JPH10247342A - 記録媒体の作製方法と記録媒体、および該記録媒体を用いた情報処理方法と情報処理装置 - Google Patents

記録媒体の作製方法と記録媒体、および該記録媒体を用いた情報処理方法と情報処理装置

Info

Publication number
JPH10247342A
JPH10247342A JP6383797A JP6383797A JPH10247342A JP H10247342 A JPH10247342 A JP H10247342A JP 6383797 A JP6383797 A JP 6383797A JP 6383797 A JP6383797 A JP 6383797A JP H10247342 A JPH10247342 A JP H10247342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
recording
probe
substrate
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6383797A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Oyama
淳史 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6383797A priority Critical patent/JPH10247342A/ja
Publication of JPH10247342A publication Critical patent/JPH10247342A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、探針を記録領域に容易に再アクセス
することができ、再現性良く高密度記録・再生が可能
で、生産性が高く、コスト低減を図ることのできる記録
媒体の作製方法と記録媒体、および該記録媒体を用いた
情報処理方法と情報処理装置を提供することを目的とし
ている。 【解決手段】本発明は、プローブにより記録再生を行な
う記録媒体の作製方法または記録媒体において、基板表
面全面に形成された下部導電層と、該下部導電層の一部
分を除去してパターン化した領域に形成された記録媒体
部、または基板表面全面に形成された下部導電層と該下
部導電層上に形成された記録媒体の一部分とを、同時除
去することによりパターン化された記録領域を形成する
ことを特徴とするものであり、また、前記した記録媒体
を用いる情報処理方法または装置であって、前記記録媒
体上でプローブを予備走査して前記区分領域を確認し、
該領域の範囲内で記録・再生を行なうことを特徴とする
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプローブによって記
録再生を行なうための記録媒体の作製方法と記録媒体、
および該記録媒体を用いた情報処理方法と情報処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年メモリ材料の用途は、コンピュータ
及びその関連機器、ビデオディスク、デジタルオーディ
オディスク等のエレクトロニクス産業の中枢をなすもの
であり、その材料開発も極めて活発に進んでいる。メモ
リ材料に要求される性能は用途により異なるが、最近の
マルチメディア化への流れは特に (1)高密度で記録容量が大きい (2)記録再生の応答速度が速い (3)生産性が高く価格が安い (4)消費電力が少ない 等の仕様を要求している。その中で近年、導体の表面原
子の電子構造を直接観察できる走査型トンネル顕微鏡
(STM)が開発され[G.Binnig et a
l,Phys.Rev.Lett.,49,57(19
82)]、単結晶、非晶質を問わず実空間像の高分解能
測定ができるようになり、しかも観察対象に電流による
損傷を与えずに低電力で観察できる利点を有し、種々の
材料に対して用いることができるため広範囲な応用が期
待されている。
【0003】STMは金属の探針(プローブ電極)と導
電性物質との間に電圧を加えて10A程度の距離まで近
付けるとトンネル電流が流れることを利用している。こ
のトンネル電流は両者の距離を一定に保つように探針を
走査することにより実空間の表面構造を描くことができ
ると同時に表面原子の全電子雲に関する種々の情報をも
読み取ることができる。この際、面内方向の最大分解能
は1A以下程度である。従ってSTMの原理を応用すれ
ば分子オーダー以下(nm)、最大で原子オーダー(数
A)で情報の高密度記録再生を行なうことが可能であ
る。この際の情報処理法方法としては、電子線・イオン
線等の粒子線、或いはX線等の高エネルギー電磁波及び
可視・紫外光等のエネルギー線を用いて適当な記録層の
表面状態を変化させて記録してSTMで再生する方法
や、記録層として電圧電流のスイッチング特性に対して
メモリ効果を持つ材料、例えばπ電子系有機化合物やカ
ルコゲン化物類からなる薄膜層を用いて、情報の記録再
生をSTMを用いて行なう方法等が提案されている。
【0004】また試料と探針(プローブ)間に働く力を
検出して試料表面の形状を観察する手段として原子間力
顕微鏡(AFM)が開発され[G.Binnig et
al,Phys.Rev.Lett.,56,930
(1986)]、観察試料が導体のみならず絶縁体の場
合でも表面形状の直接観察が可能となっている。このA
FMは先端径の小さな探針(プローブ)を有するカンチ
レバー部と、該探針を試料表面に接近させた際に該探針
と該試料表面との間に発生する原子間力によってもたら
されるカンチレバーの変位を測定する部分から構成され
る。一般に物質表面には遠距離においては微弱な引力
が、近距離では斥力が働く。カンチレバーの変位はそれ
に作用する力に比例するので、この変位の程度を測定す
ることによって探針先端とこれに数nm以内に近接する
試料表面間に働く微弱で局所的な力を検出することが可
能となる。該カンチレバーの変位を検出する手段として
はSTMを応用する方式、試料とカンチレバーとの間の
静電容量を検出する方式、光干渉を用いる方式、光てこ
方式などがある。更に探針を試料表面で2次元走査させ
ることで試料表面の力の2次元的情報が得られる。ま
た、カンチレバーの変位を一定にするようにフィードバ
ックをかけながら試料表面を走査することにより該表面
の微小な凹凸形状を観察できる。AFMによる分解能は
試料面内方向で1nm以下であるので、例えば試料表面
に10nm程度の間隔で微細な凹凸を形成し、それをA
FMを用いて読み出すことによって、1012ビット/c
2に近い高密度メモリを作製することも可能である。
【0005】更に前記STMによる試料の導電性情報と
前記AFMによる試料面内の凹凸情報を同時に計測する
ことで、より厳密に試料の表面状態を観察する装置が開
示されている(特開平3−277903号公報、以下A
FM/STM)。この装置は、導電性探針(プローブ電
極)を用い、該探針を試料表面に接近させた際に該探針
と該試料表面との間に発生する原子間力によってもたら
されるカンチレバーの変位を検出し(AFM像)、同時
に該探針と試料との間に電圧を加えて両者間を流れる電
流を検出(STM像)する装置である。従って、例えば
AFM像で試料の微小部分の凹凸を観察しながら該微小
部分の導電性情報をSTM像によって同時に得ることが
できる。その他、電圧パルスを印加することで記録層上
に分子を捕捉し、選択的にデータビットを記録し、また
それを再生し、消去を行なう方法、装置の提案がある。
(特開平1−196751号公報)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のSTM・AFM
・AFM/STMを利用した記録・再生システムにおい
ては、記録媒体や導電性探針の交換等の理由で一旦動作
を終了して該探針を該記録媒体から大きく離脱させ再び
両者を接近もしくは接触させる操作を伴うことがある。
その際、該探針と該記録媒体との位置関係をデータビッ
ト列(例えば10nm幅)の精度で機械的に再現・制御
することは極めて困難である。従って、既に記録ビット
列が形成されている領域に該探針を再接近させて記録デ
ータを再生する際、データ列の途中から再生動作が開始
されることとなり、前記探針の走査方向とデータビット
列の整列方向が一致しない等の問題が発生し、記録情報
の出力が正しく実行されない可能性があった。
【0007】従って、前記データビット列がある一定位
置に記録され、さらに該記録データを再生する際に記録
情報の出力が正確に行われることを目的に、記録媒体を
形成すべき基板上もしくは記録媒体を形成した後のトラ
ッキング部の形成が提案されている。例えばリソグラフ
ィ技術により記録媒体の一部を除去し凹状のトラッキン
グ部を形成する方法や、真空蒸着等で凸状のトラッキン
グ部を形成する方法等が知られている。しかしながら上
記の工程には大型装置を必要としたりマスキングや蒸着
等の工程で記録媒体の損傷が懸念されるなどの課題が残
った。また、一旦記録媒体を形成した後にその一部分を
加熱して溶融蒸発させ、適当な領域に区分する方法も提
案されている。しかしながらこの方法では、加工領域の
辺縁で幅数100μm以上にわたって変質・変形が生
じ、該部分の記録媒体の物理特性が変化して記録媒体と
しての機能が損なわれる。また、該方法による加工では
加工端断面が緩やかな形状になって記録領域とトラック
領域の区分が不明瞭になり、正しい記録ビット列を認識
するのが困難となる。
【0008】そこで、本発明は、上記従来のものにおけ
る課題を解決し、探針を記録領域に容易に再アクセスす
ることができ、再現性良く高密度記録・再生が可能で、
生産性が高く、コスト低減を図ることのできる記録媒体
の作製方法と記録媒体、および該記録媒体を用いた情報
処理方法と情報処理装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するため、記録媒体の作製方法と記録媒体、および該
記録媒体を用いた情報処理方法と情報処理装置をつぎの
ように構成したことを特徴としている。本発明の記録媒
体の作製方法は、プローブにより記録再生を行なう記録
媒体の作製方法において、該記録媒体を作製すべき基板
表面全面に下部導電層を形成する工程と、該下部導電層
の一部分を非熱加工により除去してパターン化した領域
を形成する工程と、該パターン化した領域に記録媒体を
形成する工程とを少なくとも有し、記録媒体を作製する
ことを特徴としている。また、本発明の記録媒体の他の
作製方法は、プローブにより記録再生を行なう記録媒体
の作製方法において、該記録媒体を作製すべき基板表面
全面に下部導電層を形成する工程と、該下部導電層上に
記録媒体を形成する工程と、該下部導電層および該記録
媒体の一部分を非熱加工により同時除去してパターン化
した記録領域を形成する工程とを少なくとも有し、記録
媒体を作製することを特徴としている。そして、これら
の本発明における記録媒体の作製方法は、その記録媒体
が、電圧印加で導電性が変化する材料であることを特徴
としている。また、本発明の記録媒体は、プローブによ
り記録再生を行なう記録媒体において、基板表面全面に
形成された下部導電層と、該下部導電層の一部分を除去
してパターン化した領域に形成された記録媒体部とから
なることを特徴としている。また、本発明の他の記録媒
体は、プローブにより記録再生を行なう記録媒体におい
て、基板表面全面に形成された下部導電層と該下部導電
層上に形成された記録媒体の一部分とを、同時除去する
ことによりパターン化された記録領域を有することを特
徴している。そして、これらの本発明における記録媒体
は、その記録媒体が、電圧印加で導電性が変化する材料
で形成されていることを特徴としている。また、本発明
における情報処理方法は、上記した本発明のいずれかの
記録媒体の作製方法、または上記した本発明のいずれか
の記録媒体を用いる情報処理方法であって、該記録媒体
上でプローブを予備走査して前記区分領域を確認し、該
領域の範囲内で記録・再生を行なうことを特徴としてい
る。また、本発明における情報処理装置は、上記した本
発明のいずれかの記録媒体の作製方法、または上記した
本発明のいずれかの記録媒体を備え、情報の記録・再生
を行う情報処理装置であって、該記録媒体上でプローブ
を予備走査して前記区分領域を確認し、該領域の範囲内
で記録・再生を行なうことを特徴としている。
【発明の実施の形態】本発明は、上記した構成により、
記録・再生動作において、記録が規則的な領域でなされ
るために、記録媒体と導電性探針の距離を大きく引き離
した後でも該探針が記録領域に比較的容易に再アクセス
でき、再現性の良い高密度記録・再生が可能となる。ま
た、記録媒体作製工程が簡便かつ再現性に優れた方法で
あるため、生産性が高く、前記トリミングにより記録媒
体自身が劣化する等の問題がなくコストの低減化を図る
ことができる。
【0010】以下、本発明の具体的内容を図面に基づい
て説明する。図1は本発明における下部導電層の形成を
示した模式図である。ガラス、石英、SiやSiO2
の半導体プロセス用基板11等を適当な洗浄後、蒸着・
塗布・印刷等の方法で該基板上全面に導電層21を形成
する。該導電層21は形成後の最表面が平滑なものであ
ればどのような材料を用いてもよく例えば金、白金、
銀、パラジウム、アルミニウム、インジウム、タングス
テン、チタン、スズ、鉛などの金属もしくはこれらの合
金、更にはグラファイトやシリサイド、またさらにはI
TO等の導電性酸化物等数多くの材料が挙げられる。好
ましくは該材料の上に記録媒体を形成する際に絶縁性の
層を形成しない導電材料であり、例えば貴金属やITO
等が望まれるが、その種類は表面が導電性であり平滑な
ものであれば限定しない。
【0011】次に該導電層21の形状を一部分、非熱加
工除去する。この際、本発明で用いる走査型プローブ顕
微鏡の方式に適した形状に加工する。例えば上記のST
MもしくはAFM/STMを利用した記録再生方式の場
合、上述のようにSTM探針と前記下部導電層間に流れ
るトンネル電流を検出するものであるから該下部導電層
は電流検出系と導通の必要がある。図2aにその構成例
(上面図)を示す。21は下部導電層、22は前記下部
導電層が前記非熱加工により除去された部分であり、幅
1μmから10μm・深さ0.1μmから100μmで
制御される(後述)。22の形成により21上に記録領
域23を形成するが、該記録領域23は面内で一部除去
されずに導通を維持しており、本発明の目的に合致す
る。この場合、深さ方向の加工距離は特に限定されな
い。即ち図3aの如く加工深さを下部導電層21内にと
どめても、また基板11まで貫通してもよい。他の構成
例として図2bのように22により23が矩形に囲うこ
とも出来る。この場合、前例と同様に導通を確保するた
めには、22の加工に際し深さ方向において加工終端が
下部導電層21内にとどまる必要がある(図3a)。一
方で基板11にnもしくはpドープSiウエハを用いる
場合、基板自身に導電性があるため、例えば下部導電層
の加工除去部分22が図2aのような構成であってもb
のような構成であっても加工深さが図3bの如く基板1
1に達している場合、導通は確保される。また、本発明
において前述のAFMを記録再生方式として用いる場
合、下部導電層21は電流検出系と導通の必要がない。
そのため本発明における下部導電層21の非熱加工除去
の構成は例えば図2aであってもbであってもよい。ま
た、深さ方向の加工距離も限定されず、例えば図3aで
あってもbであってもよい。
【0012】本発明における非熱加工はレーザーによる
非熱加工で行う。その場合、KrF・XeCl等のエキ
シマレーザーによる加工を用いる。この方法はリソグラ
フィ法などのように一部分除去を行うべき部分に密着す
るマスクを設ける必要が無く、さらに平面方向にミクロ
ンオーダーの、深さ方向にサブミクロンオーダーの精度
で加工可能である特徴を持つ。図4は本発明における基
板上の下部導電層の一部分を除去する方法を示す模式図
である。エキシマレーザー42から発振されたレーザー
ビーム40は光路途中に設置されたマスク43を通過
し、投影レンズ44により試料(基板)45上に縮小投
影される。前記マスク43、投影レンズ44、試料45
はいずれも精密移動ステージ48に設置され互いに移動
可能である。特にマスク−投影レンズ間距離46と投影
レンズ−試料間距離47の比はビーム縮小率となり、該
縮小率を変えることによりビーム照射面でのエネルギー
密度を変え、加工面積および加工深さの微細調節が可能
となる。精密移動ステージ48とエキシマレーザー42
は制御コンピュータ41により制御されて加工がなされ
る。
【0013】上記の方法で前記基板上の下部導電層の一
部分を除去した後、該基板表面を適当な方法で洗浄し、
必要に応じて該表面を一様に親水もしくは疎水処理す
る。または該基板表面を先に適当な方法で洗浄し、必要
に応じて該表面を一様に親水もしくは疎水処理した後
に、上記のエキシマレーザーによる前記下部導電層の除
去を行っても本発明によるところの効果を得ることがで
きる。引き続き、前記の工程で作製した基板に記録媒体
を形成する。該記録媒体に用いる材料は電圧印加で導電
性が変化する材料、例えば特開昭63−161552号
公報に記載されているような材料を用いることができ
る。記録媒体の形成には例えばラングミュア・ブロジェ
ット(LB)法、スピンコート法、蒸着法等の真空プロ
セス技術等を用いることが出来る。中でもLB法は得ら
れる累積膜の均一性や材料密度が高いこと、あるいは累
積膜作成時の条件が温和であることや、公知の方法もし
くは装置を使用することができ特別な改造を必要としな
いこと等の理由から、本発明に好適に用いることができ
る。また、前記下部導電層21全面に予め上記の記録媒
体を形成しておき、引き続きすでに記述した構成例およ
び方法によって前記記録媒体付き下部導電層21を一部
分除去した場合も上記の工程によって形成された記録媒
体と同様の効果を得ることが出来る。
【0014】次に、本発明の作製方法で作製した記録媒
体を用いる記録・再生装置を図5のブロック図を用いて
説明する。カンチレバー52の先端にはプローブ52a
が固定してある。そのカンチレバー52に原子間力が加
わっていない状態におけるカンチレバー52の原点位置
を、探針変位検出手段56を用いて設定する。測定した
い原子間力の範囲を設定するために、カンチレバーの持
つ既知のばね定数から見積もったカンチレバー52の原
点からの変位量を設定する。この時の変位量がカンチレ
バー52と記録媒体51の間に作用する原子間力に相当
する。次に記録媒体51とカンチレバー52の間隔を近
付けて測定を開始すると、カンチレバー52の先端に固
定してあるプローブ52aの先端と記録媒体51表面と
の間で原子間力が生じ、この力によってカンチレバー全
体がたわみにより変位する。
【0015】サーボ制御手段57では設定したカンチレ
バー52の変位量を保つように3次元方向に駆動自在な
圧電アクチュエータ53にドライブ電圧Vpが印加され
フィードバック動作を行なう。また、導電性カンチレバ
ー52にはバイアス電圧印加手段54によってバイアス
電圧が印加され、このバイアス電圧によりプローブ52
aと記録媒体51の間に流れる電流Isが、記録媒体1
に接続された電流検出手段55により検出される。記録
媒体1をxy方向に走査したときに探針変位検出手段5
6からの出力信号Iaまたは圧電アクチュエータ53に
印加されるフィードバック信号Ifaを走査信号に合わ
せて記録し、この信号Ia、Ifaに基づいてAFM像
をマイクロコンピュータ8を通して表示装置59に表示
する。更に、前記フィードバック信号Ifaを記録する
とともに電流Isを検出した電流検出手段55からの出
力信号Isを走査信号に合わせて記録し、この信号Is
に基づいてSTM像がマイクロコンピュータ58を通し
て表示装置59に表示される。
【0016】まず導電性カンチレバー52を記録媒体5
1に接近させて適当な走査範囲を走査する。その際、前
記トリミング部は記録媒体が形成されておらず該部分が
AFM像における凹凸として現れる。もしくは前記導電
性カンチレバー52にバイアス電圧印加手段54によっ
てバイアス電圧を印加しながら前記範囲を走査すると、
前記トリミング部では記録媒体が累積されている部分と
導電性が異なるため、前記プローブ52aを通して電流
検出手段55により検出される電流Isが変化する。こ
の信号Isに基づいてSTM像がマイクロコンピュータ
58を通して表示装置59に表示される。次に前記探針
を圧電アクチュエータ53にドライブ電圧Vpを印加す
ることで作動させ、トリミング部の角(前記探針の走査
方向によって右もしくは左の角)に移動させる。そして
該位置から該トリミング部の辺に平行もしくは垂直に走
査を開始し、走査中に得られるAFM信号と同期してマ
イクロコンピュータ58よりパルス電源50にパルス印
加信号を出力し、記録媒体上に情報を記録する。記録さ
れた情報を再生する場合は導電性カンチレバー52にバ
イアス電圧印加手段54によってバイアス電圧を印加し
ながら記録動作を行なった領域を走査し、前記の記録操
作によって情報が記録された局所部分(記録ビット)の
導電性の変化として前記プローブ52aを通して電流検
出手段55により検出される電流Isの変化を検出す
る。この信号Isに基づいてSTM像がマイクロコンピ
ュータ58を通して表示装置59に表示される。
【0017】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、これらは本発明の範囲を何ら制限するものではな
い。 [実施例1]実施例1においては、記録媒体を形成する
ための電極基板を作製した。1インチ×1.5インチの
サイズのクリアマイカを劈開し、その上に金を基板温度
を480℃に保持した状態で2500Å真空蒸着し、エ
ピタキシャル成長させた金の基板を作製した。次に図4
に示したエキシマレーザー加工システム(浜松ホトニク
ス、C4540)を用い、KrFエキシマ(波長248
nm)を縮小光学系を通して基板に照射した。その際、
線幅2μmで金薄膜を20μm×20μmの領域に区分
するよう加工を行なった。その際、矩形を完全に形成す
るのではなく図2aにあるようにその一部(2μm×2
μm)を残し、導通を確保した。該エキシマレーザー照
射領域を含む基板上を図5に示すAFM/STM装置で
評価したところ、エキシマレーザーを照射した部分では
照射しない部分に比較して深さ約3000Åのステップ
が観察され、ステップ底部では幅約1μm全域にわたっ
て金薄膜由来の像が得られなかった。また、該基板を電
界放射型走査電子顕微鏡(日立、S−900)により評
価したところ、前記加工ステップ辺縁において約50n
m幅で若干の凹凸を観察したが、図2aおよび図3bに
示したような所望の加工を行なったことを確認した。
【0018】次に前記基板をUV−O3照射(60℃、
30分)にて洗浄後、LB膜作製装置の基板駆動機構に
電極面が水面に垂直になるように装着し、直ちに純水水
相中に浸漬した。続いてオクタデシルアミン(0.3m
g/ml)をクロロフォルムに溶解し、それを該水面上
に展開して表面圧20mN/mまで圧縮し、この表面圧
を維持したまま5分間静置した。次に前記基板駆動機構
を作動させ、該機構に装着した金/マイカ基板を速度1
0mm/minで上昇させた。この結果、金/マイカ基
板にオクタデシルアミンが1層疎水基を外側にして転写
され、基板最表面を疎水化できた。もしくはオクタデカ
ンチオールを用いても同様の結果を得ることができた。
オクタデカンチオール(0.3mg/ml)をエタノー
ルに溶解した溶液に浸漬し、室温暗所にて一昼夜静置し
た。次に該基板をエタノールでリンスした。この結果、
金/マイカ基板にオクタデカンチオールが1層疎水性の
オクタデシル基を外側にして吸着され、基板最表面を疎
水化できた。
【0019】本実施例では前記記録媒体の材料としてポ
リイミドを用い、以下の方法で記録媒体を作製した。ピ
ロメリット酸2無水物とオキシジアニリンからなるポリ
アミド酸(ポリイミド前駆体)をジメチルアセトアミド
1mMに溶解させた後、別途調製したジメチルヘキサデ
シルアミンのジメチルアセトアミド溶液2mMと等量混
合した。この混合溶液を水温20℃の純水から成るLB
膜作製装置の水面上に展開し、表面圧を30mN/mま
で高めた。その間に前記基板をLB膜作製装置の基板駆
動機構に基板面が水面に平行に対向するように装着し
た。そして該機構を駆動して該基板を水面と平行な方向
を維持させながら移動させ、該基板電極面が水面に接触
した段階で30秒間停止させた。続いて該基板を引き上
げた。以上の動作を更に6回繰り返し、合計6層の累積
膜を作製した。次にこの基板をおよそ1mmHg程度の
減圧下、350℃で30分加熱して前記ポリアミド酸の
酸部をイミド環に閉環させ、ポリイミド累積膜を得た。
【0020】以上のようにして作製された記録媒体を用
い、図5の装置によって記録再生実験を行なった。プロ
ーブ52aは記録媒体51のAFM信号とSTM信号を
同時に検出するために、SiNカンチレバー2先端部よ
り全体の1/2長の部分・探針側の面に白金をコートし
たものを使用した。走査中プローブ52aと記録媒体5
1との間には適当なバイアス電圧を加えて両者間を流れ
る電流を検出することができる。カンチレバーのたわみ
は光てこ方式で検出し、この検出信号を圧電アクチュエ
ータ53にフィードバックしてプローブ52aと記録媒
体間に働く力が一定になるように、記録媒体51をz方
向へ微小に変位させている。また、このプローブ52a
を通して記録媒体表面に電圧を印加して記録を行なう。
そこで本実施例で記録媒体を作製した基板を一部切り出
して試料とし、本実施例で構成した記録再生実験装置に
装着した。そして該試料の表面を前記プローブ52aに
よって40μm□を予備走査した。その結果、前記エキ
シマレーザーで加工したステップ(高さ約3000Å)
を予備走査領域に観察し、前記プローブ52aが図2a
にある区分領域内にあることを確認した。
【0021】続いて探針を該領域の角付近に移動させ、
図6にあるような三角波電圧パルスを前記プローブ52
aを通して印加した(記録)。引き続き前記パルス印加
を行った場所を含む領域で前記プローブ52aを通して
記録媒体に3VDCを印加しながら再び走査したとこ
ろ、上記でパルス印加を行った位置において電流像に直
径約10nmの明るいスポットが現れ、該位置における
記録媒体の導電性が変化したことが確認された(再
生)。また、上記のような記録再生動作を前記の区分領
域内の他の部分、更に異なる区分領域内で実行したとこ
ろ、これも同様に全く同質の記録再生を行うことができ
た。なお、記録媒体表面の平滑性は前記区分領域内で平
均して1nm以下の凹凸であった。次に前記探針と記録
媒体の距離を10mm以上機械的に引き離し、再び両者
を接近させて走査したところ、前記レーザー加工を行な
ったステップの像を得た。次に該ステップで囲まれる領
域の角に探針を移動させ、前述の如く前記プローブ52
aを通して記録媒体に3VDCを印加しながら再び走査
したところ導電性の変化は観察されなかった。そこで前
記探針をここで走査した領域の右に隣接する領域の角に
移動させて同様の走査を行なったところ、上記で得られ
た直径約10nmの明るいスポットが再び現れ、該位置
における記録媒体の導電性変化を再度確認した。
【0022】[実施例2]実施例2では、記録媒体を形
成するための基板を実施例1と同様の方法で作製し、マ
イカ基板上に金薄膜を形成した。次に図4に示したエキ
シマレーザー加工システム(浜松ホトニクス、C454
0)を用い、前記基板を20μm×20μmの完全な矩
形領域が現れるように実施例1と同様の方法で加工を行
なった。その際、加工深さは1500Åとなるよう制御
した。該エキシマレーザー照射領域を含む基板上を図5
に示すAFM/STM装置で評価したところ、エキシマ
レーザーを照射した部分では高さ約1500Åのステッ
プが観察され、ステップ底部では幅約1μm全域にわた
って金薄膜由来の像が得られなかった。また、該基板を
電界放射型走査電子顕微鏡(日立、S−900)により
評価したところ図2bおよび図3aに示したような所望
の加工を行なったことを確認した。次に実施例1に記載
の方法により前記基板の最表面を疎水化した。引き続き
実施例1に記載の材料および方法で作製した記録媒体を
用いて実施例1で用いた装置を使用して記録再生動作を
行ったところ、実施例1と同様の動作及び効果を確認し
た。
【0023】[実施例3]実施例3において記録媒体を
形成するための基板を以下の処方で作製した。まずpド
ープシリコンウエハを1%の中性洗剤(RBS35、F
luka社)で洗浄・流水リンスを充分に行なった。次
に熱酸化膜を2000Å形成した後、チタンを1600
Å真空蒸着法で蒸着した。次に図4に示したエキシマレ
ーザー加工システム(浜松ホトニクス、C4540)を
用い、実施例2と同様の加工を行なった。なお、深さ方
向の加工は4000Åとした。該エキシマレーザー照射
領域を含む基板上を図5に示すAFM/STM装置で評
価したところ、エキシマレーザーを照射した部分では高
さ約4000Åのステップが観察され、ステップ底部で
は幅約1μm全域にわたってチタン薄膜由来の像が得ら
れなかった。また、該基板を電界放射型走査電子顕微鏡
(日立、S−900)により評価したところ、面内方向
に図2bにあるような加工が行なわれたことを確認し
た。次に実施例1に記載の方法により前記基板の最表面
を疎水化した。引き続き実施例1に記載の材料および方
法で作製した記録媒体を用いて実施例1で用いた装置を
使用して記録再生動作を行ったところ、実施例1と同様
の動作及び効果を確認した。
【0024】[実施例4]実施例4では、記録媒体を形
成するための基板を実施例1と同様の方法で作製し、マ
イカ基板上に金薄膜を形成した。次に図4に示したエキ
シマレーザー加工システム(浜松ホトニクス、C454
0)を用い、前記基板を実施例1と同様の構成となるよ
う加工を行なった。該エキシマレーザー照射領域を含む
基板上を図5に示すAFM/STM装置で評価したとこ
ろ、エキシマレーザーを照射した部分では高さ約300
0Åのステップが観察され、ステップ底部では幅約1μ
m全域にわたって金薄膜由来の像が得られなかった。ま
た、該基板を電界放射型走査電子顕微鏡(日立、S−9
00)により評価したところ面内方向に図2aに示した
ような所望の加工を行なったことを確認した。
【0025】次に実施例1に記載の方法により前記基板
の最表面を疎水化した。引き続き実施例1に記載の材料
および方法で作製した記録媒体を用いて実施例1で用い
た装置を使用してAFMモードのみで記録再生動作を行
った。すなわち、記録の際に図5のカンチレバー52に
矩形電圧パルスを加えてプローブ52aを強制的に記録
媒体51に押し付けて凹状構造を該記録媒体51に形成
させた(記録)。引き続き前記の記録動作を行った場所
を含む領域で再びプローブ52aを走査したところ、上
記で記録動作を行った位置において直径約10nmの凹
状スポットが現れ、該位置における記録媒体の高さ方向
に変化が生じたことが確認された(再生)。
【0026】[実施例5]実施例5では、記録媒体を形
成するための基板を実施例1と同様の方法で作製し、マ
イカ基板上に金薄膜を形成した。次に図4に示したエキ
シマレーザー加工システム(浜松ホトニクス、C454
0)を用い、前記基板を実施例2と同様の構成となるよ
う加工を行なった。該エキシマレーザー照射領域を含む
基板上を図5に示すAFM/STM装置で評価したとこ
ろ、エキシマレーザーを照射した部分では高さ約150
0Åのステップが観察され、ステップ底部では幅約1μ
m全域にわたって金薄膜由来の像が得られなかった。ま
た、該基板を電界放射型走査電子顕微鏡(日立、S−9
00)により評価したところ面内方向に図2bに示した
ような所望の加工を行なったことを確認した。
【0027】次に実施例1に記載の方法により前記基板
の最表面を疎水化した。引き続き実施例1に記載の材料
および方法で作製した記録媒体を用いて実施例4と同様
の記録動作を行ったところ、該記録動作を行った位置に
おいて直径約10nmの凹状スポットが現れ、該位置に
おける記録媒体の高さ方向に変化が生じたことが確認さ
れた(再生)。
【0028】[実施例6]実施例6では、記録媒体を形
成するための基板を実施例1と同様の方法で作製し、マ
イカ基板上に金薄膜を形成した。次に図4に示したエキ
シマレーザー加工システム(浜松ホトニクス、C454
0)を用い、前記基板を面内方向には図2bのような、
深さ方向には図3bのような構成となるよう加工を行な
った。該エキシマレーザー照射領域を含む基板上を図5
に示すAFM/STM装置で評価したところ、エキシマ
レーザーを照射した部分では高さ約3000Åのステッ
プが観察され、ステップ底部では幅約1μm全域にわた
って金薄膜由来の像が得られなかった。また、該基板を
電界放射型走査電子顕微鏡(日立、S−900)により
評価したところ面内方向に図2bに示したような所望の
加工を行なったことを確認した。
【0029】次に実施例1に記載の方法により前記基板
の最表面を疎水化した。引き続き実施例1に記載の材料
および方法で作製した記録媒体を用いて実施例4と同様
の記録動作を行ったところ、該記録動作を行った位置に
おいて直径約10nmの凹状スポットが現れ、該位置に
おける記録媒体の高さ方向に変化が生じたことが確認さ
れた(再生)。
【0030】[実施例7]実施例7では、図1下部導電
層21の全面に予め記録媒体を形成しておき、引き続き
すでに記述した構成例および方法によって前記記録媒体
付き下部導電層21を一部分除去した。まず図1の基板
11を実施例1と同様の方法で作製し、マイカ基板上に
下部導電層21として金薄膜を形成した。該下部導電層
21上に実施例1に記載の材料および方法で記録媒体を
作製した。次に図4に示したエキシマレーザー加工シス
テム(浜松ホトニクス、C4540)を用い、前記基板
を20μm×20μmの完全な矩形領域が現れるように
実施例1と同様の方法で加工を行なった。その際、加工
深さは1500Åとなるよう制御した。該エキシマレー
ザー照射領域を含む基板上を図5に示すAFM/STM
装置で評価したところ、エキシマレーザーを照射した部
分では高さ約1500Åのステップが観察され、ステッ
プ底部では幅約1μm全域にわたって金薄膜由来の像が
得られなかった。また、該基板を電界放射型走査電子顕
微鏡(日立、S−900)により評価したところ図2a
および図3bに示したような所望の加工を行なったこと
を確認した。次に実施例1で用いた装置を使用して記録
再生動作を行ったところ、実施例1と同様の動作及び効
果を確認した。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上のとおりパターン化した
領域に記録媒体を形成した構成により、情報の記録が規
則的な領域で行われ、情報記録の動作途中において、記
録媒体と導電性探針の距離を大きく引き離した後でも、
該探針が記録領域に比較的容易に再アクセスすることが
可能となり、再現性の良い高密度記録・再生を行うこと
ができる。また、記録媒体作製工程が、簡便で再現性に
優れているため、生産性が高く、トリミングにより記録
媒体自身が劣化する等の問題が生じることがなく、コス
トの低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる基板を示す模式図である。
【図2】本発明に用いられる基板を示す模式図である。
【図3】本発明に用いられる基板を示す模式図である。
【図4】本発明による記録媒体の作製方法によって記録
媒体を形成する工程の模式図である。
【図5】本発明で用いる記録再生の装置を示す模式図で
ある。
【図6】本発明の記録を行う際のパルス電圧印加波形で
ある。
【符号の説明】
11:基板 21:下部導電層 22:下部導電層が除去された部分 23:記録領域 40:レーザービーム 41:制御コンピュータ 42:エキシマレーザー 43:マスク 44:投影レンズ 45:試料(基板) 46:マスク−投影レンズ間距離 47:投影レンズ−試料間距離 48:精密移動ステージ 50:パルス電源 51:記録媒体 52:カンチレバー 52a:プローブ 53:圧電アクチュエータ 54:バイアス電圧印加手段 55:電流検出手段 56:探針変位量検出手段 57:サーボ制御手段 58:マイクロコンピュータ 59:表示装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プローブにより記録再生を行なう記録媒体
    の作製方法において、該記録媒体を作製すべき基板表面
    全面に下部導電層を形成する工程と、該下部導電層の一
    部分を非熱加工により除去してパターン化した領域を形
    成する工程と、該パターン化した領域に記録媒体を形成
    する工程とを少なくとも有し、記録媒体を作製すること
    を特徴とする記録媒体の作製方法。
  2. 【請求項2】プローブにより記録再生を行なう記録媒体
    の作製方法において、該記録媒体を作製すべき基板表面
    全面に下部導電層を形成する工程と、該下部導電層上に
    記録媒体を形成する工程と、該下部導電層および該記録
    媒体の一部分を非熱加工により同時除去してパターン化
    した記録領域を形成する工程とを少なくとも有し、記録
    媒体を作製することを特徴とする記録媒体の作製方法。
  3. 【請求項3】前記記録媒体が、電圧印加で導電性が変化
    する材料であることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の記録媒体の作製方法。
  4. 【請求項4】プローブにより記録再生を行なう記録媒体
    において、基板表面全面に形成された下部導電層と、該
    下部導電層の一部分を除去してパターン化した領域に形
    成された記録媒体部とからなることを特徴とする記録媒
    体。
  5. 【請求項5】プローブにより記録再生を行なう記録媒体
    において、基板表面全面に形成された下部導電層と該下
    部導電層上に形成された記録媒体の一部分とを、同時除
    去することによりパターン化された記録領域を有するこ
    とを特徴とする記録媒体。
  6. 【請求項6】前記記録媒体が、電圧印加で導電性が変化
    する材料であることを特徴とする請求項4または請求項
    5に記載の記録媒体。
  7. 【請求項7】請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載
    の記録媒体の作製方法、または請求項4〜請求項6のい
    ずれか1項に記載の記録媒体を用いる情報処理方法であ
    って、前記記録媒体上でプローブを予備走査して前記区
    分領域を確認し、該領域の範囲内で記録・再生を行なう
    ことを特徴とする情報処理方法。
  8. 【請求項8】請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載
    の記録媒体の作製方法、または請求項4〜請求項6のい
    ずれか1項に記載の記録媒体を備え、情報の記録・再生
    を行う情報処理装置であって、前記記録媒体上でプロー
    ブを予備走査して前記区分領域を確認し、該領域の範囲
    内で記録・再生を行なうことを特徴とする情報処理装
    置。
JP6383797A 1997-03-03 1997-03-03 記録媒体の作製方法と記録媒体、および該記録媒体を用いた情報処理方法と情報処理装置 Pending JPH10247342A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6383797A JPH10247342A (ja) 1997-03-03 1997-03-03 記録媒体の作製方法と記録媒体、および該記録媒体を用いた情報処理方法と情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6383797A JPH10247342A (ja) 1997-03-03 1997-03-03 記録媒体の作製方法と記録媒体、および該記録媒体を用いた情報処理方法と情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10247342A true JPH10247342A (ja) 1998-09-14

Family

ID=13240872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6383797A Pending JPH10247342A (ja) 1997-03-03 1997-03-03 記録媒体の作製方法と記録媒体、および該記録媒体を用いた情報処理方法と情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10247342A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2884447B2 (ja) カンチレバー型プローブ、及びこれを用いた走査型トンネル顕微鏡、情報処理装置
JP2859715B2 (ja) 記録媒体用基板及びその製造方法、記録媒体、記録方法、記録再生方法、記録装置、記録再生装置
JP2981804B2 (ja) 情報処理装置、それに用いる電極基板、及び情報記録媒体
JPH06187675A (ja) 情報処理装置、及びそれを用いる情報処理方法
JPH0721598A (ja) プローブユニット及びこれを用いた情報処理装置
JP3127341B2 (ja) 電極基板とその製造方法、及び記録媒体並びに情報処理装置
JPH10247342A (ja) 記録媒体の作製方法と記録媒体、および該記録媒体を用いた情報処理方法と情報処理装置
JPH10228681A (ja) 記録媒体の作製方法と記録媒体、および該記録媒体を用いた情報処理方法と情報処理装置
JP2942013B2 (ja) 記録及び/又は再生装置
JPH01312753A (ja) 記録再生装置
JP3005077B2 (ja) 記録及び/又は再生方法及び装置
JP3044421B2 (ja) 記録媒体製造方法
JP3234722B2 (ja) 円弧状反りレバー型アクチュエータ、該アクチュエータの駆動方法及び情報入出力用プローブを用いた情報処理装置
JP2949651B2 (ja) 電極基板及び記録媒体の製造方法
JP3060143B2 (ja) 記録媒体及びそれを用いた情報処理装置
JPH06333276A (ja) 記録媒体及びその製造方法、及び該記録媒体を用いた情報処理装置
JP3220914B2 (ja) 記録媒体製造方法
JP2986127B2 (ja) 微細パターンの描画方法及び描画装置
JP2872662B2 (ja) 記録媒体及びその消去方法
JPH09225379A (ja) 単分子膜またはその累積膜の堆積方法および記録媒体の作製方法
JP3217609B2 (ja) 記録媒体の製造方法
JP3261539B2 (ja) 電極基板の製造方法
JPH0566127A (ja) 微小カンチレバー型プローブ及びその製造方法、それを備えた表面観察装置及び情報処理装置
JP2992909B2 (ja) 記録媒体の製造方法
JPH05234156A (ja) プローブ構造体、記録装置、情報検出装置、再生装置及び記録再生装置