JP3414187B2 - 回路遮断器及びこれを備えた分電盤 - Google Patents

回路遮断器及びこれを備えた分電盤

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JP3414187B2
JP3414187B2 JP04643297A JP4643297A JP3414187B2 JP 3414187 B2 JP3414187 B2 JP 3414187B2 JP 04643297 A JP04643297 A JP 04643297A JP 4643297 A JP4643297 A JP 4643297A JP 3414187 B2 JP3414187 B2 JP 3414187B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の導電バーの
幅方向両側に並設される回路遮断器及びこの回路遮断器
を備えた分電盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の導電バーの幅方向両側に並
設される回路遮断器及びこの回路遮断器を備えた分電盤
としては、特開平6−153338号公報に記載されて
いるようなものがある。この公報に記載されている従来
構成では、内器ブロックに形成された引掛爪に保護板を
取着して、各導電バーを手前(前面)側から覆うように
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では保護板を取着するための引掛爪を内器ブロッ
クに設ける必要があり、また導電バーの長さに応じて寸
法の異なる保護板を幾種類も用意しなければならず、コ
ストアップになるという問題があった。本発明は上記問
題点の解決を目的とするものであり、回路遮断器を導電
バーの幅方向両側に並設するだけで簡単に導電バーを手
前側から覆うことができる回路遮断器及びこれを備えた
分電盤を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、電力線用の2本と中性線用の1
本が長手方向及び幅方向に直交する前後方向で略平行に
離間して配置された3本の導電バーの幅方向両側に並設
される回路遮断器であって、何れか2本の導電バーに導
電バーの幅方向から差込み接続される2つの受刃状の接
続端子と、各接続端子が2本の導電バーに各々導電バー
の幅方向から差込み接続された状態で少なくとも指先が
挿入できない程度の隙間未満に導電バーを手前側から覆
う保護部とを備え、保護部の手前から奥に向けて導電バ
ーが接続される長手方向一方側に揃えて3つのバー収納
凹所が設けられ、導電バーの延出方向で導電バーが貫通
する切溝が保護部に形成されるとともに、何れか2つの
バー収納凹所に接続端子が配設されて成ることを特徴と
し、接続される回路遮断器の数に応じた長さの導電バー
を用いる場合に、導電バーの幅方向両側に回路遮断器を
並設して接続端子に導電バーを差込み接続すると、保護
部によって導電バーが手前側から少なくとも指先が挿入
できない程度の隙間未満に覆われることになり、各導電
バーを手前側から用意に覆うことができる。したがっ
て、従来のように導電バーの長さに応じて寸法の異なる
複数種類の保護板を用意する必要がなくなり、コストダ
ウンが図れる。また、複数の導電バーの中で何れの導電
バーに接続端子が接続されるかで電圧が異なる場合であ
っても、複数種の大きさの電圧に対応させるための部品
(保護部)の外観を同一にすることができ、部品の共通
化が図れるとともに、各導電バーを幅方向から切溝に貫
通させて接続端子に差込み接続することができ、導電バ
ーの形状を簡素化することができる。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、各接続端子が々導電バーの幅方向から差込み接続
された状態で、各導電バーを介して幅方向に対向する一
対の回路遮断器の保護部同士を当接させて成ることを特
徴とし、保護部同士の間に隙間が生じず、導電バーが手
前側に露出しなくなって見栄えが良くなる。
【0006】
【0007】
【0008】請求項の発明は、請求項1又は2の発明
において、保護部における各切溝の導電バーが挿入され
る側の先端部分に、外側に拡開するテーパが形成されて
成ることを特徴とし、導電バーを切溝に容易に貫通させ
ることができる。請求項の発明は、3本の導電バー
と、これら3本のうちの何れか2本の導電バーに接続端
子が差込み接続されるとともに各導電バーがバー収納凹
所に隔離収納され且つ導電バーの幅方向両側に1乃至複
数並設される請求項1〜3の何れかに記載の回路遮断器
とを備えたことを特徴とし、使用中の回路遮断器を異な
る電圧の他の回路遮断器に変更する場合、元の回路遮断
器を取り外したそのままの状態の導電バーに新たな回路
遮断器の接続端子を差込み接続するだけでよく、各回路
遮断器の変更作業が容易になる。
【0009】請求項の発明は、一面が開口する箱体
と、箱体内に配設される主幹開閉器と、主幹開閉器に電
気的に接続される3本の導電バーと、3本の導電バーの
うちの何れか2本に接続端子が差込み接続され、各々の
分岐回路を表示する表示部が保護部に設けられて成る請
求項1〜4の何れかに記載の1乃至複数の回路遮断器
と、主幹開閉器及び回路遮断器のハンドルを突出させる
窓孔を有して箱体の開口を塞ぐ蓋体とを備えたことを特
徴とし、蓋体を開いた状態であっても保護部に設けた表
示部が視認でき、各分岐回路を容易に判別することがで
きる。
【0010】請求項の発明は、請求項の発明におい
て、蓋体の窓孔が、少なくとも各回路遮断器の保護部に
設けられた表示部を露出させて成ることを特徴とし、蓋
体の表面に分岐回路名を記載しなくても、蓋体の窓孔か
ら露出する表示部によって各回路遮断器の分岐回路を判
別することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図15を参照して本
発明の実施形態を説明する。図13に示すように、一面
が開口する箱形の分電盤ボックス50の中に左右一対の
取付フレーム51が配設され、両取付フレーム51の間
に複数枚(ここでは、2枚)の取付ベース52が上下方
向に並べて架設される。上側の取付ベース52には主幹
ブレーカ(主幹開閉器)53が取着され、下側の取付ベ
ース52には複数個の分岐ブレーカ(本発明に係る回路
遮断器)1が取着される。
【0012】主幹ブレーカ53は、器体内に3極の接点
を有するとともに3個の負荷側端子54が設けられた単
相3線用のものであって、負荷側端子54と、各分岐ブ
レーカ1とは帯板状の導電バー20a,20b,20c
を介して接続される。導電バー20a,20bは電力線
用になり、導電バー20cは中性線用になる。3本の導
電バー20a,20b,20cは、主幹ブレーカ53の
負荷側端子54に一端が接続されて下方に垂下されると
ともに、下側の取付ベース52の手前側(分電盤ボック
ス50の開口面側)に中性線用の導電バー20cを間に
挟むようにして、分電盤ボックス50の手前側から奥側
(取付ベース52側)に略平行に離間して配置される。
そして、複数の分岐ブレーカ1は、3本の導電バー20
a,20b,20cの幅方向(図13における左右)両
側に並設される。なお、上下一対の取付ベース52の間
には、主幹ブレーカ53の負荷側端子54並びに導電バ
ー20a,20b,20cを手前側から覆うように保護
カバー55が架設してある。
【0013】一方分岐ブレーカ1は、図2に示すように
両端に各一対のねじ式の端子部3を有するとともに前面
(分電盤ボックス50の開口面側)に手動のハンドル4
を具備するブレーカ本体2と、ブレーカ本体2の端子部
3を導電バー20a,20b,20cに電気的に接続す
るための接続端子部5と、接続端子部5が収納されると
ともに導電バー20a,20b,20cを手前側から覆
う保護部9とを備えている。
【0014】接続端子部5は、略Ω形の受刃状をした一
対の接続端子6と、ブレーカ本体2の端子部3に接続さ
れる端子片7と、接続端子6と端子片7とを連結する連
結片8とが帯板状の導電部材で一体に折曲形成されるも
ので、接続端子6の開口部に導電バー20a…が幅方向
から差込み接続される(図1参照)。但し、図2〜図7
に示すように接続端子部5には4種類の異なる形状のも
のがあり、これら4種類の中から2種類の接続端子部5
1 〜54 を組み合わせて100Vと200Vの異なる電
圧仕様の設定等ができる(詳細については後述する)。
【0015】保護部9は絶縁性を有する合成樹脂製であ
って、角筒状の主体10と、主体10の一端側に一体に
設けられる略平坦な表示部11とを備えている。主体1
0の長手方向の一方の側面には、隔壁141 ,142
より仕切られて手前側(表示部11側)から奥側に向け
て上中下の3段に並ぶバー収納凹所12が形成されてい
る。さらに各バー収納凹所12に連通する矩形の切溝1
3が、バー収納凹所12の開口面に隣合う主体10の両
側壁に設けてある。すなわち、後述するように導電バー
20a…に分岐ブレーカ1が取り付けられた状態では、
図1に示すように各導電バー20a,20b,20cが
それぞれ切溝13に貫通され、対応するバー収納凹所1
2に隔離収納されることになる。なお、主体10におけ
る各切溝13の導電バー20a…が挿入される側の先端
部分には、外側に拡開するテーパ13aがそれぞれ形成
されている。
【0016】また、主体10の長手方向の他方の側面
は、図3,図5,図7に示すように端子部3が設けられ
たブレーカ本体2の側面と突き合わされて密着する形状
に形成されている。さらに表示部11のブレーカ本体2
側には一対の点検孔16,16が穿設されており、この
点検孔16,16を通してブレーカ本体2の絶縁試験等
を行うことができる。
【0017】一方、バー収納凹所12を仕切る隔壁14
1 ,142 のうち、上段(手前側)の隔壁141 の両端
には接続端子部51 ,54 の連結片8を通過させるため
の通過溝15が形成され、中段の隔壁142 の一端には
接続端子部51 ,52 の連結片8を通過させるための通
過溝15が形成されている。ところで、本実施形態にお
ける分岐ブレーカ1には、端子部3と導電バー20a〜
20cとの接続関係に応じて、図2及び図3に示すよう
に一方の電力線用の導電バー20a(分電盤ボックス5
0の手前側)と中性線用の導電バー20cとが接続端子
部51 ,53 を介して電源側の端子部3に接続された1
00V仕様のもの(以下、このタイプのものは「L1
と表記する)、図4及び図5に示すように他方の電力線
用の導電バー20b(分電盤ボックス50の奥側)と中
性線用の導電バー20cとが接続端子部52 ,53 を介
して電源側の端子部3に接続された100V仕様のもの
(以下、このタイプのものは「L2 」と表記する)、図
6及び図7に示すように2本の電力線用の導電バー20
a,20bが接続端子部52 ,54 を介して電源側の端
子部3に接続された200V仕様のもの、という3種類
のものがある。そして、これらの種類を判別するため
に、各分岐ブレーカ1の保護部9に設けられた表示部1
1の表面に上記「L1 」、「L2 」並びに200V仕様
を示す「200」の文字が記されている。
【0018】ここで、各接続端子部51 〜54 は主体1
0のバー収納凹所12に適宜収納されることから、上記
3種類の電圧仕様に対して保護部9の外観が同一となっ
て部品の共通化が図れる。図1は分岐ブレーカ1が導電
バー20a,20b,20cに接続された状態を示して
おり、導電バー20a…の幅方向から保護部9の各切溝
13に導電バー20a…を貫通させるように装着すれ
ば、各接続端子部51 …の接続端子6に導電バー20a
…が差込み接続されるとともに、各バー収納凹所12に
導電バー20a,20c,20cが隔離収納される。而
して、導電バー20a…の幅方向の両側にそれぞれ分岐
ブレーカ1が接続された状態では、導電バー20a…の
幅方向に対向する一対の分岐ブレーカ1の保護部9同士
の先端が当接し、且つ隣合う分岐ブレーカ1の保護部9
同士の側面が当接するため、手前側(分電盤ボックス5
0の開口面側)から各導電バー20a,20b,20c
が保護部9によって覆われることになる。なお、表示部
11には分岐ブレーカ1の種別の他に、分電盤ボックス
50に配設されたときに各分岐回路を判別するための番
号が記してある。
【0019】ところで図9及び図10に示すように、ブ
レーカ本体2の長手方向の両端下部には引掛凹所17が
設けてある。各ブレーカ本体2の下にはそれぞれ取付部
材30を配置してあり、この取付部材30を介してブレ
ーカ本体2(分岐ブレーカ1)を取付ベース52に取着
するようになっている。取付部材30は上片30aと両
側の側片30bとで略コ字状に形成されている。取付部
材30の長手方向の両端には上記引掛凹所17に係止す
る引掛爪31が設けてある。両端の引掛爪31のうち導
電バー20a…側の引掛爪31は変位可能な形状にした
係脱用引掛爪31aとなっており、他方の引掛爪31は
略剛体になっている。取付部材30の上にはブレーカ本
体2が配置され、両端の引掛爪31をブレーカ本体2の
引掛凹所17に引掛係止することで取付部材30の上に
ブレーカ本体2が取り付けてある。このとき係脱用引掛
爪31aを用いて容易にブレーカ本体2を着脱できる。
取付ベース52には取付部材30の長手方向に長い長孔
56が穿孔してある。取付部材30には係止爪32を長
孔56に対応するように設けてある。この係止爪32は
短い縦片32aと横に長い横片32bとで略L字状に形
成されている。横片32bと側片30bのとの間の溝が
長孔56の周縁に挿入されるようになっており、横片3
2bの上面と側片30bの下面が長孔56の周縁を表裏
両面から挟持する。また取付ベース52には係止孔57
を穿孔してあり、取付部材30の長手方向の端部には上
記係止孔57に係止される略V字状の板ばね33を設け
てあり、板ばね33の下方に尖った部分の先端部33a
が係止孔57に係止するようになっている。また板ばね
33には操作片33bも設けてある。
【0020】そしてブレーカ本体2を取付部材30に取
り付けた状態で取付部材30と一緒にブレーカ本体2が
次のように装着される。取付部材30を取付ベース52
の上に配置して係止爪32が長孔56に挿入され、ブレ
ーカ本体2と一緒に取付部材30が導電バー20a…の
方にスライドさせられる。ブレーカ本体2と取付部材3
0をスライドさせると、接続端子6が導電バー20a…
に差し込まれて電気的に接続される。この状態で係止爪
32が長孔56の周縁の下に位置し、長孔56の周縁が
係止爪32と側片30bとで挟持される。このとき板ば
ね33の先端部33が係止孔57に係止して取付部材3
0が動かないように止められる。このようにブレーカ本
体2を取り付けたとき、係脱用引掛爪31aが導電バー
20a…側に位置するため、導電バー20a…と接続端
子6の係止にて係脱用引掛爪31aと引掛凹所17との
係止が外れにくくなり、ブレーカ本体2が外れにくいよ
うに取り付けることができる。また板ばね33の先端部
33aの係止を外して上記と逆にスライドさせるとこと
でブレーカ本体2と一緒に取付部材30を取り外すこと
ができる。
【0021】また分岐ブレーカ1を取付ベース52に取
り付ける構造の他の例を図11及び図12に示す。この
場合、取付部材30が平板状に形成され、取付ベース5
2に設ける長孔56が幅広部56aと幅狭部56bとで
形成されてあり、幅狭部56bの側方に被挟持部56c
を設けると共に被挟持部56cの内縁に勾配56dを設
けてある。また取付部材30に設ける係止爪32は縦片
32aと横片32bで構成されるが、横片32bは幅方
向に突出している。また係止爪32は取付部材30を打
ち抜くことで形成されている。取付部材30の導電バー
20a…と反対の端部には切り起こすことで引掛爪31
を設けてあり、引掛爪31を切り起こした残りの部分が
断面略V字状の板ばね33となっている。つまり、取付
部材30自体に板ばね33が設けてある。またこの板ば
ね33のある方に対応する長孔56の幅広部56aが板
ばね33の先端部33aの係止孔57となっている。し
かして長孔56の幅広部56aと係止爪32とを対応さ
せた状態で係止爪32を幅広部56aに挿入し、取付部
材30をスライドさせると、接続端子6が導電バー20
a…に差し込まれ、係止爪32の横片32bが被挟持部
56cの下に位置して被挟持部56cが横片32bとで
挟持され、板ばね33の先端部33aが幅広部56aの
係止孔57に係止される。
【0022】上述のようにして分岐ブレーカ1が取付ベ
ース52に取り付けられることにより、図13に示すよ
うに導電バー20a…の幅方向両側に多数の分岐ブレー
カ1が並設された分電盤Aが構成される。同図から明ら
かなように導電バー20a,20b,20cは、分岐ブ
レーカ1の接続端子部5並びにブレーカ本体2の端子部
3とともに保護部9によって手前側(分電盤ボックス5
0の開口面側)から覆われることとなる。なお、本実施
形態の場合には導電バー20a…の長手方向に隣合う分
岐ブレーカ1並びに導電バー20a…の幅方向に対向す
る分岐ブレーカ1の保護部9同士が当接して導電バー2
0a…がほぼ完全に覆い隠されている。このため、分電
盤Aの手前側には導電バー20a…が全く露出せず、見
栄えがよくなる。但し、各保護部9の間に人の指先が挿
入できない程度までの隙間があってもよく、その程度ま
での隙間であれば人が誤って導電バー20a…に触れる
というような事故が防止できる。
【0023】図14及び図15に示すように、分電盤ボ
ックス50内には一側端側で開閉自在に枢支された蓋体
58が設けてある。この蓋体58には主幹ブレーカ53
のハンドル53aを突出させる窓孔58aと、全ての分
岐ブレーカ1のハンドル4並びに表示部11を露出させ
る窓孔58bとが形成してある。而して、図14に示す
ように蓋体58を閉じた状態で主幹ブレーカ53のハン
ドル53a並びに各分岐ブレーカ1のハンドル4が操作
可能であるとともに、従来のように蓋体58の表面に分
岐回路名を記載しなくても、蓋体58の窓孔58bから
露出する表示部11によって各分岐ブレーカ1の分岐回
路を判別することができる。図15に示すように蓋体5
8の自由端側には上下一対のロック機構部59が設けて
あって、蓋体58を閉じた状態に保持できるようになっ
ている。ここで、複数の分岐ブレーカ1の保護部9によ
って導電バー20a…の手前側がほぼ完全に覆い隠され
ているため、従来のように各分岐ブレーカ1毎に分割さ
れた小さな窓孔ではなくて1つの大きな窓孔58bを形
成すればよいので、加工が容易になるという利点があ
る。さらに分電盤ボックス50には、図14及び図15
に示すように開口面を開閉自在に閉塞する扉60が一側
端側で枢支されている。
【0024】上述のように本実施形態によれば、分岐ブ
レーカ1の接続端子6を導電バー20a…の幅方向から
差込み接続することで容易に配設でき、使用中の分岐ブ
レーカ1を異なる電圧仕様の他の分岐ブレーカ1に変更
する場合であっても、元の分岐ブレーカ1を取り外した
そのままの状態の導電バー20a…に新たな分岐ブレー
カ1の接続端子6を差込み接続するだけでよく、分岐ブ
レーカ1の変更作業が容易になるという利点がある。し
かも個々の分岐ブレーカ1が導電バー20a…を手前側
から覆う保護部9を備えているため、接続される分岐ブ
レーカ1の数に応じた長さの導電バー20a…を用いる
場合に、導電バー20a…の幅方向両側に分岐ブレーカ
1を並設して接続端子6を導電バー20a…に差込み接
続すると、保護部によって導電バー20a…が手前側か
ら少なくとも指先が挿入できない程度の隙間未満に覆わ
れることになり、各導電バー20a…を手前側から用意
に覆うことができるという利点がある。また従来のよう
に導電バー20a…の長さに応じて寸法の異なる複数種
類の保護板を用意する必要がなくなるから、コストダウ
ンが図れるという利点もある。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、電力線用の2本と中
性線用の1本が長手方向及び幅方向に直交する前後方向
で略平行に離間して配置された3本の導電バーの幅方向
両側に並設される回路遮断器であって、何れか2本の導
電バーに導電バーの幅方向から差込み接続される2つ
受刃状の接続端子と、各接続端子が2本の導電バーに各
々導電バーの幅方向から差込み接続された状態で少なく
とも指先が挿入できない程度の隙間未満に導電バーを手
前側から覆う保護部とを備え、保護部の手前から奥に向
けて導電バーが接続される長手方向一方側に揃えて3つ
のバー収納凹所が設けられ、導電バーの延出方向で導電
バーが貫通する切溝が保護部に形成されるとともに、何
れか2つのバー収納凹所に接続端子が配設されて成る
で、接続される回路遮断器の数に応じた長さの導電バー
を用いる場合に、導電バーの幅方向両側に回路遮断器を
並設して接続端子に導電バーを差込み接続すると、保護
部によって導電バーが手前側から少なくとも指先が挿入
できない程度の隙間未満に覆われることになり、各導電
バーを手前側から用意に覆うことができるという効果が
ある。また、従来のように導電バーの長さに応じて寸法
の異なる複数種類の保護板を用意する必要がなくなるか
ら、コストダウンが図れるという効果がある。しかも、
複数の導電バーの中で何れの導電バーに接続端子が接続
されるかで電圧が異なる場合であっても、複数種の大き
さの電圧に対応させるための部品(保護部)の外観を同
一にすることができ、部品の共通化が図れるという効果
がある。さらに、各導電バーを幅方向から切溝に貫通さ
せて接続端子に差込み接続することができ、導電バーの
形状を簡素化することができるという効果がある。
【0026】請求項2の発明は、各接続端子が々導電
バーの幅方向から差込み接続された状態で、各導電バー
を介して幅方向に対向する一対の回路遮断器の保護部同
士を当接させて成るので、保護部同士の間に隙間が生じ
ず、導電バーが手前側に露出しなくなって見栄えが良く
なるという効果がある
【0027】
【0028】請求項の発明は、保護部における各切溝
の導電バーが挿入される側の先端部分に、外側に拡開す
るテーパが形成されて成るので、導電バーを切溝に容易
に貫通させることができるという効果がある。請求項
の発明は、3本の導電バーと、これら3本のうちの何れ
か2本の導電バーに接続端子が差込み接続されるととも
に各導電バーがバー収納凹所に隔離収納され且つ導電バ
ーの幅方向両側に1乃至複数並設される請求項1〜3
何れかに記載の回路遮断器とを備えたので、使用中の回
路遮断器を異なる電圧の他の回路遮断器に変更する場
合、元の回路遮断器を取り外したそのままの状態の導電
バーに新たな回路遮断器の接続端子を差込み接続するだ
けでよく、各回路遮断器の変更作業が容易になるという
効果がある。
【0029】請求項の発明は、一面が開口する箱体
と、箱体内に配設される主幹開閉器と、主幹開閉器に電
気的に接続される3本の導電バーと、3本の導電バーの
うちの何れか2本に接続端子が差込み接続され、各々の
分岐回路を表示する表示部が保護部に設けられて成る請
求項1〜4の何れかに記載の1乃至複数の回路遮断器
と、主幹開閉器及び回路遮断器のハンドルを突出させる
窓孔を有して箱体の開口を塞ぐ蓋体とを備えたので、蓋
体を開いた状態であっても保護部に設けた表示部が視認
でき、各分岐回路を容易に判別することができるという
効果がある。
【0030】請求項の発明は、蓋体の窓孔が、少なく
とも各回路遮断器の保護部に設けられた表示部を露出さ
せて成るので、蓋体の表面に分岐回路名を記載しなくて
も、蓋体の窓孔から露出する表示部によって各回路遮断
器の分岐回路を判別することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における分岐ブレーカを導電
バーに接続した状態の斜視図である。
【図2】同上における分岐ブレーカの分解斜視図であ
る。
【図3】同上における分岐ブレーカの側面図である。
【図4】同上における分岐ブレーカの分解斜視図であ
る。
【図5】同上における分岐ブレーカの側面図である。
【図6】同上における分岐ブレーカの分解斜視図であ
る。
【図7】同上における分岐ブレーカの側面図である。
【図8】同上における分岐ブレーカの斜視図である。
【図9】同上における分岐ブレーカの取付ベースへの取
着構造を示す分解斜視図である。
【図10】同上における分岐ブレーカの取付ベースへの
取着構造を示す一部破断した側面図である。
【図11】同上における分岐ブレーカの取付ベースへの
他の取着構造を示す分解斜視図である。
【図12】同上における分岐ブレーカの取付ベースへの
他の取着構造を示す一部破断した側面図である。
【図13】同上における分電盤を示す正面図である。
【図14】同上における分電盤を示し、蓋体を閉じた状
態の正面図である。
【図15】同上における分電盤を示し、蓋体及び扉を閉
じた状態の断面図である。
【符号の説明】
1 分岐ブレーカ 2 ブレーカ本体 6 接続端子 9 保護部 11 表示部 20a,20b,20c 導電バー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−282709(JP,A) 特開 平9−19009(JP,A) 実開 昭56−133215(JP,U) 米国特許3346777(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 71/08,73/06 - 73/08 H01H 73/20 H02B 1/40 - 1/42

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力線用の2本と中性線用の1本が長手
    方向及び幅方向に直交する前後方向で略平行に離間して
    配置された3本の導電バーの幅方向両側に並設される回
    路遮断器であって、何れか2本の導電バーに導電バーの
    幅方向から差込み接続される2つの受刃状の接続端子
    と、各接続端子が2本の導電バーに各々導電バーの幅方
    向から差込み接続された状態で少なくとも指先が挿入で
    きない程度の隙間未満に導電バーを手前側から覆う保護
    部とを備え、保護部の手前から奥に向けて導電バーが接
    続される長手方向一方側に揃えて3つのバー収納凹所が
    設けられ、導電バーの延出方向で導電バーが貫通する切
    溝が保護部に形成されるとともに、何れか2つのバー収
    納凹所に接続端子が配設されて成ることを特徴とする回
    路遮断器。
  2. 【請求項2】 各接続端子が々導電バーの幅方向から
    差込み接続された状態で、各導電バーを介して幅方向に
    対向する一対の回路遮断器の保護部同士を当接させて成
    ることを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  3. 【請求項3】 保護部における各切溝の導電バーが挿入
    される側の先端部分に、外側に拡開するテーパが形成さ
    れて成ることを特徴とする請求項1又は2記載の回路遮
    断器。
  4. 【請求項4】 3本の導電バーと、これら3本のうちの
    何れか2本の導電バーに接続端子が差込み接続されると
    ともに各導電バーがバー収納凹所に隔離収納され且つ導
    電バーの幅方向両側に1乃至複数並設される請求項1〜
    3の何れかに記載の回路遮断器とを備えたことを特徴と
    する分電盤。
  5. 【請求項5】 一面が開口する箱体と、箱体内に配設さ
    れる主幹開閉器と、主幹開閉器に電気的に接続される3
    本の導電バーと、3本の導電バーのうちの何れか2本に
    接続端子が差込み接続され、各々の分岐回路を表示する
    表示部が保護部に設けられて成る請求項1〜4の何れか
    に記載の1乃至複数の回路遮断器と、主幹開閉器及び回
    路遮断器のハンドルを突出させる窓孔を有して箱体の開
    口を塞ぐ蓋体とを備えたことを特徴とする分電盤。
  6. 【請求項6】 蓋体の窓孔は、少なくとも各回路遮断器
    の保護部に設けられた表示部を露出させて成ることを特
    徴とする請求項5記載の分電盤
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