JP3382115B2 - 分電盤 - Google Patents

分電盤

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JP3382115B2
JP3382115B2 JP04643497A JP4643497A JP3382115B2 JP 3382115 B2 JP3382115 B2 JP 3382115B2 JP 04643497 A JP04643497 A JP 04643497A JP 4643497 A JP4643497 A JP 4643497A JP 3382115 B2 JP3382115 B2 JP 3382115B2
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晃一 正田
昭紀 内村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分電盤に関し、詳
しくは分岐開閉器を取り付ける構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の分電盤にあっては、図16に示す
ように箱体1の底面のベース2を設け、ベース2の上に
主幹開閉器と接続した導電バー3を配置してあり、導電
バー3の長手方向と直交する両側に分岐開閉器4を並列
に並べてある。各分岐開閉器4は分岐開閉器4の下に設
けた取り付け部材5を介して取り付けられる。取り付け
部材5は一端側をベース2の係止爪6に係止すると共に
他端側をベースにビス7にて固定することで取り付けて
ある。分岐開閉器4の長手方向(入出力端子方向)の両
端面には引っ掛け凹所8を設けてあり、取り付け部材5
の両端には引っ掛け爪9を設けてあり、引っ掛け爪9を
引っ掛け凹所8に引っ掛けることで取り付け部材5に分
岐開閉器4を取り付けてある。両端の引っ掛け爪9のう
ち導電バー3と反対側の引っ掛け爪9は弾性変形可能な
係脱用引っ掛け爪9aとなっている。また導電バー3と
分岐開閉器4のねじ端子との間には接続金具10が配置
され、接続金具10の一端を導電バー3にネジ11にて
接続してあると共に接続金具10の他端を分岐開閉器4
のねじ端子に接続してある。図16で、12は開閉自在
な中蓋、13は開閉扉である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の場合、取
り付け部材5を介して分岐開閉器4を取り付けた後、接
続金具10をねじにて導電バー3や分岐開閉器4に接続
することができるために取り付けの仕方や分岐開閉器4
の外れの問題がないが、受け刃状の接続端子を一体に有
する分岐開閉器の場合次の問題がある。受け刃状の接続
端子を有する分岐開閉器の場合、分岐開閉器を横方向か
ら差し込むと共に接続端子を導電バーに差し込み、分岐
開閉器の両端の引っ掛け凹所に取り付け部材の引っ掛け
爪を引っ掛け係止しなければならない。しかも横からス
ライドさせて差し込むとき外側の引っ掛け爪9が邪魔に
なって装着しにくいという問題がある。また装着するこ
とができても外側の引っ掛け爪9が弾性変形可能な係脱
用引っ掛け爪9aであるために抜けやすいという問題が
ある。また分岐開閉器4を予め取り付け部材5に装着し
てから各取り付け部材5をベース2に固定することも考
えられるが、取り付け部材5はビス7の締め付けにて取
り付けているために分岐開閉器4を取り付けたままでは
ベース2に取り付けることができないという問題があっ
た。
【0004】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、差し込み式の分岐開閉器の取り付けがしやす
く、しかも取り付けた後の分岐開閉器が外れにくい分電
盤を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の請求項1の分電盤では、主幹開閉器と、この主
幹開閉器に電気的に接続された複数の導電バーと、これ
らの導電バーの長手方向と直交する幅方向の少なくとも
一方側に並設されて少なくとも1本の導電バーに差し込
み接続する受け刃状の接続端子を有するとともに導電バ
ーへの差し込み方向と同方向である長手方向の両側に引
っ掛け凹所を形成した複数の分岐開閉器と、これらの分
岐開閉器の引っ掛け凹所に引っ掛けられる引っ掛け爪を
夫々有してベースに取り付けられる複数の取り付け部材
とを備えた分電盤において、前記各取り付け部材は、分
岐開閉器における長手方向の導電バー側の一方の引っ掛
け爪が分岐開閉器における長手方向の他方の引っ掛け爪
から見て変位自在に形成されるとともに分岐開閉器にお
ける長手方向の他方の引っ掛け爪が略剛体にされてな
り、導電バーに接続端子を差し込む方向で取り付け部材
を進退自在に保持するスライド保持部をベースに設け、
スライド保持部に保持される被スライド保持部を取り付
け部材に設け、被スライド保持部をスライド保持部に沿
ってスライドさせて導電バーに分岐開閉器の接続端子を
差し込み接続した状態で取り付け部材を係止する係止部
をベースに設けるとともに、前記取り付け部材に係止部
に係止される被係止部を設けたことを特徴とする。導電
バー側の引っ掛け爪を変位させることにより取り付け部
材の長手方向の2つの引っ掛け爪間に分岐開閉器を配置
して引っ掛け爪を引っ掛け凹所に引っ掛けて分岐開閉器
を容易に取り付けることができるとともに、導電バーと
反対側の引っ掛け爪が略剛体であるため各分岐開閉器の
接続端子を導電バーに差し込み接続した状態で分岐開閉
器を取り付け部材に取り付けた後、分岐開閉器が外れに
くくなる(導電バー側の引っ掛け爪が変位可能でも接続
端子を導電バーに係止していることで外れにくい)。
た、分岐開閉器を取り付け部材に取り付けた状態で被ス
ライド保持部をスライド保持部に沿ってスライドさせる
だけで各分岐開閉器の接続端子を導電バーに接続するこ
とができ、各分岐開閉器の接続端子と導電バーとの接続
作業が容易にでき、しかも、取り付け部材をベースのス
ライド保持部に沿って各分岐開閉器の接続端子が導電バ
ーに差し込み接続する位置までスライドさせると、被係
止部と係止部が係止され るので、分岐開閉器の接続端子
が導電バーから外れる方向に取り付け部材が移動するの
を抑えることができ、分岐開閉器を強固に固定できる。
【0006】
【0007】本発明の請求項の分電盤では、請求項
において、前記スライド保持部は、長孔または長孔の周
縁を表裏両面から挟む挟持部のうちの一方により構成さ
れるとともに前記被スライド保持部は、長孔または長孔
の周縁を表裏両面から挟む挟持部のうちの他方により構
成されたことを特徴とする。スライド保持部及び被スラ
イド保持部が長孔または長孔の周縁を表裏両面から挟む
挟持部で構成されているので、構造が簡単になる。
【0008】
【0009】本発明の請求項の分電盤では、請求項
又は2において、前記係止部は、係止孔または係止孔に
係止される弾性体のうちの一方より構成されるととも
に、前記被係止部は、係止孔または係止孔に係止される
弾性体のうちの他方で形成されたことを特徴とする。弾
性体を変形させることにより取り付け部材をベースから
外すことができ、分岐開閉器の交換作業が容易にでき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、図1乃至図13に示す実施
の形態から述べる。図1乃至図3に示すように箱体1の
底面上にはベース2,14を装着してあり、ベース14
の上にはブレーカのような主幹開閉器15を装着してあ
り、ベース2の上にはブレーカのような分岐開閉器4を
多数並べて装着してある。ベース2,14上で箱体1の
幅方向の中央には箱体1の長手方向に長い導電バー3を
配置してあり、導電バー3の一端を主幹開閉器15に接
続してある。本例の場合、単相3線の電源が供給される
ものであって、導電バー3は第1導電バー(電圧極バ
ー)3a、第2導電バー(電圧極バー)3b、第3導電
バー(中性極バー)3cの3線で構成され、これらの3
線は平行に設けてある。この導電バー3の両側に夫々上
記分岐開閉器4を並列に並べて装着される。箱体1の開
口には開閉自在な開閉扉13が装着してあり、開閉扉1
3の内側に中蓋12を開閉自在に装着してある。
【0011】分岐開閉器4には100V仕様のものと2
00V仕様のものがある。100V仕様の分岐開閉器4
には端子を第1導電バー3aと第3導電バー3cに接続
するもの(以下L1 という)と、第2導電バー3bと第
3導電バー3cに接続するもの(以下L2 という)とが
ある。分岐開閉器4には受け刃状の接続端子16が設け
られるのであるが、本例の場合、別体の導電金具17を
取り付けることで接続端子16を設けるものである。導
電金具17の一端には受け刃状の接続端子16を設けて
あり、導電金具17の他端にはU字状の切り欠きを有す
る結合部27を設けてある。結合部27は分岐開閉器4
の端子台部の端子板18と端子ねじ19との間にねじ締
め固定できるようになっている。導電金具17には第1
導電金具17a、第2導電金具17b、第3導電金具1
7c及び第4導電金具17dの4種類のものがある。ま
た導電金具17を取り付ける部分ではこの部分を覆う保
護カバー20が設けられるが、保護カバー20には第1
挿通空間21a、第2挿通空間21b及び第3挿通空間
21cを設けてある。この保護カバー20は分岐開閉器
4の入力端子側に当接するように配置される。
【0012】L1 の分岐開閉器4の場合、図8、図9に
示すように第1挿通空間21aに第1導電金具17aの
接続端子16部が挿通され、第2挿通空間21bに第2
導電金具17bの接続端子16部が挿通され、第1導電
金具17a及び第2導電金具17bの結合部27は端子
ねじ19にてねじ締め固定される。第1導電金具17a
の接続端子16は第1導電バー3aに差し込み接続する
ものであり、第2導電金具17bの接続端子16は第3
導電バー3cに差し込み接続するものである。L2 の分
岐開閉器4の場合、図10、図11に示すように第2挿
通空間21bに第2導電金具17bの接続端子16部が
挿通され、第3挿通空間21cに第3導電金具17cの
接続端子16部が挿通され、第2導電金具17b及び第
3導電金具17cの結合部27は端子ねじ19にてねじ
締め固定される。第2導電金具17bの接続端子16は
第3導電バー3cに差し込み接続するものであり、第3
導電金具17cの接続端子16は第2導電バー3bに差
し込み接続するものである。200Vの分岐開閉器4の
場合、図12、図13に示すように第1挿通空間21a
に第4導電金具17dの接続端子16部が挿通され、第
3挿通空間21cに第3導電金具17cの接続端子16
部が挿通され、第4導電金具17d及び第3導電金具1
7cの結合部27は端子ねじ19にてねじ締め固定され
る。第4導電金具17dの接続端子16は第1導電バー
3aに差し込み接続するものであり、第3導電金具17
cの接続端子16は第2導電バー3bに差し込み接続す
るものである。なお、上記例では別体の導電金具17を
ねじ接合して接続端子16を形成したが、分岐開閉器4
に一体に接続端子16を設けたものでもよい。
【0013】分岐開閉器4の長手方向(入出力端子方
向)の両端には引っ掛け凹所8を設けてある。各分岐開
閉器4の下には夫々取り付け部材5を配置してあり、こ
の取り付け部材5を介して分岐開閉器4をベース2を取
り付けるようになっている。取り付け部材5は図6に示
すように上片5aと両側の側片5bとで略コ字状に形成
されている。取り付け部材5の長手方向の両端には上記
引っ掛け凹所8に引っ掛け係止する引っ掛け爪9を設け
てある。両端の引っ掛け爪9のうち導電バー3側の引っ
掛け爪9は変位可能な形状にした係脱用引っ掛け爪9a
となっており、他方の引っ掛け爪9は略剛体になってい
る。取り付け部材5の上には分岐開閉器4が配置され、
両端の引っ掛け爪9を分岐開閉器4の引っ掛け凹所8に
引っ掛け係止することで取り付け部材5の上に分岐開閉
器4を取り付けてある。このとき係脱用引っ掛け爪9a
を用いて容易に分岐開閉器4を着脱できる。ベース2に
はスライド保持部として取り付け部材5の長手方向に長
い長孔22を穿孔してある。取り付け部材5には被スラ
イド保持部として係止爪23を長孔22に対応するよう
に設けてある。この係止爪23は短い縦片23aと横に
長い横片23bとで略L字状に形成されている。横片2
3bと側片5bのとの間の溝が長孔22の周縁に挿入さ
れるようになっており、横片23bの上面と側片5bの
下面が長孔22の周縁を表裏両面から挟持する挟持部と
なっている。またベース2には係止部としての係止孔2
4を穿孔してあり、取り付け部材5の長手方向の端部に
は被係止部としての略V字状の板ばね25を設けてあ
り、板ばね25の下方に尖った部分の先端部25aが係
止孔24に係止するようになっている。また板ばね25
には操作片25bも設けてある。
【0014】そして分岐開閉器4を取り付け部材5に取
り付けた状態で取り付け部材5と一緒に分岐開閉器4が
次のように装着される。取り付け部材5をベース2の上
に配置して係止爪23が長孔22に挿入され、分岐開閉
器4と一緒に取り付け部材5が導電バー3の方にスライ
ドさせられる。分岐開閉器4と取り付け部材5をスライ
ドさせると、接続端子16が導電バー3に差し込まれて
電気的に接続される。この状態で係止爪23が長孔22
の周縁の下に位置し、長孔22の周縁が係止爪23と側
片5bとで挟持される。このとき板ばね25の先端部2
5aが係止孔24に係止して取り付け部材5が動かない
ように止められる。このように分岐開閉器4を取り付け
たとき、係脱用引っ掛け爪9aが導電バー3側に位置す
るため、導電バー3と接続端子16の係止にて係脱用引
っ掛け爪9aと引っ掛け凹所8との係止が外れにくくな
り、分岐開閉器4が外れにくいように取り付けることが
できる。また板ばね25の先端部25aの係止を外して
上記と逆にスライドさせることで分岐開閉器4と一緒に
取り付け部材5を取り外すことができる。
【0015】なお、上記の実施の形態では、ベース2に
スライド保持部としての長孔22を設けると共に取り付
け部材5に被スライド保持部としての係止爪23を設け
るものについて述べたが、これと逆にベース2にスライ
ド保持部として係止爪23を設けると共に取り付け部材
5に被スライド保持部として長孔22を設けてもよい。
また上記の実施の形態では、ベース2に係止部として係
止孔24を設けると共に取り付け部材5の被係止部とし
て板ばね25を設けるものについて述べたが、これと逆
にベース2に係止部として板ばね25を設けると共に取
り付け部材5に被係止部として係止孔24を設けてもよ
い。
【0016】また図14、図15に示す実施の形態につ
いて述べる。本実施の形態も上記実施の形態を基本的に
同じであるが、主にスライド保持部と被スライド保持部
の構造が異なる。まず、本例の場合、取り付け部材5は
平板状に形成されている。またベース2に設ける長孔2
2は幅広部22aと幅狭部22bとで形成されており、
幅狭部22bの側方に被挟持部22cを設けてあると共
に被挟持部22cの内縁に勾配22dを設けてある。ま
た取り付け部材5に設ける係止爪23は縦片23aと横
片23bで構成されるが、横片23bは幅方向に突出し
ている。また係止爪23は取り付け部材5を打ち抜くこ
とで形成されている。また取り付け部材5の導電バー3
と反対の端部には切り起こすことで引っ掛け爪9を設け
てあり、引っ掛け爪9を切り起こした残りの部分が断面
略V字状の板ばね25となっている。つまり、取り付け
部材5自体に板ばね25を設けてある。またこの板ばね
25のある方に対応する長孔22の幅広部22aが板ば
ね25の先端部25aの係止孔24となっている。しか
して長孔22の幅広部22aと係止爪23とを対応させ
た状態で係止爪23を幅広部22aに挿入し、取り付け
部材5をスライドさせると、接続端子16が導電バー3
に差し込まれ、係止爪23の横片23bが被挟持部22
cの下に位置して被挟持部22cが取り付け部材5の下
面と横片23bとで挟持され、板ばね25の先端部25
aが幅広部22aの係止孔24に係止される。
【0017】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、取り付け部
材は、分岐開閉器における長手方向の導電バー側の一方
の引っ掛け爪が分岐開閉器における長手方向の他方の引
っ掛け爪から見て変位自在に形成されるとともに分岐開
閉器における長手方向の他方の引っ掛け爪が略剛体にさ
れたので、導電バー側の引っ掛け爪を変位させることに
より取り付け部材の長手方向の2つの引っ掛け爪間に分
岐開閉器を配置して引っ掛け爪を引っ掛け凹所に引っ掛
けて分岐開閉器を容易に取り付けることができるととも
に、導電バーと反対側の引っ掛け爪が略剛体であるため
各分岐開閉器の接続端子を導電バーに差し込み接続した
状態で分岐開閉器を取り付け部材に取り付けた後、分岐
開閉器が外れにくくなるものである。また、導電バーに
接続端子を差し込む方向で取り付け部材を進退自在に保
持するスライド保持部をベースに設けるとともに、スラ
イド保持部に保持される被スライド保持部を取り付け部
材に設けたので、分岐開閉器を取り付け部材に取り付け
た状態で被スライド保持部をスライド保持部に沿ってス
ライドさせるだけで各分岐開閉器の接続端子を導電バー
に接続することができ、各分岐開閉器の接続端子と導電
バーとの接続作業が容易にでき、しかも、被スライド保
持部をスライド保持部に沿ってスライドさせて導電バー
に分岐開閉器の接続端子を差し込み接続した状態で取り
付け部材を係止する係止部をベースに設けるとともに、
前記取り付け部材に係止部に係止される被係止部を設け
たので、取り付け部材をベースのスライド保持部に沿っ
て各分岐開閉器の接続端子が導電バーに差し込み接続す
る位置までスライドさせると、被係止部と係止部が係止
されるものであって、分岐開閉器の接続端子が導電バー
から外れる方向に取り付け部材が移動するのを抑えるこ
とができ、分岐開閉器を強固に固定できるものである。
【0018】
【0019】本発明の請求項の発明は、請求項にお
いて、前記スライド保持部は、長孔または長孔の周縁を
表裏両面から挟む挟持部のうちの一方により構成される
とともに前記被スライド保持部は、長孔または長孔の周
縁を表裏両面から挟む挟持部のうちの他方により構成さ
れたので、スライド保持部及び被スライド保持部が長孔
または長孔の周縁を表裏両面から挟む挟持部で構成され
ていて構造が簡単になるものである。
【0020】
【0021】本発明の請求項の発明は、請求項1又は
において、前記係止部は、係止孔または係止孔に係止
される弾性体のうちの一方より構成されるとともに、前
記被係止部は、係止孔または係止孔に係止される弾性体
のうちの他方で形成されたので、弾性体を変形させるこ
とにより取り付け部材をベースから外すことができ、分
岐開閉器の交換作業が容易にできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の分電盤の断面図で
ある。
【図2】同上の開閉扉を開いた状態の正面図である。
【図3】同上の開閉蓋と中蓋を取り外した状態の正面図
である。
【図4】同上の導電バーと分岐開閉器を示す斜視図であ
る。
【図5】同上の導電バーに分岐開閉器を接続する状態を
示す斜視図である。
【図6】同上の分岐開閉器と取り付け部材とベースを示
す分解斜視図である。
【図7】同上のベースに取り付け部材を介して分岐開閉
器を取り付けた状態の断面図である。
【図8】同上のL1 の分岐開閉器と導電金具と保護カバ
ーの分解斜視図である。
【図9】図8の組み立て状態の正面図である。
【図10】同上のL2 の分岐開閉器と導電金具と保護カ
バーの分解斜視図である。
【図11】図10の組み立て状態の正面図である。
【図12】同上の200Vの分岐開閉器と導電金具と保
護カバーの分解斜視図である。
【図13】図12の組み立て状態の正面図である。
【図14】同上の他例の分岐開閉器と取り付け部材とベ
ースを示す分解斜視図である。
【図15】同上のベースに取り付け部材を介して分岐開
閉器を取り付けた状態の断面図である。
【図16】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 箱体 2 ベース 3 導電バー 4 分岐開閉器 5 取り付け部材 8 引っ掛け凹所 9 引っ掛け爪 16 接続端子 22 長孔 23 係止爪 24 係止孔 25 板ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−136409(JP,U) 実開 平7−25553(JP,U) 実開 昭57−95749(JP,U) 実開 昭54−111765(JP,U) 米国特許3346777(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 1/40 - 1/42 H01H 73/06,73/08,73/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主幹開閉器と、この主幹開閉器に電気的
    に接続された複数の導電バーと、これらの導電バーの長
    手方向と直交する幅方向の少なくとも一方側に並設され
    て少なくとも1本の導電バーに差し込み接続する受け刃
    状の接続端子を有するとともに導電バーへの差し込み方
    向と同方向である長手方向の両側に引っ掛け凹所を形成
    した複数の分岐開閉器と、これらの分岐開閉器の引っ掛
    け凹所に引っ掛けられる引っ掛け爪を夫々有してベース
    に取り付けられる複数の取り付け部材とを備えた分電盤
    において、前記各取り付け部材は、分岐開閉器における
    長手方向の導電バー側の一方の引っ掛け爪が分岐開閉器
    における長手方向の他方の引っ掛け爪から見て変位自在
    に形成されるとともに分岐開閉器における長手方向の他
    方の引っ掛け爪が略剛体にされてなり、導電バーに接続
    端子を差し込む方向で取り付け部材を進退自在に保持す
    るスライド保持部をベースに設け、スライド保持部に保
    持される被スライド保持部を取り付け部材に設け、被ス
    ライド保持部をスライド保持部に沿ってスライドさせて
    導電バーに分岐開閉器の接続端子を差し込み接続した状
    態で取り付け部材を係止する係止部をベースに設けると
    ともに、前記取り付け部材に係止部に係止される被係止
    部を設けたことを特徴とする分電盤。
  2. 【請求項2】 前記スライド保持部は、長孔または長孔
    の周縁を表裏両面から挟む挟持部のうちの一方により構
    成されるとともに前記被スライド保持部は、長孔または
    長孔の周縁を表裏両面から挟む挟持部のうちの他方によ
    り構成されたことを特徴とする請求項1記載の分電盤。
  3. 【請求項3】 前記係止部は、係止孔または係止孔に係
    止される弾性体のうちの一方より構成されるとともに、
    前記被係止部は、係止孔または係止孔に係止される弾性
    体のうちの他方で形成されたことを特徴とする請求項
    又は2記載の分電盤
JP04643497A 1997-02-28 1997-02-28 分電盤 Expired - Lifetime JP3382115B2 (ja)

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