JPH1024724A - 車両用空調装置のヒータユニット構造 - Google Patents

車両用空調装置のヒータユニット構造

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Publication number
JPH1024724A
JPH1024724A JP18243396A JP18243396A JPH1024724A JP H1024724 A JPH1024724 A JP H1024724A JP 18243396 A JP18243396 A JP 18243396A JP 18243396 A JP18243396 A JP 18243396A JP H1024724 A JPH1024724 A JP H1024724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
foot duct
foot
heater unit
unit structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP18243396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Kawai
秀之 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH1024724A publication Critical patent/JPH1024724A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 型点数を削減し、且つ吹出風の分配を可能に
する。 【解決手段】 ヒータユニットのケース本体10の傾斜
面10Cにはフットダクト用吹出口11が形成されてお
り、ケース本体10には、傾斜面10Cとでフットダク
ト12を形成するフットダクトパネル14が取付けられ
ている。フットダクトパネル14は縦壁部14Aと底壁
部14Bとで側面視略L字状とされており、底壁部14
Bにはリヤヒートダクト32に連結される吹出口16が
形成されている。このため、吹出口11から吹出された
空気は、フットダクトパネル14の縦壁部14Aの内側
面に当たり、その後、フットダクト12内を流れフット
ダクト12の左右両端部の開口に分配されると共に、吹
出口16にも分配される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用空調装置のヒ
ータユニット構造に係り、特にフットダクトを備えた車
両用空調装置のヒータユニット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フットダクトを備えた車両用空調
装置のヒータユニット構造の一例としては、実開昭63
−112116号に記載された従来品の斜視図に示され
る構造が知られている。
【0003】図8に示される如く、この様な車両用空調
装置のヒータユニット構造では、ヒータユニットのケー
ス本体70の下部に、吹出風の分配を可能にするための
フットダクト72が連結されており、このフットダクト
72を介して、調和された空気を運転席の足元、助手席
の足元、及びリヤヒータダクトに送っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
なフットダクト72は、ケース本体70側が開口された
ボックス状とされており、運転席側の側壁部72Aに
は、運転席の足元へ送風するための運転席用吹出口74
が形成されており、助手席側の側壁部72Bには、助手
席の足元へ送風するための助手席用吹出口76が形成さ
れている。また、フットダクト72の車両後方となる縦
壁部72Cには、リヤヒータダクトに送風するためのリ
ヤヒータダクト用吹出口78が形成されている。
【0005】従って、この様なフットダクト72を例え
ば、成形型を使用して樹脂材により製造する場合には、
各吹出口74、76、78及び、各吹出口74、76、
78の外周部に立設された各エアガイド74A、76
A、78Aを形成する必要がある。このため、型抜き方
向が多くなり型点数が増えるので、製造コストが高くな
る。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、型点数を削減
し、且つ吹出風の分配を可能にする車両用空調装置のヒ
ータユニット構造を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
車両用空調装置のヒータユニット構造は、車両前後方向
に傾斜する傾斜面を持ち、前記傾斜面に開口された吹出
口を有するケース本体と、該ケース本体に取付けられ、
前記傾斜面とで左右両端部が開口されたフットダクトを
形成する側面視で略L字状とされたフットダクト形成手
段と、を備え、前記フットダクトの左右両端開口がそれ
ぞれ運転席側の吹出口と助手席側の吹出口となっている
ことを特徴としている。
【0008】従って、フットダクトを構成するフットダ
クト形成手段は側面視で略L字状となっているため、例
えば、フットダクトの底壁部にリヤヒータダクト用吹出
口を形成した場合でも、リヤヒータダクト用吹出口の軸
線に沿った一方向のみの型抜きにより製造できる。
【0009】また、ケース本体の傾斜面に設けられた吹
出口から吹出された空気は、ケース本体の車両前後方向
に傾斜する傾斜面とフットダクト形成手段とで形成され
たフットダクト内を流れ、フットダクトの左右両端開口
から運転席側と助手席側とに分配される。
【0010】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
車両用空調装置のヒータユニット構造において、前記フ
ットダクト形成手段の下面には、選択的に使用可能とな
るリヤヒートダクト取付用の吹出口が設けられているこ
とを特徴としている。
【0011】従って、リヤヒートダクト取付用の吹出口
は選択的に開口可能であり、リヤヒートダクトを取り付
ける場合にのみ、リヤヒートダクト取付用の吹出口を開
口しリヤヒートダクトを取り付ける。また、ケース本体
の傾斜面に設けられた吹出口から吹出した空気は、ケー
ス本体の傾斜面とフットダクト形成手段とで形成された
フットダクト内を流れフットダクトの左右両端開口から
運転席側と助手席側とに分配されると共に、リヤヒート
ダクト取付用の吹出口によってリヤヒートダクトにも分
配されるため、3方向にバランスよく空気を分配するこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の車両用空調装置のヒータ
ユニット構造の一実施形態を図1〜図4に従って説明す
る。
【0013】図1に示される如く、本実施形態では、ヒ
ータユニットのケース本体10はボックス状とされてお
り、車両後方側下部となる部位には、車両後方側となる
縦壁部10Aと底壁部10Bとを連結する傾斜面10C
が形成されている。傾斜面10Cの略中央部には、フッ
トダクト用の吹出口11が形成されている。また、ケー
ス本体10の下部には、傾斜面10Cとでフットダクト
12を形成するフットダクト形成手段としてのフットダ
クトパネル14が接着等によって取付けられている。
【0014】図2に示される如く、フットダクトパネル
14は、車両後方側となる縦壁部14Aと底壁部14B
とで側面視略L字状とされており、底壁部14Bの車両
前側端となる部位には、上方へ向けてフランジ14Cが
形成されている。また、底壁部14Bの略中央部には、
吹出口16が形成されており、この吹出口16の外周部
には、下方、即ち、縦壁部14Aと同方向へ向けてエア
ガイド18が形成されている。
【0015】図3に示される如く、フットダクトパネル
14の底壁部14Bの吹出口16内には、底壁部14B
と同一面上に蓋部20が形成されており、リヤヒートダ
クトと接続する場合には、フットダクトパネル14をケ
ース本体10へ組付ける前に、蓋部20を取り外すよう
になっている。蓋部20の外周部には、平面視で矩形状
に並んだ4本のスリット22、24、26、28が形成
されており、これらのスリット22、24、26、28
の間に設けられた各連結部30をニッパ等で切断するこ
とによって、蓋部20を底壁部14Bから容易に取り外
すことができるようになっている。
【0016】図4に示される如く、フットダクトパネル
14の吹出口16には、リヤヒートダクト32の車両前
方側の端部32Aが下方から上方へ向かって(図4の矢
印A方向へ向かって)嵌合している。また、リヤヒート
ダクト32の下部には、上方へ向けて凹部34が形成さ
れており、この凹部34内に、フロアパネル36に配設
されてフロアリインフォース38が挿入されている。
【0017】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態の車両用空調装置のヒータユニット構造では、ケ
ース本体10の傾斜面10Cとでフットダクト12を形
成する、フットダクトパネル14が、側面視で略L字状
となっており、その底壁部14Bには、縦壁部14Aと
同方向へ向けて外周部にエアガイド18が形成された吹
出口16が形成されている。このため、フットダクトパ
ネル14を成形型を使用して樹脂材により製造する場合
には、型抜き方向が一方向(図2の矢印B方向)のみと
なる。従って、型点数を削減でき製造コストを下げるこ
とができる。
【0018】また、本実施形態の車両用空調装置のヒー
タユニット構造では、ケース本体10の傾斜面10Cに
設けられた吹出口11から吹出された空気(図1の矢印
W)は、フットダクトパネル14の縦壁部14Aの内側
面に当たり、その後、ケース本体10の傾斜面10Cと
フットダクトパネル14とで形成されたフットダクト1
2内を流れ、フットダクト12の左右両端開口に分配さ
れると共に、吹出口16にも分配される。このため、フ
ットダクト12を介して、調和された空気が運転席の足
元、助手席の足元、及びリヤヒータダクト32に向かっ
て的確に送風され、送風性能が向上する。
【0019】また、本実施形態の車両用空調装置のヒー
タユニット構造では、リヤヒートダクト32と接続する
場合には、スリット22、24、26、28の間に形成
された各連結部30をニッパ等で切断することによっ
て、蓋部20を容易に取り外すことができるため、組付
け作業性が良い。
【0020】さらに、本実施形態の車両用空調装置のヒ
ータユニット構造では、吹出口16が下方に向いてお
り、リヤヒートダクト32と接続するエアガイド18も
下方へ向けて形成されている。このため、リヤヒートダ
クト32の端部32Aを下方(図4の矢印A方向)から
エアガイド18に嵌合できる。従って、リヤヒートダク
ト32を組付ける際に、リヤヒートダクト32をフロア
パネル36の上面36Aに沿った方向(図4矢印C方
向)へスライドする必要がない。このため、フロアリイ
ンフォース38を避けるために形成する凹部34のフロ
アパネル36の上面36Aに沿った方向の長さLを短く
でき、リヤヒートダクト32の通風抵抗を低減できる。
【0021】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。
【0022】例えば、本実施形態の車両用空調装置のヒ
ータユニット構造では、ケース本体10の下部にフット
ダクトパネル14を接着等によって取付けたが、これに
代えて、図5に示される如く、フットダクトパネル14
の縦壁部14Aの上端部に左右一対の爪部40を形成す
ると共に、フランジ14Cの上端部に左右一対の係合部
42を形成し、これらの爪部40と係合部42とで、ケ
ース本体10の下部にフットダクトパネル14を取付け
ても良い。この場合には、図6に示される如く、ケース
本体10の縦壁部10Aに、フットダクトパネル14を
上方(図6の矢印C方向)へ移動することによって、爪
部40が容易に係合する平面視でコ字状の引っ掛け部4
4を形成すると共に、図7(A)に示される如く、ケー
ス本体10の底壁部10Bに、係合孔46を形成し、図
7(B)に示される如く、この係合孔46に、フットダ
クトパネル14の係合部42をパッキン48を介して係
合させる構成としても良い。
【0023】また、本実施形態の車両用空調装置のヒー
タユニット構造では、スリット22、24、26、28
と連結部30とで、蓋部20を取り外し可能とし、リヤ
ヒートダクト取付用の吹出口16を選択的に使用可能と
したが、スリット22、24、26、28と連結部30
に代えてミシン目等の他の手段によって蓋部20を取り
外し可能としても良い。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の車両用空調装置
のヒータユニット構造は、車両前後方向に傾斜する傾斜
面を持ち、傾斜面に開口された吹出口を有するケース本
体と、ケース本体に取付けられ、傾斜面とで左右両端部
が開口されたフットダクトを形成する側面視で略L字状
とされたフットダクト形成手段と、を備え、フットダク
トの左右両端開口がそれぞれ運転席側の吹出口と助手席
側の吹出口となっているため、型点数を削減し、且つ吹
出風の分配もできるという優れた効果を有する。
【0025】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
車両用空調装置のヒータユニット構造において、フット
ダクト形成手段の下面には、選択的に使用可能となるリ
ヤヒートダクト取付用の吹出口が設けられているため、
請求項1記載の効果に加えて、リヤヒートダクトにも吹
出風を分配できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用空調装置のヒ
ータユニット構造を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車両用空調装置のヒ
ータユニット構造のフットダクトパネルを示す斜視図で
ある。
【図3】本発明の一実施形態に係る車両用空調装置のヒ
ータユニット構造のフットダクトパネルの底壁部を示す
平面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る車両用空調装置のヒ
ータユニット構造のリヤヒートダクトとの連結状態を示
す概略側断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る車両用空調装置の
ヒータユニット構造を示す斜視図である。
【図6】図6の一部を示す拡大斜視図である。
【図7】(A)は本発明の他の実施形態に係る車両用空
調装置のヒータユニット構造の係合部を示す分解断面図
であり、(B)は本発明の他の実施形態に係る車両用空
調装置のヒータユニット構造の係合部を示す断面図であ
る。
【図8】従来の実施形態に係る車両用空調装置のヒータ
ユニット構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ヒータユニットのケース本体 10A 縦壁部 10B 底壁部 10C 傾斜面 11 フットダクト用の吹出口 12 フットダクト 14 フットダクトパネル(フットダクト形成手段) 14A 縦壁部 14B 底壁部 16 リヤヒートダクト用の吹出口 20 蓋部 22 スリット 24 スリット 26 スリット 28 スリット 30 連結部 32 リヤヒートダクト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前後方向に傾斜する傾斜面を持ち、
    前記傾斜面に開口された吹出口を有するケース本体と、 該ケース本体に取付けられ、前記傾斜面とで左右両端部
    が開口されたフットダクトを形成する側面視で略L字状
    とされたフットダクト形成手段と、 を備え、 前記フットダクトの左右両端開口がそれぞれ運転席側の
    吹出口と助手席側の吹出口となっていることを特徴とす
    る車両用空調装置のヒータユニット構造。
  2. 【請求項2】 前記フットダクト形成手段の下面には、
    選択的に使用可能となるリヤヒートダクト取付用の吹出
    口が設けられていることを特徴とする請求項1記載の車
    両用空調装置のヒータユニット構造。
JP18243396A 1996-07-11 1996-07-11 車両用空調装置のヒータユニット構造 Pending JPH1024724A (ja)

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JP18243396A JPH1024724A (ja) 1996-07-11 1996-07-11 車両用空調装置のヒータユニット構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170040817A (ko) * 2015-10-05 2017-04-14 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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