JPH08509084A - 逐次クロック式ドミノ論理セル - Google Patents
逐次クロック式ドミノ論理セルInfo
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、肯定論理機能の使用に制限されず、かつMOS技術を使用して実行される論理セル(200,300)を使用したドミノ論理装置に関する。重要な特徴は、全加算器セルの桁上げ機能の如き第1の機能、全加算器論理セルの合計機能の如き第2の機能に対して、個々のクロック位相(PHI1,PHI1d)を生成するために単一のクロックサイクル(PHI1)を使用することである。第2の機能をゲートする個々のクロック位相は第1の機能をゲートするために使用するクロック位相の遅延に対応しており、クロック遅延は第1の機能を経た遅延に対応する。実施例として、遅延は、第1の機能の回路に同等な回路を使用して第1の機能の遅延と同等に作られる。
Description
【発明の詳細な説明】
逐次クロック式ドミノ論理セル
発明の背景
発明の分野
本発明は全体的にはデジタル信号処理に関し、特に、ドミノ論理の実施に適し
た論理セルを用いたデジタル信号処理に関する。
背景技術
ドミノ論理は規則的なアレーを含む集積回路に対して広く使用されるようにな
った。ドミノ論理を用いれば、複数のトランジスタで形成される標準セルは1つ
のステージを表す。複数のステージは次のドミノ論理を実施するため直列に接続
される。
例えばマルチインプット(多入力)AND機能又はマルチインプットOR機能
はドミノ論理を用いて実施できる。マルチインプットAND機能の場合には、1
つの2入力ANDゲートは1つの信号ステージとして実行できる。複数のこのよ
うなステージは次にマルチ入力AND機能を実行するために互いに直列にカスケ
ード接続される。第1ステージへの1つの信号入力はここで評価され、次に第1
ステージは第1ステージの出力が評価される第2ステージへ伝搬する1つの出力
を発生する。次に第2ステージは順次第3ステージへ伝搬される付加的出力を発
生し、この付加的出力は第3ステージで評価され、これが繰り返される。
ドミノ論理の重要な特徴は、信号が各ステージで個々にクロックされずに種々
のステージを介して伝搬できることにある。従って、比較的複雑な機能をまとめ
て表す複数のカスケード接続されたステ
ージを介して、単一の信号クロックサイクルが入力信号の伝搬を開始するために
使用される。このことは、信号入力を処理するための複数のクロックサイクルの
必要性を避けることにより、比較的複雑な機能を実行するために高速クロックの
必要性を避けるものである。同時に、単一クロックサイクル内の信号入力を評価
することにより、比較的高速な信号処理を提供する。
これらの利点に係わらず、ドミノ論理はその応用を制限されていた。例えば、
ドミノ論理がMOS技術を用いて実行されるときには、加算回路のような集積回
路は実施できなかった。何故ならば、これらの集積回路は否定の論理機能(例え
ばNOR機能、NOT機能およびNAND機能)の使用を必要とするからである
。反対に、従来技術のMOSで実施されるドミノ論理は肯定の論理機能を用いる
ために制限される。ここで引用したように、肯定論理は1つの機能(例えばAN
D、OR、等)を実施するため非反転ゲートの使用を引用する。NAND、NO
RまたはNOTゲートのようなゲートは否定論理を構成し、従って、MOSで実
行されるドミノ論理とともに使用するのには不適切である。
MOS技術に関する比較的低出力の要求によって、ドミノ論理の特徴を達成す
るためにMOSで実行する加算器をカスケード接続することに多くの努力がされ
てきた。従って、MOS回路を有するドミノ論理を実施する制限を回避するため
に種々の解決策が提案されてきた。例えば、VLSI回路に関する1990年の
シンポジウム(1990年ハワイ)にルー等(Lu et al)により開示された“新
ダイナミック全加算器セル設計を用いた140MHz,CMOSのビットレベル
のパイプライン式マルチプライア・アキュムレータ”と題する記事は、パイプラ
イン技術におけるMOS回路を用いた全加算回路の実行を開示している。ルー等
の技術文献により提案され
たこのパイプライン技術は、開示された回路が回路の各カスケード接続されたス
テージに対し個々のクロックサイクルを要求するので、真のドミノ論理の実施を
構成しない。
ルー等の技術文献の図2を参照すると、この文献に記載されたパイプライン技
術が1つの付加操作を2つの基本機能に分解することを含むということを知るこ
とができる。この2つの基本機能の内の第1の機能はAi、Ci、Siとラベル
付けされた入力を結合したときの桁上げ出力を提供し、第2の機能は前記3入力
と桁上げ機能からの反転された桁上げ出力との加算した合計出力を提供する。こ
れらの機能は両方共にMOS技術を用いて実行され、“Cブロック”とラベル付
けられた桁上げ機能はPチャネル型MOSトランジスタと共に実施され、“Sブ
ロック”とラベル付けられた合計機能は、Nチャネル型MOSトランジスタと共
に実行される。
否定論理機能を含むという機能にも係わらず、ルー等の技術文献の図2の実施
は重大な欠陥をもたらす。これらの欠陥はルー等の技術文献に開示された論理セ
ルを用いたドミノ論理の実行を妨げる。
ドミノ論理のMOSの実施は、特定な規則に対する適合性を要求する。例えば
各カスケード接続されたステージの入力における不安定性は許容され得ない。
特に、Nチャネルの全入力のステージは論理0から論理1への遷移を許可する
か、又は引き続きカスケード接続されるステージのNチャネルトランジスタをオ
ンさせる評価段階中、これら(Nチャネルの全入力)の前の値(即ち、論理0)
において安定を保持するように許可する。評価段階中の論理1から論理0への如
何なる遷移も、引き続きカスケード接続するステージに対するイリーガル入力信
号条件を構成する。反対に、Pチャネルのステージに対し、全入力は論理1から
論理0への遷移を許可されるか、又は評価ステージ中
、これら(Pチャネルの全入力)の前の値(即ち、論理1)において安定を保持
するよう許可する(即ち、1つの0は、引き続きステージのPチャネルトランジ
スタをオンさせるよう要求される)。評価段階中の論理0から論理1への如何な
る遷移も、引き続きカスケード接続されるPチャネルのステージに対するイリー
ガル入力信号条件を構成する。
否定論理機能の使用に伴う不安定性を説明するため、ルー特許の図2における
SブロックとCブロックの両方の論理セル出力において4つのトランジスタから
なる1つのラッチが設けられる。出力信号SoとCoをラッチすることにより、
引き続きステージに前のステージからのリーガル入力信号を提供するため、これ
らの出力信号の論理条件を安定させる。しかしながら、プリチャージに使用され
るクロック信号“CLK”及び*CLK(*は反転を示す)とラベル付けられた
反転クロック信号の両方は、第1ステージから引き続きステージへの出力信号を
転送するためにラッチをゲートすることが要求される。更に、複数のクロックサ
イクルがルー等の実行に関する複数のカスケード接続されたステージを介して信
号を伝搬するために要求される。このことは、回路を介して信号を伝搬するため
ルー等により使用されるパイプライン技術を反映する。
ルー等の技術文献に関するこのパイプライン技術は回路設計者に対して重大な
欠陥を提起している。例えば、比較的高速クロック(例えば140MHz)が逐
次のステージを介して入力信号を伝搬するために必要な多数のクロックサイクル
を実行することが要求される。さらに、各ステージにおける個々のクロックサイ
クルに対する必要性は、クロック信号が回路の広範囲に向かって送られることを
要求し、従って、集積回路の全電力の要求が増大する。さらに、出力ラッチ及び
クロックのルーティング(引回し)に対して要求され
増加した回路は、寸法とコストを増大させ全体設計に対して重大な領域の制限を
課する。
従って、肯定機能の使用に制限されず、かつドミノ論理の重要な利点を実現で
きるドミノ論理の実行を提供することが望ましく、その実現により比較的複雑な
機能を評価するために単一クロックサイクルが使用される。
発明の要約
本発明は肯定論理機能の使用に制限されない論理セルを用いたドミノ論理の実
行に関し、本発明はMOS技術を用いて実施できる。本発明の重要な特徴は、第
1の機能(例えば全加算器論理セルの桁上げ機能)と第2機能(例えば全加算器
論理セルの合計機能)に対し個々のクロック位相を発生する単一のクロックサイ
クルの使用に関する。第2機能に用いられる個々のクロック位相は、第1機能に
用いられるクロック位相の遅延されたクロック位相に相当し、そのクロックの遅
延は所定の遅延(例えば第1機能を通しての遅延)に相当する。一実施例におい
て、その遅延はその遅延期間を作る第1の機能の遅延と等しい回路を用いること
により、第1機能の遅延に一致させることができる。
本発明は従って最小回路を有し、1つの集積回路上に比較的小さな領域を要す
る全加算器セルのようなMOS型で実施した論理セルを提供することができる。
本発明は、又、全てのカスケード接続された論理セルが単一クロックサイクル中
に計算を遂行できるように、他のステージと縦続接続できる1つのステージとし
てのMOSで実施される論理セルを提供することができる。
本発明に従って設計された1つの加算器セルは、ルー等の技術文献に記載され
たようなパイプラインラッチの使用を要求することな
く、MOS型ドミノ論理の使用に伴う本来必要な電力の節約を促進する。
概して言えば、前述した特徴は、以下に記す装置を用いる本発明によって達成
される。その本発明の装置は、評価される入力信号を受信する入力手段と、第1
の機能を実行する手段と、第2の機能を実行する手段と、第1及び第2クロック
信号を供給する手段と、第1機能実行手段の遅延時間より大きいか等しい遅延時
間によりその他の第1及び第2クロック信号と比較して第1及び第2クロック信
号の1つを遅延する手段と、を備え、かつクロック信号供給手段は、第1機能実
行手段への第1クロック信号供給手段と第2機能実行手段への第2クロック信号
供給手段とを備えるデジタル論理値を論理的に結合する装置である。
図面の簡単な説明
本発明は、以下の記述と添付した図面を参照することにより一層理解できる
。以下の記述や図面において同様な構成要素は同一参照番号を付して示す。添付
図面において、
図1は本発明の典型的実施例に従って設計された典型的なMOSで実施される
全加算器セルを示す図であり、
図2は図1のセルと共に使用する典型的桁上げ機能実行手段を示す図であり、
図3は図のセルと共に使用する典型的合計機能実行手段を示す図であり、
図4はクロック信号の遅延化を発生させる典型的遅延手段を示す図であり、
図5は図1のセルの使用を含む1つの回路の典型的実施例を示す図であり、
図6aは複数の縦続接続された論理セルに伴うクロック波形を示す図であり、
そして
図6bは複数の縦続接続された論理セルをクロックするためのクロック駆動回
路の使用を示す図である。
好適な実施例の詳細な説明
本発明の実施例では、全加算器の加算機能を用いて、本発明により実現できる
重要な利点を説明する。実施例により、加算機能は2つの論理機能に分割される
。ここで第1の機能は桁上げ機能として、第2の機能は合計機能として示されて
いる。本発明の実施例により、異なる位相を持つ2つのクロックph1とph1
dが1つのクロックから発生され、カスケード接続した任意の段の桁上げ機能と
合計機能への個別のクロック供給に用いられる。
例えば、図1はデジタル論理値を論理的に結合する装置を示しており、この装
置は論理セル100として示されている。ここで装置100は、入力信号を加算
する論理セルであり、桁上げ機能実行手段200として示される第1機能実行手
段と合計機能実行手段300として示される第2機能実行手段300を含む。
桁上げ機能と合計機能実行手段は、入力手段102を介して入力信号を受け取
る。図1に示すように、3つの入力信号はA,B及びCで示され、桁上げ機能実
行手段と合計機能実行手段への入力として供給される。桁上げ機能実行手段は、
Cで示される桁上げ出力104を生成する。合計機能実行手段はSで示される合
計出力106を生成する。
実施例において、桁上げ機能実行手段と合計機能実行手段は、両方ともn−チ
ャネルMOSトランジスタから構成される。従って、桁上げ機能実行手段200
は、p−チャネル・プルアップ・トラン
ジスタ108を介してプルアップ信号を受け取る。同様に、p−チャネル・プル
アップ・トランジスタ110は、合計機能実行手段をプルアップするために設け
られている。
プルアップ・トランジスタは、論理セル100のプリチャージ期間に用いれ、
桁上げ出力104と合計出力106を論理ハイ(論理1)に駆動する。そして、
プリチャージ期間が終了した後に評価期間が開始する。評価期間中、桁上げ機能
実行手段と合計機能実行手段の論理関数を用いて、桁上げ信号及び合計信号又は
いずれか一方の遷移が論理レベルを論理ロー(論理0)に初期化する。
プリチャージ期間中の桁上げ信号及び合計信号又はいずれか一方の遷移を論理
ハイへ、及び評価期間中の安定化論理条件の供給(即ち、安定化したハイインピ
ーダンス状態又は安定化した論理ロー)は、n−チャネルMOS論理の正式な論
理条件を構成する。ここで参照したように、“正式な論理条件”とは、カスケー
ド接続したMOS論理を用いるのに適した論理状態を構成する。
本発明によれば、桁上げ信号及び合計信号又はいずれか一方は、連続した段の
入力信号A,B及びCの評価期間中、段間を伝播する適切な位相のクロック信号
を用いて安定化される。即ち、適切な位相のクロック信号は、桁上げ機能実行手
段の制御に用いられ、合計機能実行手段で用いるその出力を安定化させる。さら
に、指定論理セルの適切な位相のクロックは、連続した論理セルを伝播して、1
クロック・サイクル中、前の論理セルの出力が桁上げ機能実行手段と連続的にカ
スケード接続した論理セルの合計機能実行手段に安定入力を供給する。
プルアップ・トランジスタ108と110に加え、桁上げ機能実行手段としn
−チャネル・トランジスタの短絡を防止するため、n−チャネル・トランジスタ
112が設けられており、プリチャージ
期間中、信号入力手段のA,B及びC入力を論理ハイに駆動しなければならない
。桁上げ機能実行手段の連続した評価期間中、n−チャネル・トランジスタ11
2がオンになって、桁上げ機能実行手段から接地へのパスが形成される。同様に
、n−チャネル・トランジスタ114が合計機能実行手段用として設けられてお
り、プリチャージ期間中の短絡を防止する。
本発明の重要な機能により、116と118で示すクロックラインに供給され
る異なる位相のクロック信号ph1とph1dが図1に示されている。実施例に
おいて、ph1d信号はph1信号を遅延させた信号である。さらに、このクロ
ックの遅延は、評価期間(桁上げ機能実行手段を通る最低速パスの遅延)中、桁
上げ機能実行手段200を通る入力信号の遷移に関連するワーストケースの遅延
に等しいかそれ以上である。この遅延期間の意味と図1の回路の動作を詳細に説
明する。しかし、この動作を説明する前に、桁上げ機能実行手段の詳細な例を示
す図2を参照する。
図2に示すように、桁上げ機能実行手段200は、A,B及びC入力を受け取
る各入力ノードを含む。図2に示すように、AとC入力は、202と204で示
される直列に接続したn−チャネルCMOSトランジスタ対で受け取られ、Aと
C信号の論理AND組み合わせを構成する。206と208で示される第2の並
列接続したn−チャネルCOMSトランジスタ対もAとC信号をそれぞれ受け取
り、B入力信号を受け取る第5のn−チャネルCMOSトランジスタ210に直
列に接続している。この構成はAとB信号の論理ANDと、BとC信号の論理A
NDを構成する。さらに、図2の構成では各ANDの組み合わせの論理ORをと
っている。
図2で212で示されるプルアップ・ノードは、プリチャージ期間中、図1の
p−チャネル・プルアップ・トランジスタ108によ
りプルアップされ、ノード214は、図1に関し説明したように、n−チャネル
・トランジスタ112を介して、接地へ選択的にアクティブにされたパスを形成
する。図2の実施例でCMOS論理を用いているので、桁上げ機能実行手段によ
る桁上げ信号の内在的な反転が行われる。従って、桁上げ機能実行手段は、実施
例により、入力信号A,B及びCの次の評価を行う。
図3に図1の合計機能実行手段300の実施例を示す。図3に示すように、入
力信号A,B及びCは、合計機能実行手段300の各入力ノードで受け取られる
。より詳しくは、A信号はNチャネル・トランジスタ302とn−チャネル・ト
ランジスタ304に入力する。B信号はn−チャネル・トランジスタ306とn
−チャネル・トランジスタ308に入力する。C信号は310と312で示され
るn−チャネル・トランジスタ対に入力する。ノード314は図3の構成をプリ
チャージするため、図1のプルアップp−チャネル・トランジスタ110に接続
し、ノード316は図1のn−チャネル・トランジスタ114を介してグランド
へのパスを形成する。入力信号A,B及びCの受け取りに加え、合計機能実行手
段300は、桁上げ機能実行手段の桁上げ出力信号も受け取る。この信号は図3
でCoと記されおり、n−チャネル・トランジスタ318に入力する。n−チャ
ネルCMOSトランジスタ302〜318の直列と並列の関係を与えれば、図3
の合計機能実行手段は、実施例の論理機能を実行する。
加算機能は次の性質を持つ。
図1の論理セル100は、桁上げと合計出力にインバータを必要
としない他の類似した論理にカスケード接続できる。即ち、図1の論理セルは、
真のドミノ論理を実現する論理的に正しい(リーガルな)安定した桁上げと合計
出力を生成する。
図1の論理セルの桁上げと合計出力でリーガルな論理条件を確実に成立させる
には、位相が異なるクロックph1とph1dを用いて、桁上げ機能実行手段と
合計機能実行手段に個別にクロックをゲートする。クロック信号ph1又は遅延
クロックph1dのいずれかの発生に用いることができる回路例を図4に示す。
図4のクロック回路は、図1の論理セルに関連し説明した桁上げ機能実行手段
と合計機能実行手段の各々に含めることができる。図4のクロック回路は400
で示され、phiで示されるシステム・クロックを受け取る手段と桁上げ信号ク
ロックとしての第1クロックph1か、合計信号クロックとしての第2クロック
ph1dのいずれかを供給する手段を含む。図4のクロック回路は、規定の遅延
時間により、他に対して第1と第2クロック信号の1つを遅延させる手段を含む
。
ここで述べたように、「規定の遅延時間」とは、連続した論理機能が評価でき
る安定出力を確実に得るのに十分な時間を示す。図1の論理セル例において、桁
上げ機能実行手段のクロック回路の同じ遅延手段を合計機能実行手段のクロック
回路に用いることができる。その他に、本発明の安定化要件が満足されていると
すると、個々の遅延手段を合計機能供給手段のクロック回路に用いることができ
る。また、合計機能実行手段のクロック回路は、カスケード接続した論理段の第
1クロック信号(ph1)の発生に用いる遅延クロックの発生に用いることがで
きる。
実施例により、図4の遅延手段は、桁上げ信号クロック供給手段からクロック
信号(クロックph1)を受け取るp−チャネル・プ
ルアップ・トラジスタ402を含む。さらに、遅延手段は、406と408で示
される直列に接続したn−チャネルMOSトランジスタ対を含むプルダウン回路
404を含む。p−チャネル・トランジスタ402とn−チャネル・トランジス
タ408のゲートは、システム・クロックphiを供給する手段に接続されてい
る。
図1の複数の論理セルはカスケード接続されており、n−チャネル・トランジ
スタ406は、前段からクロックを受け取る。即ち、複数段の複数クロック信号
は直列に接続して、ドミノ論理を実現するため、カスケード接続された論理セル
を通してリップルするクロック信号を供給する。カスケード接続された加算器の
第1段(即ち、加算器は図1の複数の論理セルをを用いて実現される)は、クロ
ック・ドライブ入力を示すn−チャネル・トランジスタ406の“a”で示され
るゲートを備え、論理レベルがハイ信号に結合している。p−チャネル・トラン
ジスタ402のソースとn−チャネル・トランジスタ406のドレインは、イン
バータ410に接続して、図4の出力ライン412にZで示される遅延クロック
信号を発生する。
図4は図1の桁上げ信号クロックph1と遅延合計信号クロックph1dを発
生する遅延手段例を示す。当業者は遅延回路の別の構成も可能であることを認識
する。例えば、2つのトランジスタで構成されるプルダウン回路404は、1つ
のトランジスタで構成されるプルダウン回路を含む任意のプルダウン回路で置き
換えることができる。さらに、p−チャネル・プルダウン・トランジスタ402
は、図に示すp−チャネル・トランジスタと機能的に等価なn−チャネル・トラ
ンジスタと置き換えることができる。
その上、別のクロック回路を用いて異なる遅延期間を持つクロックを供給する
こともできる。例えば、遅延は図4のクロック回路で
生成されるので、桁上げ信号供給段の遅延と等しいか大きくなければならず、同
じ別の桁上げ機能実行手段によりクロックph1(即ち、クロック信号ph1は
、同じ別の桁上げ機能実行手段を通して伝播できる)の遅延に用いることができ
る。桁上げ機能実行手段の出力は遅延の生成に用いられ、図1の桁上げ機能実行
手段200を通る入力信号A,B,及びCの伝播に対応する遅延を持つ遅延クロ
ック信号を確実に発生する。
本発明の動作により、図1の装置の桁上げ機能実行手段と合計機能実行手段に
異なる位相のクロックを用いると、評価期間中、否定の論理項の使用に付随する
問題を回避することができる。しかし、異なる位相を持つクロックは、同じクロ
ック信号から供給され、図1の論理セルは安定した、論理的に正しい出力を発生
するので、図1の複数の論理セルをカスケード接続し、カスケード接続された論
理セルを通してクロック・パルスのリップルに伴い、信号クロック・サイクル中
、入力信号の評価をする。
当業者は、本発明が図1に示す全加算器回路などのような加算回路に制限され
ないことを認識するだろう。むしろ、加算回路は、MOS技術によるドミノ論理
機能を持つサブ機能要素に機能を縮小する本発明による単なる否定論理の1つの
応用例として考えられる。本発明は同じくサブ機能に細分化できる任意の論理機
能の実現に応用できる。この点に関し、第1サブ機能の反転出力が第2サブ機能
の入力として用いられるサブ機能に機能が細分化される場合にも本発明が適用可
能であることを知ることは重要である。
さらに、本発明により設計された論理セルは、否定論理項の使用が望ましいが
、否定論理の出力が連続した段に入力する前に、安定化しなければならない規則
的なアーキテクチャを備える任意の回路で用いられる。例えば、本発明は全加算
論理セルを用いた乗算回路
の実現にも同じように適用可能である。
上述したように、本発明は重要な利点を提供する。例えば、本発明は従来技術
の実装スペースと消費電源要件を向上させる必要がない否定の論理項を使用でき
る場合にドミノ論理の使用を拡張できる。ドミノ論理を用いると、少ない構成で
、比較的複雑な機能を遅い1つのクロック・サイクルで評価することができ、消
費電源の低減と実装スペースを縮小させる。
図1の回路の動作で、第1プリチャージ期間と連続した評価期間の2つの一般
的な動作期間が生じる。プリチャージ期間中、桁上げ機能実行手段と合計機能実
行手段により示される評価回路は、規定の論理状態(論理レベルがハイ、即ち、
論理1)にドライブされる。連続した評価期間中、図1の入力信号A,B及びC
は桁上げ機能実行手段と合計機能実行手段の各手段に含まれる論理構成による桁
上げ機能実行手段と合計機能実行手段によって処理される。
従来のドミノ論理回路は、論理0から論理1に遷移する入力信号を受け取るカ
スケード接続されたn−チャネル・ブロックを必要とする。n−チャネルMOS
トランジスタで構成され、ドミノ論理機能を提供する全加算器を実現するには、
この要件を満足しなければならない。しかし、評価期間中、桁上げ機能実行手段
と合計機能実行手段に含まれる否定論理は、この制約を破る出力信号を供給でき
る(全加算器のp−チャネル・ブロックに対し、連続した段のp−チャネル・ト
ランジスタをオンにするため、評価期間中、論理1から0に遷移しなければなら
ず、その結果、論理0がそれらの段を伝播する)。
本発明により、桁上げ機能実行手段と合計機能実行手段それぞれに対し、異な
る位相のクロックph1とph1dを用いてこの障害を克服する。この2つのク
ロックの位相を制御することにより、指
定の論理セルの機能ブロック、又は、カスケード接続段の別の論理セルに入力す
る前に、任意の否定ロジックからの出力信号を安定化できる。
例えば、遅延が桁上げ機能実行手段の遅延と等しいかそれより大きい合計機能
実行手段で遅延クロックを用いると、評価するため、図1の論理セルの合計機能
実行手段に入力する前に、桁上げ機能実行手段の安定出力を供給する。桁上げ機
能実行手段からのこの安定出力は、合計機能実行手段が図1の4つのそれぞれの
入力で正しい論理値で動作するようにする。本発明により供給された異なるクロ
ックの適切な位相は、合計機能実行手段の入力で受け取った指定の論理セルの評
価入力信号の合計機能実行手段の前で正式な条件が確実に成立するようにし、さ
らに、正式な出力がドミノ論理構成の連続した段へ入力する図1の論理セルで処
理されるようにする。
図1の論理セルをカスケード接続し、カスケード接続した各段へのクロック遅
延回路を含むことにより、同じクロック信号がカスケード接続した論理セルを通
して伝播できる。このように、1クロック・サイクルを用いて、比較的複雑な評
価機能を実行することができる。
図6aと6bは、1クロック・サイクルの動作に対し、図1の論理セルを複数
段カスケード接続するその方法を示している。図4に示すように、桁上げ機能実
行手段と合計機能実行手段それぞれにクロック遅延回路が設けられている。
構成例において、図6aのAで示されるシステム・クロックは全てのカスケー
ド接続されたクロック遅延回路の各システム・クロック信号入力(phi)に接
続されている。従って、システム・クロックは、図6bに示す第1論理セル60
2の桁上げ機能実行手段のクロック回路で受け取られる。第1論理セル602の
桁上げ機能実
行手段のクロック回路へのクロック・ドライブ入力“a”は、論理ハイに結合し
て、これらの論理セルへのph1クロック信号として図6aの波形Bを生成する
。合計機能実行手段のクロック回路は、“a”入力で波形Bを受け取り、論理セ
ル602の合計機能実行手段へのクロックph1d(図6aの波形C)を示すZ
出力を生成する(図6a参照)。
連続した論理セル604の桁上げ機能実行手段のクロック・ドライブ入力“a
”も波形Cを受け取り、カスケード接続された論理セル604のクロックph1
として図6aの波形Dを生成する。カスケード接続された論理セル604の合計
機能実行手段のクロック・ドライブ入力“a”も波形Dを受け取り、この波形を
遅延させ、遅延クロック信号ph1dとして波形Eを生成する。
カスケード接続した合計機能実行手段のZ出力(波形E)もカスケード接続し
た論理セル606の桁上げ機能実行手段のクロック・ドライブ入力“a”に入力
し、論理セル606へのクロック信号ph1として波形Fを生成する。カスケー
ド接続したセル606の合計機能実行手段のクロック回路は、波形Fを遅延させ
、合計機能実行手段へのph1dクロックを生成する。従って、第1論理セル6
02、カスケード接続した論理セル604、及び連続的にカスケード接続した論
理セル606は、1クロック・サイクル中、全評価を行うことができ、評価後、
別のプリチャージ期間が開始する。
図5は集積回路チップ例と共に図1の装置の回路を示す。集積回路は図5で5
00で示され、桁上げ機能実行手段200と合計機能実行手段300を装備して
いるのが分かる。図5において、入力手段は502で示され、C3、NX2、及
びS3で示される入力信号を受け取る。これらの入力信号は、桁上げ機能実行手
段200と合計機能実行手段300両方に供給される。出力手段は504で示さ
れ、ライン506へ桁上げ出力信号C5を出力し、ライン508へ合計出力信号
S5を出力する。出力手段504は、さらに桁上げ出力信号用のインバータ51
0と合計出力信号用のインバータ512を含む。入力信号C3、NX2、及びS
3の受け取りに加え、合計機能実行手段300は、ライン514を介して桁上げ
出力信号C5も受け取る。
図5の回路はさらに前述した異なる位相のクロック信号も含む。桁上げ信号ク
ロックはph5〜Soで示され、ライン516で受け取られる。遅延した桁上げ
信号はph5d〜Soで示され、ライン518を介して合計機能実行手段に入力
する。図1に関し説明したように、p−チャネル・プルアップ・トランジスタ5
20が、プルダウンn−チャネル・トランジスタ522と同じように、合計機能
実行手段520に設けられている。桁上げ機能実行手段は、プルアップp−チャ
ネル・トランジスタ536とプルダウンn−チャネル・トランジスタ524を含
む。
図5の回路はさらに入力信号C3とS3が図5の回路の出力へ直接出力するか
、又は、桁上げ機能実行手段と合計機能実行手段で加算できるようにするマルチ
プレクサ機能も含む。図1のデジタル論理セルと組み合わせたマルチプレクサの
実施例により、図5の回路は525で示されるマルチプレクサを含む。マルチプ
レクサ526は、桁上げ機能実行手段200からの桁上げ出力信号か図5の回路
の出力506へ入力信号C3を直接出力させるか選択するn−チャネルMOSト
ランジスタ528と530の対を含む。マルチプレクサ526はさらに合計機能
実行手段出力信号か出力508へ入力信号S3を直接出力させるか選択するn−
チャネル・トランジスタ532と534を含む。マルチプレクサ526は、ライ
ン538で受け取った選択信号ph5〜S1に応答して制御される。
ここでCMOS構成に関して実施例を説明したが、当業者は本発明により他の
トランジスタ技術を用いることができることを認識するだろう。例えば、上述し
た任意の又は全てのn−チャネル・トランジスタは、p−チャネル・トランジス
タに置き換えることができる(例えば、合計機能実行手段と桁上げ機能実行手段
をp−チャネル・トランジスタで置き換える)。さらに、本発明は規則的なアレ
イ構成を用いているが、当業者は不規則な構成も可能であることを認識するだろ
う。
当業者は本発明の精神または基本的な特質から逸脱することなく、本発明を特
定の別の形態で実施できることを認識するだろう。それ故、ここで開示した実施
例もすべての状況において実例で、これに制限されないと考えられる。本発明の
範囲は、前述の説明を除き、添付した請求の範囲によって示されており、意味の
ある変更や範囲及びその等価物はここに含まれている。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1994年11月25日
【補正内容】
請求の範囲
1.評価されるべき入力信号を受ける入力手段と、
前記入力信号にて第1の機能を実行する手段と、
前記入力信号にて第2の機能を実行する手段と、
前記第1の機能を実行する手段に第1のクロック信号を提供し、かつ前記第2
の機能を実行する手段に第2のクロック信号を提供する手段と、
所定の遅延時間に基づいて前記第1及び第2のクロック信号の一方を、他方の
前記第1及び第2のクロック信号に対して遅延させる手段とを備え、
前記第1の機能を実行する手段、前記第2の機能を実行する手段、前記クロッ
ク信号を提供する手段及び前記遅延させる手段はセルを構成し、複数の前記セル
は単一のクロックサイクルの期間の動作に対して直列にカスケード接続されるデ
ジタル論理値を論理的に結合する装置。
2.前記装置はデジタル加算器であり、前記第1の機能を実行する手段は桁上
げ機能を提供し、前記第2の機能を実行する手段は合計機能を提供するために前
記入力信号に関連して前記桁上げ機能の出力を受け、前記第1のクロック信号は
、前記第2の信号クロックを提供するために前記所定の遅延時間で遅延された桁
上げ信号クロックである請求項1に記載の装置。
3.前記所定の遅延時間は、前記桁上げ機能を実行する手段を経た最大の場合
の遅延である請求項2に記載の装置。
4.前記所定の遅延時間は、前記桁上げ機能を実行する手段の遅延時間に対応
する請求項2に記載の装置。
5.前記桁上げ機能を実行する手段及び前記合計機能を実行する
手段は、n−チャネルMOSトランジスタで構成される請求項2に記載の装置。
6.前記桁上げ機能を実行する手段及び前記合計機能を実行する手段は、p−
チャネルMOSトランジスタで構成される請求項2に記載の装置。
7.前記所定の遅延時間は、前記桁上げ機能を実行する手段の遅延時間よりも
大である請求項2に記載の装置。
8.前記遅延手段は、プルアップ回路及びプルダウン回路を含む請求項1に記
載の装置。
9.前記入力手段、前記桁上げ機能を実行する手段、前記合計機能を実行する
手段、前記クロック信号を提供する手段及び前記遅延手段は、全加算器セルを構
成し、複数の全加算器セルは、単一クロックサイクルの期間の動作に対して直列
にカスケード接続される請求項2に記載の装置。
10.否定論理で実行するドミノ論理セルに使用するクロック回路であって、
第1の信号クロックを提供する手段と、
第2の信号クロックを提供する手段と、
前記第2の信号クロックを提供するために前記第1の信号クロックを遅延させ
る手段とを備え、
前記第1びクロック信号を提供する手段、前記第2のクロック信号を提供する
手段及び前記遅延させる手段は、前記ドミノ論理のセルを構成し、複数の前記セ
ルは単一のクロックサイクルの期間の動作に対して直列にカスケード接続される
クロック回路。
11.前記遅延させる手段は、前記第1信号クロックを、前記第2のクロック
信号により起動された機能が前記第1のクロック信号によ起動された機能から安
定入力を受けるように遅延させる請求項
10に記載のクロック回路。
12.第1の機能を実行する手段と、
第2の機能を実行する手段であって、前記第2の機能を実行する手段はセルを
形成するために前記第1の機能を実行する手段にカスケード接続され、前記第1
及び第2の機能を実行する手段の少なくとも1つは複数の前記セルが直列にカス
ケード接続されると共に否定論理期間を含むものと、
単一のクロックサイクルを使用して、前記第1の機能を実行する手段及び前記
第2のカスケード接続機能を実行する手段を経て入力信号をクロックする手段と
、
を具備する論理機能を実行する装置。
13.前記第1及び第2の機能を実行する手段の少なくとも1つはMOSトラ
ンジスタを使用して実行される請求項12に記載の装置。
14.前記第1の機能を実行する手段と前記第2の機能を実行する手段は同じ
論理機能を実行する請求項12に記載の装置。
15.前記第1の機能を実行する手段と前記第2の機能を実行する手段は異な
る論理機能を実行する請求項12に記載の装置。
16.前記クロック手段はクロック信号を生じ、前記クロック信号の第1の位
相は前記第1の機能を実行する手段をゲートするために使用され、前記クロック
信号の遅延位相は前記第2の機能を実行する手段をゲートするために使用される
請求項12に記載の装置。
17.前記クロック手段は、前記遅延位相を提供するために所定の遅延で前記
クロック信号を遅延させる手段を、さらに備える請求項12に記載の装置。
18.前記所定の遅延は、前記第1及び第2の機能を実行する手段の1つを経
て最大の場合の遅延に対応する請求項12に記載の装
置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.評価されるべき入力信号を受ける入力手段と、 前記入力信号にて第1の機能を実行する手段と、 前記入力信号にて第2の機能を実行する手段と、 前記第1の機能を実行する手段に第1のクロック信号を提供し、かつ前記第2 の機能を実行する手段に第2のクロック信号を提供する手段と、 所定の遅延時間に基づいて、前記第1及び第2のクロック信号の一方を、他方 の前記第1及び第2のクロック信号に対して遅延させる手段と、 を具備するデジタル論理値を論理的に結合する装置。 2.前記装置はデジタル加算器であり、前記第1の機能を実行する手段は桁上 げ機能を提供し、前記第2の機能を実行する手段は合計機能を提供するために前 記入力信号に関連して前記桁上げ機能の出力を受け、前記第1のクロック信号は 、前記第2の信号クロックを提供するために前記所定の遅延時間で遅延された桁 上げ信号クロックである請求項1に記載の装置。 3.前記所定の遅延時間は、前記桁上げ機能を実行する手段を経た最大の場合 の遅延である請求項2に記載の装置。 4.前記所定の遅延時間は、前記桁上げ機能を実行する手段の遅延時間に対応 する請求項2に記載の装置。 5.前記桁上げ機能を実行する手段及び前記合計機能を実行する手段は、n− チャネルMOSトランジスタで構成される請求項2に記載の装置。 6.前記桁上げ機能を実行する手段及び前記合計機能を実行する手段は、p− チャネルMOSトランジスタで構成される請求項2に 記載の装置。 7.前記所定の遅延時間は、前記桁上げ機能を実行する手段の遅延時間よりも 大である請求項2に記載の装置。 8.前記遅延手段は、プルアップ回路及びプルダウン回路を含む請求項1に記 載の装置。 9.前記入力手段、前記桁上げ機能を実行する手段、前記合計機能を実行する 手段、前記クロック信号を提供する手段、及び前記遅延手段は、全加算器セルで 構成され、複数の全加算器セルは、単一クロックサイクルの期間の動作に対して 直列にカスケード接続される請求項2に記載の装置。 10.否定論理で実行するドミノ論理セルに使用するクロック回路であって、 第1の信号クロックを提供する手段と、 第2の信号クロックを提供する手段と、 前記第2の信号クロックを提供するために前記第1の信号クロックを遅延させ る手段と、 を具備するクロック回路。 11.前記遅延手段は、前記第1信号クロックを、前記第2の信号クロックに より起動された機能が前記第1の信号クロックによ起動された機能から安定入力 を受けるように遅延させる請求項10に記載のクロック回路。 12.第1の機能を実行する手段と、 第2の機能を実行する手段であって、前記第2の機能を実行する手段は前記第 1の機能を実行する手段にカスケード接続され、前記第1及び第2の機能を実行 する手段の少なくとも1つは否定論理期間を含むものと、 単一のクロックサイクルを使用して、前記第1の機能を実行する 手段及び前記第2のカスケード接続機能を実行する手段の各々を経て入力信号を クロックする手段と、 を具備する論理機能を実行する装置。 13.前記第1及び第2の機能を実行する手段の少なくとも1つはMOSトラ ンジスタを使用して実行される請求項12に記載の装置。 14.前記第1の機能を実行する手段と前記第2の機能を実行する手段は同じ 論理機能を実行する請求項12に記載の装置。 15.前記第1の機能を実行する手段と前記第2の機能を実行する手段は異な る論理機能を実行する請求項12に記載の装置。 16.前記クロック手段はクロック信号を生じ、前記クロック信号の第1の位 相は前記第1の機能を実行する手段をゲートするために使用され、前記クロック 信号の遅延された位相は前記第2の機能を実行する手段をゲートするために使用 される請求項12に記載の装置。 17.前記クロック手段は、前記遅延位相を提供するために所定の遅延で前記 クロック信号を遅延させる手段を、さらに備える請求項12に記載の装置。 18.前記所定の遅延は、前記第1及び第2の機能を実行する手段の1つを経 て最大の場合の遅延に対応する請求項12に記載の装置。
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