JPH10248024A - 映像輝度信号の階調補正装置 - Google Patents

映像輝度信号の階調補正装置

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JPH10248024A
JPH10248024A JP9051328A JP5132897A JPH10248024A JP H10248024 A JPH10248024 A JP H10248024A JP 9051328 A JP9051328 A JP 9051328A JP 5132897 A JP5132897 A JP 5132897A JP H10248024 A JPH10248024 A JP H10248024A
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Atsuhisa Kageyama
敦久 影山
Masahiro Takeshima
正弘 竹島
Hiroko Sugimoto
浩子 杉本
Minoru Kawabata
稔 川端
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、映像輝度信号の階調補正は映像の黒レ
ベルを検出することで行っていた。この方法では、映像
の白い部分や全体の階調性を改善することができなかっ
た。 【解決手段】 映像輝度信号を入力とし、その有効映像
期間中の最小値と最大値の両方を検出し、その最大値と
最小値の差から入力輝度信号の階調を補正する係数を決
定し、その係数を入力映像輝度信号に作用させること
で、出力輝度信号を得、階調補正を行うように構成した
ものである。これにより、映像輝度信号の明るい部分
や、明るい部分から暗い部分まで全体的な階調補正を行
うことが可能となり、より効果的な階調補正効果を得る
ことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像機器における
映像輝度信号の階調性の制御(国際特許分類H04N5
/16)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像輝度信号の階調補正装置は、
特開平4−265075公報に記載されたものが知られ
ている。
【0003】図20は従来の映像輝度信号の階調補正装
置のブロック図を示すものである。図20において10
1は入力映像輝度信号、102は平均画像レベル(平均
輝度レベル)、103は出力映像輝度信号、104は黒
伸長アンプ、105は黒伸長レベルコントロール回路、
106は黒検出回路、107はゲインコントロールアン
プ、108は黒−ペデスタル比較回路、109は黒ピー
クホールド回路、110は平均画像レベル検出回路であ
る。
【0004】以上のように構成された従来の映像輝度信
号の階調補正装置について、以下その動作について説明
する。
【0005】まず、黒検出回路106により入力映像輝
度信号の黒レベル(本発明の最小値に相当する)が検出
される。この黒レベルがペデスタルレベルより大きけれ
ば、ゲインコントロールアンプ107のゲインが上がり
黒伸長レベルコントロール回路105で黒伸長アンプ1
04のゲインが上げられ、映像の比較的暗い部分の階調
を黒方向に伸長する事で階調を補正する。階調補正され
た出力映像輝度信号103の黒レベルは黒ピークホール
ド回路109で検出され、黒−ペデスタル比較回路10
8で比較し、補正結果がペデスタル以下にならないよう
にゲインコントロールアンプのゲインを調整するととも
に、平均画像レベル検出回路110により、平均輝度レ
ベルに応じて黒伸長アンプのゲインをコントロールする
ことで、より最適な黒レベルの階調補正を実現するよう
構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この映像輝度信号の階
調補正装置においては、映像輝度信号の黒レベル(最小
値)のみを検出し、映像輝度信号の暗い部分の階調性の
みを補正するために、映像輝度信号の明るい部分や、全
体的なコントラストを向上させることができないという
問題点を有しており、この問題に対する改善が要求され
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、映像輝度信号を入力とし、その有効映像期
間中の最小値と最大値の両方を検出し、その最大値と最
小値の差から入力輝度信号の階調を補正する係数を決定
し、その係数を入力映像輝度信号に作用させることで、
出力輝度信号を得、階調補正を行うように構成したもの
である。
【0008】これにより、映像輝度信号の明るい部分
や、明るい部分から暗い部分まで全体的な階調補正を行
うことが可能となり、より効果的な階調補正効果を得る
ことが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、映像輝度信号を入力とし、その有効映像期間中の最
小値と最大値を検出し、その最大値と最小値の差から入
力輝度信号の階調を補正する係数を決定し、その係数を
入力映像輝度信号に作用させることで、出力輝度信号を
得、階調補正を行うように構成した映像輝度信号の階調
補正装置としたものであり、映像輝度信号の最小値と最
大値を検出し、最小値を出力映像輝度信号の最黒レベ
ル、また、最大値を出力映像輝度信号の最白レベルに割
り当てることで出力輝度信号のダイナミックレンジを効
果的に拡大し、コントラストを改善するという作用を有
する。
【0010】請求項2に記載の発明は、映像輝度信号の
最小値と最大値を検出する窓を発生するサンプル窓発生
回路と、サンプル窓の中で最小値を検出する最小値検出
回路と、サンプル窓の中で最大値を検出する最大値検出
回路と、最大値から最小値を減算する第1の減算回路
と、この減算結果を分母にし、分子に予め定められた一
定値を入力とした除算回路と、入力輝度信号から最小値
を減算する第2の減算回路と、この減算結果の負の値を
ゼロにリミットする負側リミット回路と、このリミット
回路の出力に除算回路の出力を乗算する乗算回路と、こ
の乗算結果がオーバーフローしないようにするリミット
回路を設けた映像輝度信号の階調補正装置としたもので
あり、映像輝度信号の最小値と最大値を検出し、最小値
を出力映像輝度信号の最黒レベル、また、最大値を出力
映像輝度信号の最白レベルに割り当て、この間の階調補
正係数を、第1の減算回路と除算回路によって求め、乗
算回路によって出力輝度信号のダイナミックレンジを効
果的に補正拡大し、コントラストを改善するという作用
を有する。この際ダイナミックレンジを越えないよう
に、第2の減算回路と負側リミット回路とリミット回路
によって制限することが可能という作用も有する。
【0011】請求項3に記載の発明は、最小値を検出し
た値に、垂直映像信号周期の平滑フィルターを設け、こ
のフィルターの出力を新たな最小値として取り扱うよう
にすることで、補正処理の安定化を図ったことを特徴と
する請求項1記載の映像輝度信号の階調補正装置とした
ものであり、最小値を平滑フィルターに通すことで、階
調補正処理を安定化するという作用を有する。
【0012】請求項4に記載の発明は、最大値を検出し
た値に、垂直映像信号周期の平滑フィルターを設け、こ
のフィルターの出力を新たな最大値として取り扱うよう
にすることで、補正処理の安定化を図ったことを特徴と
する請求項1記載の映像輝度信号の階調補正装置とした
ものであり、最大値を平滑フィルターに通すことで、階
調補正処理を安定化するという作用を有する。
【0013】請求項5に記載の発明は、最小値を検出し
た値に、一定値を加減算する加減算回路を設け、この加
減算回路の出力を新たな最小値として取り扱うようにす
ることで、階調補正の効果量を調整できるようにしたこ
とを特徴とする請求項1記載の映像輝度信号の階調補正
装置としたものであり、検出された最小値に一定値を加
減算することで映像輝度信号の黒側の補正効果を調整す
ることができるという作用を有する。
【0014】請求項6に記載の発明は、最大値を検出し
た値に、一定値を加減算する加減算回路を設け、この加
減算回路の出力を新たな最大値として取り扱うようにす
ることで、階調補正の効果量を調整できるようにしたこ
とを特徴とする請求項1記載の映像輝度信号の階調補正
装置としたものであり、検出された最大値に一定値を加
減算することで映像輝度信号の白側の補正効果を調整す
ることができるという作用を有する。
【0015】請求項7に記載の発明は、入力映像輝度信
号の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出回路
を設け、この平均輝度レベルで、請求項5記載の一定値
を変化させるための加減算回路を設け、平均輝度レベル
に応じて階調補正の効果を調整することを特徴とする請
求項5記載の映像輝度信号の階調補正装置としたもので
あり、入力映像輝度信号の平均輝度レベルにより黒側の
階調補正効果を映像の平均輝度レベルに応じてさらに調
整することができるという作用を有する。
【0016】請求項8に記載の発明は、入力映像輝度信
号の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出回路
を設け、この平均輝度レベルで、請求項6記載の一定値
を変化させるための加減算回路を設け、平均輝度レベル
に応じて階調補正の効果を調整することを特徴とする請
求項6記載の映像輝度信号の階調補正装置としたもので
あり、入力映像輝度信号の平均輝度レベルにより白側の
階調補正効果を映像の平均輝度レベルに応じてさらに調
整することができるという作用を有する。
【0017】請求項9に記載の発明は、最小値を検出し
た値に、この値と予め設定するリミット値を入力とし、
そのうちの小さいほうの値を新たな最小値としとして出
力する最小値選択回路を設けることで階調補正の効果を
制限することを特徴とする請求項1記載の映像輝度信号
の階調補正装置としたものであり、検出された最小値に
対して、その値がある値以上にならないように制限する
ことで、階調の伸びすぎを防止し、より自然な階調補正
を行うことができるという作用を有する。
【0018】請求項10に記載の発明は、最大値を検出
した値に、この値と予め設定するリミット値を入力と
し、そのうちの大きいほうの値を新たな最大値としとし
て出力する最大値選択回路を設けることで階調補正の効
果を制限することを特徴とする請求項1記載の映像輝度
信号の階調補正装置としたものであり、検出された最大
値に対して、その値がある値以下にならないように制限
することで、階調の伸びすぎを防止し、より自然な階調
補正を行うことができるという作用を有する。
【0019】請求項11に記載の発明は、入力映像輝度
信号の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出回
路を設け、この平均輝度レベルで、請求項9記載のリミ
ット値を変化させるための加減算回路を設け、平均輝度
レベルに応じて最小値のリミットレベルを変化させるこ
とで階調補正の効果を調整することを特徴とする請求項
9記載の映像輝度信号の階調補正装置としたものであ
り、入力映像輝度信号の平均輝度レベルにより、検出さ
れた最小値に対して、その値がある値以上にならないよ
うに制限する制限値を補正することで、入力映像輝度信
号の平均輝度レベルに応じて階調の伸びすぎを防止し、
より自然な階調補正を行うことができるという作用を有
する。
【0020】請求項12に記載の発明は、入力映像輝度
信号の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出回
路を設け、この平均輝度レベルで、請求項10記載のリ
ミット値を変化させるための加減算回路を設け、平均輝
度レベルに応じて最大値のリミットレベルを変化させる
ことで階調補正の効果を調整することを特徴とする請求
項10記載の映像輝度信号の階調補正装置としたもので
あり、入力映像輝度信号の平均輝度レベルにより、検出
された最大値に対して、その値がある値以下にならない
ように制限する制限値を補正することで、入力映像輝度
信号の平均輝度レベルに応じて階調の伸びすぎを防止
し、より自然な階調補正を行うことができるという作用
を有する。
【0021】請求項13に記載の発明は、補正係数決定
回路により、決定された補正係数と予め設定されるリミ
ット値を入力とし、補正係数をリミット値以下に制限す
ることで階調補正の効果を制限することを特徴とする請
求項1記載の映像輝度信号の階調補正装置としたもので
あり、決定された補正係数の値が大きい時に階調性を伸
張する量が大きいとしたときに、その補正係数をリミッ
ト値により制限することで補正効果を制限し、より自然
な階調補正を行うことができるという作用を有する。
【0022】請求項14に記載の発明は、入力映像輝度
信号の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出回
路を設け、この平均輝度レベルで、請求項13記載のリ
ミット値を変化させるための加減算回路を設け、平均輝
度レベルに応じてリミット回路のリミットレベルを変化
させることで階調補正の効果を調整することを特徴とす
る請求項13記載の映像輝度信号の階調補正装置とした
ものであり、決定された補正係数の値が大きい時に階調
性を伸張する量が大きいとしたときに、その補正係数を
入力映像輝度信号の平均輝度レベルに応じてリミット値
により制限することで、より自然な階調補正を行うこと
ができるという作用を有する。
【0023】請求項15に記載の発明は、入力映像輝度
信号の水平同期信号と垂直同期信号を入力とし、映像輝
度信号の最小値と最大値を検出する窓を発生するサンプ
ル窓発生回路と、サンプル窓の中で最小値を検出する最
小値検出回路と、この最小値に対して垂直映像信号周期
で平滑化をする第1の平滑フィルターと、このフィルタ
ーの出力に第1の一定値を加減算する第1の加減算回路
と、この第1の加減算回路の出力を予め設定した第1の
リミット値以下に制限する最小値選択回路と、サンプル
窓の中で最大値を検出する最大値検出回路と、この最大
値に対して垂直映像信号周期で平滑化をする第2の平滑
フィルターと、このフィルターの出力に第2の一定値を
加減算する第2の加減算回路と、この第2の加減算回路
の出力を予め設定した第2のリミット値以上に制限する
最大値選択回路と、最大値選択回路の出力から最小値選
択回路の出力を減算する第1の減算回路と、この減算結
果を分母にし、分子に予め定められた第3の一定値を入
力とした除算回路と、この除算回路の出力と予め設定し
た第3のリミット値を比較し除算回路の出力値を第3の
リミット値以下に制限する第1のリミット回路と、入力
輝度信号から最小値選択回路の出力を減算する第2の減
算回路と、この減算結果の負の値をゼロにリミットする
負側リミット回路と、この負側リミット回路の出力に第
1のリミット回路の出力を乗算する乗算回路と、この乗
算結果がオーバーフローしないようにする第2のリミッ
ト回路を設けた映像輝度信号の階調補正装置としたもの
であり、サンプル窓発生回路により、映像の任意の範囲
の最大値、最小値を検出し、平滑フィルターにより処理
を安定化でき、第1、第2の加減算回路、最大値選択回
路、最小値選択回路、第1のリミット回路によって補正
効果を調整でき、負側リミット回路、第2のリミット回
路により、ダイナミックレンジを越えることを防止する
ことができるという作用を有する。
【0024】請求項16に記載の発明は、入力映像輝度
信号のうち、サンプル窓発生回路から出力されたサンプ
ル窓内の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出
回路を設け、これによって検出した平均輝度レベルをゲ
インコントロールする第1のゲインコントロール回路
と、平均輝度レベルをゲインコントロールする第2のゲ
インコントロール回路と、平均輝度レベルをゲインコン
トロールする第3のゲインコントロール回路と、平均輝
度レベルをゲインコントロールする第4のゲインコント
ロール回路と、平均輝度レベルをゲインコントロールす
る第5のゲインコントロール回路と、第1のゲインコン
トロール回路の出力に第1の一定値を加減算し、この結
果を新たな第1の一定値に置き換えて出力する第1の加
減算回路と、第2のゲインコントロール回路の出力に第
2の一定値を加減算し、この結果を新たな第2の一定値
に置き換えて出力する第2の加減算回路と、第3のゲイ
ンコントロール回路の出力に第1のリミット値を加減算
し、この結果を新たな第1のリミット値に置き換えて出
力する第3の加減算回路と、第4のゲインコントロール
回路の出力に第2のリミット値を加減算し、この結果を
新たな第2のリミット値に置き換えて出力する第4の加
減算回路と、第5のゲインコントロール回路の出力に第
3のリミット値を加減算し、この結果を新たな第3のリ
ミット値に置き換えて出力する第5の加減算回路とを具
備し、入力映像輝度信号の平均輝度レベルに応じて、階
調補正の補正効果を制御することを特徴とした請求項1
5記載の映像輝度信号の階調補正装置としたものであ
り、入力映像輝度信号の平均輝度レベルに応じて、請求
項15に記載する各効果制御値(一定値、リミット値)
を調整することで、より自然な階調補正を行うことがで
きるという作用を有する。
【0025】請求項17に記載の発明は、映像信号のペ
デスタルレベルを検出するペデスタルレベル検出回路と
このペデスタルレベル検出結果をもとに、ペデスタルレ
ベルと入力映像輝度信号のレベルを比較する比較回路
と、この比較結果により、入力映像輝度信号がペデスタ
ルレベルより小さい時は、本階調補正を停止すること
で、同期信号へ階調補正がかかることを防止することを
特徴とする請求項2記載の映像輝度信号の階調補正装置
としたものであり、入力映像輝度信号がペデスタルレベ
ル以下のとき、つまり映像同期信号部分において、本発
明の階調補正効果をなくすことで、同期信号への影響を
なくすことができるという作用を有する。
【0026】請求項18に記載の発明は、映像信号のペ
デスタルレベルを検出するペデスタルレベル検出回路と
この検出されたペデスタルレベルを出力映像輝度信号に
加算するための加算回路を設け、階調補正前後のペデス
タルレベルを一定にすることを特徴とする請求項2記載
の映像輝度信号の階調補正装置としたものであり、入力
映像輝度信号のペデスタルレベルと出力映像輝度信号の
ペデスタルレベルを同じにすることができるという作用
を有する。
【0027】(実施の形態1)以下に本発明の請求項1
に記載された発明の形態について、図1及び図2を用い
て説明する。
【0028】図1は、本発明のブロック図、図2は本発
明の階調補正装置の入出力特性を示し、図1において、
1は最小値検出回路で入力映像輝度信号aの各フィール
ドまたはフレーム単位での最小値を検出する。2は最大
値検出回路で入力映像輝度信号aの各フィールドまたは
フレーム単位での最大値を検出する。3は減算回路で最
大値cから最小値bを減算し、輝度分布量dを出力す
る。4は補正係数決定回路で輝度分布量dから入力映像
輝度信号aの補正量である補正係数eを演算により決定
する。5は補正回路で補正係数eを入力映像輝度信号a
に作用させることで出力映像輝度信号fを得る。図2に
おいて、検出された最小値と最大値を結ぶ直線の傾きが
補正係数eである。この補正係数eを入力映像輝度信号
aに乗算することで、出力映像輝度信号fに変換し階調
補正を行うように構成されている。
【0029】(実施の形態2)つぎに、本発明の請求項
2に記載された発明の形態について、図3及び図2を用
いて説明する。
【0030】図3は、本発明のブロック図を示し、図3
において1〜3は実施の形態1と同様な構成である、6
は除算回路で輝度分布量dを分母に、分子には一定値r
を入力し補正係数eを出力する。この一定値rは、出力
映像輝度信号の最大輝度レベルに相当する。例えば、出
力映像輝度信号が8ビットである時は、256(十進
数)などを与えるものである。7はサンプル窓発生回路
で水平同期信号kと垂直同期信号lを入力とし、カウン
ター回路により、最大値、最小値を検出したい所望のサ
ンプリング窓gを発生することができる。8は第2の減
算回路で入力映像輝度信号aから最小値bを減算し、減
算映像輝度信号hを出力する。9は第2の減算回路で得
られた減算映像輝度信号hの不の部分つまり入力映像輝
度信号aの最小値b以下の部分をゼロにリミットし、補
正映像輝度信号iを出力する。10は乗算回路で補正映
像輝度信号iに補正係数eを乗算し、乗算映像輝度信号
jを出力する。そして、11はリミット回路であり、乗
算映像輝度信号jがダイナミックレンジを越えないよう
に振幅制限する。以上のような構成により、図2に示す
ような入出力特性を持つような階調補正を実現する構成
となっている。
【0031】(実施の形態3)つぎに、本発明の請求項
3に記載された発明の形態について、図4を用いて説明
する。
【0032】図4は、本発明のブロック図を示し、図4
において1〜5は実施の形態1と同様な構成である。1
2は平滑フィルターであり最小値bに対し垂直映像信号
周期(フィールドまたはフレーム周期)の巡回フィルタ
リングまたは平均値フィルタリングを行い、最小値の垂
直映像信号周期での変動を滑らかに平滑化することで処
理を安定化する構成となっている。
【0033】(実施の形態4)つぎに、本発明の請求項
4に記載された発明の形態について、図5を用いて説明
する。
【0034】図5は、本発明のブロック図を示し、図5
において1〜5は実施の形態1と同様な構成である。1
2は平滑フィルターであり最大値bに対し垂直映像信号
周期(フィールドまたはフレーム周期)の巡回フィルタ
リングまたは平均値フィルタリングを行い、最大値の垂
直映像信号周期での変動を滑らかに平滑化することで処
理を安定化する構成となっている。
【0035】(実施の形態5)つぎに、本発明の請求項
5に記載された発明の形態について、図6及び図2を用
いて説明する。
【0036】図6は、本発明のブロック図を示し、図6
において1〜5は実施の形態1と同様な構成である。1
3は加減算回路で最小値bに予め設定した一定値mを加
減算し、それを新たな最小値b’とすることで、図2に
示す最小値の位置を移動することにより階調補正の効果
を制御するように構成されている。
【0037】(実施の形態6)つぎに、本発明の請求項
6に記載された発明の形態について、図7及び図2を用
いて説明する。
【0038】図7は、本発明のブロック図を示し、図7
において1〜5は実施の形態1と同様な構成である。1
3は加減算回路で最大値cに予め設定した一定値mを加
減算し、それを新たな最小値c’とすることで、図2に
示す最大値の位置を移動することにより階調補正の効果
を制御するように構成されている。
【0039】(実施の形態7)つぎに、本発明の請求項
7に記載された発明の形態について、図8及び図2を用
いて説明する。
【0040】図8は、本発明のブロック図を示し、図8
において1〜5および13は実施の形態5と同様な構成
である。14は平均輝度レベル検出回路で入力映像輝度
信号aの平均輝度レベルnを検出し出力する。15は加
減算回路で予め設定した一定値mに対して平均輝度レベ
ルの加減算を行い平均輝度レベル補正一定値m’を出力
する。このm’を実施の形態5の一定値と同様に処理す
ることで、平均輝度レベルnに応じて新たな最小値b’
を求めることができ、平均輝度レベルに応じて図2に示
す最小値の位置を移動することにより階調補正の効果を
制御するように構成されている。
【0041】(実施の形態8)つぎに、本発明の請求項
8に記載された発明の形態について、図9及び図2を用
いて説明する。
【0042】図9は、本発明のブロック図を示し、図9
において1〜5および13は実施の形態6と同様な構成
である。14は平均輝度レベル検出回路で入力映像輝度
信号aの平均輝度レベルnを検出し出力する。15は加
減算回路で予め設定した一定値mに対して平均輝度レベ
ルの加減算を行い平均輝度レベル補正一定値m’を出力
する。このm’を実施の形態6の一定値と同様に処理す
ることで、平均輝度レベルnに応じて新たな最大値c’
を求めることができ、平均輝度レベルに応じて図2に示
す最大値の位置を移動することにより階調補正の効果を
制御するように構成されている。
【0043】(実施の形態9)つぎに、本発明の請求項
9に記載された発明の形態について、図10及び図2を
用いて説明する。
【0044】図10は、本発明のブロック図を示し、図
10において1〜5は実施の形態1と同様な構成であ
る。16は最小値選択回路で最小値bと予め設定したリ
ミット値oを比較し、最小値bがリミット値oより大き
くならないように最小値の値を制限し、それを新たな最
小値b’として出力することで、図2に示す最小値の位
置が右に行き過ぎないように制限することにより階調補
正の効果を制限するように構成されている。
【0045】(実施の形態10)つぎに、本発明の請求
項10に記載された発明の形態について、図11及び図
2を用いて説明する。
【0046】図11は、本発明のブロック図を示し、図
11において1〜5は実施の形態1と同様な構成であ
る。17は最大値選択回路で最大値cと予め設定したリ
ミット値pを比較し、最大値cがリミット値pより大き
くならないように最大値の値を制限し、それを新たな最
小値c’として出力することで、図2に示す最大値の位
置が左に行き過ぎないように制限することにより階調補
正の効果を制限するように構成されている。
【0047】(実施の形態11)つぎに、本発明の請求
項11に記載された発明の形態について、図12及び図
2を用いて説明する。
【0048】図12は、本発明のブロック図を示し、図
12において1〜5および16は実施の形態9と同様な
構成である。14は平均輝度レベル検出回路であり、実
施の形態7と同じ構成である。18は加減算回路で平均
輝度レベルmと予め設定したリミット値oを加減算し、
新たなリミット値o’として最小値選択回路16に与え
ることにより、最小値bがリミット値o’より大きくな
らないように最小値の値を制限し、それを新たな最小値
b’として出力することで、図2に示す最小値の位置が
右に行き過ぎないように平均輝度レベルに応じて制限す
ることにより階調補正の効果を制限するように構成され
ている。
【0049】(実施の形態12)つぎに、本発明の請求
項12に記載された発明の形態について、図13及び図
2を用いて説明する。
【0050】図13は、本発明のブロック図を示し、図
13において1〜5および17は実施の形態10と同様
な構成である。14は平均輝度レベル検出回路であり、
実施の形態7と同じ構成である。19は加減算回路で平
均輝度レベルmと予め設定したリミット値pを加減算
し、新たなリミット値p’として最大値選択回路17に
与えることにより、最大値cがリミット値p’より大き
くならないように最大値の値を制限し、それを新たな最
大値c’として出力することで、図2に示す最大値の位
置が左に行き過ぎないように平均輝度レベルに応じて制
限することにより階調補正の効果を制限するように構成
されている。
【0051】(実施の形態13)つぎに、本発明の請求
項13に記載された発明の形態について、図14及び図
2を用いて説明する。
【0052】図14は、本発明のブロック図を示し、図
14において1〜5は実施の形態1と同様な構成であ
る。23はリミット回路で予め設定したリミット値qと
補正係数eを比較し、補正係数eがリミット値qより大
きくならないようにリミットした後、新たな補正係数
e’として出力し階調補正を行うことで図2に示す入出
力特性の傾きが急峻になり過ぎないように制限を行うこ
とにより階調補正の効果を制限するように構成されてい
る。
【0053】(実施の形態14)つぎに、本発明の請求
項14に記載された発明の形態について、図15及び図
2を用いて説明する。
【0054】図15は、本発明のブロック図を示し、図
15において1〜5は実施の形態1と同様な構成であ
る。また、23はリミット回路で実施の形態13と同様
な構成である。また、14は平均輝度レベル検出回路で
あり、実施の形態7と同じ構成である。20は加減算回
路で予め設定したリミット値qと平均輝度レベルmを加
減算し、新たなリミット値q’を出力する。リミット回
路23は、新たなリミット値q’と補正係数eを比較
し、補正係数eがリミット値q’より大きくならないよ
うにリミットした後、新たな補正係数e’として出力し
階調補正を行うことで図2に示す入出力特性の傾きが急
峻になり過ぎないように平均輝度レベルに応じて制限を
行うことにより階調補正の効果を制限するように構成さ
れている。
【0055】(実施の形態15)つぎに、本発明の請求
項15に記載された発明の形態について、図16を用い
て説明する。
【0056】図16は、本発明のブロック図を示し、図
16において1〜5は実施の形態1と同様な構成であ
る。また、6〜11は実施の形態2と同様な構成であ
る。また12は実施の形態3と同様な構成である。21
は平滑フィルターであり、実施の形態4の平滑フィルタ
ーと同様な構成である。13は実施の形態5と同様な構
成である。22は加減算回路で実施の形態6の加減算回
路と同様な構成である。16は実施の形態9と同様な構
成である。17は実施の形態10と同様な構成である。
23は実施の形態13と同様な構成である。以上のよう
な構成で処理の安定性があり、滑らかで、かつ、階調補
正の効果を任意に設定可能な階調補正装置を実現でき
る。
【0057】(実施の形態16)つぎに、本発明の請求
項16に記載された発明の形態について、図17を用い
て説明する。
【0058】図17は、本発明のブロック図を示し、図
17において1〜13、21〜23は実施の形態15と
同様な構成である。14は平均輝度レベル検出回路であ
り、実施の形態7と同様な構成である。24は第1のゲ
インコントロール回路であり平均輝度レベルnのゲイン
コントロールを行いこれを第3の加減算回路32で第2
の一定値sに加減算し新たな第2の一定値s’とし、こ
れを第2の加減算回路22の加減算値とする。また、2
5は第2のゲインコントロール回路であり平均輝度レベ
ルnのゲインコントロールを行いこれを第4の加減算回
路33で第1の一定値mに加減算し新たな第1の一定値
m’とし、これを第1の加減算回路13の加減算値とす
る。26は第3のゲインコントロール回路であり平均輝
度レベルnのゲインコントロールを行いこれを第5の加
減算回路34で第2のリミット値oに加減算し新たな第
2のリミット値o’とし、これを最大値選択回路17の
リミット値とする。27は第4のゲインコントロール回
路であり平均輝度レベルnのゲインコントロールを行い
これを第6の加減算回路35で第1のリミット値pに加
減算し新たな第1のリミット値p’とし、これを最小値
選択回路16のリミット値とする。37は第5のゲイン
コントロール回路であり平均輝度レベルnのゲインコン
トロールを行いこれを第7の加減算回路36で第3のリ
ミット値qに加減算し新たな第3のリミット値q’と
し、これを第1のリミット回路23のリミット値とす
る。以上のような構成で処理の安定性があり、滑らか
で、かつ、階調補正の効果を平均輝度レベルに応じて任
意に設定可能な階調補正装置を実現できる。
【0059】(実施の形態17)つぎに、本発明の請求
項17に記載された発明の形態について、図18を用い
て説明する。
【0060】図18は、本発明のブロック図を示し、図
18において1〜3および6〜11の構成は実施の形態
2と同様な構成である。28はペデスタルレベル検出回
路で入力映像輝度信号aのバックポーチまたはフロント
ポーチ部分の輝度レベルを検出しペデスタルレベルuを
出力する。29は比較回路であり、入力映像輝度信号a
とペデスタルレベルuを比較し入力映像輝度信号aがペ
デスタル以下かどうかの判定信号vを出力する。30は
補正停止回路で判定信号vがペデスタル以下のときに補
正係数eを補正停止状態に切り替える。これにより、同
期信号へ階調補正を行うことへの副作用を防止すること
ができる。
【0061】(実施の形態18)つぎに、本発明の請求
項18に記載された発明の形態について、図19を用い
て説明する。
【0062】図19は、本発明のブロック図を示し、図
19において1〜3および6〜11の構成は実施の形態
2と同様な構成である。28は実施の形態17と同様な
構成である。31は加算回路で補正出力輝度信号fにペ
デスタルレベルuを加算することで入力映像輝度信号と
同じペデスタルレベルを持つ補正出力輝度信号wを出力
する。38は第3のリミット回路で加算回路31でのオ
ーバーフローを防止し出力映像輝度信号xを出力する。
これにより、入力と出力のペデスタルレベルの等しい階
調補正装置が実現できる。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、映像輝度
信号の明るい部分や、明るい部分から暗い部分まで全体
的な階調補正を行うことが可能となり、より効果的な階
調補正効果を得ることと、この階調補正が映像の同期信
号部分へかかることを防止し、入出力のペデスタルレベ
ルの等しい階調補正を実現することができるという有利
な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階
調補正装置のブロック構成図
【図2】同映像輝度信号の階調補正装置の入出力特性図
【図3】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階
調補正装置のブロック構成図
【図4】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階
調補正装置のブロック構成図
【図5】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階
調補正装置のブロック構成図
【図6】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階
調補正装置のブロック構成図
【図7】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階
調補正装置のブロック構成図
【図8】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階
調補正装置のブロック構成図
【図9】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階
調補正装置のブロック構成図
【図10】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の
階調補正装置のブロック構成図
【図11】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の
階調補正装置のブロック構成図
【図12】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の
階調補正装置のブロック構成図
【図13】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の
階調補正装置のブロック構成図
【図14】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の
階調補正装置のブロック構成図
【図15】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の
階調補正装置のブロック構成図
【図16】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の
階調補正装置のブロック構成図
【図17】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の
階調補正装置のブロック構成図
【図18】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の
階調補正装置のブロック構成図
【図19】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の
階調補正装置のブロック構成図
【図20】従来の映像輝度信号の階調補正装置のブロッ
ク構成図
【符号の説明】
1 最小値検出回路 2 最大値検出回路 3 減算回路 4 補正係数決定回路 5 補正回路 6 除算回路 7 サンプル窓検出回路 8 減算回路 9 負側リミット回路 10 乗算回路 11 リミット回路 12 平滑フィルター 13 加減算回路 14 平均輝度レベル検出回路 15 加減算回路 16 最小値選択回路 17 最大値選択回路 18 加減算回路 19 加減算回路 20 加減算回路 21 平滑フィルター 22 加減算回路 23 リミット回路 24 ゲインコントロール回路 25 ゲインコントロール回路 26 ゲインコントロール回路 27 ゲインコントロール回路 28 ペデスタルレベル検出回路 29 比較回路 30 補正停止回路 31 加算回路 32 加減算回路 33 加減算回路 34 加減算回路 35 加減算回路 36 加減算回路 37 ゲインコントロール回路 104 黒伸長アンプ 105 黒伸長レベルコントロール回路 106 黒検出回路 107 ゲインコントロールアンプ 108 黒−ペデスタル比較回路 109 黒ピークホールド回路 110 平均画像レベル検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 稔 大阪府茨木市松下町1番1号 株式会社松 下エーヴィシー・テクノロジー内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像輝度信号を入力とし、その有効映像
    期間中の最小値と最大値を検出し、その最大値と最小値
    の差から入力輝度信号の階調を補正する係数を決定し、
    その係数を入力映像輝度信号に作用させることで、出力
    輝度信号を得、階調補正を行うように構成した映像輝度
    信号の階調補正装置。
  2. 【請求項2】 映像輝度信号の最小値と最大値を検出す
    る窓を発生するサンプル窓発生回路と、サンプル窓の中
    で最小値を検出する最小値検出回路と、サンプル窓の中
    で最大値を検出する最大値検出回路と、最大値から最小
    値を減算する第1の減算回路と、この減算結果を分母に
    し、分子に予め定められた一定値を入力とした除算回路
    と、入力輝度信号から最小値を減算する第2の減算回路
    と、この減算結果の負の値をゼロにリミットする負側リ
    ミット回路と、このリミット回路の出力に除算回路の出
    力を乗算する乗算回路と、この乗算結果がオーバーフロ
    ーしないようにするリミット回路を設けた映像輝度信号
    の階調補正装置。
  3. 【請求項3】 最小値を検出した値に、垂直映像信号周
    期の平滑フィルターを設け、このフィルターの出力を新
    たな最小値として取り扱うようにすることで、補正処理
    の安定化を図ったことを特徴とする請求項1記載の映像
    輝度信号の階調補正装置。
  4. 【請求項4】 最大値を検出した値に、垂直映像信号周
    期の平滑フィルターを設け、このフィルターの出力を新
    たな最大値として取り扱うようにすることで、補正処理
    の安定化を図ったことを特徴とする請求項1記載の映像
    輝度信号の階調補正装置。
  5. 【請求項5】 最小値を検出した値に、一定値を加減算
    する加減算回路を設け、この加減算回路の出力を新たな
    最小値として取り扱うようにすることで、階調補正の効
    果量を調整できるようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の映像輝度信号の階調補正装置。
  6. 【請求項6】 最大値を検出した値に、一定値を加減算
    する加減算回路を設け、この加減算回路の出力を新たな
    最大値として取り扱うようにすることで、階調補正の効
    果量を調整できるようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の映像輝度信号の階調補正装置。
  7. 【請求項7】 入力映像輝度信号の平均輝度レベルを検
    出する平均輝度レベル検出回路を設け、この平均輝度レ
    ベルで、請求項5記載の一定値を変化させるための加減
    算回路を設け、平均輝度レベルに応じて階調補正の効果
    を調整することを特徴とする請求項5記載の映像輝度信
    号の階調補正装置。
  8. 【請求項8】 入力映像輝度信号の平均輝度レベルを検
    出する平均輝度レベル検出回路を設け、この平均輝度レ
    ベルで、請求項6記載の一定値を変化させるための加減
    算回路を設け、平均輝度レベルに応じて階調補正の効果
    を調整することを特徴とする請求項6記載の映像輝度信
    号の階調補正装置。
  9. 【請求項9】 最小値を検出した値に、この値と予め設
    定するリミット値を入力とし、そのうちの小さいほうの
    値を新たな最小値としとして出力する最小値選択回路を
    設けることで階調補正の効果を制限することを特徴とす
    る請求項1記載の映像輝度信号の階調補正装置。
  10. 【請求項10】 最大値を検出した値に、この値と予め
    設定するリミット値を入力とし、そのうちの大きいほう
    の値を新たな最大値としとして出力する最大値選択回路
    を設けることで階調補正の効果を制限することを特徴と
    する請求項1記載の映像輝度信号の階調補正装置。
  11. 【請求項11】 入力映像輝度信号の平均輝度レベルを
    検出する平均輝度レベル検出回路を設け、この平均輝度
    レベルで、請求項9記載のリミット値を変化させるため
    の加減算回路を設け、平均輝度レベルに応じて最小値の
    リミットレベルを変化させることで階調補正の効果を調
    整することを特徴とする請求項9記載の映像輝度信号の
    階調補正装置。
  12. 【請求項12】 入力映像輝度信号の平均輝度レベルを
    検出する平均輝度レベル検出回路を設け、この平均輝度
    レベルで、請求項10記載のリミット値を変化させるた
    めの加減算回路を設け、平均輝度レベルに応じて最大値
    のリミットレベルを変化させることで階調補正の効果を
    調整することを特徴とする請求項10記載の映像輝度信
    号の階調補正装置。
  13. 【請求項13】 補正係数決定回路により、決定された
    補正係数と予め設定されるリミット値を入力とし、補正
    係数をリミット値以下に制限することで階調補正の効果
    を制限することを特徴とする請求項1記載の映像輝度信
    号の階調補正装置。
  14. 【請求項14】 入力映像輝度信号の平均輝度レベルを
    検出する平均輝度レベル検出回路を設け、この平均輝度
    レベルで、請求項13記載のリミット値を変化させるた
    めの加減算回路を設け、平均輝度レベルに応じてリミッ
    ト回路のリミットレベルを変化させることで階調補正の
    効果を調整することを特徴とする請求項13記載の映像
    輝度信号の階調補正装置。
  15. 【請求項15】 入力映像輝度信号の水平同期信号と垂
    直同期信号を入力とし、映像輝度信号の最小値と最大値
    を検出する窓を発生するサンプル窓発生回路と、サンプ
    ル窓の中で最小値を検出する最小値検出回路と、この最
    小値に対して垂直映像信号周期で平滑化をする第1の平
    滑フィルターと、このフィルターの出力に第1の一定値
    を加減算する第1の加減算回路と、この第1の加減算回
    路の出力を予め設定した第1のリミット値以下に制限す
    る最小値選択回路と、サンプル窓の中で最大値を検出す
    る最大値検出回路と、この最大値に対して垂直映像信号
    周期で平滑化をする第2の平滑フィルターと、このフィ
    ルターの出力に第2の一定値を加減算する第2の加減算
    回路と、この第2の加減算回路の出力を予め設定した第
    2のリミット値以上に制限する最大値選択回路と、最大
    値選択回路の出力から最小値選択回路の出力を減算する
    第1の減算回路と、この減算結果を分母にし、分子に予
    め定められた第3の一定値を入力とした除算回路と、こ
    の除算回路の出力と予め設定した第3のリミット値を比
    較し除算回路の出力値を第3のリミット値以下に制限す
    る第1のリミット回路と、入力輝度信号から最小値選択
    回路の出力を減算する第2の減算回路と、この減算結果
    の負の値をゼロにリミットする負側リミット回路と、こ
    の負側リミット回路の出力に第1のリミット回路の出力
    を乗算する乗算回路と、この乗算結果がオーバーフロー
    しないようにする第2のリミット回路を設けた映像輝度
    信号の階調補正装置。
  16. 【請求項16】 入力映像輝度信号のうち、サンプル窓
    発生回路から出力されたサンプル窓内の平均輝度レベル
    を検出する平均輝度レベル検出回路を設け、これによっ
    て検出した平均輝度レベルをゲインコントロールする第
    1のゲインコントロール回路と、平均輝度レベルをゲイ
    ンコントロールする第2のゲインコントロール回路と、
    平均輝度レベルをゲインコントロールする第3のゲイン
    コントロール回路と、平均輝度レベルをゲインコントロ
    ールする第4のゲインコントロール回路と、平均輝度レ
    ベルをゲインコントロールする第5のゲインコントロー
    ル回路と、第1のゲインコントロール回路の出力に第1
    の一定値を加減算し、この結果を新たな第1の一定値に
    置き換えて出力する第1の加減算回路と、第2のゲイン
    コントロール回路の出力に第2の一定値を加減算し、こ
    の結果を新たな第2の一定値に置き換えて出力する第2
    の加減算回路と、第3のゲインコントロール回路の出力
    に第1のリミット値を加減算し、この結果を新たな第1
    のリミット値に置き換えて出力する第3の加減算回路
    と、第4のゲインコントロール回路の出力に第2のリミ
    ット値を加減算し、この結果を新たな第2のリミット値
    に置き換えて出力する第4の加減算回路と、第5のゲイ
    ンコントロール回路の出力に第3のリミット値を加減算
    し、この結果を新たな第3のリミット値に置き換えて出
    力する第5の加減算回路とを具備し、入力映像輝度信号
    の平均輝度レベルに応じて、階調補正の補正効果を制御
    することを特徴とした請求項15記載の映像輝度信号の
    階調補正装置。
  17. 【請求項17】 映像信号のペデスタルレベルを検出す
    るペデスタルレベル検出回路とこのペデスタルレベル検
    出結果をもとに、ペデスタルレベルと入力映像輝度信号
    のレベルを比較する比較回路と、この比較結果により、
    入力映像輝度信号がペデスタルレベルより小さい時は、
    本階調補正を停止することで、同期信号へ階調補正がか
    かることを防止することを特徴とする請求項2記載の映
    像輝度信号の階調補正装置。
  18. 【請求項18】 映像信号のペデスタルレベルを検出す
    るペデスタルレベル検出回路とこの検出されたペデスタ
    ルレベルを出力映像輝度信号に加算するための加算回路
    を設け、階調補正前後のペデスタルレベルを一定にする
    ことを特徴とする請求項2記載の映像輝度信号の階調補
    正装置。
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