JP4562545B2 - プラグインアダプタ - Google Patents

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Description

本発明は、ネジ式ブレーカをプラグインブレーカに変換するためのプラグインアダプタに関するものである。
従来、ネジ式ブレーカをプラグインブレーカに変換するプラグインアダプタは、プラグ端子ユニット部とネジ式ブレーカに取り付けただけであり、機器取付板への取り付けは、ネジ式ブレーカの後端下方に設けた係止孔に、機器取付板に設けた弾性金属よりなる引っ掛け爪をその弾性を利用して係止して取り付けるものであった。しかし、このようなものは取付部の機器取付板への取り付けは、プラグイン端子を主幹バーに嵌め込みながら行うので、アダプタ付ブレーカの後端側を機器取付板の上方から押圧するように行うこととなり、プラグイン端子を主幹バーに対して斜め上方からこじるように嵌合することとなる。このためプラグイン端子に無理な荷重がかかり変形して接続不良をおこす虞があり、また、弾性を利用した引っ掛け爪での機器取付板への取付は衝撃が加わったときに引っ掛け爪が取り外し方向に撓み外れやすいといった問題がある。
また、ネジ式ブレーカ下部にスライド取付部材を取り付け、機器取付板への取り付けを主幹バーに向けてスライドさせる方式により行い、プラグイン端子に無理な荷重がかからないものとしたものもある(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、これは、プラグ端子ユニット部とスライド取付部材を別異なものとしており、スライド取付部材の機器取付板への取付固定は、スライド取付部材の下面に設けた係止爪を機器取付板に設けた長孔にスライド方式にて係止させており、スライド取付部材とネジ式ブレーカは、ネジ式ブレーカの前端下方に設けた取付部にスライド取付部材の前端に設けた弾性変形可能な金属製引っ掛け爪を係止して取り付けているため、衝撃が加わったときに、スライド取付部材の引っ掛け爪がネジ式ブレーカの取付部から外れやすいといった問題がやはり残されていた。これを解決するため金属製引っ掛け爪の弾性を強固とすると取り付け、取り外しが面倒であるという問題がある。
特許第3382115号公報(図6、図7)
本発明は前記のような問題点を解決して、機器取付板への取付を主幹バーの方向にスライドさせる方式により行うことができるうえ、機器取付板への取り付け、取り外しが容易で衝撃で外れることのない、ネジ式ブレーカをプラグインブレーカに変換するためのプラグインアダプタを提供することである。
本発明のプラグインアダプタは、ネジ式ブレーカをプラグインブレーカに変換するアダプタであって、盤面に対して垂直方向に段積みした主幹バーに盤面に対して水平方向から接続できるプラグイン端子にネジ式ブレーカのネジ端子を変換するプラグ端子ユニット部と、盤面に添って取り付けた機器取付板に、ネジ式ブレーカを搭載し、前記主幹バーに対して進退自在に水平に移動して着脱できるスライド規制取付板部とを一体に形成したことを特徴とするものを請求項1に係る発明とする。そして、この請求項1に係る発明において、スライド規制取付板部の取付板本体に付与した弾性により、該取付板本体の後端に設けた係止爪をネジ式ブレーカの後面に設けた係止凹部に係止させてネジ式ブレーカをスライド規制取付板部に搭載したものを請求項2に係る発明とする。
また、前記請求項1に係る発明において、スライド規制取付板部とプラグ端子ユニット部とを分離可能としたものを請求項3に係る発明とし、また、前記請求項1又は2に係る発明において、スライド規制取付板部に機器取付板との抜け止め用係止部を一体に形成し、該抜け止め用係止部は上方に撓み可能に機器取付板の係止孔に係合させた係止構造としたものを請求項4に係る発明とする。さらに、前記請求項1、2又は4に係る発明において、プラグ端子ユニット部のプラグイン端子金具を180度回動させることにより相切り替え可能とし、該相切り替えによる相や電圧の表示を180度回動させたプラグイン端子金具に設けるとともに切り替え規制のための端子カバーを透明にしたものを請求項5に係る発明とする。
請求項1に係る発明は、盤面に対して垂直方向に段積みした主幹バーに盤面に対して水平方向から接続できるプラグイン端子にネジ式ブレーカのネジ端子を変換するプラグ端子ユニット部と、盤面に添って取り付けた機器取付板に、ネジ式ブレーカを搭載し、前記主幹バーに対して進退自在に水平に移動して着脱できるスライド規制取付板部とを一体に形成したものであるから、ネジ式ブレーカをスライド規制取付板部に搭載することによりプラグ端子ユニット部も同時に装着されることとなるので取付作業が容易であり、また、一体であることにより部品点数が少なくなり在庫管理が容易なものとなるものである。
また、請求項2に係る発明は、ネジ式ブレーカにプラグ端子ユニット部を取り付け、スライド規制取付板部の取付板本体をその弾性により下方に向け湾曲するように撓ませてプラグ端子ユニット部と後端に設けた係止爪との間隔を広げてネジ式ブレーカを搭載したうえ撓みを解除することにより前後の係止爪がネジ式ブレーカの前後面に設けた係止凹部に係止するので取り付けできるものである。また、取り外しは係止爪に外側に向け力を加えると取付板本体がその弾性により下方に向け湾曲して撓み係止凹部への係止が解除され、ネジ式ブレーカを取り外すことができるので着脱が容易である。また、機器取付板へ取り付けた後は機器取付板の上面にスライド規制取付板部の下面が当接して規制されるのでスライド規制取付板部がブレーカの取り外し方向に撓むことが無くブレーカが外れることの無いものである。
また、請求項3に係る発明は、スライド規制取付板部とプラグ端子ユニット部とを分離可能としたものであるので、プラグ端子ユニット部を取り外すことにより、スライド規制取付板部にタイマー、計測器等の機器類を取り付けて、アダプタ付ブレーカと同様に機器取付板に取り付けできるものである。なお、タイマー、計測器等は主幹ブレーカと主幹バーとを接続する導電部材の主幹バーとの接続部より電線等により電源を得る。
また、請求項4に係る発明は、スライド規制取付板部に機器取付板との抜け止め用係止部を一体に形成し、該抜け止め用係止部は上方に撓み可能に機器取付板の係止孔に係合させた係止構造としたものであるから、機器取付板への装着時に抜け止め用係止部が機器取付板の上面に位置する状態にあっては該抜け止め用係止部のみが上方に押し上げられるだけで、スライド規制取付板部を傾けることがないので水平にスライドさせてプラグ端子ユニット部の端子が主幹バーに接続完了時に抜け止め用係止部を機器取付板に係止できるものである。また、係止解除用操作片を操作することにより抜け止め用係止部が解除方向に撓み係止用孔との係止を解除するので取り外しは容易なものである。
さらに、請求項5に係る発明は、相切り替え可能であり、また、切り替えた相や電圧の表示がカバーを介して視認できるものである。
次に、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づき説明する。
〔第1の実施形態〕
先ず、第1の実施形態を図1〜図17に示す協約型のスリム規格の2P用のネジ式ブレーカをプラグインブレーカに変換するプラグインアダプタにより説明する。
1はネジ式ブレーカ2をプラグインブレーカに変換するアダプタである。このアダプタ1は、ネジ式ブレーカ2のネジ端子21、21を図17に示す分電盤の盤面に対して垂直方向に段積みした主幹バー3に盤面に対して水平方向から接続できるプラグイン端子に変換するプラグ端子ユニット部11と、ネジ式ブレーカ2を搭載して盤面に添って取り付ける、図7、図8に示すような機器取付板4に前記主幹バー3に対して進退自在に水平に移動して着脱できるスライド規制取付板部12とを一体に形成したものである。
このように、プラグ端子ユニット部11とスライド規制取付板部12とを一体としたものであるから、スライド規制取付板部12に2P用のネジ式ブレーカ2を搭載することによりプラグ端子ユニット部11も図2に示すように同時にネジ式ブレーカ2に装着されることとなり、プラグ端子ユニット部11部分のみを2P用のネジ式ブレーカ2に取付保持するための手段が不要で部品点数が少なくなり在庫管理が容易なものである。
また、前記プラグ端子ユニット部11は、その下方の後端をスライド規制取付板部12の前端に肉薄連結部11aを介して分離可能として一体に立設したプラグホルダー111に2個のプラグイン端子金具112、112を保持させたものであるから、該プラグ端子ユニット部11を図5に示すように分離することにより、スライド規制取付板部12にタイマー、計測器等の機器類の取付部材として使用して計測器等を機器取付板4に取り付けできるものである。タイマー、計測器等は主幹ブレーカと主幹バー3とを接続する導電部材8の主幹バー3との接続部より電線等により電源を得る。なお、前記2個のプラグイン端子金具112、112はスライド規制取付板部12に装着する2P用のネジ式ブレーカ2の電源側となるネジ端子21、21と電気的に接続する手段を設けている。すなわち、図6に示すようにプラグホルダー111を上下に分割できるものとして分割端面間の後方側に2個のネジ端子21、21に対応した接続金具113、113を挟み込み、また、プラグイン端子金具112を取り付けるための分割端面間の前側に軸孔部を形成したプラグイン端子金具取付部材114が180度回動できるように軸支して相切り替えできるものとして、前記接続金具113の基端に形成した垂直片部113aとプラグイン端子金具112が電線等で電気的に接続されており、プラグイン端子金具112が180度回動しても接続できるように組込んでいる。
また、前記スライド規制取付板部12は、適度な強度と弾性を備えた合成樹脂材よりなる薄板状の取付板本体121の前後端の上方に係止爪122、123を設けてある。これにより、薄板状の取付板本体121をその弾性により下方に向け湾曲するように撓ませると前後の係止爪122、123の間が開拡するので、図4に示すように前記ネジ式ブレーカ2を取付板本体121に上方から挿入できる状態となるので該取付板本体121に載置した後にて撓みを解除することにより、前後の係止爪122、123がネジ式ブレーカ2の前後端面下方に設けた係止凹部22、22に係合して、取付板本体121に付与した弾性によりネジ式ブレーカ2を取り付けることができる。このように取付板本体121に付与した弾性によりネジ式ブレーカ2を取り付けたものであるから前後の係止爪122、123自体に弾性を持たせることを不要とするものである。なお、適度な強度と弾性を備えた合成樹脂材としては、ポリフェニレンエーテル樹脂が好ましいが、これに限定されることなくポリアミド樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリエチレン樹脂等であってもよい。さらに、撓み易くするため薄板状の取付板本体121に抜け孔124を設けることがより好ましい。
ネジ式ブレーカ2を搭載したスライド規制取付板部12の機器取付板4への取り付けは、スライド規制取付板部12の薄板状の取付板本体121の下面に突設した前後の左右の取付突起125、125を機器取付板4に設けた平行に隣り合う取付孔41、41の主幹バー3に向かって後方の拡大孔部41a、41aから挿入して前方にスライドさせて前方の小径孔部41b、41bの孔縁に形成したレール部42、42に該取付突起125、125に内向きに設けた鉤部125a、125aを係止させることにより行う。また、スライド規制取付板部12の後方へのスライド規制はスライド規制取付板部12の後端に一体に形成した抜け止め用係止部126を機器取付板4に設けた係止孔43の後方孔縁43aに該抜け止め用係止部126に付与した撓みを利用して係合するので、ネジ式ブレーカ2を搭載したスライド規制取付板部12を盤面に添って取り付けた機器取付板4に前記主幹バー3に対して進退自在に水平に移動して着脱できるものである。
なお、前記抜け止め用係止部126は、図9、図10、図11に示すようにスライド規制取付板部12の後端に連設した張出部127に上下方向に貫通させた枠孔部128の後部孔辺128aに連結部129により撓み可能に一体に連設した操作片126aの前方に連設した平板部126bの先端下方に鉤部126c付の係止片126dを設けたものとしている。そして、スライド規制取付板部12が前方にスライドさせる前である係止片126dの鉤部126cが前記機器取付板4に設けた係止孔43に係合しない機器取付板4の上面に位置する状態にあっては、図9に示すように操作片126aと後枠板部128aとの間の連結部129の撓みにより抜け止め用係止部126のみを上方に押し上げるだけであるから、2P用のネジ式ブレーカ2を装着したスライド規制取付板部12が傾くことなく水平にスライドさせてプラグ端子ユニット部11を主幹バー3に装着できるものである。
また、ネジ式ブレーカ2を装着したアダプタ1を機器取付板4から取り外すには、前記操作片126aの上端を後側に押圧すれば図10に示すよう係止片126dの鉤部126cが前記機器取付板4に設けた係止孔43から外れるので、ネジ式ブレーカ2を装着したアダプタ1を後方にスライドさせれば、プラグ端子ユニット部11が主幹バー3から外れるとともに、取付板本体121の下面に突設した前後の左右の取付突起125、125の鉤部125a、125aがレール部42、42との係合が解かれるとともに取付突起125、125を上方に抜け出すことのできる取付孔41、41の後方の拡大孔部41a、41aに位置するので機器取付板4から容易に取り外しできるものである。
前記プラグ端子ユニット部11は、プラグホルダー111に保持させた2個のプラグイン端子金具取付部材114に取り付けたプラグイン端子金具112の一方のプラグイン端子金具112aを上下にL1相、N相、L2相と絶縁を確保して段積した主幹バー3、3、3のうちN相とL1相、L2相のどちらか一方と相切り替えできる構成とし、他方のプラグイン端子金具112bを、L1相とL2相に相切り替え可能と構成して、100V及び200Vの配線と相バランスのとれた配線を行うことができるものとしている。
そして、相切り替え可能としたプラグ端子金具112に相や電圧の表示を設けている。すなわち、電圧表示としては、図14に示すものは100V配線の場合には一方のプラグイン端子金具112aを中央のN相と、他方のプラグイン端子金具112bをL1相、L2相のどちらかに接続するように切り替えて、一方のプラグイン端子金具112aが上方から見える位置を無表示としてこの無表示であることを視認して100V配線を確認する手段とし、200V配線の場合には一方のプラグイン端子金具112aをN相からL1相、L2相のどちらか一方に接続して該一方のプラグイン端子金具112aが上方から見える位置に200V表示をするものとしている。なお、電圧表示の変わりに相表示してもよいことは勿論である。また、前記プラグイン端子金具112の相切り替え可能とする手段は、図12、図13に示すようにプラグ端子金具112をプラグホルダー111に対して上下方向に180度回動できるように取り付けたものである。
5はプラグホルダー111の上端両側にヒンジ接続して該ヒンジを支点にプラグホルダー111の前面を開閉する端子カバーである。この端子カバー5は前記切り替え表示が視覚により認識できる透明なポリカーボネイト樹脂よりなるものとしている。そして、該端子カバー5は前面板51と両側板部52、52と中央隔壁板部53に前記L1相、N相、L2相の主幹バー3、3、3が介入して前記相切り替え可能としたプラグイン端子金具112が臨む切込み孔5aを上下に3個を設けていることは勿論、前記相切り替え可能としたプラグイン端子金具112とプラグイン端子金具取付部材114が回動することなく切り替え位置に固定するためにプラグイン端子金具112の両側に当接する回動規制用突起5b及びプラグイン端子金具取付部材114に当接する回動規制用突起5cを図15に示すように両側板部52、52と中央隔壁板部53に設けている。なお、この端子カバー5は開状時においてプラグイン端子金具112の相切り替えを行うものであるから、開状時に端子カバー5が自重により閉じることのないように開状保持手段を設けてある。また、この実施形態にあっては端子カバー5をヒンジにより開閉するものであるが、着脱できるものとしてもよい。
さらに、前記プラグ端子ユニット部11のプラグホルダー111の上部両側後方に切り取り自在とした側隔壁111aを設け、該側隔壁111aを搭載したネジ式ブレーカ2の上部の切欠部2aに嵌合する形状としてネジ式ブレーカ2の端子部の絶縁を向上させるものとしている。なお、側隔壁111aは前記したとおり、切り取り自在としたものであるので、該側隔壁111aが嵌合できない形状のネジ式ブレーカ2を搭載した場合には図16に示すように側隔壁111aを切り取ることにより対応できるものである。
〔第2の実施形態〕
次に、第2の実施形態を図18から図22に示す3P用のネジ式ブレーカをプラグインブレーカに変換するプラグインアダプタにより説明する。
図18において、1は協約型の3P用のネジ式ブレーカ2をプラグインブレーカに変換するアダプタである。このアダプタ1は、図18に示す分電盤の盤面に対して垂直方向に段積みした主幹バー3に盤面に対して水平方向から接続できるプラグイン端子にネジ式ブレーカ2のネジ端子を変換するプラグ端子ユニット部11と、盤面に添って取り付けた機器取付板4にネジ式ブレーカ2を搭載し、前記主幹バー3に対して進退自在に水平に移動して着脱できるスライド規制取付板部12とを一体に形成したものである。このようにプラグ端子ユニット部11とスライド規制取付板部12とを一体としたものであるから、スライド規制取付板部12に3P用のネジ式ブレーカ2を搭載することによりプラグ端子ユニット部11も自動的にネジ式ブレーカ2aに装着されることとなり、プラグ端子ユニット部11部分のみを3P用のネジ式ブレーカ2に取付保持するための手段が不要で部品点数が少なくなり在庫管理が容易なものである。また、前記第1の実施形態と同様に、スライド規制取付板部12とプラグ端子ユニット部11とを分離可能とすれば、プラグ端子ユニット部11を取り外すことにより、スライド規制取付板部12にタイマー、計測器等の機器類を取り付けて、機器取付板4に取り付けできるものである。
前記プラグ端子ユニット部11には3P用のネジ式ブレーカ2の3極の電源側のネジ端子に対応する3個のプラグイン端子金具112、112、112がそれぞれL1相、N相、L2相の3本の主幹カバーの何れか一本と装着できるように図19に示すように設けられている。なお、3個のプラグイン端子金具112、112、112は3P用のネジ式ブレーカ2の電源側となる3極のネジ端子と電気的に接続する手段を設けていることは勿論である。
また、前記スライド規制取付板部12は、適度な強度と弾性を備えた合成樹脂材よりなる3P用のネジ式ブレーカ2と同幅とした薄板状の取付板本体121の前後端に前記第1の実施形態と同様の係止爪122、123を設けたものである。そして、前記第1の実施形態と同様に、薄板状の取付板本体121をその弾性により下方に向け湾曲するように撓ませて前後の係止爪122、123の間を開拡させて、ネジ式ブレーカ2を取付板本体121に上方から挿入して該取付板本体121に載置した後に撓みを解除して前後の係止爪122、123がネジ式ブレーカ2の前後端面下方に設けた係止凹部22、22に係合して、取付板本体121に付与した弾性によりネジ式ブレーカを取り付けるものである。
スライド規制取付板部12の機器取付板4への取り付けは、スライド規制取付板部12の薄板状の取付板本体121の下面に突設した前後の左右の取付突起125、125を機器取付板4に設けた横方向に平行させて多数配設した取付孔41のうち所要の間隔をおいた、すなわち左右の取付突起125、125が対応する2個の取付孔41の後方の拡大孔部41a、41aから挿入して前方にスライドさせて前方の小径孔部41b、41bの孔縁に形成したレール部42、42に該取付突起125、125に内向きに設けた鉤部125a、125aを係止させて行う。また、スライド規制取付板部12の後方へのスライド規制はスライド規制取付板部12の後端に一体に形成した抜け止め用係止部126を機器取付板4に設けた係止孔43の後方孔縁43aに該抜け止め用係止部126に付与した撓みを利用して係合している。
前記抜け止め用係止部126は、ネジ式ブレーカ2と同幅とした幅広なスライド規制取付板部12の後端に連設した幅広な張出部127に前記第1の実施形態で説明した図9、図10、図11に示すものと同様に貫通させた枠孔部128の後部孔辺128aに撓み可能に一体に連設した操作片126aの前方に連設した平板部126bの先端下方に鉤部126c付の係止片126dを設けたものとしており、その作用も同じである。なお、この抜け止め用係止部126は3P用のネジ式ブレーカ2の負荷の3極の端子部間の絶縁隔壁が臨む箇所に設けることが絶縁上好ましい。
また、前記幅広な張出部127にドライバー挿通孔130を設けたものとするとともに、機器取付板4にドライバー先端係止孔44を設けたものとすると、3P用のネジ式ブレーカ2を搭載したアダプタ1を主幹バー3への装着する際に、スライド規制取付板部12を機器取付板4上面に載置して抜け止め用係止部126のみが弾性変形して上方に移動している状態で、ドライバー挿通孔130にドライバー7を挿通し、ドライバー7の先端を機器取付板4に設けたドライバー先端係止孔44に係合させて、該ドライバー7を取付方向である主幹バー側に向けて倒すとドライバー7の軸部がドライバー挿通孔130の主幹バー側の孔縁に当接して、ネジ式ブレーカ2を搭載したアダプタ1を主幹バー側に移動してプラグ端子ユニット部11が主幹バーに装着される。このときに同時に前記取付突起125、125に内向きに設けた鉤部125a、125aがレール部42、42に係止したうえ、抜け止め用係止部126が機器取付板4に設けた係止孔43の後方孔縁43aに係止するものである。
また、ネジ式ブレーカ2を搭載したアダプタ1を機器取付板4から取り外す時には、ドライバー7をドライバー挿通孔130に挿通し、ドライバー7の先端を機器取付板4に設けたドライバー先端係止孔44に係合させて、該ドライバー7を主幹バー側と反対方向に向けて倒すと、ドライバー7の軸部がドライバー挿通孔130の主幹バー側とは反対側の孔縁に当接して、ネジ式ブレーカ2を搭載したアダプタ1を主幹バー側から水平方向に引き外すことができる。この場合には同時に抜け止め用係止部126の機器取付板4に対する係止を解除することは勿論である。
また、図20に示すようにドライバー挿通孔130を前記抜け止め用係止部126すなわち平板部126bにドライバー挿通孔130を設けたものとすると、3P用のネジ式ブレーカ2を搭載したアダプタ1を主幹バーへの装着する際に、スライド規制取付板部12を機器取付板4上面に載置して抜け止め用係止部126のみが弾性変形して上方に移動している状態でドライバー挿通孔130にドライバー7を挿通し、ドライバー7の先端を機器取付板4に設けたドライバー先端係止孔44に係合させて、該ドライバー7を図21に示す状態から取付方向である主幹バー側に向けて倒すと、ネジ式ブレーカ2を搭載したアダプタ1が主幹バー側に移動してプラグ端子ユニット部11が主幹バーに装着されるとともに前記取付突起125、125に内向きに設けた鉤部125a、125aがレール部42、42に係止したうえ、抜け止め用係止部126が機器取付板4に設けた係止孔43の後方孔縁43aに係止して上下及び水平方向の移動を規制されて図22に示すように取り付けられることとなる。
また、ネジ式ブレーカ2を搭載したアダプタ1を機器取付板4に取り外す時には、ドライバー7をドライバー挿通孔130に挿通し、ドライバー7の先端を機器取付板4に設けたドライバー先端係止孔44に係合させて、該ドライバー7を主幹バー側と反対方向に向けて倒すと、抜け止め用係止部126が上方に移動して機器取付板4に設けた係止孔43の後方孔縁43aとの係止を解除するとともに、ネジ式ブレーカ2を搭載したアダプタ1が機器取付板4の後方側に移動してプラグ端子ユニット部11が主幹バーからはずれたうえ取付突起125、125に内向きに設けた鉤部125a、125aのレール部42、42への係止が解除されるのでネジ式ブレーカ2を搭載したアダプタ1が機器取付板4から取り外すことができる。
このようにドライバー7をもって、3P用のネジ式ブレーカ2を搭載したアダプタ1を機器取付板4に着脱できる構成とすると、挟持力の強い3Pサイズのプラグ端子ユニット部11と主幹バー3との着脱作業が容易となるものである。
第1の実施形態のアダプタとネジ式ブレーカを示す斜視図。 第1の実施形態のネジ式ブレーカをアダプタに搭載した状態を示す斜視図。 第1の実施形態のネジ式ブレーカをアダプタに搭載した状態を示す下方側からの斜視図。 第1の実施形態のネジ式ブレーカをアダプタに搭載する過程を示す斜視図。 第1の実施形態のアダプタのスライド規制取付板部とプラグ端子ユニット部とを分離した状態を示す斜視図。 第1の実施形態のアダプタを示す分解斜視図。 第1の実施形態のスライド規制取付板部を機器取付板に取り付ける前の状態を示す斜視図。 第1の実施形態のスライド規制取付板部を機器取付板に取り付けた状態を示す斜視図。 抜け止め用係止部が機器取付板の係止孔に係止する前の状態を示す概略側断面図。 抜け止め用係止部が機器取付板の係止孔に係止した状態を示す概略側断面図。 抜け止め用係止部が機器取付板の係止孔との係止を解除する状態を示す概略側断面図。 カバーを開状態とした状態を示す斜視図。 カバーを開状態として相切り替え状態を説明する斜視図。 電圧表示を示す図であり、(A)は100V配線状態、(B)は200V配線状態を示す平面図。 カバーを示す斜視図。 側隔壁を切り取って種々のネジ式ブレーカに対応できる状態を示す斜視図。 分電盤に使用した状態を示す斜視図。 第2の実施形態を示す斜視図。 第2の実施形態を示す正面図。 第2の実施形態の他例を示す斜視図。 第2の実施形態の他例を分電盤に取り付ける過程を示す斜視図。 第2の実施形態の他例を分電盤に取り外す過程を示す斜視図。
符号の説明
1 アダプタ
11 プラグ端子ユニット部
112 プラグイン端子金具
12 スライド規制取付板部
126 抜け止め用係止部
2 ネジ式ブレーカ
3 主幹バー
4 機器取付板

Claims (5)

  1. ネジ式ブレーカをプラグインブレーカに変換するアダプタであって、盤面に対して垂直方向に段積みした主幹バーに盤面に対して水平方向から接続できるネジ式ブレーカのネジ端子をプラグイン端子に変換するプラグ端子ユニット部と、盤面に添って取り付けた機器取付板にネジ式ブレーカを搭載し、前記主幹バーに対して進退自在に水平に移動して着脱できるスライド規制取付板部とを一体に形成したことを特徴とするプラグインアダプタ。
  2. スライド規制取付板部の取付板本体に付与した弾性により、該取付板本体の後端に設けた係止爪をネジ式ブレーカの後面に設けた係止凹部に係止させてネジ式ブレーカをスライド規制取付板部に搭載した請求項1に記載のプラグインアダプタ。
  3. スライド規制取付板部とプラグ端子ユニット部とを分離可能とした請求項1に記載のプラグインアダプタ。
  4. スライド規制取付板部に機器取付板との抜け止め用係止部を一体に形成し、該抜け止め用係止部は上方に撓み可能に機器取付板の係止孔に係合させた係止構造とした請求項1又2のいずれかに記載のプラグインアダプタ。
  5. プラグ端子ユニット部のプラグイン端子金具を180度回動させることにより相切り替え可能とし、該相切り替えによる相や電圧の表示を180度回動させたプラグイン端子金具に設けるとともに切り替え規制のための端子カバーを透明にした請求項1、2又4のいずれかに記載のプラグインアダプタ。
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