JPH10247960A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH10247960A
JPH10247960A JP9063833A JP6383397A JPH10247960A JP H10247960 A JPH10247960 A JP H10247960A JP 9063833 A JP9063833 A JP 9063833A JP 6383397 A JP6383397 A JP 6383397A JP H10247960 A JPH10247960 A JP H10247960A
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JP
Japan
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signal
level
power suppression
transmission
power
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JP9063833A
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Takehiro Yoshida
武弘 吉田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半二重通信の画像伝送に対する送信電力抑制
機能を有効に制限して送信電力レベルの過度の上昇によ
る障害を排除し、かつ全二重通信のコントロールチャネ
ルで有効な通信を確保できる通信装置を提供する。 【解決手段】 ITU−T勧告V.8、V.34通信に
よるプライマリチャネル伝送における着信レベルを検出
し、この着信レベルが所定レベル以上であれば、モデム
より電力抑制値を指定して相手機に通知し、着信レベル
が所定レベル未満であれば、電力抑制なしを指定して相
手機に通知する。相手機は、この指定に応じて、送信レ
ベルを制御する。ITU−T勧告V.8、V.34通信
によるプライマリチャネル情報とコントロールチャネル
情報とで送信電力レベルを変えることにより、コントロ
ールチャネルでの高い送出レベルによる信号の回り込み
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばITU−T
勧告V.34通信が可能なファクシミリ装置等の通信装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置において、受信
機側から送信機側に信号の送出レベルを指定する機能は
一般には設けられていなかった。しかし、ITU−T勧
告V.8、V.34に基づくファクシミリ通信において
は、ラインプロービング信号を受信した後、受信機から
送信機に電力抑制値を指定できることが規定されてい
る。ここで、電力抑制値を指定するとは、送信機からの
信号送出レベルをダウン方向に対して指定できる機能で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、V.34
の半二重通信を行うファクシミリ通信において、受信機
側で電力抑制値を指定しないようにした装置、および、
送信機側で電力抑制値の指定を無視するようにした装置
が提案されている。
【0004】具体的には、送信機側において、受信機か
らINFOhにより通知される送信信号の抑制値情報を
検出し、この検出された前記情報を無視して電力抑制を
行わないようにする。
【0005】一方、受信機側において、送信機へINF
Ohにより送信信号の電力抑制値を通知する場合に、電
力抑制なしと通知する。
【0006】このようにして、V.34による半二重の
画像通信では、INFOhによる送信電力抑制を行わな
いようにし、より有効な画像伝送を行うものである。
【0007】しかしながら、このような先行提案におい
て、無制限に電力抑制を行わないようにした場合、例え
ば受信側では、着信レベルが−20dBm程度に高い場
合でも電力抑制の指定を行わないことになる。そして、
送信機側の送信レベルが、−6dBm以上になっている
と、モデム(変復調器)からの出力後のオペアンプ等の
素子で波形がクランプされてしまい、非線形歪が発生し
てしまうことがあり、この場合、いくら受信機側での受
信レベルが高くてもプライマリチャネルの受信が不可能
になってしまうという大きな問題があった。
【0008】また、上述のように送信信号の電力抑制を
行わないことは、半二重通信のプライマリチャネルに対
しては有効であったが、全二重通信のコントロールチャ
ネルに対しては、高い送出レベルの回り込みにより、相
手からの信号が受信できないという欠点があった。
【0009】そこで本発明は、半二重通信の画像伝送に
対する送信電力抑制機能を有効に制限するとともに、送
信電力レベルの過度の上昇による障害を排除し、かつ全
二重通信のコントロールチャネルにおいて有効な通信を
確保できる通信装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本出願の第1の発明は、
相手機からの着信レベルを検出する検出手段と、相手機
からの着信レベルが所定レベル以上であれば、モデムよ
り電力抑制値を指定し、相手機からの着信レベルが所定
レベル未満であれば、電力抑制なしを指定する指定手段
と、前記指定手段の指定を相手機に通知する指定通知手
段とを有することを特徴とする。
【0011】また、本出願の第2の発明は、前記指定通
知手段は、ITU−T勧告に基づくINFOh信号によ
って電力抑制の指定通知を行うことを特徴とする。ま
た、本出願の第3の発明は、前記所定レベルは、−25
dBmとすることを特徴とする。また、本出願の第4の
発明は、前記電力抑制の指定通知を受信した相手機にお
いて、その指定通知に基づいて送信電力を抑制して信号
の送信を行うことを特徴とする。
【0012】また、本出願の第5の発明は、前記指定手
段によって電力抑制を指定した場合には、その指定通知
に基づいて自機の送出電力も抑制して信号の送信を行う
ことを特徴とする。また、本出願の第6の発明は、相手
機からの着信レベルを検出し、この着信レベルが所定レ
ベル以上であれば、モデムより電力抑制値を指定して相
手機に通知し、着信レベルが所定レベル未満であれば、
電力抑制なしを指定して相手機に通知することを特徴と
する。
【0013】また、本出願の第7、第10の発明は、I
TU−T勧告に基づくプライマリチャネル情報とコント
ロールチャネル情報とで、送信電力レベルを変えること
を特徴とする。また、本出願の第8の発明は、コントロ
ールチャネル情報は、受信機から送信機に通知される電
力抑制の指定に基づいて電力の抑制を行い、プライマリ
チャネル情報は、受信機から送信機に通知される電力抑
制の指定を無視し、電力抑制をしないことを特徴とす
る。
【0014】また、本出願の第9の発明は、受信機は、
コントロールチャネル情報の送信時に、相手送信機が受
信可能な送信レベルのうちで最も低い送信レベルにより
送信を行うことを特徴する。
【0015】また、本出願の第11の発明は、前記第1
〜5、7〜9の発明を、ITU−T勧告V.8、V.3
4通信可能なファクシミリ装置で実施することを特徴と
する。
【0016】そして、上述した第1〜第4、第6の発明
では、プライマリチャネルの着信レベルが低い場合、例
えば−38dBm程度であれば、電力抑制を通知しない
で通信を実行する。一方、プライマリチャネルの着信レ
ベルが−20dBm程度と高い場合には、もう少し受信
レベルが低くても通信性能が落ちることはないので、送
信機側での信号クランプをなくし、非線形歪による通信
品質の劣化を防ぐことに重点をおき、電力抑制の指定を
通知して送信機側での電力抑制を可能とすることで、高
品質での通信の実現が可能になる。
【0017】また、上述した第5の発明では、送信機へ
電力抑制を通知するときは、受信機側から送信機へ送出
している信号の着信レベルも高いと判断して自機の電力
抑制を行うことにより、コントロールチャネルでの着信
レベルのバランスをとることが可能となる。
【0018】また、上述した第7、第8、第10の発明
では、プライマリチャネル送信情報は電力抑制をせず、
かつ、コントロールチャネル送信情報は電力抑制を行う
ことにより、例えばV.34ファクシミリ通信の信頼性
を高めることができる。
【0019】また、上述した第9の発明では、受信機か
ら送信されるコントロールチャネル情報についても電力
抑制を行うことにより、例えばV.34ファクシミリ通
信の信頼性を高めることができる。
【0020】また、上述した第11の発明では、現状の
ITU−T勧告V.8、V.34通信によるファクシミ
リ通信に上述した各発明を適用でき、有効な通信を行う
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の第
1実施例によるファクシミリ装置の構成を示すブロック
図である。
【0022】NCU(網制御装置)2は、電話網をデー
タ通信等に使用するために、その回線の端末に接続し、
電話交換網の接続制御を行なったり、データ通信路への
切換えを行なったり、ループの保持を行なうものであ
る。また、NCU2は、制御回路20からの信号レベル
(信号線20a)が「0」であれば、電話回線2aを電
話機4側に接続し、信号レベルが「1」であれば、電話
回線2aをファクシミリ装置側に接続するものである。
なお、通常状態では、電話回線2aは、電話機4側に接
続されている。
【0023】ハイブリッド回路6は、送信系の信号と受
信系の信号とを分離し、加算回路12からの送信信号を
NCU2経由で、電話回線2aに送出し、相手側からの
信号をNCU2経由で受取り、信号線6a経由で、変復
調器8に送るものである。
【0024】変復調器8は、ITU−T勧告V.8、
V.21、V.27ter、V.29、V.17、V.
34に基づいた変調、および復調を行なうものであり、
信号線20cにより、各伝送モードが指定される。この
変復調器8は、信号線20bに出力されている信号を入
力し、変調データを信号線8aに出力し、信号線6aに
出力されている受信信号を入力し、復調データを信号線
8bに出力する。
【0025】ANSam送出回路10は、ANSam信
号を送出する回路であり、信号線20dに信号レベル
「1」の信号が出力されている時には、信号線10aに
ANSam信号を送出し、信号線20dに信号レベル
「0」の信号が出力されている時には、信号線10aに
何も信号を出力しない。
【0026】加算回路12は、信号線8aの情報と信号
線10aの情報とを入力し、加算した結果を信号線12
aに出力するものである。読取回路14は、原稿の画像
を読取り、この読取り画像データを信号線14aに出力
するものである。記録回路16は、信号線20eに出力
されている情報を順次1ライン毎に記録するものであ
る。
【0027】メモリ回路18は、読取りデータの生情
報、あるいは、符号化した情報を格納したり、また、受
信情報、あるいは、復号化した情報等を格納するために
使用する。
【0028】制御回路20は、特に本実施例において、
ITU−T勧告V.8、V.34によるファクシミリ通
信動作を制御するものであり、本発明の第1実施例で
は、相手機からの着信レベルを検出して、その着信レベ
ルが所定レベル(例えば、−25dBm)以上であれ
ば、モデムより電力抑制値をINFOh信号により相手
機に指定し、着信レベルが所定レベル(例えば、−25
dBm)未満であれば、電力抑制なしをINFOh信号
により相手機に指定する処理を行う。
【0029】また、このようにして、受信機から送信機
に電力抑制を指定した場合には、自機の送出レベルにつ
いても指定した電力抑制を行うよう制御する。また、I
NFOh信号を受信した相手機、すなわちファクシミリ
送信機において、INFOh信号により指定された電力
抑制を行うよう制御する。
【0030】図2〜図4は、以上のような本発明の第1
実施例における制御回路20の制御動作を示すフローチ
ャートである。
【0031】まず、S0で動作を開始し、S2では、信
号線20aに信号レベル「0」の信号を出力してCML
をオフする。また、S4では、信号線20dに信号レベ
ル「0」の信号を出力してANSam信号を送出しない
状態とする。
【0032】S6、S8では着信、発信が選択されたか
否かを判断し、着信が選択されるとS12に進み、発信
が選択されるとS42に進み、どちらも選択されていな
いとS10に進み、その他の処理をして、S2に進む。
【0033】S12では、信号線20aに信号レベル
「1」の信号を出力してCMLをオンし、S14では、
モデム(変復調器8)に対し、INFOh信号によって
送信機に電力抑制を通知しない設定をする。
【0034】次にS16ではANSam信号の送信、S
18ではCM信号の受信、S20ではJM信号の送信、
S22ではCJ信号の受信を順次行い、S24ではライ
ンプロービング信号の受信を行う。ここで、モデムから
の入力によって着信レベルを認識する。
【0035】そして、S26では、モデムから入力した
着信レベルの情報により、着信レベルが−25dBm以
上であるか否かを判断し、−25dBm以上であるとS
28に進み、−25dBm未満であるとS34に進む。
【0036】ここでS28に進む場合は、着信レベルが
−25dBm以上であるので、INFOh信号により最
大7dBの電力抑制をしても−32dBm以上の着信レ
ベルであることから、受信時の通信品質は変わらないと
判断し、送信機側での波形クランプによる非線形歪の発
生を防ぐことを重視すべく、S28において、モデムに
INFOh信号による電力抑制の指定通知を行う設定と
する。具体的には、INFOh信号のbit12、1
3、14によって電力抑制値の指定を行うものとする。
【0037】次にS30では、ラインプロービング信号
の受信を行う。ここで、INFOh信号の送信を行う。
【0038】次に、S32では、モデムがINFOh信
号によって指定した電力抑制値を入力し、この電力抑制
値によって自機の送出レベルを下げることをモデムに設
定する。これにより、送信機、受信機のコントロールチ
ャネルでの送出レベルのバランスをとる。この後、S3
6に進む。
【0039】また、S34では、ラインプロービング信
号の受信を行う。ここで、INFOh信号のbit1
2、13、14は0として、電力抑制なしを指定して送
信機に通知する。この後、S36に進む。
【0040】S36ではロングトレーニング信号の受
信、S38ではパラメータ交換を行う。そして、S40
ではV.34のプライマリチャネルの受信、V.34の
コントロールチャネルの送受信を行い、S2に戻る。
【0041】一方、S42では、信号線20aに信号レ
ベル「1」の信号を出力してCMLをオンする。S44
では、モデムに対し、INFOh信号によって指定され
た電力抑制をすることを設定する。
【0042】次にS46ではANSam信号の受信、S
48ではCM信号の送信、S50ではJM信号の受信、
S52ではCJ信号の送信を行う。そして、S54では
ラインプロービング信号の送信を行う。ここで、受信機
からのINFOh信号を受信し、INFOh信号のbi
t12、13、14で指定された電力抑制を実施する。
【0043】この後、S56ではロングトレーニング信
号の受信、S58ではパラメータ交換を行う。さらにS
60では、V.34のプライマリチャネルの送信、V.
34のコントロールチャネルの送受信を行い、S2に進
む。
【0044】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0045】図5は、この第2実施例によるファクシミ
リ装置の構成を示すブロック図である。
【0046】この第2実施例によるファクシミリ装置
は、上記図1に示す構成に加えて減衰回路22を有し、
この減衰回路22により、ITU−T勧告V.8、V.
34によるファクシミリ通信におけるプライマリチャネ
ル情報とコントロールチャネル情報とで送信電力レベル
を変えるようにしたものである。
【0047】この減衰回路22は、ハイブリッド回路6
と加算回路12の間に設けられており、加算回路12か
らの送信信号は、減衰回路22を介してハイブリッド回
路6に伝送される。
【0048】そして、減衰回路22は、信号線20fに
出力されている減衰量の情報を入力し、加算回路12の
信号線12aより入力した送信信号について、指定され
た減衰量の減衰を行い、信号線22aに出力するもので
ある。
【0049】また、制御回路20は、この第2実施例に
おいて、減衰回路22に減衰量の情報を送ることによ
り、プライマリチャネル情報とコントロールチャネル情
報で送信出力レベルを変える制御を行うものであり、具
体的には、以下のような制御を行う。
【0050】まず、ラインプロービングの送信時にて、
受信機から送信機へはINFO0a信号のbit20によ
り、送信電力を定常設定値以下に押さえる能力があるこ
とを通知し、一方、送信機から受信機へは、INFO0c
信号のbit20において、送信電力を定常設定値以下
に押さえる能力があることを通知する。そして、受信機
から送信機へ、INFOh信号のbit12、13、1
4により、シーケンス受信モデムの受信部から、希望と
する電力抑制値を通知する。
【0051】これにより送信機は、INFOh信号によ
って電力抑制値が通知された場合、コントロールチャネ
ル情報は受信機から送信機に通知される電力抑制値に基
づいて電力抑制を行い、プライマリチャネル情報は受信
機から送信機に通知される電力抑制値を無視して電力抑
制をせずに伝送する。
【0052】一方、受信機は、コントロールチャネル情
報の送信時、相手送信機が受信可能なうちで最も低い送
信レベルで送信を行う。
【0053】なお、その他の構成は、上記第1実施例
(図1)と共通であるので、同一符号を付して個々の説
明は省略する。
【0054】図6〜図10は、以上のような本発明の第
2実施例における制御回路20の制御動作を示すフロー
チャートである。
【0055】まず、S100で動作を開始し、S102
では、信号線20aに信号レベル「0」の信号を出力し
てCMLをオフする。S104では、信号線20dに信
号レベル「0」の信号を出力してANSam信号を送信
しない状態とする。
【0056】また、S106では、信号線20cを介し
てモデムからの信号出力レベルは−8dBmとする。ま
た、S108では、信号線20fに信号「0」を出力し
て減衰回路22の設定は0dBとする。
【0057】S110、S112では、被呼、発呼が選
択されたか否かを判断し、被呼が選択されるとS116
に進み、発呼が選択されるとS150に進み、どちらも
選択されていないとS114に進み、その他の処理を行
ってS102に進む。
【0058】S116では、信号線20aに信号レベル
「1」の信号を出力してCMLをオンする。S118で
はANSam信号の送信、S120ではCM信号の受
信、S122ではJM信号の送信、S124ではCJ信
号の受信を順次行う。
【0059】そして、S126ではINFO0cの受信を
行い、ここで、相手機の電力抑制機能の有無を記憶す
る。また、S128ではINFO0aの送信を行い、ここ
で、電力抑制機能ありを通知する。
【0060】次にS130では、ラインプロービング信
号の受信を行い、S132では、INFO0cの情報より
判断して、相手機は電力抑制機能があるか否かを判断
し、電力抑制機能があるとS136に進み、電力抑制機
能がないとS134に進む。
【0061】S134では、電力抑制値を0としたIN
FOh信号の送信を行い、S138に進む。
【0062】S136では、電力抑制値をモデムより入
力し、この電力抑制値をセットしたINFOh信号の送
信を行い、S138に進む。
【0063】また、S138では、ロングトレーニング
信号の受信を行い、S140では、相手機と自機からの
信号送信レベルは同一とみなして、相手機に通知した電
力抑制値を信号線20fに出力して減衰回路22に設定
する。
【0064】次に、S142ではパラメータ交換を行
い、S144ではプライマリチャネル情報の受信を行
い、S146ではV.34のコントロールチャネルの送
受信を行う。そして、S148では、次ページがあるか
否かを判断し、次ページがあるとS144に進み、次ペ
ージがないとS102に進む。
【0065】一方、S150では、信号線20aに信号
レベル「1」の信号を出力してCMLをオンし、S15
2ではANSam信号の受信、S154ではCM信号の
送信、S156ではJM信号の受信、S158ではCJ
信号の送信を順次行う。
【0066】そして、S160ではINFO0cの送信を
行い、ここで、電力抑制機能ありを通知する。また、S
162ではINFO0aの受信を行い、ここで、相手機の
電力抑制機能の有無を記憶する。
【0067】次にS164ではラインプロービング信号
の送信を行い、S166ではINFOh信号の受信を行
う。ここで、指定された電力抑制値を記憶する。
【0068】S168ではロングトレーニング信号の受
信を行い、S170では、INFOhにより指定された
電力抑制値を信号線20fに出力して減衰回路22に設
定する。
【0069】この後、S172ではパラメータ交換を行
い、S174では、信号線20fに信号「0」を出力し
て減衰回路の設定値は0dBとし、S176でプライマ
リチャネル情報の送信を行う。
【0070】次に、S178では、INFOhにより指
定された電力抑制値を信号線20fに出力して減衰回路
22に設定し、S180でV.34のコントロールチャ
ネルの送受信を行う。
【0071】そして、S182では、次ページがあるか
否かを判断し、次ページがあるとS174に進み、次ペ
ージがないとS102に進む。
【0072】なお、以上の実施例では、ITU−T勧告
V.8、V.34に準拠したファクシミリ通信について
説明したが、本発明は、このような勧告と同系統の機能
を有する通信プロトコルに基づく各種の通信装置に適用
し得るものである。
【0073】また、以上の実施例では、スタンドアロー
ンタイプのファクシミリ装置を例に説明したが、本発明
はこれに限らず、例えばコピー機能や電子ファイル機
能、さらにはデータ処理機能を通信機能と複合させた総
合的なデータ処理システムにおけるデータ通信制御に適
用し得ることは勿論である。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本出願の第1〜第
4、第6の発明によれば、相手機からの着信レベルが低
い場合には、電力抑制を通知しないで通信を実行し、着
信レベルが高い場合には、もう少し受信レベルが低くて
も通信性能が落ちることはないので、送信機側での信号
クランプをなくし、非線形歪による通信品質の劣化を防
ぐことに重点をおき、電力抑制の指定を通知して送信機
側での電力抑制を可能とすることにより、高品質での通
信の実現が可能になる。
【0075】また、本出願の第5の発明によれば、送信
機へ電力抑制を通知するときは、受信機側から送信機へ
送出している信号の着信レベルも高いと判断して自機の
電力抑制を行うことにより、着信レベルのバランスをと
ることが可能となる。
【0076】また、本出願の第7、第8、第10の発明
によれば、プライマリチャネル送信情報は電力抑制をせ
ず、コントロールチャネル送信情報は電力抑制を行うこ
とにより、例えばV.34ファクシミリ通信の信頼性を
高めることができる。
【0077】また、本出願の第9の発明によれば、受信
機から送信されるコントロールチャネル情報についても
電力抑制を行うことにより、例えばV.34ファクシミ
リ通信の信頼性を高めることができる。
【0078】また、本出願の第11の発明によれば、現
状のITU−T勧告V.8、V.34通信によるファク
シミリ通信に上述した各発明を適用でき、有効な通信を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図6】上記第2実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】上記第2実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図8】上記第2実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】上記第2実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】上記第2実施例の動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
2…NCU、 4…電話機、 6…ハイブリッド回路、 8…変復調器、 10…ANSam送出回路、 12…加算回路、 14…読取回路、 16…記録回路、 18…メモリ回路、 20…制御回路、 22…減衰回路。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手機からの着信レベルを検出する検出
    手段と、 相手機からの着信レベルが所定レベル以上であれば、モ
    デムより電力抑制値を指定し、相手機からの着信レベル
    が所定レベル未満であれば、電力抑制なしを指定する指
    定手段と、 前記指定手段の指定を相手機に通知する指定通知手段
    と、 を有することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記指定通知手段は、ITU−T勧告に基づくINFO
    h信号によって電力抑制の指定通知を行うことを特徴と
    する通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、2において、 前記所定レベルは、−25dBmとすることを特徴とす
    る通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、 前記電力抑制の指定通知を受信した相手機において、そ
    の指定通知に基づいて送信電力を抑制して信号の送信を
    行うことを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項において、 前記指定手段によって電力抑制を指定した場合には、そ
    の指定通知に基づいて自機の送出電力も抑制して信号の
    送信を行うことを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 相手機からの着信レベルを検出し、この
    着信レベルが所定レベル以上であれば、モデムより電力
    抑制値を指定して相手機に通知し、着信レベルが所定レ
    ベル未満であれば、電力抑制なしを指定して相手機に通
    知することを特徴とする通信方法。
  7. 【請求項7】 ITU−T勧告に基づくプライマリチャ
    ネル情報とコントロールチャネル情報とで送信電力レベ
    ルを変えることを特徴とする通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 コントロールチャネル情報は、受信機から送信機に通知
    される電力抑制の指定に基づいて電力の抑制を行い、プ
    ライマリチャネル情報は、受信機から送信機に通知され
    る電力抑制の指定を無視し、電力抑制をしないことを特
    徴とする通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 受信機は、コントロールチャネル情報の送信時に、相手
    送信機が受信可能な送信レベルのうちで最も低い送信電
    力レベルにより送信を行うことを特徴する通信装置。
  10. 【請求項10】 ITU−T勧告に基づくプライマリチ
    ャネル情報とコントロールチャネル情報とで送信電力レ
    ベルを変えることを特徴とする通信方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜5、7〜9のいずれか1項
    において、 ITU−T勧告V.8、V.34通信可能なファクシミ
    リ装置であることを特徴とする通信装置。
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