JPH10247394A - 自己同期型パイプラインデータパス回路および非同期信号制御回路 - Google Patents

自己同期型パイプラインデータパス回路および非同期信号制御回路

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JPH10247394A
JPH10247394A JP9061696A JP6169697A JPH10247394A JP H10247394 A JPH10247394 A JP H10247394A JP 9061696 A JP9061696 A JP 9061696A JP 6169697 A JP6169697 A JP 6169697A JP H10247394 A JPH10247394 A JP H10247394A
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孝治 藤井
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隆国 道関
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MT−CMOS回路を自己同期型パイプライ
ンデータパス回路に適用して、その消費電力削減を細か
く制御する。 【解決手段】 MT−CMOS回路からなる組合せ回路
11A、12AをレジスタREG1〜REG3の間に接
続し、非同期信号制御回路13Aにより要求信号REQ
iに対応した活性化信号ST1、ST2を作成し、前記
該組合せ回路の11A、12Aの活性化を制御する。特
にこの活性化からスリープへの移行は、当該組合せ回路
での信号伝搬遅延時間を考慮して監視回路131、13
2により発生させる要求信号REQ2、REQ3に基づ
いて行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低しきい値CMO
S回路で論理回路部を構成し、高しきい値MOSトラン
ジスタで該論理回路部への給電を行う電源制御回路部を
構成した多しきい値CMOS回路(MT−CMOS回
路。以下同じ。)を自己同期型パイプラインデータパス
回路に適用する技術に係り、特にMT−CMOS回路の
電源制御回路部の高しきい値MOSトランジスタの導通
/遮断をデータの流れに沿って非同期信号で制御して消
費電力削減をより細かく制御する技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、低電源電圧領域での動作の高速性
を低しきい値CMOS回路で実現し、非動作時のリーク
電流抑制を高しきい値のMOSトランジスタにより実現
して、高速性と低消費電力を両立させるスタティック型
のCMOS回路として、MT−CMOS回路が提案され
ている(S.Mutoh,T.Douseki,T.Aoki,and J.Yamada,"1V-
high-speed digital circuit technology with 0.5μm
multi-threshold CMOS",in Proc.IEEE 1993 Internatio
nal ASIC Conf.,pp.186-189,1993. または特開平6−2
9834号)。
【0003】図9の(a)はこのMT−CMOS回路の
構成を示す図である。1は低しきい値のCMOS回路か
らなる論理回路部であり、仮想電源線VDDVと仮想接
地線GNDVから給電が行われている。図では、この論
理回路部1には低しきい値pMOSトランジスタMP
1、MP2、低しきい値nMOSトランジスタMN1、
MN2により構成されるNANDゲートや、低しきい値
pMOSトランジスタMP3と低しきい値nMOSトラ
ンジスタMN3により構成されるインバータ等を含んで
いる。2Hは高電位側電源制御回路部であり、ソースが
実電源線VDDに接続されドレインが仮想電源線VDD
Vに接続され、ゲートにはスリープ信号SLPが接続さ
れた高しきい値のpMOSトランジスタMP4、MP5
により構成されている。また、2Lは低電位側電源制御
回路であり、ソースが実接地線GNDに接続されドレイ
ンが仮想接地線GNDVに接続され、ゲートには反転ス
リープ信号SLP*(スリープ信号SLPの反転信号)
が接続された高しきい値のnMOSトランジスタMN
4、MN5により構成されている。
【0004】このMT−CMOS回路において、スリー
プ信号SLPが“0”(=低レベル電圧)で、反転スリ
ープ信号SLP*が“1”(=高レベル電圧)のとき、
高電位側電源制御回路2H、低電位側電源制御回路2L
内の高しきい値MOSトランジスタが導通して、疑似電
源線VDDVが実電源線VDDと接続され、疑似接地線
GNDVが実接地線GNDと接続されるので、内部の論
理回路部1に給電が行われ、その論理回路部1が動作可
能となる。逆に、スリープ信号SLPが“1”で、反転
スリープ信号SLP*が“0”のときは、高電位側電源
制御回路2H、低電位側電源制御回路2Lの高しきい値
MOSトランジスタがいずれも遮断して論理回路部1へ
の給電が断たれ、その論理回路部1は動作せず、スリー
プ状態となる。
【0005】図9の(b)は(a)の低電位側電源制御
回路2Lを省略した構成のMT−CMOS回路、(c)
は(a)の高電位側電源制御回路2Hを省略した構成の
MT−CMOS回路であり、前者はスリープ信号SLP
のみより、後者は反転スリープ信号SLP*のみによ
り、同様に論理回路部1の動作状態/スリープ状態が制
御される。この(b)、(c)では、(a)の構成に比
べて少ない素子で回路を構成できる。
【0006】ICチップ上では、図9の(d)に示すよ
うに、各回路ブロック3〜6の各々に、図9の(a)に
示したMT−CMOS回路が内蔵され、同一チップ上に
設けた電源制御ブロック7において個々にスリープ信号
SLP、反転スリープSLP*を発生させて、ここから
その信号SLP、SLP*を各回路ブロック3〜6に独
立して供給し、各回路ブロック3〜6の動作状態/スリ
ープ状態を独立して制御することが行われる。
【0007】なお、信号SLP、SLP*はいずれか一
方のみを電源制御ブロック7で発生させて供給し、他方
の信号は個々の回路ブロック3〜6の内部でインバータ
を利用して発生させることが行われることもある。ま
た、回路ブロック3〜6としては、図9の(b)、
(c)に示した回路が使用されることもある。また、信
号SPL、SLP*は外部から供給することもある。
【0008】各回路ブロック3〜6において、スリープ
状態のときは、電源制御回路2L、2Hの高しきい値M
OSトランジスタが遮断しているため、そのとき流れる
リーク電流は高しきい値MOSトランジスタのレベルま
で低減できるので、低消費電力を達成できる。また、論
理回路部1が低しきい値MOSトランジスタで構成され
ているので、動作状態のときは高速動作が行われる。こ
のような高速性と低消費電力性をもつ動作内容がMT−
CMOS回路の特徴である。通常のCMOS回路では、
動作を高速化させるために電源電圧の低減化に合わせて
MOSトランジスタのしきい値電圧を低下させると、リ
ーク電流の増大を招くが、MT−CMOS回路ではこの
問題が解決される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、MT−
CMOS回路では、確かに低電源電圧に伴う静的消費電
流の低減化には有効である。しかし、データの流れに沿
って高しきい値MOSトランジスタの導通/非導通を制
御するものではないため、これをパイプラインデータパ
ス回路に適用したとき、該高しきい値MOSトランジス
タが導通している限り、データの流れが閑散なときであ
っても漏れ電流が発生し、静的な消費電力が大きくなる
という問題がある。
【0010】本発明の目的は、MT−CMOS回路をパ
イプラインデータパス回路に適用したとき、実際に動作
すべき回路部のみを動作可能に制御して、データを処理
していない回路部分での消費電流を低減させ、全体の消
費電力の低減を図ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、入力した
データを処理する少なくとも1個の組合せ回路と、該組
合せ回路の入力側および出力側に接続されるレジスタを
有し、要求信号に応じて前記レジスタのデータ転送を制
御する非同期信号制御回路とを具備する自己同期型パイ
プラインデータパス回路において、前記組合せ回路を、
低しきい値CMOS回路で構成された論理回路部と、高
しきい値MOSトランジスタで構成され前記論理回路部
への給電を制御する電源制御回路部とからなる多しきい
値型CMOS回路で構成し、前記要求信号に対応した活
性化信号を作成する手段を具備させて、該活性化信号に
より前記該組合せ回路の動作/スリープを制御するよう
にしたことを特徴とする自己同期型パイプラインデータ
パス回路である。
【0012】第2の発明は、第1の発明において、前記
組合せ回路を前記レジスタを介して2段以上接続し、当
該組合せ回路に対する前記活性化信号を、当該組合せ回
路の直前段のレジスタに対する要求信号と当該組合せ回
路の直後段のレジスタに対する要求信号とを利用して生
成させるようにした。
【0013】第3の発明は、第1の発明において、前記
組合せ回路を前記レジスタを介して2段以上接続し、当
該組合せ回路に対する前記活性化信号を、当該組合せ回
路の直前段より前段のレジスタに対する要求信号と当該
組合せ回路の直後段のレジスタに対する要求信号とを利
用して生成させるようにした。
【0014】第4の発明は、入力したデータを処理する
少なくとも1個の組合せ回路と、該組合せ回路の入力側
および出力側に接続されるレジスタを有し、要求信号に
応じて前記レジスタのデータ転送を制御する非同期信号
制御回路とを具備する自己同期型パイプラインデータパ
ス回路において、前記レジスタを両エッジ型フリップフ
ロップ回路群で構成し、前記組合せ回路を、低しきい値
CMOS回路で構成された論理回路部と、高しきい値M
OSトランジスタで構成され前記論理回路部への給電を
制御する電源制御回路部とからなる多しきい値型CMO
S回路で構成し、前記要求信号に対応した活性化信号を
作成する手段を具備させて、該活性化信号生により前記
該組合せ回路の動作/スリープを制御するようにしたこ
とを特徴とする2相のハンドシェイクプロトコルに基づ
く自己同期型パイプラインデータパス回路である。
【0015】第5の発明は、第4の発明において、前記
組合せ回路を前記レジスタを介して2段以上接続し、当
該組合せ回路に対する前記活性化信号を、当該組合せ回
路の直前段のレジスタに対する要求信号の遷移と当該組
合せ回路の直後段のレジスタに対する要求信号の遷移と
を利用して生成させるようにした。
【0016】第6の発明は、第1乃至第5の発明におい
て、前記非同期信号制御回路を、高しきい値MOSトラ
ンジスタで構成した。
【0017】第7の発明は、複数段のレジスタと、前段
のレジスタに対する要求信号を所定時間遅延させること
により後段のレジスタに対する要求信号を発火し、該発
火に基づいて該要求信号を完了させる監視回路と、前記
前段のレジスタと前記後段のレジスタの間に介挿される
回路の動作を制御する活性化信号を前記前段よりさらに
前段のレジスタに対する要求信号の発火により発火し、
前記後段のレジスタに対する要求信号の発火により完了
するよう生成させる活性化信号生成回路とを設けたこと
を特徴とする非同期信号制御回路である。
【0018】第8の発明は、両エッジ型フリップフロッ
プ回路群で構成される複数段のレジスタと、前段のレジ
スタに対する要求信号の遷移を所定時間遅延させること
により後段のレジスタに対する要求信号の遷移を生成す
る遅延手段と、前記前段のレジスタと前記後段のレジス
タの間に介挿される回路の動作を制御する活性化信号を
前記前段のレジスタに対する要求信号の遷移により発火
させ、前記後段のレジスタに対する要求信号の遷移によ
り完了するよう生成する活性化信号生成回路を設けたこ
とを特徴とする非同期信号制御回路である。
【0019】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]図1は本発明の第1の実施の形態
の自己同期型パイプラインデータパス回路の構成を示す
図である。11A、12Aは図9の(a)に示したよう
なMT−CMOS回路を利用した組合せ回路、13Aは
この組合せ回路11A、12Aにおけるデータ転送を制
御するための非同期信号制御回路である。ここでは、2
段のパイプライン動作を行うデータパス回路を示してい
るが、パイプライン段数は2段に限定されるものではな
い。
【0020】非同期信号制御回路13Aにおいて、RE
Qi、REQ2、REQ3はパイプライン制御用の要求
信号、EN1〜EN3はレジスタREG1〜REG3へ
のデータの書込み信号、ST1、ST2は組合せ回路1
1A、12Aの動作状態/スリープ状態を制御するため
の活性化信号である。この信号ST1、ST2は組合せ
回路11A、12Aに反転スリープ信号SLP*として
入力する。スリープ信号SLPはこの反転スリープ信号
SLP*を組合せ回路11、12の内部でインバータ等
(図示せず)により反転して生成する。
【0021】レジスタREG1〜REG3は組合せ回路
11A、12Aに対する入出力データを格納する一群の
D型フリップフロップ回路で構成されている。
【0022】131は1段目の組合せ回路11Aの動作
を監視する監視回路であって、遅延回路DL1、ナンド
ゲートNAND1、インバータINV1等から構成さ
れ、書込み信号EN1が発火(“0”→“1”に遷移す
ること。以下同じ。)した時点から遅延回路DL1の遅
延時間が経過した後に、2段目への要求信号REQ2を
発火する。この遅延回路DL1の遅延時間は、組合せ回
路11Aの信号伝搬遅延時間よりも大きくなるような時
間に設定されている。そして、この要求信号REQ2
は、活性化信号ST1が完了(“1”→“0”に遷移す
ること。以下同じ。)することより、完了する。
【0023】132は2段目の組合せ回路12Aの動作
を監視する監視回路であって、遅延回路DL2、ナンド
ゲートNAND2、インバータINV2等から構成さ
れ、前記した監視回路131と同様な動作を行う。
【0024】NOR1〜NOR5はノアゲートである。
C1〜C5はCエレメントであって、図11に示すよう
な内容である。すなわち、図11の(b)に示すように
pMOSトランジスタMP11〜MP16、nMOSト
ランジスタMN11〜MN16によるCMOS回路から
構成されている。このCエレメントは、(c)の真理値
に示すように、2個の入力データA1、A2が“0”で
一致するとき“0”をデータYとして出力し、“1”で
一致するとき“1”を出力し、不一致のとき以前のデー
タを出力し続ける。
【0025】なお、このCエレメントについては、G.M.
Jacob et al."A Fully Asynchronous Digital Signal P
rocessor Usinig Self-Timed Circuits " IEEE Journal
onSolid State Circuits ,vol.25,No.6, December 199
0,pp.1526-1537.および M.Shames et al."A Comparison
of CMOS Implementations of an Asynchronous Circui
ts Primitive:the C-Element" International Symposiu
m onLow Power Electron Devices Monterey CA 1996,p
p.93-96.などに記載されている。
【0026】ここで、本実施の形態の理解を深めるため
に、すでに提案されている自己同期型のパイプラインデ
ータパス回路について、図10にダイナミック型の組合
せ回路11’、12’を使用した例について説明する。
13’は非同期信号制御回路である。図1に示したもの
と同一のものには同一の符号を付している。
【0027】ダイナミック型の組合せ回路11’(組合
せ回路12’も同じ)において、MP21〜MP23は
プリチャージ用のpMOSトランジスタ、MN21〜M
N23はディスチャージ用のnMOSトランジスタ、I
NV31、INV32はインバータ、14〜16はnM
OSトランジスタからなる論理回路部である。このダイ
ナミック型の組合せ回路11’はドミノ型理論回路から
なり、さらにこの組合せ回路11’自体の実行終了を監
視する監視回路17を含んでいる。この監視回路17か
ら出力する要求信号REQ2は、活性化信号ST1が
“0”のときにトランジスタMP21〜MP23が導通
してダイナミック回路がプリチャージされるため、
“0”の信号となる。一方、活性化信号ST1が“1”
となりトランジスタMN21〜MN23が導通して論理
動作(サンプリング動作)に入ったときは、それからあ
る時間経過の後に要求信号REQ2は“1”となる。こ
の要求信号REQ2を“1”にするタイミング処理は、
監視回路17の論理回路部16において当該ダイナミッ
ク回路11’の処理時間を演算して行われる。
【0028】このように、次段の組合せ回路に対する要
求信号REQ2は、活性化信号ST1の発火の後、組合
せ回路の遅延時間だけ遅れて発火し、活性化信号ST1
の完了りと共に完了することが要求される。
【0029】そこで、本実施の形態では、上記のような
条件を満たす要求信号REQ2を簡単に生成するため
に、監視回路131を設けている。また、監視回路13
2は要求信号REQ3を生成するために同様に設けたも
のである。
【0030】次に動作を説明する(図2参照)。まず、
SET信号を発火し、非同期信号制御回路13Aを活性
状態にする。そして、1段目のレジスタREG1に入力
するデータが揃った時点で、外部から要求信号REQi
を発火する。この結果、1段目のレジスタREG1に対
する書込み信号EN1と1段目の組合せ回路11Aに対
する活性化信号ST1が各々発火する。書込み信号EN
1の発火により入力データが1段目のレジスタREG1
に格納される。また、活性化信号ST1が発火すると、
第1段目の組合せ回路11Aが活性状態(信号SLPが
“0”、信号SLP*が“1”となる。以下同じ。)と
なり動作可能となって、1段目のレジスタREG1から
出力しているデータの論理処理を行う。
【0031】次に、この活性化信号ST1が発火した時
点から第1段目の組合せ回路11Aの信号伝搬遅延時間
よりも長い時間が経過すると、監視回路131により第
2段目の組合せ回路12Aに対する要求信号REQ2が
発火する。この要求信号REQ2の発火により、2段目
のレジスタREG2に対する書込み信号EN2と2段目
の組合せ回路12Aに対する活性化信号ST2が各々発
火する。そして、書込み信号EN2が発火したことによ
り、2段目のレジスタREG2に対して1段目の組合せ
回路11Aで処理したデータが格納されると共に、第1
段目の組合せ回路11Aに対する活性化信号ST1が完
了して、2段目の組合せ回路12Aに対する要求信号R
EQ2も完了する。この要求信号REQ2の完了により
書込み信号EN2も完了することとなる。
【0032】このとき、活性化信号ST1の完了により
1段目の組合せ回路11Aの信号SLPは“1”、信号
SLP*は“0”となり、その組合せ回路11Aはスリ
ープ状態となる。一方、活性化信号ST2の発火によ
り、2段目の組合せ回路12Aの信号SLPは“0”、
信号SLP*は“1”となり、その組合せ回路12Aは
動作状態となり、2段目のレジスタREG2から出力す
るデータを処理する。つまり、動作状態が1段目の組合
せ回路11Aから2段目の組合せ回路12Aに転移す
る。
【0033】次に、活性化信号ST2が発火した時点か
ら第2段目の組合せ回路12Aの信号伝搬遅延時間より
も長い時間が経過すると、監視回路132により3段目
のレジスタREG3に対する要求信号REQ3が発火
し、この要求信号REQ3の発火により、3段目のレジ
スタREG3に対する書込み信号EN3が発火して、2
段目の組合せ回路12Aで処理した内容がそのレジスタ
REG3に格納される。また、この書込み信号EN3が
発火したことにより、2段目の組合せ回路12Aに対す
る活性化信号ST2が完了し、その2段目の組合せ回路
12Aがスリープ状態となる。また、3段目のレジスタ
REG3に対する要求信号REQ3も完了する。この要
求信号REQ3の完了により書込み信号EN3も完了す
る。
【0034】このように要求信号REQ3の完了によっ
て、一連のパイプライン動作が終了する。なお、外部か
らの要求信号REQiが完了することにより、再度入力
データ待ちの初期状態となる。
【0035】以上のように、各組合せ回路11A、12
Aは直前のレジスタにデータが到来して論理動作を行う
必要があるときのみ活性状態となってその動作を行い、
論理動作を行わないときはスリープ状態となる。このス
リープ状態では、組合せ回路11A、12AのMT−C
MOS回路の高しきい値MOSトランジスタで構成され
た電源制御回路2H、2Lによって静的なリーク電流が
抑制されるので、間欠的に到来するデータを処理するパ
イプライン回路における消費電力を低減することができ
るようになる。
【0036】図3はこの実施の形態の変形例を示す図で
ある。この自己同期型パイプラインデータパス回路は、
内部に監視回路を具備しない非同期信号制御回路13B
(図10の非同期信号制御回路13’と同じ)を使用し
たもので、組合せ回路11B、12B内に図1に示した
監視回路131、132に相当する監視回路(図示せ
ず)を内蔵させたものである。
【0037】この場合、レジスタREG1〜REG3に
対する書込み信号EN1〜EN3は、このレジスタRE
G1〜REG3を経由して、組合せ回路11B、12B
の内部の監視回路に入力し、要求信号REQ2、REQ
3を発火させる。この要求信号REQ2、REQ3の完
了は、活性化信号ST1、ST2の完了と共に行われ
る。
【0038】[第2の実施の形態]図4は本発明の第2
の実施の形態の自己同期型パイプラインデータパス回路
の構成を示す図である。図1に示したものと同一のもの
には同一の符号を付している。13Cは非同期信号制御
回路を示し、図1に示した非同期制御回路13Aの構成
に加えて、ノアゲートNOR6とCエレメントC6から
なる活性信号生成回路133と、ノアゲートNOR7と
CエレメントC7からなる活性信号生成回路134とを
具備している。
【0039】一方の活性信号生成回路133は、要求信
号REQi、SET信号を取り込んで1段目の組合せ回
路11Aの活性化信号EX1を発火させ、書込み信号E
N2を取り込んでその活性化信号EX1を完了させる。
他方の活性化信号生成回路134も、要求信号REQ
i、SET信号を取り込んで2段目の組合せ回路12A
の活性化信号EX2を発火させるが、その完了は、書込
み信号EN3を取り込んで行う。すなわち、両活性化信
号生成回路133、134はその発火タイミングが同じ
である。
【0040】ここにおいて、前述した図10で示したよ
うに、自己同期型パイプラインデータパス回路では、ダ
イナック型回路を組合せ回路11’、12’として用い
ていたため、組合せ回路11’、12’の入力データが
確定してから論理動作を行う必要がある。このため、図
10の回路では、活性化信号ST1は書込み信号EN1
を入力するCエレメントC2の出力、活性化信号ST2
は書込み信号EN2を入力するCエレメントC4の出力
となっている。
【0041】ところが、本実施の形態は、組合せ回路1
1A、12Aがスタテック型の回路であるため、信号E
N1とST1、信号EN2とST2の遷移の順序は問題
とならない。むしろ、本実施の形態の組合せ回路11
A、12Aに用いるMT−CMOS回路は、電源制御回
路2H、2Lの高しきい値のMOSトランジスタが導通
してから、仮想電源線VDDVの電位の立上りや、仮想
接地線GNDVの電位の立下りに時間を要するため、デ
ータの到来に先んじて、これらの電源制御回路2H、2
Lの高しきい値MOSトランジスタを導通させておくこ
とが望ましい。すなわち、前段の組み合回路11Aへの
データの到来とともに、後段の組み合回路12Aの活性
化信号EX2を予め発火し、その活性化信号EX2の完
了を次段へのレジスタに対する書込み信号EN3の発火
と共に行うことが望ましい。
【0042】そこで、この第2の実施の形態では、上記
した条件を満足するように、活性化信号EX1、EX2
を生成する活性化信号生成回路133、134を設け
た。この結果、予めSET信号が発火している条件下で
は、2段目の組み合回路12Aに対する活性化信号EX
2は、要求信号REQiの発火と共に発火し、書込み信
号EN3の発火と共に完了することとなる。なお、1段
目の組合せ回路11Aに対する活性化信号EX1につい
ては、要求信号REQiによって発火し、書込み信号E
N2の発火と共に完了する。このように、先行的に2段
目の組合せ回路12Aを活性化することにより、時間を
要する活性化動作による悪影響を緩和することができ
る。
【0043】次に動作を説明する(図5参照)。まず、
SET信号を発火し、非同期信号制御回路13Aを活性
状態にする。そして、1段目のレジスタREG1に入力
するデータが揃った時点で、外部から要求信号REQi
を発火する。この結果、1段目のレジスタREG1に対
する書込み信号EN1、1段目の組合せ回路11Aに対
する活性化信号EX1、および1段目の組合せ回路11
Aに対する活性化信号EX2が発火する。書込み信号E
N1により1段目のレジスタREG1に入力データが格
納される。また、活性化信号EX1の発火により、第1
段目の組合せ回路11Aが活性状態となり、動作可能と
なって1段目のレジスタREG1から出力しているデー
タの論理処理を行う。また、活性化信号EX2の発火に
より、2段目の組合せ回路12Aが先行的に活性状態と
なる。
【0044】次に、この活性化信号EX1が発火した時
点から第1段目の組合せ回路11Aの信号伝搬遅延時間
よりも長い時間が経過すると、監視回路131により第
2段目の組合せ回路12Aに対する要求信号REQ2が
発火する。この要求信号REQ2の発火により、2段目
のレジスタREG2に対する書込み信号EN2が発火す
る。この書込み信号EN2が発火したことにより、1段
目の組合せ回路11Aで処理されたデータが2段目のレ
ジスタREG2に格納されると共に、監視回路131用
に使用されていた活性化信号ST1が完了する。そし
て、この活性化信号ST1の完了により、2段目の組合
せ回路12Aに対する要求信号REQ2が完了し、2段
目のレジスタREG2に対する書込み信号EN2も完了
する。
【0045】このとき、活性化信号EX1の完了により
1段目の組合せ回路11Aはスリープ状態となる。一
方、2段目の組合せ回路12Aでは、前記したように1
段目の組合せ回路11Aの活性化と共に予め活性化され
ているので、2段目のレジスタREG2から出力するデ
ータの処理が行われる。
【0046】次に、活性化信号EX2が発火した時点か
ら第2段目の組合せ回路12Aの信号伝搬遅延時間より
も長い時間が経過すると、監視回路132により3段目
のレジスタREG3に対する要求信号REQ3が発火す
る。この要求信号REQ3の発火により、3段目のレジ
スタREG3に対する書込み信号EN3が発火する。こ
の書込み信号EN3が発火したことにより、2段目の組
合せ回路12Aで処理されたデータが3段目のレジスタ
REG3に格納されると共に、第2段目の組合せ回路1
2Aに対する活性化信号EX2が完了し、この組合せ回
路12Aはスリープ状態となる。また、活性化信号ST
2も完了して、3段目のレジスタREG3に対する要求
信号REQ3が完了し、その書込み信号EN3も完了す
る。なお、外部からの要求信号REQiが完了すること
により、再度入力データ待ちの初期状態となる。
【0047】この実施の形態においても、組合せ回路1
1Aはデータが到来したとき、組合せ回路12Aは前段
の組合せ回路11Aにデータが到来したとき初めて活性
状態となってその動作を行い、データが到来しないとき
はスリープ状態となるので、間欠的に到来するデータを
処理するパイプライン回路における消費電力を低減する
ことができるようになる。と同時に、2段目の組合せ回
路12Aはデータ到来に備えて若干早目に活性化される
ので、その回路の電源立上りの影響を緩和することがで
きる。
【0048】[第3の実施の形態]図6は本発明の第3
の実施の形態の自己同期型パイプラインデータパス回路
の構成を示す図である。ここでは、2相のハンドシェイ
クプロトコルを用いた2段パイプライン動作を行うデー
タパス回路を示した。ただし、パイプライン段数は2段
に限定されるものではない。図1に示したものと同一の
ものには同一の符号を付している。13Dは非同期信号
制御回路を示す。
【0049】この非同期信号制御回路13Dにおいて、
REG4〜REG6は組合せ回路11A、12Aに対す
る入出力データを格納する一群のD型フリップフロップ
回路からなるレジスタである。このD型フリップフロッ
プ回路は、クロックの立上りおよび立下りの両エッジで
データを取り込む両エッジ形のD型フリップフロップ回
路である。
【0050】図8にその具体的な回路構成の一例を示し
た。21、22はクロック信号CLKの立上りエッジで
端子Dに入力するデータを取り込むD型フリップフロッ
プ回路、23はクロック信号CLKが“1”のとき一方
のフリップフロップ回路21の出力データを選択し、
“0”のとき他方のフリップフロップ回路22の出力デ
ータを選択するセレクタ、INV21はインバータであ
る。
【0051】この回路では、クロック信号CLKが立上
るタイミングで一方のフリップフロップ回路21に入力
データが保持され、そのクロック信号の“1”の期間中
そのデータがセレクタ23で選択されて出力される。逆
にクロック信号CLKが立下るタイミングでは、他方の
フリップフロップ回路22に入力データが保持され、そ
のクロック信号の“0”の期間中そのデータがセレクタ
23で選択されて出力される。
【0052】図6に戻って、DL3、DL4は遅延回路
であり、組合せ回路11A、12Aでの信号伝搬遅延時
間よりも大きな遅延時間が設定されている。C8〜C1
1はCエレメント、NOR8〜NOR11はノアゲー
ト、EXOR1〜EXOR3は排他的論理和ゲート、I
NV3〜INV8はインバータである。
【0053】ここで、本実施の形態の理解を深めるため
に、すでに提案されている2相のハンドシェイクプロト
コルに基づく自己同期型のパイプラインデータパス回路
について、図12にスタティック型の組合せ回路1
1”、12”を使用した例について説明する。図6に示
したものと同一のものには同一の符号を付している。こ
のスタティック型の組合せ回路11”(組合せ回路1
2”も同じ)に対しては、非同期信号制御回路13”か
ら活性化信号を供給していない。
【0054】2相のハンドシェイクプロトコルでは、非
同期信号の遷移がイベントの発生とみなされ、処理が進
められる。すなわち、“0”→“1”への遷移(発火)
と、“1”→“0”への遷移(完了)が等価とみなさ
れ、非同期信号のレベル自体はイベントの進行に関与し
ない。
【0055】こうした簡単な非同期システムでは、組合
せ回路11”は常時活性化されており、その組合せ回路
11”の処理の完了と非同期信号の信号遷移のタイミン
グを合わせるために、前段のレジスタREG4に対する
書込み信号EN1を遅延回路DL3に入力させ、この遅
延回路DL3により次段のレジスタREG5に対する要
求信号EN2を生成している。2段目の組合せ回路1
2”の処理の完了と非同期信号の信号遷移のタイミング
を合わせについても同様である。
【0056】しかし、本実施の形態では、MT−CMO
S回路で構成される組合せ回路11A、12Aの動作/
スリープを制御する必要がある。そこで、本実施の形態
では、非同期信号の遷移を検知して活性化信号ST1、
ST2を生成するために、活性化信号生成回路135を
付加している。
【0057】この活性化信号生成回路135では、1段
目のレジスタREG4に対する書込み信号EN1の遷移
を、2個のインバータINV3、INV4による遅延回
路と排他的論理和ゲートEXOR1により、“1”のパ
ルス信号として検出する。また、2段目のレジスタRE
G5に対する書込み信号EN2の遷移も、2個のインバ
ータINV5、INV6による遅延回路と排他的論理和
ゲートEXOR2により、同様に“1”のパルス信号と
して検出する。さらに、3段目のレジスタREG6に対
する書込み信号EN3の遷移も、2個のインバータIN
V7、INV8による遅延回路と排他的論理和ゲートE
XOR3により、同様に“1”のパルス信号として検出
する。
【0058】書込み信号EN1に遷移がない場合は、排
他的論理和ゲートEXOR1の出力は“0”であり、ノ
アゲートNOR10の出力が“1”(SET信号は
“1”、EXOR2の出力は“0”)であるので、Cエ
レメントC10の出力は前の状態を保持している。
【0059】この状態で、書込み信号EN1が発火する
と排他的論理和ゲートEXOR1の出力信号が一時的に
“1”となるので、CエレメントC10の出力が“1”
となり、活性化信号ST1が発火する。そして、排他的
論理和ゲートEXOR1の出力信号は直ちに“0”に戻
るが、ノアゲートNOR10の出力が“1”を継続して
いるので、CエレメントC10の出力、つまり活性化信
号ST1は前の状態である“1”を継続する。この後、
書込み信号EN2が発火することにより、EXOR2の
出力が一時的に“1”となってNOR10の出力が
“0”となり、CエレメントC10の出力である活性化
信号ST1は“0”、つまり完了する。以上の動作は、
他方の活性化信号ST2についても同様である。
【0060】以上のように、活性化信号発生回路135
によって、書込み信号EN1が発火してから書込み信号
EN2が発火するまでの期間、活性化信号ST1が
“1”となる。また、書込み信号EN2が発火してから
書込み信号EN3が発火するまでの期間、活性化信号S
T2が“1”となる。以上は、要求信号REQiを発火
した場合であるが、これを完了したときも遷移が発生す
るので、同様の動作が行われる。
【0061】次に動作を説明する(図7参照)。まず、
SET信号を発火し、非同期信号制御回路13Dを活性
状態にする。そして、1段目のレジスタREG4に入力
するデータが揃った時点で、外部から要求信号REQi
を発火する。この結果、書込み信号EN1、および活性
化信号ST1が発火する。書込み信号EN1の発火によ
り1段目のレジスタREG4に入力データが格納され
る。また、活性化信号ST1の発火により、第1段目の
組合せ回路11Aが活性状態となり、動作可能となって
1段目のレジスタREG4から出力しているデータの処
理を行う。
【0062】次に、この活性化信号ST1が発火した時
点から第1段目の組合せ回路11Aの信号伝搬遅延時間
よりも長い時間が経過すると、遅延回路DL3により要
求信号REQ2が発火するので、書込み信号EN2およ
び活性化信号ST2が発火する。この書込み信号EN2
の発火により、1段目の組合せ回路11Aで処理したデ
ータが2段目のレジスタREG5に格納されると共に、
活性化信号ST1が完了して、1段目の組合せ回路11
Aがスリープ状態となる。また、活性化信号ST2が発
火したことにより2段目の組合せ回路12Aで2段目の
レジスタREG2から出力するデータの処理が行われ
る。
【0063】次に、書込み信号EN2が発火した時点か
ら第2段目の組合せ回路12Aの信号伝搬遅延時間より
も長い時間が経過すると、遅延回路DL4により書込み
信EN3が発火する。この書込み信号EN3の発火によ
り、2段目の組合せ回路12Aで処理されたデータが3
段目のレジスタREG6に格納されると共に、第2段目
の組合せ回路12Aに対する活性化信号ST2が完了し
この組合せ回路12Aはスリープ状態となる。
【0064】書込み信号EN2が“1”にあるとき、要
求信号REQiを完了させると、CエレメントC8の両
入力が“0”となるので、その出力である書込み信号E
N1が完了して、上記と同様な動作が行われる。
【0065】このように、本実施の形態では、要求信号
REQiの発火に応じてパイプライ動作が行われ、完了
に応じても同様なパイプライン動作が行われる。このと
き、各組合せ回路11A、12Aは直前のレジスタにデ
ータが到来して論理動作を行う必要があるときのみ活性
状態となってその動作を行い、論理動作を行わないとき
はスリープ状態となり、間欠的に到来するデータを処理
するパイプライン回路における消費電力を低減すること
ができるようになる。
【0066】[その他の実施の形態]なお、以上の第1
〜第3の実施の形態においては、組合せ回路11A、1
2A、11B、12Bに使用すべきMT−CMOS回路
として、図9の(a)に示したように高電位側電源制御
回路2Hと低電位側電源制御回路2Lの両方を具備する
回路を使用したが、(b)に示したように高電位側電源
制御回路2Hのみを具備するMT−CMOS回路、ある
いは(c)に示したように低電位側電源制御回路2Lの
みを具備するMT−CMOS回路を使用することも当然
ながら可能である。特に(c)に示す回路の場合は内部
でスリープ信号SLPを生成する必要がなくなり、素子
数を削減できる。
【0067】また、以上の第1〜第3の実施の形態にお
いて、非同期信号制御回路13A、13B、13C、1
3Dについては、高しきい値のMOSトランジスタ、例
えば組合せ回路11A、12AのMT−CMOS回路内
の高しきい値MOSトランジスタと同様なしきい値のM
OSトランジスタでその回路を構成すれば、その部分の
静的消費電流も削減することができる。これらの非同期
信号制御回路13A〜13Dは、組合せ回路11A、1
2A、11B、12Bほどには高速動作を要求されない
ので、高しきい値MOSトランジスタを用いても、動作
上の問題は発生しない。
【0068】
【発明の効果】以上から本発明によれば、データの流れ
に応じて組合せ回路の活性化/非活性化が制御されるの
で、特にデータが間欠的に到来するような場合の非動作
時の静的なリーク電流を抑制し、消費電力を削減するこ
とができる利点がある。また、このように動作すべき回
路部分のみが活性状態に制御されるので、設計段階で回
路全体の活性/非活性の分布を予め定めなくても、効率
的に消費電力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の自己同期型パイプライン
データパス回路の回路図である。
【図2】 図1の回路の非同期信号制御回路のタイミン
グチャートである。
【図3】 第1の実施の形態の変形例の自己同期型パイ
プラインデータパス回路の回路図である。
【図4】 第2の実施の形態の自己同期型パイプライン
データパス回路の回路図である。
【図5】 図4の回路の非同期信号制御回路のタイミン
グチャートである。
【図6】 第3の実施の形態の自己同期型パイプライン
データパス回路の回路図である。
【図7】 図6の回路の非同期信号制御回路のタイミン
グチャートである。
【図8】 両エッジ型Dフリップフロップ回路の回路図
である。
【図9】 (a)〜(c)はMT−CMOS回路の回路
図である。(d)はこのMT−CMOS回路をICチッ
プ内に組み込んだ場合の説明図である。
【図10】 組合せ回路としてダイナミック型回路を使
用した自己同期型パイプラインデータパス回路の回路図
である。
【図11】 (a)はCエレメントのシンボルの図、
(b)はCエレメントの回路図、(c)はCエレメント
の真理値の説明図である。
【図12】 組合せ回路としてスタティック型回路を
使用した2相ハンドシェイクプロトコルに基づく自己同
期型パイプラインデータパス回路の回路図である。
【符号の説明】
11A、12A:MT−CMOS回路からなる組合せ回
路、13A〜13D:非同期信号制御回路、131、1
32:監視回路、133〜135:活性化信号生成回
路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力したデータを処理する少なくとも1個
    の組合せ回路と、該組合せ回路の入力側および出力側に
    接続されるレジスタを有し、要求信号に応じて前記レジ
    スタのデータ転送を制御する非同期信号制御回路とを具
    備する自己同期型パイプラインデータパス回路におい
    て、 前記組合せ回路を、低しきい値CMOS回路で構成され
    た論理回路部と、高しきい値MOSトランジスタで構成
    され前記論理回路部への給電を制御する電源制御回路部
    とからなる多しきい値型CMOS回路で構成し、 前記要求信号に対応した活性化信号を作成する手段を具
    備させて、該活性化信号により前記該組合せ回路の動作
    /スリープを制御するようにしたことを特徴とする自己
    同期型パイプラインデータパス回路。
  2. 【請求項2】前記組合せ回路を前記レジスタを介して2
    段以上接続し、 当該組合せ回路に対する前記活性化信号を、当該組合せ
    回路の直前段のレジスタに対する要求信号と当該組合せ
    回路の直後段のレジスタに対する要求信号とを利用して
    生成させることを特徴とする請求項1に記載の自己同期
    型パイプラインデータパス回路。
  3. 【請求項3】前記組合せ回路を前記レジスタを介して2
    段以上接続し、 当該組合せ回路に対する前記活性化信号を、当該組合せ
    回路の直前段より前段のレジスタに対する要求信号と当
    該組合せ回路の直後段のレジスタに対する要求信号とを
    利用して生成させることを特徴とする請求項1に記載の
    自己同期型パイプラインデータパス回路。
  4. 【請求項4】入力したデータを処理する少なくとも1個
    の組合せ回路と、該組合せ回路の入力側および出力側に
    接続されるレジスタを有し、要求信号に応じて前記レジ
    スタのデータ転送を制御する非同期信号制御回路とを具
    備する自己同期型パイプラインデータパス回路におい
    て、 前記レジスタを両エッジ型フリップフロップ回路群で構
    成し、 前記組合せ回路を、低しきい値CMOS回路で構成され
    た論理回路部と、高しきい値MOSトランジスタで構成
    され前記論理回路部への給電を制御する電源制御回路部
    とからなる多しきい値型CMOS回路で構成し、 前記要求信号に対応した活性化信号を作成する手段を具
    備させて、該活性化信号生により前記該組合せ回路の動
    作/スリープを制御するようにしたことを特徴とする2
    相のハンドシェイクプロトコルに基づく自己同期型パイ
    プラインデータパス回路。
  5. 【請求項5】前記組合せ回路を前記レジスタを介して2
    段以上接続し、 当該組合せ回路に対する前記活性化信号を、当該組合せ
    回路の直前段のレジスタに対する要求信号の遷移と当該
    組合せ回路の直後段のレジスタに対する要求信号の遷移
    とを利用して生成させることを特徴とする請求項4に記
    載の自己同期型パイプラインデータパス回路。
  6. 【請求項6】前記非同期信号制御回路を、高しきい値M
    OSトランジスタで構成したことを特徴とする請求項1
    乃至5に記載の自己同期型パイプラインデータパス回
    路。
  7. 【請求項7】複数段のレジスタと、 前段のレジスタに対する要求信号を所定時間遅延させる
    ことにより後段のレジスタに対する要求信号を発火し、
    該発火に基づいて該要求信号を完了させる監視回路と、 前記前段のレジスタと前記後段のレジスタの間に介挿さ
    れる回路の動作を制御する活性化信号を前記前段よりさ
    らに前段のレジスタに対する要求信号の発火により発火
    し、前記後段のレジスタに対する要求信号の発火により
    完了するよう生成させる活性化信号生成回路とを設け
    た、 ことを特徴とする非同期信号制御回路。
  8. 【請求項8】両エッジ型フリップフロップ回路群で構成
    される複数段のレジスタと、 前段のレジスタに対する要求信号の遷移を所定時間遅延
    させることにより後段のレジスタに対する要求信号の遷
    移を生成する遅延手段と、 前記前段のレジスタと前記後段のレジスタの間に介挿さ
    れる回路の動作を制御する活性化信号を前記前段のレジ
    スタに対する要求信号の遷移により発火させ、前記後段
    のレジスタに対する要求信号の遷移により完了するよう
    生成する活性化信号生成回路を設けた、 ことを特徴とする非同期信号制御回路。
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