JP2003332903A - 論理回路を含むバスバッファ回路 - Google Patents

論理回路を含むバスバッファ回路

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力バッファ回路の入力を固定して貫通電流
を低減させることにより一層の低消費電力を実現する。 【解決手段】 バスバッファ回路は、複数の制御信号を
生成する制御回路と、第1方向信号を入力しかつ第2方
向信号を出力する第1端子と、前記第1方向信号を出力
しかつ前記第2方向信号を入力する第2端子と、第1お
よび第2端子間に第1内部回路と第1出力バッファ回路
とを備える第1方向信号処理部と、第2および第1端子
間に第2内部回路と第2出力バッファ回路とを備える第
2方向信号処理部と、制御信号の少なくとも1つを用い
て第1内部回路および前記第1出力バッファ回路を非動
作にする第1入力固定部を備える第1入力バッファ回路
と、制御信号の少なくとも1つを用いて第2内部回路お
よび前記第2出力バッファ回路を非動作にする第2入力
固定部を備える前記第2入力バッファ回路と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は論理回路を用いたバ
スバッファ回路に係り、特に内部回路を挟んで少なくと
も入力段および出力段の複数段のバッファ回路が含まれ
るバスバッファ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の情報処理技術の飛躍的な進歩に応
じて、複数のデータバスの間に介挿されて、それぞれの
バスを介して伝送されるデータ信号を中継する種々のバ
スバッファ回路が提案されている。このバスバッファ回
路の一方側バスと他方側のバスとにより伝送されるデー
タは、同じ伝送速度であっても異なる伝送速度であって
も良く、また、一方側バスと他方側バスとの間での片方
向のデータ伝送であっても双方向のデータ伝送であって
も何れでも良い。
【0003】例えば、PDA(Personal Digital Assis
tant)等のアプリケーションでは、論理回路システムの
CPU(Central Processing Unit)と周辺デバイスの
データのやり取りを行なうバス(信号)ラインが多数存在
しており、周辺デバイスはバスに吊り下げられるように
接続されている。周辺デバイスは、高速でアクセスされ
るSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Me
mory―同期型ダイナミックランダムアクセスメモリ―)
等の素子群(以下、高速アクセス素子群とする)と、外
部周辺素子を接続するためのコネクタや不揮発性記憶素
子等の低速でアクセスされる素子群(以下、低速アクセ
ス素子群とする)とがある。
【0004】これら全ての周辺デバイスをCPUにより
駆動すると、高速アクセス素子群と共に低速アクセス素
子群もアクセスされてしまい、デバイスの入力容量等に
より消費電力が大きくなってしまう。これを防止するた
め、これらの周辺デバイスとCPUとを接続する外部バ
スとして、通常は、高速アクセス用の高速バスと、低速
アクセス用の低速バスとを設け、高速バスと低速バスと
を連結するためにバスバッファ回路を設けている。
【0005】このように、高速バスと低速バスの間の信
号の伝達を繋ぐためにバスバッファ回路を介挿すること
により、例えば、PDA等のアプリケーション全体の低
消費電力化を図ることは、携帯用機器ではよく行なわれ
る節電対策である。これにより、高速アクセスされるS
DRAMがアクセスされる場合には、バスバッファ回路
により低速アクセス素子群を非動作とすることが可能と
なり、低消費電力化が可能となる。
【0006】図41は、市販されている一般的なバスバ
ッファ素子を用いることができる従来のバスバッファ回
路10の内部構成を示すブロック回路図である。図41
においてこのバスバッファ回路10は、CPUからの入
出力指令信号*OEおよび方向指示信号DIRを入力し
て異なる論理レベルの複数の制御信号を生成する制御回
路11と、高速アクセスバスを介してCPUとの間でデ
ータの送受を行なう端子A1〜Anと、低速アクセスバ
スを介して低速アクセス素子群との間でデータの送受を
行なうための端子B1〜Bnと、端子A1〜Anと端子
B1〜Bnとの対応するそれぞれの端子間に設けられて
所定の内部回路により論理演算を行う複数の動作部12
と、を備えている。
【0007】なお、この明細書において、符号「*」は
論理レベルが反転された信号を意味している。例えば、
入出力指令信号である信号*OEは、信号OEの論理レ
ベルが反転された信号をいう。なお、略記符号OEは出
力活性化(Output Enable)の頭文字である。また、端
子Anおよび端子Bnにおける「n」は正の整数であ
る。個々の動作部12の構成は、全て同一なので、図4
1においては、端子A1と端子B1間の動作部12につ
いてのみ詳細構成を説明する。
【0008】個々の動作部12は、端子A1からの信号
を入力するインバータINV1よりなる第1入力バッフ
ァ回路13と、端子A1から端子B1方向(必要に応じ
て第1方向と定義する)への信号の処理を行なう例えば
インバータINV2よりなるA/B内部回路14と、こ
のA/B内部回路14からの信号を端子B1へ出力する
否定積回路NAND1および否定和回路NOR1とPチ
ャンネルトランジスタP1およびNチャンネルトランジ
スタN1を含む第1出力バッファ15と、を含む第1方
向信号処理部を備えている。
【0009】動作部12はさらに、端子B1からの信号
入力を受け入れるインバータINV3よりなる第2入力
バッファ回路16と、端子B1から端子A1方向(必要
に応じて第2方向と定義する)への信号の処理を行なう
インバータINV4よりなるB/A内部回路17と、こ
のB/A内部回路17からの信号を端子A1へ出力する
否定積回路NAND2および否定和回路NOR2とPチ
ャンネルトランジスタP2およびNチャンネルトランジ
スタN2を含む第2出力バッファ18と、を第2方向信
号処理部として備えている。
【0010】端子A1〜Anおよび端子B1〜Bnは共
に入出力端子であり、端子*OEは入出力端子に信号を
出力するかハイインピーダンス状態にするか切り替える
入出力指令信号*OEを入力する端子であり、端子DI
Rは入力/出力の方向を切り替える方向指示信号DIR
を入力する端子である。図41に示すバスバッファ回路
10の動作について説明する。
【0011】図41において、制御回路11は、*OE
端子およびDIR端子からそれぞれ入力される入出力指
令信号*OEおよび方向指示信号DIRに基づいて、信
号*AG,信号AG,信号*BG,信号BGを生成す
る。端子A1が入力で、端子B1が出力(*OE=L、
DIR=H)の状態を考えると、端子A1の信号は、第
1入力バッファ回路13のINV1およびA/B内部回
路14のINV2と、第1出力バッファ回路15のNA
ND1およびNOR1を介してトランジスタP1および
N1に信号を伝達し、端子B1から出力される。
【0012】端子B1から出力されるこの信号は、端子
B1との間の接続点から第2入力バッファ回路16のI
NV4およびB/A内部回路17のINV3、第2出力
バッファ回路18のNAND2およびNOR2のそれぞ
れ一方側の入力にまで供給され、これらの論理回路素子
をも動作させてしまう。ただし、BG=Lで*BG=H
のため、トランジスタP2のゲート信号はH、N2のゲ
ート信号はLとなり、第2出力バッファ回路18のトラ
ンジスタP2およびN2は非動作となるので、端子A1
に信号が出力されることはない。
【0013】しかしながら、これらの論理回路素子が動
作する分だけ、不要な電流が流れてしまって無駄な電力
を消費してしまうことになる。各端子A1およびB1の
状態およびそれぞれの内部回路の動作状態は、図44の
表1に示されている。表1に示すように信号方向が第1
方向のときでも第2方向信号処理部が動作し、信号方向
が第2方向のときでも第1方向信号処理部が動作してい
る。また、それぞれの出力バッファ回路18が非動作と
なっている場合でも、上述のように前段の否定積回路と
否定和回路は論理動作を行なっている。
【0014】また、端子A1および端子B1がハイイン
ピーダンス状態(*OE=H)のときにも、信号DIR
のレベルがHおよびLのどちらであっても、端子A1お
よび端子B1に信号が入力されると、第1入力バッファ
回路13、A/B内部回路14、第2入力バッファ回路
16、B/A内部回路の全ての回路が同時に動作するた
め、消費電力を増加させてしまうことになる。
【0015】このため、図43で破線ブロック内に破線
の論理回路で示した第1および第2バスホールド回路1
9aおよび19bが設けられている。第1バスホールド
回路19aは、第1出力バッファ回路15と端子B1と
の間に接続された2つのインバータよりなり、2つのイ
ンバータは逆並列に接続されている。また、第2バスホ
ールド回路19bは、第2出力バッファ回路18と端子
A1との接続点に接続された2つのインバータよりな
り、2つのインバータはそれぞれ逆並列に接続されてい
る。
【0016】図43の第1および第2バスホールド回路
19a,19bを有するバスバッファ回路の動作につい
て、図45の表2を参照して説明する。表2には、第1
および第2バスホールド回路19a,19bを備える構
成における各端子の状態および内部回路の動作の状態が
示されている。表2の各欄のうち第1および第2バスホ
ールド回路の欄以外の欄は表1と同じである。入出力指
令信号*OEがHのときのみ動作すれば良い第1および
第2バスホールド回路が入出力指令信号*OEがLのと
きも動作している。第1および第2バスホールド回路1
9aおよび19bがともに動作状態のとき、端子A1に
信号が入力されて端子B1に信号が出力されていること
により、バスをホールドする必要がないにもかかわら
ず、電流を消費してしまうことになる。
【0017】このように、ある方向からの信号の入力を
行なう端子がハイインピーダンス状態となるのを防止す
るためにバスホールド回路を設けた場合でも、PDA等
のアプリケーションにおける低消費電力を目的としてい
るバスバッファ回路の内部で動作する必要のない回路ま
で動作させてしまうので、無駄な電力を消費してしま
い、消費電力の低減が効率良くできなくなってしまう問
題があった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、入力バッフ
ァ回路の入力を固定して無駄な電力を削減して一層の低
消費電力を実現する論理回路を用いたバスバッファ回路
を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の第1基本構成に
係る論理回路を含むバスバッファ回路は、双方向にそれ
ぞれデータ信号を伝送する複数のデータバス間に設けら
れて、少なくとも前記データ信号の入出力を指示する入
出力指令信号と前記データ信号の伝送方向を指示する方
向指示信号とに基づいて異なる複数の制御信号を生成す
る制御回路と、一方バス側から他方バス側へ伝送される
第1方向信号を入力しかつ前記他方バス側から一方バス
側へ逆方向に伝送される第2方向信号を出力する第1端
子と、前記第1方向信号を出力しかつ前記第2方向信号
を入力する第2端子と、前記第1端子と第2端子の間に
第1入力バッファ回路、第1内部回路、第1出力バッフ
ァ回路を有する第1方向信号処理部と、前記第2端子と
第1端子と間に第2入力バッファ回路、第2内部回路、
第2出力バッファ回路を有する第2方向信号処理部とを
備える論理回路を含むバスバッファ回路において、前記
第1入力バッファ回路は、前記入出力指令信号および前
記方向指示信号の状態に応じて前記複数の制御信号のう
ちの少なくとも1つの信号を用いて、前記第1内部回路
および前記第1出力バッファ回路を非動作にする第1入
力固定部を備え、前記第2入力バッファ回路は、前記状
態に応じて前記1つの信号を用いて前記第2内部回路お
よび前記第2出力バッファ回路を非動作にする第2入力
固定部を備えることを特徴としている。
【0020】また、本発明の第2基本構成に係る論理回
路を含むバスバッファ回路は、異なる速度で片方向にデ
ータを伝送する複数のデータバス間に設けられて、少な
くとも前記データ信号の入出力を指示する入出力指令信
号に基づき異なる信号レベルの複数の制御信号を生成す
る制御回路と、一方バス側からの片方向信号を入力する
入力端子と、前記入力端子に接続された入力バッファ回
路と、該入力バッファ回路に接続された内部回路と、前
記内部回路に接続された出力バッファ回路と、前記出力
バッファ回路の出力信号を他方バス側に出力する出力端
子と、を備える論理回路を含むバスバッファ回路におい
て、前記入力バッファ回路は、前記制御回路により前記
入出力指令信号に基づき生成された前記複数の制御信号
のうちの一方の信号レベルの制御信号と前記入力端子か
ら入力されるデータ信号とを用いて論理演算し、前記入
力端子に前記データ信号が入力されたときには前記内部
回路および前記出力バッファ回路を動作させて結果信号
を出力端子より出力させ、前記入力端子に前記データ信
号が入力されていないときには前記内部回路および前記
出力バッファ回路を非動作にする入力固定部を備えるこ
とを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る論理回路を用
いたバスバッファ回路の実施形態について添付図面を参
照しながら詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形
態に係るバスバッファ回路の構成を示す論理回路図、図
2は本発明が適用されるアプリケーションの全体ブロッ
ク図、図3は本発明の第1実施形態に係るバスバッファ
回路のブロック図、図4は第1実施形態に係るバスバッ
ファ回路の動作状態を示す表である。
【0022】本発明に係る論理回路を含むバスバッファ
回路は、例えば、図2に示されるようなPDA(Person
al Digital Assistant)等のアプリケーションに適用さ
れている。図2において、アプリケーション(PDA)
1は、制御信号を出力してメモリや周辺機器との間でデ
ータを送受するCPU(Central Processing Unit)2
を備え、メモリや周辺機器との間でデータを送受するバ
ス(信号)ラインが多数設けられ、周辺機器はバスに吊り
下げられるように接続されている。周辺機器は高速でア
クセスされるSDRAM(Synchronous Dynamic Random
Access Memory―同期型ダイナミックランダムアクセス
メモリ―)を含む高速アクセス素子群3と、低速でアク
セスされる不揮発性記憶素子4および外部周辺素子を接
続するためのコネクタ5を含む低速アクセス素子群6と
がある。
【0023】上述したように、これら全ての周辺デバイ
スをCPU1により駆動すると高速アクセス素子群3と
一緒に低速アクセス素子群6もアクセスされてしまい、
デバイスの入力容量等により消費電力が大きくなってし
まうため、これらの周辺デバイスとCPU1とを接続す
る外部バス7として、通常は、高速アクセス用Aバス8
と、低速アクセス用Bバス9とを設け、Aバス8とBバ
ス9との間に外部バス間分離用のバッファ素子としての
アイソレーションバッファ等を用いたバスバッファ回路
20が設けられている。
【0024】このように、高速アクセスの必要なSDR
AM等の高速アクセス素子群3と低速にアクセスされる
低速アクセス素子群6とのそれぞれの外部バス7として
の高速アクセス用Aバス8と低速アクセス用Bバス9の
間に分離用のアイソレーションバッファとしてのバスバ
ッファ回路20を介挿することにより、PDA等のアプ
リケーション1の低消費電力化を図ることができる。こ
れにより、高速アクセスされるSDRAM等の高速アク
セス素子群3がアクセスされる場合には、アイソレーシ
ョンバッファとしてのバスバッファ回路20により低速
アクセス素子群6を非動作とすることが可能となり、低
消費電力化が可能となる。
【0025】図2において、バスバッファ回路20は、
CPU2からの入出力指令信号*OEおよび方向指示信
号DIRを含むCPU制御信号7を入力して異なる論理
レベルの複数の制御信号を生成する制御回路21と、高
速アクセスバス8を介してCPU2との間でデータを送
受するための端子A1〜Anと、低速アクセスバスを介
して低速アクセス素子群との間でデータを送受するため
の端子B1〜Bnと、端子A1〜Anと端子B1〜Bn
との対応するそれぞれの端子間に設けられて所定の内部
回路により論理演算を行なう複数の動作部22と、を備
えている。
【0026】バスバッファ回路20の詳細な構成は、図
2および図3に示すように、異なる速度で双方向にデー
タ信号を伝送する複数のデータバス8および9間に設け
られて、少なくとも前記データ信号の入出力を指示する
入出力指令信号*OEと前記データ信号の伝送方向を指
示する方向指示信号DIRとに基づいて異なる複数の制
御信号AG,*AG,BG,*BGを生成する制御回路
21と、前記制御回路21から供給された各種の制御信
号により双方向で信号処理を行なう動作部を備えてい
る。
【0027】動作部22は、高速アクセス素子群3側か
ら入力したデータを処理して低速アクセス素子群6側へ
出力する第1方向信号処理部51と、低速アクセス素子
群6側から入力したデータを処理して高速アクセス素子
群3側へ出力する第2方向信号処理部52とを備えてい
る。第1方向信号処理部51は、一方バス8側から他方
バス9側へ伝送される第1方向29の信号を入力しかつ
前記他方バス9側から一方バス8側へ逆方向に伝送され
る第2方向30の信号を出力する第1端子A1〜An
と、前記第1方向信号を出力しかつ前記第2方向信号を
入力する第2端子B1〜Bnと、前記第1端子A1〜A
nと第2端子B1〜Bnのそれぞれ対応する端子間に設
けられて前記第1端子A1に接続された第1入力バッフ
ァ回路23と、該前記第1入力バッファ回路23に接続
された第1内部回路24と、前記第1内部回路24に接
続された第1出力バッファ回路25と、を備えている。
【0028】また、第2方向信号処理部52は、前記第
2端子B1〜Bnと第1端子A1〜Anと対応する端子
間に設けられて前記第2端子B1に接続された第2入力
バッファ回路26と、前記第2入力バッファ回路26に
接続された第2内部回路27と、前記第2内部回路27
に接続された第2出力バッファ回路28と、を備えてい
る。このように、論理回路を含む双方向のバスバッファ
回路20においては、前記第1入力バッファ回路23、
第1内部回路24、第1出力バッファ回路25により第
1方向信号処理部51が構成され、前記第2入力バッフ
ァ回路26、第2内部回路27、第2出力バッファ回路
28により第2方向信号処理部52が構成されている。
【0029】前記第1入力バッファ回路23は、前記入
出力指令信号*OEおよび前記方向指示信号DIRの状
態に応じて前記複数の制御信号AG,*AG,BG,*
BGのうちの少なくとも1つの信号AGを用いて、前記
第1内部回路24および前記第1出力バッファ回路25
を非動作にする第1入力固定部を備えると共に、前記第
2入力バッファ回路26は、前記入出力指令信号*OE
および前記方向指示信号DIRの状態に応じて前記複数
の制御信号AG,*AG,BG,*BGのうちの少なく
とも1つの信号を用いて、前記第2内部回路27および
前記第2出力バッファ回路28を非動作にする第2入力
固定部を備えている。
【0030】次に、第1実施形態に係るバスバッファ回
路20のさらに詳細な構成について図1の論理回路図を
用いて説明する。図1において、制御回路21は、*O
E端子を介して入力された*OE信号とDIR端子を介
して入力されたDIR信号とを入力して4つの制御信号
AG,*AG,BG,*BGを生成して出力するため
に、インバータ回路により信号レベルを反転させたDI
Rと信号*OEとの否定和を演算して信号AGを出力す
るNOR回路と、この信号AGの信号レベルを反転させ
て信号*AGを出力するインバータ回路と、信号*OE
と信号DIRとの否定和を演算して信号BGを出力する
NOR回路と、信号BGの信号レベルを反転させて信号
*BGを出力するインバータ回路と、を備えている。
【0031】動作部22の各回路構成要素の詳細につい
て、まず第1方向信号処理部51から説明する。第1入
力バッファ回路23は、A端子A1より入力された信号
と制御回路21より供給された第1制御信号AGとの否
定積を演算して端子A1からの入力を固定する第1否定
積回路NAND3を備えている。この第1否定積回路N
AND3は、第1入力固定部として機能している。第1
(A/B)内部回路24は、所定の論理演算をする論理
素子であればどのような構成でもよいが、図1に示され
た第1実施形態においてはインバータ回路INV2によ
り構成されている。インバータ回路INV2は、第1否
定積回路NAND3から信号が出力されているときにそ
の信号のレベルを反転して出力している。
【0032】第1出力バッファ回路25は、A/B内部
回路24のINV2の出力した信号を一方の入力とし前
記制御回路21からの制御信号AGを他方の入力として
否定積を演算する第2否定積回路NAND1と、NAN
D1の出力をゲートに受け入れるPチャンネルトランジ
スタP1と、前記A/B内部回路24のINV2の出力
した信号を一方の入力とし前記制御回路21からの第2
制御信号*AGを他方の入力として否定和を演算する第
1否定和回路NOR1と、第1否定和回路NOR1の出
力をゲートに受け入れるNチャンネルトランジスタN1
と、を備えている。
【0033】次に、第2方向信号処理部52の論理回路
構成について説明する。第2入力バッファ回路26は、
第2端子B1より入力された信号と制御回路21より供
給された第3の制御信号BGとの否定積を演算して第2
端子B1からの入力を固定する第3否定積回路NAND
4を備えている。この第2否定積回路NAND4は、第
2入力固定部として機能している。第2(B/A)内部
回路27は、所定の論理演算をする論理素子であればど
のような構成でもよいが、図1に示された第1実施形態
においてはインバータ回路INV4により構成されてい
る。インバータ回路INV4は、第3否定積回路NAN
D4から信号が出力されているときにその信号のレベル
を反転して出力している。
【0034】第2出力バッファ回路28は、B/A内部
回路27のINV4の出力した信号を一方の入力とし前
記制御回路21からの第3の制御信号BGを他方の入力
として否定積を演算する第4否定積回路NAND2と、
NAND2の出力をゲートに受け入れるPチャンネルト
ランジスタP2と、前記B/A内部回路27のINV4
の出力した信号を一方の入力とし前記制御回路21から
の第4の制御信号*BGを他方の入力として否定和を演
算する第2否定和回路NOR2と、第2否定和回路NO
R2の出力をゲートに受け入れるNチャンネルトランジ
スタN2と、を備えている。
【0035】以上のような構成の論理回路を有する第1
実施形態に係るバスバッファ回路の動作について説明す
る。第1端子A側が入力端子として機能し、第2端子B
側が出力端子として機能する場合、すなわち、*OE=
LでDIR=Hの状態を考えると、まず、入出力指令信
号*OEおよび方向指示信号DIRに基づいて、制御回
路21が第1ないし第4の制御信号AG,*AG,B
G,*BGを生成し、動作部22の各回路の構成素子に
対してこれらの制御信号を供給するが、このときの各制
御信号の信号レベルは、AG=H,*AG=L,BG=
L,*BG=Hとなる。
【0036】このとき、第1入力バッファ回路23のN
AND3は、端子A1に信号入力がHでありAGもHな
ので、端子A1の信号は、NAND3、INV2、NA
ND1およびNOR1を介して、トランジスタP1およ
びN1に信号を伝達し、端子B1に出力される。端子B
1から出力される信号は、第2方向信号処理回路52の
第2入力バッファ回路26にも供給されるが、BG=L
のためNAND4の入力で遮られるので、B/A(第
2)内部回路27へ供給されることはなく、B/A内部
回路27は非動作である。具体的には、NAND4の出
力をL固定とし、INV4、NAND2およびNOR2
の回路出力をLレベルで固定することが可能となり、B
/A内部回路27(INV4、NAND2/NOR2)
で発生する電流を抑えることになるので、低消費電力が
可能となる。
【0037】第2端子B1に信号が入力され、第1端子
A1から信号が出力される場合、入出力指令信号*OE
がLで方向指示信号DIRがLであり、制御回路21が
生成する第1ないし第4の制御信号のレベルは、AG=
L,*AG=H,BG=H,*BG=Lとなる。したが
って、上述した第1方向29の場合とは逆の動作とな
り、第2入力バッファ回路26のNAND4からB/A
内部回路27のINV4が動作して出力バッファ回路2
8のNAND2およびNOR2が動作してトランジスタ
P1およびN1に信号を伝達し、端子B1から信号が出
力される。この信号は第1入力バッファ回路23のNA
ND3の一方の入力にも伝達されるが、NAND3の他
方の入力である信号AGはLであるので、NAND3の
出力はL固定される。したがって、第1内部回路24お
よび第1出力バッファ回路25へは信号が供給されず非
動作となる。
【0038】また、端子A1と端子B1がともにハイイ
ンピーダンス状態(*OE=H)の状態では、第1制御
信号AGも第3の制御信号BGもLとなり、NAND3
およびNAND4がともに非動作とされるので、第1方
向29および第2方向30ともに入力バッファ回路23
および26が動作するだけで、内部回路24および27
と、出力バッファ回路25および28は非動作となり、
入出力指令信号*OEがLのときと同様の効果が得られ
る。
【0039】以上のように、A端子に入力された信号
は、第1入力バッファ回路23からA/B内部回路24
に供給され、所定の論理演算がなされた後に第1出力バ
ッファ回路25を介してB端子に出力される。本第1実
施形態においては、第2出力バッファ回路26の第3の
制御信号BGを利用して、第2入力バッファ回路26を
非動作にし、第1方向29で第2端子B側に出力される
信号を内部に伝達しないようにし、余分な電流の発生を
抑え、低消費電力を達成するものである。
【0040】各回路の動作状態をまとめると図4に示す
表3のようになる。この表3からも明らかなように、第
1方向29の信号入力がある場合には、第1方向信号処
理部51を構成する第1入力バッファ回路、A/B内部
回路、第1出力バッファ回路のみが動作し、第2方向信
号処理部52を構成する第2入力バッファ回路、B/A
内部回路、第2出力バッファ回路は非動作である。その
反対に、第2方向30の信号入力がある場合には、第2
方向信号処理部52を構成する第2入力バッファ回路2
6、B/A内部回路27、第2出力バッファ回路28の
みが動作して、第1方向信号処理部51を構成する第1
入力バッファ回路23、A/B内部回路24、第1出力
バッファ回路25は非動作である。
【0041】なお、図4において*OEがHのときに
は、第1および第2入力バッファ回路の入力側の論理回
路は動作しているにも拘わらず、図においては非動作と
なっている。これは、第1および第2入力バッファ回路
で入力固定部を構成する初段の論理回路で充放電電流が
流れないため、出力側から見るとこれらの入力バッファ
回路が非動作になっているものと考えられるからであ
る。図4におけるその他の欄についても、その回路の一
部の論理回路が動作していても、出力にその回路が動作
している信号が現れていないときには、その回路のその
状態を非動作と記載するものとする。
【0042】また、A端子とB端子が共に、ハイインピ
ーダンス状態になっている場合(*OE=H)には、第
1入力バッファ回路23と第2入力バッファ回路26の
み動作するが、出力はL固定されているので、第1方向
信号処理回路51および第2方向信号処理回路52は共
に非動作となっている。したがって、両端子の入出力が
ハイインピーダンスのときにバス固定のための特別な構
成を必要としないので、消費電力の低減ばかりでなく回
路構成の簡略化をも図ることができる。
【0043】以上のように、この第1実施形態に係るバ
スバッファ回路によれば、所望の方向の信号が入力して
いるときに、その方向の入力バッファ回路、内部回路、
出力バッファ回路のみを動作させて、反対方向の内部回
路、出力バッファ回路を非動作とすることができ、また
両入出力端子がハイインピーダンス状態のときにも同様
に入力バッファ回路のみ動作させて内部回路および出力
バッファ回路は非動作とすることができるので、低消費
電力化と構成の簡略化とを図ることができる。
【0044】なお、上述した第1実施形態に係るバスバ
ッファ回路は、第1および第2入力バッファ回路23,
26として、NAND3,NAND4を用いるものとし
て説明したが、本発明はこれに限定されず、入力バッフ
ァ回路は否定積回路以外の論理回路により構成されてい
ても良い。例えば、図5に示すように、クロックドイン
バータ回路とインバータ回路とを組み合わせた回路であ
っても制御回路より供給される制御信号により入力を固
定できる構成であれば適用可能である。
【0045】図5に示す第2実施形態に係るバスバッフ
ァ回路の論理回路図である。図5において、第1入力バ
ッファ回路23は、第1制御信号AGをクロックとして
用いて端子A1より入力された信号を反転させる第1ク
ロックドインバータ回路CINV1と、このCINV1
の出力を反転するインバータ回路INV5と、第2制御
信号*AGをクロックとして用いてINV5の出力を反
転して出力する第2クロックドインバータ回路CINV
2とを備え、INV5とCINV2とは逆並列に接続さ
れて端子A1からの信号線に対して並列接続されてい
る。
【0046】また、第2入力バッファ回路26は、第3
の制御信号BGをクロックとして用いて端子B1より入
力された信号を反転させる第3クロックドインバータ回
路CINV3と、このCINV3の出力を反転するイン
バータ回路INV6と、第4の制御信号*BGをクロッ
クとして用いてINV6の出力を反転して出力する第4
クロックドインバータ回路CINV4とを備え、INV
6とCINV4とは逆並列に接続されて端子B1からの
信号線に対して並列接続されている。
【0047】上記構成を有する第2実施形態に係るバス
バッファ回路の動作を説明すると、A端子が入力端子と
して機能し、B端子が出力端子として機能する場合、す
なわち、*OE=LでDIR=Hの状態を考えると、制
御回路21は、信号レベルがAG=H,*AG=L,B
G=L,*BG=Hとなるように、第1ないし第4の制
御信号AG,*AG,BG,*BGを生成し、動作部2
2の各回路の構成素子に対してこれらの制御信号を供給
する。
【0048】具体的には、第1入力バッファ回路23の
第1クロックドインバータ回路CINV1でクロックと
して用いられる第1制御信号AGはHなので、端子A1
からの信号が反転され、第2クロックドインバータ回路
CINV2でクロックとして用いられる第2制御信号*
AGはLなので機能せず、端子A1から入力された信号
は第1方向信号処理部51内を伝達されて端子B1より
出力される。このとき第2入力回路の第3クロックドイ
ンバータ回路CINV3のクロックとして用いられる第
3の制御信号BGはLなので動作せず第2方向信号処理
部52は非動作とすることができる。
【0049】B端子が入力でA端子が出力の場合には、
入出力指令信号*OEがLで方向指示信号DIRもLな
ので、制御回路21が生成する第1ないし第4の制御信
号のレベルは、AG=L,*AG=H,BG=H,*B
G=Lとなる。したがって、第3クロックドインバータ
CINV3が第3の制御信号BGをクロックとして用い
て入力された信号を端子A1方向に伝達し、第2方向信
号処理部52が動作する反面、端子A1に出力された信
号は第1入力バッファ回路の第1クロックドインバータ
回路CINV1でクロックとして用いられる第1制御信
号AGがLのために、第1方向信号処理部51は非動作
となる。
【0050】端子A1および端子B1が共にハイインピ
ーダンス状態の場合(*OE=H)には、第1制御信号
AGも第3の制御信号BGもLとなり、それぞれの制御
信号をクロックとして用いる第1および第3クロックド
インバータ回路CINV1およびCINV3が端子A1
および端子B1に入力された信号を伝達しないので第1
方向信号処理部51および第2方向信号処理部52が共
に非動作となる。ただし、第1および第2入力バッファ
回路においては、それぞれ初段のクロックドインバータ
回路の論理演算だけは行なわれるが、それぞれの回路に
出力は現れないので、これらの回路も図4の表3で説明
したように非動作である。
【0051】このように入力バッファ回路の論理回路の
構成をクロックドインバータ回路とインバータ回路との
組み合わせにより実現したバスバッファ回路でも第1実
施形態と同様に低消費電力と回路構成の簡略化を達成で
き、また、入力バッファ回路を電流貫通状態と入力固定
状態とに切り換えるための制御信号を特別に形成する必
要がなく、従来用いられていた制御信号を援用すること
で目的を達することができる。
【0052】第1実施形態のバスバッファ回路において
は、第1入力バッファ回路23は第1制御信号AGのみ
用いており、第2入力バッファ回路26は第3の制御信
号BGのみ用いていたが、この第2実施形態に係るバス
バッファ回路では第1入力バッファ回路が第1および第
2制御信号AG,*AGを用い、第2入力バッファ回路
は第3および第4の制御信号BG,*BGを用いている
点で異なるが、両実施形態とも内部で従前より用いてい
た制御信号をそのまま利用している。
【0053】なお、第1および第2実施形態に係るバス
バッファ回路においては、いずれも端子A1または端子
B1より入力される信号は直接それぞれの入力バッファ
回路に供給されるものとして説明したが、本発明はこれ
に限定されず、それぞれの入力バッファ回路の前段にそ
れぞれ何らかの緩衝用の回路素子を設けるようにしても
良い。
【0054】図6は端子と入力バッファ回路との間に第
1および第2緩衝回路としてそれぞれインバータ回路を
設けた第3実施形態に係るバスバッファ回路の論理回路
図である。図6に示すように、端子A1と第1入力バッ
ファ回路23との間にはインバータ回路INV7が設け
られ、端子B1と第2入力バッファ回路26との間には
インバータ回路INV8が設けられているので、第1実
施形態のバスバッファ回路と同一の回路動作を行なうた
めには、第1入力バッファ回路23の入力固定部として
のNAND3の入力の一方には第2制御信号*AGが供
給され、第2入力バッファ回路26の入力固定部として
のNAND4の入力の一方には第4の制御信号*BGが
供給されるように構成されている。その他の構成は第1
実施形態のバスバッファ回路と同様である。
【0055】なお、上述した第3実施形態に係るバスバ
ッファ回路においては、第1および第2緩衝回路31お
よび32としてインバータ回路INV7,INV8を用
いる構成を備えていたが、緩衝回路はこれに限定されず
例えば単なる抵抗成分であっても良い。図7は緩衝回路
31および32を抵抗R1,R2により構成した具体例
を示している。図7において、緩衝回路31,32は抵
抗R1,R2より構成されている点以外の構成は図と同
じであるので他の構成については重複説明を省略する。
要は、AバスまたはBバスからの入力信号が、入力バッ
ファ回路に直接供給されないような構成であれば良い。
なお、緩衝手段を抵抗成分とした場合でも、緩衝回路は
端子A側または端子B側の何れか一方であってもよく、
例えば高速バス側からの信号に対して抵抗R1よりなる
緩衝回路31のみを設けるようにしても良い。
【0056】なお、上述した第1ないし第3実施形態に
係るバスバッファ回路によれば、制御回路で生成された
制御信号の少なくとも1つを用いて入力バッファ回路に
より演算することにより用いるべき信号の伝達方向のみ
の内部回路と出力バッファ回路とを動作させ、逆方向の
内部回路と出力バッファ回路を非動作とすることができ
たが、両入出力端子がハイインピーダンス状態となった
場合にも両方向の内部回路および出力バッファ回路を非
動作にするだけでなく、以前の状態を保持するためにバ
スホールド回路をさらに設けるようにしても良い。
【0057】図41を用いて説明した従来のバスバッフ
ァ回路にも出力側の端子の直前にインバータ回路を逆並
列に接続したバスホールド回路をそれぞれ設ける構成に
ついて説明したが、本発明の第4実施形態に係るバスバ
ッファ回路は、このような構成とは異なり、制御回路か
らの制御信号がバスホールド回路の動作を制御するよう
な構成となっている。詳細な構成について説明する。
【0058】図8ないし図10は、本発明の第4実施形
態に係るバスバッファ回路の構成を示すブロック図、各
部動作の対応説明表、論理回路図をそれぞれ示してい
る。図8において、第1実施形態のブロック構成を示し
た図3と異なる点は、第1出力バッファ回路25と第2
端子B1との接続点に両端子A1およびB1がハイイン
ピーダンス状態のときに以前の状態を保持する第1バス
ホールド回路33が設けられ、また、第2出力バッファ
回路28と第1端子A1との接続点に両端子A1および
B1がハイインピーダンス状態のときに以前の状態を保
持する第2バスホールド回路34が設けられている点で
ある。
【0059】さらに、従来の回路と異なり、第1および
第2バスホールド回路33および34には制御回路21
からの制御信号が供給され、端子がハイインピーダンス
状態になって以前の状態を保持する必要性が生じたとき
のみ動作させることができるように構成されている。例
えば、端子A1側が入力で端子B1側が出力である場
合、すなわち信号*OEのレベルがLで信号DIRのレ
ベルがHのときの動作を考えると、図3で説明した第1
実施形態のバスバッファ回路と同様に、端子A1の信号
は、第1入力バッファ回路23からA/B内部回路24
および第1出力バッファ回路25を介して端子B1から
出力される。
【0060】このとき、端子B1から出力される信号が
第2入力バッファ回路25の初段まで入力されるが第3
の制御信号BGによりこれよりも信号伝達の下流側の論
理回路は非動作の状態となる。これと同時に、両端子が
ハイインピーダンス状態ではないため第1および第2バ
スホールド回路33,34を動作させる必要はないの
で、制御回路21から出力される制御信号の少なくとも
1つを用いてこれらのバスホールド回路33,34を非
動作の状態とする。
【0061】制御回路21に供給される入出力指令信号
*OEがLで方向指示信号DIRもLのときには、端子
B1より入力された信号が第2方向30に伝達される
が、この場合も第2方向信号処理部52が動作し第1方
向信号処理部51は第1入力バッファ回路23の初段の
み動作してA/B内部回路24および第1出力バッファ
回路25は動作しない。また、第1および第2バスホー
ルド回路33,34を含むバスホールド手段も端子がハ
イインピーダンス状態ではないので制御回路21からの
制御信号と、動作している信号処理部の出力端子に現れ
る信号と、の論理演算により非動作となる。
【0062】このようにバスホールド手段を有する第4
実施形態に係るバスバッファ回路においては、図9の表
4に示すように、動作させる必要のない方向の信号処理
部の内部回路と出力バッファ回路とを非動作にしておく
ばかりでなく、動作させる必要がない場合には制御回路
からの制御信号によりバスホールド手段も非動作にする
ことができる。
【0063】図10は、第4実施形態に係るバスバッフ
ァ回路の具体的な構成例を示す論理回路図である。図1
0において、制御回路21は、図1に示した第1実施形
態に係るバスバッファ回路の制御回路の論理回路構成に
加えて、入出力指令信号*OEを2度反転させて、*O
Eと信号レベルの同じである第5制御信号GBを生成す
る2つのインバータ回路を備えている。
【0064】第1出力バッファ回路25と一方側の入出
力端子B1との接続点には、第1バスホールド回路33
が並列接続されている。この第1バスホールド回路33
は、端子B1に出力される信号を一方側の入力とし、制
御回路21からの前記第5制御信号GBを他方側の入力
として否定積を演算出力する否定積回路NAND5と、
前記第5制御信号GBをクロックとして用いて否定積回
路NAND5の出力を反転して出力するクロックドイン
バータCINV5とを備えている。
【0065】また、第2出力バッファ回路28と他方側
の入出力端子A1との接続点には第2バスホールド回路
34が並列接続されている。この第2バスホールド回路
34は、第1端子A1に出力される信号を一方側の入力
とし、制御回路21からの前記第5制御信号GBを他方
側の入力として否定積を演算出力する否定積回路NAN
D6と、前記第5の制御信号GBをクロックとして用い
て否定積回路NAND6の出力を反転して出力するクロ
ックドインバータCINV6とを備えている。なお、ク
ロックドインバータに入力されている信号はHの場合、
クロックドインバータが動作状態になることを示してい
る。
【0066】図10に示す具体的な論理回路において、
端子A1が入力、端子B1が出力(*OE=L、DIR
=H)の状態を考えると、AG=Hとなり、端子A1の
信号は、NAND3、INV2、NAND1およびNO
R1を介して、トランジスタP1およびN1に信号を伝
達し、端子B1に出力される。端子B1に出力された信
号は、BG=LのためNAND4の入力で遮られ、B/
A内部回路27および第2出力バッファ回路28を非動
作とする。具体的には、NAND4の出力をL固定とし
て、INV3、NAND2およびNOR2の出力を固定
することが可能となり、B/A内部回路(INV3、N
AND2/NOR2)で発生する電流を抑えることによ
り、低消費電力が可能となる。
【0067】さらに、信号GBにより、NAND5,C
INV5,NAND6,CINV6の全てを非動作とし
て貫通電流を減らして、更なる低消費電力を可能とす
る。なお、端子A1が入力、端子B1が出力の場合のみ
を説明したが、端子B1が入力、端子A1が出力の場合
も同様の効果を得ることができる。また、端子A1およ
びB1がともにハイインピーダンス状態(*OE=H)
の状態では、AG=BG=Lとなり、NAND3および
NAND4がともに非動作になり、低消費電力化を図る
ことができると共に、GB=Hとなるので端子A1およ
び端子B1を以前の状態のままでホールドすることが可
能となる。
【0068】図8ないし図10に示された第4実施形態
に係るバスバッファ回路によれば、バスホールド手段は
端子B1側に設けられた第1バスホールド回路33と、
端子A1側に設けられた第2バスホールド回路34とを
2つ設けるものとして説明したが、本発明はこれに限定
されず、図11および図12に示す第5実施形態に係る
バスホールド回路のように、何れか一方の端子側に1つ
のバスホールド回路を設けるようにしても良い。
【0069】図11は、例えば、端子B1側に第1バス
ホールド回路33のみを設けるようにして、以前の状態
を保持できるようにしたものであり、また、図12は例
えば端子A1側にバスホールド回路34のみを設けるよ
うにして、以前の状態を保持できるようにしたものであ
る。Aバスのデータ伝送速度とBバスのデータ伝送速度
が違っている場合には、2つの端子がハイインピーダン
ス状態になりやすい方向のデータ信号の伝送を保持する
ように、何れかの方向に特化してバスホールド手段を設
けるようにしても良い。このバスホールド回路33の論
理回路構成は、図10の回路と同じなので重複説明を省
略する。
【0070】図8ないし図10に示した第4実施形態お
よび図11および図12に示した第5実施形態に係るバ
スバッファ回路においては、第1および第2入力バッフ
ァ回路23および26を否定積回路NAND3およびN
AND4で構成し、バスホールド回路33(34)を否
定積回路NAND5(NAND6)とクロックドインバ
ータCINV5(CINV6)で構成するものとして説
明したが、これらの論理回路は、図13に示す第6実施
形態に係るバスバッファ回路のようにクロックドインバ
ータとインバータとの組み合わせにより構成するように
しても良い。
【0071】図13は本発明の第6実施形態に係るバス
バッファ回路の論理回路の構成を示している。図13に
示すバスバッファ回路における第1および第2入力バッ
ファ回路23および26の論理構成は、図5に示した第
2実施形態に係るバスバッファ回路における第1および
第2入力バッファ回路23および26の論理回路構成と
同一の構成であるので、重複説明を省略する。
【0072】第1バスホールド回路33は、端子B1よ
り出力される信号を入力して反転して出力するインバー
タ回路INV7と、制御回路21により生成された第5
の制御信号GBをクロックとしてインバータ回路INV
7の出力を反転するクロックドインバータ回路CINV
5とを備えている。また、第2バスホールド回路34
は、端子A1より出力される信号を入力して反転して出
力するインバータ回路INV8と、制御回路21により
生成された第5の制御信号GBをクロックとしてインバ
ータ回路INV8の出力を反転するクロックドインバー
タ回路CINV6とを備えている。
【0073】このような第6実施形態に係るバスバッフ
ァ回路の構成であっても、入力バッファ回路23および
26は制御回路21から供給された制御信号により、第
1方向または第2方向の信号が供給されたときのみその
方向の信号処理部の内部回路と出力バッファ回路とを動
作させると共に第2方向または第1方向のそれぞれ逆方
向の信号が入力されているときには他方向の出力信号に
より第2または第1方向信号処理部52または51を非
動作とすることができる。
【0074】また、両端子がハイインピーダンス状態と
なったときには、第5の制御信号GBと端子より供給さ
れるハイインピーダンス状態の信号とにより第1および
第2バスホールド回路33および34が動作してハイイ
ンピーダンスとなる以前の状態に端子の状態を保持する
ことができる。このように、バスホールド回路の具体的
な構成は図10に示された第4実施形態に係るバスバッ
ファ回路の構成に限定されることはない。
【0075】上述した第1ないし第6実施形態に係る論
理回路を含むバスバッファ回路は何れも双方向に信号入
力がある場合の構成について説明したが、本発明はこれ
に限定されず一方側の入力端子から他方側の入力端子へ
と片方向にのみ信号が供給される構成であっても、信号
入力がない場合には制御回路からの信号に基づいて入力
バッファ回路で入力端子側からの信号入力を固定して入
力バッファ回路、内部回路、出力バッファ回路を非動作
とすることができる。また、片方向信号処理のみを行な
う場合にも入出力端子がハイインピーダンス状態のとき
のバスホールド手段を設けるように構成することも可能
である。以下、詳述する。
【0076】図14ないし図16は第7実施形態に係る
論理回路を含むバスバッファ回路を示すブロック図、各
部の動作表5、論理回路図である。図14に示すよう
に、バスバッファ回路35は、入出力指令信号*OEを
入力して制御信号を生成する制御回路36と、制御回路
36からの制御信号により動作を制御される動作部37
とを備えている。動作部37は、複数の入力端子A1〜
Anと複数の出力端子B1〜Bnのそれぞれ対応する端
子間に複数設けられている。動作部37は、入力端子A
1より入力された信号を受け入れる入力バッファ回路3
8と、回路の設置目的に応じて所定の論理演算を行なう
内部回路39と、内部回路の出力を論理演算して出力す
る出力バッファ回路40と、を備えている。
【0077】この片方向の信号処理のみ行なう第7実施
形態に係るバスバッファ回路35には、片方向の信号し
か供給されないためDIR端子は不要であり、入出力信
号用端子*OEのみが設けられ、信号*OEのみの制御
となる。信号*OEがLの場合には端子A1より入力さ
れた信号が端子B1に出力される通常の動作である。信
号*OEがHの場合には出力バッファ回路40が非動作
となり、端子B1はハイインピーダンス状態となる。
【0078】このとき、第7実施形態のバスバッファ回
路35においては制御回路36から供給された制御信号
と入力バッファ回路38に端子A1からの信号が入力し
ていないこととにより、入力バッファ回路38の論理演
算動作により出力が現れず、入力バッファ回路38、内
部回路39、出力バッファ回路40は非動作となる。こ
のときの各部の動作状態が図15の表5に示されてい
る。信号*OEがHのときに入力バッファ回路38が非
動作と記載されているのは、論理演算動作をしても信号
出力は伝達されていないことを意味している。
【0079】図16には第7実施形態に係るバスバッフ
ァ回路の論理回路構成が示されている。図16におい
て、制御回路36は、2段のインバータ回路より構成さ
れ、信号*OEを入力した初段のインバータ回路は*O
Eを反転させた第1制御信号Gを出力し、2段目のイン
バータは第1制御信号Gを反転させて第2制御信号*G
を出力している。信号入力バッファ回路38は、第1制
御信号Gと端子A1からの信号との否定積をとる否定積
回路NAND3により構成され、内部回路39はNAN
D3の出力を反転して出力するインバータ回路INV2
により構成されている。出力バッファ回路40はインバ
ータ回路INV2の出力と第1制御信号Gとの否定積を
とるNAND1と、NAND1の出力をゲートに受ける
PチャンネルトランジスタP1と、INV2の出力と第
2制御信号*Gとの否定和をとるNOR1と、NOR1
の出力をゲートに受け入れるNチャンネルトランジスタ
N1と、を備えている。
【0080】詳細な論理回路動作については、図1を用
いて説明した第1実施形態における第1方向29の信号
処理部の動作と同一であるので重複説明を省略する。こ
のように片方向の信号処理のみを行なうバスバッファ回
路であっても本発明を適用することができる。
【0081】なお、第7実施形態の片方向のバスバッフ
ァ回路においては、入力バッファ回路38としてNAN
D3を用いていたが、本発明はこれにも限定されず、図
5に示した第2実施形態と同様に、入力バッファ回路3
8をクロックドインバータ回路とインバータ回路との組
み合わせにより構成するようにしても良い。
【0082】片方向バスバッファ回路を第7実施形態と
は異なる論理回路構成により実現したものが、図17に
示す第8実施形態に係るバスバッファ回路である。具体
的な構成および動作については、図5の双方向動作を片
方向の信号処理動作とする点で異なるだけなので、重複
説明を省略する。
【0083】上述した第7および第8実施形態に係る片
方向のバスバッファ回路は、入出力端子がハイインピー
ダンス状態となったとき、すなわち信号*OEがHのと
きに入力バッファ回路38,内部回路39,出力バッフ
ァ回路40が非動作となるが端子A1およびB1はハイ
インピーダンスとなったままであるため回路構成上は好
ましくない。このため、双方向の信号処理部で試みた手
法と同様に、端子の何れか一方または両方にバスホール
ド手段を施す対策を講じても良い。
【0084】図18ないし図21に示す第9ないし第1
2実施形態に係る片方向でバスホールド手段を備えるバ
スバッファ回路の構成を示す論理回路図である。これら
の実施形態の機能ブロック図が図14であり、バスホー
ルド手段は、図14のブロック図に一点鎖線のブロック
41および42として示されており、入力端子A1と入
力バッファ回路38との間に並列接続された第1バスホ
ールド回路41と、出力バッファ回路40と出力端子B
1との間に並列接続された第2バスホールド回路42
と、を備えている。
【0085】図18に示す第9実施形態に係るバスバッ
ファ回路は、入力側のみに第1バスホールド回路41が
設けられると共に、その論理回路構成が入力端子A1か
らの信号と制御信号*Gとの否定積をとるNAND5
と、前記制御信号*Gをクロックとして用いてNAND
5の出力を反転させて出力するクロックドインバータ回
路CINV5とを備えている。
【0086】図19に示す第10実施形態に係るバスバ
ッファ回路は、出力側のみに第2バスホールド回路42
が設けられると共に、第2バスホールド回路42は、出
力端子B1からの信号と制御信号*Gとの否定積をとる
NAND6と、前記制御信号*Gをクロックとして用い
てNAND6の出力を反転させて出力するクロックドイ
ンバータ回路CINV6とを備えている。
【0087】図20に示す第11実施形態に係るバスバ
ッファ回路は、入力側に第1バスホールド回路41が設
けられ、出力側に第2バスホールド回路42が設けられ
ている。第1バスホールド回路41は、入力端子A1か
らの信号と制御信号*Gとの否定積をとるNAND5
と、前記制御信号*Gをクロックとして用いてNAND
5の出力を反転させて出力するクロックドインバータ回
路CINV5とを備えている。第2バスホールド回路4
2は、出力端子B1からの信号と制御信号*Gとの否定
積をとるNAND6と、前記制御信号*Gをクロックと
して用いてNAND6の出力を反転させて出力するクロ
ックドインバータ回路CINV6と、を備えている。
【0088】図21に示す第12実施形態に係るバスバ
ッファ回路は、図20と同様に、入力側に第1バスホー
ルド回路41,出力側に第2バスホールド回路42が設
けられると共に、入力バッファ回路38の回路構成が図
17に示した第8実施形態に係る論理回路により構成さ
れていると共に各バスホールド回路41および42の論
理回路構成も図13に示した第6実施形態のような構成
となっている。
【0089】具体的には、入力バッファ回路38は、制
御信号Gをクロックとして用いて入力信号を反転させて
出力するクロックドインバータ回路CINV1と、その
出力を反転させて出力するインバータ回路INV5と、
INV5と逆並列に接続され制御信号*Gをクロックと
して用いてINV5の出力を反転させて出力するクロッ
クドインバータ回路CINV2とを備えている。
【0090】この第12実施形態のバスバッファ回路に
おける第1バスホールド回路41は入力端子A1からの
入力線に並列に接続されたインバータ回路INV11
と、このINV11に逆並列に接続されて制御信号*G
をクロックとして用いてINV11の出力を反転させて
出力するクロックドインバータ回路CINV5とを備え
ている。また、第2バスバッファ回路42は、出力端子
B1への出力線に並列に接続されたインバータ回路IN
V12と、このINV12に逆並列に接続されて制御信
号*Gをクロックとして用いてINV12の出力を反転
させて出力するクロックドインバータ回路CINV6と
を備えている。
【0091】以上のような構成をそれぞれ有する第9な
いし第12実施形態に係るバスバッファ回路によれば、
制御回路36で生成された制御信号を用いて、入出力制
御信号*OEがHのときに入力バッファ回路38以降を
非動作となるように制御すると共に、第1および第2バ
スバッファ回路41および42の少なくとも1つを含む
バスバッファ手段が、信号*OEがLにより入力バッフ
ァ回路38、内部回路39,出力バッファ回路が動作し
ているときには非動作であるが、*OEがHでこれらの
回路38,39,40が非動作のときには動作するよう
にして、信号処理を行なっているときのみそれぞれの回
路を動作させ、必要のないときには非動作とすることが
でき、更なる消費電力の節減に寄与している。
【0092】上述した図16ないし図21に係る第8な
いし第12実施形態に係る片方向のバスバッファ回路に
よれば、入力バッファ回路38が、A端子入力および制
御信号Gを入力とする論理素子により構成されているた
め、A端子からの入力信号に変化があった場合でも入力
バッファ回路38を構成する論理素子の出力および内部
回路29の出力はそれぞれ“L”レベルおよび“H”レ
ベルを維持するため、貫通電流がなく低消費電力を実現
することができた。
【0093】しかしながら、上述した図16ないし図2
1に係る第8ないし第12実施形態に係るバスバッファ
回路においては、非動作状態と動作状態とを切り換える
ときに信号*OEが“H”レベルから“L”レベルに切
り換えられた場合に、一時的に期待しない出力ノイズが
Bバス側に現れてしまうことがある。このような片方向
の信号伝搬における出力端子B側に現れる切換時のノイ
ズの発生原理ついて、図22および図23を用いて説明
し、その後この出力端子に現れるノイズに関して対策を
講じた第13ないし第19実施形態について図24ない
し図33を用いて説明し、さらにこの現象は第1ないし
第7実施形態で説明した双方向のバスバッファ回路にお
いても出現する現象であるので、双方向信号処理用のバ
スバッファ回路にノイズ対策を施した第20ないし第2
6実施形態について図34ないし図40を用いて説明す
る。
【0094】まず、図22および図23を参照しなが
ら、図22に示す低消費型バスバッファ回路における特
定の条件、具体的には制御回路36に供給される信号*
OE切換時の動作の下で生じる問題につき、図16に相
当する図22の各回路の出力と図23の波形図を用いて
説明する。*OE端子の入力が“H”レベル(すなわち
出力HZ状態)において、A1端子入力が“H”レベル
であり、かつ、B1端子に接続されるシステムバスの電
位が“H”レベルである場合を考える。
【0095】この状態では、制御回路から“L”レベル
の制御信号Gが出力される。したがって、(a)点=
“H”、(b)点=“L”レベルとなっている。また、
出力バッファ回路40を構成するNAND1,NOR1
に対して制御回路36が制御信号Gおよび*Gを出力す
るため、(c)点および(d)点がそれぞれ“H”レベ
ルと“L”レベルになるため、出力バッファ回路40に
おけるトランジスタP1およびN1はオフになる。
【0096】次に、*OE端子からの入力が“H”レベ
ルから“L”レベルへと切り替わると、B1端子の出力
HZ状態は解除され、A1端子入力と同電位の信号をB
1端子へ出力しようとする。しかし、*OE端子への入
力の切り換えにより、制御回路36が出力する制御信号
Gおよび*Gが、入力バッファ回路38のNAND3の
論理の固定を解除して、入力バッファ回路38の出力で
ある(a)点と、内部回路39の出力である(b)点の
電位変化を出力バッファ回路40へ伝搬することより
も、制御回路36から出力される制御信号G,*Gが、
出力バッファ回路40のトランジスタP1,N1へ入力
する(c)点および(d)点での信号の論理を出力許可
状態へと変化させることの方が早いことになる。
【0097】つまり、(b)点の信号が“L”レベルの
まま、信号Gおよび*Gが“H”レベルおよび“L”レ
ベルへとそれぞれ変化するために、(c)点=“H”,
(d)点=“H”となり、出力バッファ回路40中のト
ランジスタN1がオンして、B1出力端子の電位を
“L”レベルへと引き下げる。その後、A1端子入力に
よる電位がNAND3の出力(a)点=“L”、内部回
路39のインバータINV2の出力(b)点=“H”と
伝搬することにより、それぞれ(c)点=(d)点=
“L”となり、出力バッファ回路40のトランジスタP
1がオンすることによりB1端子の出力を再び“H”レ
ベルへ戻すことになる。
【0098】図23に示すように、端子*OEへの入力
切り替え前に端子B1に接続されたバスの状態は“H”
レベルであったことを考えると、端子*OEの入力切り
替え後に、一時的に“L”レベルを出力し、その後、本
来の“H”レベルをさらに出力することは、バスBに対
してノイズを出力してしまうことになる。以下の実施形
態においては、低消費電力型バスバッファ回路における
非動作切り替え時のノイズを除去する手段の構成が提案
されている。
【0099】まず、図24を用いて第13実施形態に係
るバスバッファ回路の構成について説明する。図24の
ブロック図において、バスバッファ回路35は複数の動
作部37を有しており、それぞれの動作部37は、入力
バッファ回路38と、内部回路39と、出力バッファ回
路40とを備えている。入力バッファ回路38には、制
御回路36により信号*OEから生成されて出力された
2つの制御信号Gおよび*Gが供給され、これらの制御
信号G,*Gは2つに分岐された第1回路ブランチ43
と第2回路ブランチ44のそれぞれ初段のトランジスタ
を同時に固定している。また、出力バッファ回路40
は、第1回路ブランチ43の出力信号に所定の処理を行
なって出力する内部回路39の第1出力(ba)と制御
信号Gとにより論理演算するH出力回路45と、第2回
路ブランチ44の出力信号に所定の処理を行なって出力
する内部回路39の第2出力(bb)と制御信号*Gと
により論理演算するL出力回路46と、を備えている。
【0100】このように、制御回路36へ入力される信
号*OEがB1端子の出力をハイインピーダンス状態
(以下、HZ状態と表記する。)にするときに、入力バ
ッファ回路38の初段のトランジスタを同時に固定す
る。その際、内部回路39が出力する信号は、「H出力
回路45への出力=制御回路が出力するH出力回路のオ
フ信号と同電位」であり、「L出力回路46への出力=
制御回路が出力するL出力回路のオフ信号と同電位」と
する。このような信号の出力を得るための具体的な回路
は、第14実施形態および第15実施形態のように2つ
の回路構成が提案可能である。以下、それぞれを詳説す
る。
【0101】図25には、より具体的な例としての第1
4実施形態に係るバスバッファ回路が示されている。図
25に示すように、第14実施形態においては、入力バ
ッファ回路38が否定積回路NAND3より構成された
第1回路ブランチ43と、否定和回路NOR3より構成
された第2回路ブランチ44とを備えている。NAND
3の一方の入力は端子A1を介して供給され、他方の入
力は制御回路36からの制御信号Gが供給されている。
また、NOR3の一方の入力は端子A1から分岐して供
給され、他方の入力は制御回路36からの制御信号*G
が供給されている。
【0102】内部回路39は、入力バッファ回路38の
第1回路ブランチ43の出力を反転して信号(ba)を
出力するインバータINV2と、第2回路ブランチ44
の出力を反転して信号(bb)を出力するインバータI
NV13とを備えている。出力バッファ回路40のH出
力回路45は、信号(ba)を一方の入力と制御信号G
を他方の入力として否定積の演算を行ない信号(c)を
出力する第2否定積回路NAND1と、Pチャネルトラ
ンジスタP1とを備えている。また、L出力回路46
は、信号(bb)を一方の入力と制御信号*Gを他方の
入力として否定和の演算を行ない信号(c)を出力する
第2否定和回路NOR1と、NチャネルトランジスタN
1とを備えている。
【0103】すなわち、第14実施形態(請求項22に
記載のものに対応)に係る論理回路を含むバスバッファ
回路においては、入力固定部は、入力端子A1からの信
号入力と制御回路36からの一方信号レベルの制御信号
Gとに基づいて前記入力バッファ回路38、内部回路3
9、出力バッファ回路40を動作させて論理演算結果を
出力させると共に入力端子A1に信号入力がないときに
は内部回路39、出力バッファ回路40を非動作にして
入力を固定する第1否定積回路NAND3と、入力端子
A1からの信号入力および制御回路36からの他方信号
レベルの制御信号*Gに基づいて入力バッファ回路3
8、内部回路39、出力バッファ回路40を動作させて
論理演算結果を出力させると共に入力端子A1に信号入
力がないときには内部回路39、出力バッファ回路40
を非動作にして入力を固定する第1否定和回路NOR3
と、を備えており、出力バッファ回路40は、前記一方
レベルの制御信号Gを一方の入力とし内部回路39を介
して供給された前記第1否定積回路NAND3の出力を
他方入力として論理演算を行なうH出力回路45と、前
記他方レベルの制御信号*Gを一方の入力とし内部回路
39を介して供給された第1否定和回路NOR3の出力
を他方入力として論理演算を行なうL出力回路46と、
を含み、これらの構成により前記制御回路へ入力される
信号の切換え時の変化が出力端子へ現れることを防止す
るノイズ防止手段を備えることを特徴とする。
【0104】以上の構成を有する第14実施形態に係る
バスバッファ回路は、図26に示す表6からも分かるよ
うに、片方向で信号処理を行なう従前の実施形態と基本
的には同一の論理動作を行なっている。第12実施形態
までのバスバッファ回路で問題となっている、「*OE
=“H”→“L”」の切換えの際の動作について、図2
7を参照しながら説明する。「*OE=“H”」による
出力HZ状態では、制御回路の出力信号は、「G=
“L”」「*G=“H”」となっている。この状態で
は、A1端子の入力に拘わらず、「(ba)点=
“L”」「(bb)点=“H”」であり、NAND1,
NOR1へ入力されたG,*G信号と同電位で待機す
る。
【0105】次に、*OE端子入力が“H”→“L”へ
変化した場合、従前の実施形態の回路と同様に、(b
a)点・(bb)点よりも速く、NAND1,NOR1
へ入力された制御信号G,*Gが、それぞれH出力回路
45およびL出力回路46を切り換えようとする。しか
しながら、H出力回路45へ入力された(ba)信号お
よび、L出力回路46へ入力された(bb)信号は、そ
れぞれH出力回路45とL出力回路46とをオフにする
信号で待機するため、(c)点および(d)点は、信号
G,*Gの変化の影響を受けず、出力をHZ状態に保持
しつづける。
【0106】同時に、入力バッファ回路38へ入力され
た、制御信号G,*Gの変化に基づいて、B1端子へ出
力すべき電位が遅れて、(ba)点と(bb)点へ伝搬
され、最終的に(c)点と(d)点を経て、B1端子へ
所望の電位を出力することができる。つまり、*OE端
子への信号のレベルの切り換えから、B1端子への出力
電位の確定まで、論理的にHZ状態を保つため、いかな
る条件下においても、ノイズとなる出力を出すことがな
くなる。
【0107】次に、第14実施形態に係るバスバッファ
回路の変形としての第15実施形態に係るバスバッファ
回路について、図28を参照しながら説明する。図28
は、図25において、入力バッファ回路38の第1回路
ブランチ43を構成するNAND3と、第2回路ブラン
チ44を構成するNOR3により存在する、回路入力し
きい値2つを1つにしたバスバッファ回路である。第1
回路ブランチ43が制御信号Gにより制御されるクロッ
クドインバータCINV7とPチャネルトランジスタP
3とで構成され、第2回路ブランチ44が制御信号*G
により制御されるクロックドインバータCINV8とN
チャネルトランジスタN3とで構成されている点が第1
4実施形態の回路構成と異なっているが、その他の構成
は第14実施形態と同一である。また、図26および図
27により説明した回路の動作も同じである。
【0108】すなわち、第15実施形態(請求項23に
記載のものに対応)に係る論理回路を含むバスバッファ
回路においては、入力固定部は、入力端子A1からの信
号入力と制御回路36からの一方信号レベルの制御信号
Gとに基づいて入力バッファ回路38、内部回路39、
出力バッファ回路40を動作させて論理演算結果を出力
させると共に、入力端子A1に信号入力がないときには
内部回路38、出力バッファ回路40を非動作にして入
力を固定する第1クロックドインバータ回路CINV7
と、入力端子A1からの信号入力と制御回路36からの
他方信号レベルの制御信号*Gとに基づいて入力バッフ
ァ回路38、内部回路39、出力バッファ回路40を動
作させて論理演算結果を出力させると共に、入力端子A
1に信号入力がないときには内部回路39、出力バッフ
ァ回路40を非動作にして入力を固定する第2クロック
ドインバータ回路CINV8と、を備えると共に、出力
バッファ回路40は、一方レベルの制御信号Gを一方の
入力とし内部回路39を介して供給された第1クロック
ドインバータ回路CINV7の出力を他方入力として論
理演算を行なうH出力回路45と、他方レベルの制御信
号*Gを一方の入力とし内部回路39を介して供給され
た第2クロックドインバータ回路CINV8の出力を他
方入力として論理演算を行なうL出力回路46と、によ
り制御回路36へ入力される信号*OEの切換え時の変
化が出力端子B1へ現れることを防止するノイズ防止手
段を備えることを特徴としている。
【0109】上述した第13ないし第15実施形態に係
るバスバッファ回路は、入力バッファ回路38に供給さ
れる制御信号が出力バッファ回路40に供給される制御
信号と同じタイミングのものであるために、入力バッフ
ァ回路38と内部回路39とをそれぞれ2つの回路ブラ
ンチで構成したが、制御回路に供給される信号*OEの
信号レベルの切換時に出力B1に現れるノイズを防止す
るためには入力バッファ回路38に供給される制御信号
と出力バッファ回路40に供給される制御信号のタイミ
ングを異ならせる構成によっても対応可能である。
【0110】図29に示された第16実施形態に係るバ
スバッファ回路は、入力バッファ回路38と内部回路3
9の構成は、従前の実施形態と同様にしておいて、出力
バッファ回路40へ供給される制御信号のタイミングを
遅延させるようにして出力に現れるノイズの発生を防止
するようにしている。図29のブロック図を用いて、基
本的な構成について説明する。図29において、制御回
路36は、第13ないし第15実施形態に係るバスバッ
ファ回路に設けられた制御回路と同様のタイミングの制
御信号G,*Gを生成する制御部47と、この制御部4
7により生成された制御信号G,*Gをそれぞれ所定の
タイミングだけ遅延させた遅延制御信号G’,*G’と
を生成する遅延部48と、を備えている。
【0111】動作部37は、制御回路36の制御部47
より供給される制御信号Gに基づいて所定の論理演算を
行なう入力バッファ回路38と、内部回路39の構成は
従前のバスバッファ回路のものと同様であるが、出力バ
ッファ回路40が内部回路39の出力と制御回路36の
遅延部48より出力される遅延制御信号G’とにより所
定の論理演算を行なうH出力回路45と、内部回路の出
力と遅延部48より出力される遅延制御信号*G’とに
より所定の論理演算を行なうL出力回路46とを備えて
いる。制御信号のタイミングが遅延されているだけで、
出力バッファ回路40を構成するH出力回路45および
L出力回路46の構成は第13ないし第15実施形態に
係るバスバッファ回路と同様になっている。
【0112】このように第16実施形態に係るバスバッ
ファ回路は、制御回路36の制御部47からの制御信号
Gが、入力バッファ回路38および出力バッファ回路4
0へ同時に伝搬されることが、ノイズ出力の原因となっ
ているため、入力バッファ回路38への伝搬タイミング
と、出力バッファ回路40への伝搬タイミングに時間差
をつけることで、ノイズ出力を除去することが可能とな
る。
【0113】次に、第16実施形態に係るバスバッファ
回路についての、より詳細な構成としての第17実施形
態(請求項24に相当)に係るバスバッファ回路を図3
0を用いて説明する。図30に示された第17実施形態
に係るバスバッファ回路において、制御回路36は異な
る信号レベルの複数の制御信号G,*Gを生成する制御
部47と、この制御部47の出力する制御信号G,*G
をそれぞれ遅延させる遅延素子49,50よりなる遅延
部48とを備え、入力バッファ回路38を構成する論理
素子としての第1否定積回路NAND3の一方側へは、
制御部47からの一方電位の制御信号Gが供給されて論
理演算を行ない、出力バッファ回路40を構成する第1
論理素子としての第2否定積回路NAND1の一方側入
力へは、一方電位の制御信号Gの遅延信号G’が遅延部
48の遅延素子49より供給されると共に、出力バッフ
ァ回路を構成する第2論理素子としての第1否定和回路
NOR1の一方側入力へは、一方電位とは逆電位の他方
電位の制御信号*Gの遅延信号*G’が遅延部48の遅
延素子50より供給されてそれぞれの論理演算を行なう
ことにより、制御回路36へ入力される信号*OEの切
換えの際の変化が出力端子B1へ現れることを防止する
ノイズ防止手段を備えることを特徴としている。
【0114】以上の構成により、第17実施形態に係る
バスバッファ回路は、図31に示すようなタイミングで
動作することになる。すなわち、制御信号G,*Gは、
それぞれ遅延させられて遅延制御信号G’,*G’とな
り、図31に示されたタイミングで、それぞれ入力バッ
ファ回路38と出力バッファ回路40のそれぞれの出力
回路45,46へと供給される。このように動作するこ
とにより、制御回路36に入力された*OEの信号レベ
ルが“H”から“L”へ切り換えられても信号(c)と
(d)とは変化することなく、信号*OEが“H”レベ
ルであったときのレベルを維持するので、第2バスB側
に期待しないレベルのノイズが一時的にでも出力される
ことがなくなる。
【0115】このように、制御回路36に遅延部48を
設けて出力バッファ回路40への遅延制御信号G’を入
力バッファ回路38へ供給される制御信号Gよりも所定
のタイミングだけ遅延させると共に、制御信号Gと同じ
タイミングの信号*Gを遅延制御信号G’と同じタイミ
ング遅延させた遅延制御信号*G’を出力バッファ回路
40に供給することにより、出力端子B1に現れるノイ
ズを除去することができる。なお、遅延部を構成する具
体的な回路は、複数段のインバータ回路、抵抗および容
量などで構成することが可能である。
【0116】図32は、遅延部48の遅延素子をインバ
ータにより構成した第18実施形態に係るバスバッファ
回路を示している。図32において、遅延素子49,5
0はそれぞれ偶数段のインバータを直列に接続して構成
されている。この構成により制御信号G,*Gよりも所
定のタイミングだけそれぞれ遅延された遅延制御信号
G’,*G’が生成され、それぞれ出力バッファ回路4
0の否定積回路NAND1と否定和回路NOR1のそれ
ぞれ一方側の入力端子に供給されている。
【0117】図33は、遅延部48としての遅延素子を
抵抗素子と容量素子とにより構成した第19実施形態に
係るバスバッファ回路を示している。図33において、
遅延素子49は抵抗素子R3と容量素子C1とにより構
成され、遅延素子50は抵抗素子R4と容量素子C2と
により構成されている。この構成により制御信号G,*
Gよりも所定のタイミングだけそれぞれ遅延された遅延
制御信号G’,*G’が生成され、それぞれ出力バッフ
ァ回路40の否定積回路NAND1と否定和回路NOR
1のそれぞれ一方側の入力端子に供給されている。
【0118】上述した第13ないし第19実施形態に係
るバスバッファ回路は、片方向の信号処理のみを行なう
第7ないし第12実施形態に対応して、制御回路26へ
入力する信号*OEが“H”レベルから“L”レベルへ
と変化したときに出力側に現れるノイズを除去する構成
について説明したが、本発明はこれに限定されず、双方
向の信号処理部51,52を備える第1ないし第6実施
形態に対応させてこのような出力ノイズ除去手段を設け
るようにしても良い。双方向の信号処理を行なうバスバ
ッファ回路に出力ノイズ除去手段を備える第20ないし
第26実施形態について図34ないし図40を用いて説
明する。
【0119】図34は、片方向の信号処理を行なう図2
4に示した第13実施形態のバスバッファ回路に対応す
る第20実施形態に係る双方向の信号処理を行なうバス
バッファ回路を示すブロック図である。図34におい
て、図3に示したの第1実施形態に係るバスバッファ回
路と異なる構成は、第1方向信号処理部51において、
図24に示した第13実施形態の入力バッファ回路と同
様の第1および第2回路ブランチ(図34には図示され
ず)が第1方向入力バッファ回路23に設けられている
点と、第1H出力回路55と第1L出力回路56が第1
方向出力バッファ回路25に設けられている点と、第2
方向信号処理部52においてもこれに対応して、図24
に示した第13実施形態の入力バッファ回路と同様の第
3および第4回路ブランチ(図34には図示されず)が
第2方向入力バッファ回路26に設けられている点と、
第1H出力回路59と第1L出力回路60が第2方向出
力バッファ回路28に設けられている点である。
【0120】上記のような構成により、第21実施形態
に係るバスバッファ回路が第1方向に動作しているとき
には制御回路21への信号*OEの“H”レベルから
“L”レベルへの切換えによって出力端子B1側にノイ
ズが現れるのを防止できると共に、バスバッファ回路が
第2方向に動作しているときの信号*OEの切換えによ
り出力端子A1側にノイズが現れるのを防止することが
できる。それぞれの方向の信号の変化の特性は図27に
示す特性図と同様である。
【0121】図35は、図25に示す第14実施形態に
係るバスバッファ回路が双方向の信号処理部にそれぞれ
設けられている第21実施形態(請求項8に対応)に係
るバスバッファ回路を示す論理回路図である。図面が錯
綜するので、該第22実施形態に特有の構成のみを図中
に書き込んでいる。第1方向信号処理部51において
は、入力バッファ回路23は、否定積回路よりなる第1
回路ブランチ53と否定和回路よりなる第2回路ブラン
チ54を備え、内部回路24はそれぞれのブランチに対
応するインバータを有している。出力バッファ回路25
は、否定積回路とPチャネルトランジスタよりなる第1
H出力回路55と、否定和回路とNチャネルトランジス
タよりなる第1L出力回路56を有している。
【0122】第2方向信号処理部52も第1方向信号処
理部51に対応して、第2方向入力バッファ回路26が
否定積回路よりなる第3回路ブランチ57と否定和回路
よりなる第4回路ブランチ58を備えており、内部回路
27はそれぞれのブランチに対応する2つのインバータ
を有している。第2方向出力バッファ回路28は、否定
積回路とPチャネルトランジスタよりなる第2H出力回
路59と、否定和回路とNチャネルトランジスタよりな
る第2L出力回路60を有している。
【0123】すなわち、図35において、第1入力固定
部は、第1端子A1からの入力信号を一方入力とし制御
回路21からの第1方向を指示する制御信号を他方入力
とし、第1端子A1に信号入力があって方向指示信号D
IRが第1方向を指示しているときに第1方向信号処理
部51を動作させて処理結果信号を第2端子B1から出
力させると共に、第2入力バッファ回路26が動作して
いるときには第1入力バッファ回路23以外の第1方向
信号処理部51を非動作にする第1否定積回路53と、
第1端子A1からの入力信号を一方入力とし制御回路2
1からの第1方向を指示する制御信号を他方入力とし、
第1端子A1に信号入力があって方向指示信号が第1方
向を指示しているときに第1方向信号処理部51を動作
させて処理結果信号を第2端子B1から出力させると共
に、第2入力バッファ回路26が動作しているときには
第1入力バッファ回路23以外の第1方向信号処理部5
1を非動作にする第1否定和回路54と、を備えると共
に、第1方向信号処理部51の出力バッファ回路25
は、一方レベルの制御信号を一方の入力とし内部回路2
4を介して供給された第1否定積回路53の出力を他方
入力として論理演算を行なう第1H出力回路55と、他
方レベルの制御信号を一方の入力とし内部回路24を介
して供給された第1否定和回路54の出力を他方入力と
して論理演算を行なう第1L出力回路56と、を備え、
これらにより制御回路21へ入力される信号の切換え時
の変化が出力端子B1へ現れることを防止する第1ノイ
ズ防止手段を備えている。
【0124】また、第2入力固定部は、第2端子B1か
らの入力信号を一方入力とし制御回路21からの第2方
向を指示する制御信号を他方入力とし、第2端子B1に
信号入力があって方向指示信号が第2方向を指示してい
るときに第2方向信号処理部52を動作させて処理結果
信号を前記第1端子A1から出力させると共に、第1入
力バッファ回路23が動作しているときには第2入力バ
ッファ回路26以外の第2方向信号処理部52を非動作
にする第2否定積回路57と、第2端子B1からの入力
信号を一方入力として制御回路21からの第2方向を指
示する制御信号を他方入力とし、第2端子B1に信号入
力があって方向指示信号が第2方向を指示しているとき
に第2方向信号処理部52を動作させて処理結果信号を
第1端子A1から出力させると共に、第1入力バッファ
回路23が動作しているときには第2入力バッファ回路
26以外の第2方向信号処理部52を非動作にする第2
否定和回路58と、を備えると共に、第2方向信号処理
部52の出力バッファ回路28は、一方レベルの制御信
号を一方の入力とし第2内部回路27を介して供給され
た第2否定積回路57の出力を他方入力として論理演算
を行なう第2H出力回路59と、他方レベルの制御信号
を一方の入力とし第2内部回路27を介して供給された
第2否定和回路58の出力を他方入力として論理演算を
行なう第2L出力回路60と、を備え、これらにより制
御回路21へ入力される信号の切換え時の変化が出力端
子A1へ現れることを防止する第2ノイズ防止手段を備
えている。
【0125】図36は、図28に示す第15実施形態に
係るバスバッファ回路が双方向の信号処理部にそれぞれ
設けられている第22実施形態(請求項9に対応)に係
るバスバッファ回路を示す論理回路図である。図面が錯
綜するので、該第22実施形態に特有の構成のみを図中
に書き込んでいる。第1方向信号処理部51において
は、第1入力バッファ回路23は、第1クロックドイン
バータとPチャネルトランジスタよりなる第1回路ブラ
ンチ53と第2クロックドインバータとNチャネルトラ
ンジスタよりなる第2回路ブランチ54を備えており、
第1内部回路24はそれぞれのブランチに対応するイン
バータを有している。第1出力バッファ回路25は、否
定積回路とPチャネルトランジスタよりなる第1H出力
回路55と、否定和回路とNチャネルトランジスタより
なる第1L出力回路56を有している。
【0126】第2方向信号処理部52も第1方向信号処
理部51に対応して、第2方向入力バッファ回路26が
第3クロックドインバータとPチャネルトランジスタよ
りなる第3回路ブランチ57と第4クロックドインバー
タとNチャネルトランジスタよりなる第4回路ブランチ
58を備えており、第2内部回路27はそれぞれのブラ
ンチに対応する2つのインバータを有している。第2方
向出力バッファ回路28は、否定積回路とPチャネルト
ランジスタよりなる第2H出力回路59と、否定和回路
とNチャネルトランジスタよりなる第2L出力回路60
を有している。
【0127】すなわち図36に示すように、第22実施
形態において、第1入力固定部は、第1端子A1からの
入力信号を一方入力とし制御回路21からの第1方向を
指示する制御信号を他方入力とし、第1端子A1に信号
入力があって方向指示信号が第1方向を指示していると
きに第1方向信号処理部51を動作させて処理結果信号
を第2端子B1から出力させると共に、第2入力バッフ
ァ回路26が動作しているときには第1入力バッファ回
路23以外の第1方向信号処理部51を非動作にする第
1クロックドインバータ回路53と、第1端子A1から
の入力信号を一方入力とし制御回路21からの第1方向
を指示する制御信号を他方入力とし、第1端子A1に信
号入力があって方向指示信号が第1方向を指示している
ときに第1方向信号処理部51を動作させて処理結果信
号を第2端子B1から出力させると共に、第2入力バッ
ファ回路26が動作しているときには第1入力バッファ
回路23以外の第1方向信号処理部51を非動作にする
第2クロックドインバータ回路54と、を備えると共
に、第1方向信号処理部51の第1出力バッファ回路2
5は、一方レベルの制御信号を一方の入力とし第1内部
回路24を介して供給された第1クロックドインバータ
回路53の出力を他方入力として論理演算を行なう第1
H出力回路55と、他方レベルの制御信号を一方の入力
とし第1内部回路24を介して供給された第2クロック
ドインバータ回路54の出力を他方入力として論理演算
を行なう第1L出力回路56と、により制御回路21へ
入力される信号の切換え時の変化が出力端子へ現れるこ
とを防止する第1ノイズ防止手段を備えている。
【0128】また、第2入力固定部は、第2端子B1か
らの入力信号を一方入力とし制御回路21からの第2方
向を指示する制御信号を他方入力とし、第2端子B1に
信号入力があって方向指示信号が第2方向を指示してい
るときに第2方向信号処理部52を動作させて処理結果
信号を第1端子A1から出力させると共に、第1入力バ
ッファ回路23が動作しているときには第2入力バッフ
ァ回路26以外の第2方向信号処理部52を非動作にす
る第3クロックドインバータ回路57と、第2端子B1
からの入力信号を一方入力とし制御回路21からの第2
方向を指示する制御信号を他方入力とし、第2端子B1
に信号入力があって方向指示信号が前記第2方向を指示
しているときに第2方向信号処理部52を動作させて処
理結果信号を第1端子A1から出力させると共に、第1
入力バッファ回路23が動作しているときには第2入力
バッファ回路26以外の第2方向信号処理部52を非動
作にする第4クロックドインバータ回路58と、を備え
ると共に、第2方向信号処理部52の第2出力バッファ
回路28は、一方レベルの制御信号を一方の入力とし第
2内部回路27を介して供給された第3クロックドイン
バータ回路57の出力を他方入力として論理演算を行な
う第2H出力回路59と、他方レベルの制御信号を一方
の入力として第2内部回路27を介して供給された第4
クロックドインバータ回路58の出力を他方入力として
論理演算を行なう第2L出力回路60と、により制御回
路21へ入力される信号の切換え時の変化が出力端子A
1へ現れることを防止する第2ノイズ防止手段を備えて
いる。
【0129】図37は、図29に示す第16実施形態に
係る片方向のバスバッファ回路を双方向のバスバッファ
回路に適用した第23実施形態に係るバスバッファ回路
を示すブロック図である。第16実施形態と同様に、こ
の第23実施形態に係るバスバッファ回路も入力バッフ
ァ回路に供給される制御信号を遅延させてこれにより出
力バッファ回路のH出力回路とL出力回路の論理動作を
行なわせるもので、それぞれの方向の入力バッファ回路
および内部回路は、第16実施形態と同様に分岐してい
ないが、制御回路には制御部61と遅延部62とが設け
られている。また、第1出力バッファ回路25は、第1
H出力回路55と第1L出力回路5を備えており、第2
出力バッファ回路28は、第2H出力回路59と第2L
出力回路60を備えている。
【0130】以上の構成において、第1方向信号処理部
51は図3に示した第1実施形態と同様に第1方向29
への信号処理に当たって第1実施形態と同様の信号処理
を行なうと共に、制御回路21に供給される信号*OE
が“H”レベルから“L”レベルへと切り換えられたと
きに出力端子B1側に現れるノイズを除去する。また第
2方向信号処理部52は、図3に示した第1実施形態と
同様に第2方向30への信号処理に当たって第1実施形
態と同様の信号処理を行なうと共に、制御回路21に供
給される信号*OEが“H”レベルから“L”レベルへ
と切り換えられたときに出力端子A1側に現れるノイズ
を除去する。
【0131】図38は、双方向に信号の処理を行なう第
1信号処理部51と第2信号処理部52を備える第24
実施形態(請求項10に対応)に係るバスバッファ回路
の構成を示す論理回路図である。双方向の第20ないし
第22実施形態と異なる点は制御回路21の制御回路2
1が第23実施形態と同様に制御部61と遅延部62と
を備え、かつ遅延部62が第1ないし第4の遅延素子6
3,64,65,66を備えている点である。
【0132】すなわち第24実施形態に係るバスバッフ
ァ回路は、図38に示すように、制御回路21が、異な
る信号レベルの複数の第1方向制御信号AG,*AGお
よび第2方向制御信号BG,*BGを生成する制御部6
1と、この制御部61の出力をそれぞれ遅延させる遅延
部62とを備えており、遅延部62は、制御信号*AG
を遅延させて遅延制御信号*AG’を出力する第1遅延
素子63と、制御信号AGを遅延させて遅延制御信号A
G’を出力する第2遅延素子64と、制御信号*BG遅
延させて遅延制御信号*BG’を出力する第3の遅延素
子65と、制御信号BGを遅延させて遅延制御信号B
G’を出力する第4遅延素子66とを備えている。
【0133】図38において、第1入力バッファ回路2
3を構成する否定積回路の一方側入力へは制御部61の
第1否定和回路からの第1方向制御信号AGが一方電位
で供給されて論理演算を行ない、前記第1出力バッファ
回路25を構成する第1論理素子(否定積回路)55の
一方側入力へは前記一方電位の第1方向制御信号AGの
遅延制御信号AG’が遅延部62の遅延素子64より供
給されると共に、第1出力バッファ回路28を構成する
第2論理素子(否定和回路)56の一方側入力へは一方
電位の第1方向制御信号AGとは逆電位の信号*AGの
遅延制御信号*AG’が遅延部62の遅延素子63より
供給されて、第1および第2論理素子の他方側入力へは
第1内部回路24の出力がそれぞれ供給されて、それぞ
れの論理演算を行なうことにより制御回路21へ入力さ
れる信号*OEの切換え時の変化が出力端子B1へ現れ
ることを防止する第1ノイズ防止手段を備えている。
【0134】また、図38において、第2入力バッファ
回路26を構成する否定積回路の一方側入力へは制御部
61の第2否定和回路からの第2方向制御信号BGが一
方電位で供給されて論理演算を行ない、前記第2出力バ
ッファ回路28を構成する第1論理素子(否定積回路)
59の一方側入力へは、前記一方電位の第2方向制御信
号BGの遅延制御信号BG’が遅延部62の遅延素子6
6より供給されると共に、第1出力バッファ回路28を
構成する第2論理素子(否定和回路)56の一方側入力
へは一方電位の第2方向制御信号BGとは逆電位の信号
*BGの遅延制御信号*BG’が遅延部62の遅延素子
65より供給されて、第1および第2論理素子の他方側
入力へは第2内部回路27の出力がそれぞれ供給され
て、それぞれの論理演算を行なうことにより制御回路2
1へ入力される信号*OEの切換え時の変化が出力端子
A1へ現れることを防止する第1ノイズ防止手段を備え
ている。
【0135】このように、制御回路21に遅延部62を
設けて第1および第2出力バッファ回路25、28への
遅延制御信号*AG’,AG’,*BG’,BG’を第
1および第2入力バッファ回路23、26へ供給される
制御信号AG,BGよりも所定のタイミングだけ遅延さ
せると共に、制御信号AG,BGと同じタイミングの信
号*AG,*BGを遅延制御信号AG’,BG’と同じ
タイミング遅延させた遅延制御信号*AG’,*BG’
を第1および第2出力バッファ回路25、28へそれぞ
れ供給することにより、出力端子B1またはA1に現れ
るノイズを除去することができる。なお、遅延部62を
構成する具体的な回路素子は、偶数段のインバータ回
路、抵抗および容量などで構成することが可能である。
【0136】図39は、遅延部62の遅延素子をインバ
ータにより構成した第25実施形態に係るバスバッファ
回路を示している。図39において、遅延素子63,6
4,65,66はそれぞれ偶数段のインバータを直列に
接続して構成されている。この構成により制御信号A
G,*AG,BG,*BGよりも所定のタイミングだけ
それぞれ遅延された遅延制御信号AG’,*AG’,B
G’,*BG’がそれぞれ生成されて出力され、それぞ
れ第1および第2出力バッファ回路25,28の否定積
回路55,59と否定和回路56,60のそれぞれ一方
側の入力端子に供給されている。
【0137】図40は、遅延部62としての遅延素子を
抵抗素子と容量素子とにより構成した第26実施形態に
係るバスバッファ回路を示している。図40において、
遅延素子63,64,65,66はそれぞれ抵抗素子R
1,R2,R3,R4と容量素子C1,C2,C3,C
4との組み合わせにより構成されている。すなわち、遅
延素子63は抵抗素子R1とこれに並列接続された容量
素子C1とより構成され、遅延素子64は抵抗素子R2
とこれに並列接続された容量素子C2とより構成され、
遅延素子65は抵抗素子R3とこれに並列接続された容
量素子C3とより構成され、遅延素子66は抵抗素子R
4とこれに並列接続された容量素子C4とより構成され
ている。この構成により制御信号AG,*AG,BG,
*BGよりも所定のタイミングだけそれぞれ遅延された
遅延制御信号AG’,*AG’,BG’,*BG’がそ
れぞれの遅延素子63ないし66により生成され、それ
ぞれ第1および第2出力バッファ回路25,28の否定
積回路55,59と否定和回路56,60のそれぞれ一
方側の入力端子に供給されている。
【0138】以上のように、第13ないし第26実施形
態に係るバスバッファ回路によれば制御回路の入力信号
*OEが“H”レベルから“L”レベルに切り換えられ
たときの出力に現れるノイズを除去することができる。
【0139】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るバスバッファ回路によれば、入力バッファ回路の入力
を固定して無駄な電力を削減して消費電力の一層の低減
を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る論理回路を含むバ
スバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図2】本発明が適用されるアプリケーションの全体構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る論理回路を含むバ
スバッファ回路の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るバスバッファ回路
の動作状態を示す表である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る論理回路を含むバ
スバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る論理回路を含むバ
スバッファ回路にインバータよりなる緩衝回路を有する
構成を示す論理回路図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る論理回路を含むバ
スバッファ回路に抵抗よりなる緩衝回路を有する構成を
示す論理回路図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係る論理回路を含むバ
スバッファ回路の構成を示すブロック図である。
【図9】第4実施形態に係るバスバッファ回路の動作状
態を示す表である。
【図10】本発明の第4実施形態に係る論理回路を含む
バスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図11】本発明の第5実施形態に係る論理回路を含む
バスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図12】本発明の第6実施形態に係る論理回路を含む
バスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図13】本発明の第7実施形態に係る論理回路を含む
バスバッファ回路の構成を示すブロック図である。
【図14】第7実施形態に係るバスバッファ回路の動作
状態を示す表である。
【図15】本発明の第7実施形態に係る論理回路を含む
バスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図16】本発明の第7実施形態に係る論理回路を含む
バスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図17】本発明の第8実施形態に係る論理回路を含む
バスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図18】本発明の第9実施形態に係る論理回路を含む
バスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図19】本発明の第10実施形態に係る論理回路を含
むバスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図20】本発明の第11実施形態に係る論理回路を含
むバスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図21】本発明の第12実施形態に係る論理回路を含
むバスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図22】制御回路切換時の出力端子へのノイズの出現
を説明するための図16に相当する論理回路図である。
【図23】同じくノイズ出現の状態を各部の出力毎に示
す特性図である。
【図24】本発明の第13実施形態に係る論理回路を含
むバスバッファ回路の構成を示すブロック図である。
【図25】本発明の第14実施形態に係る論理回路を含
むバスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図26】図25における各部の信号出力の論理レベル
の真理値を示す表6である。
【図27】図25における各部の信号の状態を示す信号
波形の特性図である。
【図28】本発明の第15実施形態に係る論理回路を含
むバスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図29】本発明の第16実施形態に係る論理回路を含
むバスバッファ回路の構成を示すブロック図である。
【図30】本発明の第17実施形態に係る論理回路を含
むバスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図31】図30における各部の信号の状態を示す信号
波形の特性図である。
【図32】本発明の第18実施形態に係る論理回路を含
むバスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図33】本発明の第19実施形態に係る論理回路を含
むバスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図34】本発明の第20実施形態に係る論理回路を含
むバスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図35】本発明の第21実施形態に係る論理回路を含
むバスバッファ回路の構成を示すブロック図である。
【図36】本発明の第22実施形態に係る論理回路を含
むバスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図37】本発明の第23実施形態に係る論理回路を含
むバスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図38】本発明の第24実施形態に係る論理回路を含
むバスバッファ回路の構成を示すブロック図である。
【図39】本発明の第25実施形態に係る論理回路を含
むバスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図40】本発明の第26実施形態に係る論理回路を含
むバスバッファ回路の構成を示す論理回路図である。
【図41】従来のバスバッファ回路の構成を示す論理回
路図である。
【図42】従来のバスバッファ回路の動作を示す表1で
ある。
【図43】バスホールド回路を備える従来のバスバッフ
ァ回路の動作を示す表2である。
【符号の説明】
20 バスバッファ回路 21 制御回路 23 第1入力バッファ回路 24 第1(A/B)内部回路 25 第1出力回路 26 第2入力バッファ回路 27 第2(B/A)内部回路 28 第2出力回路 29 第1方向 30 第2方向 51 第1方向信号処理部 52 第2方向信号処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀧 場 明 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 水 田 勝 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 衣 笠 昌 典 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 塚 崎 拓 実 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地 東芝 エルエスアイシステムサポート株式会社内 (72)発明者 藤 井 亨 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地 東芝 エルエスアイシステムサポート株式会社内 Fターム(参考) 5J056 AA01 AA03 AA04 BB17 CC00 CC05 DD12 DD29 EE06 FF07 FF10 GG08 GG09 GG12 GG14 KK00 KK01

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】双方向にそれぞれデータ信号を伝送する複
    数のデータバス間に設けられて、少なくとも前記データ
    信号の入出力を指示する入出力指令信号と前記データ信
    号の伝送方向を指示する方向指示信号とに基づいて異な
    る複数の制御信号を生成する制御回路と、一方バス側か
    ら他方バス側へ伝送される第1方向信号を入力しかつ前
    記他方バス側から一方バス側へ逆方向に伝送される第2
    方向信号を出力する第1端子と、前記第1方向信号を出
    力しかつ前記第2方向信号を入力する第2端子と、前記
    第1端子と第2端子の間に第1入力バッファ回路、第1
    内部回路、第1出力バッファ回路を有する第1方向信号
    処理部と、前記第2端子と第1端子と間に第2入力バッ
    ファ回路、第2内部回路、第2出力バッファ回路を有す
    る第2方向信号処理部と、を備える論理回路を含むバス
    バッファ回路において、 前記第1入力バッファ回路は、前記入出力指令信号およ
    び前記方向指示信号の状態に応じて前記複数の制御信号
    のうちの少なくとも1つの制御信号を用いて、前記第1
    内部回路および前記第1出力バッファ回路を非動作にす
    る第1入力固定部を備え、 前記第2入力バッファ回路は、前記状態に応じて前記少
    なくとも1つの制御信号を用いて前記第2内部回路およ
    び前記第2出力バッファ回路を非動作にする第2入力固
    定部を備えることを特徴とする論理回路を含むバスバッ
    ファ回路。
  2. 【請求項2】前記第1入力固定部は、前記第1端子から
    の入力信号を一方入力とし前記制御回路からの第1方向
    を指示する制御信号を他方入力とし、前記第1端子に信
    号入力があって前記方向指示信号が前記第1方向を指示
    しているときに前記第1方向信号処理部を動作させて処
    理結果信号を前記第2端子から出力させると共に、前記
    第2入力バッファ回路が動作しているときには前記第1
    方向信号処理部を非動作にする第1否定積回路を備え、 前記第2入力固定部は、前記第2端子からの入力信号を
    一方入力とし前記制御回路からの第2方向を指示する制
    御信号を他方入力とし、前記第2端子に信号入力があっ
    て前記方向指示信号が前記第2方向を指示しているとき
    に前記第2方向信号処理部を動作させて処理結果信号を
    前記第1端子から出力させると共に、前記第1入力バッ
    ファ回路が動作しているときには前記第2方向信号処理
    部を非動作にする第2否定積回路を備える請求項1に記
    載の論理回路を含むバスバッファ回路。
  3. 【請求項3】前記第1入力固定部は、前記制御信号の1
    つをクロックとして前記第1端子の入力信号を反転する
    第1クロックドインバータ回路と、前記制御信号の他の
    1つをクロックとして前記第1クロックドインバータ回
    路の出力を反転する第2クロックドインバータ回路と、
    第2クロックドインバータ回路の出力を反転させて第2
    クロックドインバータの入力側に出力する第1インバー
    タ回路とを備え、前記第1端子に信号入力があって前記
    方向指示信号が前記第1方向を指示しているときに前記
    第1方向信号処理部を動作させて処理結果信号を前記第
    2端子から出力させると共に、前記第2入力バッファ回
    路が動作しているときには前記第1方向信号処理部を非
    動作にし、 前記第2入力固定部は、前記制御信号の1つをクロック
    として前記第1端子の入力信号を反転する第3クロック
    ドインバータ回路と、前記制御信号の他の1つをクロッ
    クとして前記第3クロックドインバータ回路の出力を反
    転する第4クロックドインバータ回路と、第4クロック
    ドインバータ回路の出力を反転させて第4クロックドイ
    ンバータの入力側に出力する第2インバータ回路とを備
    え、前記第2端子に信号入力があって前記方向指示信号
    が前記第2方向を指示しているときに前記第2方向信号
    処理部を動作させて処理結果信号を前記第1端子から出
    力させると共に、前記第1入力バッファ回路が動作して
    いるときには前記第2方向信号処理部を非動作にする請
    求項1に記載の論理回路を含むバスバッファ回路。
  4. 【請求項4】前記第1端子と第2端子が共にハイインピ
    ーダンス状態のときに、前記入出力指令信号と前記方向
    指示信号を用いて前記制御回路により生成された前記複
    数の制御信号のうちの少なくとも1つの制御信号と、前
    記第1方向信号処理部および前記第2方向信号処理部の
    少なくとも1つを介して伝送される信号と、を論理演算
    して前記第1端子と第2端子とがハイインピーダンスに
    ならないようにホールドするバスホールド手段をさらに
    備える請求項1に記載の論理回路を含むバスバッファ回
    路。
  5. 【請求項5】前記バスホールド手段は、前記第1方向信
    号処理部の出力側と前記第2端子との間に設けられて、
    前記第1出力バッファ回路の出力と前記制御回路より供
    給された制御信号の1つとを論理演算して前記第1端子
    と前記第2端子とがハイインピーダンスとならないよう
    にホールドするバスホールド回路を備える請求項4に記
    載の論理回路を含むバスバッファ回路。
  6. 【請求項6】前記バスホールド手段は、前記第2方向信
    号処理部の出力側と前記第1端子との間に設けられて、
    前記第2出力バッファ回路の出力と前記制御回路より供
    給された制御信号の1つとを論理演算して前記第1端子
    と前記第2端子とがハイインピーダンスとならないよう
    にホールドする第2バスホールド回路をさらに備える請
    求項5に記載の論理回路を含むバスバッファ回路。
  7. 【請求項7】前記バスホールド手段は、前記第1出力バ
    ッファ回路と前記第2端子との間の信号を一方入力とし
    て前記制御回路からの制御信号を他方入力とする第3否
    定積回路、前記制御信号をクロックとして用いて前記第
    3否定積回路の出力を反転させて出力する第5クロック
    ドインバータ回路を含む第1バスホールド回路と、前記
    第2出力バッファ回路と前記第1端子との間の信号を一
    方入力として前記制御回路からの制御信号を他方入力と
    する第4否定積回路、前記制御信号をクロックとして用
    いて前記第4否定積回路の出力を反転させて出力する第
    6クロックドインバータ回路を含む第2バスホールド回
    路と、を備える請求項4に記載の論理回路を含むバスバ
    ッファ回路。
  8. 【請求項8】前記バスホールド手段は、前記第1出力バ
    ッファ回路と前記第2端子との間の信号を入力して反転
    して出力する第3インバータ回路、この第3インバータ
    回路の出力を入力して前記複数の制御回路のうちの1つ
    の制御信号をクロックとして反転させて出力する第7ク
    ロックドインバータ回路を含む第1バスホールド回路
    と、前記第2出力バッファ回路と前記第1端子との間の
    信号を入力して反転して出力する第4インバータ回路、
    この第4インバータ回路の出力を入力して前記複数の制
    御回路のうちの1つの制御信号をクロックとして反転さ
    せて出力する第8クロックドインバータ回路を含む第2
    バスホールド回路とを備える請求項4に記載の論理回路
    を含むバスバッファ回路。
  9. 【請求項9】前記バスホールド手段は、前記第2方向信
    号処理部の出力側と前記第1端子との間に設けられて、
    前記第2出力バッファ回路の出力と前記制御回路より供
    給された制御信号の1つとを論理演算して前記第1端子
    と前記第2端子とがハイインピーダンスとならないよう
    にホールドするバスホールド回路を備える請求項4に記
    載の論理回路を含むバスバッファ回路。
  10. 【請求項10】前記第1端子と前記第1方向信号処理部
    との間および前記第2端子と前記第2方向信号処理部と
    の間、の少なくとも一方には前記第1または第2端子が
    入力端子として機能するときに、その入力を緩衝する緩
    衝手段が設けられている請求項1に記載の論理回路を含
    むバスバッファ回路。
  11. 【請求項11】前記緩衝手段は、前記第1端子と前記第
    1入力バッファ回路との間に設けられ、前記第1端子か
    ら入力された前記第1方向信号が前記第1入力バッファ
    回路に直接供給されるのを緩衝する第1緩衝回路と、前
    記第2端子と前記第2入力バッファ回路との間に設けら
    れ、前記第2端子から入力された前記第2方向信号が前
    記第2入力バッファ回路に直接供給されるのを緩衝する
    第2緩衝回路とを備えることを特徴とする請求項10に
    記載の論理回路を含むバスバッファ回路。
  12. 【請求項12】前記第1入力固定部は、前記第1端子か
    らの入力信号を一方入力とし前記制御回路からの第1方
    向を指示する制御信号を他方入力とし、前記第1端子に
    信号入力があって前記方向指示信号が前記第1方向を指
    示しているときに前記第1方向信号処理部を動作させて
    処理結果信号を前記第2端子から出力させると共に、前
    記第2入力バッファ回路が動作しているときには前記第
    1入力バッファ回路以外の前記第1方向信号処理部を非
    動作にする第1否定積回路と、前記第1端子からの入力
    信号を一方入力とし前記制御回路からの第1方向を指示
    する制御信号を他方入力とし、前記第1端子に信号入力
    があって前記方向指示信号が前記第1方向を指示してい
    るときに前記第1方向信号処理部を動作させて処理結果
    信号を前記第2端子から出力させると共に、前記第2入
    力バッファ回路が動作しているときには前記第1入力バ
    ッファ回路以外の前記第1方向信号処理部を非動作にす
    る第1否定和回路と、を備えると共に、前記第1方向信
    号処理部の出力バッファ回路は、前記一方レベルの制御
    信号を一方の入力とし前記第1内部回路を介して供給さ
    れた前記第1否定積回路の出力を他方入力として論理演
    算を行なう第1H出力回路と、前記他方レベルの制御信
    号を一方の入力とし前記第1内部回路を介して供給され
    た前記第1否定和回路の出力を他方入力として論理演算
    を行なう第1L出力回路と、を備え、 前記第2入力固定部は、前記第2端子からの入力信号を
    一方入力とし前記制御回路からの第2方向を指示する制
    御信号を他方入力とし、前記第2端子に信号入力があっ
    て前記方向指示信号が前記第2方向を指示しているとき
    に前記第2方向信号処理部を動作させて処理結果信号を
    前記第1端子から出力させると共に、前記第1入力バッ
    ファ回路が動作しているときには前記第2入力バッファ
    回路以外の前記第2方向信号処理部を非動作にする第2
    否定積回路と、前記第2端子からの入力信号を一方入力
    とし前記制御回路からの第2方向を指示する制御信号を
    他方入力とし、前記第2端子に信号入力があって前記方
    向指示信号が前記第2方向を指示しているときに前記第
    2方向信号処理部を動作させて処理結果信号を前記第1
    端子から出力させると共に、前記第1入力バッファ回路
    が動作しているときには前記第2入力バッファ回路以外
    の前記第2方向信号処理部を非動作にする第2否定和回
    路と、を備えると共に、前記第2方向信号処理部の出力
    バッファ回路は、前記一方レベルの制御信号を一方の入
    力とし前記第2内部回路を介して供給された前記第1否
    定積回路の出力を他方入力として論理演算を行なう第2
    H出力回路と、前記他方レベルの制御信号を一方の入力
    とし前記第2内部回路を介して供給された前記第1否定
    和回路の出力を他方入力として論理演算を行なう第2L
    出力回路と、を備えることを特徴とする請求項1に記載
    の論理回路を含むバスバッファ回路。
  13. 【請求項13】前記第1入力固定部は、前記第1端子か
    らの入力信号を一方入力とし前記制御回路からの第1方
    向を指示する制御信号を他方入力とし、前記第1端子に
    信号入力があって前記方向指示信号が前記第1方向を指
    示しているときに前記第1方向信号処理部を動作させて
    処理結果信号を前記第2端子から出力させると共に、前
    記第2入力バッファ回路が動作しているときには前記第
    1入力バッファ回路以外の前記第1方向信号処理部を非
    動作にする第1クロックドインバータ回路と、前記第1
    端子からの入力信号を一方入力とし前記制御回路からの
    第1方向を指示する制御信号を他方入力とし、前記第1
    端子に信号入力があって前記方向指示信号が前記第1方
    向を指示しているときに前記第1方向信号処理部を動作
    させて処理結果信号を前記第2端子から出力させると共
    に、前記第2入力バッファ回路が動作しているときには
    前記第1入力バッファ回路以外の前記第1方向信号処理
    部を非動作にする第2クロックドインバータ回路と、を
    備えると共に、前記第1方向信号処理部の出力バッファ
    回路は、前記一方レベルの制御信号を一方の入力とし前
    記内部回路を介して供給された前記第1クロックドイン
    バータ回路の出力を他方入力として論理演算を行なう第
    1H出力回路と、前記他方レベルの制御信号を一方の入
    力とし前記内部回路を介して供給された前記第2クロッ
    クドインバータ回路の出力を他方入力として論理演算を
    行なう第1L出力回路と、を備え、 前記第2入力固定部は、前記第2端子からの入力信号を
    一方入力とし前記制御回路からの第2方向を指示する制
    御信号を他方入力とし、前記第2端子に信号入力があっ
    て前記方向指示信号が前記第2方向を指示しているとき
    に前記第2方向信号処理部を動作させて処理結果信号を
    前記第1端子から出力させると共に、前記第1入力バッ
    ファ回路が動作しているときには前記第2入力バッファ
    回路以外の前記第2方向信号処理部を非動作にする第3
    クロックドインバータ回路と、前記第2端子からの入力
    信号を一方入力とし前記制御回路からの第2方向を指示
    する制御信号を他方入力とし、前記第2端子に信号入力
    があって前記方向指示信号が前記第2方向を指示してい
    るときに前記第2方向信号処理部を動作させて処理結果
    信号を前記第1端子から出力させると共に、前記第1入
    力バッファ回路が動作しているときには前記第2入力バ
    ッファ回路以外の前記第2方向信号処理部を非動作にす
    る第4クロックドインバータ回路と、を備えると共に、
    前記第2方向信号処理部の出力バッファ回路は、前記一
    方レベルの制御信号を一方の入力とし前記内部回路を介
    して供給された前記第3クロックドインバータ回路の出
    力を他方入力として論理演算を行なう第2H出力回路
    と、前記他方レベルの制御信号を一方の入力とし前記内
    部回路を介して供給された前記第4クロックドインバー
    タ回路の出力を他方入力として論理演算を行なう第2L
    出力回路と、を備えることを特徴とする請求項1に記載
    の論理回路を含むバスバッファ回路。
  14. 【請求項14】前記制御回路は、前記異なる信号レベル
    の前記複数の第1方向および第2方向制御信号を生成す
    る制御部と、前記制御部の出力をそれぞれ遅延させる遅
    延部とを備え、 前記第1入力固定部を構成する論理素子の一方側へは前
    記第1入力バッファ回路の一方電位の第1方向制御信号
    が供給されて論理演算を行ない、前記出力バッファ回路
    を構成する第1論理素子の一方側入力へは前記一方電位
    と逆電位の第1方向制御信号の遅延信号が前記遅延部よ
    り供給されると共に前記出力バッファ回路を構成する第
    2論理素子の一方側入力へは前記一方電位の第1方向制
    御信号の遅延信号が前記遅延部より供給されてそれぞれ
    の論理演算を行なうと共に、 前記第2入力固定部を構成する論理素子の一方側へは前
    記第2入力バッファ回路の一方電位の第2方向制御信号
    が供給されて論理演算を行ない、前記出力バッファ回路
    を構成する第3の論理素子の一方側入力へは前記一方電
    位と逆電位の第2方向制御信号の遅延信号が前記遅延部
    より供給されると共に前記出力バッファ回路を構成する
    第4の論理素子の一方側入力へは前記一方電位の第2方
    向制御信号の遅延信号が前記遅延部より供給されてそれ
    ぞれの論理演算を行なうことを特徴とする請求項1に記
    載の論理回路を含むバスバッファ回路。
  15. 【請求項15】前記複数のデータバスはそれぞれが双方
    向にデータ信号を伝送すると共に、前記一方バス側のデ
    ータバスのデータ伝送速度と前記他方バス側のデータバ
    スのデータ伝送速度とが異なることを特徴とする請求項
    1に記載の論理回路を含むバスバッファ回路。
  16. 【請求項16】片方向にデータをそれぞれ伝送する複数
    のデータバス間に設けられ、少なくとも前記データ信号
    の入出力を指示する入出力指令信号に基づき異なる信号
    レベルの複数の制御信号を生成する制御回路と、一方バ
    ス側からの片方向信号を入力する入力端子と、前記入力
    端子に接続された入力バッファ回路と、前記入力バッフ
    ァ回路に接続された内部回路と、前記内部回路に接続さ
    れた出力バッファ回路と、前記出力バッファ回路の出力
    信号を他方バス側に出力する出力端子と、を備える論理
    回路を含むバスバッファ回路において、 前記入力バッファ回路は、前記制御回路により前記入出
    力指令信号に基づき生成された前記複数の制御信号のう
    ちの一方の信号レベルの制御信号と前記入力端子から入
    力されるデータ信号とを用いて論理演算し、前記入力端
    子に前記データ信号が入力されたときには前記内部回路
    および前記出力バッファ回路を動作させて結果信号を出
    力端子より出力させて、前記入力端子に前記データ信号
    が入力されていないときには前記内部回路および前記出
    力バッファ回路を非動作にする入力固定部を備えること
    を特徴とする論理回路を含むバスバッファ回路。
  17. 【請求項17】前記入力固定部は、前記入力端子からの
    信号入力と前記制御回路からの前記制御信号とに基づい
    て前記入力バッファ回路、前記内部回路、前記出力バッ
    ファ回路を動作させて論理演算結果を出力させると共
    に、前記入力端子に信号入力がないときには前記入力バ
    ッファ回路、前記内部回路、前記出力バッファ回路を非
    動作にして入力を固定する第1否定積回路を備える請求
    項16に記載の論理回路を含むバスバッファ回路。
  18. 【請求項18】前記入力固定部は、前記入力端子からの
    信号入力と前記制御回路からの前記制御信号とに基づい
    て前記入力バッファ回路、前記内部回路、前記出力バッ
    ファ回路を動作させて論理演算結果を出力させると共
    に、前記入力端子に信号入力がないときには前記入力バ
    ッファ回路、前記内部回路、前記出力バッファ回路を非
    動作にして入力を固定するため前記制御回路より供給さ
    れた前記制御信号の1つをクロックとして用いて前記入
    力端子の信号入力を反転する第1クロックドインバータ
    回路と、第1クロックドインバータ回路の出力を反転さ
    せて出力する第1インバータ回路と、前記第1クロック
    ドインバータ回路のクロックとして用いた前記制御信号
    と異なる電位の制御信号をクロックとして用いて前記第
    1インバータ回路の出力を反転するよう第1インバータ
    回路と逆並列に接続されてその出力を前記第1インバー
    タ回路の入力側に出力する第2クロックドインバータ回
    路と、を備える請求項16に記載の論理回路を含むバス
    バッファ回路。
  19. 【請求項19】前記入力端子直後および前記出力端子直
    前の何れか一方に設けられ、前記入力端子の入力信号お
    よび前記出力端子の出力信号がハイインピーダンス状態
    のときに入力信号をホールドするように動作し、前記入
    力信号がハイインピーダンス状態でないときには非動作
    となるバスホールド手段を備える請求項16に記載の論
    理回路を含むバスバッファ回路。
  20. 【請求項20】前記バスホールド手段は、前記入力端子
    と前記入力バッファ回路との間に設けられたバスホール
    ド回路を備える請求項19に記載の論理回路を含むバス
    バッファ回路。
  21. 【請求項21】前記バスホールド手段は、前記バスホー
    ルド回路に加えて、前記出力端子と前記出力バッファ回
    路との間に設けられた第2バスホールド回路をさらに備
    える請求項20に記載の論理回路を含むバスバッファ回
    路。
  22. 【請求項22】前記バスホールド手段は、前記出力バッ
    ファ回路と前記出力端子との間に設けられたバスホール
    ド回路を備える請求項19に記載の論理回路を含むバス
    バッファ回路。
  23. 【請求項23】前記バスホールド手段は、前記入力端子
    から前記出力端子へ伝送される信号を一方入力とし前記
    制御回路からの制御信号を他方入力とする第2否定積回
    路と、前記制御信号をクロックとして前記第2否定積回
    路の出力を反転させる第3クロックドインバータと、を
    備える請求項19に記載の論理回路を含むバスバッファ
    回路。
  24. 【請求項24】前記バスホールド手段は、前記入力端子
    から前記出力端子へ伝送される信号を入力して反転して
    出力する第2インバータ回路と、前記制御信号をクロッ
    クとして用いて前記第2インバータ回路の出力を反転さ
    せて前記第2インバータ回路の入力側に出力する第4ク
    ロックドインバータ回路と、を備える請求項19に記載
    の論理回路を含むバスバッファ回路。
  25. 【請求項25】前記入力バッファ回路の前段には、前記
    入力端子から入力された前記片方向信号が前記入力バッ
    ファ回路に直接供給されるのを緩衝する緩衝回路が介挿
    されていることを特徴とする請求項16に記載の論理回
    路を含むバスバッファ回路。
  26. 【請求項26】前記入力固定部は、前記入力端子からの
    信号入力と前記制御回路からの一方信号レベルの制御信
    号とに基づいて前記入力バッファ回路、前記内部回路、
    前記出力バッファ回路を動作させて論理演算結果を出力
    させると共に、前記入力端子に信号入力がないときには
    前記内部回路、前記出力バッファ回路を非動作にして入
    力を固定する第1否定積回路と、前記入力端子からの信
    号入力と前記制御回路からの他方信号レベルの制御信号
    とに基づいて前記入力バッファ回路、前記内部回路、前
    記出力バッファ回路を動作させて論理演算結果を出力さ
    せると共に、前記入力端子に信号入力がないときには前
    記内部回路、前記出力バッファ回路を非動作にして入力
    を固定する第1否定和回路と、を備えると共に、 前記出力バッファ回路は、前記一方レベルの制御信号を
    一方の入力とし前記内部回路を介して供給された前記第
    1否定積回路の出力を他方入力として論理演算を行なう
    H出力回路と、前記他方レベルの制御信号を一方の入力
    とし前記内部回路を介して供給された前記第1否定和回
    路の出力を他方入力として論理演算を行なうL出力回路
    と、を備えることを特徴とする請求項16に記載の論理
    回路を含むバスバッファ回路。
  27. 【請求項27】前記入力固定部は、前記入力端子からの
    信号入力と前記制御回路からの一方信号レベルの制御信
    号とに基づいて前記入力バッファ回路、前記内部回路、
    前記出力バッファ回路を動作させて論理演算結果を出力
    させると共に、前記入力端子に信号入力がないときには
    前記内部回路、前記出力バッファ回路を非動作にして入
    力を固定する第1クロックドインバータ回路と、前記入
    力端子からの信号入力と前記制御回路からの他方信号レ
    ベルの制御信号とに基づいて前記入力バッファ回路、前
    記内部回路、前記出力バッファ回路を動作させて論理演
    算結果を出力させると共に、前記入力端子に信号入力が
    ないときには前記内部回路、前記出力バッファ回路を非
    動作にして入力を固定する第2クロックドインバータ回
    路と、を備えると共に、 前記出力バッファ回路は、前記一方レベルの制御信号を
    一方の入力とし前記内部回路を介して供給された前記第
    1クロックドインバータ回路の出力を他方入力として論
    理演算を行なうH出力回路と、前記他方レベルの制御信
    号を一方の入力とし前記内部回路を介して供給された前
    記第2クロックドインバータ回路の出力を他方入力とし
    て論理演算を行なうL出力回路と、を備えることを特徴
    とする請求項16に記載の論理回路を含むバスバッファ
    回路。
  28. 【請求項28】前記制御回路は、前記異なる信号レベル
    の前記複数の制御信号を生成する制御部と、前記制御部
    の出力を遅延させる遅延部とを備え、 前記入力バッファ回路を構成する論理素子の一方側へは
    前記制御部の一方電位の制御信号が供給されて論理演算
    を行ない、前記出力バッファ回路を構成する第1論理素
    子の一方側入力へは前記一方電位の制御信号の遅延信号
    が前記遅延部より供給されると共に前記出力バッファ回
    路を構成する第2論理素子の一方側入力へは前記一方電
    位とは逆電位の他方電位の制御信号の遅延信号が前記遅
    延部より供給されてそれぞれの論理演算を行なうことを
    特徴とする請求項16に記載の論理回路を含むバスバッ
    ファ回路。
  29. 【請求項29】前記複数のデータバスはそれぞれが片方
    向にデータ信号を伝送すると共に、前記一方バス側のデ
    ータバスのデータ伝送速度と前記他方バス側のデータバ
    スのデータ伝送速度とが異なることを特徴とする請求項
    16に記載の論理回路を含むバスバッファ回路。
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