を1
/4に減少、電源の消費電力を半減させることができ
る。したがって、発熱も抑制することができる。
【0027】なお、上記実施例では開閉器としてB接点
型リレーを用いて説明したが、半導体素子を用いてもよ
い。
【0028】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、電磁ブレーキと直列にブレーキ制御装置を接
続して、電磁ブレーキの励磁期間の初期だけ全電圧を電
磁ブレーキに印加し、しかる後に、電磁ブレーキに抵抗
器が直列接続されるように制御するもので、電磁ブレー
キの消費電力を低減して、電磁ブレーキ付きモータの温
度上昇を抑制できる。したがって、強制冷却のためのフ
ァンが不要になり、電磁ブレーキ付きモータの小型化と
電磁ブレーキの低消費電力化が可能になるという効果が
得られる。さらに、電磁ブレーキのための電源の消費電
力も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁ブレーキ付きモータの制御システ
ム図
【図2】本発明のブレーキ制御装置の概要図
【図3】本発明のブレーキ制御回路のブロック図
【図4】本発明の一実施例のブレーキ制御回路の回路図
【図5】本発明のブレーキ制御回路による通電パターン
【図6】従来の電磁ブレーキ付きモータの制御システム
【図7】従来の電磁ブレーキの通電パターン図
【符号の説明】
1 電磁ブレーキ付きモータ 1b,22,32 電磁ブレーキ 2 ドライバ 3,21 コントローラ 4 ブレーキ制御回路 23,33 抵抗器 24,34 開閉器 25 制御部 36 入力電圧弁別回路 37 タイマー回路 38 開閉器駆動回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁ブレーキを備えたモータと、前記モー
    タを駆動制御するドライバと、前記ドライバ及び前記モ
    ータの電磁ブレーキを制御するコントローラとを具備
    し、前記コントローラから電源を供給され前記電磁ブレ
    ーキの動作を制御するブレーキ制御回路を、前記コント
    ローラと前記電磁ブレーキとの間に設けた電磁ブレーキ
    付きモータのブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】ブレーキ制御回路は、電磁ブレーキと直列
    に接続した抵抗器と、この抵抗器に並列接続した開閉器
    と、この開閉器の開閉を制御する制御部とからなる請求
    項1記載の電磁ブレーキ付きモータのブレーキ制御装
    置。
  3. 【請求項3】制御部は、直流電圧の電圧値を検出し弁別
    する入力電圧弁別回路と、前記入力電圧弁別回路により
    設定電圧値以上の入力電圧が印加されると動作開始する
    タイマー回路と、前記タイマー回路のタイムアップ時に
    動作する開閉器駆動回路とを備えた請求項2記載の電磁
    ブレーキ付きモータのブレーキ制御装置。
JP5278797A 1997-03-07 1997-03-07 電磁ブレーキ付きモータのブレーキ制御装置 Pending JPH10248282A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5278797A JPH10248282A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 電磁ブレーキ付きモータのブレーキ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5278797A JPH10248282A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 電磁ブレーキ付きモータのブレーキ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10248282A true JPH10248282A (ja) 1998-09-14

Family

ID=12924557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5278797A Pending JPH10248282A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 電磁ブレーキ付きモータのブレーキ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10248282A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1219386A1 (en) * 2000-12-26 2002-07-03 Mori Seiki Co., Ltd. Automatic tool changer
JP2018113738A (ja) * 2017-01-07 2018-07-19 株式会社豊田自動織機 電磁ブレーキ制御方法および電磁ブレーキ制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1219386A1 (en) * 2000-12-26 2002-07-03 Mori Seiki Co., Ltd. Automatic tool changer
US6719677B2 (en) 2000-12-26 2004-04-13 Mori Seiki Co., Ltd. Automatic tool changer
JP2018113738A (ja) * 2017-01-07 2018-07-19 株式会社豊田自動織機 電磁ブレーキ制御方法および電磁ブレーキ制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9991826B2 (en) Motor control circuit, motor drive control apparatus and control method of motor drive control apparatus
JPH09201065A (ja) 電源回路
JP2006197766A (ja) 駆動システムおよびその制御方法
JP3124474U (ja) ブラシレス直流モータの制御装置
JPH10248282A (ja) 電磁ブレーキ付きモータのブレーキ制御装置
JPH09140185A (ja) ブラシレスモーター駆動回路の保護装置
KR100911523B1 (ko) 연료전지차량용 구동 모터의 과도 역기전력 유입 방지 방법
JPH11201527A (ja) 空気調和機
JP4128478B2 (ja) ワイパモータ制御回路
JP3877658B2 (ja) ブラシレスdcモータ制御装置、制御方法、制御プログラムおよび記録媒体
JPH05219785A (ja) ブラシレスモータの駆動装置
JP2003204686A (ja) 車両用モーターファン制御装置
JPH0851789A (ja) ブラシレスモータの駆動装置
JPH0753437Y2 (ja) 冷却ファン装置
JPH07184390A (ja) 無整流子電動機の制御方法およびその装置
JPH1094290A (ja) 負荷制御装置
JP2002159143A (ja) 電源回路およびそれを有する画像形成装置
JPS58215993A (ja) 直流モ−タ制御方式
JP2913596B2 (ja) ステッピングモータの制御装置
JP2000262086A (ja) 直流ファンモ−タの制御装置
JP2005155562A (ja) 車両用スタータ装置
JPH08308285A (ja) モータ制御回路
JPH11262292A (ja) 直流電動機駆動装置
JPH0984380A (ja) 無整流子直流軸流ファンモータ
JPH1169859A (ja) モータ制御回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040309

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040629