JPH10248122A - 分電盤 - Google Patents

分電盤

Info

Publication number
JPH10248122A
JPH10248122A JP9046434A JP4643497A JPH10248122A JP H10248122 A JPH10248122 A JP H10248122A JP 9046434 A JP9046434 A JP 9046434A JP 4643497 A JP4643497 A JP 4643497A JP H10248122 A JPH10248122 A JP H10248122A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive bar
branch switch
mounting member
locking
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9046434A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3382115B2 (ja
Inventor
Koichi Shoda
晃一 正田
Akinori Uchimura
昭紀 内村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP04643497A priority Critical patent/JP3382115B2/ja
Publication of JPH10248122A publication Critical patent/JPH10248122A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3382115B2 publication Critical patent/JP3382115B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breakers (AREA)
  • Distribution Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 差し込み式の分岐開閉器の取り付けがしやす
く、しかも取り付けた後の分岐開閉器が外れにくい分電
盤を提供する。 【解決手段】主幹開閉器と、主幹開閉器に接続された複
数の導電バー3と、これらの導電バー3の幅方向の少な
くとも一方側に並設されて導電バー3に差し込み接続す
る受け刃状の接続端子16を有するとともに長手方向の
両側に引っ掛け凹所8を形成した複数の分岐開閉器4
と、これらの分岐開閉器4の引っ掛け凹所8に引っ掛け
られる引っ掛け爪9を夫々有してベース2に取り付けら
れる複数の取り付け部材5とを備えた分電盤である。こ
れにおいて、取り付け部材5は、分岐開閉器4における
長手方向の導電バー3側の一方の引っ掛け爪9が分岐開
閉器4おける長手方向の他方の引っ掛け爪9から見て変
位自在に形成されるとともに分岐開閉器4における長手
方向の他方の引っ掛け爪9が略剛体にされるようになっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分電盤に関し、詳
しくは分岐開閉器を取り付ける構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の分電盤にあっては、図16に示す
ように箱体1の底面のベース2を設け、ベース2の上に
主幹開閉器と接続した導電バー3を配置してあり、導電
バー3の長手方向と直交する両側に分岐開閉器4を並列
に並べてある。各分岐開閉器4は分岐開閉器4の下に設
けた取り付け部材5を介して取り付けられる。取り付け
部材5は一端側をベース2の係止爪6に係止すると共に
他端側をベースにビス7にて固定することで取り付けて
ある。分岐開閉器4の長手方向(入出力端子方向)の両
端面には引っ掛け凹所8を設けてあり、取り付け部材5
の両端には引っ掛け爪9を設けてあり、引っ掛け爪9を
引っ掛け凹所8に引っ掛けることで取り付け部材5に分
岐開閉器4を取り付けてある。両端の引っ掛け爪9のう
ち導電バー3と反対側の引っ掛け爪9は弾性変形可能な
係脱用引っ掛け爪9aとなっている。また導電バー3と
分岐開閉器4のねじ端子との間には接続金具10が配置
され、接続金具10の一端を導電バー3にネジ11にて
接続してあると共に接続金具10の他端を分岐開閉器4
のねじ端子に接続してある。図16で、12は開閉自在
な中蓋、13は開閉扉である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の場合、取
り付け部材5を介して分岐開閉器4を取り付けた後、接
続金具10をねじにて導電バー3や分岐開閉器4に接続
することができるためにに取り付けの仕方や分岐開閉器
4の外れの問題がないが、受け刃状の接続端子を一体に
有する分岐開閉器の場合次の問題がある。受け刃状の接
続端子を有する分岐開閉器の場合、分岐開閉器を横方向
から差し込むと共に接続端子を導電バーに差し込み、分
岐開閉器の両端の引っ掛け凹所に取り付け部材の引っ掛
け爪を引っ掛け係止しなけらない。しかも横からスライ
ドさせて差し込むとき外側の引っ掛け爪9が邪魔になっ
て装着しにくいという問題がある。また装着することが
できても外側の引っ掛け爪9が弾性変形可能な係脱用引
っ掛け爪9aであるために抜けやすいという問題があ
る。また分岐開閉器4を予め取り付け部材5に装着して
から各取り付け部材5をベース2に固定することも考え
られるが、取り付け部材5はビス7の締め付けにて取り
付けているために分岐開閉器4を取り付けたままではベ
ース2に取り付けることができないという問題があっ
た。
【0004】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、差し込み式の分岐開閉器の取り付けがしやす
く、しかも取り付けた後の分岐開閉器が外れにくい分電
盤を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の請求項1の分電盤では、主幹開閉器と、この主
幹開閉器に電気的に接続された複数の導電バーと、これ
らの導電バーの長手方向と直交する幅方向の少なくとも
一方側に並設されて少なくとも1本の導電バーに差し込
み接続する受け刃状の接続端子を有するとともに導電バ
ーへの差し込み方向と同方向である長手方向の両側に引
っ掛け凹所を形成した複数の分岐開閉器と、これらの分
岐開閉器の引っ掛け凹所に引っ掛けられる引っ掛け爪を
夫々有してベースに取り付けられる複数の取り付け部材
とを備えた分電盤において、前記各取り付け部材は、分
岐開閉器における長手方向の導電バー側の一方の引っ掛
け爪が分岐開閉器における長手方向の他方の引っ掛け爪
から見て変位自在に形成されるとともに分岐開閉器にお
ける長手方向の他方の引っ掛け爪が略剛体にされたこと
を特徴とする。導電バー側の引っ掛け爪を変位させるこ
とにより取り付け部材の長手方向の2つの引っ掛け爪間
に分岐開閉器を配置して引っ掛け爪を引っ掛け凹所に引
っ掛けて分岐開閉器を容易に取り付けることができると
ともに、導電バーと反対側の引っ掛け爪が略剛体である
ため各分岐開閉器の接続端子を導電バーに差し込み接続
した状態で分岐開閉器を取り付け部材に取り付けた後、
分岐開閉器が外れにくくなる(導電バー側の引っ掛け爪
が変位可能でも接続端子を導電バーに係止していること
で外れにくい)。
【0006】本発明の請求項2の分電盤では、請求項1
において、導電バーに接続端子を差し込む方向で取り付
け部材を進退自在に保持するスライド保持部をベースに
設けるとともに、スライド保持部に保持される被スライ
ド保持部を取り付け部材に設けたことを特徴とする。分
岐開閉器を取り付け部材に取り付けた状態で被スライド
保持部をスライド保持部に沿ってスライドさせるだけで
各分岐開閉器の接続端子を導電バーに接続することがで
き、各分岐開閉器の接続端子と導電バーとの接続作業が
容易にできる。
【0007】本発明の請求項3の分電盤では、請求項2
において、前記スライド保持部は、長孔または長孔の周
縁を表裏両面から挟む挟持部のうちの一方により構成さ
れるとともに前記被スライド保持部は、長孔または長孔
の周縁を表裏両面から挟む挟持部のうちの他方により構
成されたことを特徴とする。スライド保持部及び被スラ
イド保持部が長孔または長孔の周縁を表裏両面から挟む
挟持部で構成されているので、構造が簡単になる。
【0008】本発明の請求項4の分電盤では、請求項2
または請求項3において、被スライド保持部をスライド
保持部に沿ってスライドさせて導電バーに分岐開閉器の
接続端子を差し込み接続した状態で取り付け部材を係止
する係止部をベースに設けるとともに、前記取り付け部
材に係止部に係止される被係止部を設けたことを特徴と
する。取り付け部材をベースのスライド保持部に沿って
各分岐開閉器の接続端子が導電バーに差し込み接続する
位置までスライドさせると、被係止部と係止部が係止さ
れるので、分岐開閉器の接続端子が導電バーから外れる
方向に取り付け部材が移動するのを抑えることができ、
分岐開閉器を強固に固定できる。
【0009】本発明の請求項5の分電盤では、請求項4
において、前記係止部は、係止孔または係止孔に係止さ
れる弾性体のうちの一方より構成されるとともに、前記
被係止部は、係止孔または係止孔に係止される弾性体の
うちの他方で形成されたことを特徴とする。弾性体を変
形させることにより取り付け部材をベースから外すこと
ができ、分岐開閉器の交換作業が容易にできる。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、図1乃至図13に示す実施
の形態から述べる。図1乃至図3に示すように箱体1の
底面上にはベース2,14を装着してあり、ベース14
の上にはブレーカのような主幹開閉器15を装着してあ
り、ベース2の上にはブレーカのような分岐開閉器4を
多数並べて装着してある。ベース2,14上で箱体1の
幅方向の中央には箱体1の長手方向に長い導電バー3を
配置してあり、導電バー3の一端を主幹開閉器15に接
続してある。本例の場合、単相3線の電源が供給される
ものであって、導電バー3は第1導電バー(電圧極バ
ー)3a、第2導電バー(電圧極バー)3b、第3導電
バー(中性極バー)3cの3線で構成され、これらの3
線は平行に設けてある。この導電バー3の両側に夫々上
記分岐開閉器4を並列に並べて装着される。箱体1の開
口には開閉自在な開閉扉13が装着してあり、開閉扉1
3の内側に中蓋12を開閉自在に装着してある。
【0011】分岐開閉器4には100V仕様のものと2
00V仕様のものがある。100V仕様の分岐開閉器4
には端子を第1導電バー3aと第3導電バー3cに接続
するもの(以下L1 という)と、第2導電バー3bと第
3導電バー3cに接続するもの(以下L2 という)とが
ある。分岐開閉器4には受け刃状の接続端子16が設け
られるのであるが、本例の場合、別体の導電金具17を
取り付けることで接続端子16を設けるものである。導
電金具17の一端には受け刃状の接続端子16を設けて
あり、導電金具17の他端にはU字状の切り欠きを有す
る結合部27を設けてある。結合部27は分岐開閉器4
の端子台部の端子板18と端子ねじ19との間にねじ締
め固定できるようになっている。導電金具17には第1
導電金具17a、第2導電金具17b、第3導電金具1
7c及び第4導電金具17dの4種類のものがある。ま
た導電金具17を取り付ける部分ではこの部分を覆う保
護カバー20が設けられるが、保護カバー20には第1
挿通空間21a、第2挿通空間21b及び第3挿通空間
21cを設けてある。この保護カバー20は分岐開閉器
4の入力端子側に当接するように配置される。
【0012】L1 の分岐開閉器4の場合、図8、図9に
示すように第1挿通空間21aに第1導電金具17aの
接続端子16部が挿通され、第2挿通空間21bに第2
導電金具17bの接続端子16部が挿通され、第1導電
金具17a及び第2導電金具17bの結合部27は端子
ねじ19にてねじ締め固定される。第1導電金具17a
の接続端子16は第1導電バー3aに差し込み接続する
ものであり、第2導電金具17bの接続端子16は第3
導電バー3cに差し込み接続するものである。L2 の分
岐開閉器4の場合、図10、図11に示すように第2挿
通空間21bに第2導電金具17bの接続端子16部が
挿通され、第3挿通空間21cに第3導電金具17cの
接続端子16部が挿通され、第2導電金具17b及び第
3導電金具17cの結合部27は端子ねじ19にてねじ
締め固定される。第2導電金具17bの接続端子16は
第3導電バー3cに差し込み接続するものであり、第3
導電金具17cの接続端子16は第2導電バー3bに差
し込み接続するものである。200Vの分岐開閉器4の
場合、図12、図13に示すように第1挿通空間21a
に第4導電金具17dの接続端子16部が挿通され、第
3挿通空間21cに第3導電金具17cの接続端子16
部が挿通され、第4導電金具17d及び第3導電金具1
7cの結合部27は端子ねじ19にてねじ締め固定され
る。第4導電金具17dの接続端子16は第1導電バー
3aに差し込み接続するものであり、第3導電金具17
cの接続端子16は第2導電バー3bに差し込み接続す
るものである。なお、上記例では別体の導電金具17を
ねじ接合して接続端子16を形成したが、分岐開閉器4
に一体に接続端子16を設けたものでもよい。
【0013】分岐開閉器4の長手方向(入出力端子方
向)の両端には引っ掛け凹所8を設けてある。各分岐開
閉器4の下には夫々取り付け部材5を配置してあり、こ
の取り付け部材5を介して分岐開閉器4をベース2を取
り付けるようになっている。取り付け部材5は図6に示
すように上片5aと両側の側片5bとで略コ字状に形成
されている。取り付け部材5の長手方向の両端には上記
引っ掛け凹所8に引っ掛け係止する引っ掛け爪9を設け
てある。両端の引っ掛け爪9のうち導電バー3側の引っ
掛け爪9は変位可能な形状にした係脱用引っ掛け爪9a
となっており、他方の引っ掛け爪9は略剛体になってい
る。取り付け部材5の上には分岐開閉器4が配置され、
両端の引っ掛け爪9を分岐開閉器4の引っ掛け凹所8に
引っ掛け係止することで取り付け部材5の上に分岐開閉
器4を取り付けてある。このとき係脱用引っ掛け爪9a
を用いて容易に分岐開閉器4を着脱できる。ベース2に
はスライド保持部として取り付け部材5の長手方向に長
い長孔22を穿孔してある。取り付け部材5には被スラ
イド保持部として係止爪23を長孔22に対応するよう
に設けてある。この係止爪23は短い縦片23aと横に
長い横片23bとで略L字状に形成されている。横片2
3bと側片5bのとの間の溝が長孔22の周縁に挿入さ
れるようになっており、横片23bの上面と側片5bの
下面が長孔22の周縁を表裏両面から挟持する挟持部と
なっている。またベース2には係止部としての係止孔2
4を穿孔してあり、取り付け部材5の長手方向の端部に
は被係止部としての略V字状の板ばね25を設けてあ
り、板ばね25の下方に尖った部分の先端部25aが係
止孔24に係止するようになっている。また板ばね25
には操作片25bも設けてある。
【0014】そして分岐開閉器4を取り付け部材5に取
り付けた状態で取り付け部材5と一緒に分岐開閉器4が
次のように装着される。取り付け部材5をベース2の上
に配置して係止爪23が長孔23に挿入され、分岐開閉
器4と一緒に取り付け部材5が導電バー3の方にスライ
ドさせられる。分岐開閉器4と取り付け部材5をスライ
ドさせると、接続端子16が導電バー3に差し込まれて
電気的に接続される。この状態で係止爪23が長孔22
の周縁の下の位置し、長孔22の周縁が係止爪23と側
片5bとで挟持される。このとき板ばね25の先端部2
5aが係止孔24に係止して取り付け部材5が動かない
ように止められる。このように分岐開閉器4を取り付け
たとき、係脱用引っ掛け爪9aが導電バー3側に位置す
るため、導電バー3と接続端子16の係止にて係脱用引
っ掛け爪9aと引っ掛け凹所8との係止が外れにくくな
り、分岐開閉器4が外れにくいように取り付けることが
できる。また板ばね25の先端部25aの係止を外して
上記と逆にスライドさせることで分岐開閉器4と一緒に
取り付け部材5を取り外すことができる。
【0015】なお、上記の実施の形態では、ベース2に
スライド保持部としての長孔22を設けると共に取り付
け部材5に被スライド保持部としての係止爪23を設け
るものについて述べたが、これと逆にベース2にスライ
ド保持部として係止爪23を設けると共に取り付け部材
5に被スライド保持部として長孔22を設けてもよい。
また上記の実施の形態では、ベース2に係止部として係
止孔24を設けると共に取り付け部材5の被係止部とし
て板ばね25を設けるものについて述べたが、これと逆
にベース2に係止部として板ばね25を設けると共に取
り付け部材5に被係止部として係止孔24を設けてもよ
い。
【0016】また図14、図15に示す実施の形態につ
いて述べる。本実施の形態も上記実施の形態を基本的に
同じであるが、主にスライド保持部と被スライド保持部
の構造が異なる。まず、本例の場合、取り付け部材5は
平板状に形成されている。またベース2に設ける長孔2
2は幅広部22aと幅狭部22bとで形成されており、
幅狭部22bの側方に被挟持部22cを設けてあると共
に被挟持部22cの内縁に勾配22dを設けてある。ま
た取り付け部材5に設ける係止爪23は縦片23aと横
片23bで構成されるが、横片23bは幅方向に突出し
ている。また係止爪23は取り付け部材5を打ち抜くこ
とで形成されている。また取り付け部材5の導電バー3
と反対の端部には切り起こすことで引っ掛け爪9を設け
てあり、引っ掛け爪9を切り起こした残りの部分が断面
略V字状の板ばね25となっている。つまり、取り付け
部材5自体に板ばね25を設けてある。またこの板ばね
25のある方に対応する長孔22の幅広部22aが板ば
ね25の先端部25aの係止孔24となっている。しか
して長孔22の幅広部22aと係止爪23とを対応させ
た状態で係止爪23を幅広部22aに挿入し、取り付け
部材5をスライドさせると、接続端子16が導電バー3
に差し込まれ、係止爪23の横片23bが被挟持部22
cの下に位置して被挟持部22cが取り付け部材5の下
面と横片23bとで挟持され、板ばね25の先端部25
aが幅広部22aの係止孔24に係止される。
【0017】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、取り付け部
材は、分岐開閉器における長手方向の導電バー側の一方
の引っ掛け爪が分岐開閉器における長手方向の他方の引
っ掛け爪から見て変位自在に形成されるとともに分岐開
閉器における長手方向の他方の引っ掛け爪が略剛体にさ
れたので、導電バー側の引っ掛け爪を変位させることに
より取り付け部材の長手方向の2つの引っ掛け爪間に分
岐開閉器を配置して引っ掛け爪を引っ掛け凹所に引っ掛
けて分岐開閉器を容易に取り付けることができるととも
に、導電バーと反対側の引っ掛け爪が略剛体であるため
各分岐開閉器の接続端子を導電バーに差し込み接続した
状態で分岐開閉器を取り付け部材に取り付けた後、分岐
開閉器が外れにくくなるものである。
【0018】本発明の請求項2の発明は、請求項1にお
いて、導電バーに接続端子を差し込む方向で取り付け部
材を進退自在に保持するスライド保持部をベースに設け
るとともに、スライド保持部に保持される被スライド保
持部を取り付け部材に設けたので、分岐開閉器を取り付
け部材に取り付けた状態で被スライド保持部をスライド
保持部に沿ってスライドさせるだけで各分岐開閉器の接
続端子を導電バーに接続することができ、各分岐開閉器
の接続端子と導電バーとの接続作業が容易にできるもの
である。
【0019】本発明の請求項3の発明は、請求項2にお
いて、前記スライド保持部は、長孔または長孔の周縁を
表裏両面から挟む挟持部のうちの一方により構成される
とともに前記被スライド保持部は、長孔または長孔の周
縁を表裏両面から挟む挟持部のうちの他方により構成さ
れたので、スライド保持部及び被スライド保持部が長孔
または長孔の周縁を表裏両面から挟む挟持部で構成され
ていて構造が簡単になるものである。
【0020】本発明の請求項4の発明は、請求項2また
は請求項3において、被スライド保持部をスライド保持
部に沿ってスライドさせて導電バーに分岐開閉器の接続
端子を差し込み接続した状態で取り付け部材を係止する
係止部をベースに設けるとともに、前記取り付け部材に
係止部に係止される被係止部を設けたので、取り付け部
材をベースのスライド保持部に沿って各分岐開閉器の接
続端子が導電バーに差し込み接続する位置までスライド
させると、被係止部と係止部が係止されるものであっ
て、分岐開閉器の接続端子が導電バーから外れる方向に
取り付け部材が移動するのを抑えることができ、分岐開
閉器を強固に固定できるものである。
【0021】本発明の請求項5の発明は、請求項4にお
いて、前記係止部は、係止孔または係止孔に係止される
弾性体のうちの一方より構成されるとともに、前記被係
止部は、係止孔または係止孔に係止される弾性体のうち
の他方で形成されたので、弾性体を変形させることによ
り取り付け部材をベースから外すことができ、分岐開閉
器の交換作業が容易にできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の分電盤の断面図で
ある。
【図2】同上の開閉扉を開いた状態の正面図である。
【図3】同上の開閉蓋と中蓋を取り外した状態の正面図
である。
【図4】同上の導電バーと分岐開閉器を示す斜視図であ
る。
【図5】同上の導電バーに分岐開閉器を接続する状態を
示す斜視図である。
【図6】同上の分岐開閉器と取り付け部材とベースを示
す分解斜視図である。
【図7】同上のベースに取り付け部材を介して分岐開閉
器を取り付けた状態の断面図である。
【図8】同上のL1 の分岐開閉器と導電金具と保護カバ
ーの分解斜視図である。
【図9】図8の組み立て状態の正面図である。
【図10】同上のL2 の分岐開閉器と導電金具と保護カ
バーの分解斜視図である。
【図11】図10の組み立て状態の正面図である。
【図12】同上の200Vの分岐開閉器と導電金具と保
護カバーの分解斜視図である。
【図13】図12の組み立て状態の正面図である。
【図14】同上の他例の分岐開閉器と取り付け部材とベ
ースを示す分解斜視図である。
【図15】同上のベースに取り付け部材を介して分岐開
閉器を取り付けた状態の断面図である。
【図16】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 箱体 2 ベース 3 導電バー 4 分岐開閉器 5 取り付け部材 8 引っ掛け凹所 9 引っ掛け爪 16 接続端子 22 長孔 23 係止爪 24 係止孔 25 板ばね

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主幹開閉器と、この主幹開閉器に電気的
    に接続された複数の導電バーと、これらの導電バーの長
    手方向と直交する幅方向の少なくとも一方側に並設され
    て少なくとも1本の導電バーに差し込み接続する受け刃
    状の接続端子を有するとともに導電バーへの差し込み方
    向と同方向である長手方向の両側に引っ掛け凹所を形成
    した複数の分岐開閉器と、これらの分岐開閉器の引っ掛
    け凹所に引っ掛けられる引っ掛け爪を夫々有してベース
    に取り付けられる複数の取り付け部材とを備えた分電盤
    において、前記各取り付け部材は、分岐開閉器における
    長手方向の導電バー側の一方の引っ掛け爪が分岐開閉器
    における長手方向の他方の引っ掛け爪から見て変位自在
    に形成されるとともに分岐開閉器における長手方向の他
    方の引っ掛け爪が略剛体にされたことを特徴とする分電
    盤。
  2. 【請求項2】 導電バーに接続端子を差し込む方向で取
    り付け部材を進退自在に保持するスライド保持部をベー
    スに設けるとともに、スライド保持部に保持される被ス
    ライド保持部を取り付け部材に設けたことを特徴とする
    請求項1記載の分電盤。
  3. 【請求項3】 前記スライド保持部は、長孔または長孔
    の周縁を表裏両面から挟む挟持部のうちの一方により構
    成されるとともに前記被スライド保持部は、長孔または
    長孔の周縁を表裏両面から挟む挟持部のうちの他方によ
    り構成されたことを特徴とする請求項2記載の分電盤。
  4. 【請求項4】 被スライド保持部をスライド保持部に沿
    ってスライドさせて導電バーに分岐開閉器の接続端子を
    差し込み接続した状態で取り付け部材を係止する係止部
    をベースに設けるとともに、前記取り付け部材に係止部
    に係止される被係止部を設けたことを特徴とする請求項
    2または請求項3記載の分電盤。
  5. 【請求項5】 前記係止部は、係止孔または係止孔に係
    止される弾性体のうちの一方より構成されるとともに、
    前記被係止部は、係止孔または係止孔に係止される弾性
    体のうちの他方で形成されたことを特徴とする請求項4
    記載の分電盤。
JP04643497A 1997-02-28 1997-02-28 分電盤 Expired - Lifetime JP3382115B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04643497A JP3382115B2 (ja) 1997-02-28 1997-02-28 分電盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04643497A JP3382115B2 (ja) 1997-02-28 1997-02-28 分電盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10248122A true JPH10248122A (ja) 1998-09-14
JP3382115B2 JP3382115B2 (ja) 2003-03-04

Family

ID=12747058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04643497A Expired - Lifetime JP3382115B2 (ja) 1997-02-28 1997-02-28 分電盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3382115B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002541615A (ja) * 1999-02-05 2002-12-03 シュネーデル、エレクトリック、インダストリーズ、エスアーエス 電気スイッチシステム
JP2006230134A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Nitto Electric Works Ltd プラグインアダプタ
JP2007014160A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Kawamura Electric Inc 分電盤
JP2010108799A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Tempearl Ind Co Ltd 回路遮断器
KR101045132B1 (ko) * 2008-02-21 2011-06-30 파나소닉 덴코 덴로 가부시키가이샤 분전반
JP2019040737A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 河村電器産業株式会社 回路遮断器の取付パネルへの取付構造

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002541615A (ja) * 1999-02-05 2002-12-03 シュネーデル、エレクトリック、インダストリーズ、エスアーエス 電気スイッチシステム
JP2006230134A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Nitto Electric Works Ltd プラグインアダプタ
JP4562545B2 (ja) * 2005-02-18 2010-10-13 日東工業株式会社 プラグインアダプタ
JP2007014160A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Kawamura Electric Inc 分電盤
KR101045132B1 (ko) * 2008-02-21 2011-06-30 파나소닉 덴코 덴로 가부시키가이샤 분전반
JP2010108799A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Tempearl Ind Co Ltd 回路遮断器
JP2019040737A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 河村電器産業株式会社 回路遮断器の取付パネルへの取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP3382115B2 (ja) 2003-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102002454B1 (ko) 역전 가능한 보호 와이어 터미널을 가진 유니버설 장착 접촉 블록
FR2550907A1 (fr) Dispositif d'assemblage de modules d'appareillage electrique
JP2725891B2 (ja) 母線カバー
JP4562545B2 (ja) プラグインアダプタ
US7513794B2 (en) Clamp/plug connector for through-wall connection having wedge-shaped attachment
CA2991354A1 (en) Electric load center
CA2125798C (en) Connector attachment component
JPH10248122A (ja) 分電盤
FR2631738A1 (fr) Module de protection pour electro-aimant de contacteur
FR2631747A1 (fr) Connecteur electrique et ensemble combine incluant un tel connecteur electrique et une plaquette a circuits imprimes
JP4254150B2 (ja) 分電盤
JPH11187516A (ja) 分電盤
US4557047A (en) Retainer for molded case circuit breakers
JP3422239B2 (ja) 分電盤
JP4936452B2 (ja) 分電盤
JP3414187B2 (ja) 回路遮断器及びこれを備えた分電盤
JPH07162167A (ja) 電装体
EP2166629B1 (fr) Dispositif de répartition de puissance électrique
EP1434312B1 (en) Connector for electrical systems
JP2004064869A (ja) 分電盤
JP3815242B2 (ja) 住宅用分電盤
JPH10248120A (ja) 分電盤
JPH11187515A (ja) ブレーカ取外し支点部材の取着構造
JP3212844B2 (ja) 分電盤
JP4139631B2 (ja) 回路遮断器の端子装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021203

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071220

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220

Year of fee payment: 6

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091220

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091220

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101220

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111220

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121220

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121220

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131220

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term