JPH1024728A - 輸送用冷凍装置 - Google Patents

輸送用冷凍装置

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JPH1024728A
JPH1024728A JP18226196A JP18226196A JPH1024728A JP H1024728 A JPH1024728 A JP H1024728A JP 18226196 A JP18226196 A JP 18226196A JP 18226196 A JP18226196 A JP 18226196A JP H1024728 A JPH1024728 A JP H1024728A
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JP
Japan
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engine
casing
cooling fan
compressor
condenser
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JP18226196A
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English (en)
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Haruo Kimata
春雄 木全
Yasuji Shimizu
保治 清水
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンデンサ冷却用の通風系路を独立して形成す
ることで、コンデンサの放熱能力の低下やコンデンシン
グユニットの冷媒凝縮圧力の上昇を防止する輸送用冷凍
装置を提供すること。 【解決手段】コンプレッサ6の駆動軸の反対側に装備さ
れたエンジン5の補機駆動軸の先端にエンジン冷却ファ
ン16を取り付け、このエンジン冷却ファン16により
外気を導入し、エンジン5を冷却した後、その空気を外
部に排出する吸気口(4)及び排気口(20)をケーシ
ング2に設けると共に、ケーシング2内にエンジン5を
設置したエリアと他の機器を設置したエリアとを区画す
る遮風壁(17)を設け、この遮風壁(17)にエンジ
ン5からコンプレッサ6及び冷却ファン7への動力伝達
手段を通す通路18を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陸上輸送用に用い
られ、コンデンシングユニットを有する輸送用冷凍装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の陸上輸送用冷凍装置(以下、冷
凍装置と称す)は、主にトラックに設置され、冷却運
転,加熱運転等を行なうことにより、前記トラックに搭
載された冷凍庫の庫内温度を任意温度に維持するもので
ある。
【0003】図7は、従来のこの種の冷凍装置を装備し
たトラックの全体図である。図7において当該冷凍装置
は、冷凍庫100外の下部に設置されたコンデンシング
ユニット1と冷凍庫100内に設置されたエバポレータ
30とが、冷媒配管40により接続された構成をなして
いる。
【0004】図8は、上記コンデンシングユニットの概
略構成部材及びその配置状態を示す平面図であり、図9
はその正面図である。図8及び図9において、コンデン
シングユニット1は、そのケーシング2内にエンジン
5、このエンジン5により駆動されるコンプレッサ6、
コンデンサ8及びラジエータ9に外気を導入しこれらを
冷却する冷却ファン7が、それぞれの駆動軸を平行にし
て配設されている。
【0005】エンジン5の動力は、その駆動軸先端に取
付けられた遠心クラッチ10とコンプレッサ6の駆動軸
先端に取付けられたプーリー11との間に巻付け装備さ
れた伝動ベルト14を介してコンプレッサ6に伝達さ
れ、かつ、冷却ファン7の駆動軸先端に取付けられたプ
ーリー13と、コンプレッサ6のプーリー11と同軸上
に取付けられたプーリー12との間に巻付け装備された
伝動ベルト15を介して、冷却ファン7に伝達される。
【0006】エンジン5が運転されると、その回転数の
上昇に伴って遠心クラッチ10が接続状態になり、コン
プレッサ6は伝動ベルト14を介して、さらに冷却ファ
ン7は伝動ベルト15を介してそれぞれ駆動される。ケ
ーシング2の正面側には、冷却ファン7により吸入され
る外気をケーシング2内に導入する吸込口3及び4が設
置されている。またケーシング2の背面側には、コンデ
ンサ8、ラジエータ9を流過した外気を排出する排出口
19が設置されている。
【0007】エンジン5によりコンプレッサ6が駆動さ
れると、コンプレッサ6で圧縮された高圧,高温のガス
冷媒がコンデンサ8に送られ、ここで冷却ファン7によ
って導入された外気により冷却され凝縮液化する。この
液冷媒は、図7に示す冷媒配管40を経てエバポレータ
30に送られ、ここで冷凍庫100内の庫内空気を冷却
し、蒸発気化する。このガス冷媒は、冷媒配管40を経
てコンプレッサ6に戻る。
【0008】一方、冷却ファン7が駆動されることで、
外気は吸込口3及び4を経て、ケーシング2内に導入さ
れ、コンデンサ8及びラジエータ9を流過し、コンプレ
ッサ6から吐出された高圧,高温のガス冷媒を冷却する
とともに、エンジン5の冷却水を冷却して排出口19か
ら排出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の冷凍装
置においては、冷却ファン7によりケーシング2の正面
側に設置された吸込口3及び4から外気がケーシング2
内に導入され、コンデンサ8及びラジエータ9を流過し
冷却する。この際導入される外気の一部は、コンデンサ
8及びラジエータ9に至る途上で、ケーシング2内に配
設されている高温のエンジン部を通過し、このエンジン
5の排温により空気温度が上昇する。また、ケーシング
2内の雰囲気温度もエンジン5の排温による輻射熱を受
けて昇温する。
【0010】この結果、冷却ファン7により導入されコ
ンデンサ8の入口部に至ったコンデンサ8入口の空気の
平均温度は、外気温度に対比し高温になるため、コンデ
ンサ8の放熱能力の低下、及びコンデンシングユニット
1の冷媒凝縮圧力の上昇等の問題が生じる。
【0011】本発明の目的は、コンデンサ冷却用の通風
系路を独立して形成することで、コンデンサの放熱能力
の低下やコンデンシングユニットの冷媒凝縮圧力の上昇
を防止する輸送用冷凍装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の輸送用冷凍装置は以下の如く
構成されている。 (1)本発明の輸送用冷凍装置は、ケーシング内に、エ
ンジン、このエンジンにより駆動されるコンプレッサ、
コンデンサ及びラジエータ、前記エンジンを駆動源とし
て駆動され前記コンデンサ及びラジエーターに外気を流
通させる冷却ファンを搭載してなるコンデンシングユニ
ットを有する輸送用冷凍装置において、前記コンプレッ
サの駆動軸の反対側に装備された前記エンジンの補機駆
動軸の先端にエンジン冷却ファンを取り付け、このエン
ジン冷却ファンにより外気を導入し、前記エンジンを冷
却した後、その空気を外部に排出する吸気口及び排気口
を前記ケーシングに設けると共に、前記ケーシング内に
前記エンジンを設置したエリアと他の機器を設置したエ
リアとを区画する遮風壁を設け、この遮風壁に前記エン
ジンから前記コンプレッサ及び前記冷却ファンへの動力
伝達手段を通す通路を設けている。 (2)本発明の輸送用冷凍装置は上記(1)に記載の装
置であり、かつ前記エンジン冷却ファンによる通風路上
の最下流側に前記ラジエータを配設している。 (3)本発明の輸送用冷凍装置は上記(1)または
(2)に記載の装置であり、かつ前記エンジンの設置エ
リアを囲む前記ケーシング及び前記遮風壁の内壁に吸音
材を装着している。 (4)本発明の輸送用冷凍装置は上記(1)乃至(3)
のいずれかに記載の装置であり、かつ前記遮風壁を前記
ケーシングの剛性と強度を受け持つ強度部材として構成
している。
【0013】上記手段を講じた結果、それぞれ次のよう
な作用が生じる。 (1)本発明の輸送用冷凍装置によれば、前記コンプレ
ッサの駆動軸の反対側に装備された前記エンジンの補機
駆動軸の先端にエンジン冷却ファンを取り付け、このエ
ンジン冷却ファンにより外気を導入し、前記エンジンを
冷却した後、その空気を外部に排出する吸気口及び排気
口を前記ケーシングに設けると共に、前記ケーシング内
に前記エンジンを設置したエリアと他の機器を設置した
エリアとを区画する遮風壁を設け、この遮風壁に前記エ
ンジンから前記コンプレッサ及び前記冷却ファンへの動
力伝達手段を通す通路を設けているので、前記コンデン
サ及び前記ラジエータ側の前記冷却ファンにより吸込ま
れる外気は、前記ケーシング正面側の吸込口から前記ケ
ーシングに導入され、前記エンジン部を通過することな
く前記コンデンサ及び前記ラジエータを流過し、前記ケ
ーシング背面側の排出口から排出され、また前記エンジ
ン冷却ファンによる外気は前記ケーシング正面側の別の
吸込口から前記ケーシングに導入され、前記エンジン部
を経て前記ケーシング背面側の上記排出口から排出され
るため、各々独立した二つの通風系路が形成される。よ
って、コンデンサ入口空気温度低下に対応しコンデンシ
ングユニットの冷媒凝縮圧力が低下するので、冷媒凝縮
圧力の許容上限値から決定される当該冷凍装置の運転許
容外気温度の上限が向上する等の改善が図れる。 (2)本発明の輸送用冷凍装置によれば、前記エンジン
冷却ファンによる通風路上の最下流側に前記ラジエータ
を配設したので、前記コンデンサ冷却用の通風系路と前
記ラジエータ冷却用の通風系路が独立して形成され、上
記(1)と同様の外気吸込み排出となる。 (3)本発明の輸送用冷凍装置によれば、前記エンジン
の設置エリアを囲む前記ケーシング及び前記遮風壁の内
壁に吸音材を装着したので、前記エンジンの防音、遮音
による騒音低減が可能になる。 (4)本発明の輸送用冷凍装置によれば、前記遮風壁を
前記ケーシングの剛性と強度を受け持つ強度部材として
構成したので、前記ケーシングの剛性と強度が向上し耐
久性の改善が図れる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る輸送用冷凍装置におけるコンデンシングユニッ
トの平面図であり、図2はその正面図である。なお、図
1,図2において図8,図9と同一な部分には同一符号
を付してある。
【0015】図1及び図2において、コンデンシングユ
ニット1は、そのケーシング2内にエンジン5、このエ
ンジン5により駆動されるコンプレッサ6、コンデンサ
8及びラジエータ9に外気を導入しこれらを冷却する冷
却ファン7が、それぞれの駆動軸を平行にして配設され
ている。コンプレッサ6の駆動軸の背面側に装備された
エンジン5の補機駆動軸先端にエンジン冷却ファン16
が取付けられ、このエンジン冷却ファン16に対面する
ケーシング2の背面には排出口20が設置されている。
【0016】遮風隔壁17は、ケーシング2内のエンジ
ン5とその付属部材の配設位置と、コンプレッサ6、コ
ンデンサ7及びラジエータ8とこれらに外気を導入流過
させる通風手段等の配設位置との間に設置されている。
エンジン5の動力をコンプレッサ6等に伝達する伝動ベ
ルト14等の装備を可能とする伝達通路18が設けられ
ている他は、エンジン5とその付属部材を隔離する構造
になっている。
【0017】以上の構成により、コンデンシングユニッ
ト1の運転中、そのケーシング2に導入される外気は、
ケーシング2内に設置された遮風隔壁17により、各々
独立した二つの通風系路を経て、吸入、排出される。す
なわち、前記二つの通風系路のうち一つは、エンジン5
の補機駆動軸先端に取付けられたエンジン冷却ファン1
6により外気がケーシング2の正面側の吸込口4からケ
ーシング2内に導入され、エンジン5の周辺を経て、ケ
ーシング2の背面側の排出口20から排出される通風系
路である。
【0018】また他の一つは、コンプレッサ6を介して
伝動ベルト14及び15によってエンジン5の動力にて
駆動される冷却ファン7により、外気がケーシング2の
正面側の吸込口3からケーシング2内に導入され、コン
デンサ8及びラジエータ9を流過し、冷却した後、ケー
シング2の背面側の排出口19から排出される通風系路
である。遮風隔壁17が設置されることにより、吸込口
4から前者の通風系路に導入されエンジン5の周辺を経
た外気が、後者の通風系路に流入することはない。
【0019】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施の形態に係る輸送用冷凍装置におけるコンデン
シングユニットの平面図であり、図4はその正面図であ
る。なお、図3,図4において図1,図2と同一な部分
には同一符号を付してある。
【0020】図3及び図4において、ラジエータ9は、
エンジン冷却ファン16の空気流路上でケーシング2の
背面側の排出口20部に配設されている。エンジン冷却
ファン16により導入される外気は、ケーシング2内が
遮風隔壁17により仕切られているので、ケーシング2
の正面側の吸込口4側から吸入され、エンジン5の周辺
を経て、ラジエータ9を流過し、冷却した後、ケーシン
グ2の背面側の排出口20から排出される。
【0021】一方、エンジン5によってコンプレッサ6
を仲介して駆動される冷却ファン7により導入される外
気は、上記第1の実施の形態と同様に、遮風隔壁17が
設置されていることによりケーシング2が仕切られてい
るので、ケーシング2の正面側の吸込口3側から吸入さ
れ、コンデンサ8を流過し冷却した後、ケーシング2の
背面側の排出口19から排出される。
【0022】(第3の実施の形態)図5は、本発明の第
3の実施の形態に係る輸送用冷凍装置におけるコンデン
シングユニットの平面図であり、図6はその正面図であ
る。なお、図5,図6において図1乃至図4と同一な部
分には同一符号を付してある。
【0023】図5及び図6に示すように、ケーシング2
に設置した遮風隔壁17におけるエンジン5とその付属
部材が配設されている側の伝達通路18部を除いた内壁
面全面に吸音材21aを装備している。それとともに、
エンジン5とその付属部材を包囲するケーシング2部を
構成するフレーム、パネル等のうち、ケーシング2の正
面側の吸込口4部及びケーシング2の背面側の排出口2
0部を除く内壁面に吸音材21b,21c,21d,2
1e,21fが装備されている。
【0024】冷却ファン7及びエンジン冷却ファン16
により導入される外気は、上記第1の実施の形態と同様
に、遮風隔壁17により形成された二つの独立した通風
系路にて、吸入、排出される。
【0025】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態は、その構成部材を上記第1の実施の形態と同様
にし、ケーシング2内に設置されている遮風隔壁17
は、ケーシング2を構成する強度部材としてケーシング
2の中間部を支持補強するよう配置されており、ケーシ
ング2のフレーム等とは溶接接合される等、当該フレー
ムの強度を増強する取付位置の選択及び材料の選択がな
されている。なお外気の通風系路については、上記各実
施の形態に示した内容と同様である。
【0026】上記各実施の形態にて、その他の構成は、
図7、図8及び図9にて示した従来例と同様である。な
お、本発明は上記各実施の形態のみに限定されず、要旨
を変更しない範囲で適時変形して実施できる。
【0027】(実施の形態の作用効果)上記各実施の形
態のいずれの場合においても、ケーシング2内に遮風隔
壁17を設置したことにより、冷却ファン7によってコ
ンデンサ8側に吸入される外気は、ケーシング2内に配
設された高温のエンジン5周辺から隔離された吸込口か
らケーシング2内に導入されることになるので、高温の
エンジン5に接触し昇温することなく、外気温度とほぼ
同等の温度レベルを維持してコンデンサ8の入口に到達
する。
【0028】よって、従来例に比べてコンデンサの入口
空気温度の低下比率分だけ、コンデンサ放熱能力は増加
し、コンデンサの放熱能力を同等に維持する条件であれ
ば、上記の比率割合でコンデンサの小型化が可能とな
り、この結果コンデンシングユニットのコスト低減及び
軽量化が図れる。さらに、コンデンサ入口空気温度低下
に対応し、コンデンシングユニットの冷媒凝縮圧力が低
下するので、冷媒凝縮圧力の許容上限値から決定される
冷凍装置の運転許容外気温度の上限が向上する等の改善
が図れる。
【0029】第3の実施の形態では、上記に加えてエン
ジン5の防音、遮音による騒音低減が可能になる。第4
の実施の形態では、上記に加えてケーシング2の剛性と
強度が向上し耐久性の改善が図れる。
【0030】(実施の形態のまとめ)実施の形態に示さ
れた構成および作用効果をまとめると次の通りである。 [1]実施の形態に示された輸送用冷凍装置は、ケーシ
ング2内に、エンジン5、このエンジン5により駆動さ
れるコンプレッサ6、コンデンサ8及びラジエータ9、
前記エンジン5を駆動源として駆動され前記コンデンサ
8及びラジエータ9に外気を流通させる冷却ファン7を
搭載してなるコンデンシングユニット1を有する輸送用
冷凍装置において、前記コンプレッサ6の駆動軸の反対
側に装備された前記エンジン5の補機駆動軸の先端にエ
ンジン冷却ファン16を取り付け、このエンジン冷却フ
ァン16により外気を導入し、前記エンジン5を冷却し
た後、その空気を外部に排出する吸気口(4)及び排気
口(20)を前記ケーシング2に設けると共に、前記ケ
ーシング2内に前記エンジン5を設置したエリアと他の
機器を設置したエリアとを区画する遮風壁(17)を設
け、この遮風壁(17)に前記エンジン5から前記コン
プレッサ6及び前記冷却ファン7への動力伝達手段を通
す通路18を設けている。
【0031】このように上記輸送用冷凍装置において
は、前記コンプレッサ6の駆動軸の反対側に装備された
前記エンジン5の補機駆動軸の先端にエンジン冷却ファ
ン16を取り付け、このエンジン冷却ファン16により
外気を導入し、前記エンジン5を冷却した後、その空気
を外部に排出する吸気口(4)及び排気口(20)を前
記ケーシング2に設けると共に、前記ケーシング2内に
前記エンジン5を設置したエリアと他の機器を設置した
エリアとを区画する遮風壁(17)を設け、この遮風壁
(17)に前記エンジン5から前記コンプレッサ6及び
前記冷却ファン7への動力伝達手段を通す通路を設けた
ので、前記コンデンサ8及び前記ラジエータ9側の前記
冷却ファン7により吸込まれる外気は、前記ケーシング
2正面側の吸込口(3)から前記ケーシング2に導入さ
れ、前記エンジン5部を通過することなく前記コンデン
サ8及び前記ラジエータ9を流過し、前記ケーシング2
背面側の排出口(19)から排出され、また前記エンジ
ン冷却ファン16による外気は前記ケーシング2正面側
の別の吸込口(4)から前記ケーシング2に導入され、
前記エンジン5部を経て前記ケーシング2背面側の上記
排出口(20)から排出されるため、各々独立した二つ
の通風系路が形成される。よって、コンデンサ5入口空
気温度低下に対応しコンデンシングユニット1の冷媒凝
縮圧力が低下するので、冷媒凝縮圧力の許容上限値から
決定される当該冷凍装置の運転許容外気温度の上限が向
上する等の改善が図れる。 [2]実施の形態に示された輸送用冷凍装置は上記
[1]に記載の装置であって、かつ前記エンジン冷却フ
ァン16による通風路上の最下流側に前記ラジエータ9
を配設している。
【0032】このように上記輸送用冷凍装置において
は、前記エンジン冷却ファン16による通風路上の最下
流側に前記ラジエータ9を配設したので、前記エンジン
5の防音、遮音による騒音低減が可能になる。 [3]実施の形態に示された輸送用冷凍装置は上記
[1]または[2]に記載の装置であって、かつ前記エ
ンジン5の設置エリアを囲む前記ケーシング2及び前記
遮風壁(17)の内壁に吸音材(21a〜21f)を装
着している。
【0033】このように上記輸送用冷凍装置において
は、前記エンジン5の設置エリアを囲む前記ケーシング
2及び前記遮風壁(17)の内壁に吸音材(21a〜2
1f)を装着したので、前記エンジン5の防音、遮音に
よる騒音低減が可能になる。 [4]実施の形態に示された輸送用冷凍装置は上記
[1]乃至[3]のいずれかに記載の装置であって、か
つ前記遮風壁(17)を前記ケーシング2の剛性と強度
を受け持つ強度部材として構成している。
【0034】このように上記輸送用冷凍装置において
は、前記遮風壁(17)を前記ケーシング2の剛性と強
度を受け持つ強度部材として構成したので、前記ケーシ
ング2の剛性と強度が向上し耐久性の改善が図れる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、コンデンサ冷却用の通
風系路を独立して形成することで、コンデンサの放熱能
力の低下やコンデンシングユニットの冷媒凝縮圧力の上
昇を防止する輸送用冷凍装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る輸送用冷凍装
置におけるコンデンシングユニットの平面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る輸送用冷凍装
置におけるコンデンシングユニットの正面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る輸送用冷凍装
置におけるコンデンシングユニットの平面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る輸送用冷凍装
置におけるコンデンシングユニットの正面図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る輸送用冷凍装
置におけるコンデンシングユニットの平面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る輸送用冷凍装
置におけるコンデンシングユニットの正面図。
【図7】従来例に係る冷凍装置を装備したトラックの全
体図。
【図8】従来例に係るコンデンシングユニットの概略構
成部材及びその配置状態を示す平面図。
【図9】従来例に係るコンデンシングユニットの概略構
成部材及びその配置状態を示す正面図。
【符号の説明】
1…コンデンシングユニット 2…ケーシング 3…吸込口 4…吸込口 5…エンジン 6…コンプレッサ 7…冷却ファン 8…コンデンサ 9…ラジエータ 10…遠心クラッチ 11…プーリー 12…プーリー 13…プーリー 14…伝動ベルト 15…伝動ベルト 16…エンジン冷却ファン 17…遮風隔壁 18…伝達通路 19…排出口 20…排出口 21a…吸音材 21b…吸音材 21c…吸音材 21d…吸音材 21e…吸音材 21f…吸音材 30…エバポレータ 40…冷媒配管 100…冷凍庫

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内に、エンジン、このエンジン
    により駆動されるコンプレッサ、コンデンサ及びラジエ
    ータ、前記エンジンを駆動源として駆動され前記コンデ
    ンサ及びラジエーターに外気を流通させる冷却ファンを
    搭載してなるコンデンシングユニットを有する輸送用冷
    凍装置において、 前記コンプレッサの駆動軸の反対側に装備された前記エ
    ンジンの補機駆動軸の先端にエンジン冷却ファンを取り
    付け、このエンジン冷却ファンにより外気を導入し、前
    記エンジンを冷却した後、その空気を外部に排出する吸
    気口及び排気口を前記ケーシングに設けると共に、前記
    ケーシング内に前記エンジンを設置したエリアと他の機
    器を設置したエリアとを区画する遮風壁を設け、この遮
    風壁に前記エンジンから前記コンプレッサ及び前記冷却
    ファンへの動力伝達手段を通す通路を設けたことを特徴
    とする輸送用冷凍装置。
  2. 【請求項2】前記エンジン冷却ファンによる通風路上の
    最下流側に前記ラジエータを配設したことを特徴とする
    請求項1に記載の輸送用冷凍装置。
  3. 【請求項3】前記エンジンの設置エリアを囲む前記ケー
    シング及び前記遮風壁の内壁に吸音材を装着したことを
    特徴とする請求項1または2に記載の輸送用冷凍装置。
  4. 【請求項4】前記遮風壁を前記ケーシングの剛性と強度
    を受け持つ強度部材として構成したことを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかに記載の輸送用冷凍装置。
JP18226196A 1996-07-11 1996-07-11 輸送用冷凍装置 Withdrawn JPH1024728A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022090697A (ja) * 2020-12-08 2022-06-20 ゴルフ場用品株式会社 路面清掃用の車載型ブロワー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022090697A (ja) * 2020-12-08 2022-06-20 ゴルフ場用品株式会社 路面清掃用の車載型ブロワー

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