JP2006166032A - 画像表示装置、画像処理方法、ならびにプログラム、記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所定の表示面に画像を表示するための画像表示装置ににおいて、表示面からの光量をセンサを用いて測定し、該測定結果に基づいて人間の視覚特性の変化を考慮した補正処理を行うことにより、表示された画像についての高精度な色再現を実現する。
【解決手段】 所定の表示面に表示する画像を処理する画像処理方法であって、前記表示面に複数の色から構成されるパターン画像を表示した場合の各色ごとの光量を測定して得られた測定結果を取得する取得工程(ステップS202)と、前記測定結果に基づいて、前記画像の階調を補正する階調補正工程(ステップS203、S207)と、前記測定結果に基づいて、前記画像の彩度を補正する彩度補正工程(ステップS204、S208)とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プロジェクタなどスクリーンに画像を投影する画像表示機器や、カラーディスプレイ(カラーモニタ)などのカラー画像表示機器など、所定の表示面に画像を表示する画像表示装置における画像処理技術に関するものである。
プロジェクタなどの画像表示装置は、スクリーンに投影された画像を鑑賞するものであるが、一般に、投影された画像の見え具合は、周辺環境の明るさやスクリーンの特性により大きく異なってくる。このため、画像表示装置であるプロジェクタの色設計においては、典型的な周辺環境やスクリーン特性を設定し、それを理想状態の周辺環境やスクリーン特性として階調変換パラメータや色変換パラメータを作成し、当該作成されたパラメータを表示の際の画像の階調変換や色変換処理に用いていた。さらに、周辺環境やスクリーン特性が理想状態とは異なる場合には、センサなどを用い、投影面からの環境情報(光量や色温度)を基に、低明度部の明るさや色温度に関し変換パラメータを変更するようにしていた。
センサなどを用い、投影面からの環境情報(光量や色温度)を基に、低明度部の明るさや色温度に関し変換パラメータを変更する技術として、例えば特開2002−125125号公報や特開2002−74349号公報が挙げられる。
特開2002−125125号公報に記載の画像表示装置は、環境適応型の画像表示を提供すべく、前記環境情報に基づいて環境光の影響の有無を判断し、環境光の影響があると判断された場合に、少なくとも低明度部の出力を上げるよう、前記画像を表示する表示手段が用いる表示用の入出力特性データを補正する構成としている。
一方、特開2002−74349号公報に記載の画像表示装置は、環境適応型の画像表示を提供すべく、視環境情報(明るさ情報、色情報)に基づいて、視環境での画像の明るさが、理想環境での画像の明るさと異なっているか否かを判断し、異なっていると判断された場合、視環境情報に含まれる明るさ情報を、理想環境の明るさに適合するように補正し、明るさ情報を補正することにより得られた視環境情報に含まれる色情報と、理想環境での画像の色情報との色差を演算し、演算された色差に基づき、表示される画像を補正することとしている。
特開2002−125125号公報 特開2002−74349号公報
しかしながら、周辺環境やスクリーン特性が異なっていた場合には、投影面(表示面)からの環境情報が異なってくるのみならず、人間の視覚特性も変化することとなる。このため、コントラストや彩度の見え方も変化するが、上記2つの発明(特許文献1、特許文献2)では、周辺環境に応じて変化する人間の視覚特性までは考慮されていない。したがって、周辺環境が暗い場合には周辺環境が明るい場合に比べ、投影された画像のコントラストが低下して見えたりするなどの問題があった。このように、実際の周辺環境や使用するスクリーンの特性は、理想状態とは異なることが常であるため、視覚特性の変化にあった補正処理が望まれている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、所定の表示面に画像を表示するための画像表示装置ににおいて、表示面からの光量をセンサを用いて測定し、該測定結果に基づいて人間の視覚特性の変化を考慮した補正処理を行うことにより、表示された画像についての高精度な色再現を実現することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る画像表示装置は以下のような構成を備える。即ち、
所定の表示面に画像を表示する画像表示装置であって、
前記表示面に複数の色から構成されるパターン画像を表示した場合の各色ごとの光量を測定して得られた測定結果を取得する取得手段と、
前記測定結果に基づいて、前記画像の階調を補正する階調補正手段と、
前記測定結果に基づいて、前記画像の彩度を補正する彩度補正手段とを備える。
本発明によれば、所定の表示面に画像を表示するための画像表示装置ににおいて、表示面からの光量をセンサを用いて測定し、該測定結果に基づいて人間の視覚特性の変化を考慮した補正処理を行うことにより、表示された画像についての高精度な色再現を実現することが可能となる。
本発明の各実施形態にかかる画像表示装置は、実際に使用される周辺環境やスクリーン特性の下で、投影面からの反射光量をセンサを用いて測定し、該測定結果を用いて画像の階調補正及び彩度補正を行うことを特徴とする。これは、実際に使用される周辺環境やスクリーン特性によって、色味に対する人間の視覚特性も変化することから、当該色味を決定する階調(明度)と彩度とを前記測定結果に基づいて直接補正することにより、人間の視覚特性を反映した画像の投影を実現するものである。以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
<画像表示装置の構成>
図1は本発明の一実施形態にかかる画像表示装置の構成を示したブロック図である。101は本発明の一実施形態にかかる画像表示装置、102はコンピュータなど他の装置とのデータをやり取りするためのI/F部、103は周辺環境やスクリーン特性を反映したスクリーン面(投影対象。図1において不図示)からの測定結果を取得するデータ取得部、104は測定を行うセンサ、105は画像表示装置101内部での色座標変換を行う色座標変換部、106は周辺環境やスクリーン特性を考慮した彩度補正を行う彩度補正部、107は周辺環境やスクリーン特性を考慮した階調補正を行う階調補正部、108は画像データ処理用に画像データや測定結果を一時的に保持しておくデータバッファ、109は処理後の画像をスクリーンに投影する画像投影部、110はユーザが画像表示装置101を用いて画像処理の操作を行うためのUI部、111は白、黒、赤、緑、青など特性測定用のパターン画像を記憶しておく測定用パターン記憶部、112は投影画像のダイナミックレンジ別に画像の補正を行うためのパラメータを保存しておくレンジ別補正パラメータ記憶部、113は理想状態で色設計された際の測定結果を記憶しておく設計時測定結果記憶部である。
<全体処理>
図2は、画像表示装置101における画像処理の流れを示すフローチャートである。図2のフローチャートを用い、画像表示装置101における画像処理について詳細を説明する。ステップS201では、投影画像の調整を行うか否かの判別し、調整を行う場合はステップS202へ進み、行わない場合はステップS206へ進む。ステップS202では、スクリーン面上に白、黒、赤、緑、青など特性測定用のパターン画像を投影し、周辺環境やスクリーン特性を反映したスクリーン面の測定を行う。ステップS203では、ステップS202での測定結果に基づき階調特性の調整パラメータ(以下「階調調整パラメータ」と称す)を設定する。ステップS204では、ステップS202での測定結果に基づき彩度特性の調整パラメータ(以下、「彩度調整パラメータ」と称す)を設定する。ステップS205では、調整が終わったか否かの判別をし、終わった場合はステップS206へ進み、終わっていない場合はステップS202へ戻る。
ステップS206では、スクリーン面(不図示)へ投影する画像を画像表示装置101に入力する。ステップS207では、ステップS203で設定した階調調整パラメータを用い階調補正を行う。ステップS208では、ステップS204で設定した彩度調整パラメータを用い彩度補正を行う。ステップS209では、補正済の画像を画像投影部109からスクリーンへ投影し、処理を終える。
<測定処理>
図3は、画像表示装置101における測定処理(ステップS202)の詳細を説明するフローチャートである。図3のフローチャートを用い、測定処理の詳細を説明する。ステップS301では、白、黒、赤、緑、青など特性測定用のパターン画像を測定用パターン記憶部111から読み出す。特性測定用のパターン画像は、各色が別々の単色画像になっており、黒から白までの7段階のグレースケール7色と、赤、緑、青の3色の合計10色からなるものとする。ステップS302では、ステップS301にて読み出した特性測定用のパターン画像をスクリーン面に投影する。ステップS303では、ステップS302にてスクリーン面上に投影された特性測定用のパターン画像をセンサ104を用いて測定する。ここでセンサ104による測定は、投影された特性測定用の各パターン画像10色のXYZ値を測定するものであり、測定結果は、以下のデータである。
黒:XM1、YM1、ZM1
グレイA:XM2、YM2、ZM2
グレイB:XM3、YM3、ZM3
グレイC:XM4、YM4、ZM4
グレイD:XM5、YM5、ZM5
グレイE:XM6、YM6、ZM6
白:XM7、YM7、ZM7
赤:XM8、YM8、ZM8
緑:XM9、YM9、ZM9
青:XM10、YM10、ZM10
ステップS304では、ステップS303にて測定した各色の測定結果をデータバッファ108に記憶する。ステップS305では、全ての特性測定用のパターン画像について測定が終了したか否かの判別を行い、終了した場合は測定処理を終え、終了していない場合はステップS301へ戻る。
<階調調整パラメータ設定処理>
図4は、画像表示装置101における階調調整パラメータ設定処理(ステップS203)の詳細を説明するフローチャートである。図4のフローチャートを用い、階調調整パラメータ設定処理の詳細を説明する。
ステップS401では、ステップS304にて保存された測定結果をデータバッファ108から読み出す。ステップS402では、測定階調レンジYMLを式(1)を用い算出する。なお算出には、黒画像、白画像のY値(YM1、YM7)を用いる。
Figure 2006166032
ステップS403では、あらかじめ色設計時に理想状態において測定された測定結果を保存してある設計時測定結果記憶部113から理想状態での階調レンジYDLを読み出す。なお、設計時測定結果記憶部113には、図5に示す内容のデータが記憶されている。記憶されているデータ項目は特性測定用のパターン画像の測色結果であるXYZ値の他、階調レンジ値、赤、緑、青の彩度レンジ値、画像表示装置の内部信号であるRGB値とXYZ値との変換マトリクスである。変換マトリクスは、式(2)、式(3)の係数である。
Figure 2006166032
Figure 2006166032
ステップS404では、階調指数GBを式(4)を用い算出する。ここで階調指数GBとは、理想状態での階調レンジに対して、現在使用されている周辺環境やスクリーン特性の下で、どの程度の階調再現効率が得られているかを示す値である。
Figure 2006166032
ステップS405では、ステップS404で算出した階調指数GBの結果を用い、図6に示す対応関係に基づき、階調調整用のカーブを選択する。階調調整用カーブは、レンジ別補正パラメータ記憶部112に記憶されている。
図6に示すように、階調指数別に階調調整用カーブの番号が対応付けられており、階調調整用カーブは、階調指数が大きいほど線形性が強くなり、小さいほど非線形性が強くなるカーブとなっている。階調調整用カーブの例を、図7に示す。図6における階調調整用カーブGB1が、図7におけるカーブ701に対応し、階調調整用カーブGB2がカーブ702、階調調整用カーブGB3がカーブ703、階調調整用カーブGB4がカーブ704、階調調整用カーブGB5がカーブ705、階調調整用カーブGB6がカーブ706に、それぞれ対応している。
ステップS406では、ステップS405にて選択した階調調整用カーブに階調指数GBの逆数を掛け合わせ、さらに最大値が100となるよう正規化することで、階調調整パラメータを算出する。この階調調整パラメータが、階調補正の際に用いる入力値に対する出力値を示すものである。図7のカーブ707は、階調調整用カーブ706に階調指数GB=0.5として階調調整パラメータを算出した場合の例である。ステップS407では、ステップS406で算出した階調調整パラメータをレンジ別補正パラメータ記憶部112に保存し、階調調整パラメータ設定処理を終える。
<彩度調整パラメータ設定処理>
図8は、画像表示装置101における彩度調整パラメータ設定処理(ステップS204)の詳細を説明するフローチャートである。図8のフローチャートを用い、彩度調整パラメータ設定処理の詳細を説明する。
ステップS801では、ステップS304にて保存した測定結果をデータバッファ108から読み出す。ステップS802では、測定彩度レンジCMR、CMG、CMBを式(5)〜式(6)を用い算出する。なお算出には、白画像、赤画像、緑画像、青画像のXYZ値を用いる。
Figure 2006166032
なお、X、Y、Zには、赤のXYZ値であるXM8、YM8、ZM8、緑のXYZ値であるXM9、YM9、ZM9、青のXYZ値であるXM10、YM10、ZM10をそれぞれを代入し、赤のLab値であるLm8、am8、bm8、青のLab値であるLm9、am9、bm9、緑のLab値であるLm10、am10、bm10を算出する。Xn、Yn、Znには、白のXYZ値であるXM7、YM7、ZM7を用いる。
Figure 2006166032
ステップS803では、あらかじめ色設計時に理想状態において測定した測定結果を保存してある設計時測定結果記憶部113から理想状態での彩度レンジCDR、CDG、CDBを読み出す(図5参照)。ステップS804では、彩度指数CR、CG、CBを式(7)を用い算出する。ここで彩度指数CR、CG、CBとは、理想状態での彩度レンジに対して、現在使用されている周辺環境やスクリーン特性の下で、どの程度の彩度再現効率が得られているかを示す値である。
Figure 2006166032
ステップS805では、ステップS804で算出した彩度指数CR、CG、CBの結果を用い、図9に示す対応関係に基づき、彩度調整用のカーブを選択する。彩度調整用カーブは、レンジ別補正パラメータ記憶部112に記憶されている。
図9に示すとおり、彩度指数別に彩度調整用カーブの番号が対応付けられており、彩度調整用カーブは、彩度指数が大きいほど線形性が強くなり、小さいほど非線形性が強くなるカーブとなっている。彩度調整用カーブの例を、図10に示す。図9における彩度調整用カーブCB1が、図10におけるカーブ1001に対応し、彩度調整用カーブCB2がカーブ1002、彩度調整用カーブCB3がカーブ1003、彩度調整用カーブCB4がカーブ1004、彩度調整用カーブCB5がカーブ1005、彩度調整用カーブCB6がカーブ1006に、それぞれ対応している。
ステップS806では、ステップS805にて選択した彩度調整用カーブに彩度指数CR、CG、CBの逆数を掛け合わせ、さらに最大値が100となるよう正規化することで、彩度調整パラメータを算出する。この彩度調整パラメータが、彩度補正の際に用いる入力値に対する出力値を示すものである。図10のカーブ1007は、彩度調整用カーブ1006に彩度指数CR=CG=CB=0.5として彩度調整パラメータを算出した場合の例である。ステップS807では、ステップS806で算出した彩度調整パラメータをレンジ別補正パラメータ記憶部112に保存し、彩度調整パラメータ設定処理を終える。
<階調補正処理>
図11は、画像表示装置101における階調補正処理(ステップS207)の詳細を説明するフローチャートである。図11のフローチャートを用い、階調補正処理の詳細を説明する。
ステップS1101では、ステップS407にて保存した階調調整パラメータをレンジ別補正パラメータ記憶部112から読み出す。ステップS1102では、設計時にあらかじめ求めておいたRGB値とXYZ値との変換マトリクス係数を設計時測定結果記憶部113から読み出す。
ステップS1103では、ステップS1102で読み出したRGB値からXYZ値への変換に用いるマトリクス係数を用い(式(2))、各画素のXYZ値を算出する。ステップS1104では、ステップS1101で読み出した階調調整パラメータを用い、Y値のみ補正する。ステップS1105では、投影画像の階調補正が全画素終了したか否かの判別を行い、終了している場合はステップS1106へ進み、終了していない場合はステップS1104へ戻る。ステップS1106では、ステップS1102で読み出したXYZ値からRGB値への変換に用いるマトリクス係数を用い(式(3))、各画素のRGB値を算出し、階調補正処理を終える。
<彩度補正処理>
図12は、画像表示装置101における彩度補正処理(ステップS208)の詳細を説明するフローチャートである。図12のフローチャートを用い、彩度補正処理の詳細を説明する。
ステップS1201では、ステップS807にて保存した彩度調整パラメータをレンジ別補正パラメータ記憶部112から読み出す。ステップS1202では、ステップS1201で読み出した彩度調整パラメータを用い、RGB値それぞれを補正する。ステップS1203では、投影画像の彩度補正が全画素終了したか否かの判別を行い、終了している場合は彩度補正処理を終え、終了していない場合はステップS1202へ戻る。
以上説明したように本実施形態の画像表示装置によれば、実際に使用される周辺環境やスクリーン特性の下で、投影面からの反射光量をセンサを用いて測定し、階調や彩度のダイナミックレンジに対する視覚特性の変化を考慮した補正処理を行うことで、より高精度な色再現を実現することが可能となる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<画像表示装置の構成>
図13は、本発明の第2の実施形態にかかる画像表示装置1301の構成を示したブロック図である。各部の名称および機能は第1の実施形態と同一のため説明を省略する。第1の実施形態との違いは、レンジ別補正パラメータ記憶部112の代わりに、周辺環境の明度別に画像の補正を行うためのパラメータを保存しておく明度別補正パラメータ記憶部1314が追加されている点である。
<全体処理>
全体処理は、第1の実施形態と同一であり、図2に示す画像処理のフローチャートの通りである。詳細な記述は省略する。
<測定処理>
測定処理は、第1の実施形態と同一であり、図3に示す測定処理のフローチャートの通りである。詳細な記述は省略する。
<階調調整パラメータ設定処理>
図14は、画像表示装置1301における階調調整パラメータ設定処理(ステップS203)の詳細を説明するフローチャートである。図14のフローチャートを用い、階調調整パラメータ設定処理の詳細を説明する。
ステップS1401からステップS1404は、第1の実施形態でのステップS401からステップS404と同一である。ステップS1405では、ステップS1401にてデータバッファ1308から読み出された測定結果に応じ、階調指数別階調調整用カーブ対応テーブルを選択する。具体的には、周辺環境やスクリーン特性を反映した測定結果として、特性測定用のパターン画像(黒画像)のY値であるYM1値を用い、YM1値とあらかじめ設定してある閾値との関係に応じて、明るい環境、中間の環境、暗い環境を判別しテーブルを選択する。
ステップS1405での判別結果が明るい環境の場合は、図15(a)に示す階調指数別階調調整用カーブ対応テーブルを選択し、中間の環境の場合は、図15(b)に示す階調指数別階調調整用カーブ対応テーブルを選択し、暗い環境の場合は、図15(c)に示す階調指数別階調調整用カーブ対応テーブルを選択する。
図15(a)、図15(b)、図15(c)には、周辺環境の明るさごと、階調指数別に階調調整用カーブの番号が対応付けられており、階調調整用カーブは、階調指数が大きいほど線形性が強くなり、小さいほど非線形性が強くなるカーブとなっている。また、明るい環境ほどコントラストが低くなり、暗い環境ほどコントラストが高くなるカーブとなっている。
図15(a)、図15(b)、図15(c)の階調調整用カーブの例を、図7、図16、図17に示す。図15(a)における階調調整用カーブGB1aが、図7におけるカーブ701に対応し、階調調整用カーブGB2aがカーブ702、階調調整用カーブGB3aがカーブ703、階調調整用カーブGB4aがカーブ704、階調調整用カーブGB5aがカーブ705、階調調整用カーブGB6aがカーブ706に、それぞれ対応している。
また、図15(b)における階調調整用カーブGB1bが、図16におけるカーブ1601に対応し、階調調整用カーブGB2bがカーブ1602、階調調整用カーブGB3bがカーブ1603、階調調整用カーブGB4bがカーブ1604、階調調整用カーブGB5bがカーブ1605、階調調整用カーブGB6bがカーブ1606に、それぞれ対応している。
さらに、図15(c)における階調調整用カーブGB1cが、図17におけるカーブ1701に対応し、階調調整用カーブGB2cがカーブ1702、階調調整用カーブGB3cがカーブ1703、階調調整用カーブGB4cがカーブ1704、階調調整用カーブGB5cがカーブ1705、階調調整用カーブGB6cがカーブ1706に、それぞれ対応している。
ステップS1406では、ステップS1404で算出した階調指数GBの結果を用い、ステップS1405にて選択された図15(a)、図15(b)、図15(c)のいずれかの対応関係に基づき、階調調整用のカーブを選択する。階調調整用カーブは、明度別補正パラメータ記憶部1314に記憶されている。ステップS1407では、ステップS1406にて選択した階調調整用カーブに階調指数GBの逆数を掛け合わせ、さらに最大値が100となるよう正規化することで、階調調整パラメータを算出する。この階調調整パラメータが、階調補正の際に用いる入力値に対する出力値を示すものである。ステップS1408では、ステップS1407で算出した階調調整パラメータを明度別補正パラメータ記憶部1314に保存し、階調調整パラメータ設定処理を終える。
<彩度調整パラメータ設定処理>
図18は、画像表示装置1301における彩度調整パラメータ設定処理(ステップS1404)の詳細を説明するフローチャートである。図18のフローチャートを用い、彩度調整パラメータ設定処理の詳細を説明する。
ステップS1801からステップS1804は、第1の実施形態でのステップS801からステップS804と同一である。ステップS1805では、ステップS1801にてデータバッファ1308から読み出された測定結果に応じ、彩度指数別彩度調整用カーブ対応テーブルを選択する。具体的には、周辺環境やスクリーン特性を反映した測定結果として、特性測定用のパターン画像(黒画像)のY値であるYM1値を用い、YM1値とあらかじめ設定してある閾値との関係に応じて、明るい環境、中間の環境、暗い環境を判別しテーブルを選択する。
ステップS1805での判別結果が明るい環境の場合は、図19(a)に示す彩度指数別彩度調整用カーブ対応テーブルを選択し、中間の環境の場合は、図19(b)に示す彩度指数別彩度調整用カーブ対応テーブルを選択し、暗い環境の場合は、図19(c)に示す彩度指数別彩度調整用カーブ対応テーブルを選択する。
図19(a)、図19(b)、図19(c)には、周辺環境の明るさごと、彩度指数別に彩度調整用カーブの番号が対応付けられており、彩度調整用カーブは、彩度指数が大きいほど線形性が強くなり、小さいほど非線形性が強くなるカーブとなっている。また、明るい環境ほど彩度強調が弱まり、暗い環境ほど彩度強調が強まるカーブとなっている。図19(a)、図19(b)、図19(c)の彩度調整用カーブの例を、図10、図20、図21に示す。
図19(a)における彩度調整用カーブCB1aが、図10におけるカーブ1001に対応し、彩度調整用カーブCB2aがカーブ1002、彩度調整用カーブCB3aがカーブ1003、彩度調整用カーブCB4aがカーブ1004、彩度調整用カーブCB5aがカーブ1005、彩度調整用カーブCB6aがカーブ1006に、それぞれ対応している。
また、図19(b)における階調調整用カーブGB1bが、図20におけるカーブ2001に対応し、彩度調整用カーブCB2bがカーブ2002、彩度調整用カーブCB3bがカーブ2003、彩度調整用カーブCB4bがカーブ2004、彩度調整用カーブCB5bがカーブ2005、彩度調整用カーブCB6bがカーブ2006に、それぞれ対応している。
さらに、図19(c)における階調調整用カーブGB1cが、図21におけるカーブ2101に対応し、彩度調整用カーブCB2cがカーブ2102、彩度調整用カーブCB3cがカーブ2103、彩度調整用カーブCB4cがカーブ2104、彩度調整用カーブCB5cがカーブ2105、彩度調整用カーブCB6cがカーブ2106に、それぞれ対応している。
ステップS1806では、ステップS1804で算出した彩度指数CR、CG、CBの結果を用い、ステップS1805にて選択された図19(a)、図19(b)、図19(c)のいずれかの対応関係に基づき、彩度調整用のカーブを選択する。彩度調整用カーブは、明度別補正パラメータ記憶部1314に記憶されている。
ステップS1807では、ステップS1806にて選択した彩度調整用カーブに彩度指数CR、CG、CBの逆数を掛け合わせ、さらに最大値が100となるよう正規化することで、彩度調整パラメータを算出する。この彩度調整パラメータが、彩度補正の際に用いる入力値に対する出力値を示すものである。ステップS1808では、ステップS1807で算出した彩度調整パラメータを明度別補正パラメータ記憶部1314に保存し、彩度調整パラメータ設定処理を終える。
<階調補正処理>
階調補正処理は、第1の実施形態と同一であり、図11に示す測定処理のフローチャートの通りである。詳細な記述は省略する。
<彩度補正処理>
彩度補正処理は、第1の実施形態と同一であり、図12に示す測定処理のフローチャートの通りである。詳細な記述は省略する。
以上説明したように本実施形態にかかる画像表示装置によれば、実際に使用される周辺環境やスクリーン特性の下で、投影面からの反射光量をセンサを用いて測定し、階調や彩度の明るさに対する視覚特性の変化を考慮した補正処理を行うことで、より高精度な色再現を実現することが可能となる。
[第3の実施形態]
<測定処理について>
上記第1及び第2の実施形態では、測定処理における特性測定用のパターン画像を単色の10色として説明したが、10色に限定しない。グレイのステップを増やしても良く、またシアン、マゼンタ、イエローなど色相方向に色を増やしても良い。さらには、赤、緑、青のグラデーションパターンを増やすといった彩度方向の色を追加しても良い。また、単色の投影にも限定しない。同じ色をスクリーン面の複数箇所に投影しスクリーン面内のバラツキを吸収するよう構成しても良い。複数色を同時に投影するよう構成しても良いのはもちろんである。つまりは、階調補正や彩度補正に有効となるデータであれば良い。
<測定結果について>
上記第1及び第2の実施形態では、センサ104(または1304)における測定結果として、XYZ値を用いて説明したが、これに限定しないことはもちろんであり、分光データ、RGBデータ、Labデータなどであっても構わない。設計時の測定結果と、現在使用されている周辺環境やスクリーン特性の下での測定結果との違いを算出できるデータであれば良く、データ形式は限定しない。また、測定回数についても言及しなかったが、測定結果のバラツキを低減し、より信頼性をあげるために複数回測定し平均化する方法でも、1回の測定によるものでも構わず、特に測定回数は限定しない。
<階調調整パラメータ設定処理>
上記第1及び第2の実施形態では、測定階調レンジの算出にあたり、黒画像と白画像とのY値の差を用いたが、これに限定しない。Lab空間のL値など明るさを示す値を用いても良い。
<変換マトリクス>
上記第1及び第2の実施形態では、式(2)、式(3)にて3×3の変換マトリクスを用い説明したが、これに限定しない。非線形項を入れた3×9や3×20の変換マトリクスを用い色変換しても構わない。さらには、あらかじめ測定した格子点データを用いたLUTを用い色変換するよう構成してもよい。
<指数と調整カーブとの対応について>
上記第1及び第2の実施形態では、図6、図9、図15、図19を用いて、階調指数と階調調整用カーブとの対応や、彩度指数と彩度調整用カーブとの対応について、それぞれの指数を0.1ステップごとに説明したが、ステップ幅は限定しない。
<調整カーブ形状について>
上記第1及び第2の実施形態では、図7、図10、図16、図17、図20、図21を用いて、階調調整用カーブや彩度調整用カーブの例を直線の組み合わせとして説明したが、カーブ形状は限定しない。曲線としても良く、さらには、直線と曲線とを組み合わせたカーブ形状としても良い。
<彩度調整カーブの選択について>
上記第1及び第2の実施形態では、彩度調整カーブを赤、緑、青、それぞれ共通のカーブを選択する例を説明したが、共通にしなくても良い。赤、緑、青、個々の彩度指数に応じ、彩度調整カーブを選択すればよく、共通にしなくても良い。
<彩度測定レンジの算出について>
上記第1及び第2の実施形態では、彩度測定レンジの算出に関し、式(5)、式(6)、を用い説明したが、彩度はLab空間に限定しない。YCC空間、Luv空間、CIECAM97s空間、CIECAM02空間など、彩度を求められる空間であれば良い。
<階調補正について>
上記第1及び第2の実施形態では、階調補正に関し、Y値を用いると説明したが、Y値に限定しない。Lab空間、Luv空間、CIECAM97s空間、CIECAM02空間など、明るさ情報が求められる空間の値であれば良く、限定しない。
<彩度補正について>
上記第1及び第2の実施形態では、彩度補正に関し、RGB値を補正することとしたが、RGB値を彩度を示す色信号へ変換しのうえで、彩度補正を行ってもよい。その場合の色空間としては、Lab空間、Luv空間、YCC空間、CIECAM97s空間、CIECAM02空間など、彩度情報が求められる空間であれば何でもよく、特に限定しない。
<明るさの環境について>
上記第1及び第2の実施形態では、明るさの環境について、図15、図19を用い3つの明るさの環境に分類すると説明したが、これに限定しない。環境に応じて補正処理を切り替えられるよう構成すればよく、分類数は限定しない。
<環境の種類について>
上記第1及び第2の実施形態では、分類する環境として明るさを用い説明したが、これに限定しない。画像サイズ、スクリーンまでの投影距離や観察距離などに応じ、環境を分類するよう構成しても良い。さらには、プレゼンテーションや会議など画像表示装置の使用目的別に環境の分類を複数保持するよう構成しても良い。
<記憶媒体>
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、本発明の目的は、前述した第1乃至第3の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した第1乃至第3の実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることが出来る。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した第1乃至第3の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部を行い、その処理によって前述した第1乃至第3の実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した第1乃至第3の実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
[第4の実施形態]
上記第1乃至第3の実施形態では、1つの画像投影部(109または1309)により投影される画像に対する画像処理について説明したが、本発明はこれに限られず、複数の画像投影部を有する画像表示装置や、複数の画像表示装置を備えるシステムにより投影される画像に対する画像処理に適用してもよい。
そして、このような複数の画像投影部を有する画像表示装置や、複数の画像表示装置を備えるシステムに適用した場合、当該画像表示装置や当該システムが実際に使用される周辺環境やスクリーン特性に応じて、色味に対する人間の視覚特性を反映した画像の投影が実現できるという効果の他、複数の画像投影部間または複数の画像表示装置間における色味のばらつきを抑制し、カラーマッチングを簡易かつ高精度に行うことができるという効果も奏することとなる。以下、本発明に係る第4の実施形態では、複数の画像投影部を備える画像表示装置について、図面を参照して詳細に説明する。
図22は本発明の第4の実施形態にかかる画像表示装置の構成を示したブロック図である。2201は本実施形態にかかる画像表示装置、2202はコンピュータなど他の装置とのデータをやり取りするためのI/F部、2203は周辺環境やスクリーン特性を反映したスクリーン面(不図示)からの測定結果を取得するデータ取得部、2204は第1画像投影部から投影された画像の測定を行う第1センサ、2205は第2画像投影部から投影された画像の測定を行う第2センサ、2206は画像表示装置2201内部での色座標変換を行う色座標変換部、2207は周辺環境やスクリーン特性を考慮した彩度補正を行う彩度補正部、2208は周辺環境やスクリーン特性を考慮した階調補正を行う階調補正部、2209は画像データ処理用に画像データや測定結果を一時的に保持しておくデータバッファ、2210は処理後の画像をスクリーンに投影する第1画像投影部、2211は処理後の画像をスクリーンに投影する第2画像投影部、2212はユーザが画像表示装置2201を用いて画像処理の操作を行うためのUI部、2213は白、黒、赤、緑、青など特性測定用のパターン画像を記憶しておく測定パターン記憶部、2214は理想状態で色設計された際の測定結果を記憶しておく設計時測定結果記憶部、2215は階調補正や彩度補正を行うための補正パラメータを記憶しておく補正パラメータ記憶部である。
<全体処理>
図23は、画像表示装置2201における画像処理の流れを示すフローチャートである。図23のフローチャートを用い、画像表示装置2201における画像処理について詳細を説明する。ステップS2301では、投影画像の調整を行うか否かの判別し、調整を行う場合はステップS2302へ進み、行わない場合はステップS2306へ進む。ステップS2302では、第1画像投影部2210または第2画像投影部2211からスクリーン面上に白、黒、赤、緑、青など特性測定用のパターン画像を投影し、第1センサ2204または第2センサ2205を用い、周辺環境やスクリーン特性を反映したそれぞれのスクリーン面の測定を行う。ステップS2303では、ステップS2302での測定結果に基づき画像投影部ごとに階調調整パラメータを設定する。ステップS2304では、ステップS2302での測定結果に基づき画像投影部ごとに彩度調整パラメータを設定する。ステップS2305では、調整が終わったか否かの判別をし、終わった場合はステップS2306へ進み、終わっていない場合はステップS2302へ戻る。
ステップS2306では、スクリーン面(不図示)へ投影する画像を画像表示装置2201に入力する。ステップS2307では、ステップS2303で設定した階調調整パラメータを用い画像投影部ごとに階調補正を行う。ステップS2308では、ステップS2304で設定した彩度調整パラメータを用い画像投影部ごとに彩度補正を行う。ステップS2309では、補正済の画像を第1画像投影部2210および第2画像投影部2211からそれぞれのスクリーンへ投影し、処理を終える。
<測定処理>
図24は、画像表示装置2201における測定処理(ステップS2302)の詳細を説明するフローチャートである。図24のフローチャートを用い、測定処理の詳細を説明する。ステップS2401では、調整を行う画像投影部の選択を行う。ステップS2402では、白、黒、赤、緑、青など特性測定用のパターン画像を測定用パターン記憶部2213から読み出す。特性測定用のパターン画像は、各色が別々の単色画像になっており、黒から白までの7段階のグレースケール7色と、赤、緑、青の3色の合計10色とからなるものとする。
ステップS2403では、ステップS2402にて読み出した特性測定用のパターン画像をステップS2401で選択された画像投影部からスクリーン面に投影する。ステップS2404では、ステップS2403にてスクリーン面上に投影された特性測定用のパターン画像をステップS2401で選択された画像投影部に対応する第1センサ2204または第2センサ2205を用いて測定し、測定結果をデータバッファ2209へ保存する。ここで第1センサ2204または第2センサ2205による測定は、投影された特性測定用の各パターン画像10色のXYZ値を測定するものであり、第1画像投影部の場合、測定結果は以下のデータである。
黒:XM11、YM11、ZM11
グレイA:XM12、YM12、ZM12
グレイB:XM13、YM13、ZM13
グレイC:XM14、YM14、ZM14
グレイD:XM15、YM15、ZM15
グレイE:XM16、YM16、ZM16
白:XM17、YM17、ZM17
赤:XM18、YM18、ZM18
緑:XM19、YM19、ZM19
青:XM110、YM110、ZM110
また、第2画像投影部の場合、測定結果は以下のデータである。
黒:XM21、YM21、ZM21
グレイA:XM22、YM22、ZM22
グレイB:XM23、YM23、ZM23
グレイC:XM24、YM24、ZM24
グレイD:XM25、YM25、ZM25
グレイE:XM26、YM26、ZM26
白:XM27、YM27、ZM27
赤:XM28、YM28、ZM28
緑:XM29、YM29、ZM29
青:XM210、YM210、ZM210
ステップS2405では、ステップS2404にて測定した各色の測定結果をデータバッファ2209に記憶する。ステップS2406では、全ての特性測定用のパターン画像について測定が終了したか否かの判別を行い、終了した場合はステップS2407へ進み、終了していない場合はステップS2402へ戻る。ステップS2407では、全ての画像投影部を用いての測定が終了したか否かの判別を行い、終了した場合は測定処理を終え、終了していない場合はステップS2401へ戻る。
<階調調整パラメータ設定処理>
図25は、画像表示装置2201における階調調整パラメータ設定処理(ステップS2303)の詳細を説明するフローチャートである。では、図25のフローチャートを用い、階調調整パラメータ設定処理の詳細を説明する。
ステップS2501では、階調調整パラメータ設定処理を行う画像投影部の選択を行う。ステップS2502では、ステップS2405にて保存した測定結果のうち、黒、グレイA、グレイB、グレイC、グレイD、グレイE、白の7色の測定結果である、YM11、YM12、YM13、YM14、YM15、YM16、YM17(第1画像投影部の場合。第2画像投影部の場合は、YM21、YM22、YM23、YM24、YM25、YM26、YM27)をデータバッファ2209から読み出す。
ステップS2503では、あらかじめ色設計時に理想状態において測定された測定結果を保存してある設計時測定結果記憶部2214から、理想状態での特性測定用の各パターン画像のうち、黒、グレイA、グレイB、グレイC、グレイD、グレイE、白の7色についての測定結果である、YD1、YD2、YD3、YD4、YD5、YD6、YD7を読み出す。
ステップS2404では、測定した特性測定用の各パターン画像の測定結果と各パターンとを対応付ける。第1画像投影部2210と第2画像投影部2211それぞれの測定結果に基づく対応付けの結果を、図27(a)、図27(b)にそれぞれ示す。この対応付けた関係が、階調調整用のパラメータである。図28にこの対応関係を補間し、グラフ化した例を示す。横軸が、第1画像投影部2210または第2画像投影部2211それぞれの測定結果(正規化後)であり、縦軸が、理想状態での測定結果(正規化後)の例を示している。
グラフ2801が、実際の環境での測定結果と理想環境での測定結果とが一致した例であり、グラフ2802が、実際の環境での測定結果の方が、理想環境での測定結果よりも暗い結果となった例であり、グラフ2803が、実際の環境での測定結果の方が、理想環境での測定結果よりも明るい結果となった例である。つまり、実際の環境での測定結果の方が、理想環境での測定結果よりも暗い結果となった場合は、上に凸のグラフ形状となり、実際の環境での測定結果の方が、理想環境での測定結果よりも明るい結果となった場合は、下に凸のグラフ形状となる。
図28に示す階調調整パラメータが、階調補正の際に用いる入力値に対する出力値を示すものである。図28に示す階調調整パラメータが補正パラメータ記憶部2215へ保存される。ステップS2504では、全ての画像投影部に対し階調調整パラメータ設定処理が終了したか否かの判別を行い、終了した場合は、階調調整パラメータ設定処理を終え、終了していない場合は、ステップS2501へ戻る。
なお、設計時測定結果記憶部2214には、図26に示す内容のデータが記憶されている。記憶されているデータ項目は、特性測定用のパターン画像の測定結果であるXYZ値の他、画像表示装置の内部信号であるRGB値とXYZ値との変換マトリクスである。変換マトリクスは、式(8)、式(9)の係数である。
Figure 2006166032
Figure 2006166032
<彩度調整パラメータ設定処理>
図29は、画像表示装置2201における彩度調整パラメータ設定処理(ステップS2304)の詳細を説明するフローチャートである。図29のフローチャートを用い、彩度調整パラメータ設定処理の詳細を説明する。
ステップS2901では、彩度調整パラメータ設定処理を行う画像投影部の選択を行う。ステップS2902では、ステップS2405にて保存した測定結果のうち、赤、緑、青の3色についての測定結果である、YM18、YM19、YM110(第1画像投影部の場合。第2画像投影部の場合は、YM28、YM29、YM210)をデータバッファ2209から読み出す。
ステップS2903では、あらかじめ色設計時に理想状態において測定された測定結果を保存してある設計時測定結果記憶部2214から、理想状態での特性測定用の各パターン画像のうち、赤、緑、青の3色についての測定結果である、YD8、YD9、YD10、を読み出す。
ステップS2404では、測定した特性測定用の各パターン画像の測定結果に基づいて、各パターンごとに式(10)または式(11)により、彩度調整用のパラメータCR1、CG1、CB1(第1画像投影部の場合。第2画像投影部の場合は、CR2、CG2、CB2)を算出し、補正パラメータ記憶部2215へ保存する。
Figure 2006166032
Figure 2006166032
ステップS2904では、全ての画像投影部に対し彩度調整パラメータ設定処理が終了したか否かの判別を行い、終了した場合は、彩度調整パラメータ設定処理を終え、終了していない場合は、ステップS2901へ戻る。
<階調補正処理>
図30は、画像表示装置2201における階調補正処理(ステップS2307)の詳細を説明するフローチャートである。図30のフローチャートを用い、階調補正処理の詳細を説明する。
ステップS3001では、階調補正処理を行う画像投影部の選択を行う。ステップS3002では、ステップS2303にて保存した各画像投影部に対応した階調調整パラメータを補正パラメータ記憶部2215から読み出す。
ステップS3003では、ステップS3002で読み出した階調調整パラメータを用い、RGB値の補正をする(補正後の値をR’G’B’と示す)。ステップS3004では、投影画像の階調補正が全画素終了したか否かの判別を行い、終了している場合はステップS3005へ進み、終了していない場合はステップS3003へ戻る。ステップS3005では、全ての画像投影部に対し階調補正処理が終了したか否かの判別を行い、終了した場合は、階調補正処理を終え、終了していない場合は、ステップS3001へ戻る。
<彩度補正処理>
図31は、画像表示装置2201における彩度補正処理(ステップS2308)の詳細を説明するフローチャートである。図31のフローチャートを用い、彩度補正処理の詳細を説明する。
ステップS3101では、彩度補正処理を行う画像投影部の選択を行う。ステップS3102では、ステップS2304にて保存した各画像投影部に対応した彩度調整パラメータを補正パラメータ記憶部2215から読み出す。ステップS3103では、ステップS3102で読み出した彩度調整パラメータを用い、式(12)(第1画像投影部用の彩度補正時)、または式(13)(第2画像投影部用の彩度補正時)を用いRGB値の補正をする。
Figure 2006166032
Figure 2006166032
ステップS3104では、投影画像の彩度補正が全画素終了したか否かの判別を行い、終了している場合はステップS3105へ進み、終了していない場合はステップS3103へ戻る。ステップS3105では、全ての画像投影部に対し彩度補正が終了したか否かの判別を行い、終了した場合は、彩度補正処理を終え、終了していない場合は、ステップS3101へ戻る。
以上説明したように本実施形態によれば、複数の画像投影部を備える画像表示装置において、それぞれの画像投影部で実際に使用される周辺環境やスクリーン特性の下で、投影面からの反射光量をセンサを用いて測定し、測定結果に基づき補正処理を行うことで、複数の画像投影部間のバラツキを抑え、理想環境下での色再現結果に対するカラーマッチングを簡易かつ高精度に実現することが可能となる。
[第5の実施形態]
上記第4の実施形態では、各画像投影部からの投影画像それぞれを、設計時である理想環境での色再現にマッチングさせる場合について説明したが、第5の実施形態では、各画像投影部からの投影画像同士を直接マッチングさせる場合について説明する。以下、本発明の第5の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、第5の実施形態を実現する画像表示装置の構成は、図22に示したブロック図と同一であり、全体処理フローも図23に示したフローチャートと同一であり、その他の詳細な説明も以下の3点(階調調整パラメータ設定処理における入力値と出力値との関係、彩度調整パラメータ設定処理におけるパラメータ算出式、彩度補正処理における補正式)を除き、第4の実施形態と同一のため説明を省略する。
<階調調整パラメータ設定処理>
ステップS2503の階調調整パラメータ設定処理において図27(a)、図27(b)にそれぞれ示した、第1画像投影部2210と第2画像投影部2211それぞれの測定結果と理想状態での測定結果との対応付けが、図32に示す対応関係となる。
図32は、第1画像投影部2210を第2画像投影部2211にマッチングさせる際の対応関係である。第2画像投影部2211を第1画像投影部2210にマッチングさせる場合は図32の対応が左右逆となる。この対応付けた関係が、階調調整用のパラメータである。図32に示す階調調整パラメータが、階調補正の際に用いる入力値に対する出力値を示すものである。
<彩度調整パラメータ設定処理>
ステップS2903での彩度調整用のパラメータ算出が、式(14)(第1画像投影部を第2画像投影部にマッチングさせる場合)または式(15)(第2画像投影部を第1画像投影部にマッチングさせる場合)となる。
Figure 2006166032
Figure 2006166032
<彩度補正処理>
ステップS3103での彩度補正用の補正式は、ステップS3102で読み出した彩度調整パラメータを用い、式(16)(第1画像投影部を第2画像投影部にマッチングさせる場合)、または式(17)(第2画像投影部を第1画像投影部にマッチングさせる場合)を用いRGB値の補正をする。
Figure 2006166032
Figure 2006166032
以上説明したように本実施形態によれば、複数の画像投影部を備える画像表値装置において、それぞれの画像投影部で実際に使用される周辺環境やスクリーン特性の下で、投影面からの反射光量をセンサを用いて測定し、それぞれの測定結果に対応付けして補正処理を行うことで、複数の画像投影部間のバラツキを抑え、カラーマッチングを簡易かつ高精度に実現することが可能となる。
[第6の実施形態]
上記第4及び第5の実施形態では、複数の画像投影部を備える画像表示装置におけるカラーマッチングについて説明したが、本実施形態では、複数の画像表示装置を備えるシステムにおけるカラーマッチングについて説明する。以下、本発明に係る第6の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図33は、本発明の第6の実施形態にかかる画像表示装置3301Aおよび画像表示装置3301Bを備えるシステムの構成を示したブロック図である。各部の名称および機能は第4の実施形態とほぼ同一であり、第4の実施形態との違いは、画像投影部別に画像表示装置を構成している点である。
3301Aは本実施形態にかかる画像表示装置、3302Aはコンピュータなど他の装置とのデータをやり取りするためのI/F部、3303Aは周辺環境やスクリーン特性を反映したスクリーン面(不図示)からの測定結果を取得するデータ取得部、3304Aは画像投影部から投影されたデータの測定を行うセンサ、3306Aは画像表示装置3301A内部での色座標変換を行う色座標変換部、3307Aは周辺環境やスクリーン特性を考慮した彩度補正を行う彩度補正部、3308Aは周辺環境やスクリーン特性を考慮した階調補正を行う階調補正部、3309Aは画像データ処理用に画像データや測定結果を一時的に保持しておくデータバッファ、3311Aは処理後の画像をスクリーン面に投影する画像投影部、3312Aはユーザが画像表示装置3301Aを用いて画像処理の操作を行うためのUI部、3313Aは白、黒、赤、緑、青など特性測定用のパターン画像を記憶しておく測定用パターン記憶部、3314Aは理想状態で色設計された際の測定結果を記憶しておく設計時測定結果記憶部、3315Aは階調補正や彩度補正を行うための補正パラメータを記憶しておく補正パラメータ記憶部である。
3301Bは本実施形態にかかる画像表示装置、3302Bはコンピュータなど他の装置とのデータをやり取りするためのI/F部、3303Bは周辺環境やスクリーン特性を反映したスクリーン面(不図示)からの測定結果を取得するデータ取得部、3304Bは画像投影部から投影されたデータの測定を行うセンサ、3306Bは画像表示装置3301B内部での色座標変換を行う色座標変換部、3307Bは周辺環境やスクリーン特性を考慮した彩度補正を行う彩度補正部、3308Bは周辺環境やスクリーン特性を考慮した階調補正を行う階調補正部、3309Bは画像データ処理用に画像データや測定結果を一時的に保持しておくデータバッファ、3311Bは処理後の画像をスクリーンに投影する画像投影部、3312Bはユーザが画像表示装置3301Bを用いて画像処理の操作を行うためのUI部、3313Bは白、黒、赤、緑、青など特性測定用のパターン画像を記憶しておく測定用パターン記憶部、3314Bは理想状態で色設計された際の測定結果を記憶しておく設計時測定結果記憶部、3315Bは階調補正や彩度補正を行うための補正パラメータを記憶しておく補正パラメータ記憶部である。
<全体処理>
図34は、画像表示装置3301Bおよび画像表示装置3301Bにおける画像処理の流れを示すフローチャートである。図34のフローチャートを用い、画像表示装置3301Aにおける画像処理について詳細を説明する。ステップS3401では、投影画像の調整を行うか否かの判別し、調整を行う場合はステップS3402へ進み、行わない場合はステップS3406へ進む。ステップS3402では、画像投影部3311A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、画像投影部3311B)からスクリーン面上に白、黒、赤、緑、青など特性測定用のパターン画像を投影し、センサ3304A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、センサ3304B)を用い、周辺環境やスクリーン特性を反映したそれぞれのスクリーン面の測定を行う。
ステップS3403では、ステップS3402での測定結果に基づき階調調整パラメータを設定する。ステップS3404では、ステップS3402での測定結果に基づき彩度調整パラメータを設定する。ステップS3405では、調整が終わったか否かの判別をし、終わった場合はステップS3406へ進み、終わっていない場合はステップS3402へ戻る。
ステップS3406では、スクリーン面(不図示)へ投影する画像を画像表示装置3301A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、画像表示装置3301B)に入力する。ステップS3407では、ステップS3403で設定した階調調整パラメータを用い階調補正を行う。ステップS3408では、ステップS3404で設定した彩度調整パラメータを用い彩度補正を行う。ステップS3409では、補正済の画像を画像投影部3311A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、画像投影部3311B)からスクリーンへ投影し、処理を終える。
<測定処理>
図35は、画像表示装置3301Aおよび画像表示装置3301Bにおける測定処理(ステップS3402)の詳細を説明するフローチャートである。図35のフローチャートを用い、測定処理の詳細を説明する。ステップS3501では、白、黒、赤、緑、青など特性測定用のパターン画像を測定用パターン記憶部3313A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、測定用パターン記憶部3313B)から読み出す。特性測定用のパターン画像は、第4の実施形態と同一である。
ステップS3502では、ステップS3501にて読み出した特性測定用のパターン画像を画像投影部3311A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、画像投影部3311B)からスクリーン面に投影する。
ステップS3503では、ステップS3502にてスクリーン面上に投影された特性測定用のパターン画像を画像投影部3311Aに対応するセンサ3304A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、画像投影部3311Bに対応するセンサ3304B)を用いて測定し、測定結果をデータバッファ3309A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、データバッファ3309B)へ保存する。ここでセンサ3304Aまたはセンサ3304Bによる測定は、投影された特性測定用の各パターン画像10色のXYZ値を測定するものであり、画像表示装置3301Aでの処理の場合、測定結果は以下のデータである。
黒:XM211、YM211、ZM211
グレイA:XM212、YM212、ZM212
グレイB:XM213、YM213、ZM213
グレイC:XM214、YM214、ZM214
グレイD:XM215、YM215、ZM215
グレイE:XM216、YM216、ZM216
白:XM217、YM217、ZM217
赤:XM218、YM218、ZM218
緑:XM219、YM219、ZM219
青:XM2110、YM2110、ZM2110
また、画像表示装置3301Bでの処理の場合、測定結果は以下のデータである。
黒:XM321、YM321、ZM321
グレイA:XM322、YM322、ZM322
グレイB:XM323、YM323、ZM323
グレイC:XM324、YM324、ZM324
グレイD:XM325、YM325、ZM325
グレイE:XM326、YM326、ZM326
白:XM327、YM327、ZM327
赤:XM328、YM328、ZM328
緑:XM329、YM329、ZM329
青:XM3210、YM3210、ZM3210
ステップS3504では、ステップS3503にて測定した各色の測定結果をデータバッファ3309A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、データバッファ3309B)に記憶する。ステップS3505では、全ての特性測定用のパターン画像の測定が終了したか否かの判別を行い、終了した場合は測定処理を終え、終了していない場合はステップS3501へ戻る。
<階調調整パラメータ設定処理>
図36は、画像表示装置3301Aおよび画像表示装置3301Bにおける階調調整パラメータ設定処理(ステップS3403)の詳細を説明するフローチャートである。図36のフローチャートを用い、階調調整パラメータ設定処理の詳細を説明する。
ステップS3601では、ステップS3504にて保存した測定結果のうち、黒、グレイA、グレイB、グレイC、グレイD、グレイE、白の7色の測定結果である、YM211、YM212、YM213、YM214、YM215、YM216、YM217(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、YM321、YM322、YM323、YM324、YM325、YM326、YM327)をデータバッファ3309A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、データバッファ3309B)から読み出す。
ステップS3602では、あらかじめ色設計時に理想状態において測定された測定結果を保存してある設計時測定結果記憶部3314A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、設計時測定結果記憶部3314B)から、理想状態での特性測定用の各パターン画像のうち、黒、グレイA、グレイB、グレイC、グレイD、グレイE、白の7色についての測定結果である、YD1、YD2、YD3、YD4、YD5、YD6、YD7を読み出す。
ステップS3503では、測定した特性測定用の各パターン画像の測定結果と各パターンとを対応付ける。画像表示装置3301Aでの処理の場合と画像表示装置3301Bでの処理の場合の、それぞれの測定結果に基づく対応付けの結果を、図40(a)、図40(b)にそれぞれ示す。この対応付けた関係が、階調調整用のパラメータである。この対応関係を補間し、グラフ化した例は、第4の実施形態にて示した図28の通りである。図28に示す階調調整パラメータが、階調補正の際に用いる入力値に対する出力値を示すものである。図28に示す階調調整パラメータを補正パラメータ記憶部3315A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、補正パラメータ記憶部3315B)へ保存し、階調調整パラメータ設定処理を終える。
<彩度調整パラメータ設定処理>
図37は、画像表示装置3301Aおよび画像表示装置3301Bにおける彩度調整パラメータ設定処理(ステップS3404)の詳細を説明するフローチャートである。図37のフローチャートを用い、彩度調整パラメータ設定処理の詳細を説明する。
ステップS3701では、ステップS3504にて保存した測定結果のうち、赤、緑、青の3色の測定結果である、YM218、YM219、YM2110(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、YM328、YM329、YM3210)をデータバッファ3309A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、データバッファ3309A)から読み出す。
ステップS3702では、あらかじめ色設計時に理想状態において測定された測定結果を保存してある設計時測定結果記憶部3314A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、設計時測定結果記憶部3314B)から、理想状態での特性測定用の各パターン画像のうち、赤、緑、青の3色についての測定結果である、YD8、YD9、YD10、を読み出す。
ステップS3503で測定した特性測定用の各パターン画像の測定結果に基づいて、各パターンごとに式(18)または式(19)により、彩度調整用のパラメータCR21、CG21、CB21(画像表示装置21での処理の場合。画像表示装置31での処理の場合は、CR32、CG32、CB32)を算出し、補正パラメータ記憶部3315A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、補正パラメータ記憶部3315B)へ保存し、彩度調整パラメータ設定処理を終える。
Figure 2006166032
Figure 2006166032
<階調補正処理>
図38は、画像表示装置3301Aおよび画像表示装置3301Bにおける階調補正処理(ステップS3407)の詳細を説明するフローチャートである。図38のフローチャートを用い、階調補正処理の詳細を説明する。
ステップS3801では、ステップS3403にて保存した階調調整パラメータを補正パラメータ記憶部3315A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、補正パラメータ記憶部3315B)から読み出す。
ステップS3802では、ステップS3801で読み出した階調調整パラメータを用い、RGB値の補正をする(補正後の値をR’G’B’と示す)。ステップS3803では、投影画像の階調補正が全画素終了したか否かの判別を行い、終了している場合は階調補正処理を終え、終了していない場合は、ステップS3802へ戻る。
<彩度補正処理>
図39は、画像表示装置3301Aおよび画像表示装置3301Bにおける彩度補正処理(ステップS3408)の詳細を説明するフローチャートである。図39のフローチャートを用い、彩度補正処理の詳細を説明する。
ステップS3901では、ステップS3404にて保存した彩度調整パラメータを補正パラメータ記憶部3315A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、補正パラメータ記憶部3315B)から読み出す。ステップS3902では、ステップS3901で読み出した彩度調整パラメータを用い、式(20)(画像表示装置3301Aの色補正時)、または式(21)(画像表示装置3301Bの色補正時)を用いRGB値の補正をする。
Figure 2006166032
Figure 2006166032
ステップS3903では、投影画像の彩度補正が全画素終了したか否かの判別を行い、終了している場合は彩度補正処理を終え、終了していない場合は、ステップS3902へ戻る。
以上説明したように本実施形態によれば、複数の画像表示装置でのカラーマッチングを行う画像処理において、それぞれの画像表示装置で実際に使用される周辺環境やスクリーン特性の下で、投影面からの反射光量をセンサを用いて測定し、測定結果に基づきそれぞれ補正処理を行うことで、複数の画像表示装置間のバラツキを抑え、理想環境下での色再現結果に対するカラーマッチングを簡易かつ高精度に実現することが可能となる。
[第7の実施形態]
<測定処理について>
上記第4乃至第6の各実施形態では、測定処理における特性測定用のパターン画像を単色の10色として説明したが、10色に限定しない。グレイのステップを増やしても良く、またシアン、マゼンタ、イエローなど色相方向に色を増やしても良い。さらには、赤、緑、青のグラデーションパターンを増やすといった彩度方向の色を追加しても良い。また、単色の投影にも限定しない。同じ色をスクリーン面の複数箇所に投影しスクリーン面内のバラツキを吸収するよう構成しても良い。複数色を同時に投影するよう構成しても良いのはもちろんである。つまりは、階調補正や彩度補正に有効となるデータであれば良い。
<測定結果について>
上記第4乃至第6の各実施形態では、センサにおける測定結果として、XYZ値を用いて説明したが、これに限定しないことはもちろんであり、分光データ、RGBデータ、Labデータなどであっても構わない。設計時の測定結果と、現在使用されている周辺環境やスクリーン特性の下での測定結果との違いを算出できるデータであれば良く、データ形式は限定しない。また、測定回数についても言及しなかったが、測定結果のバラツキを低減し、より信頼性をあげるために複数回測定し平均化する方法でも、1回の測定によるものでも構わず、特に測定回数は限定しない。
<調整カーブ形状について>
上記第4乃至第6の各実施形態では、図27、図28を用いて、階調調整用カーブの例をテーブルとして説明したが、カーブ形状は限定しない。また、テーブルでなく、近似式としても良い。
<階調補正について>
上記第4乃至第6の各実施形態では、階調補正に関し、RGB値を用いると説明したが、RGB値に限定しない。式(8)または式(9)を用いY値を算出し、Y値を用い階調補正しても良い。その際、式(8)、式(9)のような3×3の変換マトリクスに限定しない。非線形項を入れた3×9や3×20の変換マトリクスを用い色変換しても構わない。さらには、あらかじめ測定した格子点データを用いたLUTを用い色変換するよう構成してもよい。さらには、Lab空間、Luv空間、CIECAM97s空間、CIECAM02空間など、明るさ情報が求められる空間の値でも良く、限定しない。
<彩度算出について>
上記第4乃至第6の各実施形態では、彩度調整パラメータ設定処理での補正パラメータに関し、式(10)、式(11)、を用い説明したが、算出に用いる値はY値に限定しない。式(8)、式(9)、式(22)、式(23)を用い、Lab空間での彩度を算出し、彩度の比として補正パラメータを算出しても良い。さらに、YCC空間、Luv空間、CIECAM97s空間、CIECAM02空間など、彩度を求められる空間でも良く、限定しない。
Figure 2006166032
Figure 2006166032
<彩度補正について>
上記第4乃至第6の各実施形態では、彩度補正に関し、式(12)、式(13)のようにRGB値を補正することとしたが、RGB値を彩度を示す色信号へ変換したうえで、彩度補正を行ってもよい。その場合の色空間としては、Lab空間、Luv空間、YCC空間、CIECAM97s空間、CIECAM02空間など、彩度情報が求められる空間であれば何でもよく、特に限定しない。
<調整対象について>
上記第4乃至第6の各実施形態では、プロジェクタなどスクリーンに画像を投影する画像表示装置について説明したが、カラーディスプレイ(カラーモニタ)などのカラー画像表示装置にも適用可能である。また、上記第4乃至第6の各実施形態では、2つの画像投影部の調整または、2つの画像表示装置の調整について説明したが、2つに限定するものではない。さらには、場所が離れている装置間に適用してよいのはもちろんである。
<記憶媒体>
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、本発明の目的は、前述した第4乃至第6の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した第4乃至第6の実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることが出来る。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した第4乃至第6の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部を行い、その処理によって前述した第4乃至第6の実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した第4乃至第6の実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態にかかる画像表示装置の構成を示したブロック図である。 画像表示装置における画像処理の流れを示すフローチャートである。 画像表示装置における測定処理の詳細を説明するフローチャートである。 画像表示装置における階調調整パラメータ設定処理の詳細を説明するフローチャートである。 画像表示装置における設計時測定結果を説明する一例を示す図である。 画像表示装置における階調指数別の階調調整用カーブとの対応関係の一例を示す図である。 階調調整用カーブの一例を示す図である。 画像表示装置における彩度調整パラメータ設定処理の流れを説明するフローチャートである。 画像表示装置における彩度指数別の彩度調整用カーブとの対応関係の一例を示す図である。 彩度調整用カーブの一例を示す図である。 画像表示装置における階調補正処理の詳細を説明するフローチャートである。 画像表示装置における彩度補正処理の詳細を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態にかかる画像表示装置の構成を示したブロック図である。 画像表示装置における階調調整パラメータ設定処理の流れを説明するフローチャートである。 画像表示装置における階調指数別の階調調整用カーブとの対応関係の一例を示す図である。 階調調整用カーブの一例を示す図である。 階調調整用カーブの一例を示す図である。 画像表示装置における彩度調整パラメータ設定処理の流れを説明するフローチャートである。 画像表示装置における彩度指数別の彩度調整用カーブとの対応関係の一例を示す図である。 彩度調整用カーブの一例を示す図である。 彩度調整用カーブの一例を示す図である。 本発明の第4、第5の実施形態にかかる画像表示装置のブロック図である。 画像表示装置における画像処理の流れを示すフローチャートである。 画像表示装置における測定処理の流れを説明するフローチャートである。 画像表示装置における階調調整パラメータ設定処理の流れを説明するフローチャートである。 画像表示装置における設計時測定結果の一例を説明するための図である。 画像表示装置における画像投影部別の階調調整用テーブルの一例を示す図である。 階調調整用カーブの一例を示す図である。 画像表示装置における彩度調整パラメータ設定処理の流れを説明するフローチャートである。 画像表示装置における階調補正処理の流れを説明するフローチャートである。 画像表示装置における彩度補正処理の流れを説明するフローチャートである。 画像表示装置における階調調整用テーブルの一例を示す図である。 本発明の第6の実施形態にかかる画像表示装置のブロック図である。 画像表示装置における画像処理の流れを説明するフローチャートである。 画像表示装置における測定処理の流れを説明するフローチャートである。 画像表示装置における階調調整パラメータ設定処理の流れを説明するフローチャートである。 画像表示装置における彩度調整パラメータ設定処理の流れを説明するフローチャートである。 画像表示装置における階調補正処理の流れを説明するフローチャートである。 画像表示装置における彩度補正処理の流れを説明するフローチャートである。 画像表示装置別の階調調整用テーブルの一例を示す図である。
符号の説明
101・・・画像表示装置
102・・・I/F部
103・・・データ取得部
104・・・センサ
105・・・色座標変換部
106・・・彩度補正部
107・・・階調補正部
108・・・データバッファ
109・・・画像投影部
110・・・UI部
111・・・測定用パターン記憶部
112・・・レンジ別補正パラメータ記憶部
113・・・設計時測定結果記憶部

Claims (14)

  1. 所定の表示面に画像を表示する画像表示装置であって、
    前記表示面に複数の色から構成されるパターン画像を表示した場合の各色ごとの光量を測定して得られた測定結果を取得する取得手段と、
    前記測定結果に基づいて、前記画像の階調を補正する階調補正手段と、
    前記測定結果に基づいて、前記画像の彩度を補正する彩度補正手段と
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記パターン画像は、白色、黒色、赤色、緑色、青色を含み、前記測定結果は、該各色のXYZ値であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記階調補正手段は、
    前記測定結果のうち白色のY値と黒色のY値とを用いて差分を算出する差分算出手段と、
    前記差分算出手段において算出された前記差分と、予め設定された白色のY値と黒色のY値との差分との比を算出する差分比算出手段と、を備え、
    前記差分比算出手段において算出された比から、前記画像の階調を補正することを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記彩度補正手段は、
    前記測定結果のうち白色、赤色、緑色、青色のXYZ値に基づいて、該各色のRGB空間におけるLab値を算出するLab値算出手段と、
    前記Lab値算出手段において算出された各色のLab値を用いて、R、G、B値のレンジを算出するレンジ算出手段と、
    前記レンジ算出手段において算出されたR、G、B値の各レンジと、予め設定されたR、G、B値の各レンジとの比を算出するレンジ比算出手段と、を備え、
    前記レンジ比算出手段において算出されたレンジ比から、前記画像の彩度を補正することを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  5. 前記階調補正手段は、
    前記差分比算出手段において算出された比と、前記測定結果のうちの黒色のY値とに基づいて、前記画像の階調を補正することを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
  6. 前記彩度補正手段は、
    前記レンジ比算出手段において算出されたレンジ比と、前記測定結果のうちの黒色のY値とに基づいて、前記画像の彩度を補正することを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。
  7. 所定の表示面に表示される画像を処理する画像処理方法であって、
    前記表示面に複数の色から構成されるパターン画像を表示した場合の各色ごとの光量を測定して得られた測定結果を取得する取得工程と、
    前記測定結果に基づいて、前記画像の階調を補正する階調補正工程と、
    前記測定結果に基づいて、前記画像の彩度を補正する彩度補正工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  8. 前記パターン画像は、白色、黒色、赤色、緑色、青色を含み、前記測定結果は、該各色のXYZ値であることを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 前記階調補正工程は、
    前記測定結果のうち白色のY値と黒色のY値とを用いて差分を算出する差分算出工程と、
    前記差分算出工程において算出された前記差分と、予め設定された白色のY値と黒色のY値との差分との比を算出する差分比算出工程と、を備え、
    前記差分比算出工程において算出された比から、前記画像の階調を補正することを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 前記彩度補正工程は、
    前記測定結果のうち白色、赤色、緑色、青色のXYZ値に基づいて、該各色のRGB空間におけるLab値を算出するLab値算出工程と、
    前記Lab値算出工程において算出された各色のLab値を用いて、R、G、B値のレンジを算出するレンジ算出工程と、
    前記レンジ算出工程において算出されたR、G、B値の各レンジと、予め設定されたR、G、B値の各レンジとの比を算出するレンジ比算出工程と、を備え、
    前記レンジ比算出工程において算出されたレンジ比から、前記画像の彩度を補正することを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  11. 前記階調補正工程は、
    前記差分比算出工程において算出された比と、前記測定結果のうちの黒色のY値とに基づいて、前記画像の階調を補正することを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  12. 前記彩度補正工程は、
    前記レンジ比算出工程において算出されたレンジ比と、前記測定結果のうちの黒色のY値とに基づいて、前記画像の彩度を補正することを特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
  13. 請求項7乃至12のいずれかに記載の画像処理方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
  14. 請求項7乃至12のいずれかに記載の画像処理方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
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