JP3549356B2 - 映像輝度信号の階調補正装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像機器における映像輝度信号の階調性の制御(国際特許分類H04N5/16)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、映像輝度信号の階調補正装置は、特開平4−265075公報に記載されたものが知られている。
【0003】
図20は従来の映像輝度信号の階調補正装置のブロック図を示すものである。図20において101は入力映像輝度信号、102は平均画像レベル(平均輝度レベル)、103は出力映像輝度信号、104は黒伸長アンプ、105は黒伸長レベルコントロール回路、106は黒検出回路、107はゲインコントロールアンプ、108は黒−ペデスタル比較回路、109は黒ピークホールド回路、110は平均画像レベル検出回路である。
【0004】
以上のように構成された従来の映像輝度信号の階調補正装置について、以下その動作について説明する。
【0005】
まず、黒検出回路106により入力映像輝度信号の黒レベル(本発明の最小値に相当する)が検出される。この黒レベルがペデスタルレベルより大きければ、ゲインコントロールアンプ107のゲインが上がり黒伸長レベルコントロール回路105で黒伸長アンプ104のゲインが上げられ、映像の比較的暗い部分の階調を黒方向に伸長する事で階調を補正する。階調補正された出力映像輝度信号103の黒レベルは黒ピークホールド回路109で検出され、黒−ペデスタル比較回路108で比較し、補正結果がペデスタル以下にならないようにゲインコントロールアンプのゲインを調整するとともに、平均画像レベル検出回路110により、平均輝度レベルに応じて黒伸長アンプのゲインをコントロールすることで、より最適な黒レベルの階調補正を実現するよう構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この映像輝度信号の階調補正装置においては、映像輝度信号の黒レベル(最小値)のみを検出し、映像輝度信号の暗い部分の階調性のみを補正するために、映像輝度信号の明るい部分や、全体的なコントラストを向上させることができないという問題点を有しており、この問題に対する改善が要求されている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本願発明は、映像輝度信号の最小値と最大値を検出する窓を発生するサンプル窓発生回路と、サンプル窓の中で最小値を検出する最小値検出回路と、サンプル窓の中で最大値を検出する最大値検出回路と、最大値から最小値を減算する第1の減算回路と、この減算結果を分母にし、分子に予め定められた一定値を入力とした除算回路と、入力輝度信号から最小値を減算する第2の減算回路と、この減算結果の負の値をゼロにリミットする負側リミット回路と、このリミット回路の出力に除算回路の出力を乗算する乗算回路と、この乗算結果がオーバーフローしないようにするリミット回路を設けた構成により、映像輝度信号の階調補正を行うようにしたものであり、入力映像輝度信号の平均輝度レベルに応じて、階調補正の補正効果を制御するようにしたものである。
【0008】
これにより、映像輝度信号の明るい部分や、明るい部分から暗い部分まで全体的な階調補正を行うことが可能となり、より効果的な階調補正効果を得ることが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は、映像輝度信号を入力とし、その有効映像期間中の最小値と最大値を検出し、その最大値と最小値の差から入力輝度信号の階調を補正する係数を決定し、その係数を入力映像輝度信号に作用させることで、
出力輝度信号を得、階調補正を行うように構成した映像輝度信号の階調補正装置としたものであり、映像輝度信号の最小値と最大値を検出し、最小値を出力映像輝度信号の最黒レベル、また、最大値を出力映像輝度信号の最白レベルに割り当てることで出力輝度信号のダイナミックレンジを効果的に拡大し、コントラストを改善するという作用を有する。
【0010】
又、映像輝度信号の最小値と最大値を検出する窓を発生するサンプル窓発生回路と、サンプル窓の中で最小値を検出する最小値検出回路と、サンプル窓の中で最大値を検出する最大値検出回路と、最大値から最小値を減算する第1の減算回路と、この減算結果を分母にし、分子に予め定められた一定値を入力とした除算回路と、入力輝度信号から最小値を減算する第2の減算回路と、この減算結果の負の値をゼロにリミットする負側リミット回路と、このリミット回路の出力に除算回路の出力を乗算する乗算回路と、この乗算結果がオーバーフローしないようにするリミット回路を設けた映像輝度信号の階調補正装置としたものであり、映像輝度信号の最小値と最大値を検出し、最小値を出力映像輝度信号の最黒レベル、また、最大値を出力映像輝度信号の最白レベルに割り当て、この間の階調補正係数を、第1の減算回路と除算回路によって求め、乗算回路によって出力輝度信号のダイナミックレンジを効果的に補正拡大し、コントラストを改善するという作用を有する。この際ダイナミックレンジを越えないように、第2の減算回路と負側リミット回路とリミット回路によって制限することが可能という作用も有する。
【0011】
又、最小値を検出した値に、垂直映像信号周期の平滑フィルターを設け、このフィルターの出力を新たな最小値として取り扱うようにすることで、補正処理の安定化を図ったことを特徴とする映像輝度信号の階調補正装置としたものであり、最小値を平滑フィルターに通すことで、階調補正処理を安定化するという作用を有する。
【0012】
又、最大値を検出した値に、垂直映像信号周期の平滑フィルターを設け、このフィルターの出力を新たな最大値として取り扱うようにすることで、補正処理の安定化を図ったことを特徴とする映像輝度信号の階調補正装置としたものであり、最大値を平滑フィルターに通すことで、階調補正処理を安定化するという作用を有する。
【0013】
又、最小値を検出した値に、一定値を加減算する加減算回路を設け、この加減算回路の出力を新たな最小値として取り扱うようにすることで、階調補正の効果量を調整できるようにしたことを特徴とする映像輝度信号の階調補正装置としたものであり、検出された最小値に一定値を加減算することで映像輝度信号の黒側の補正効果を調整することができるという作用を有する。
【0014】
又、最大値を検出した値に、一定値を加減算する加減算回路を設け、この加減算回路の出力を新たな最大値として取り扱うようにすることで、階調補正の効果量を調整できるようにしたものであり、検出された最大値に一定値を加減算することで映像輝度信号の白側の補正効果を調整することができるという作用を有する。
【0015】
本願請求項1に記載の発明は、映像輝度信号を入力とし、その有効映像期間中の最小値を検出する最小値検出回路と、最大値を検出する最大値検出回路と、前記最小値を検出した値に一定値を加減算する加減算回路と、前記映像輝度信号の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出回路とを設け、前記最大値と前記加減算回路の出力値の差から前記映像輝度信号の階調を補正する係数を決定し、その係数を前記映像輝度信号に作用させることで、出力輝度信号を得、階調補正を行うように構成し、前記加減算回路の出力を新たな最小値として取り扱うようにすることで、階調補正の効果量を調整できるようにするとともに、前記平均輝度レベルで前記加減算回路で加減算する一定値を変化させることにより平均輝度レベルに応じて階調補正の効果を調整するようにしたものであり、入力映像輝度信号の平均輝度レベルにより黒側の階調補正効果を映像の平均輝度レベルに応じてさらに調整することができるという作用を有する。
【0016】
又、本願請求項2に記載の発明は、映像輝度信号を入力とし、その有効映像期間中の最小値を検出する最小値検出回路と、最大値を検出する最大値検出回路と、前記最大値を検出した値に、一定値を加減算する加減算回路と、前記映像輝度信号の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出回路とを設け、前記最小値と前記加減算回路の出力値の差から前記映像輝度信号の階調を補正する係数を決定し、その係数を前記映像輝度信号に作用させることで、出力輝度信号を得、階調補正を行うようにし、前記加減算回路の出力を新たな最大値として取り扱うようにすることで、階調補正の効果量を調整できるようにするとともに、前記平均輝度レベルで、前記加減算回路で加減算する一定値を変化させることにより平均輝度レベルに応じて階調補正の効果を調整するようにしたものであり、入力映像輝度信号の平均輝度レベルにより白側の階調補正効果を映像の平均輝度レベルに応じてさらに調整することができるという作用を有する。
【0017】
請求項3に記載の発明は、最小値を検出した値に、この値と予め設定するリミット値を入力とし、そのうちの小さいほうの値を新たな最小値としとして出力する最小値選択回路を設けることで階調補正の効果を制限することを特徴とするものであり、検出された最小値に対して、その値がある値以上にならないように制限することで、階調の伸びすぎを防止し、より自然な階調補正を行うことができるという作用を有する。
【0018】
請求項4に記載の発明は、最大値を検出した値に、この値と予め設定するリミット値を入力とし、そのうちの大きいほうの値を新たな最大値としとして出力する最大値選択回路を設けることで階調補正の効果を制限することを特徴とする映像輝度信号の階調補正装置としたものであり、検出された最大値に対して、その値がある値以下にならないように制限することで、階調の伸びすぎを防止し、より自然な階調補正を行うことができるという作用を有する。
【0019】
請求項5に記載の発明は、入力映像輝度信号の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出回路を設け、この平均輝度レベルで、請求項3記載のリミット値を変化させるための加減算回路を設け、平均輝度レベルに応じて最小値のリミットレベルを変化させることで階調補正の効果を調整することを特徴とする請求項9記載の映像輝度信号の階調補正装置としたものであり、入力映像輝度信号の平均輝度レベルにより、検出された最小値に対して、その値がある値以上にならないように制限する制限値を補正することで、入力映像輝度信号の平均輝度レベルに応じて階調の伸びすぎを防止し、より自然な階調補正を行うことができるという作用を有する。
【0020】
請求項6に記載の発明は、入力映像輝度信号の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出回路を設け、この平均輝度レベルで、リミット値を変化させるための加減算回路を設け、平均輝度レベルに応じて最大値のリミットレベルを変化させることで階調補正の効果を調整することを特徴とする映像輝度信号の階調補正装置としたものであり、入力映像輝度信号の平均輝度レベルにより、検出された最大値に対して、その値がある値以下にならないように制限する制限値を補正することで、入力映像輝度信号の平均輝度レベルに応じて階調の伸びすぎを防止し、より自然な階調補正を行うことができるという作用を有する。
【0022】
請求項7に記載の発明は、入力映像輝度信号の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出回路を設け、この平均輝度レベルでリミット値を変化させるための加減算回路を設け、平均輝度レベルに応じてリミット回路のリミットレベルを変化させることで階調補正の効果を調整することを特徴とする映像輝度信号の階調補正装置としたものであり、決定された補正係数の値が大きい時に階調性を伸張する量が大きいとしたときに、その補正係数を入力映像輝度信号の平均輝度レベルに応じてリミット値により制限することで、より自然な階調補正を行うことができるという作用を有する。
【0023】
請求項8に記載の発明は、入力映像輝度信号の水平同期信号と垂直同期信号を入力とし、映像輝度信号の最小値と最大値を検出する窓を発生するサンプル窓発生回路と、サンプル窓の中で最小値を検出する最小値検出回路と、この最小値に対して垂直映像信号周期で平滑化をする第1の平滑フィルターと、このフィルターの出力に第1の一定値を加減算する第1の加減算回路と、この第1の加減算回路の出力を予め設定した第1のリミット値以下に制限する最小値選択回路と、サンプル窓の中で最大値を検出する最大値検出回路と、この最大値に対して垂直映像信号周期で平滑化をする第2の平滑フィルターと、このフィルターの出力に第2の一定値を加減算する第2の加減算回路と、この第2の加減算回路の出力を予め設定した第2のリミット値以上に制限する最大値選択回路と、最大値選択回路の出力から最小値選択回路の出力を減算する第1の減算回路と、この減算結果を分母にし、分子に予め定められた第3の一定値を入力とした除算回路と、この除算回路の出力と予め設定した第3のリミット値を比較し除算回路の出力値を第3のリミット値以下に制限する第1のリミット回路と、入力輝度信号から最小値選択回路の出力を減算する第2の減算回路と、この減算結果の負の値をゼロにリミットする負側リミット回路と、この負側リミット回路の出力に第1のリミット回路の出力を乗算する乗算回路と、この乗算結果がオーバーフローしないようにする第2のリミット回路を設けた映像輝度信号の階調補正装置としたものであり、サンプル窓発生回路により、映像の任意の範囲の最大値、最小値を検出し、平滑フィルターにより処理を安定化でき、第1、第2の加減算回路、最大値選択回路、最小値選択回路、第1のリミット回路によって補正効果を調整でき、負側リミット回路、第2のリミット回路により、ダイナミックレンジを越えることを防止することができるという作用を有する。
【0024】
請求項9に記載の発明は、入力映像輝度信号のうち、サンプル窓発生回路から出力されたサンプル窓内の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出回路を設け、これによって検出した平均輝度レベルをゲインコントロールする第1のゲインコントロール回路と、平均輝度レベルをゲインコントロールする第2のゲインコントロール回路と、平均輝度レベルをゲインコントロールする第3のゲインコントロール回路と、平均輝度レベルをゲインコントロールする第4のゲインコントロール回路と、平均輝度レベルをゲインコントロールする第5のゲインコントロール回路と、第1のゲインコントロール回路の出力に第1の一定値を加減
算し、この結果を新たな第1の一定値に置き換えて出力する第1の加減算回路と、第2のゲインコントロール回路の出力に第2の一定値を加減算し、この結果を新たな第2の一定値に置き換えて出力する第2の加減算回路と、第3のゲインコントロール回路の出力に第1のリミット値を加減算し、この結果を新たな第1のリミット値に置き換えて出力する第3の加減算回路と、第4のゲインコントロール回路の出力に第2のリミット値を加減算し、この結果を新たな第2のリミット値に置き換えて出力する第4の加減算回路と、第5のゲインコントロール回路の出力に第3のリミット値を加減算し、この結果を新たな第3のリミット値に置き
換えて出力する第5の加減算回路とを具備し、入力映像輝度信号の平均輝度レベルに応じて、階調補正の補正効果を制御することを特徴とした映像輝度信号の階調補正装置としたものであり、入力映像輝度信号の平均輝度レベルに応じて、本請求項に記載する各効果制御値(一定値、リミット値)を調整することで、より自然な階調補正を行うことができるという作用を有する。
【0025】
請求項10に記載の発明は、映像信号のペデスタルレベルを検出するペデスタルレベル検出回路とこのペデスタルレベル検出結果をもとに、ペデスタルレベルと入力映像輝度信号のレベルを比較する比較回路と、この比較結果により、入力映像輝度信号がペデスタルレベルより小さい時は、本階調補正を停止することで、同期信号へ階調補正がかかることを防止することを特徴とする映像輝度信号の階調補正装置としたものであり、入力映像輝度信号がペデスタルレベル以下のとき、つまり映像同期信号部分において、本発明の階調補正効果をなくすことで、同期信号への影響をなくすことができるという作用を有する。
【0026】
請求項11に記載の発明は、映像信号のペデスタルレベルを検出するペデスタルレベル検出回路とこの検出されたペデスタルレベルを出力映像輝度信号に加算するための加算回路を設け、階調補正前後のペデスタルレベルを一定にすることを特徴とする映像輝度信号の階調補正装置としたものであり、入力映像輝度信号のペデスタルレベルと出力映像輝度信号のペデスタルレベルを同じにすることができるという作用を有する。
【0027】
(実施の形態1)
以下に本発明の実施の形態について、図1及び図2を用いて説明する。
【0028】
図1は、本発明のブロック図、図2は本発明の階調補正装置の入出力特性を示し、図1において、1は最小値検出回路で入力映像輝度信号aの各フィールドまたはフレーム単位での最小値を検出する。2は最大値検出回路で入力映像輝度信号aの各フィールドまたはフレーム単位での最大値を検出する。3は減算回路で最大値cから最小値bを減算し、輝度分布量dを出力する。4は補正係数決定回路で輝度分布量dから入力映像輝度信号aの補正量である補正係数eを演算により決定する。5は補正回路で補正係数eを入力映像輝度信号aに作用させることで出力映像輝度信号fを得る。図2において、検出された最小値と最大値を結ぶ直線の傾きが補正係数eである。この補正係数eを入力映像輝度信号aに乗算することで、出力映像輝度信号fに変換し階調補正を行うように構成されている。
【0029】
(実施の形態2)
又、本発明の実施の形態について、図3及び図2を用いて説明する。
【0030】
図3は、本発明のブロック図を示し、図3において1〜3は実施の形態1と同様な構成である、6は除算回路で輝度分布量dを分母に、分子には一定値rを入力し補正係数eを出力する。この一定値rは、出力映像輝度信号の最大輝度レベルに相当する。例えば、出力映像輝度信号が8ビットである時は、256(十進数)などを与えるものである。7はサンプル窓発生回路で水平同期信号kと垂直同期信号lを入力とし、カウンター回路により、最大値、最小値を検出したい所望のサンプリング窓gを発生することができる。8は第2の減算回路で入力映像輝度信号aから最小値bを減算し、減算映像輝度信号hを出力する。9は第2の減算回路で得られた減算映像輝度信号hの不の部分つまり入力映像輝度信号aの最小値b以下の部分をゼロにリミットし、補正映像輝度信号iを出力する。10は乗算回路で補正映像輝度信号iに補正係数eを乗算し、乗算映像輝度信号jを出力する。そして、11はリミット回路であり、乗算映像輝度信号jがダイナミックレンジを越えないように振幅制限する。以上のような構成により、図2に示すような入出力特性を持つような階調補正を実現する構成となっている。
【0031】
(実施の形態3)
更に、本発明の実施の形態について、図4を用いて説明する。
【0032】
図4は、本発明のブロック図を示し、図4において1〜5は実施の形態1と同様な構成である。12は平滑フィルターであり最小値bに対し垂直映像信号周期(フィールドまたはフレーム周期)の巡回フィルタリングまたは平均値フィルタリングを行い、最小値の垂直映像信号周期での変動を滑らかに平滑化することで処理を安定化する構成となっている。
【0033】
(実施の形態4)
更に又、本発明の実施の形態について、図5を用いて説明する。
【0034】
図5は、本発明のブロック図を示し、図5において1〜5は実施の形態1と同様な構成である。12は平滑フィルターであり最大値bに対し垂直映像信号周期(フィールドまたはフレーム周期)の巡回フィルタリングまたは平均値フィルタリングを行い、最大値の垂直映像信号周期での変動を滑らかに平滑化することで処理を安定化する構成となっている。
【0035】
(実施の形態5)
更に又、本発明の実施の形態について、図6及び図2を用いて説明する。
【0036】
図6は、本発明のブロック図を示し、図6において1〜5は実施の形態1と同様な構成である。13は加減算回路で最小値bに予め設定した一定値mを加減算し、それを新たな最小値b’とすることで、図2に示す最小値の位置を移動することにより階調補正の効果を制御するように構成されている。
【0037】
(実施の形態6)
更に又、本発明の実施の形態について、図7及び図2を用いて説明する。
【0038】
図7は、本発明のブロック図を示し、図7において1〜5は実施の形態1と同様な構成である。13は加減算回路で最大値cに予め設定した一定値mを加減算し、それを新たな最小値c’とすることで、図2に示す最大値の位置を移動することにより階調補正の効果を制御するように構成されている。
【0039】
(実施の形態7)
つぎに、本発明の請求項1に記載された発明の実施の形態について、図8及び図2を用いて説明する。
【0040】
図8は、本発明のブロック図を示し、図8において1〜5および13は実施の形態5と同様な構成である。14は平均輝度レベル検出回路で入力映像輝度信号aの平均輝度レベルnを検出し出力する。15は加減算回路で予め設定した一定値mに対して平均輝度レベルの加減算を行い平均輝度レベル補正一定値m’を出力する。このm’を実施の形態5の一定値と同様に処理することで、平均輝度レベルnに応じて新たな最小値b’を求めることができ、平均輝度レベルに応じて図2に示す最小値の位置を移動することにより階調補正の効果を制御するように構成されている。
【0041】
(実施の形態8)
つぎに、本発明の請求項2に記載された発明の実施の形態について、図9及び図2を用いて説明する。
【0042】
図9は、本発明のブロック図を示し、図9において1〜5および13は実施の形態6と同様な構成である。14は平均輝度レベル検出回路で入力映像輝度信号aの平均輝度レベルnを検出し出力する。15は加減算回路で予め設定した一定値mに対して平均輝度レベルの加減算を行い平均輝度レベル補正一定値m’を出力する。このm’を実施の形態6の一定値と同様に処理することで、平均輝度レベルnに応じて新たな最大値c’を求めることができ、平均輝度レベルに応じて図2に示す最大値の位置を移動することにより階調補正の効果を制御するように構成されている。
【0043】
(実施の形態9)
つぎに、本発明の請求項3に記載された発明の実施の形態について、図10及び図2を用いて説明する。
【0044】
図10は、本発明のブロック図を示し、図10において1〜5は実施の形態1と同様な構成である。16は最小値選択回路で最小値bと予め設定したリミット値oを比較し、最小値bがリミット値oより大きくならないように最小値の値を制限し、それを新たな最小値b’として出力することで、図2に示す最小値の位置が右に行き過ぎないように制限することにより階調補正の効果を制限するように構成されている。
【0045】
(実施の形態10)
つぎに、本発明の請求項4に記載された発明の実施の形態について、図11及び図2を用いて説明する。
【0046】
図11は、本発明のブロック図を示し、図11において1〜5は実施の形態1と同様な構成である。17は最大値選択回路で最大値cと予め設定したリミット値pを比較し、最大値cがリミット値pより小さくならないように最大値の値を制限し、それを新たな最大値c’として出力することで、図2に示す最大値の位置が左に行き過ぎないように制限することにより階調補正の効果を制限するように構成されている。
【0047】
(実施の形態11)
つぎに、本発明の請求項5に記載された発明の実施の形態について、図12及び図2を用いて説明する。
【0048】
図12は、本発明のブロック図を示し、図12において1〜5および16は実施の形態9と同様な構成である。14は平均輝度レベル検出回路であり、実施の形態7と同じ構成である。18は加減算回路で平均輝度レベルmと予め設定したリミット値oを加減算し、新たなリミット値o’として最小値選択回路16に与えることにより、最小値bがリミット値o’より大きくならないように最小値の値を制限し、それを新たな最小値b’として出力することで、図2に示す最小値の位置が右に行き過ぎないように平均輝度レベルに応じて制限することにより階調補正の効果を制限するように構成されている。
【0049】
(実施の形態12)
つぎに、本発明の請求項6に記載された発明の実施の形態について、図13及び図2を用いて説明する。
【0050】
図13は、本発明のブロック図を示し、図13において1〜5および17は実施の形態10と同様な構成である。14は平均輝度レベル検出回路であり、実施の形態7と同じ構成である。19は加減算回路で平均輝度レベルmと予め設定したリミット値pを加減算し、新たなリミット値p’として最大値選択回路17に与えることにより、最大値cがリミット値p’より小さくならないように最大値の値を制限し、それを新たな最大値c’として出力することで、図2に示す最大値の位置が左に行き過ぎないように平均輝度レベルに応じて制限することにより階調補正の効果を制限するように構成されている。
【0051】
(実施の形態13)
つぎに、本発明の参考とする形態について、図14及び図2を用いて説明する。
【0052】
図14は、本発明のブロック図を示し、図14において1〜5は実施の形態1と同様な構成である。23はリミット回路で予め設定したリミット値qと補正係数eを比較し、補正係数eがリミット値qより大きくならないようにリミットした後、新たな補正係数e’として出力し階調補正を行うことで図2に示す入出力特性の傾きが急峻になり過ぎないように制限を行うことにより階調補正の効果を制限するように構成されている。
【0053】
(実施の形態14)
つぎに、本発明の請求項7に記載された発明の実施の形態について、図15及び図2を用いて説明する。
【0054】
図15は、本発明のブロック図を示し、図15において1〜5は実施の形態1と同様な構成である。また、23はリミット回路で実施の形態13と同様な構成である。また、14は平均輝度レベル検出回路であり、実施の形態7と同じ構成である。20は加減算回路で予め設定したリミット値qと平均輝度レベルmを加減算し、新たなリミット値q’を出力する。リミット回路23は、新たなリミット値q’と補正係数eを比較し、補正係数eがリミット値q’より大きくならないようにリミットした後、新たな補正係数e’として出力し階調補正を行うことで図2に示す入出力特性の傾きが急峻になり過ぎないように平均輝度レベルに応じて制限を行うことにより階調補正の効果を制限するように構成されている。
【0055】
(実施の形態15)
つぎに、本発明の請求項8に記載された発明の実施の形態について、図16を用いて説明する。
【0056】
図16は、本発明のブロック図を示し、図16において1〜5は実施の形態1と同様な構成である。また、6〜11は実施の形態2と同様な構成である。また12は実施の形態3と同様な構成である。21は平滑フィルターであり、実施の形態4の平滑フィルターと同様な構成である。13は実施の形態5と同様な構成である。22は加減算回路で実施の形態6の加減算回路と同様な構成である。16は実施の形態9と同様な構成である。17は実施の形態10と同様な構成である。23は実施の形態13と同様な構成である。以上のような構成で処理の安定性があり、滑らかで、かつ、階調補正の効果を任意に設定可能な階調補正装置を実現できる。
【0057】
(実施の形態16)
つぎに、本発明の請求項9に記載された発明の実施の形態について、図17を用いて説明する。
【0058】
図17は、本発明のブロック図を示し、図17において1〜13、21〜23は実施の形態15と同様な構成である。14は平均輝度レベル検出回路であり、実施の形態7と同様な構成である。24は第1のゲインコントロール回路であり平均輝度レベルnのゲインコントロールを行いこれを第3の加減算回路32で第2の一定値sに加減算し新たな第2の一定値s’とし、これを第2の加減算回路22の加減算値とする。また、25は第2のゲインコントロール回路であり平均輝度レベルnのゲインコントロールを行いこれを第4の加減算回路33で第1の一定値mに加減算し新たな第1の一定値m’とし、これを第1の加減算回路13の加減算値とする。26は第3のゲインコントロール回路であり平均輝度レベルnのゲインコントロールを行いこれを第5の加減算回路34で第2のリミット値oに加減算し新たな第2のリミット値o’とし、これを最大値選択回路17のリミット値とする。27は第4のゲインコントロール回路であり平均輝度レベルnのゲインコントロールを行いこれを第6の加減算回路35で第1のリミット値pに加減算し新たな第1のリミット値p’とし、これを最小値選択回路16のリミット値とする。37は第5のゲインコントロール回路であり平均輝度レベルnのゲインコントロールを行いこれを第7の加減算回路36で第3のリミット値qに加減算し新たな第3のリミット値q’とし、これを第1のリミット回路23のリミット値とする。以上のような構成で処理の安定性があり、滑らかで、かつ、階調補正の効果を平均輝度レベルに応じて任意に設定可能な階調補正装置を実現できる。
【0059】
(実施の形態17)
つぎに、本発明の請求項10に記載された発明の実施の形態について、図18を用いて説明する。
【0060】
図18は、本発明のブロック図を示し、図18において1〜3および6〜11の構成は実施の形態2と同様な構成である。28はペデスタルレベル検出回路で入力映像輝度信号aのバックポーチまたはフロントポーチ部分の輝度レベルを検出しペデスタルレベルuを出力する。29は比較回路であり、入力映像輝度信号aとペデスタルレベルuを比較し入力映像輝度信号aがペデスタル以下かどうかの判定信号vを出力する。30は補正停止回路で判定信号vがペデスタル以下のときに補正係数eを補正停止状態に切り替える。これにより、同期信号へ階調補正を行うことへの副作用を防止することができる。
【0061】
(実施の形態18)
つぎに、本発明の請求項11に記載された発明の実施の形態について、図19を用いて説明する。
【0062】
図19は、本発明のブロック図を示し、図19において1〜3および6〜11の構成は実施の形態2と同様な構成である。28は実施の形態17と同様な構成である。31は加算回路で補正出力輝度信号fにペデスタルレベルuを加算することで入力映像輝度信号と同じペデスタルレベルを持つ補正出力輝度信号wを出力する。38は第3のリミット回路で加算回路31でのオーバーフローを防止し出力映像輝度信号xを出力する。これにより、入力と出力のペデスタルレベルの等しい階調補正装置が実現できる。
【0063】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、映像輝度信号の明るい部分や、明るい部分から暗い部分まで全体的な階調補正を行うことが可能となり、より効果的な階調補正効果を得ることと、この階調補正が映像の同期信号部分へかかることを防止し、入出力のペデスタルレベルの等しい階調補正を実現することができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【図2】同映像輝度信号の階調補正装置の入出力特性図
【図3】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【図4】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【図5】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【図6】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【図7】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【図8】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【図9】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【図10】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【図11】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【図12】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【図13】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【図14】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【図15】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【図16】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【図17】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【図18】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【図19】本発明の一実施の形態による映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【図20】従来の映像輝度信号の階調補正装置のブロック構成図
【符号の説明】
1 最小値検出回路
2 最大値検出回路
3 減算回路
4 補正係数決定回路
5 補正回路
6 除算回路
7 サンプル窓検出回路
8 減算回路
9 負側リミット回路
10 乗算回路
11 リミット回路
12 平滑フィルター
13 加減算回路
14 平均輝度レベル検出回路
15 加減算回路
16 最小値選択回路
17 最大値選択回路
18 加減算回路
19 加減算回路
20 加減算回路
21 平滑フィルター
22 加減算回路
23 リミット回路
24 ゲインコントロール回路
25 ゲインコントロール回路
26 ゲインコントロール回路
27 ゲインコントロール回路
28 ペデスタルレベル検出回路
29 比較回路
30 補正停止回路
31 加算回路
32 加減算回路
33 加減算回路
34 加減算回路
35 加減算回路
36 加減算回路
37 ゲインコントロール回路
104 黒伸長アンプ
105 黒伸長レベルコントロール回路
106 黒検出回路
107 ゲインコントロールアンプ
108 黒−ペデスタル比較回路
109 黒ピークホールド回路
110 平均画像レベル検出回路
Claims (11)
- 映像輝度信号を入力とし、その有効映像期間中の最小値を検出する最小値検出回路と、最大値を検出する最大値検出回路と、前記最小値を検出した値に一定値を加減算する加減算回路と、前記映像輝度信号の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出回路とを設け、前記最大値と前記加減算回路の出力値の差から前記映像輝度信号の階調を補正する係数を決定し、その係数を前記映像輝度信号に作用させることで、出力輝度信号を得、階調補正を行うように構成し、前記加減算回路の出力を新たな最小値として取り扱うようにすることで、階調補正の効果量を調整できるようにするとともに、前記平均輝度レベルで前記加減算回路で加減算する一定値を変化させることにより平均輝度レベルに応じて階調補正の効果を調整するようにしたことを特徴とする映像輝度信号の階調補正装置。
- 映像輝度信号を入力とし、その有効映像期間中の最小値を検出する最小値検出回路と、最大値を検出する最大値検出回路と、前記最大値を検出した値に一定値を加減算する加減算回路と、前記映像輝度信号の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出回路とを設け、前記最小値と前記加減算回路の出力値の差から前記映像輝度信号の階調を補正する係数を決定し、その係数を前記映像輝度信号に作用させることで、出力輝度信号を得、階調補正を行うようにし、前記加減算回路の出力を新たな最大値として取り扱うようにすることで、階調補正の効果量を調整できるようにするとともに、前記平均輝度レベルで、前記加減算回路で加減算する一定値を変化させることにより平均輝度レベルに応じて階調補正の効果を調整するようにしたことを特徴とする映像輝度信号の階調補正装置。
- 映像輝度信号を入力とし、その有効映像期間中の最小値を検出する最小値検出回路と、最大値を検出する最大値検出回路と、前記最小値を検出した値と予め設定するリミット値とを比較し、そのうちの小さい方の値を新たな最小値として出力する最小値選択回路とを設け、前記最大値と前記最小値選択回路からの出力値との差から前記映像輝度信号の階調を補正する係数を決定し、その係数を前記映像輝度信号に作用させることで、出力輝度信号を得、階調補正を行うようにし、前記最小値選択回路から出力される値が前記予め設定されたリミット値より大きくならないように制限することにより前記階調補正の効果を制限するようにしたことを特徴とする映像輝度信号の階調補正装置。
- 映像輝度信号を入力とし、その有効映像期間中の最小値を検出する最小値検出回路と、最大値を検出する最大値検出回路と、前記最大値を検出した値と予め設定するリミット値とを比較し、そのうちの大きい方の値を新たな最大値として出力する最大値選択回路とを設け、前記最大値選択回路からの出力値と前記最小値との差から前記映像輝度信号の階調を補正する係数を決定し、その係数を前記映像輝度信号に作用させることで、出力輝度信号を得、階調補正を行うようにし、前記最大値選択回路から出力される値が前記予め設定されたリミット値より小さくならないように制限することにより階調補正の効果を制限することを特徴とする映像輝度信号の階調補正装置。
- 映像輝度信号を入力とし、その有効映像期間中の最小値を検出する最小値検出回路と、最大値を検出する最大値検出回路と、前記映像輝度信号の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出回路と、前記平均輝度レベルと予め設定したリミット値を加減算して予め設定された前記リミット値を変化させるための加減算回路と、前記最小値を検出した値と前記加減算回路からの出力値とを比較し、そのうちの小さい方の値を新たな最小値として出力する最小値選択回路とを設け、前記最大値と最小値選択回路からの出力値との差から前記映像輝度信号の階調を補正する係数を決定し、その係数を前記映像輝度信号に作用させることで、出力輝度信号を得、階調補正を行うようにし、前記最小値選択回路から出力される値が前記加減算回路からの出力値より大きくならないように制限することにより階調補正の効果を制限するとともに、前記平均輝度レベルに応じて最小値のリミットレベルを変化させることで階調補正の効果を調整するようにしたことを特徴とする映像輝度信号の階調補正装置。
- 映像輝度信号を入力とし、その有効映像期間中の最小値を検出する最小 値検出回路と、最大値を検出する最大値検出回路と、前記映像輝度信号の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出回路と、前記平均輝度レベルと予め設定したリミット値を加減算して予め設定された前記リミット値を変化させるための加減算回路と、前記最大値を検出した値と前記加減算回路からの出力値とを比較し、そのうちの大きい方の値を新たな最大値として出力する最大値選択回路とを設け、前記最大値選択回路から出力される最大値と前記最小値検出回路から出力される最小値との差から前記映像輝度信号の階調を補正する係数を決定し、その係数を前記映像輝度信号に作用させることで、出力輝度信号を得、階調補正を行うようにし、前記最大値が前記加減算回路から出力されるリミット値よりも小さくならないようにすることで階調補正の効果を制限するとともに、前記平均輝度レベルで前記リミット値を変化させることにより、平均輝度レベルに応じて最大値のリミットレベルを変化させて階調補正の効果を調整するようにしたことを特徴とする映像輝度信号の階調補正装置。
- 映像輝度信号を入力とし、その有効映像期間中の最小値を検出する最小値検出回路と、最大値を検出する最大値検出回路と、その最大値と最小値の差から前記輝度信号の階調を補正する係数を決定する補正係数決定回路と、前記映像輝度信号の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出回路と、前記平均輝度レベルと予め設定されるリミット値を加減算して前記リミット値を変化させて出力するための加減算回路と、前記補正係数決定回路により決定された補正係数を前記加減算回路からの出力値以下に制限するリミット回路とを設け、前記補正係数決定回路で決定された係数を前記リミット回路を介して前記映像輝度信号に作用させることで、出力輝度信号を得、階調補正を行うようにし、前記補正係数を前記加減算回路から出力されるリミット値以下に制限することにより階調補正の効果を制限するとともに、前記平均輝度レベル検出回路からの平均輝度レベルで前記リミット値を変化させることにより、前記平均輝度レベル検出回路で検出された平均輝度レベルに応じて前記リミット回路のリミットレベルを変化させて階調補正の効果を調整するようにしたことを特徴とする映像輝度信号の階調補正装置。
- 映像輝度信号の水平同期信号と垂直同期信号を入力とし、前記映像輝度信号の最小値と最大値を検出する窓を発生するサンプル窓発生回路と、サンプル窓の中で最小値を検出する最小値検出回路と、この最小値に対して垂直映像信号周期で平滑化をする第1の平滑フィルターと、この第1の平滑フィルターの出力に第1の一定値を加減算する第1の加減算回路と、この第1の加減算回路の出力を予め設定した第1のリミット値以下に制限する最小値選択回路と、前記サンプル窓の中で最大値を検出する最大値検出回路と、この最大値に対して垂直映像信号周期で平滑化をする第2の平滑フィルターと、この第2の平滑フィルターの出力に第2の一定値を加減算する第2の加減算回路と、この第2の加減算回路の出力を予め設定した第2のリミット値以上に制限する最大値選択回路と、前記最大値選択回路の出力から前記最小値選択回路の出力を減算する第1の減算回路と、この減算結果を分母にし、分子に予め定められた第3の一定値を入力とした除算回路と、この除算回路の出力と予め設定した第3のリミット値を比較し除算回路の出力値を第3のリミット値以下に制限する第1のリミット回路と、前記映像輝度信号から前記最小値選択回路の出力を減算する第2の減算回路と、この第2の減算回路から出力される減算結果の負の値をゼロにリミットする負側リミット回路と、この負側リミット回路の出力に前記第1のリミット回路の出力を乗算する乗算回路と、この乗算結果がオーバーフローしないようにする第2のリミット回路を設けた映像輝度信号の階調補正装置。
- 映像輝度信号の水平同期信号と垂直同期信号を入力とし、映像輝度信号の最小値と最大値を検出する窓を発生するサンプル窓発生回路と、前記サンプル窓の中で最小値を検出する最小値検出回路と、この最小値に対して垂直映像信号周期で平滑化をする第1の平滑フィルターと、この第1の平滑フィルターの出力に第1の一定値を加減算する第1の加減算回路と、この第1の加減算回路の出力を予め設定した第1のリミット値以下に制限する最小値選択回路と、前記サンプル窓の中で最大値を検出する最大値検出回路と、この最大値に対して垂直映像信号周期で平滑化をする第2の平滑フィルターと、この第2の平滑フィルターの出力に第2の一定値を加減算する第2の加減算回路と、この第2 の加減算回路の出力を予め設定した第2のリミット値以上に制限する最大値選択回路と、この最大値選択回路の出力から前記最小値選択回路の出力を減算する第1の減算回路と、この第1の減算回路から出力される減算結果を分母にして、分子に予め定められた第3の一定値を入力とした除算回路と、この除算回路の出力と予め設定した第3のリミット値を比較して前記除算回路の出力値を第3のリミット値以下に制限する第1のリミット回路と、前記映像輝度信号から前記最小値選択回路の出力を減算する第2の減算回路と、この第2の減算回路から出力される減算結果の負の値をゼロにリミットする負側リミット回路と、この負側リミット回路の出力に前記第1のリミット回路の出力を乗算する乗算回路と、この乗算結果がオーバーフローしないようにする第2のリミット回路と、前記映像輝度信号のうち、前記サンプル窓発生回路から出力されたサンプル窓内の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出回路とを設け、前記平均輝度レベル検出回路によって検出した平均輝度レベルをゲインコントロールする第1のゲインコントロール回路と、前記平均輝度レベルをゲインコントロールする第2のゲインコントロール回路と、前記平均輝度レベルをゲインコントロールする第3のゲインコントロール回路と、前記平均輝度レベルをゲインコントロールする第4のゲインコントロール回路と、前記平均輝度レベルをゲインコントロールする第5のゲインコントロール回路と、前記第1のゲインコントロール回路の出力に第1の一定値を加減算し、この結果を新たな第1の一定値に置き換えて出力する第1の加減算回路と、前記第2のゲインコントロール回路の出力に第2の一定値を加減算し、この結果を新たな第2の一定値に置き換えて出力する第2の加減算回路と、前記第3のゲインコントロール回路の出力に第1のリミット値を加減算し、この結果を新たな第1のリミット値に置き換えて出力する第3の加減算回路と、前記第4のゲインコントロール回路の出力に第2のリミット値を加減算し、この結果を新たな第2のリミット値に置き換えて出力する第4の加減算回路と、前記第5のゲインコントロール回路の出力に第3のリミット値を加減算し、この結果を新たな第3のリミット値に置き換えて出力する第5の加減算回路とを具備し、前記第5の加減算回路からの出力を前記第1のリミット回路のリミット値とすることにより、前記映像輝度信号の平均輝度レベルに応じて、階調補正の補正効果を制御するようにしたことを特徴とする映像輝度信号の階調補正装置。
- 映像輝度信号の水平同期信号と垂直同期信号を入力とし、映像輝度信号の最小値と最大値を検出する窓を発生するサンプル窓発生回路と、前記サンプル窓の中で最小値を検出する最小値検出回路と、前記サンプル窓の中で最大値を検出する最大値検出回路と、前記最大値から前記最小値を減算する第1の減算回路と、この第1の減算回路から出力される減算結果を分母にし、分子に予め定められた一定値を入力とした除算回路と、前記映像輝度信号から最小値を減算する第2の減算回路と、この第2の減算回路から出力される減算結果の負の値をゼロにリミットする第1のリミット回路と、この第1のリミット回路の出力に前記除算回路の出力を乗算する乗算回路と、この乗算結果がオーバーフローしないようにする第2のリミット回路と、前記映像輝度信号のペデスタルレベルを検出するペデスタルレベル検出回路とを設け、このペデスタルレベル検出回路で検出されたペデスタルレベル検出結果をもとに、前記ペデスタルレベル検出回路で検出されたペデスタルレベルと前記映像輝度信号のレベルを比較する比較回路と、この比較結果により、前記映像輝度信号が前記ペデスタルレベルより小さい時は、階調補正を停止することで、同期信号へ階調補正がかかることを防止するようにしたことを特徴とする映像輝度信号の階調補正装置。
- 映像輝度信号の水平同期信号と垂直同期信号を入力とし、前記映像輝度信号の最小値と最大値を検出する窓を発生するサンプル窓発生回路と、前記サンプル窓の中で最小値を検出する最小値検出回路と、前記サンプル窓の中で最大値を検出する最大値検出回路と、前記最大値から前記最小値を減算する第1の減算回路と、この第1の減算回路から出力される減算結果を分母にし、分子に予め定められた一定値を入力とした除算回路と、前記映像輝度信号から最小値を減算する第2の減算回路と、この第2の減算回路から出力される減算結果の負の値をゼロにリミットする第1のリミット回路と、この第1のリミット回路の出力に前記除算回路の出力を乗算する乗算回路と、この乗算回路から出 力される乗算結果がオーバーフローしないようにする第2のリミット回路と、前記映像輝度信号のペデスタルレベルを検出するペデスタルレベル検出回路と、このペデスタルレベル検出回路で検出されたペデスタルレベルを前記第2のリミット回路から出力される映像輝度信号に加算するための加算回路とを設け、階調補正前後のペデスタルレベルを同じにするようにしたことを特徴とする映像輝度信号の階調補正装置。
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